JP3849674B2 - 温水暖房端末装置 - Google Patents

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Description

この発明は、循環供給される温水の熱を利用して室内の暖房を行う温水暖房端末装置、特に、便所等のように、入室時間の短い部屋を短時間で効率よく暖房することができる温水暖房端末装置に関する。
温水暖房熱源機から供給される温水の熱を利用して室内の暖房を行う温水暖房端末装置は、室内の空気を循環させる循環ファンと、この循環ファンによる空気の循環経路に配設された、温水暖房熱源機から温水が循環供給される熱交換器とを備えており、暖房運転モードでは、循環ファンを運転しながら、熱交換器に温水を循環供給する温水配管に設置された流量制御弁を、循環空気の戻り温度に応じて開閉させることによって、室温を設定温度に保持するようになっている。
ところで、こういった温水暖房端末装置によって、例えば、便所のような入室時間の短い部屋を暖房する場合、入室する度毎に暖房運転を開始していたのでは、入室中に室内を設定温度まで昇温することができるとは限らず、十分な暖房効果を得ることができない。
従って、こういった室内を暖房する温水暖房端末装置については、室内に人がいないときであっても、循環ファンの運転を停止した状態で、熱交換器に温水を循環供給しながら、熱交換器の温度が予め設定されている所定温度になるように、流量制御弁の開閉動作を制御する予熱運転モードで運転させるようにしておくと、入室者が暖房運転モードに切り換えた時点で、即座に暖房能力が発揮され、短時間で室温を設定温度まで昇温させることができる。
特許第2894471号公報
しかしながら、室内に人がいないときであっても、上述したように、熱交換器の温度が所定温度になるように、流量制御弁の開閉動作により、温水の循環を制御する予熱運転モードで温水暖房端末装置を運転させるようにすると、熱交換器に温水を連続して供給し続けなければならないので、温水暖房熱源機に搭載された温水循環ポンプを停止させることができず、また、配管や熱交換器における温水の放熱ロスも大きくなるので、ランニングコストが増大するといった問題がある。
そこで、この発明の課題は、室内を短時間のうちに設定温度まで昇温させることができ、しかも、ランニングコストを最小限に抑えることができる温水暖房端末装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1にかかる発明は、温水暖房熱源機によって生成された温水が、循環ポンプによって、循環供給される熱交換器と、前記熱交換器への温水の供給量を制御する制御弁と、前記熱交換器を通過するように、室内の空気を循環させる循環ファンと、前記循環ポンプ、前記制御弁及び前記循環ファンの動作を制御するコントローラとを備え、前記循環ファンを運転しながら、室温または循環空気の戻り温度が設定温度になるように、前記制御弁の開閉動作を制御する暖房運転モードと、前記循環ファンを運転することなく、前記熱交換器の温度に基づいて、前記循環ポンプの運転動作を制御する予熱運転モードとを有し、前記予熱運転モードでは、前記コントローラが前記制御弁を強制的に全開にすると共に、前記熱交換器の温度が予め設定されている下限温度以下に低下すると、前記コントローラが前記循環ポンプの運転開始指令を出力し、前記熱交換器の温度が予め設定されている上限温度以上に上昇すると、前記コントローラが前記循環ポンプの運転停止指令を出力するようになっていることを特徴とする温水暖房端末装置を提供するものである。
また、上記の課題を解決するため、請求項2にかかる発明は、温水暖房熱源機によって生成された温水が、循環ポンプによって、循環供給される熱交換器と、前記熱交換器への温水の供給量を制御する制御弁と、前記熱交換器を通過するように、室内の空気を循環させる循環ファンと、前記循環ポンプ、前記制御弁及び前記循環ファンの動作を制御するコントローラとを備え、前記循環ファンを運転しながら、室温または循環空気の戻り温度が設定温度になるように、前記制御弁の開閉動作を制御する暖房運転モードと、前記循環ファンを運転することなく、前記熱交換器の温度に基づいて、前記循環ポンプの運転動作を制御する予熱運転モードとを有し、前記予熱運転モードでは、前記熱交換器の温度が予め設定されている下限温度以下に低下すると、前記コントローラが前記制御弁を強制的に全開にすると共に前記循環ポンプの運転開始指令を出力し、前記熱交換器の温度が予め設定されている上限温度以上に上昇すると、前記コントローラが前記制御弁を強制的に全閉にすると共に前記循環ポンプの運転停止指令を出力するようになっていることを特徴とする温水暖房端末装置を提供するものである。
