JP3852243B2 - インク記録方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、記録媒体上にインクを供給して画像を形成するインク記録方法に係り、特に、上記のようにインクを記録媒体上に供給して画像を形成した場合に、フェザリングやブリーディングと呼ばれるインクの滲みが発生するのを防止すると共に、インクが記録媒体に十分に定着されるようにした点に特徴を有するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、インクジェットプリンター等のインク記録装置においては、染料や顔料を水系媒体に溶解或いは分散させたインクをインク吐出装置から紙等の記録媒体上に吐出させて、記録媒体上にインクによる画像を形成するようにしていた。
【0003】
しかし、上記のようなインクを紙等の記録媒体上に吐出させて、この記録媒体にインクによる画像を形成するようにした場合、記録媒体上においてインクが滲んで、フェザリングやブリーディングと呼ばれるインクの滲みが生じるという問題があり、また顔料を用いたインクの場合には、顔料が記録媒体中に浸透せずに記録媒体上に残った状態となるため、摩擦等によって顔料が記録媒体上から取れたりするという問題があった。
【0004】
そこで、近年においては、特開平7−61117号公報に示されるように、ジエノフィル基を有する着色剤を用いたインクに対してジエン基を有する化合物を用い、或いはジエン基を有する着色剤を用いたインクに対してジエノフィル基を有する化合物を用い、それぞれディールス・アルダー反応させて、記録媒体上におけるインクの滲みや、記録媒体に対するインクの定着性を向上させるようにしたものが提案されている。
【0005】
ここで、この公報に示されるように、ジエノフィル基を有する着色剤を用いたインクに対してジエン基を有する化合物を用い、或いはジエン基を有する着色剤を用いたインクに対してジエノフィル基を有する化合物を用い、それぞれディールス・アルダー反応させるにあたり、着色剤に染料を用いたインクにおいては特に問題は生じないが、着色剤に顔料を用いたインクの場合、この顔料をインク中において分散させる分散剤が顔料表面に吸着し、これにより顔料が有するジエノフィル基又はジエン基が、化合物が有するジエン基又はジエノフィル基と十分に反応しなくなって、記録媒体上におけるインクの滲みや、記録媒体に対するインクの定着性を十分に向上させることができなくなるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、記録媒体上にインクを供給して画像を形成する場合における上記のような問題を解決することを課題とするものである。
【0007】
すなわち、この発明のインク記録方法においては、記録媒体上にインクを供給して画像を形成した場合に、記録媒体上においてフェザリングやブリーディングと呼ばれるインクの滲みが発生するのを防止すると共に、着色剤に顔料を用いたインクにおいても、このインクが記録媒体に十分に定着されるようにすることを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1のインク記録方法においては、上記のような課題を解決するため、記録媒体上にインクを供給して画像を形成するインク記録方法において、上記のインク中に2以上のジエノフィル基を有する高分子化合物を含有させ、このインク中における2以上のジエノフィル基を有する高分子化合物を記録媒体上において2以上のジエン基を有する高分子化合物と反応させるようにしたのである。
【0009】
また、この発明の第2のインク記録方法においては、記録媒体上にインクを供給して画像を形成するインク記録方法において、上記のインク中に2以上のジエン基を有する高分子化合物を含有させ、このインク中における2以上のジエン基を有する高分子化合物を記録媒体上において2以上のジエノフィル基を有する高分子化合物と反応させるようにしたのである。
【0010】
ここで、この発明における上記の第1及び第2のインク記録方法のように、上記のインク中に2以上のジエノフィル基(又はジエン基)を有する高分子化合物を含有させ、このインク中における2以上のジエノフィル基(又はジエン基)を有する高分子化合物を記録媒体上において2以上のジエン基(又はジエノフィル基)を有する高分子化合物と反応させると、記録媒体上においてジエノフィル基とジエン基とのディールス・アルダー反応が、使用する溶媒や、反応に関与しない他の化合物等に影響されず、また触媒を使用することもなく、常温もしくは加熱下において速やかに進行し、インクが速やかに記録媒体に定着されるようになる。
