JP2010133649A - 給湯機用リモートコントローラおよびこれを備えた給湯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】チャイルドロック機能の解除方法が分からない人でも給湯機から所望温度の給湯を受け易い給湯機用リモートコントローラを得ること。
【解決手段】湯を沸き上げて所定の給湯先に供給する給湯機本体の入力装置として機能する給湯機用リモートコントローラ100Aを構成するにあたり、給湯機本体での運転条件に係る情報を入力する操作部91と、操作部からの入力を無効にするロック部96eと、予め定められた終了条件が成立したときにロック部による入力の無効を解除するロック解除部96fとを設ける。
【選択図】 図4

Description

本発明は、給湯機用リモートコントローラおよびこれを備えた給湯機に関し、特に誤操作を抑制または制限するロック機能(以下、「チャイルドロック機能」という)を有する給湯機用リモートコントローラおよびこれを備えた給湯機に関する。
今日では、例えば台所の壁面や居間の壁面や浴室の壁面等に設置した給湯機用リモートコントローラから給湯温度の変更や浴槽への湯張り湯量の変更等の操作を行うことができる給湯機が開発されている。当該給湯機では、例えば幼児がいたずらに給湯機用リモートコントローラを操作すると、給湯温度が高温になったり、給湯できなくなったり、湯が沸上げられなかったりする等の不具合が生じることがあるため、誤操作を抑制または制限するチャイルドロック機能を有する給湯機用リモートコントローラも開発されている。
チャイルドロック機能を有する給湯機用リモートコントローラでは、チャイルドロック機能が発動されているときには入力操作の受付を制限して誤操作を防止しており、所定の指令が入力されてチャイルドロック機能が解除されると全ての入力操作が受け付けられるようになる。複数台の給湯機用リモートコントローラを備えた給湯機では、チャイルドロック機能の解除指令を入力することができる給湯機用リモートコントローラを1台に限定したものもあるが、例えば特許文献1には、各給湯機用リモートコントローラ(リモコン)から上記の解除指令を入力することができる給湯機が記載されている。
特開2004−325015号公報
チャイルドロック機能を有する給湯機用リモートコントローラを備えた給湯機では、チャイルドロック機能の解除指令の入力方法を知っている人しかチャイルドロック機能を解除することができない。このため、チャイルドロック機能を解除し忘れると、チャイルドロック機能の解除方法を知らない来訪者やチャイルドロック機能の解除方法を忘れてしまった人が所望温度の給湯を受けられなくなることがあり、その利便性が低下する。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、チャイルドロック機能の解除方法が分からない人でも給湯機から所望温度の給湯を受け易くする給湯機用リモートコントローラ、およびこれを備えた給湯機を得ることを目的とする。
本発明の給湯機用リモートコントローラは、湯を沸き上げて所定の給湯先に供給する給湯機本体の入力装置として機能する給湯機用リモートコントローラであって、給湯機本体での運転条件に係る情報を入力する操作部と、操作部からの入力を無効にするロック部と、予め定められた終了条件が成立したときにロック部による入力の無効を解除するロック解除部とを備えている。
本発明の給湯機用リモートコントローラでは、操作部からの入力がロック部により無効にされても、予め定められた終了条件が成立するとロック部による入力の無効(チャイルドロック)がロック解除部により自動的に解除される。このため、チャイルドロック機能の解除方法が分からない人でも、チャイルドロック機能が自動的に解除されるのを待てば、その後は給湯機から所望温度の給湯を容易に受けることができる。したがって、本発明によれば、チャイルドロック機能を設けたことによる利便性の低下が抑えられる。
