JP3000206B2 - フック付きタグを備えた商品包装袋 - Google Patents

フック付きタグを備えた商品包装袋

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JP3000206B2 JP8610497A JP8610497A JP3000206B2 JP 3000206 B2 JP3000206 B2 JP 3000206B2 JP 8610497 A JP8610497 A JP 8610497A JP 8610497 A JP8610497 A JP 8610497A JP 3000206 B2 JP3000206 B2 JP 3000206B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ハム等の
食品を真空パックした商品包装袋において、該袋の上縁
部にフック付きタグを設けたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ハム等の食品を真空パッ
クした商品包装袋は、コンビニやスーパー等の店舗にお
いて、冷気を受ける冷蔵陳列台に寝かせた状態で積層さ
れ、陳列販売されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
に商品包装袋を寝かせて積層することにより陳列販売す
るときは、顧客が必ずしも上から順に商品を購入せず、
下側にある商品を引出したり、或いは引出して吟味した
後、無造作に放り投げる等、整然とした積層陳列状態を
乱してしまう。
【0004】このため、店員がしばしば商品の陳列状態
をチェックし、乱れた商品を元の整然とした積層状態に
整頓しなければならない。特に、真空パックされた生鮮
食品の場合、陳列状態が乱れると不潔な印象を与えてし
まうため、常に整頓作業を心掛けなければならず、極め
て煩雑である。
【0005】この点に関して、本発明者は、真空パック
された食品のような商品を、従来のような寝かせた積層
状態での陳列ではなく、ロッドに吊下げる吊下陳列が好
ましいことを知見した。吊下陳列によれば、陳列状態を
顧客により乱されることがないからである。
【0006】ところで、商品包装袋を吊下陳列可能とす
るためには、商品包装袋の上縁部に吊下孔を設けたり、
フック片を設けることが知られているが、前者の場合
は、ロッドに吊下げられ並列せしめられた多数の袋のう
ち、中間部に位置する袋を直ちに取出すことができない
ため、後者の方が有利である。
【0007】そこで、商品包装袋の上縁部にフック片を
設けることが得策であるが、前述のようなハム等の真空
パックは、比較的重量物であるため、フック片の強度を
考慮しなければならない。しかも、フック片の取付方法
は、真空パックの内部を外気に連通させるような孔を設
けてはならず、解決すべき多くの課題を有する。
【0008】
【課題を解決するための手段】 本発明は上記課題を解
決したフック付きタグを備えた商品包装袋を提供するも
のであり、その手段として構成したところは、商品を真
空パックした商品包装袋2と、該商品包装袋を吊下げる
フック付きタグ1とから成り、商品包装袋2は、真空パ
ックにより表裏フィルム3、4の間に商品を包装した状
態で両フィルム3、4を少なくとも上縁部に沿って帯状
に溶着して成る帯状溶着部5aを備え、該帯状溶着部5
aを貫通する窓孔6を開設して成り、フック付きタグ1
、商品包装袋2の上縁部から表裏を挟持し且つ前記窓
孔6を介して相互に溶着された一対の合成樹脂シートか
ら成る挟持片7a、7bと、該挟持片から上方に延びる
一対の合成樹脂シートを重ね合わせた状態で相互に溶着
して成る吊下フック部8を一体に備えて成る点にある。
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の実施
形態を詳述する。
【0011】(フック付きタグを備えた商品包装袋の第
1実施形態)図1は、本発明の第1実施形態を示してお
り、予め単体に形成されたフック付きタグ1と、該タグ
を取付けた商品包装袋2を示している。
【0012】商品包装袋2は、表裏フィルム3、4の間
にハム等の食品やその他の商品を包装した状態で周縁を
溶着している。図例の場合、真空パックした状態で、両