また、上記の課題を解決するため、請求項3にかかる発明は、温水暖房熱源機によって生成された温水が、循環ポンプによって、循環供給される熱交換器と、前記熱交換器への温水の供給量を制御する制御弁と、前記熱交換器を通過するように、室内の空気を循環させる循環ファンと、前記循環ポンプ、前記制御弁及び前記循環ファンの動作を制御するコントローラとを備え、前記循環ファンを運転しながら、室温または循環空気の戻り温度が設定温度になるように、前記制御弁の開閉動作を制御する暖房運転モードと、前記循環ファンを運転することなく、前記循環ポンプの運転動作を制御する予熱運転モードとを有し、前記予熱運転モードでは、前記循環ポンプが、予め設定されているポンプ運転時間及びポンプ停止時間に従って間欠運転を行うように、前記コントローラが、前記制御弁を全開にした状態で、前記循環ポンプの運転開始指令及び運転停止指令を周期的に出力するようになっていることを特徴とする温水暖房端末装置を提供するものである。
また、上記の課題を解決するため、請求項4にかかる発明は、温水暖房熱源機によって生成された温水が、循環ポンプによって、循環供給される熱交換器と、前記熱交換器への温水の供給量を制御する制御弁と、前記熱交換器を通過するように、室内の空気を循環させる循環ファンと、前記循環ポンプ、前記制御弁及び前記循環ファンの動作を制御するコントローラとを備え、前記循環ファンを運転しながら、室温または循環空気の戻り温度が設定温度になるように、前記制御弁の開閉動作を制御する暖房運転モードと、前記循環ファンを運転することなく、前記循環ポンプの運転動作を制御する予熱運転モードとを有し、前記予熱運転モードでは、前記循環ポンプが、予め設定されているポンプ運転時間及びポンプ停止時間に従って間欠運転を行うように、前記循環ポンプが運転を停止した時点から前記ポンプ停止時間が経過すると、前記コントローラが、前記制御弁を全開にすると共に前記循環ポンプの運転開始指令を出力し、前記循環ポンプが運転を開始した時点から前記ポンプ運転時間が経過すると、前記コントローラが、前記制御弁を全閉にすると共に前記循環ポンプの運転停止指令を出力するようになっていることを特徴とする温水暖房端末装置を提供するものである。
また、上記の課題を解決するため、請求項5にかかる発明は、温水暖房熱源機によって生成された温水が、循環ポンプによって、循環供給される熱交換器と、前記熱交換器を通過するように、室内の空気を循環させる循環ファンと、前記循環ポンプ及び前記循環ファンの動作を制御するコントローラとを備え、前記循環ファンを運転しながら、室温または循環空気の戻り温度が設定温度になるように、前記循環ポンプの運転動作を制御する暖房運転モードと、前記循環ファンを運転することなく、前記熱交換器の温度に基づいて、前記循環ポンプの運転動作を制御する予熱運転モードとを有し、前記予熱運転モードでは、前記熱交換器の温度が予め設定されている下限温度以下に低下すると、前記コントローラが前記循環ポンプの運転開始指令を出力し、前記熱交換器の温度が予め設定されている上限温度以上に上昇すると、前記コントローラが前記循環ポンプの運転停止指令を出力するようになっていることを特徴とする温水暖房端末装置を提供するものである。
また、上記の課題を解決するため、請求項6にかかる発明は、温水暖房熱源機によって生成された温水が、循環ポンプによって、循環供給される熱交換器と、前記熱交換器を通過するように、室内の空気を循環させる循環ファンと、前記循環ポンプ及び前記循環ファンの動作を制御するコントローラとを備え、前記循環ファンを運転しながら、室温または循環空気の戻り温度が設定温度になるように、前記循環ポンプの運転動作を制御する暖房運転モードと、前記循環ファンを運転することなく、前記循環ポンプの運転動作を制御する予熱運転モードとを有し、前記予熱運転モードでは、前記循環ポンプが、予め設定されているポンプ運転時間及びポンプ停止時間に従って間欠運転を行うように、前記コントローラが、前記循環ポンプの運転開始指令及び運転停止指令を周期的に出力するようになっていることを特徴とする温水暖房端末装置を提供するものである。
また、上記の課題を解決するため、請求項7にかかる発明は、温水が循環供給される熱交換器と、前記熱交換器への温水の供給量を制御する制御弁と、前記熱交換器を通過するように、室内の空気を循環させる循環ファンと、前記制御弁及び前記循環ファンの動作を制御するコントローラとを備え、前記循環ファンを運転しながら、室温または循環空気の戻り温度が設定温度になるように、前記制御弁の開閉動作を制御する暖房運転モードと、前記循環ファンを運転することなく、前記熱交換器の温度に基づいて、前記制御弁の開閉動作を制御する予熱運転モードとを有し、前記予熱運転モードでは、前記制御弁が、予め設定されている開弁時間及び閉弁時間に従って定期的に開弁するように、前記コントローラが、前記制御弁に対する開弁指令及び閉弁指令を周期的に出力するようになっていることを特徴とする温水暖房端末装置を提供するものである。
また、請求項8にかかる発明の温水暖房端末装置のように、予熱運転モードの設定及びその解除を行う予熱運転スイッチを設け、前記予熱運転スイッチによって予熱運転モードに設定されている場合は、暖房運転が開始されると、予熱運転が停止され、暖房運転が停止されると、予熱運転が開始されるようにしておくと、使い勝手がよい。