以下、本発明の給湯機用リモートコントローラおよび給湯機それぞれの実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は以下に説明する実施の形態に限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の給湯機の一例を示す概略図である。同図に示す給湯機110は、水を湯に沸き上げて所望箇所に給湯する機能と、温水式床暖房装置や浴槽150等の外部負荷設備で用いられて温度低下した湯を再加熱する機能とを有するものであり、ヒートポンプユニット10と、貯湯タンク20や本体側制御装置80等を有する給湯機本体90と、本発明の給湯機用リモートコントローラに含まれる給湯機用リモートコントローラ100A(以下、単に「リモートコントローラ100A」という)とを備えている。以下、給湯機110の各構成要素について説明する。
上記のヒートポンプユニット10は、二酸化炭素等を冷媒として用いた冷凍サイクルシステム(図示せず)を有し、給湯機本体90中の貯湯タンク20に貯留された低温水を湯に沸き上げる熱源機として機能する。
一方、給湯機本体90は貯湯タンク20、給水管路30、加熱循環管路40、給湯管路50、放熱側循環管路60、負荷側循環管路70、再加熱用熱交換器75、本体側制御装置80等を有している。上記の貯湯タンク20は、給水管路30から供給される低温水を貯留すると共にヒートポンプユニット10で沸き上げられた湯を貯留する。この貯湯タンク20の下部には給水管路30、加熱循環管路40の往き管40a、および放熱側循環管路60の戻り管60bが接続され、上部には加熱循環管路40の戻り管40b、給湯管路50、および放熱側循環管路60の往き管60aが接続される。
給水管路30は、市水等の低温水を貯湯タンク20および給湯管路50中の第1〜第2混合弁43a,43bに供給する管路であり、減圧弁(図示せず)と第1〜第3給水管部30a〜30cとを有している。減圧弁は、第1給水管部30aの途中に設けられて、水道等の水源(図示せず)からの低温水の水圧を所定値に減じる。第1給水管部30aは水源と貯湯タンク20とを繋ぎ、第2給水管部30bは第1給水管部30aから分岐して該第1給水管部30aと第1混合弁43aとを繋ぎ、第3給水管部30cは第1給水管部30aから分岐して該第1給水管部30aと第2混合弁43bとを繋ぐ。図示の例では、給湯先の例として1つの給湯栓160が示されている。給水管路30での低温水の流れ方向を図1中に実線の矢印Aで示してある。
加熱循環管路40は、貯湯タンク20の下部からヒートポンプユニット10中の放熱器(熱交換器;図示せず)を経由して貯湯タンク20の上部に達する管路であり、第1温度センサ33と循環ポンプ35とが設けられた往き管40a、および戻り管40bを有している。往き管40aは貯湯タンク20の下部と上記放熱器とを繋ぎ、戻り管40bは上記放熱器と貯湯タンク20の上部とを繋ぐ。第1温度センサ33は、往き管40aを流れる水の温度を検知する。ヒートポンプユニット10および循環ポンプ35を起動させると、貯湯タンク20下部の低温水が往き管40aに流入し、上記放熱器での熱交換により湯に沸き上げられた後に戻り管40bを通って貯湯タンク20の上部に戻される。加熱循環管路40での湯水の流れ方向を図1中に実線の矢印Bで示してある。
給湯管路50は、貯湯タンク20に貯留された湯と第1給水管部30aまたは第2給水管部30bからの低温水とを電動式の第1または第2混合弁43a,43bで混合して所定温度の湯を調製し、該湯を浴槽150等の外部負荷設備や給湯栓160等の給湯先に供給する。この給湯管路50は、上記第1混合弁43aおよび第2混合弁43bの他に第2温度センサ45、電動式の注水弁47、流量センサ49、および第1〜第3給湯管部50a〜50cを有している。
上記の第1給湯管部50aは貯湯タンク20の上部と第1〜第2混合弁43a,43bとを繋ぎ、第2給湯管部50bは第1混合弁43aと負荷側循環管路70での戻り管70bとを繋ぎ、第3給湯管部50cは第2混合弁43bと給湯栓160とを繋ぐ。第2温度センサ45は第2給湯管部50bを流れる湯水の温度を検知し、注水弁47は第2給湯管部50bでの湯水の流量を調整し、流量センサ49は第2給湯管部50bでの湯水の流量を検知する。給湯管路50での湯水の流れ方向を図1中に実線の矢印Cで示してある。
