JP3850768B2 - 建物の空気循環システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、居室内に外気を取り入れて循環させる建物の空気循環システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般住宅においては、冬場は暖房エアコンや石油ヒータ等を使用して居室内を暖め、夏場は主に冷房エアコンを使用して居室内の温度を快適に保っている。これら、エアコンや石油ヒータは、電力や石油を利用しているので、暖房や冷房効率がよく、真冬や真夏においては最も有効な温度調整手段となっている。しかしながら、前記エアコンや石油ヒータの使用率が高まるにつれて、電力や石油等の消費量が膨大になると共に、二酸化炭素の排出量も増えて地球の温暖化を引き起こす原因となっている。
【0003】
このような人工的な資源を使わずに建物内の温度を快適に維持するために、従来、建物内に外気を取り入れ、内部で循環させる換気システムが知られている(特開平11−264201号公報等)。この換気システムは、建物の外壁と内壁との間に外気を導入する給気通路と、屋内空気を排出する排気通路を設け、前記給気通路と排気通路との間に配設した伝熱板を介して外気と内気の熱交換を行うことで、暖房や冷房効率を高めるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記換気システムにおいては、壁内を伝熱板で仕切り、給排気熱交換装置を設置するといったように、設備が大掛かりになると共に、コストも嵩むといった問題がある。
【0005】
そこで、本発明の目的は、簡易且つ低コストな設備によって、外部の新鮮な空気を建物内に循環しつつ、暖房や冷房効果を得ることができる建物の空気循環システムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る建物の空気循環システムは、外壁と断熱材とで挟まれた外通気路、前記断熱材と内壁とで挟まれた内通気路、各階間の天井裏空間、小屋裏空間及び床下空間とが連通した空気循環路を備え、前記小屋裏空間をシート部材によって南側空間と北側空間とに仕切り、前記外通気路の一端に設けられる外気導入口から外気を導入し、この外気を前記シート部材によって仕切られた南側空間を通して前記空気循環路内を循環させることで、建物内を暖房することを特徴とする。
【0007】
この発明によれば、一般住宅に備える壁内空間、各階間の天井裏空間、小屋裏空間及び床下空間を連通した空気循環路を形成し、この空気循環路内に外気を導入するといった簡易且つ低コストな構成で室内換気と、暖房あるいは冷房効果とを同時に得ることができる。また、前記壁内空間は、外壁と内壁との間を断熱材で仕切った外通気路と内通気路とを有する2層構造となっているので、外気と内気が混在することがない。このため、暖房や冷房の効率を低下させることがない。
【0008】
また、前記空気循環路に給気及び排気を行うための換気扇を備えることで、外気を素早く屋内に取り入れ、また、汚れた空気を排出させることができる。
【0009】
前記空気循環システムを冬場において使用する場合は、南側に面した外気導入口から暖かい空気を外通気路に導入することで、上昇気流に乗った暖かい空気が小屋裏空間に滞留し、太陽光が照射する屋根を介してさらに暖められる。そして、この暖められた空気を小屋裏空間に設置されている換気扇を通して床下空間に送り、壁内の内通気路を上昇させることで、各居室内に暖かい空気を送り込むことができる。また、居室内を循環した空気は、換気扇に戻されて建物の外に排気される。このように、暖かい空気を外部から導入させながら排気を行うので、常に新鮮な空気による暖房効果を得ることができる。
【0010】
前記空気循環システムを夏場において使用する場合は、浄化槽又は雨水タンク等の貯水槽を通した給気管を介して冷気を床下空間内に給気し、壁内の内通気路を通して各居室内を冷房することができる。また、換気扇を作動させておくことで、常に新鮮な空気と交換しながら冷房効果を得ることができる。
【0011】
前記各居室内を循環した空気は、各階の天井裏空間から排気ダクトを介して小屋裏空間に設置された換気扇に送られ、排気窓から排出することができる。このため、居室内に汚れた空気が滞留するといったことがない。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0013】
図1は、本発明の空気循環システムを備える2階建住宅(住宅1)の縦断面図である。この住宅1は、コンクリート基礎部2の上に柱3及び壁部4を立設し、最上部に三角型の屋根5を設けたもので、内部は1階居室部6、2階居室部7及び小屋裏空間8に仕切られている。また、前記1階居室部6及び2階居室部7の上部には天井裏空間9,10が設けられる。
【0014】
(壁内通気路)