また、請求項9にかかる発明の温水暖房端末装置のように、予熱運転を行っているときは、予熱運転を行っている旨を報知したり、請求項10にかかる発明の温水暖房端末装置のように、予熱運転モードに設定された状態で暖房運転を行っているときは、暖房運転を停止した時点で、予熱運転に切り換わる旨を報知しておくことが望ましい。
また、請求項11にかかる発明の温水暖房端末装置のように、予熱運転モードの設定またはその解除を制御する時限タイマーを備えているものや、請求項12にかかる発明の温水暖房端末装置のように、予め設定されたプログラムに従って、予熱運転モードの設定及びその解除を制御するプログラムタイマーを備えているものにあっては、必要な時間帯だけ予熱運転モードに設定することができ、部屋を全く使用しない時間帯は運転を完全に停止させることができるので、無駄な消費エネルギーを最小限に抑えることができる。
以上のように、請求項1、請求項2にかかる発明の温水暖房端末装置や請求項5にかかる発明の温水暖房端末装置における予熱運転モードでは、熱交換器の温度が予め設定されている下限温度以下に低下すると、循環ポンプの運転を開始させ、熱交換器の温度が予め設定されている上限温度以上に上昇すると、循環ポンプの運転を停止させるようになっているので、熱交換器の温度が常時下限温度以上に保持されることになる。従って、予熱運転モードから暖房運転モードに切り換えると、即座に暖房能力が発揮されるような温度に下限温度を設定しておくと、暖房運転モードに切り換えた後、短時間のうちに室内を設定温度まで昇温させることができる。
また、これらの温水暖房端末装置における予熱運転モードでは、熱交換器の温度が一旦上限温度以上に上昇すると、下限温度以下に低下するまでの間は、循環ポンプの運転が停止されることによって、熱交換器への温水の循環供給が停止されることになるので、循環ポンプの動力が削減されるだけでなく、配管や熱交換器における温水の放熱ロスが最小限に抑えられ、予熱運転モードでの運転時におけるランニングコストを最小限に抑えることができる。
また、請求項3、請求項4にかかる発明の温水暖房端末装置や請求項6にかかる発明の温水暖房端末装置における予熱運転モードでは、予め設定されているポンプ運転時間及びポンプ停止時間に従って循環ポンプを間欠運転させるようになっているので、熱交換器の温度が、予熱運転モードから暖房運転モードに切り換えたときに、即座に暖房能力が発揮されるような温度以上に保持されるように、ポンプ運転時間及びポンプ停止時間を設定しておくと、暖房運転モードに切り換えた後、短時間のうちに室内を設定温度まで昇温させることができる。
また、これらの温水暖房端末装置における予熱運転モードでは、定期的に循環ポンプの運転が停止され、そのときは熱交換器への温水の循環供給が停止されることになるので、循環ポンプの動力が削減されるだけでなく、配管や熱交換器における温水の放熱ロスが最小限に抑えられ、予熱運転モードでの運転時におけるランニングコストを最小限に抑えることができる。
また、請求項7にかかる発明の温水暖房端末装置では、予熱運転モードにおいて、制御弁が、予め設定されている開弁時間及び閉弁時間に従って定期的に開弁するようになっているので、熱交換器の温度が、予熱運転モードから暖房運転モードに切り換えたときに、即座に暖房能力が発揮されるような温度以上になるように、制御弁の開弁時間及び閉弁時間を設定しておくと、暖房運転モードに切り換えた後、短時間のうちに室内を設定温度まで昇温させることができる。
また、この温水暖房端末装置における予熱運転モードでは、制御弁が閉弁している間は、熱交換器への温水の循環供給が停止されることになるので、その間は、配管や熱交換器における温水の放熱ロスが最小限に抑えられると共に循環ポンプの運転を停止することもできるので、予熱運転モードでの運転時におけるランニングコストを最小限に抑えることができる。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、便所内を暖房するための温水暖房システムを示しており、この温水暖房システムは、同図に示すように、所定温度の温水を生成する温水暖房熱源機Gと、この温水暖房熱源機Gによって生成された温水を利用して便所内の暖房を行う温水暖房端末装置1とを備えている。
前記温水暖房熱源機Gは、同図に示すように、所定温度の温水を生成する熱交換器Eと、この熱交換器Eを加熱するバーナーBと、生成された所定温度の温水を温水暖房端末装置1に循環供給する循環ポンプPと、バーナーBの燃焼制御や循環ポンプPの発停制御等を行うコントローラCとを備えており、コントローラCは、循環ポンプPの運転時に、熱交換器Eから所定温度の温水が送出されるように、バーナーBの燃焼制御を行うようになっている。
前記温水暖房端末装置1は、便所内の空気を循環させる循環ファン10と、この循環ファン10による便所内の空気の循環経路中に配置された熱交換器20とを備えており、熱交換器20は、温水配管HCを介して、温水暖房熱源機Gの熱交換器Eに接続されていると共に、温水配管HCにおける熱交換器20の温水入口側には、熱交換器20への温水の供給量を制御する流量制御弁30が設置されている。