放熱側循環管路60は、貯湯タンク20の上部から再加熱用熱交換器75を経由して貯湯タンク20の下部に達する管路であり、往き管60aと、放熱側循環ポンプ55が設けられた戻り管60bとを有している。往き管60aは貯湯タンク20の上部と再加熱用熱交換器75の上部とを繋ぎ、戻り管60bは再加熱用熱交換器75の下部と貯湯タンク20の下部とを繋ぐ。放熱側循環ポンプ55を起動させると、貯湯タンク20上部の湯が往き管60aに流入し、再加熱用熱交換器75および戻り管60bを経由して貯湯タンク20の下部に戻る。放熱側循環管路60での湯水の流れ方向を図1中に実線の矢印Dで示してある。
負荷側循環管路70は、浴槽150から再加熱用熱交換器75を経由して再び浴槽150に戻る管路であり、負荷側循環ポンプ65が設けられた往き管70aと、水位センサ67が設けられた戻り管70bとを有している。往き管70aは浴槽150と再加熱用熱交換器75とを繋ぎ、戻り管70bは再加熱用熱交換器75と浴槽150とを繋ぐ。負荷側循環ポンプ65を起動させると、浴槽150内の浴水150aが往き管70aに流入し、再加熱用熱交換器75および戻り管70bを経由して浴槽150に戻る。負荷側循環管路70での湯水の流れ方向を図1中に実線の矢印Eで示してある。水位センサ67は、その取付け位置を基準にして戻り管70bの水圧から浴槽150での浴水150aの水位を検知する。なお、浴槽150内には浴槽アダプタ145が取り付けられ、上記の往き管70aおよび戻り管70bの各々は当該浴槽アダプタ145に接続される。
再加熱用熱交換器75は、放熱側循環管路60を流れる湯と負荷側循環管路70を流れる浴水150aとの間で熱交換を行って浴水150aを加熱する。この再加熱用熱交換器75としてプレート式の熱交換器を用いると熱交換効率を高め易くなり、結果として貯湯タンク20に戻す湯の温度を低下させ易くなる。
本体側制御装置80は、本体側制御部80aと本体側記憶部80bとを有しており、リモートコントローラ100Aに有線接続または無線接続されて該リモートコントローラ100Aと通信する。そして、本体側制御部80aは、リモートコントローラ100Aからユーザが入力した湯張り運転開始指令、追焚き運転開始指令等の指令や、リモートコントローラ100Aからユーザが入力して本体側記憶部80bに格納された沸上げ開始時刻、沸上げ温度、湯張り温度、湯張り湯量、給湯温度等の運転条件に係る情報や、第1温度センサ33、第2温度センサ45、流量センサ49、水位センサ67等のセンサの検出結果等に基づいて、各構成部材の動作を制御する。具体的には、ヒートポンプユニット10、循環ポンプ35、第1混合弁43a、第2混合弁43b、注水弁47、放熱側循環ポンプ55、および負荷側循環ポンプ65の動作を制御する。
給湯機本体90を構成する上述の構成部材のうち、給水管路30、加熱循環管路40、給湯管路50、および負荷側循環管路70をそれぞれ除いた残りの構成部材は、給湯機本体90内に納められている。給水管路30、加熱循環管路40、給湯管路50、および負荷側循環管路70の各々は、その一部が給湯機本体90の外部にまで延在している。
本体側制御装置80と通信するリモートコントローラ100Aは、指令や情報等を入力するための複数の入力スイッチを有する操作部91、および液晶表示パネル等のフラットディスプレイパネルを用いて構成されて操作部91から入力された指令や情報等を文字、図形、キャラクタ等の視覚情報にして表示する表示部92等を備えている。このリモートコントローラ100Aは、操作部91から入力された上記の指令や情報等を給湯機本体90、具体的には本体側制御部80aに送る。また、給湯機本体90から運転状況等の情報を受信して、該情報を表示部92に表示する。ただし、操作部91中のチャイルドロック発動スイッチ91aが操作されてチャイルドロック機能が発動した後は、所定の終了条件が成立するまで操作部91からの入力が無効になる。このリモートコントローラ100Aは、例えば浴室に設置される。
上述の各構成部材を備えた給湯機110では、例えばユーザがリモートコントローラ100Aから入力した沸上げ開始時刻になると、本体側制御装置80による制御の下にヒートポンプユニット10および循環ポンプ35が起動されて沸上げ運転が開始され、第1温度センサ33の検出結果から所定温度の湯が貯湯タンク20に所定量貯留されたと判断されるまで継続される。この間、貯湯タンク20の下部から加熱循環管路40に低温水が流入し、ヒートポンプユニット10で湯に沸き上げられて貯湯タンク20の上部から該貯湯タンク20に戻される。