フィルム3、4の上縁部が広幅帯状の帯状溶着部5aに
より溶着され、両側縁部が細幅帯状の側部溶着部5b、
5bにより溶着されると共に、底縁部が細幅帯状の底部
溶着部5cにより溶着されている。そして、帯状溶着部
5aには、概ね横一文字状の窓孔6が貫通して開設され
ている。即ち、窓孔6は、帯状溶着部5aの領域内で、
該帯状溶着部5aからはみ出さないように形成され、商
品包装袋2の商品収納室2aを外気に連通せしめず、真
空パック状態を妨げない。
【0013】 フック付きタグ1は、開閉自在に重合さ
れた一対の挟持片7a、7bと、該挟持片から上方に延
びる鈎状の吊下フック部8を一体に備えており、各挟持
片7a、7bよりも吊下フック部8を厚肉に形成してい
る。このようなフック付きタグ1は、合成紙等の保形性
のある合成樹脂シートを重ね合わせた状態から成形する
ことにより、容易に製作できる。
【0014】 重合した二枚のテープ状合成樹脂シー
ト、又は半折重合した一対のテープ状合成樹脂シートか
らフック付きタグ1を成形するに際しては、吊下フック
部8を溶断刃により溶断することにより該フック部8の
周縁を溶着する一方、一対の挟持片7a、7bを相互に
溶着せず開閉自在に構成すれば良い。この際、吊下フッ
ク部8の両側に位置する挟持片7a、7bの肩部にわた
り一直線状に延びる溶着肩部9を形成し、該溶着肩部9
により一対の挟持片7a、7bの上縁部を相互に溶着す
ると共に補強することが好ましい。
【0015】而して、フック付きタグ1は、一対の挟持
片7a、7bにより商品包装袋2の上縁部を挟持すると
共に、両挟持片7a、7bを窓孔6を介して相互に溶着
10せしめ、これによりフック付きタグを備えた商品包
装袋を提供する。
【0016】一般的に、ハム等の真空パックは、表裏フ
ィルム3、4をナイロン等のポリアミド系等の樹脂を素
材としており、ポリオレフィン系やポリプロピレン系や
ポリエチレン系等の樹脂を素材とする合成紙との熱溶着
性が良好でないが、前述のように両挟持片7a、7bが
窓孔6を介して相互に溶着10されるので、強力な溶着
10を可能にする。
【0017】その結果、コンビニやスーパー等の店舗に
おいては、従来の冷蔵陳列台に吊下ロッドを付設するだ
けで良く、該ロッドに前記フック部8を係合させること
により、多数の商品包装袋2を吊下状態で並べて陳列す
ることができる。
【0018】
【0019】前述のように表裏フィルム3、4は、ナイ
ロン等のポリアミド系等の樹脂を素材としているため、
合成紙により形成したフック付きタグ1の挟持片7a、
7bは、表裏フィルム3、4に対して強力に溶着されな
い。そこで、この場合、挟持片7a、7bの内面に表裏
フィルム3、4と同系のポリアミド系等の樹脂をコーテ
ィングするか又はフィルムとしてラミネートすることが
好ましく、これにより挟持片7a、7bを表裏フィルム
3、4に対して強力に溶着できる。或いは、フック付き
タグ1を射出成形により一体成形する場合は、樹脂素材
を表裏フィルム3、4と同系のポリアミド系等の樹脂と
することにより、挟持片7a、7bを表裏フィルム3、
4に強力に溶着することが可能になる。
【0020】(製造方法の第1実施形態)図2は、フッ
ク付きタグを備えた商品包装袋の製造方法、即ち、上述
したような予め製作されたフック付きタグ1の単体を、
それぞれ予め商品の真空パック等を完了した商品包装袋
2に取付けるための方法を示している。
【0021】図2(A)に示すように、商品包装袋2
は、ハム等の商品を真空パックしており、周縁に溶着部
を有し、少なくとも上縁部に広幅帯状の帯状溶着部5a
を形成した状態で搬送され、搬送中に、帯状溶着部5a
に窓孔6を開設される。
【0022】引き続き、図2(B)に示すように、窓孔
6を開設した商品包装袋2の間欠搬送工程中に、該間欠
移送方向に交差する方向からフック付きタグ1が1枚
宛、挟持片7a、7bを商品包装袋2の上縁部に向けて
送られ、挟持片7a、7bを拡開せしめられながら商品
包装袋2の上縁部を挟んで位置するように前進せしめら
れセットされる。そこで、図2(C)に示すように、セ
ットされた挟持片7a、7bを両側からヒートシール部
材により押圧することにより、窓孔6を介して挟持片7
a、7bを相互に溶着10せしめる。
【0023】このような方法を自動化するためには、例
