JP3849524B2 - 軸受装置及び軸受装置の製造方法 - Google Patents

軸受装置及び軸受装置の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は回転振れの少ない高精度に回転する回転体を含む軸受装置及び軸受装置の製造方法に係り、特に、DVC等の小型の磁気記録装置における回転ドラム等に好適な軸受装置及び軸受装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、磁気テープに情報を記録する磁気記録再生装置が広範に普及している。磁気記録再生装置の一つとして、近年には、極めて小型のDVC(Digital Video Camera)も普及している。
これらの磁気記録再生装置においては、走行する磁気テープに対して回転する磁気ヘッドにより信号が記録・再生される。磁気ヘッドは、回転ドラムにおいて、高精度に高速回転可能なアッパードラムアッセンブリ(軸受装置)のアッパードラムに配置されている。
【0003】
図5は、従来例の軸受装置を示す断面構成図であり、図6は、従来例の軸受装置におけるベアリングユニットを示す断面構成図である。
図5に示すように、アッパードラムアッセンブリ(軸受装置)39は、図6に示すベアリングユニット40にアッパードラム(回転体)37を組み込んだものである。
【0004】
図6に示すように、ベアリングユニット40においては、円筒状のシャフト35に所定の間隔で同一の上ベアリング31と下ベアリング32とが配置されており、上ベアリング31の外輪31Gの外周部31GG及び下ベアリング32の外輪32Gの外周部32GGには、ブッシュ34の円筒状の貫通孔34Nが接着剤36で固定されている。上ベアリング31はシャフト35に設けられた上ベアリング用溝35Uに充填された所定数のボール31Bと外輪31Gより構成され、下ベアリング32はシャフト35に設けられた下ベアリング用溝35Lに充填された所定数のボール32Bと外輪32Gより構成され、外輪31Gと外輪32Gとの間には、その間に配置された、外輪31G,32Gの外径より小さい外径を有する圧スプリング33により所定の圧が懸けられており、ブッシュ34がベアリング31,32を介して、固定したシャフト35に対して回転するように構成されている。
【0005】
ブッシュ34の貫通孔34Nに、所定の隙間嵌め公差を有するベアリング31,32を挿入し、外輪31G,32Gを接着した後に、ブッシュ34の上部に、シャフト35の軸に対して同軸となるように、外周面34Kが、シャフト35の軸に対して垂直になるように、ベース面34Bを精密研削加工により形成する。
そして、図5に示すように、アッパードラム37がそのベース面37Bをブッシュ34のベース面34Bに密着させて組み込まれ、図示しないボルトで固定されて、アッパードラムアッセンブリ39が得られる。このとき、アッパードラム37は、シャフト35に対して回転可能となるが、アッパードラム37の外周部37Gのシャフト35に対する回転の振れは所定の範囲内に収められている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のアッパードラムアッセンブリ39は、上ベアリング31と下ベアリング32との間に所定の予圧を与えることが出来、精密加工によりブッシュ34のベース面34Bを形成しているので、容易に、シャフト35に対してアッパードラム37が回転振れの極めて少ない高速回転が出来るようにすることが出来る。
しかしながら、上及び下ベアリング31,32付のシャフト35をブッシュ34に組み込んだ後に、ベース面34Bおよび外周面を形成するには、非常にコストがかかるという問題があった。
【0007】
これに対して、コストの小さい量産性の高いアッパードラムアッセンブリ(軸受装置)を得る方法として、アッパードラムの貫通孔に、直接、上及び下ベアリング付のシャフトを焼き嵌めで挿入固定することが考えられる。
【0008】
図7は、ベアリングの取付け状態を示す断面構成図であり、ベアリングが正常に挿入された場合を示す。
図7に示すように、シャフト115に上ベアリング111と下ベアリング112のそれぞれの内輪111Nと内輪112Nにシャフト115が締まり嵌めで挿入固定されており、上及び下ベアリング111,112のそれぞれの外輪111G,112G間には予圧スプリング113(予圧スプリンリング113の外径は外輪111G,112Gの外径よりは小さい)により所定の予圧が懸けられており、従って、外輪111G、112Gはそれぞれ互いに離れる方向である矢印116U,116Lの方向に移動して、それぞれボール111B,112Bに接するので、外輪111G,112Gと内輪111N,112G間にはガタが発生しない。
【0009】