例えば、沸上げ運転を終了させる契機となる第1温度センサ33の検知温度を高温に設定すれば、図2に概略的に示すように、貯湯タンク20内の湯水の略全量を高温(例えば90℃)の湯HWに沸上げて、貯湯タンク20の底部側に少量の低温水CWが残った状態にすることができる。また、沸上げ運転を終了させる契機となる第1温度センサ33の検知温度を低温に設定すれば、図3に概略的に示すように、貯湯タンク20内の湯水の一部のみを高温の湯HWに沸上げ、貯湯タンク20の底部側に比較的多量の低温水CWが残った状態とすることができる。湯の使用量について履歴をとり、該履歴に基づいて沸上げ運転時の沸上げ湯量を適量に調節する学習機能を本体側制御装置80に付加すれば、無駄な湯の沸上げを抑えることができる。なお、図2および図3においては、高温の湯HWと低温水CWとを区別するために、高温の湯HWにスマッジングを付してある。
ユーザが給湯栓160を開けると、給湯栓160が開いたことが例えば第3給湯管部50cに設けられたセンサ(図示せず)によって検出され、給湯運転が開始される。この給湯運転では、本体側制御装置80による制御の下に第2混合弁43bでの第1給湯管部50a側の弁開度および第3給水管部30c側の弁開度がそれぞれ調整されて、所定の給湯温度に調製された湯が給湯栓160から出湯する。
また、ユーザがリモートコントローラ100Aから湯張り運転開始指令を入力すると、湯張り運転が開始される。本体側制御装置80による制御の下に注水弁47が開弁すると共に、第1混合弁43aでの第1給湯管部50a側の弁開度および第2給水管部30b側の弁開度が第2温度センサ45の検知結果に基づいて本体側制御装置80により調整され、所定湯張り温度の湯が第2給湯管部50bから負荷側循環管路70の往き管70a、戻り管70bへと流れて浴槽150に流入する。流量センサ49および水位センサ67それぞれの検知結果に基づく浴槽150への給湯量が湯張り湯量に達すると、本体側制御装置80による制御の下に注水弁47が閉弁して湯張り運転が終了する。
ユーザがリモートコントローラ100Aから追焚き運転開始指令を入力すると、本体側制御装置80による制御の下に放熱側循環ポンプ55および負荷側循環ポンプ65が起動されて追焚き運転が開始される。貯湯タンク20に貯留されている湯が放熱側循環管路60に流入する一方で浴槽150内の浴槽150aが負荷側循環管路70に流入し、放熱側循環管路60を流れる湯と負荷側循環管路70を流れる浴水150aとの間で再加熱用熱交換器75により熱交換が行われて浴水150aが加熱(追焚き)され、該加熱された浴水150aが負荷側循環管路70の戻り管70bから浴槽150に戻される。この追焚き運転は、例えば戻り管70bに配置された温度センサ(図示せず)の検出結果から浴槽150内の浴水150aが所定温度にまで加熱されたと判断されるまで継続される。
上述した各運転を行う給湯機110は、リモートコントローラ100Aの構成および機能に特徴を有しているので、以下、リモートコントローラ100Aの構成および機能について図4および図5を参照して説明する。
図4は、図1に示した給湯機での給湯機用リモートコントローラを概略的に示す機能ブロック図である。同図に示すよう、リモートコントローラ100Aは、上述した操作部91および表示部92の他にスピーカ部93、センサ部94、送受信処理部95、リモート側制御部96A、および記憶部97を備えている。図4に示した構成要素のうちで既に図1を参照して説明した構成要素については、図1で用いた参照符号と同じ参照符号を付してその説明を省略する。
上記のスピーカ部93は、操作部91から所定の指令や情報が入力されて給湯機本体90(図1参照)の操作が設定されたときや、リモートコントローラ100Aが給湯機本体90から所定の情報、例えば追焚き完了等の情報を受信したとき等に動作して、所定の音、合成音声、メロディ等を再生する。また、センサ部94は、例えば赤外線放射量の変化等から人を検知することができる人感センサを用いて構成される。当該センサ部94の検知結果は、リモート側制御部96Aに送られる。送受信処理部95は、給湯機本体90への指令や情報の送信に係る処理、給湯機本体90から送られてくる運転状況等の情報の受信に係る処理を行う。
