JP3611372B2 - 給湯装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、温水供給源から浴室給湯部に対して出湯路を通して湯を供給するように構成された給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記給湯装置において、従来では、温水供給源より供給される湯は、給湯用の配管を通して浴室給湯部にのみ供給されるように構成されており、例えば、温水供給源において適切な湯温に調整された湯が浴室給湯部に供給されるようになっていた。
一方、浴室や脱衣室を暖房する場合には、例えば温水供給に基づいて作動する専用の暖房装置が設けられ、温水供給源から暖房用の配管を通して暖房装置に温水が供給される構成となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来構成においては、例えば、浴室給湯部に対する温水供給源と、暖房装置に対する温水供給源とが共用されている場合には、浴室給湯部に対する給湯が行われているときには、前記暖房装置を使用することができないか又は充分な暖房能力を発揮できないおそれがあり、暖房装置を使用しているときには浴室給湯部に対する給湯能力が低下してしまうといった不利な面があった。
従って、例えば、浴室における浴槽への給湯(湯はり)を行っているときに、入浴に先立って浴室や脱衣室を予備的に充分に暖房させておくといったことができず、温水を有効に利用することができない不利があった。
【0004】
又、温水供給源から暖房装置に対して温水循環用の往復管路が備えられることになるが、温水供給源は一般的に室外に設置されることから、温水供給源から浴室給湯部への配管以外に暖房装置に対して長い往復管路が必要で、配管が長くなり構造が複雑になると共に、配管の施工に手間がかかる不利もあった。
【0005】
本発明はかかる点に着目してなされたものであり、その目的は、構造の簡素化を図ることができると共に、使用上の利便性を向上させることが可能になる給湯装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1発明の特徴構成は、温水供給源から浴室給湯部に対して出湯路を通して湯を供給するように構成された給湯装置において、
マット状体の内部に湯が通過する湯路が備えられ、この湯路を湯が通過することで室内を暖房するように構成された床暖房装置が備えられ、
前記温水供給源から供給される湯が、前記床暖房装置における前記湯路を通過した後に、前記浴室給湯部に供給されるように構成され、
前記出湯路における前記湯路の上手側箇所及び下手側箇所の夫々を短絡接続するバイパス路が設けられ、
前記温水供給源から供給される湯がこのバイパス路を通過することで前記床暖房装置への供給を規制する床暖房規制状態と、前記温水供給源から供給される湯がこのバイパス路を通過することを規制して、前記床暖房装置に供給させる床暖房状態とに切り換え自在な切換手段が備えられ、
前記床暖房装置に供給される湯温が設定温度を越える高温状態であるか否かを判別する判別手段が備えられ、
この判別手段により、前記湯温が前記高温状態であることが判別されると、前記床暖房状態から前記床暖房規制状態になるように、前記切換手段を制御する切換制御手段が備えられ、
前記温水供給源は、
追焚指令手段により追焚が指令されると、追焚用の高温湯を供給するように構成され、
前記判別手段は、前記追焚指令手段により追焚が指令されると、前記湯温が前記高温状態であると判別するように構成されている点にある。
【0009】
第2発明の特徴構成は、第1発明の実施に好適な構成を特定するものであって、前記出湯路における前記湯路の上手側箇所に、湯温を検出する床暖房湯温検出手段が備えられ、
前記判別手段は、前記床暖房湯温検出手段の検出情報に基づいて、前記湯温が前記高温状態であるか否かを判別するように構成されている点にある。
【0011】
第3発明の特徴構成は、第1又は第2発明の実施に好適な構成を特定するものであって、前記床暖房装置における表面温度を検出する表面温度検出手段が備えられ、
前記判別手段は、前記表面温度検出手段の検出値が設定温度を越えているか否かに基づいて、前記湯温が前記高温状態であるか否かを判別するように構成されている点にある。
【0012】
第4発明の特徴構成は、第1、第2又は第3発明の実施に好適な構成を特定するものであって、前記温水供給源が、供給される湯の温度を変更調節自在に構成され、
前記出湯路における前記湯路の下手側箇所での給湯温度を検出する給湯温検出手段が備えられ、