【0011】
このため、記録媒体上においてインクが滲むのが抑制され、フェザリングやブリーディングと呼ばれるインクの滲みのない良好な画像が得られると共に、顔料を用いたインクの場合にも、摩擦等によりインクの顔料が記録媒体上から剥がれて、形成された画像がかすれるといういうこともなく、安定した良好な画像が得られるようになる。
【0012】
ここで、上記の2以上のジエノフィル基を有する高分子化合物としては、例えば、下記の化1〜化7における構造式(A1)〜(A20)に示すような高分子化合物等を用いることができ、特に、ディールス・アルダー反応の進行を促進させたり、インクに用いた場合にインクの保存安定性を高めるためには、上記のジエノフィル基が、マレイミド構造の基や、アセチレンジカルボン酸から誘導される基であることが好ましい。
【0013】
【化1】
Figure 0003852243
【0014】
【化2】
Figure 0003852243
【0015】
【化3】
Figure 0003852243
【0016】
【化4】
Figure 0003852243
【0017】
【化5】
Figure 0003852243
【0018】
【化6】
Figure 0003852243
【0019】
【化7】
Figure 0003852243
【0020】
一方、上記の2以上のジエン基を有する高分子化合物としては、例えば、下記の化8〜化12における構造式(B1)〜(B15)に示すような高分子化合物等を用いることができ、特に、ディールス・アルダー反応の進行を促進させたり、インクに用いた場合にインクの保存安定性を高めるためには、上記のジエン基が、フラン構造の基や、チオフェン構造の基であることが好ましい。
【0021】
【化8】
Figure 0003852243
【0022】
【化9】
Figure 0003852243
【0023】
【化10】
Figure 0003852243
【0024】
【化11】
Figure 0003852243
【0025】
【化12】
Figure 0003852243
【0026】
ここで、上記の2以上のジエノフィル基又は2以上のジエン基を有する高分子化合物を水性インクに用いる場合には、この高分子化合物が水又は水と水性有機溶媒との混合溶媒中において溶解したり、乳化したり、膨潤したりするものであることが好ましい。
【0027】
そして、上記のような2以上のジエノフィル基又は2以上のジエン基を有する高分子化合物を得るにあたっては、ジエン基(又はジエノフィル基)の他に置換基として−OH,−SH,−NH2 ,−COOH,グリシジル基を有する化合物と、置換基としてグリシジル基,カルボキシル基,酸ハロゲン化物基,イソシアネート基,酸無水物基,アミノ基,ヒドロキシル基を有する高分子化合物とを用い、上記の置換基を介してジエン基(又はジエノフィル基)を有する化合物を高分子化合物と結合させて得ることができる。
【0028】
ここで、上記のグリシジル基,カルボキシル基,酸ハロゲン化物基,イソシアネート基,酸無水物基,アミノ基,ヒドロキシル基を有する高分子化合物としては、例えば、ビニル重合性の高分子化合物、ポリアミド,ポリエステル,ポリウレア,ポリウレタン及びこれらの共重合体からなる高分子化合物を用いることができる。
【0029】
そして、上記のような基を有するビニル重合性の高分子化合物を得るにあたっては、例えば、グリシジルメタクリレート,アクリル酸,メタクリル酸,アクリル酸クロリド,メタクリル酸クロリド,メタクロイルオキシエチルイソシアネート,アクリロイルイソシアネート,4−ビニルベンジルイソシアネート,無水マレイン酸,アリルアミン,N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]メタクリルアミド,4−ビニルピリジン,4−(ジメチルアミノ)スチレン,2−ヒドロキシエチルメタクリレート,2−ヒドロキシエチルアクリレート,ビニルアルコール,4−ヒドロキシスチレン等のモノマーを重合させるようにする。また、このようなビニル重合性高分子に水溶性を付与するためには、親水性又は水溶性の高い他のビニルモノマーを共重合させるようにする。そして、このような親水性又は水溶性の高いビニルモノマーとしては、例えば、ジメチルアクリルアミド,ジメチルメタクリルアミド,メタクロイルモルフォリン,アクリロイルモルフォリン,ポリエチレングリコールメタクリル酸エステル,ポリエチレングリコールアクリル酸エステル等を用いることができる。