また、この温水暖房端末装置1は、装置全体を統括的に制御する、シリアルインターフェースを介して温水暖房熱源機GのコントローラCと相互に通信可能なコントローラ40を備えており、このコントローラ40には、循環ファン10による循環空気の戻り温度を便所の室内温度Trとして検出する室内温度センサ51及び熱交換器20の配管途中における略中間位置の温水温度を熱交換器温度Teとして検出する熱交換器温度センサ52からの温度検出信号が入力され、これらの温度検出信号に基づいて、主として流量制御弁30の開閉動作が制御されるようになっている。
以上のように構成された温水暖房端末装置1は、循環ファン10を運転しながら、室内温度センサ51によって検出される室内温度Trが設定温度になるように、流量制御弁30を開閉させる暖房運転モードと、循環ファン10を運転することなく、熱交換器温度センサ52によって検出される熱交換器温度Teに応じて、循環ポンプPの発停を行う予熱運転モードとを備えており、予熱運転モードでは、コントローラ40が、温水暖房熱源機GのコントローラCに循環ポンプPの運転開始指令及び運転停止指令を出力するようになっている。
この温水暖房端末装置1は、図2に示すように、暖房運転スイッチ61、予熱運転スイッチ62等の各種操作スイッチと、運転状態等を表示する表示部63とを備えたワイヤレスリモコン60によって操作されるようになっており、ワイヤレスリモコン60の暖房運転スイッチ61をONすると、暖房運転モードでの運転が開始され、暖房運転スイッチ61をOFFすると、暖房運転モードでの運転が停止されるが、ワイヤレスリモコン60の予熱運転スイッチ62がONされている場合は、暖房運転スイッチ61をOFFした時点で、予熱運転モードでの運転に切り換わるようになっている。なお、暖房運転スイッチ61及び予熱運転スイッチ62の双方がONされている場合は、暖房運転モードでの運転が優先され、暖房運転スイッチ61及び予熱運転スイッチ62の双方がOFFされている場合は、運転が停止されることになる。
この温水暖房端末装置1は、上述したように、暖房運転モードでは、室内温度センサ51によって検出される室内温度Trが設定温度になるように、流量制御弁30を開閉させる一般的なフィードバック制御を採用しているが、予熱運転モードでは、熱交換器温度センサ52によって検出される熱交換器温度Teが所定温度になるように、流量制御弁30を開閉させる一般的なフィードバック制御ではなく、特殊な制御方法が採用されているので、以下、この温水暖房端末装置1の運転動作について、図4及び図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、図4に示すように、暖房運転スイッチ61がONされているか否かが判断され(ステップS1)、暖房運転スイッチ61がONされている場合は、続いて、予熱運転スイッチ62がONされているか否かが判断される(ステップS2)。ここで、予熱運転スイッチ62がONされていない場合、即ち、予熱運転モードに設定されていない場合は、図3(a)に示すように、ワイヤレスリモコン60の表示部63に、「暖房」という文字が暖房運転残時間と共に表示されることによって、暖房運転を行っている旨が報知されるが(ステップS3)、予熱運転スイッチ62がONされている場合、即ち、予熱運転モードに設定されている場合は、同図(b)に示すように、「暖房」という文字が反転表示されることによって、暖房運転を停止した時点で予熱運転に切り換わる旨が報知されるようになっている(ステップS4)。
このように、暖房運転スイッチ61がONされている場合は、予熱運転スイッチ62がONされているか否かに拘わらず、温水暖房熱源機Gの循環ポンプPが連続運転を行い(ステップS5)、温水暖房熱源機Gから所定温度の温水が温水暖房端末装置1の熱交換器20に循環供給されるので、室内温度センサ51によって検出される室内温度Trが設定温度になるように、流量制御弁30を開閉させるフィードバック制御(通常制御)が実行される(ステップS6)。
一方、ステップS1において、暖房運転スイッチ61がONされていない場合も、暖房運転を行っている場合と同様に、続いて、予熱運転スイッチ62がONされているか否かが判断される(ステップS7)。ここで、予熱運転スイッチ62がONされている場合、即ち、予熱運転モードに設定されている場合は、図3(c)に示すように、ワイヤレスリモコン60の表示部63に、「予熱」という文字が表示されることによって、予熱運転を行っている旨が報知され(ステップS8)、暖房運転スイッチ61がONされるか、予熱運転スイッチ62がOFFされるまで、以下に示す予熱運転が実行されるが(ステップS9)、予熱運転スイッチ62がONされていない場合、即ち、予熱運転モードに設定されていない場合は、暖房運転スイッチ61がONされるか、予熱運転スイッチ62がONされるまで、温水暖房端末装置1の運転が完全に停止される(ステップS10)。