前記温水供給源は、前記給湯温検出手段の検出値が目標給湯温度になるように、前記床暖房装置に供給する湯の温度を変更調節するように構成されている点にある。
【0013】
【作用】
第1発明の特徴構成によれば、温水供給源から供給される湯が、床暖房装置における湯路を通過した後に浴室給湯部に供給されることになる。従って、浴室給湯部での給湯が行われているときに、同時に床暖房装置により室内が暖房されることになる。
【0014】
又、温水流動用の配管は、温水供給源から床暖房装置に対する温水供給用の配管と、床暖房装置と浴室給湯部とを接続する配管のみで済み、床暖房装置と浴室給湯部の夫々に各別に配管を設ける場合に比較して配管が短くなる。
【0015】
又、室内の暖房を行う場合には、切換手段を床暖房状態に切り換えておくことで、床暖房装置に対して温水が供給され、有効に暖房が行われる。又、暖房を行う必要がないとき、あるいは、供給される湯の温度が高過ぎるような場合は、切換手段を床暖房規制状態に切り換えることで、床暖房装置に対する温水供給が規制され、温水はバイパス路を通して短絡流動することになる。
【0016】
又、追焚指令手段により追焚が指令されると、温水供給源は追焚用の高温湯を浴室給湯部としての浴槽給湯部に対して供給することになる。追焚用の高温湯はできるだけ高温であるほど少ない湯量で効率よく追焚できるが、追焚指令手段により追焚が指令されると、判別手段にて湯温が高温状態であると判別され、切換手段が床暖房規制状態になるように切り換えられて、設定温度を越える高温の湯が床暖房装置に供給されることが自動的に規制されることになる。
【0017】
第2発明の特徴構成によれば、第1発明の特徴構成による作用に加えて次の作用がある。
床暖房装置における湯路の上手側箇所において、床暖房装置に供給される湯の温度が床暖房湯温検出手段によって検出され、その検出された湯温が設定温度を越える高温であることが判別されると、切換手段が床暖房規制状態になるように切り換えられる。
【0019】
第3発明の特徴構成によれば、第1又は第2発明の特徴構成による作用に加えて次の作用がある。
床暖房装置における表面温度が表面温度検出手段により検出され、この検出値が設定温度を越えていれば、判別手段にて湯温が高温状態であると判別され、切換手段が床暖房規制状態になるように切り換えられて、上述したような高温湯が床暖房装置に供給されることが自動的に規制されることになる。
【0020】
第4発明の特徴構成によれば、第1、第2又は第3発明の特徴構成による作用に加えて次の作用がある。
床暖房装置における湯路の下手側箇所における給湯温度、即ち、浴室給湯部に対して供給される湯の温度が給湯温検出手段によって検出される。そして、この給湯温検出手段の検出値が目標給湯温度になるように、温水供給源により床暖房装置に供給する湯の温度を変更調節されるのである。
従って、浴室給湯部に対して供給される湯温が常に目標給湯温度に維持されることになる。
【0021】
【発明の効果】
第1発明の特徴構成によれば、例えば、浴室における浴槽への給湯を行っているときや、別の人が入浴して浴室内で給湯使用しているときに、入浴に先立って浴室や脱衣室を予備的に暖房させておくといったことが可能となり、浴室を使用する際の実用上の利便性を向上させることができるものとなった。又、温水供給用の配管を極力短いもので済ませることができ、構造を簡素化できると共に、それだけ配管の施工の手間を少なくて済むことになる。
しかも、床暖房後の温水を利用して給湯させることで、温水供給源から供給される温水の熱を無駄の無い状態で有効利用することで、熱効率が向上するといった利点もある。
【0022】
又、床暖房装置をその使用に適した状態においてのみ選択的に使用することが可能となり、更に、使用上の利便性を向上させることができ、且つ、使用上の安全性を向上させることもできる。
【0023】
又、少ない湯量で効率的に浴湯の追焚を行うことができるものでありながら、このような追焚が指令されたときに、誤って、床暖房装置に高温湯が供給されることを未然に防止して、高温湯が供給されることに起因して床暖房装置の不具合が発生したり、使用者が火傷する等の不利を未然に回避できるものとなった。
【0024】
第2発明の特徴構成によれば、第1発明の特徴構成による効果に加えて次の効果がある。
床暖房装置に供給される湯の温度を検出して、その検出値に基づいて、切換手段が切り換えられるから、高温湯が供給される状態であるか否かが正確に判別できるものとなり、設定温度を越える高温湯が床暖房装置に供給される不利を確実に回避できる。