えば、図3に示すような装置を用いれば良い。
【0024】図3(A)は、窓孔6を開設した商品包装
袋2の間欠搬送工程中に、フック付きタグ1をセットす
るために待機せしめた状態を示している。フック付きタ
グ1は、マガジン等に多数積層された積層体11を構成
し、該積層体11から1枚宛のフック付きタグ1がフィ
ンガー又は吸引管等の取出し手段により取出され、進退
移動手段12に搭載されている。図例の場合、エアー吸
引手段13により吊下フック部8が進退移動手段12に
固定され、挟持片7a、7bは進退移動手段12から突
出せしめられている。
【0025】図3(B)は、フック付きタグ1を前記待
機状態から商品包装袋2に向けて前進せしめセットした
状態を示している。前記進退移動手段12には、上下か
ら挟持片7a、7bを相互に拡開せしめるためのエアー
吸引管等から成る拡開手段14、15が設けられてい
る。例えば、エアー吸引管の場合、エアー吸引を開始す
ると挟持片7a、7bが吸引されつつ相互に拡開する。
そこで、エアーシリンダ等の進退駆動手段により進退移
動手段12を拡開手段14、15と一体的に前進させる
と、拡開された挟持片7a、7bが前進し、商品包装袋
2の上縁部(帯状溶着部5a)の上下に挟持片7a、7
bを位置せしめ、所期のセット状態を可能にする。
【0026】図3(C)は、セットされたフック付きタ
グ1の挟持片7a、7bを商品包装袋2の上縁部(窓孔
6)を挟んで溶着した状態を示している。商品包装袋2
の窓孔6の上下にはエアーシリンダ等の上下駆動手段1
6、17により進退移動可能なヒートシール部材18、
19が配置されている。そこで、ヒートシール部材1
8、19を前進せしめると、挟持片7a、7bが商品包
装袋2の上縁部を挟んで挟着され、ヒートシールされ
る。このとき拡開手段14、15は挟持片7a、7bを
解放する。例えば、エアー吸引管の場合、エアー吸引を
停止するので、挟持片7a、7bは商品包装袋2の上縁
部に圧着される。図示省略しているがヒートシール部材
18、19は、窓孔6に進入可能な突部を有している。
その結果、図1(B)及び(C)に示したような溶着1
0が行われる。
【0027】溶着10を完了すると、ヒートシール部材
18、19を上下に後退させると共に、エアー吸着手段
13の吸着を停止してフック付きタグ1を進退移動手段
12から解放し、該進退移動手段12を元の位置に後退
復帰せしめ、以後、商品包装袋2の間欠移送を行い、上
述の作業を繰返し行う。
【0028】(製造方法の第2実施形態)図4は、フッ
ク付きタグを備えた商品包装袋の製造方法の第2実施例
を示している。この場合、フック付きタグは予め製作さ
れておらず、テープ素材から成形されながら同時に商品
包装袋2に取付けられる。
【0029】図4(A)に示すように、商品包装袋2
は、ハム等の商品を真空パックしており、周縁に溶着部
を有し、少なくとも上縁部に広幅帯状の帯状溶着部5a
を形成した状態で搬送され、搬送中に、帯状溶着部5a
に窓孔6を開設される。
【0030】引き続き、窓孔6を開設した商品包装袋2
の間欠搬送工程中に、該間欠移送方向に交差する方向か
ら一対のテープ素材20a、20bが商品包装袋2の上
縁部に向けて送られ、両テープ素材20a、20bの送
出端部を拡開せしめられながら商品包装袋2の上縁部を
挟んで位置するように前進せしめられる。このテープ素
材20a、20bは、フック付きタグ1を形成するため
のものであり、上述したような合成紙や任意の合成樹脂
シートから成る。この際、テープ素材20a、20b
は、裏面、即ち相互に対向する面に、商品包装袋2の素
材と同系の樹脂から成る樹脂コーティングや、フィルム
ラミネートを施したものでも良い。
【0031】その後、図4(B)に示すように、商品包
装袋2の上縁部に位置する個所で、テープ素材20a、
20bの送出端部を溶断又は打抜き手段によりフック状
に成形することにより、一対の挟持片7a、7bと吊下
フック部8を備えたタグ1を形成する。この際、挟持片
7a、7bは商品包装袋2の窓孔6を介して相互に溶着
10され、吊下フック部8の周縁を溶着されると共に、
上述した溶着肩部9を形成せしめられる。尚、溶断又は
打抜きによりタグ1を分離せしめたテープ素材20a、
20bは、該分離部の近傍を幅方向に向けて直線状に切
