JP3850258B2

JP3850258B2 - 下げ札

Info

Publication number: JP3850258B2
Application number: JP2001324276A
Authority: JP
Inventors: 正智田中
Original assignee: Sato Corp; Sato Holdings Corp
Current assignee: Sato Corp; Sato Holdings Corp
Priority date: 2001-10-23
Filing date: 2001-10-23
Publication date: 2006-11-29
Anticipated expiration: 2021-10-23
Also published as: JP2003131577A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、価格やバーコード等が印字され、商品に取付けられる下げ札に関する。
【０００２】
【従来の技術】
衣料品や日用品などには、商品名、商品コード、価格、バーコードなどを印字した下げ札が取付けられている。この下げ札には、孔部が孔部され、この孔部に糸を通して環状に係止絵して商品のボタンに取付けしたり、または、取付ピンと呼ばれるもので、下げ札の孔部を通して商品につき通して商品に取付けている。
【０００３】
しかしながら、前者の場合には、下げ札に糸を取付ける作業と、糸を取付け後に印字装置などに下げ札に印字する時に糸が絡んで印字作業の処理能力が低下する問題が発生する。また、商品に取付けした後に、下げ札が揺れるので印字面が裏返しになることがあり、商品情報が見えなくなるという問題がある。
後者の場合には、取付ピンを商品に衝きとおすので商品を損傷させるという問題がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような問題にかんがみなされたもので、下げ札に印字された商品情報が裏返しにならないようにした下げ札を提供する。
【０００５】
本発明は、下げ札の発行の処理能力を効率良く行うとともに、商品を損傷させることがないように商品に取付けることができる下げ札を提供する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下げ札担体で商品に取付けるようにしたので、価格やバーコードなどの商品情報が印字された略長方形状の厚紙から成る札本体部を有した下げ札であって、前記札本体部には、型抜きされるとともに、衣料品のボタン穴に差込可能な一対のＵ字状の係止片と、この一対のＵ字状の係止片を回動可能に折り曲るミシン目を形成した折り部と、前記一対のＵ字状の係止片を前記ミシン目から折り曲げ、前記一対のＵ字状の係止片を衣料品のボタン穴に差込むようにしたことを特徴とする下げ札である。
【０００７】
上記一対の U 字状の係止片は、前記札本体部の一辺近傍に位置することを特徴とする下げ札である。
【０００９】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図１乃至図４に基づいて説明する。
図１は本発明の下げ札の平面図であり、図２は下げ札を連続的に形成した下げ札連続体の平面図であり、図３は下げ札を取付けるときの説明図であり、図４は下げ札を取付けた状態を説明する説明図である。
【００１０】
本発明の下げ札１は、厚紙などから成り、札本体部（印字領域）２と係止部（係止領域）３とから構成され、係止部３はネック部６を介して札本体部１と連設されている。
札本体部２は、略長方を有し商品情報に対応する商品コード（品番）、カラー、商品に対応するバーコード及び価格等が印字されるものであり、ネック部６は、札本体部２の略幅方向の中心部を３ｍｍ程度残して、両幅方向から略Ｕ字状に切欠いて形成してあり、略中心部の３ｍｍの幅で、札本体部２と係止部３が連設されている。
【００１１】
係止部３には、上述したネック部６の幅と略同一の幅間隔で一対の折り部４、４が形成されている。この一対の折り部４、４はミシン目が施されている。また、各折り部４，４に係止片５，５が形成され、各係止片５は折り部４，４から折り曲げを可能にしている。
なお、ネック部６の幅は３ｍｍで説明するが、使用形態に応じて２ｍｍから５ｍｍの幅にしてもよい。
【００１２】
このように形成された下げ札１は、連続状に形成された下げ札連続体７として形成され（図２参照）、図示しない印字装置により札本体部２に商品情報に対応する商品コード、カラー、バーコード、価格等が印字され、所定の位置で切断されるようにしてある。このように下げ札連続体７とすることにより連続的に印字することが可能になり印字発行処理が向上する。また、下げ札に糸が取付けられていないので、下げ札の印字時に糸が印字装置の内部の部材に絡むことがなく、印字処理の中断がないので印字発行の処理が向上する。なお、図示しないが下げ札１の１枚毎のピッチ間隔で印字面とは反対の面にマーク等を予め印字されており、このマークを読み取り所定の位置に印字および切断できるものである。
【００１３】
次に、印字された下げ札を取付ける作用について説明する。
下げ札１の係止片５，５を折り部４，４を起点として、印字された面とは反対の面に折り曲げる。（図３参照）折り曲げられた係止片５，５は、図４に示した商品である衣料品のボタン穴９に差込後、係止片５，５を折り曲げた方向とは反対方向、すなわち元に戻す方向に戻すことにより下げ札１の取り付ができる。
このように下げ札１を取付けることにより、下げ札１はボタン穴９に固定されるので、印字された商品情報が裏返しになるようなことはない。
また、取付ピン（図示せず）などで取付けしないので商品を損傷させることがない。
【００１４】
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。
図５は他の実施の形態を説明する平面図であり、下げ札１０は略長方形の形状を有し、札本体部（印字領域）１１と係止部（係止領域）１２とから構成されている。札本体部１１には商品情報としての文字、バーコード等が印字される領域であり、係止部１２は、略長方形状の札本体部１１の内方の一辺近傍に位置して略Ｕ字状に型抜きされた一対の係止片１４，１４と、この係止片１４，１４を回動可能にするミシン目が形成された一対の折り部１３，１３とが形成されている。
【００１５】
折り部１３，１３は、下げ札１０の幅方向略中心部近傍に各々設けられ、折り部１３，１３同士の間隔は３ｍｍ程度に形成してある。
このように形成された下げ札１０においても、一対の係止片１４，１４を折り部１３，１３から折り曲げボタン穴９（図４参照）に差込、係止片１４，１４をもとに戻すことにより容易に取付けられるとともに、ボタン穴９に固定されるので、下げ札１０に印字された商品情報が裏返しにならことはない。
【００１６】
本発明の下げ札は、厚紙で説明したが薄紙、合成紙など印字することができるものであれば何れのものでもよい。
また、下げ札の形状は略長方形の形状で説明したが、これに限定されることなく、円や楕円、正方形など種々採用できる。
【００１７】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明は、下げ札が固定されるので、印字された商品情報が裏返しにならない。また、下げ札の発行の処理能力を効率良く行うとともに、商品を損傷させることがない効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は本発明の下げ札の平面図である。
【図２】図２は下げ札連続体の平面図である。
【図３】図３は下げ札を取付けるときの説明図である。
【図４】図４は下げ札を取付けた状態を説明する説明図である。
【図５】図５は他の実施の形態を説明する平面図である。
【符号の説明】
１本発明の下げ札
２札本体部（印字領域）
３係止部（係止領域）
４折り部
５係止片
１０下げ札（他の例）
１１札本体部（印字領域）
１２係止部（係止領域）
１３折り部
１４係止片

Claims

価格やバーコードなどの商品情報が印字された略長方形状の厚紙から成る札本体部を有した下げ札であって、
前記札本体部には、型抜きされるとともに、衣料品のボタン穴に差込可能な一対のＵ字状の係止片と、
この一対のＵ字状の係止片を回動可能に折り曲るミシン目を形成した折り部と、
前記一対のＵ字状の係止片を前記ミシン目から折り曲げ、前記一対のＵ字状の係止片を衣料品のボタン穴に差込むようにしたことを特徴とする下げ札。