前記壁部4は、図2に示すように、断熱材11を挟んで立設された外壁12と内壁13とで構成される。また、前記断熱材11と外壁12及び内壁13との間には空気を通す隙間が設けられている。前記断熱材11と外壁12との隙間は外気を通す外通気路14で、断熱材11と内壁13との隙間は前記導入した外気を1階居室部6や2階居室部7に循環させるための内通気路15を構成している。前記断熱材11は、グラスウール又は板状断熱材で構成される。このような断熱材11で仕切ることによって、前記外通気路14を通る空気と内通気路15を通る空気とが混じり合うことなくスムーズに空気を通すことができる。一般の住宅構造において、前記外通気路14は18mm程度、内通気路15は90mm程度に設定される。また、外壁12の内側にラス下地板12aを配設することによって、外通気路14内に浸入した外気に上昇気流を発生させ、循環効率を高めることができる。前記外気は、コンクリート基礎部2と外壁12の下端部との間に設けられた土台水切り(第1の外気導入口16)から導かれる。特に、前記第1の外気導入口16を太陽光が照射する南側の土台水切りに設定することによって、暖められた空気を取り入れることができる。また、1階居室部6や2階居室部7の内壁13面には、前記内通気路15を伝わってくる空気を各居室内に取り入れる給気窓17aと、居室内を循環した空気を排出する排気窓17bが設けられている。なお、前記給気窓17a及び排気窓17bには、砂埃や汚れた空気を通さないように、フィルタを設けたり、使用しない場合に閉鎖できるようにシャッタ等の開閉手段が設けられる場合がある。
【0015】
前記住宅1の床下部分は、コンクリートで形成された床面及び壁面で囲われたコンクリート基礎部2と、1階居室部6の床材21とで密閉された床下空間22を形成している。なお、前記コンクリート基礎部2には断熱効果を高めるために板状の断熱材で覆われる。
【0016】
小屋裏空間8は、屋根5と小屋床23とで囲われる密閉した空間で、外気を循環させるための小屋裏通気路を構成している。また、各階間の天井裏空間9,10は、下層階の天井板と上層階の床板とで挟まれた天井裏通気路を構成している。これらの通気路とは別に、小屋裏空間8に集められた空気を床下空間22に導く給気ダクト24と、各居室内を循環した空気を排出する排気ダクト25が配設される。前記給気ダクト24は、小屋裏空間8内に設置されている換気扇31の給気部に接続し、そのまま床下空間22に向けて延設される。排気ダクト25は、各居室に設けられている排気窓17bから前記換気扇31の排気部に送られる。前記各居室から延びる排気ダクト25は、分岐チャンバ41を介して一つにまとめられて前記換気扇31の排気部に接続される。なお、前記給気ダクト24及び排気ダクト25は、前記外通気路14や内通気路15内を通る空気と混ざり合わないように独立して設けられる。
【0017】
(換気扇構造)
換気扇31は、図3に示すように、外気を住宅1内に循環させる給気部32と、各居室内を循環した空気を住宅1外に排出する排気部33とを備えている。前記給気部32は、壁部4の外通気路14内を上昇してくる空気を導入する給気口34と、床下空間22に延びる給気ダクト24を接続する排気口35と、前記給気口34から排気口35に向けて空気を送り込む図示しない第1送風ファンとを備えている。また、前記給気口34の先には三路弁39が備えられ、小屋裏空間8内の空気を引き込む引込口Aと、天井裏空間10から空気を引き込む引込口Bとを切替えて空気の流入経路を選択することができる。前記引込口Aは、主に外通気路14を通して小屋裏空間8に送られてきた暖かい外気を循環させる場合に使用し、引込口Bは内通気路15を伝わる涼しい空気を循環させる場合に用いられる。一方、前記排気部33は、前記分岐チャンバ41から延びる排気ダクト25が接続される給気口36と、小屋裏空間8の壁面に設けられる排気孔38に通じる排気口37と、前記給気口36に取り込んだ空気を前記排気口37から排気孔38に向けて汚れた空気を送出する図示しない第2送風ファンとを備えている。
【0018】
前記外通気路14、小屋裏空間8、床下空間22、内通気路15、天井裏空間9,10、給気ダクト24及び排気ダクト25は、図1に示したように、連通した一本の空気循環路を形成しており、前記小屋裏空間8内に設置されている換気扇31によって、空気を強制的に住宅1内に循環させることで、各居室内の空気を常に新鮮な状態に保っている。また、前記強制循環によらずに自然対流循環を行うために、小屋裏空間8から空気をバイパスさせる分岐窓43が設けられている。この分岐窓43は、換気扇31を通して強制循環させる場合は閉じておき、換気扇31を通さない自然対流で行う場合は開放した状態にする。なお、小屋裏空間8の上部に設けられる換気ジャロジー44は、小屋裏空間8内の温度を調整するために開閉可能となっており、暖気循環させる際は閉じて、暖まった空気を逃さないようにし、冷気循環させる際には開いて、熱が蓄積しないように操作される。
【0019】