断21され、次の工程に備える。
【0032】これにより、図4(C)に示すように、フ
ック付きタグを備えた商品包装袋が得られる。
【0033】このような方法を自動化するためには、例
えば、図5及び図6に示すような装置を用いれば良い。
【0034】図5に示すように、ハム等を真空パックし
た商品包装袋2は、間欠搬送工程中に、溶断刃又は打抜
刃等の穿孔手段22により窓孔6を開設せしめられる。
【0035】窓孔6を開設した商品包装袋2は、テープ
素材供給装置23に臨んで停止せしめられる。この装置
23は、一対のテープロール24a、24bからテープ
素材20a、20bを重合して繰出すものであり、送出
手段25と、拡開手段26とを備えている。
【0036】図6に詳細を示すように、送出手段25
は、重合されたテープ素材20a、20bを案内するレ
ール状のガイド27と、テープ素材の送出方向に関し
て、前方に設けられた把持手段28と、後方に設けられ
た送出駆動手段29を有する。把持手段28は、基台3
0に固定され、テープ素材20a、20bを滑動自在に
支持するテーブル31の上方に把持体32を配置し、該
把持体32をテーブル31に向けて昇降駆動する昇降駆
動源33を有する。送出駆動手段29は、テープ素材の
送出方向に向かう軌道34に沿って往復移動する台車3
5を有し、該台車35にテープ素材を下方から支持する
受板36と、該受板36の上方で昇降駆動手段37によ
り前記受板36に向けて昇降せしめられる着脱片38を
備えている。尚、台車35の往復移動源は、例えば、台
車に固着されたナット39と、該ナットに螺挿され正逆
回転されるネジロッド40とから構成される。
【0037】重合されたテープ素材20a、20bの送
出に先立ち、把持手段28は、把持体32を下降せしめ
ることにより、該テープ素材をテーブル31上に固定す
る。この状態で、送出駆動手段10は、着脱片38を上
昇せしめることによりテープ素材を解放し、台車35と
共に矢印Rに示す後退方向に移動せしめられる。次い
で、テープ素材20a、20bの送出に際し、把持手段
32が把持体32を上昇せしめ、テープ素材を固定から
解放する。この状態で、送出駆動手段29は、着脱片3
8を下降してテープ素材を受板36に固定し、台車35
と共に矢印Fに示す前進方向に移動せしめられる。この
送出駆動手段29の往復移動ストロークは、前述したよ
うなフック付きタグを成形するために必要なテープ素材
の消費量に対応せしめれている。
【0038】このようにして進出手段25から間欠的に
送出されたテープ素材20a、20bは、前記テーブル
31の前方に突設されたシュート41に案内されつつ送
出せしめられ、そこで、拡開手段26により一対のテー
プ素材20a、20bを相互に離反方向に拡開せしめら
れる。図例の場合、拡開手段26は、テーパ面を有する
板材から成るが、その他、種々の構成を採用できる。
【0039】そこで、拡開されつつ送出されるテープ素
材20a、20bの送出端部が、待機中の商品包装袋2
の上縁部の表裏面に向けて前進する。
【0040】商品包装袋2の上縁部においてテープ素材
20a、20bの送出端部からフック付きタグ1を形成
する共に、形成されたタグ1の挟持片7a、7bを溶着
するため、図5に示すように、成形手段42と溶着手段
43が配置されている。タグの成形と、挟持片の溶着
は、同時に行っても良いが、テープ素材20a、20b
の位置決めを安定させるためには、先に溶着を行い、そ
の後に成形を行うのが良い。
【0041】溶着手段43をシリンダ等の昇降駆動源4
4により下降することにより、テープ素材20a、20
bの送出端部は、商品包装袋2の窓孔6を介して相互に
溶着される。この溶着は、上述した挟持片7a、7bの
溶着部10を形成する。尚、図示省略しているが、溶着
手段43の下方には受板等が配備されており、溶着手段
43と該受板の間において、テープ素材20a、20b
の送出端部を窓孔6内で圧着する。
【0042】引き続き、成形手段42をシリンダ等の昇
降駆動源45により下降することにより、図4に示した
ようなフック部8の溶断成形又は打抜成形と、切断21
とを行う。
【0043】フック付きタグ1の成形と、該タグの商品
包装袋2に対する溶着が完了すると、タグを備えた商品
包装袋2は搬送を開始して次の個所へと送られる。これ
