JP3850424B2 - ガセット袋の製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は物品のガセット袋の製造装置に関する。
ガセット袋は、一枚又は複数枚のシート材料から形成される、前後一対の正面部と、これらの正面部の内側にV字状に折り込み可能な左右一対の側面折り込み部とを備える袋であって、側面折り込み部を折り込んで平坦に折り畳まれている状態から、開口部付近の折り込み部分を開いて矩形形状の上端開口を形成し、この上端開口から内部に種々の収容物を収容できるようになっている。
また、ガセット袋は、これを構成するシート材料や当該ガセット袋の形態等を工夫することにより、その用途が拡大している。例えば粉状又は粒状の洗剤等を収容する袋容器として、上端開口を封止することにより収容物を封入した状態で製品化され、使用者は、上端の封止部分を切り取って上端開口を形成し、洗剤等を繰り返し取り出して使用できるようにした自立可能なガセット袋においては、封止部分を切り取った後に開口した上端開口を再び容易に閉塞できるようにする必要がある他、再度開口した上端開口から洗剤等を容易に取り出せるようにする必要がある。
このようなガセット袋の上端開口の開閉を容易かつスムースにできるようにすると共に、閉塞時に収容物を効果的に保存できるようにする手段として、例えば本願出願人の出願に係る特願2003-114912号には、ガセット袋の正面部と側面折り込み部とが連接する各立辺に沿って、塑性変形可能な縦方向線状部材を取出し口部から胴部にかけて取付けたり、更に横方向線状部材を取付けたものが開発されている。
一方、袋の開口部付近に塑性変形可能な線状部材を取付ける一般的な取付け方法としては、例えば袋の製造時に袋を構成するフィルム(シート材料)の接合部に塑性金属材を介在させつつ、当該接合部を熱融着や接着剤を介して接合する方法(例えば、特許文献1,2参照)や、接着テープの接着面に塑性金属材を貼着したものを袋の任意の位置に取付ける方法等が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11-100048号公報 特開2000-72159号公報
しかしながら、上記従来のシート材料からなる袋に塑性変形可能な線状部材を取付けてゆくための一般的な方法によれば、例えばこれらの方法を、正面部と側面折り込み部とが連接するガセット袋の4箇所の立辺に沿って各々縦方向線状部材を取付けてゆく際に適用する場合には、その作業が煩雑になって効率良く各縦方向線状部材を取付けてゆくことが困難である。
また、人手により線状部材をガセット袋の線状部材挿入袋に挿入するときには、挿入前に湾曲した線状部材を人手にて直線化する必要があるし、人手にて直接把持した線状部材が線状部材挿入袋への挿入途中で受ける挿入抵抗により折れる不都合がある。
本発明の課題は、ガセット袋の線状部材挿入袋に線状部材を簡易かつ安定的に挿入して取付け可能にすることにある。
本発明は、ガセット袋の正面部と側面折り込み部とが連接する各立辺に沿う取出し口部から胴部にかけて形成した縦長の線状部材挿入袋に、塑性変形可能な線状部材を挿入して取付けるガセット袋の製造装置であって、線状部材を受入れ、該線状部材を搬送路に沿って搬送ガイドし、該線状部材を先端口から搬出可能にするガイド筒と、ガイド筒の搬送路を移動し、ガイド筒に受入れた線状部材をガイド筒の搬送路に沿って搬送ガイドし、該線状部材をガイド筒の先端口から押出すプッシャと、ガイド筒の線状部材受入れ部に対する裏側に配置した磁石とを有し、ガセット袋の線状部材挿入袋の上端開口をガイド筒の先端口にセット可能にするものである。