また、前記小屋裏空間8には、主に冬場における暖房効率を高めるために、南側の空間と北側の空間とを仕切る透湿性を備えた透湿シート部材42(デュポン製タイベック)が配設される。この透湿シート部材42は、0.5〜10ミクロンのポリエチレンの連続性極細繊維に高熱を加えて結合させて形成したものであり、南側の空気と北側の空気の疎通を防止する気密性を備えると共に、湿気の調整が可能である。前記換気扇31は、前記透湿シート部材42によって仕切られた南側空間に設置され、この南側空間によって暖まった空気を建物内に循環させることで、暖房効率を高めることができる。
【0020】
(暖気循環)
図4は、前記空気循環システムを使用して暖気を各居室内に循環させて暖房する場合の構成及び作用を示したものである。以下、空気の流れを矢印で示す。室温が低くなる冬場においては、太陽光がよく照射する南側の暖かい空気が外壁12の下端に設けられた第1の外気導入口16に入り、外通気路14内の温度差による上昇気流に乗って小屋裏空間8に集められる。そして、この小屋裏空間8に集められた空気は、屋根5面に降り注ぐ太陽光によってさらに暖められる。この暖められた空気は、前記換気扇31の給気部32の入口に設けられている三路弁39のA側から引き込まれ、給気ダクト24を介して床下空間22に送られる。この床下空間22内に送られた空気によって床材21を暖めると共に、連通する壁部4の内通気路15を上昇していき、給気窓17aを介して各居室内に暖かい空気が流れ込む。そして、この流れ込んだ空気は各居室内を循環した後、天井面に設けられた排気窓17bから分岐チャンバ41、換気扇31の排気部33を経て排気孔38から排気される。このように、前記換気扇31を作動させることによって、暖かい外気を常に取り入れて各居室内を循環させることで、電気や石油等による熱源を使用せずに暖房することが可能となる。また、各居室内を循環して汚れた空気を排気ダクト25及び換気扇31の排気部33を経由して住宅1外に排出させるので、常に新鮮な空気を住宅1内に循環させることができる。
【0021】
(冷気循環)
図5は、前記空気循環システムを用いて各居室内に冷気を循環させる場合の構成及び作用を示したものである。前記図4と同様に空気の流れを矢印で示す。冷気を導入するための手段として、住宅1の床下空間22内に涼しい外気を流入させるための冷気導入部26が設けられる。この冷気導入部26は、直接太陽光が照射しない涼しい北側の地表面から地中を通って床下空間22内に延びる給気管19を備える。この給気管19は、浄化槽や雨水タンク等の貯水槽20を通すことで、地表面に突出した第2の外気導入口18から導入した空気を冷却しながら床下空間22内に送出される。一方、前記第1の外気導入口16からは暖かい空気が上昇気流に乗って小屋裏空間8に運ばれるが、建物内部に循環させずにそのまま換気ジャロジー44を通じて建物の外に逃がすことができるので、冷却効果を損なうことがない。
【0022】
前記床下空間22に送り込まれた空気は、小屋裏空間8内に設置されている換気扇31によって、内通気路15内を上昇する。この空気の上昇によって、各居室の内壁に開設されている給気窓17aから冷たい空気が流入して居室内を循環する。また、前記床下空間22から内通気路15を上昇する空気は、最上階の天井裏空間10から換気扇31によって吸引され、さらに給気ダクト24を通って再度各居室内に循環される。前記天井裏空間10から換気扇31に空気を給気する場合は、換気扇31の給気口34に設けられている三路弁39の引込口Aを閉じ、他方の引込口Bを開放した状態で行われる。各居室内を循環した空気は、各居室内の天井近辺に設けた排気窓17bから排気ダクト25を介して換気扇31の排気部に送られ、排気孔38から排出される。なお、夏場においては、前述したように換気ジャロジー44を開放することで、小屋裏空間8内の温度が上昇しないように調整される。
【0023】
上記実施形態では、冬場は南側に面した第1の外気導入口16から暖かい空気を有効に建物内に循環させて暖房することができ、夏場は浄化槽や雨水タンク等の貯水槽20内部を通した給気管19を介して床下空間22に引き込み、内通気路15等を介して各居室内に循環させることで、冷房効果を得ることができる。また、本発明の空気循環システムは、冬場や夏場における暖房や冷房に限らず、外部の新鮮な空気を入れ替えるための換気システムであるので、年間を通して使用することができる。
【0024】
上記空気循環システムを冬場において使用した場合において、例えば、外気が0℃で室内温度が14℃程度の状態では、小屋裏空間8は最高30℃近くにまで達する。この空気を換気扇31によって床下空間22内に送った場合、24℃くらいまでは維持できるので、各居室内の温度を最高10℃程度高めることが可能である。一方、夏場においては、前記冬場におけるような顕著な温度変化はないものの、外気よりは3〜4℃程度下げることができる。
【0025】
また、前記換気扇31は単純に空気の吸引及び排気を行うものであるが、熱交換型の換気扇を使用すれば、排気する際に熱を回収するので、暖房や冷房効率を低下させずに空気の入れ替えを行うことができる。