【0030】
また、上記のような基を有するポリアミド,ポリエステル,ポリウレア,ポリウレタン及びこれらの共重合体からなる高分子化合物を得るにあたって、ポリアミドの場合にはジアミンとジカルボン酸又はジカルボン酸ジハロゲン化物とを、ポリエステルの場合にはジオールとジカルボン酸又はジカルボン酸ジハロゲン化物とを、ポリウレアの場合にはジアミンとジイソシアネートとを、ポリウレタンの場合にはジオールとジイソシアネートとを重合させるようにし、また共重合物の場合にはこれらのモノマーを組み合わせて重合させるようにし、高分子の末端が上記のような基となるように、上記の基を有するモノマーを過剰に用いて重合させるようにする。また、このようなポリアミド,ポリエステル,ポリウレア,ポリウレタン及びこれらの共重合体からなる高分子化合物に水溶性を付与するためには、ポリエチレングリコールジアミン、ポリエチレングリコール、親水性又は水溶性の4級化可能なアミノ基を有するジアミンやジオール、カルボン酸又はそのアルカリ金属やアミン塩を形成できるカルボン酸を有するジメチロールプロパン酸をモノマーとして共重合させるようにする。
【0031】
また、この発明におけるインク記録方法に用いるインクは、上記のような2以上のジエノフィル基又は2以上のジエン基を有する高分子化合物の他に、水性媒体中に適当な着色剤を添加させると共に、インクの特性を向上させるため、例えば、水可溶性樹脂、防カビ剤、防腐剤、pH調整剤、キレート剤、酸素吸収剤、防錆剤、消光剤等を加えることができる。
【0032】
ここで、上記の水性媒体としては、水を単独で使用する他、水と水性の有機溶媒との混合溶媒を用いることができる。
【0033】
そして、上記の水性の有機溶媒としては、インクの乾燥性を高めて、記録媒体へのインクの定着を速めるため、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の炭素数1〜5の脂肪族アルコール等を、好ましくは、炭素数1〜3の脂肪族アルコールを加えるようにする。
【0034】
また、インクにおける保湿性を向上させたり、その粘度等を調整するために、エチレングリコール,プロピレングリコール,ブチレングリコール,ヘキシレングリコール等のモノアルキレングリコール、ジエチレングリコール,ジプロピレングリコール等のジアルキレングリコール、トリエチレングリコール等のトリアルキレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類を加えるようにしたり、またインク中において着色剤が析出するのを防止するため、尿素、アミド、環式アミド、アルカノールアミン等の両親媒性物質を添加することもできる。
【0035】
さらに、吸湿性や水への溶解度の高い臭化リチウム,臭化ナトリウム,塩化ナトリウム等の無機塩類や、酢酸ナトリウム,トルエンスルホン酸ナトリウム,フタル酸ナトリウム,酢酸アンモニウム,酢酸トリエタノールアミン塩等の有機塩を添加させることもできる。
【0036】
また、上記の水性媒体中に添加させる着色剤としては、従来より一般に使用されている公知の酸性染料,直接染料,反応性染料等の水溶性染料、油溶性染料、顔料を用いることができる。
【0037】
そして、上記の染料としては、例えば、C.I.アシッドイエロー17,23,42,44,79,142;C.I.アシッドレッド1,8,13,14,18,26,27,35,37,42,52,87,89,92,97,106,111,114,115,186,249,254,289;C.I.アシッドブルー9,29,45,92,249;C.I.アシッドブラック1,2,7,24,26,94;C.I.ダイレクトイエロー1,12,24,26,33,44,50,86,120,142,144;C.I.ダイレクトレッド1,4,9,13,17,20,28,31,39,80,81,89,225,227;C.I.ダイレクトブルー1,2,6,15,22,25,71,76,79,86,87,98,163,165,199,202;C.I.