【0026】
第3発明の特徴構成によれば、第1又は第2発明の特徴構成による効果に加えて次の効果がある。
使用者が接触する床暖房装置における表面の温度に基づいて、切換手段が切り換えられるから、例えば、表面温度に対する設定温度を適切に設定しておくことで、床暖房装置の表面温度が高すぎる状態になるのを有効に防止できて、使用上の安全性をより向上させることができる。
【0027】
第4発明の特徴構成によれば、第1、第2又は第3発明の特徴構成による効果に加えて次の効果がある。
浴室給湯部での給湯と床暖房装置による暖房とを同時に行うことができるものでありながら、例えば、外気温度等の差異にかかわらず、浴室給湯部における給湯温度を目標給湯温度に維持させることができるものとなった。
【0028】
【実施例】
以下、実施例を図面に基いて説明する。
図1に本発明に係る給湯装置が示されている。この給湯装置は、浴室給湯部Aに対して出湯路1を通して湯を供給する温水供給源としての加熱部B、加熱部Bを制御する制御部C、制御部Cに制御動作を指令する操作部D、加熱部Bより供給される温水にて室内を暖房する床暖房装置E等を備えて構成されている。
【0029】
加熱部Bは、燃焼室2内に、水過熱用の熱交換器3、この熱交換器3を加熱するガスバーナ4、ガスバーナ4に燃焼用空気を通風するファン5等が設けられ、熱交換器3には水が供給される入水路6及び加熱された湯を浴室給湯部Aに供給する出湯路1の夫々が接続されている。入水路6には、この入水路6内を通過する通水量を検出する通水量センサ7と、入水温度を検出する入水温センサ8とが備えられている。
ガスバーナ4に対して燃料ガスが供給される燃料供給路9には、電磁操作式のガス開閉弁10と供給燃料量を変更調整自在なガス量調整弁11とが備えられ、ガスバーナ4の近傍には点火用のイグナイタ12、着火したことを検出するフレームロッド13とが備えられている。
【0030】
前記床暖房装置Eは、例えば、浴室の床や脱衣室の床等に敷設されるマット状体14の内部に湯が通過するための湯路15が、蛇行屈曲状にマット状体のほぼ全面にわたって巡らせた状態で備えられ、この湯路15に高温の湯が通過することで室内を暖房するように構成されている。
【0031】
前記床暖房装置Eは前記出湯路1の途中箇所に介装されており、熱交換器3にて加熱された湯が、床暖房装置Eにおける湯路15を通過した後に、浴室給湯部Aに供給されるように構成されている。そして、出湯路1における湯路15の上手側箇所と、湯路15の下手側箇所とを短絡接続するバイパス路16が設けられ、出湯路1と、湯路15の上手側箇所におけるバイパス路16との分岐箇所には、熱交換器3側から供給される湯がバイパス路16を通過することで床暖房装置Eへの供給を規制する床暖房規制状態と、前記湯がバイパス路16を通過することを規制して、床暖房装置Eに供給させる床暖房状態とに切り換え自在な切換手段としての流路切換弁17が備えられている。
【0032】
又、前記湯路15の上手側箇所には、その箇所での湯温を検出する床暖房湯温検出手段としての床暖房湯温センサ18が備えられ、前記湯路15の下手側箇所には、その箇所での湯温を検出する給湯温検出手段としての給湯温センサ19が備えられている。
【0033】
浴室給湯部Aは、浴槽に給湯する浴槽給湯部20、シャワーあるいはカラン等の一般給湯部21が備えられ、浴槽給湯部に対する給湯路部分には、電磁操作により開閉操作自在な風呂弁22と逆流防止用の逆止弁23が備えられている。
【0034】
操作部Dは、給湯運転状態のON/OFFを指令する運転スイッチ24、目標給湯温度を変更設定する設定スイッチ25、目標給湯温度を表示する表示部26、自動湯はりを指令する湯はりスイッチ27、追焚作動を指令する追焚スイッチ28、床暖房状態に設定するための床暖房スイッチ29等が備えられている。
【0035】
制御部Cは、操作部Dからの制御指令情報並びに各種センサの検出情報に基づいて、浴室給湯部Aに設定スイッチ25にて設定された目標給湯温度の湯を給湯する給湯温制御、及び、高温湯を給湯することで浴槽内の浴湯を追焚する追焚湯温制御を実行する給湯制御手段100と、前記床暖房装置Eに供給される湯温が設定温度を越える高温状態であるか否かを判別する判別手段101と、この判別手段101により、前記湯温が前記高温状態であることが判別されると、前記床暖房状態から前記床暖房規制状態になるように、流路切換弁17を切り換え制御する切換制御手段102とが、夫々、制御プログラム形式で備えられている。
【0036】