また、本発明は、ガセット袋の正面部と側面折り込み部とが連接する各立辺に沿う取出し口部から胴部にかけて形成した縦長の線状部材挿入袋に、塑性変形可能な線状部材を挿入して取付けるガセット袋の製造方法であって、ガイド筒の線状部材受入れ部の裏側に磁石を配置した状態で、該受入れ部に線状部材をセットし、ガセット袋の線状部材挿入袋の上端開口をガイド筒の先端口にセットし、プッシャをガイド筒の搬送路にて移動し、ガイド筒に受入れた線状部材をガイド筒の搬送路に沿って搬送ガイドし、該線状部材をガイド筒の先端口から押出してガセット袋の線状部材挿入袋に挿入するものである。
ここで、塑性変形可能な線状部材は、例えば金属製の針金や、板、細幅状板、メッシュ、リボン、或いは形状記憶合金、形状記憶樹脂等からなり、手の指の力で容易に折り曲げて変形させることができると共に、折り曲げ後のガセット袋の形状を容易に保持できる程度の塑性変形性を備える線状部材であり、かつ例えば取出し口部を折り返してガセット袋を閉塞した際に、取出し口部のシート材料の折り返し復元力に抵抗して、取出し口部の折り返し状態を安定して保持できる程度の塑性変形時の保形剛性を有するものである。また線状部材には、針金等の線形部材の他、ある程度の幅をもった例えば細長い帯板状の部材も含まれる。更に、塑性変形可能な線状部材として、例えば針金等の金属製の線状部材を用いる場合には、これらを被覆樹脂によって覆った状態で用いることが好ましい。
また、ガセット袋の取出し口部は、当該ガセット袋を閉塞するために例えばこれの上端部分から下半部分に至る領域における適宜の位置で折り返した際の、当該折り返し部及びこれよりも上方に位置する部分であり、ガセット袋の胴部は、この折り返し部よりも下方に位置して、収容物を収容する本体部分を構成する部分である。即ち、本発明によれば、ガセット袋を閉塞する際に折り返される折り返し部の位置は、ガセット袋に収容された収容物の減少等に伴って上下方向に移動してゆくものであり、このような折り返し部の位置は予め特定されることなく所定の領域内で任意に選択されるものであることから、閉塞時にガセット袋が実際に折り返される折り返し部を挟んだ上方部分を取出し口部、下方部分を胴部として規定するものである。従って、「塑性変形可能な線状部材を取出し口部から胴部にかけて取付ける」とは、閉塞時に少なくとも折り返し部が位置すると予想されるガセット袋の上下方向の領域に亘って、上記線状部材が取付けられていることを意味するものである。
本発明の製造装置若しくは製造方法により製造されるガセット袋としては、すべての立辺に線状部材が取付けられている必要はなく、1辺のみでも良い。
尚、後述のように2つのガイド筒を設け、2つのガイド筒の間の距離を2つの隣り合った立辺の間の距離に略一致させることにより、2つの隣り合った立辺に容易に同時に線状部材を取付けることができ、2つの隣り合った立辺に線状部材が取付けられているガセット袋の製造に好ましく用いることができる。また、2つのガイド筒の間の距離を2つの対角する立辺の間の距離に略一致させることにより、2つの対角する立辺に容易に同時に線状部材を取付けることができ、2つの対角する立辺に線状部材が取付けられているガセット袋の製造に好ましく用いることができる。これらの実施態様によれば、2回の操作で4つの全ての立辺に線状部材を取付けることができ、全ての立辺に線状部材を取付けたガセット袋を容易に製造することができる。
図1〜図3に示すガセット袋10は、収容物として例えば粉末状の洗剤を収容する容器として用いられ、上端取出し口11を封止して製品化されている状態から、使用者がガセット袋10の封止部分を切り取り線29に沿って切り取って上端取出し口11を開口形成し、当該上端取出し口11から洗剤を繰り返し取り出して使用できるようにすると共に、洗剤を必要量取り出したら、その都度、取出し口部13をスムースかつ安定した状態で閉塞させて(図2参照)、収容された洗剤を効果的に保存することを可能にするものである。即ち、本実施例のガセット袋10は、粉粒状の洗剤を収容した洗剤製品を構成するものである。