【0026】
上記実施形態では換気扇31を作動して強制的に建物内に空気を循環させる構成となっているが、前記換気扇31を作動しなくても自然対流によって空気を循環させることもできる。この自然対流によって空気を循環させる場合は、小屋床23に設けられている分岐窓43を開放することによって行う。前記分岐窓43を開放することで、外通気路14を上昇してきた空気が天井裏空間10に流れ込むので、換気扇31を通すことなく各居室内に循環させることができる。また、冬場においては、上記説明した住宅1の南側の暖かい外気を循環させると共に、別途床下内に補助暖房装置を設置することによって、さらに上昇気流を多く発生させて暖房効率を高めることができる。なお、年間を通して小屋裏空間8と各居室空間には常に温度差が生じた状態となっているので、この温度差による気流の変化によって、十分な自然換気効果が得られる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る建物の空気循環システムによれば、窓の開閉をしなくとも常に、新鮮な空気を建物内に導入して各居室内を循環させることができる。特に、冬場は太陽光がよく照射する南側の外気導入口から導入した空気を上昇気流に乗せて小屋裏空間に運び、この小屋裏空間でさらに暖まった空気を床下空間に戻し、床下から各居室内に暖かい空気を循環させることができる。また、前記各居室内に循環した空気は専用の排気ダクトを介して排気窓から排出されるので、空気が濁ることなく、常に新鮮な空気を導入しつつ暖房効果を得ることができる。
【0028】
また、前記暖房に関しては、暖かい空気の上昇気流に乗るといった特性を利用した自然対流方式と、上昇した空気を床下方向へ戻すための換気扇を利用した強制循環方式とを組み合わせて使用するので、従来の電力や石油等の熱源を利用した暖房方式に比べて資源の節減効果と共に、環境破壊の原因となる有害な物質の発生を抑えることができる。
【0029】
また、前記空気循環システムは、外気の導入口を浄化槽や雨水タンク等の貯水槽内を通る配管を通して各居室内に導入させることで、外気よりも数℃程度室温を下げることができるので、自然の涼しさを感じることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建物の空気循環システムを備える2階建住宅の縦断面図である。
【図2】前記住宅の壁部の構造を示す断面図である。
【図3】前記建物の空気循環システムに備える換気扇の構造を示す平面図である。
【図4】前記空気循環システムにおける暖気の循環経路を示す説明図である。
【図5】前記空気循環システムにおける冷気の循環経路を示す説明図である。
【符号の説明】
1 住宅(建物)
4 壁部
5 屋根
8 小屋裏空間
9,10 天井裏空間
11 断熱材
12 外壁
13 内壁
14 外通気路
15 内通気路
16 第1の外気導入口
18 第2の外気導入口
20 貯水槽
22 床下空間
24 給気ダクト
25 排気ダクト
31 換気扇
42 透湿シート部材

Claims (6)

  1. 外壁と断熱材とで挟まれた外通気路、前記断熱材と内壁とで挟まれた内通気路、各階間の天井裏空間、小屋裏空間及び床下空間とが連通した空気循環路を備え、前記小屋裏空間をシート部材によって南側空間と北側空間とに仕切り、前記外通気路の一端に設けられる外気導入口から外気を導入し、この外気を前記シート部材によって仕切られた南側空間を通して前記空気循環路内を循環させることで、建物内を暖房することを特徴とする建物の空気循環システム。
  2. 外壁と断熱材とで挟まれた外通気路、前記断熱材と内壁とで挟まれた内通気路、各階間の天井裏空間、小屋裏空間及び床下空間とが連通した空気循環路と、この空気循環路内の空気の流れを制御する換気扇を前記小屋裏空間に備え、前記小屋裏空間をシート部材によって南側空間と北側空間とに仕切り、前記外通気路の一端に設けられる外気導入口から前記換気扇によって外気を導入し、この外気を前記シート部材によって仕切られた南側空間を通して前記空気循環路内を循環させることで、建物内を暖房することを特徴とする建物の空気循環システム。
  3. 前記シート部材は、南側空間と北側空間の空気を遮断する気密性と、湿気を排除する透湿性とを備える請求項1又は2記載の建物の空気循環システム。
  4. 前記内通気路の一端に設けられる外気導入口から冷気を導入し、内通気路及び各階間の天井裏空間を通して建物内に冷気を送り込む請求項1又は2記載の建物の空気循環システム。
  5. 前記外気導入口は、前記床下空間から貯水槽を通して地表面に延設される請求項記載の建物の空気循環システム。
  6. 前記建物内に循環した空気を各階間の天井裏空間から小屋裏に設けた排気窓から排気する請求項1又は2記載の建物の空気循環システム。
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