ダイレクトブラック19,22,32,38,51,56,71,74,75,77,168,171;C.I.ベーシックイエロー1,2,11,13,14,15,19,21,23,24,28,29,32,36,40,41,45,49,53,63,64,65,67,70,73,77,87,91;C.I.ベーシックレッド2,12,13,14,15,18,22,23,24,27,35,36,38,39,46,49,51,52,68,70,73,78,82,102,104,109,112;C.I.ベーシックブルー1,3,5,7,9,21,22,26,35,41,45,54,62,65,66,67,69,75,77,89,92,93,105,117,120,122,124,129,137,141,155;C.I.ベーシックブラック2,8;C.I.リアクティブイエロー1,5,11,13,14,20,21,22,25,40,47,51,55,65,67;C.I.リアクティブレッド1,14,17,25,26,32,37,44,46,55,66,74,79,96,97;C.I.リアクティブブルー1,2,7,14,15,23,32,35,38,41,63,80,95;C.I.リアクティブブラック3,4,7,11,12,17等を使用することができる。
【0038】
また、上記の顔料としては、アゾ系,フタロシアニン系,アントラキノン系,キナクリドン系,ジオキサジン系,インジゴ系,チオインジゴ系,ペリレン系,アニリンブラック,アゾメチン系,ローダミンBレーキ系,カーボンブラック,表面修飾によって水分散性が高められたカーボンブラック等を使用することができ、具体的には、C.I.ピグメントイエロー1,2,3,13,16,83,93,95,151,154,180;C.I.ピグメントレッド5,7,12,48,57,112,122;C.I.ピグメントブルー1,2,3,15:3,16等が用いられる。
【0039】
そして、水系媒体中に加える染料や顔料の量については、その量があまり少ないと、インクに十分な色彩が付与されない一方、その量が多くなりすぎると、染料が十分に溶解されなかったり、顔料の分散が十分に行えなくなるため、一般にこれらの染料や顔料を0.1〜20重量%の範囲で加えるようにする。
【0040】
また、上記の水可溶性樹脂としては、例えば、ヒドロキシエチルセルロース,カルボキシメチルセルロース,ビスコース等のセルロース誘導体、アルギン酸,アラビアゴム,トラガントゴム,リグニンスルホン酸,ゼラチン等の天然高分子類、りん酸でん粉,カルボキシメチルでん粉塩等のでん粉誘導体、ポリアクリル酸,ポリメタクリル酸,ポリビニル硫酸,ポリビニルスルホン酸,縮合ナフタレンスルホン酸,エチレン−アクリル酸共重合体,スチレン−アクリル酸共重合体,スチレン−メタクリル酸共重合体,アクリル酸エステル−アクリル酸共重合体,アクリル酸エステル−メタクリル酸共重合体,スチレン−マレイン酸共重合体,スチレン−マレイン酸エステル共重合体,スチレン−イタコン酸共重合体,イタコン酸エステル−イタコン酸共重合体,ビニルナフタレン−アクリル酸共重合体,ビニルナフタレン−メタクリル酸共重合体,ビニルナフタレン−イタコン酸共重合体,フェノール樹脂,ポリアミド樹脂,ポリイミド樹脂,ポリアミック酸樹脂,エポキシ樹脂,ポリエステル樹脂,ポリウレタン樹脂,ポリウレタン−ウレア樹脂,ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル,ポリオキシエチレンアルキルアミン,ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル,ポリビニルアルコール,ポリビニルピロリドン,ポリアルキレンカチオン,フタル化ゼラチン,両性イオン基を有する高分子等の合成樹脂を用いることができる。
【0041】