そして、ガセット袋10は、表裏一対の正面部14と、これらの正面部14の内側に折り込み可能な左右一対の側面折り込み部15とを備え、自立させた状態で上端取出し口11を開口して、例えば開口した状態を維持しつつ収容された洗剤を片手で容易に取り出せるようにした洗剤用の袋容器であって、正面部14と側面折り込み部15とが連接する4箇所の各立辺17に沿って、縦長の線状部材挿入袋16が形成されており、これらの線状部材挿入袋16に挿入配置されることにより、塑性変形可能な4本の縦方向線状部材18が、取出し口部13から胴部12にかけて各々取付けられている。
ガセット袋10は、予め設計された所定の形状に切断加工された1枚又は複数枚のシート材料22に、公知の各種の折り曲げ加工や接合加工を施すことにより、矩形形状を有する底部19と、底部19の各辺部から立設する前後一対の正面部14及び左右一対の側面折り込み部15によって周囲を囲まれて、洗剤を収容する袋容器の本体部分を構成する胴部12と、この胴部12の上方部分に一体として連続配置され、当該ガセット袋10を閉塞する際に折り返される部分である取出し口部13とからなるガセット袋容器として形成されるものである。またガセット袋10は、上端取出し口11から収容物である粉末状の洗剤を予め設計された所定量投入した後に、左右一対の側面折り込み部15をV字状に内側に折り込むようにしながら上端取出し口11にトップシール21(図3参照)を施して封止することにより、投入された洗剤16を内部に封入すると共に、洗剤の未収容部分である取出し口部13を例えば2重に折り返した状態で、洗剤製品として製品化されている。
また、ガセット袋10を構成するシート材料22として、アルミ箔層を含む多層シートが用いられており、好ましくは、例えば最外層である第1層がポリエステル、第2層がポリエチレン、第3層がアルミ箔、第4層がポリエチレン、最内層である第5層がシーラント層からなる5層構造の多層シートを用いることができる。また多層シートにおけるアルミ箔層の厚さは、5〜50μmとすることが好ましく、5〜20μmとすることが更に好ましい。シート材料22としてアルミ箔層を含む多層シートを用いることにより、再封(リシール)する際の折り曲げ作業を容易にすることができ、更に、袋にしわ等が発生し難くなってガセット袋10の外観を良好に保持することが可能になる。
そして、前後一対の正面部14と左右一対の側面折り込み部15は、胴部12及び取出し口部13の4箇所の各立辺17において、シート材料22の最内層のシーラント層を立辺17に沿って例えば、好ましくは3〜20mm程度、更に好ましくは8〜15mm程度のヘムシール幅で折返し接合することにより、折返しシール部であるヘムシール部23が設けられており、このヘムシール部23に線状部材挿入袋16が形成されている。
即ち、ヘムシール部23は、各立辺17において、内側のシーラント層を対面させるようにして折り返したシート材料22の折り返し部を、シールバーで外側から挟み込んで熱融着することにより、図3に示すように、シールバーの挟み込み面の形状に沿った形状で縦長に形成されると共に、これの上半部分において、外縁部側の略半分の部分を熱融着することなく残置することにより、当該残置された部分によって、正面部14と側面折り込み部15とが連接する各立辺17に沿って、縦長の線状部材挿入袋16が各立辺17の外側部分に各々形成されることになる。このときに、各立辺17の線状部材挿入袋16の更に外側部分にヘムシール部23と同様の熱融着部分を形成しても良い。
また、ヘムシール部23は、ガセット袋10の上端取出し口11の開口縁部から10〜50mm程度下方の位置までしかその熱融着によるシール接合がなされておらず、これによって、線状部材挿入袋16の上端開口とガセット袋10の上端開口である上端取出し口11の開口縁部との間には、線状部材挿入袋16が形成されていないクリアランス部24が保持されることになる。尚、各立辺17に沿ってヘムシール部23が形成されていることにより、ガセット袋10の形状保持性及び取出し口11の開口保持性が効果的に補完されることになる。