次に制御部Cの制御動作について図2のフローチャートに基づいて説明する。運転スイッチ24がON操作された給湯運転状態において、床暖房スイッチ29がON操作されていれば流路切換弁17を床暖房側に湯を供給する状態に切り換え、OFFされていれば流路切換弁17をバイパス路16側に湯を供給する状態に切り換える(ステップ1〜3)。
湯はりスイッチ27がON操作されると、風呂弁22を開弁させると共に、給湯温制御を実行する(ステップ4〜6)。つまり、ファン5を駆動させて燃焼用空気を通風させ、ガス開閉弁10及びガス量調整弁11を開弁させてガスバーナ4に燃料ガスを供給すると共に、イグナイタ12よる点火動作を行う。フレームロッド13より着火が確認されると点火動作を終了し、設定スイッチ25にて設定された目標給湯温度、入水温センサ8の検出値T1 、通水量センサ7の検出値、給湯温センサ19の検出値T3 (給湯温度)等に基づいて、給湯温度を目標給湯温度にさせるに必要なガスバーナ4の燃焼量を求め、ガス流量が求められた燃焼量になるようにガス量調整弁11を調整制御する。このようにして給湯温度が目標給湯温度になるように制御が実行される。
【0037】
このとき、熱交換器3から供給される湯は、床暖房装置Eを通過する状態で浴室給湯部Aに給湯されるので、湯はりが実行されているときに、予め、浴室あるいは脱衣室の室内が暖房されることになる。
【0038】
そして、床暖房湯温センサ18の検出値T2 が、設定温度T2Sを越えるような高い温度になった場合には、床暖房スイッチ29がON操作されている場合であっても、流路切換弁17をバイパス路16側に供給する状態に切り換える(ステップ7,8)。
従って、低温の残り湯に高温の足し湯を行う場合等において、高温給湯が行われ、床暖房装置Eに設定温度以上の高温湯が供給され、床面温度が過熱状態になったり、床暖房装置Eの耐久性が低下する等の不利を未然に回避できる。
【0039】
湯はりが実行され、通水量センサ7の検出値の積算値Rxが設定値Rsを越えると、風呂弁22を閉弁させ、ガス開閉弁10及びガス量調整弁11を閉弁させてガスバーナ4を消火させ、湯はりが終了する(ステップ9,10,22)。
【0040】
又、追焚スイッチ28がON操作されると、床暖房スイッチ29がON状態であっても流路切換弁17をバイパス路16側に切り換えた状態で、風呂弁22を開弁させて、追焚湯温制御が実行される(ステップ11〜14)。つまり、上述したようなバーナ点火動作が行われ、給湯温度が予め設定された追焚用設定温度(93°C)になるようにガス量が調整される。
このような高温の湯が床暖房装置Eに供給されることを未然に防止して、上述したような不利を回避させるようにしている。
その後、追焚スイッチ28がOFF操作されると、風呂弁22を閉弁させ、ガス開閉弁10及びガス量調整弁11を閉弁させてガスバーナ4を消火させ、追焚が終了する(ステップ15,16,22)。
【0041】
湯はりスイッチ27、追焚スイッチ28がいずれもON操作されない状態で、浴室供給部での給湯栓が開操作され、通水量センサ7の検出値が設定量を越えると、上述した制御と同様な給湯温制御が実行され、目標給湯温度での給湯が実行される(ステップ17,18)。
この場合においても、床暖房湯温センサ18の検出値T2 が、設定温度T2Sを越えるような高い温度になった場合には、床暖房スイッチ29がON操作されている場合であっても、流路切換弁17をバイパス路16側に供給する状態に切り換える(ステップ19,20)。
給湯栓が閉操作され、通水量センサ7の検出値が設定量を下回ると、ガス開閉弁10及びガス量調整弁11を閉弁させてガスバーナ4を消火させる(ステップ21,22)。
【0042】
尚、制御部Cにおける、上記ステップ6,14,18の夫々の制御動作により給湯制御手段100が構成され、ステップ7,11,19の夫々の制御動作により判別手段101が構成され、ステップ8,12,20の夫々の制御動作により切換制御手段102が構成されることになる。
【0043】
〔別実施例〕
(1)上記実施例では、床暖房湯温センサ18の検出値が設定温度を越えると、流路切換弁17(切換手段)をバイパス路側に切り換えるように構成したが、このような構成に代えて、図3に示すように、床暖房装置Eの表面温度を検出する表面温度検出手段としての表面温度センサ30を設け、この表面温度センサ30の検出値が、予め設定された設定温度を越えると、流路切換弁17(切換手段)をバイパス路側に切り換えるように構成してもよい。
このようにすると、使用者が直接、触れる表面温度に基づいて、流路を切り換えるので、表面温度が高い温度になることが確実に防止され、使用上の安全性が向上する。