そして、この発明におけるインク記録方法において、インク中における2以上のジエノフィル基(又はジエン基)を有する高分子化合物を、記録媒体上において2以上のジエン基(又はジエノフィル基)を有する高分子化合物と反応させるにあたっては、例えば、2以上のジエノフィル基(又はジエン基)を有する高分子化合物を含むインクを記録媒体上に供給した後、この記録媒体上に2以上のジエン基(又はジエノフィル基)を有する高分子化合物を供給させるようにしたり、2以上のジエン基(又はジエノフィル基)を有する高分子化合物を記録媒体上に供給した後、2以上のジエノフィル基(又はジエン基)を有する高分子化合物を含むインクを記録媒体上に供給させるようにしたり、また2以上のジエノフィル基(又はジエン基)を有する高分子化合物を含むインクの他に、2以上のジエン基(又はジエノフィル基)を有する高分子化合物を含むインクを用い、これらのインクを一緒に記録媒体上に供給する等の方法を用いることができる。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態に係るインク記録方法を添付図面に基づいて具体的に説明する。
【0043】
(実施形態1)
実施形態1においては、図1に示すように、記録媒体1上にインクを吐出させるインク吐出装置10よりも記録媒体1の搬送方向上流側の位置に、2以上のジエン基(又はジエノフィル基)を有する化合物を含む溶液を記録媒体1に供給する供給装置20として、2以上のジエン基(又はジエノフィル基)を有する化合物を含む溶液を記録媒体1に塗布する塗布ローラ21を設けている。
【0044】
そして、この塗布ローラ21によって記録媒体1に2以上のジエン基(又はジエノフィル基)を有する化合物を含む溶液を塗布した後、上記のインク吐出装置10から2以上のジエノフィル基(又はジエン基)を有する高分子化合物を含むインクを上記の記録媒体1上に吐出させて、記録媒体1に画像を形成するようにしている。
【0045】
ここで、このように2以上のジエン基(又はジエノフィル基)を有する化合物を含む溶液が塗布された記録媒体1上に2以上のジエノフィル基(又はジエン基)を有する高分子化合物を含むインクを吐出させると、記録媒体1上において、上記の溶液に含有された2以上のジエン基(又はジエノフィル基)を有する化合物と、インクに含有された2以上のジエノフィル基(又はジエン基)を有する高分子化合物とにおいてディールス・アルダー反応が生じ、インクが速やかに記録媒体に定着されるようになる。
【0046】
(実施形態2)
実施形態2においては、図2に示すように、記録媒体1上にインクを吐出させるインク吐出装置10よりも記録媒体1の搬送方向下流側の位置に、2以上のジエン基(又はジエノフィル基)を有する化合物を含む溶液を記録媒体1に供給する供給装置20として、2以上のジエン基(又はジエノフィル基)を有する化合物を含む溶液を記録媒体1に塗布する塗布ローラ21を設けている。
【0047】
そして、上記のインク吐出装置10から記録媒体1上に2以上のジエノフィル基(又はジエン基)を有する高分子化合物を含むインクを吐出させた後、上記の塗布ローラ21によりインクが吐出された記録媒体1に2以上のジエン基(又はジエノフィル基)を有する化合物を含む溶液を塗布し、記録媒体1上において、上記の溶液に含有された2以上のジエン基(又はジエノフィル基)を有する化合物と、インクに含有された2以上のジエノフィル基(又はジエン基)を有する高分子化合物とをディールス・アルダー反応させて、インクを速やかに記録媒体に定着させるようにしている。
【0048】
(実施形態3)
実施形態3においては、図3に示すように、記録媒体1上にインクを吐出させるインク吐出装置10よりも記録媒体1の搬送方向上流側の位置に、2以上のジエン基(又はジエノフィル基)を有する化合物を含む溶液を記録媒体1に供給する供給装置20として、2以上のジエン基(又はジエノフィル基)を有する化合物を含む溶液を記録媒体1に吐出させる吐出装置22を設けている。
【0049】
そして、この吐出装置22によって記録媒体1に2以上のジエン基(又はジエノフィル基)を有する化合物を含む溶液を吐出させた後、この記録媒体1上に上記のインク吐出装置10から2以上のジエノフィル基(又はジエン基)を有する高分子化合物を含むインクを吐出させ、記録媒体1上において、上記の溶液に含有された2以上のジエン基(又はジエノフィル基)を有する化合物と、インクに含有された2以上のジエノフィル基(又はジエン基)を有する高分子化合物とをディールス・アルダー反応させて、インクを速やかに記録媒体に定着させるようにしている。
【0050】
(実施形態4)
実施形態4においては、図4に示すように、記録媒体1上にインクを吐出させるインク吐出装置10よりも記録媒体1の搬送方向下流側の位置に、2以上のジエン基(又はジエノフィル基)を有する化合物を含む溶液を記録媒体1に供給する供給装置20として、2以上のジエン基(又はジエノフィル基)を有する化合物を含む溶液を記録媒体1に吐出させる吐出装置22を設けている。