尚、線状部材挿入袋16に挿入配置される縦方向線状部材18として、図4に示すように、例えば0.1〜5mm、好ましくは0.3〜1mmの太さの金属製の針金18Aを被覆樹脂18Bで覆ったものを用いることができる。ここで、被覆樹脂18Bとしては、例えばポリオレフィン系樹脂、塩化ビニル、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂等を用いることができ、例えば0.05〜3mmの厚さで針金18Aの周囲を覆うことができる。縦方向線状部材18として針金18Aを被覆樹脂18Bで覆ったものを用いることにより、針金18Aの厚さ(径)を実質的に大きくして、縦方向線状部材18の折り曲げ強度を向上させることが可能になると共に、縦方向線状部材18が折り曲げられる際の折り曲げ半径を大きくして、繰り返し曲げ耐久性を効果的に向上させることが可能になる。また被覆樹脂18Bは、金属製の針金18Aを幅広の平たい形状で覆うことが好ましく、これによって縦方向線状部材18のハンドリング性を向上させることが可能になる。
以下、ガセット袋10の線状部材挿入袋16に線状部材18を挿入するためのガセット袋製造装置30について説明する(図5〜図11)。
ガセット袋製造装置30は、図5〜図10に示す如く、平板状架台31の前端部にガセット袋10を載置するためのさそい込みプレート32を備える。さそい込みプレート32が前下り勾配のスロープ32Aを先端側に備える。
ガセット袋製造装置30は、架台31の左右両側に左右各1組をなすガイド筒40とプッシャ50を配置し、架台31の中央にスライダ60を設け、架台31における左右のガイド筒40の裏側に磁石70を配置している。
ガイド筒40は、図6、図9、図10に示す如く、丸パイプの基端部と先端部の各一定範囲を除く中間部(図6の範囲A)を、上半周部分が削除されて線状部材受入れ口41Aを形成してなる線状部材受入れ部41とし、ボルト42A(不図示)、43Aにより架台31に締結される固定具42、43により基端部と先端部のそれぞれを架台31に固定している。先端側固定具43の先端面は、架台31の前面と面一をなす。先端側固定具43の先端面は、さそい込みプレート32に載置されたガセット袋10の上端取出し口11が当たるストッパ面になる。
ガイド筒40は、線状部材18を線状部材受入れ部41に受入れ(作業者は、ガイド筒40の受入れ口41Aからその下半周溝部たる線状部材受入れ部41に差し入れした線状部材18の先端側の一部を、ガイド筒40の上半周部分が削除されていない先端側丸孔部に押し入れ、これを線状部材18の受入れ部41に対する受入れ状態とする)、線状部材受入れ部41の下半周溝部及び先端側丸孔部からなる搬送路44に沿って線状部材18を搬送ガイドし、線状部材18を先端口45から搬出可能にする。
左右のガイド筒40は、さそい込みプレート32に載置されたガセット袋10の表面側又は裏面側に位置する左右各1個の線状部材挿入袋16に対応するように、架台31に対する固定具42、43の締結位置を調整し、それらの間隔を定める。本実施例では、各ガイド筒40の両側に、ボルト46A、47Aにより架台31に締結されるガイド筒支持プレート46、47を設けて、それらのガイド筒支持プレート46、47によりガイド筒40を挟持しており、左右のガイド筒40の間隔設定時には、架台31に対するガイド筒支持プレート46、47の締結位置も調整される。
ガイド筒40は、先端側固定具43の前端面(さそい込みプレート32に載置されたガセット袋10のストッパ面)から一定長さ突出する位置に先端口45を設定する。ガイド筒40の先端口45が先端側固定具43の先端面から突出する長さは、ガセット袋10の前述のクリアランス部24の長さ(ガセット袋10の上端取出し口11の開口縁部と線状部材挿入袋16の上端開口との間の長さ)に概ね同一にする。これにより、ガイド筒40の先端口45からクリアランス部24の長さに概ね調整する長さに渡る範囲に、ガセット袋10の上端取出し口11を被嵌し(図6)、ガセット袋10の線状部材挿入袋16の上端開口をガイド筒40の先端口45にセット可能にする。ガイド筒40の先端口45は、線状部材挿入袋16の上端開口に入らない直前に位置付けられても、線状部材挿入袋16の上端開口に少し入っても良い。