そして、リモート側制御部96Aは、操作部91からの入力内容、送受信処理部95の受信内容、センサ部94の検知結果等に応じて、表示部92、スピーカ部93、および送受信処理部95の動作制御や、チャイルドロック機能の発動および解除を行う。そのために、当該リモート側制御部96Aは、入力処理部96a、表示制御部96b、スピーカ制御部96c、通信管理部96d、ロック部96e、およびロック解除部96fを有している。
上記の入力処理部96aは、操作部91から入力された指令や情報等のうち、給湯機本体90への指令や情報に係るものは通信管理部96dに送り、チャイルドロック機能の発動に係るものはロック部96eに送る。また、送受信処理部95が給湯機本体90から受信した情報を通信管理部96dに送る。表示制御部96bは、通信管理部96d、ロック部96e、およびロック解除部96fの制御の下に表示部92の動作を制御して、文字、図形、キャラクタ等の視覚表示を表示部92に行わせる。
通信管理部96dは、給湯機本体90へ送信すべき指令や情報が入力処理部96aから送られてきたときには、送受信処理部95の動作を制御して当該指令や情報に対応する信号を給湯機本体90宛に送信させると共に、スピーカ部93が所定の音、合成音声、メロディ等を再生するようにスピーカ制御部96cの動作を制御する。また、送受信処理部95が給湯機本体90から所定の情報、例えば追焚き完了等の情報を受信したときには、該情報データに対応した視覚表示を表示部92が行うように表示制御部96bの動作を制御すると共に、スピーカ部93が所定の音、合成音声、メロディ等を再生するようにスピーカ制御部96cの動作を制御する。
ロック部96eは、操作部91中のチャイルドロック発動スイッチ91a(図1参照)によりチャイルドロック機能の発動が指示されると、チャイルドロック機能を発動させる。すなわち、入力処理部96aの動作を制御して操作部91からの入力を無効にする。また、チャイルドロック機能が発動中であることを報知する所定の視覚表示を表示部92が行うように、表示制御部96bの動作を制御する。
ロック解除部96fは、予め定められた終了条件が成立したときにロック部96eによる入力の無効を解除する。また、チャイルドロック機能が解除されたことを報知する所定の視覚表示を表示部92が行うように、表示制御部96bの動作を制御する。
リモートコントローラ100Aにおける上記の終了条件は、具体的には、ロック部96eが操作部91からの入力を無効にしてからの経過時間(チャイルドロック機能の発動からの経過時間)と、センサ部94の検知結果から無人状態であると判断されてからの経過時間である。ロック解除部96fは、チャイルドロック機能が発動されると計時を開始する。また、これとは別に、センサ部94の検知結果を監視して該センサ部94の検知結果から無人状態であると判断されると、計時を開始する。
そして、当該ロック解除部96fは、上記2つの経過時間のうちの一方でも予め定められた時間を超過すると終了条件が成立したと判断して、ロック部96eによる入力の無効を解除する。すなわち、チャイルドロック機能を解除する。なお、上記2つの経過時間の上限値は、それぞれ別個に、例えば給湯機110(図1参照)のメーカにより予め定められて記憶部97に格納される。センサ部94の検知結果から無人状態であると判断されてからの経過時間については、その上限値を0(ゼロ)秒とすることもできる。
図5は、図1に示した給湯機で給湯機用リモートコントローラがチャイルドロック機能を解除するまでに行う処理の一例を概略的に示すフローチャートである。同図に示す例では、図1に示したリモートコントローラ(給湯機用リモートコントローラ)100AがステップS1〜S8の処理を行って、チャイルドロック機能を解除する。
最初に行われるステップS1では、チャイルドロック機能がロック部96eにより発動されているか否かをロック解除部96f(図4参照)が判断する。このステップS1でチャイルドロック機能が発動されていないと判断されたときには処理を終了し、発動されていると判断されたときにはステップS2に進む。