予熱運転が開始されると、図5に示すように、まず、熱交換器温度センサ52によって検出される熱交換器温度Teが、予め設定されている下限温度(例えば、45℃)以下であるか否かが判断される(ステップS11)。なお、下限温度は、予熱運転から暖房運転に切り換わった時点で、即座に暖房能力を発揮することができるような熱交換器20の温度に設定されている。
ステップS11において、熱交換器温度Teが下限温度以下である場合は、温水暖房端末装置1のコントローラ40が、温水暖房熱源機GのコントローラCに循環ポンプPの運転開始指令を出力することにより、循環ポンプPの運転を開始させると共に(ステップS12)、流量制御弁30を強制的に全開まで開弁させるので(ステップS13)、温水暖房熱源機Gによって生成された所定温度の温水が温水暖房端末装置1の熱交換器20に供給され始めることになる。
一方、ステップS11において、熱交換器温度Teが下限温度を上回っている場合は、続いて、予め設定されている上限温度(例えば、70℃)以上であるか否かが判断され(ステップS14)、熱交換器温度Teが上限温度以上である場合は、温水暖房端末装置1のコントローラ40が、温水暖房熱源機GのコントローラCに循環ポンプPの運転停止指令を出力することにより、循環ポンプPの運転を停止させると共に(ステップS15)、流量制御弁30を強制的に全閉まで閉弁させるので(ステップS16)、温水暖房熱源機Gによって生成された所定温度の温水の温水暖房端末装置1の熱交換器20への供給が停止されることになる。
また、ステップS14において、熱交換器温度Teが上限温度を下回っている場合は、その時点における運転状態をそのまま継続することになる。即ち、流量制御弁30が全開状態で循環ポンプPが運転しているのであれば、その状態が継続され、流量制御弁30が全閉状態で循環ポンプPが運転を停止しているのであれば、その状態が継続されることになる。
以上のように、この温水暖房端末装置1における予熱運転モードでは、熱交換器温度Teが予め設定されている下限温度(45℃)以下に低下すると、循環ポンプPが運転を開始すると共に流量制御弁30が全開まで開弁するようになっているので、熱交換器温度Teが常時下限温度以上に保持されることになり、しかも、下限温度は、予熱運転から暖房運転に切り換わった時点で、即座に暖房能力が発揮されるような熱交換器20の温度に設定されているので、用便者が便所に入室して予熱運転モードから暖房運転モードに切り換えると、短時間のうちに便所内を設定温度まで昇温させることができる。
また、予熱運転モードにおいて、熱交換器温度Teが上限温度(70℃)以上に上昇すると、下限温度以下に低下するまでの間は、循環ポンプPが運転を停止すると共に流量制御弁30が全閉まで閉弁するようになっているので、熱交換器20への温水の循環供給が停止される。従って、循環ポンプPの動力が削減されるだけでなく、温水配管HCや熱交換器20における温水の放熱ロスが最小限に抑えられ、予熱運転モードでの運転時におけるランニングコストを最小限に抑えることができる。
また、この温水暖房端末装置1では、ワイヤレスリモコン60の予熱運転スイッチ62によって予熱運転モードに設定されている場合は、暖房運転が開始されると、予熱運転が自動的に停止され、暖房運転が停止されると、予熱運転が自動的に開始されるようになっているので、用便者は、便所への入室時に暖房運転スイッチ61をONすることによって暖房運転を開始させ、便所からの退室時に暖房運転スイッチ61をOFFするか、または、全く操作することなく、タイマーによって自動的に暖房運転を停止させるだけでよく、使い勝手がよい。
また、この温水暖房端末装置1では、予熱運転を行っているときは、ワイヤレスリモコン60の表示部63に予熱運転を行っている旨が表示され、予熱運転モードに設定された状態で暖房運転を行っているときは、暖房運転を停止した時点で、予熱運転に切り換わる旨が表示されるようになっているので、予熱運転モードに設定されているか否かを即座に把握することができる。
なお、上述した実施形態では、予熱運転モードにおいて、熱交換器温度Teに応じて、循環ポンプPを発停させたり、流量制御弁30を開閉させたりしているが、これに限定されるものではなく、熱交換器20の温度が、予熱運転モードから暖房運転モードに切り換えたときに、即座に暖房能力が発揮されるような温度以上に保持されるように、循環ポンプPを運転させるポンプ運転時間Tonと循環ポンプPの運転を停止させるポンプ停止時間Toffとを予め定めておき、そのポンプ運転時間Ton及びポンプ停止時間Toffに従って、循環ポンプPを間欠運転させるようにしてもよい。以下、そういった予熱運転動作について、図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。
同図に示すように、予熱運転に移行すると、まず、循環ポンプPが運転中であるか否かを判断し(ステップS21)、循環ポンプPが運転中である場合は、続いて、循環ポンプPの運転開始時点からの経過時間がポンプ運転時間Tonに到達したか否かを判断する(ステップS22)。