ガイド筒40の先端口45は、ガセット袋10の線状部材挿入袋16の上端開口を先端口45にセットした状態で、ガセット袋10の立辺17の外側に向く斜めカット面45Aを備える(図6、図9、図11)。
プッシャ50は、スライダ60のスライダアーム61に支持されるブロック51に設けたL字状ロッド52からなり、ロッド52の水平片をガイド筒40の下半周溝部(線状部材受入れ部41)〜先端側丸孔部(搬送路44)に移動可能に納める。プッシャ50のロッド52は、ガイド筒40の搬送路44を後退端から前進移動し、ガイド筒40に受入れた線状部材18をガイド筒40の搬送路44に沿って搬送ガイドさせる状態で、線状部材18をガイド筒40の先端口45から押出す。プッシャ50のロッド52は、スライダ60のスライダアーム61がガイド筒40の先端側固定具43の後端面(プッシャ50のストッパ面)に衝合する位置を前進端とする。
スライダ60は、架台31の中央に延在されたリニアガイドレール62に載架されて前後にスライド移動し、左右の両側に張り出したスライダアーム61のそれぞれにプッシャ50のブロック51を支持する。スライダ60は、スライドノブ60Aを備えており、作業者はこのスライドノブ60Aを握る手でスライダ60をスライドし、ひいてはプッシャ50をガイド筒40の搬送路44に沿って前後進操作する。
スライダ60の左右のスライダアーム61にボルト51Aによりブロック51を締結しており、左右のガイド筒40の間隔設定時には、スライダアーム61に対するブロック51の締結位置も調整される。
磁石70は、架台31における左右のガイド筒40の裏側に配置される。具体的には、架台31の上面に設けた不図示の凹部に磁石70を嵌め込み、この磁石70の上に不図示の押え板を設け、押え板の上に設けられるガイド筒支持プレート46、47を架台31に締結することにて、磁石70を固定配置する。
従って、ガセット袋製造装置30を用いるガセット袋10の製造手順は以下の如くになる。
(1)左右のガイド筒40の線状部材受入れ部41の裏側に磁石70を配置した状態で、線状部材受入れ部41に線状部材18をセットする(図6、図11(A))。作業者は、ガイド筒40の受入れ口41Aから線状部材受入れ部41に差し入れた線状部材18の先端側の一部を、ガイド筒40の先端側丸孔部に押し入れる。
(2)さそい込みプレート32に載置したガセット袋10の上端取出し口11の開口縁部を先端側固定具43の前端面に当て、ガセット袋10の上端取出し口11を、左右のガイド筒40の先端口45からクリアランス部24の長さに概ね相当する長さに渡る範囲に被嵌し、ガセット袋10の表面側における左右の線状部材挿入袋16の上端開口をガイド筒40の先端口45にセットする(図6、図11(A))。ガイド筒40の先端口45は、線状部材挿入袋16の上端開口に入っても、入らなくても良い。
(3)スライダ60をスライダアーム61が先端側固定具43の後端面に衝合するまでスライドし、左右のプッシャ50を左右のガイド筒40の搬送路44に沿って前進し、ガイド筒40に受入れた前述(1)の線状部材18をガイド筒40の搬送路44に沿って搬送ガイドし(図7、図11(B))、線状部材18をガイド筒40の先端口45から押し出してガセット袋10の左右の線状部材挿入袋16に挿入する(図8、図11(C))。
上述(1)〜(3)を繰り返し、ガセット袋10の裏面側における左右の線状部材挿入袋16に対しても線状部材18を挿入する。
そして、縦方向線状部材18が取付けられたガセット袋10には、上端取出し口11から洗剤が所定量投入された後、上端取出し口11に沿ってトップシール21を施してこれを封止することにより、ガセット袋10は投入された洗剤16を内部に封入した洗剤製品として製品化されることになる。またトップシール21は、ヘムシール部23の上端に施されたポイントシール25と間隔をおいて施されており、この間隔部分を横切るようにして、切り取り線29が融着接合部と交差することなく延設されることになる。