ステップS2では、チャイルドロック機能の発動からの経過時間の計時をロック解除部96fが開始する。次いで行われるステップS3では、ロック解除部96fがセンサ部94(図4参照)の検知結果の取得を開始すると共に、該検知結果に基づいて無人状態であると判断される度に、該無人状態であると判断されてからの経過時間(以下、「無人時間」という)を計時し始める。
ステップS4では、チャイルドロック発動からの経過時間が予め定められた上限値を超えたか否かをロック解除部96fが判断する。このステップS4で上記の経過時間が上限値を超えたと判断されたときにはステップS5に進んで、ロック解除部96fがチャイルドロックを解除する。この後、ステップS6に進み、ステップS2で開始した計時の結果をロック解除部95fがクリアしてから処理を終了する。
一方、上述のステップS4で上記の経過時間が上限値を超えていないと判断されたときにはステップS7に進んで、センサ部94(図4参照)の検知結果に基づき当該センサ部94により人が検知されたか否かをロック解除部96fが判断する。このステップS7で人が検知されたと判断されたときには、無人時間の計時をクリアしてステップS3に戻って該ステップS3以降を繰り返し、人が検知されていないと判断されたときにはステップS8に進む。
ステップS8では、無人時間が予め定められた上限値を超えたか否かをロック解除部96fが判断する。このステップS8で無人時間が上限値を超えていないと判断されたときにはステップS4に戻って該ステップS4以降を繰り返し、無人時間が上限値を超えたと判断されたときには、前述したステップS5に進んでロック解除部96fがチャイルドロックを解除した後にステップS6に進み、センサ部94(図4参照)の検知結果に基づいてステップS2で開始した計時の結果をロック解除部95fがクリアしてから処理を終了する。
上述のようにしてチャイルドロック機能を解除するリモートコントローラ100Aを備えた給湯器110(図1参照)では、チャイルドロック機能が発動された後に前述の終了条件が成立すると、ロック解除部96f(図4参照)がチャイルドロック機能を自動的に解除する。このため、チャイルドロック機能の解除方法が分からない人でも、チャイルドロック機能が自動的に解除されるのを待てば、その後は給湯機から所望温度の給湯を容易に受けることができる。したがって、給湯機110では、チャイルドロック機能を設けたことによる利便性の低下が抑えられる。
実施の形態2.
本発明の給湯機用リモートコントローラでは、浴槽での浴水の水位変化を基に浴室内が無人状態になったか否かを判断し、無人状態になってからの経過時間が予め定められた時間を超過したときにチャイルドロック機能が解除されるように構成することもできる。給湯機用リモートコントローラを上記のように構成する場合、該給湯機用リモートコントローラは、例えば、湯を沸き上げて浴槽に供給することができると共に浴槽での浴水の水位を水位センサにより検知することができる給湯機本体の入力装置として用いられる。勿論、浴室内の所定箇所や浴槽に水位センサを設置すれば、水位センサを備えていない給湯機本体の入力装置として当該給湯機用リモートコントローラを用いることもできる。
図6は、本発明の給湯機用リモートコントローラの他の例を概略的に示す機能ブロック図である。同図に示す給湯機用リモートコントローラ100B(以下、単に「リモートコントローラ100B」という)は、図1に示したリモートコントローラ100Aの代わりに給湯機110(図1参照)の入力装置として用いることができるものであり、図4に示したセンサ部94を備えていないという点、および図4に示したリモート側制御部96Aに代えてリモート側制御部96Bを備えているという点をそれぞれ除き、図4に示したリモートコントローラ100Aと同様の構成を有している。図6に示す構成要素のうちで図4に示した構成要素と共通するものについては、図4で用いた参照符号と同じ参照符号を付してその説明を省略する。
上記のリモート側制御部96Bは、図4に示したリモート側制御部96Aに水位情報取得部96gを付加した構成を有している。この水位情報取得部96gは、例えばチャイルドロック機能が発動された後に送受信処理部95(図1参照)の動作を制御して、水位センサ67の検知結果の送信を求める水位情報送信要求を本体側制御部80a(図1参照)に周期的に送信させる。また、送受信処理部95が本体側制御部80aから水位センサ67の検知結果を受信したときには、送受信処理部95から当該検知結果を得て記憶部97に格納する。