ここで、循環ポンプPの運転開始時点からの経過時間がポンプ運転時間Tonに到達した場合は、循環ポンプPの運転開始時点からの経過時間をカウントする運転タイマーをリセットし(ステップS23)、循環ポンプPの運転を停止させると共に(ステップS24)、流量制御弁30を全閉まで閉弁させた後(ステップS25)、循環ポンプPの運転停止時点からの経過時間をカウントする停止タイマーをスタートさせるが(ステップS26)、循環ポンプPの運転開始時点からの経過時間がポンプ運転時間Tonに到達していない場合は、その時点における運転状態、即ち、流量制御弁30を全開にして循環ポンプPを運転している状態を継続させる。
一方、ステップS21において、循環ポンプPが運転停止中である場合は、続いて、循環ポンプPの運転停止時点からの経過時間がポンプ停止時間Toffに到達したか否かを判断する(ステップS27)。
ここで、循環ポンプPの運転停止時点からの経過時間がポンプ停止時間Toffに到達した場合は、循環ポンプPの運転停止時点からの経過時間をカウントする停止タイマーをリセットし(ステップS28)、循環ポンプPの運転を開始させると共に(ステップS29)、流量制御弁30を全開まで開弁させた後(ステップS30)、循環ポンプPの運転開始時点からの経過時間をカウントする運転タイマーをスタートさせるが(ステップS31)、循環ポンプPの運転停止時点からの経過時間がポンプ停止時間Toffに到達していない場合は、その時点における運転状態、即ち、流量制御弁30を全閉にして循環ポンプPの運転を停止している状態を継続させる。
また、上述した各実施形態では、循環ポンプPの運転を開始する際に、流量制御弁30を全開にし、循環ポンプPの運転を停止する際に、流量制御弁30を全閉にするようになっているが、これに限定されるものではなく、例えば、予熱運転に移行する際に流量制御弁30を強制的に全開にし、予熱運転を行っている間は、流量制御弁30を全開状態に保持し続けるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、予熱運転を行っている間は、循環ポンプPを発停させることによって、熱交換器20の温度を所定温度以上に保持しているが、これに限定されるものではなく、循環ポンプPを連続的に運転させながら、ポンプ運転時間及びポンプ停止時間に従って、流量制御弁30を定期的に開弁させるようにしてもよい。
また、上述した各実施形態では、暖房運転モードにおいて、室内温度Trが設定温度になるように、熱交換器20への温水の供給量を調整する流量制御弁30を備えた温水暖房端末装置について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、こういった流量制御弁や温水配管HCを開閉する開閉弁を設けずに、暖房運転モードにおいて、室内温度Trが設定温度になるように、循環ポンプを発停させるようになっている温水暖房端末装置についても本発明を適用することができ、その場合は、上限温度及び下限温度に基づいて循環ポンプを発停させたり、ポンプ運転時間及びポンプ停止時間に従って循環ポンプを間欠運転させればよい。
また、上述した実施形態では、予熱運転スイッチ62をON、OFFすることによって、予熱運転モードの設定及びその解除を行うようになっているが、これに限定されるものではなく、例えば、30分後(あるいは1時間後)に所定の運転を実行させるといった具合に、時間単位で作動する時限タイマーを設けておき、この時限タイマーによって、予熱運転モードの設定や設定の解除を行わせたり、例えば、8時から運転を始めて10時に運転を終了させた後、16時から運転を始めて20時に運転を終了させるといった具合に、予め設定されたプログラムに従って、ある時刻で作動し、ある時刻で作動を停止するプログラムタイマーを設けておき、このプログラムタイマーによって、予熱運転モードの設定及びその解除を制御するようにしておくことも可能である。なお、プログラムタイマーには、1回限りのワンデイタイマー、毎日設定通りに作動するデイリータイマー、毎週設定通りに作動するウィークリータイマー、毎月設定通りに作動するマンスリータイマーなどがある。このように、予熱運転モードの設定や設定の解除を制御する時限タイマーやプログラムタイマーを設けておくと、用便者がその都度予熱運転スイッチ62を操作しなくても、必要な時間帯だけ予熱運転モードに設定することができ、部屋を全く使用しない時間帯は運転を完全に停止させることができるので、無駄な消費エネルギーを最小限に抑えることができる。
また、上述した実施形態では、ワイヤレスリモコン60によって操作するようになっているが、これに限定されるものではなく、暖房運転スイッチや予熱運転スイッチ等の各種スイッチを有する操作部が機器本体に設けられているものであってもよい。
また、上述した実施形態では、ワイヤレスリモコン60における表示部63の表示パターンを変えることによって、運転状態や予熱運転モードに設定されているか否かを報知するようになっているが、これに限定されるものではなく、例えば、音声によって報知することも可能である。