ガセット袋10は、上述のように粉末状の洗剤16を封入した状態で洗剤製品として製品化され、使用者は、上端の封止部分を切り取り線29に沿って切り取って上端取出し口11を開口形成し、洗剤16を繰り返し取り出して使用することになるが、ガセット袋10によれば、自立させながら上端取出し口11を開かせた状態を容易に保持可能とすることにより、洗剤16を効率良く取り出すことができると共に、取出し口部13を容易且つ確実に閉塞して洗剤16を効果的に保存しつつ、当該洗剤を繰り返し取り出してゆくことができる。
即ち、ガセット袋10には、正面部14と側面折り込み部15とが連接する4箇所の立辺17に沿って設けられた線状部材挿入袋16に挿入配置されて、塑性変形可能な縦方向線状部材18が取出し口部13から胴部12にかけて各々取付けられているので、上端取出し口11を開封して矩形形状に開放した際に、4箇所の立辺17において立設する縦方向線状部材18が4隅における柱としての機能を果たして、上端取出し口11を矩形形状に広く開放した状態に容易に保持することが可能になり、これによって、自立させた状態においても、収容物である洗剤を容易かつ効率良く取り出すことが可能になる。
また、4箇所の立辺17に沿って配置された縦方向線状部材18は、手の指の力で容易に折り曲げて変形させることができると共に、折り曲げ後の形状を容易に保持できる程度の塑性変形性を備えており、かつ取出し口部13を折り返してガセット袋10を閉塞した際に、取出し口部13のシート材料22による折り返し復元力に効果的に抵抗して、取出し口部13の折り返し状態を安定して保持できる程度の塑性変形時の保形剛性を有しているので、側面折り込み部15を内側に折り込みつつ上端取出し口11における一対の正面部14の上端を重ね合わて当該上端取出し口11を閉じながら、図2に示すように縦方向線状部材18と共に取出し口部13のシート材料22を折り返し部20に沿って下方に折り返すだけの簡単な操作によって、ガセット袋10の取出し口部13を容易かつ確実に閉塞することが可能になる。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(請求項1、4)
(a)ガイド筒40に線状部材18をセットするとともに、ガセット袋10の線状部材挿入袋16の上端開口をガイド筒40の先端口45にセットし、プッシャ50をガイド筒40の搬送路44にて移動することにより、線状部材18をガイド筒40の先端口45から押し出してガセット袋10の線状部材挿入袋16に簡易に挿入できる。
ガイド筒40とプッシャ50の組を左右各1組設け、これらの各組をガセット袋10の表面側又は裏面側に位置する、左右各1個の線状部材挿入袋16に対応させ、それらのプッシャ50を唯一のスライダ60により移動操作可能にしたから、左右各1個の線状部材挿入袋16に同時に線状部材18を挿入できる。
尚、ガイド筒40とプッシャ50の組を左右各2組設け、これらの各組をガセット袋10の表面側及び裏面側に位置する、左右各2個の線状部材挿入袋16に対応させ、それらのプッシャ50を唯一のスライダ60により移動操作可能にするものとすれば、左右各2個の線状部材挿入袋16に同時に線状部材18を挿入できる。
(b)ガイド筒40の線状部材受入れ部41の裏側の磁石70を配置した状態で、該受入れ部41に線状部材18をセットしたから、挿入前に湾曲した線状部材18を磁力の作用でガイド筒40の直線状受入れ部41に引き寄せて直線化し、線状部材18をスムースに挿入できる。
(c)ガイド筒40の搬送路44に沿って線状部材18を搬送ガイドし、ガイド筒40の先端口45から押出してガセット袋10の線状部材挿入袋16に挿入するから、線状部材18は挿入袋16への挿入途中でガイド筒40により保護されて折れることがない。
(請求項2)