ロック解除部96fは、チャイルドロック機能が発動された後、記憶部97に格納された上記の検知結果のうちの最新の検知結果と1つ前の検知結果とを基にして得られる浴槽150(図1参照)での水位変化から浴槽150への入浴者の入浴間隔を監視する。入浴者が浴槽150に入ると浴水150a(図1参照)の水位が急激に上がり、入浴者が浴槽150から出ると浴水150aの水位が急激に下がるので、浴水150aの水位が急激に下がってから急激に上がるまでの時間を計時することにより、入浴者の入浴間隔を監視することができる。ロック解除部96fは、当該入浴間隔が予め定められた時間(条件値)を超過すると終了条件が成立したものと判断して、チャイルドロック機能を解除する。入浴間隔についての上記の時間(上限値)は、例えば給湯器110のメーカにより予め設定されて記憶部97に格納される。
上述したロック解除部96fおよび水位情報取得部96gを有するリモートコントローラ100Bを給湯機の入力装置として用いた場合には、実施の形態1で説明した給湯機110(図1参照)におけるのと同様の理由から、給湯機から所望温度の給湯を容易に受けることができる。チャイルドロック機能を設けたことによる利便性の低下が抑えられる。
以上、本発明の給湯機用リモートコントローラおよび給湯機について実施の形態を挙げて説明したが、前述のように、本発明は上記の形態に限定されるものではない。本発明の給湯機用リモートコントローラは、給湯機本体と通信する機能、チャイルドロックを発動させる機能、および予め定められた終了条件が成立したときにチャイルドロック機能を自動的に解除する機能を有していればよく、当該給湯機用リモートコントローラの構成は適宜選定可能である。
また、チャイルドロックの発動により禁止される入力操作を予め設定された一部の入力操作のみに限定してもよい。例えば、浴室に設置されたリモートコントローラがチャイルドロックされていても、浴室外(例えば台所)に設置されたリモートコントローラへのインターホンによる通話やブザーによる呼び出し等の報知機能の入力や、浴槽への高温さし湯等の停止等、安全性にかかわる、または安全側に動作する入力操作についてはロックしないように構成してもよい。
実施の形態1で説明した2つの経過時間、すなわちチャイルドロック機能の発動からの経過時間と、センサ部の検知結果から無人状態であると判断されてからの経過時間のうちのいずれか一方のみをロック解除部が計時し、当該経過時間が予め定められた時間(条件値)を超過すると、終了条件が成立したものとロック解除部が判断してチャイルドロック機能を解除するように給湯機用リモートコントローラを構成することもできる。
また、実施の形態1で説明したチャイルドロック機能の発動からの経過時間と、実施の形態2で説明した入浴間隔とをロック解除部が計時し、当該経過時間および入浴間隔のいずれか一方が予め定められた時間(条件値)を超過すると、終了条件が成立したものとロック解除部が判断してチャイルドロック機能を解除するように給湯機用リモートコントローラを構成することもできる。
本発明の給湯機は、上述した本発明の給湯機用リモートコントローラを備えていればよく、給湯機用リモートコントローラ以外の構成は適宜変更可能である。例えば、水を湯に沸き上げる熱源機としては、ヒートポンプユニットに代えて、貯湯タンク内に配置されたヒータや、ガス燃焼装置等を用いることもできる。温水式床暖房装置や浴槽等の外部負荷設備で用いられて温度低下した湯を再加熱する機能を付加するか否かは適宜選択可能である。本発明の給湯機用リモートコントローラおよび給湯機については、上述した以外にも様々な変形、装飾、組み合わせ等が可能である。
本発明の給湯機用リモートコントローラおよび給湯機は、家庭用または業務用の給湯機用リモートコントローラおよび給湯機として用いることができる。