また、上述した実施形態では、入室時間の短い便所を暖房するための温水暖房端末装置について説明したが、これに限定されるものではなく、本発明の温水暖房端末装置は、短時間のうちに設定温度まで昇温させる必要がある部屋を暖房する場合に有用であることはいうまでもない。
この発明にかかる温水暖房端末装置の一実施形態を使用した温水暖房システムを示す概略構成図である。 同上の温水暖房端末装置を操作するためのワイヤレスリモコンを示す正面図である。 (a)〜(c)は同上のワイヤレスリモコンの表示部に表示される表示パターンを示す図である。 同上の温水暖房端末装置における運転動作を示すフローチャートである。 同上の温水暖房端末装置における予熱運転モードでの運転動作を示すフローチャートである。 他の実施形態における予熱運転モードでの運転動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 温水暖房端末装置
10 循環ファン
20 熱交換器
30 流量制御弁(制御弁)
40 コントローラ
51 室内温度センサ
52 熱交換器温度センサ
60 ワイヤレスリモコン
61 暖房運転スイッチ
62 予熱運転スイッチ
63 表示部
G 温水暖房熱源機
E 熱交換器
B バーナー
P 循環ポンプ
C コントローラ
HC 温水配管

Claims (12)

  1. 温水暖房熱源機によって生成された温水が、循環ポンプによって、循環供給される熱交換器と、
    前記熱交換器への温水の供給量を制御する制御弁と、
    前記熱交換器を通過するように、室内の空気を循環させる循環ファンと、
    前記循環ポンプ、前記制御弁及び前記循環ファンの動作を制御するコントローラとを備え、
    前記循環ファンを運転しながら、室温または循環空気の戻り温度が設定温度になるように、前記制御弁の開閉動作を制御する暖房運転モードと、前記循環ファンを運転することなく、前記熱交換器の温度に基づいて、前記循環ポンプの運転動作を制御する予熱運転モードとを有し、
    前記予熱運転モードでは、前記コントローラが前記制御弁を強制的に全開にすると共に、前記熱交換器の温度が予め設定されている下限温度以下に低下すると、前記コントローラが前記循環ポンプの運転開始指令を出力し、前記熱交換器の温度が予め設定されている上限温度以上に上昇すると、前記コントローラが前記循環ポンプの運転停止指令を出力するようになっていることを特徴とする温水暖房端末装置。
  2. 温水暖房熱源機によって生成された温水が、循環ポンプによって、循環供給される熱交換器と、
    前記熱交換器への温水の供給量を制御する制御弁と、
    前記熱交換器を通過するように、室内の空気を循環させる循環ファンと、
    前記循環ポンプ、前記制御弁及び前記循環ファンの動作を制御するコントローラとを備え、
    前記循環ファンを運転しながら、室温または循環空気の戻り温度が設定温度になるように、前記制御弁の開閉動作を制御する暖房運転モードと、前記循環ファンを運転することなく、前記熱交換器の温度に基づいて、前記循環ポンプの運転動作を制御する予熱運転モードとを有し、
    前記予熱運転モードでは、前記熱交換器の温度が予め設定されている下限温度以下に低下すると、前記コントローラが前記制御弁を強制的に全開にすると共に前記循環ポンプの運転開始指令を出力し、前記熱交換器の温度が予め設定されている上限温度以上に上昇すると、前記コントローラが前記制御弁を強制的に全閉にすると共に前記循環ポンプの運転停止指令を出力するようになっていることを特徴とする温水暖房端末装置。
  3. 温水暖房熱源機によって生成された温水が、循環ポンプによって、循環供給される熱交換器と、
    前記熱交換器への温水の供給量を制御する制御弁と、
    前記熱交換器を通過するように、室内の空気を循環させる循環ファンと、
    前記循環ポンプ、前記制御弁及び前記循環ファンの動作を制御するコントローラとを備え、
    前記循環ファンを運転しながら、室温または循環空気の戻り温度が設定温度になるように、前記制御弁の開閉動作を制御する暖房運転モードと、前記循環ファンを運転することなく、前記循環ポンプの運転動作を制御する予熱運転モードとを有し、
    前記予熱運転モードでは、前記循環ポンプが、予め設定されているポンプ運転時間及びポンプ停止時間に従って間欠運転を行うように、前記コントローラが、前記制御弁を全開にした状態で、前記循環ポンプの運転開始指令及び運転停止指令を周期的に出力するようになっていることを特徴とする温水暖房端末装置。
  4. 温水暖房熱源機によって生成された温水が、循環ポンプによって、循環供給される熱交換器と、
    前記熱交換器への温水の供給量を制御する制御弁と、
    前記熱交換器を通過するように、室内の空気を循環させる循環ファンと、
    前記循環ポンプ、前記制御弁及び前記循環ファンの動作を制御するコントローラとを備え、