【0051】
そして、上記のインク吐出装置10から記録媒体1上に2以上のジエノフィル基(又はジエン基)を有する高分子化合物を含むインクを吐出させた後、この記録媒体1に上記の吐出装置22から2以上のジエン基(又はジエノフィル基)を有する化合物を含む溶液を吐出させ、記録媒体1上において、上記の溶液に含有された2以上のジエン基(又はジエノフィル基)を有する化合物と、インクに含有されたジエノフィル基(又はジエン基)を有する2以上の高分子化合物とをディールス・アルダー反応させて、インクを速やかに記録媒体に定着させるようにしている。
【0052】
(実施形態5)
実施形態5においては、図5に示すように、2以上のジエン基(又はジエノフィル基)を有する化合物を含む溶液を記録媒体1に供給する供給装置20として、2以上のジエン基(又はジエノフィル基)を有する化合物を含む溶液を記録媒体1に吐出させる吐出装置22を、記録媒体1上にインクを吐出させるインク吐出装置10と並設させ、この吐出装置22とインク吐出装置10とを往復移動させるようにしている。
【0053】
そして、先の移動時には、インク吐出装置10から記録媒体1上に2以上のジエノフィル基(又はジエン基)を有する高分子化合物を含むインクを吐出させた後、この記録媒体1に上記の吐出装置22から2以上のジエン基(又はジエノフィル基)を有する化合物を含む溶液を吐出させる一方、戻りの移動時には、記録媒体1に上記の吐出装置22から2以上のジエン基(又はジエノフィル基)を有する化合物を含む溶液を吐出させた後、この記録媒体1上にインク吐出装置10から2以上のジエノフィル基(又はジエン基)を有する高分子化合物を含むインクを吐出させ、記録媒体1上において、上記の溶液に含有された2以上のジエン基(又はジエノフィル基)を有する化合物と、インクに含有された2以上のジエノフィル基(又はジエン基)を有する高分子化合物とをディールス・アルダー反応させて、インクを速やかに記録媒体に定着させるようにしている。
【0054】
【実施例】
次に、この発明に係るインク記録方法について具体的な実施例を挙げて説明すると共に、この発明の実施例によると、定着性に優れた良好な画像が得られることを、比較例を挙げて明らかにする。
【0055】
(実施例1〜28)
これらの実施例においては、2以上のジエン基を有する高分子化合物を含むインクと、2以上のジエノフィル基を有する化合物を含む溶液とを用いるようにした。
【0056】
ここで、これらの実施例においては、インクにおける2以上のジエン基を有する高分子化合物として、下記の表1に示すように、前記の構造式(B9),(B11),(B15)に示される高分子化合物であって、k,l,m,nが同表に示す割合になったものを用い、カーボンブラック分散液(Cabot社製:Cab−O−Jet300)が5重量%、イソプロピルアルコールが2重量%、下記の表1に示す各高分子化合物がそれぞれ同表に示す添加量(重量%)になるように蒸留水を加え、これらを混合させて各インクを調製した。
【0057】
一方、上記の溶液においては、2以上のジエノフィル基を有する化合物として、下記の表2に示すように、前記の構造式(A2),(A10),(A17),(A18),(A20)に示される高分子化合物であって、k,l,m,nが同表に示す割合になったものを用い、各高分子化合物がそれぞれ同表に示す添加量(重量%)になるように蒸留水を加えて、各溶液を調製した。
【0058】
【表1】
Figure 0003852243
【0059】
【表2】
Figure 0003852243
【0060】
そして、実施例1〜14においては、上記のインクと溶液とを用い、前記の実施形態1に示すように、塗布ローラ21によって記録媒体1に上記の2以上のジエノフィル基を有する化合物を含む溶液を塗布した後、インク吐出装置10から上記の2以上のジエン基を有する高分子化合物を含むインクを記録媒体1上に吐出させて、記録媒体1に画像を形成するようにした。
【0061】