(d)ガイド筒40の先端口45からガセット袋10のクリアランス部24の長さに概ね相当する長さに渡る範囲に、ガセット袋10の上端取出し口11を被嵌するから、ガセット袋10の線状部材挿入口16の上端開口を安定的にガイド筒40の先端口45にセットできる。
(請求項3)
(e)ガイド筒40の先端口45が、ガセット袋10の線状部材挿入袋16の上端開口を該先端口45にセットした状態で、ガセット袋10の立辺17の外側に向く斜めカット面45Aを備えるから、ガイド筒40の先端口45の斜めカットされたカット面45Aの、先端側鋭角部でなく、基端側鈍角面がガセット袋10の立辺17の外側に相対し、ガイド筒40の先端口45でガセット袋10の立辺17をキズつけて孔あき等を生ずることがない。
図1はガセット袋を示す斜視図である。 図2はガセット袋の閉じ状態を示す斜視図である。 図3はガセット袋を示す平面図である。 図4は線状部材を示す斜視図である。 図5はガセット袋製造装置を示す斜視図である。 図6はガセット袋製造装置の線状部材受入れ状態を示す平面図である。 図7はガセット袋製造装置の線状部材挿入途中状態を示す平面図である。 図8はガセット袋製造装置の線状部材挿入完了状態を示す平面図である。 図9は図6のIX−IX線に沿う断面図である。 図10は図6のX−X線に沿う断面図である。 図11はガセット袋製造装置による線状部材挿入手順を示す模式図である。
符号の説明
10 ガセット袋
11 上端取出し口
12 胴部
13 取出し口部
14 正面部
15 側面折り込み部
16 線状部材挿入袋
17 立辺
18 線状部材
24 クリアランス部
40 ガイド筒
41 線状部材受入れ部
44 搬送路
45 先端口
45A 斜めカット面
50 プッシャ
60 スライダ
70 磁石

Claims (4)

  1. ガセット袋の正面部と側面折り込み部とが連接する立辺に沿う取出し口部から胴部にかけて形成した縦長の線状部材挿入袋に、塑性変形可能な線状部材を挿入して取付けるガセット袋の製造装置であって、
    線状部材を受入れ、該線状部材を搬送路に沿って搬送ガイドし、該線状部材を先端口から搬出可能にするガイド筒と、
    ガイド筒の搬送路を移動し、ガイド筒に受入れた線状部材をガイド筒の搬送路に沿って搬送ガイドし、該線状部材をガイド筒の先端口から押出すプッシャと、
    ガイド筒の線状部材受入れ部に対する裏側に配置した磁石とを有し、
    ガセット袋の線状部材挿入袋の上端開口をガイド筒の先端口にセット可能にするガセット袋の製造装置。
  2. 前記ガセット袋が上端取出し口と線状部材挿入袋の上端開口との間に当該挿入袋が形成されていないクリアランス部を備え、
    ガイド筒の先端口から上記クリアランス部の長さに概ね相当する長さに渡る範囲に、ガセット袋の上端取出し口を被嵌し、ガセット袋の線状部材挿入袋の上端開口をガイド筒の先端口にセット可能にする請求項1に記載のガセット袋の製造装置。
  3. 前記ガイド筒の先端口が、ガセット袋の線状部材挿入袋の上端開口を該先端口にセットした状態で、ガセット袋の立辺の外側に向く斜めカット面を備える請求項1又は2に記載のガセット袋の製造装置。
  4. ガセット袋の正面部と側面折り込み部とが連接する立辺に沿う取出し口部から胴部にかけて形成した縦長の線状部材挿入袋に、塑性変形可能な線状部材を挿入して取付けるガセット袋の製造方法であって、
    ガイド筒の線状部材受入れ部の裏側に磁石を配置した状態で、該受入れ部に線状部材をセットし、
    ガセット袋の線状部材挿入袋の上端開口をガイド筒の先端口にセットし、
    プッシャをガイド筒の搬送路にて移動し、ガイド筒に受入れた線状部材をガイド筒の搬送路に沿って搬送ガイドし、該線状部材をガイド筒の先端口から押出してガセット袋の線状部材挿入袋に挿入するガセット袋の製造方法。
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