    前記循環ファンを運転しながら、室温または循環空気の戻り温度が設定温度になるように、前記制御弁の開閉動作を制御する暖房運転モードと、前記循環ファンを運転することなく、前記循環ポンプの運転動作を制御する予熱運転モードとを有し、
    前記予熱運転モードでは、前記循環ポンプが、予め設定されているポンプ運転時間及びポンプ停止時間に従って間欠運転を行うように、前記循環ポンプが運転を停止した時点から前記ポンプ停止時間が経過すると、前記コントローラが、前記制御弁を全開にすると共に前記循環ポンプの運転開始指令を出力し、前記循環ポンプが運転を開始した時点から前記ポンプ運転時間が経過すると、前記コントローラが、前記制御弁を全閉にすると共に前記循環ポンプの運転停止指令を出力するようになっていることを特徴とする温水暖房端末装置。
  5. 温水暖房熱源機によって生成された温水が、循環ポンプによって、循環供給される熱交換器と、
    前記熱交換器を通過するように、室内の空気を循環させる循環ファンと、
    前記循環ポンプ及び前記循環ファンの動作を制御するコントローラとを備え、
    前記循環ファンを運転しながら、室温または循環空気の戻り温度が設定温度になるように、前記循環ポンプの運転動作を制御する暖房運転モードと、前記循環ファンを運転することなく、前記熱交換器の温度に基づいて、前記循環ポンプの運転動作を制御する予熱運転モードとを有し、
    前記予熱運転モードでは、前記熱交換器の温度が予め設定されている下限温度以下に低下すると、前記コントローラが前記循環ポンプの運転開始指令を出力し、前記熱交換器の温度が予め設定されている上限温度以上に上昇すると、前記コントローラが前記循環ポンプの運転停止指令を出力するようになっていることを特徴とする温水暖房端末装置。
  6. 温水暖房熱源機によって生成された温水が、循環ポンプによって、循環供給される熱交換器と、
    前記熱交換器を通過するように、室内の空気を循環させる循環ファンと、
    前記循環ポンプ及び前記循環ファンの動作を制御するコントローラとを備え、
    前記循環ファンを運転しながら、室温または循環空気の戻り温度が設定温度になるように、前記循環ポンプの運転動作を制御する暖房運転モードと、前記循環ファンを運転することなく、前記循環ポンプの運転動作を制御する予熱運転モードとを有し、
    前記予熱運転モードでは、前記循環ポンプが、予め設定されているポンプ運転時間及びポンプ停止時間に従って間欠運転を行うように、前記コントローラが、前記循環ポンプの運転開始指令及び運転停止指令を周期的に出力するようになっていることを特徴とする温水暖房端末装置。
  7. 温水が循環供給される熱交換器と、
    前記熱交換器への温水の供給量を制御する制御弁と、
    前記熱交換器を通過するように、室内の空気を循環させる循環ファンと、
    前記制御弁及び前記循環ファンの動作を制御するコントローラとを備え、
    前記循環ファンを運転しながら、室温または循環空気の戻り温度が設定温度になるように、前記制御弁の開閉動作を制御する暖房運転モードと、前記循環ファンを運転することなく、前記熱交換器の温度に基づいて、前記制御弁の開閉動作を制御する予熱運転モードとを有し、
    前記予熱運転モードでは、前記制御弁が、予め設定されている開弁時間及び閉弁時間に従って定期的に開弁するように、前記コントローラが、前記制御弁に対する開弁指令及び閉弁指令を周期的に出力するようになっていることを特徴とする温水暖房端末装置。
  8. 予熱運転モードの設定及びその解除を行う予熱運転スイッチを備え、
    前記予熱運転スイッチによって予熱運転モードに設定されている場合は、
    暖房運転が開始されると、予熱運転が停止され、暖房運転が停止されると、予熱運転が開始されるようになっている請求項1、2、3、4、5、6または7に記載の温水暖房端末装置。
  9. 予熱運転を行っているときは、予熱運転を行っている旨が報知されるようになっている請求項1、2、3、4、5、6、7または8に記載の温水暖房端末装置。
  10. 予熱運転モードに設定された状態で暖房運転を行っているときは、暖房運転を停止した時点で、予熱運転に切り換わる旨が報知されるようになっている請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9に記載の温水暖房端末装置。
  11. 予熱運転モードの設定またはその解除を制御する時限タイマーを備えている請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10に記載の温水暖房端末装置。
  12. 予め設定されたプログラムに従って、予熱運転モードの設定及びその解除を制御するプログラムタイマーを備えている請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10に記載の温水暖房端末装置。
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