本発明の給湯機の一例を示す概略図である。 図1に示した給湯機での沸上げ運転完了時における沸上げ湯量の一例を示す概略図である。 図1に示した給湯機での沸上げ運転完了時における沸上げ湯量の他の例を示す概略図である。 図1に示した給湯機での給湯機用リモートコントローラを概略的に示す機能ブロック図である。 図1に示した給湯機で給湯機用リモートコントローラがチャイルドロック機能を解除するまでに行う処理の一例を概略的に示すフローチャートである。 本発明の給湯機用リモートコントローラの他の例を概略的に示す機能ブロック図である。
符号の説明
10 ヒートポンプユニット
20 貯湯タンク
30 給水管路
40 加熱循環管路
50 給湯管路
60 放熱側循環管路
67 水位センサ
70 負荷側循環管路
75 再加熱用熱交換器
80 本体側制御装置
90 給湯機本体
91 操作部
91a チャイルドロック発動スイッチ
92 表示部
93 スピーカ部
94 センサ部
95 送受信処理部
96A,96B リモート側制御部
96a 入力処理部
96b 表示制御部
96c スピーカ制御部
96d 通信管理部
96e ロック部
96f ロック解除部
96g 水位情報取得部
97 記憶部
100A,100B リモートコントローラ(給湯機用リモートコントローラ)
110 給湯機

Claims (6)

  1. 湯を沸き上げて所定の給湯先に供給する給湯機本体の入力装置として機能する給湯機用リモートコントローラであって、
    前記給湯機本体での運転条件に係る情報を入力する操作部と、
    該操作部からの入力を無効にするロック部と、
    予め定められた終了条件が成立したときに前記ロック部による入力の無効を解除するロック解除部と、
    を備えていることを特徴とする給湯機用リモートコントローラ。
  2. 前記ロック解除部は、前記ロック部が前記操作部からの入力を無効にしてからの経過時間が予め定められた時間を超過すると前記終了条件が成立したと判断して、前記ロック部による入力の無効を解除することを特徴とする請求項1に記載の給湯機用リモートコントローラ。
  3. 人を検知することができるセンサ部を更に有し、
    前記ロック解除部は、前記センサ部が人を検知しなくなってからの経過時間が予め定められた時間を超過すると前記終了条件が成立したと判断して、前記ロック部による入力の無効を解除する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の給湯機用リモートコントローラ。
  4. 湯を沸き上げて浴槽に供給すると共に前記浴槽での浴水の水位を水位センサにより検知することができる給湯機本体の入力装置として機能し、
    前記水位センサの検知結果を取得する水位情報取得部を更に有し、
    前記ロック解除部は、前記水位情報取得部が取得した水位センサの検知結果に基づく前記浴水の水位変化から前記浴槽への入浴間隔を監視し、該入浴間隔が予め定められた時間を超過すると前記終了条件が成立したと判断して、前記ロック部による入力の無効を解除する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の給湯機用リモートコントローラ。
  5. 前記ロック部は、前記操作部からの入力のうち、予め設定された一部の入力以外を無効にすることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の給湯機用リモートコントローラ。
  6. 湯を沸き上げて所定の給湯先に供給する給湯機本体と、該給湯機本体の入力装置として機能する給湯機用リモートコントローラとを備えた給湯機であって、
    前記給湯機用リモートコントローラは、請求項1から5のいずれかに記載の給湯機用リモートコントローラであることを特徴とする給湯機。
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JP2015206516A (ja) * 2014-04-18 2015-11-19 三菱電機株式会社 給湯機
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CN108826431A (zh) * 2018-08-20 2018-11-16 万家乐热能科技有限公司 一种带防误触功能的壁挂炉及其控制方法

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