と同期して窓孔6を開設された商品包装袋2がテープ素
材供給装置23に臨む位置に搬送され停止すると、前述
した作業が繰返し行われる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、食品の真空パック等の
商品包装袋2にフック付きタグ1が取付けられているの
で、販売店内で吊下ロッドに吊下陳列することができ、
所期の目的を達し得る。この際、フック付きタグ1は、
一対の挟持片7a、7bにより商品包装袋2の上縁部を
表裏から挟持した状態で溶着10されているので、真空
パックがハム等の重量物を収納したものであっても、そ
の荷重を堅固に支持することができる。しかも、このよ
うに吊下フック部8から下方に延出する一対の挟持片7
a、7bの間に位置して商品包装袋2を吊持するもので
あるから、ハム等の真空パックがタグ1に対して傾斜偏
位する虞れが少なく、可及的偏位状態を防止した状態で
垂下せしめ吊持できるため、多数の商品包装袋2を密に
並列陳列することができ、嵩張らないという効果があ
る。
【0045】更に、本発明のように、商品包装袋2に窓
孔6を開設し、フック付きタグ1の挟持片7a、7bを
窓孔6を介して相互に溶着した構成によれば、商品包装
袋2のフィルム樹脂素材と、フック付きタグ1のシート
樹脂素材とが異系の樹脂とされ、溶着困難な場合でも、
挟持片7a、7bと商品包装袋2の強固な結合を可能に
できる。
【0046】この際、窓孔6は、商品包装袋2の帯状溶
着部5aの領域内に設けられているので、真空パックの
内部を外気に連通せしめる虞れはなく、真空パックの意
義を失わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフック付きタグを備えた商品包装
袋の1実施形態を示しており、(A)はフック付きタグ
の単体を示す斜視図、(B)はフック付きタグを取付け
た状態の商品包装袋を示す正面図、(C)は(B)の縦
断面図である。
【図2】本発明に係るフック付きタグを備えた商品包装
袋を製造する方法の第1実施形態を示しており、(A)
はフック付きタグを取付ける前の商品包装袋を示す正面
図、(B)は商品包装袋にフック付きタグを臨ませた状
態を示す正面図、(C)はフック付きタグを取付けた商
品包装袋を示す正面図である。
【図3】製造方法の第1実施形態を実施するための装置
を示しており、(A)は商品包装袋にフック付きタグを
取付ける前の状態を示す側面図、(B)は商品包装袋に
フック付きタグをセットした状態を示す側面図、(C)
は商品包装袋にフック付きタグの挟持片を溶着した状態
を示す側面図である。
【図4】本発明に係るフック付きタグを備えた商品包装
袋を製造する方法の第2実施形態を示しており、(A)
は商品包装袋にテープ素材を臨ませた状態を示す正面
図、(B)はテープ素材からフック付きタグを成形中の
状態を示す正面図、(C)はフック付きタグを取付けた
商品包装袋を示す正面図である。
【図5】製造方法の第2実施形態を実施するための装置
を示す斜視図である。
【図6】図5に示す装置の要部断面図である。
【符号の説明】
1 フック付きタグ 2 商品包装袋 5a 帯状溶着部 5 窓孔 7a 挟持片 7b 挟持片 8 吊下フック部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品を真空パックした商品包装袋2と、
    該商品包装袋を吊下げるフック付きタグ1とから成り、 商品包装袋2は、真空パックにより表裏フィルム3、4
    の間に商品を包装した状態で両フィルム3、4を少なく
    とも上縁部に沿って帯状に溶着して成る帯状溶着部5a
    を備え、該帯状溶着部5aを貫通する窓孔6を開設して
    成り、 フック付きタグ1、商品包装袋2の上縁部から表裏を
    挟持し且つ前記窓孔6を介して相互に溶着された一対の
    合成樹脂シートから成る挟持片7a、7bと、該挟持片
    から上方に延びる一対の合成樹脂シートを重ね合わせた
    状態で相互に溶着して成る吊下フック部8を一体に備え
    て成ることを特徴とするフック付きタグを備えた商品包
    装袋。
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