【0044】
(2)上記実施例では、湯はり作動中及び給湯動作中の夫々において、床暖房湯温センサ18の検出情報や、表面温度センサ30の検出情報に基づいて、流路切換弁17(切換手段)をバイパス路側に切り換えるように構成したが、湯はり作動中及び給湯動作中には、このような流路切り換え制御を実行しない構成としてもよく、湯はり動作中、あるいは、給湯動作中のうちのいずれかにおいてのみ、このような流路切り換え制御を実行する構成としてもよい。
【0047】
(5)上記実施例では、浴室給湯部Aとして、浴槽給湯部及び一般給湯部が備えられる場合を示したが、浴槽給湯部のみ設けられる構成であってもよく、一般給湯部のみ設けられる構成であってもよい。
【0048】
(6)上記実施例では、床暖房装置Eが浴室あるいは脱衣室に設けられるようにしたが、その他の部屋、例えば、トイレや居間等に設けられるようにしてもよい。
【0049】
(7)上記実施例では、温水供給源として、ガス燃焼式給湯装置を用いたが、温水を供給できる構成であればよく、電気式温水器や重油燃焼式給湯装置等各種の温水供給源を用いることができる。
【0050】
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】給湯装置の概略構成図
【図2】制御動作のフローチャート
【図3】別実施例の給湯装置の概略構成図
【符号の説明】
1 出湯路
14 マット状体
15 湯路
16 バイパス路
17 切換手段
18 床暖房湯温検出手段
19 給湯温検出手段
28 追焚指令手段
30 表面温度検出手段
101 判別手段
102 切換制御手段
A 浴室給湯部
B 温水供給源
E 床暖房装置
Claims (4)
- 温水供給源(B)から浴室給湯部(A)に対して出湯路(1)を通して湯を供給するように構成された給湯装置であって、
マット状体(14)の内部に湯が通過する湯路(15)が備えられ、この湯路(15)を湯が通過することで室内を暖房するように構成された床暖房装置(E)が備えられ、
前記温水供給源(B)から供給される湯が、前記床暖房装置(E)における前記湯路(15)を通過した後に、前記浴室給湯部(A)に供給されるように構成され、
前記出湯路(1)における前記湯路(15)の上手側箇所及び下手側箇所の夫々を短絡接続するバイパス路(16)が設けられ、
前記温水供給源(B)から供給される湯がこのバイパス路(16)を通過することで前記床暖房装置(E)への供給を規制する床暖房規制状態と、前記温水供給源(B)から供給される湯がこのバイパス路(16)を通過することを規制して、前記床暖房装置(E)に供給させる床暖房状態とに切り換え自在な切換手段(17)が備えられ、
前記床暖房装置(E)に供給される湯温が設定温度を越える高温状態であるか否かを判別する判別手段(101)が備えられ、
この判別手段(101)により、前記湯温が前記高温状態であることが判別されると、前記床暖房状態から前記床暖房規制状態になるように、前記切換手段(17)を制御する切換制御手段(102)が備えられ、
前記温水供給源(B)は、
追焚指令手段(28)により追焚が指令されると、追焚用の高温湯を供給するように構成され、
前記判別手段(101)は、前記追焚指令手段(28)により追焚が指令されると、前記湯温が前記高温状態であると判別するように構成されている給湯装置。 - 前記出湯路(1)における前記湯路(15)の上手側箇所に、湯温を検出する床暖房湯温検出手段(18)が備えられ、
前記判別手段(101)は、
前記床暖房湯温検出手段(18)の検出情報に基づいて、前記湯温が前記高温状態であるか否かを判別するように構成されている請求項1記載の給湯装置。 - 前記床暖房装置(E)における表面温度を検出する表面温度検出手段(30)が備えられ、
前記判別手段(101)は、
前記表面温度検出手段(30)の検出値が設定温度を越えているか否かに基づいて、前記湯温が前記高温状態であるか否かを判別するように構成されている請求項1又は2記載の給湯装置。 - 前記温水供給源(B)が、供給される湯の温度を変更調節自在に構成され、
前記出湯路(1)における前記湯路(15)の下手側箇所での給湯温度を検出する給湯温検出手段(19)が備えられ、
前記温水供給源(B)は、
前記給湯温検出手段(19)の検出値が目標給湯温度になるように、前記床暖房装置(E)に供給する湯の温度を変更調節するように構成されている請求項1、2又は3記載の給湯装置。
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