また、実施例15〜28においては、上記のインクと溶液とを用い、前記の実施形態5に示すように、上記の2以上のジエノフィル基を有する化合物を含む溶液を吐出させる吐出装置22と、上記の2以上のジエン基を有する高分子化合物を含むインクを吐出させるインク吐出装置10と並設し、この吐出装置22とインク吐出装置10とを往復移動させ、インク吐出装置10から記録媒体1上に上記のインクを吐出させた後、この記録媒体1に上記の吐出装置22から上記の溶液を吐出させる操作と、記録媒体1に上記の吐出装置22から上記の溶液を吐出させた後、この記録媒体1上にインク吐出装置10から上記のインクを吐出させる操作とを繰り返して、記録媒体1に画像を形成するようにした。
【0062】
(実施例29〜54)
これらの実施例においては、2以上のジエノフィル基を有する高分子化合物を含むインクと、2以上のジエン基を有する化合物を含む溶液とを用いるようにした。
【0063】
ここで、これらの実施例においては、インクにおける2以上のジエノフィル基を有する高分子化合物として、下記の表3に示すように、前記の構造式(A17),(A18)に示される高分子化合物であって、k,l,m,nが同表に示す割合になったものを用い、カーボンブラック分散液(Cabot社製:Cab−O−Jet300)が5重量%、イソプロピルアルコールが2重量%、下記の表3に示す各高分子化合物がそれぞれ同表に示す添加量(重量%)になるように蒸留水を加え、これらを混合させて各インクを調製した。
【0064】
一方、上記の溶液においては、2以上のジエン基を有する化合物として、下記の表4に示すように、前記の構造式(B2),(B4),(B9),(B11),(B15)に示される高分子化合物であって、k,l,m,nが同表に示す割合になったものを用い、各高分子化合物がそれぞれ同表に示す添加量(重量%)になるように蒸留水を加えて、各溶液を調製した。
【0065】
【表3】
Figure 0003852243
【0066】
【表4】
Figure 0003852243
【0067】
そして、実施例29〜41においては、上記のインクと溶液とを用い、上記の実施例1〜14の場合と同様に、前記の実施形態1に示すようにして、記録媒体1に画像を形成するようにした。
【0068】
また、実施例42〜54においては、上記のインクと溶液とを用い、上記の実施例15〜28の場合と同様に、前記の実施形態5に示すようにして、記録媒体1に画像を形成するようにした。
【0069】
(比較例1〜10)
これらの比較例においては、下記の表5及び表6に示すように、上記のインクと溶液との少なくとも一方に、ジエノフィル基(又はジエン基)を有する高分子化合物を含有させないようにした。
【0070】
ここで、比較例1,6においては、インク中に前記の構造式(A17)に示される高分子化合物であって、k,l,m,nが同表に示す割合になったものを、比較例2,7においては、インクに前記の構造式(B15)に示される高分子化合物であって、k,l,m,nが同表に示す割合になったものを含有させるようにし、カーボンブラック分散液(Cabot社製:Cab−O−Jet300)が5重量%、イソプロピルアルコールが2重量%、下記の表5に示す各高分子化合物がそれぞれ同表に示す添加量(重量%)になるように蒸留水を加え、これらを混合させて各インクを調製する一方、上記の溶液にはジエノフィル基(又はジエン基)を有する高分子化合物を含有させないようにした。
【0071】
また、比較例3,8においては、上記の溶液中に前記の構造式(A17)に示される高分子化合物であって、k,l,m,nが同表に示す割合になったものを、比較例4,9においては、溶液中にインクに前記の構造式(B15)に示される高分子化合物であって、k,l,m,nが同表に示す割合になったものを、同表に示す添加量(重量%)になるように蒸留水を加えて各溶液を調製する一方、インク中にきジエノフィル基(又はジエン基)を有する高分子化合物を含有させないようにした。
【0072】
また、比較例5,10においては、上記のインクと溶液との双方にジエノフィル基(又はジエン基)を有する高分子化合物を含有させないようにした。
【0073】
【表5】
Figure 0003852243
【0074】
【表6】
Figure 0003852243
【0075】
そして、比較例1〜5においては、上記のインクと溶液とを用い、上記の実施例1〜14の場合と同様に、前記の実施形態1に示すようにして、記録媒体1に画像を形成するようにした。
【0076】
また、比較例6〜10においては、上記のインクと溶液とを用い、上記の実施例15〜28の場合と同様に、前記の実施形態5に示すようにして、記録媒体1に画像を形成するようにした。
【0077】
そして、上記の実施例1〜54及び比較例1〜10に示すようにして記録媒体1上に形成した各画像について、それぞれ耐摩擦性の評価を行い、その結果を下記の表7に示した。
【0078】
ここで、耐摩擦性については、上記のようにして記録媒体1上に形成した各画像に対して、直径45mm,質量609gの円形の重りの底面に、白色の普通紙(ミノルタ社製:EPペーパー)を張り付けたものを上方から接触させ、この状態で、上記の重りを6.25秒間に50mmの幅で5往復させた後、重りの底面に張り付けた上記の普通紙について、波長570nmにおける反射率を分光測色計(ミノルタ社製:CM3700d)を用いて測定した。そして、このようにして測定した各反射率x1 と、上記の白紙の普通紙同士を接触させた後における反射率x0 (78.4%)との比(x1 /x0 )を求め、x1 /x0 の値が0.9以上1.0以下の範囲の場合を◎、0.8以上0.9未満の場合を○、0.7以上0.8未満の場合を△、0.7未満の場合を×で示した。なお、x1 /x0 の値が1に近いほど、記録媒体1に形成された画像の耐摩擦性が優れ、記録媒体1に対するインクの定着性が向上している。
【0079】
【表7】
Figure 0003852243
【0080】
この結果から明らかなように、実施例1〜54に示すインク記録方法のように、インク中に2以上のジエノフィル基(又はジエン基)を有する高分子化合物を含有させ、このインク中における2以上のジエノフィル基(又はジエン基)を有する高分子化合物を記録媒体1上において2以上のジエン基(又はジエノフィル基)を有する化合物と反応させると、このような反応を行わない比較例1〜10の場合に比べて、記録媒体1にインクが十分に定着され、耐摩耗性に優れた良好な画像が得られるようになった。
【0081】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明におけるインク記録方法においては、インク中に2以上のジエノフィル基(又はジエン基)を有する高分子化合物を含有させ、このインク中における2以上のジエノフィル基(又はジエン基)を有する高分子化合物を記録媒体上において2以上のジエン基(又はジエノフィル基)を有する高分子化合物と反応させるようにしたため、記録媒体上においてジエノフィル基とジエン基とのディールス・アルダー反応が速やかに進行し、インクが速やかに記録媒体に定着されるようになった。
【0082】
この結果、この発明におけるインク記録方法においては、記録媒体上においてインクが滲むのが抑制され、フェザリングやブリーディングと呼ばれるインクの滲みのない良好な画像が得られると共に、顔料を用いたインクの場合にも、摩擦等によりインクの顔料が記録媒体上から剥がれて、形成された画像がかすれるといういうこともなく、安定した良好な画像が得られるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態1に係るインク記録方法を実施する装置の概略説明図である。
【図2】この発明の実施形態2に係るインク記録方法を実施する装置の概略説明図である。
【図3】この発明の実施形態3に係るインク記録方法を実施する装置の概略説明図である。
【図4】この発明の実施形態4に係るインク記録方法を実施する装置の概略説明図である。
【図5】この発明の実施形態5に係るインク記録方法を実施する装置の概略説明図である。
【符号の説明】
1 記録媒体
10 インク吐出装置
20 供給装置
21 塗布ローラ
22 吐出装置

Claims (2)

  1. 記録媒体上にインクを供給して画像を形成するインク記録方法において、上記のインク中に2以上のジエノフィル基を有する高分子化合物を含有させ、このインク中における2以上のジエノフィル基を有する高分子化合物を記録媒体上において2以上のジエン基を有する高分子化合物と反応させることを特徴とするインク記録方法。
  2. 記録媒体上にインクを供給して画像を形成するインク記録方法において、上記のインク中に2以上のジエン基を有する高分子化合物を含有させ、このインク中における2以上のジエン基を有する高分子化合物を記録媒体上において2以上のジエノフィル基を有する高分子化合物と反応させることを特徴とするインク記録方法。
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