この上及び下ベアリング111,112付シャフト115を、所定の温度に加熱してあるアッパードラム117の円筒状の貫通孔117Nに矢印114の方向に挿入し、焼き嵌めする。アッパードラム117の上ベアリング挿入部117NUおよび下ベアリング挿入部117NLの直径は同一であり、上及び下ベアリング111,112の外輪111G,112Gの直径に対し、締まり嵌めの公差になっており、焼き嵌めのための加熱を行うと隙間嵌めになる。正常に、焼き嵌めが行われると、外輪111G,112Gは所定の位置まで挿入されて、予圧が維持され、シャフト115とアッパードラム117との間にはガタが発生せず、振れのないアッパードラムアッセンブリ119が得られる。
【0010】
しかし、焼き嵌めを行うと、正常にシャフトが挿入配置されても、その冷却過程でアッパードラムが収縮し、そのため矢印116U,116Lと反対の方向に力が作用し、予圧抜けが発生し、上及び下ベアリング111,112の外輪111G,112Gと内輪111N,112N間にガタが生じる。また、シャフト挿入時に、アッパードラム117の温度が低下して、下ベアリング112の外輪112Gが貫通孔117Nと強く接触すると、そこで外輪112Gから予圧スプリング113に圧縮の力が加わり、やはり予圧抜けが発生し、上及び下ベアリング111,112の外輪111G,112Gと内輪111N,112N間にガタが生じるという問題が常にあり、実用的で量産性の高いものではなかった。
【0011】
そこで、本発明は、上記問題を解決し、焼き嵌めにおける予圧抜けの発生を防止し、量産性が高くコストの安い軸受装置及び軸受装置の製造方法を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための手段として本発明は、次の(a)、(b)の軸受装置及び軸受装置の製造方法を提供する。
(a)シャフト(5)と、前記シャフトの軸方向に離間して固定配置され、外輪の外径が互いに同一である一対の第1、第2のベアリング(1、2)と、前記第1のベアリングと前記第2のベアリングとの間に配置され、前記第1のベアリングの外輪(1G)と前記第2のベアリングの外輪(2G)に対して前記第1のベアリングの外輪(1G)と前記第2のベアリングの外輪(2G)が互いに離間する方向に予圧をかける予圧スプリング(3)と、前記第1のベアリングと前記予圧スプリングと前記第2のベアリングとが前記軸方向にこの順で配置された前記シャフトを挿入する貫通孔(7N)を有する回転体(7)とを備え、前記貫通孔は、前記シャフトを挿入する入口側から、前記第1のベアリングを収納する第1のベアリング収納部(7NU)と、前記予圧スプリングを収納する逃げ部(7NN)と、前記第2のベアリングを収納する第2のベアリング収納部(7NL)とをこの順で有し、前記逃げ部の全ての部分の内径が前記第1及び第2のベアリング収納部の全ての部分の内径より大きく、前記第2のベアリング収納部の内径(B)が前記第1のベアリング収納部の内径(A)より大きく、前記第1及び第2のベアリング収納部は前記第1及び第2のベアリングに対して締まり嵌めとなっていることを特徴とする軸受装置。
(b)第1のベアリングを収納する第1のベアリング収納部(7NU)と、予圧スプリングを収納する逃げ部(7NN)と、第2のベアリングを収納する第2のベアリング収納部(7NL)がこの順で形成された貫通孔(7N)を有し、前記逃げ部の全ての部分の内径が前記第1及び第2のベアリング収納部の全ての部分の内径より大きく、前記第2のベアリング収納部の内径(B)が前記第1のベアリング収納部の内径(A)より大きい回転体(7)を所定の温度に加熱し、
シャフト(5)と、外輪の外径が互いに同一である一対のベアリングであり、前記シャフトの軸方向に離間して固定配置した前記第1、第2のベアリング(1、2)と、前記第1のベアリングの外輪(1G)と前記第2のベアリングの外輪(2G)との間に配置され、前記第1のベアリングの外輪(1G)と前記第2のベアリングの外輪(2G)に対して前記第1のベアリングと前記第2のベアリングが互いに離間する方向に予圧をかける前記予圧スプリング(3)とからなるベアリングユニット(10)を、前記第2のベアリング(2)側を先頭として前記回転体の前記第1ベアリング収納部から挿入することにより、前記第1のベアリングを前記第1のベアリング収納部に収納し、前記予圧スプリングを前記逃げ部に収納し、前記第2のベアリングを前記第2のベアリング収納部に収納し、前記回転体を冷却することにより、前記第1及び第2のベアリング収納部を前記第1及び第2ベアリングに対して締まり嵌めとすることを特徴とする軸受装置の製造方法。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態につき、好ましい実施例により、図面を参照して説明する。
<実施例>
図1は、本発明の軸受装置の実施例を示す断面構成図である。
図2は、本発明の軸受装置の実施例におけるベアリングユニットを示す断面構成図である。
図3は、本発明の軸受装置の実施例における回転体を示す断面構成図である。
図4は、実施例に係る軸受装置を組み立てる工程図である。
【0014】
図1に示すように、実施例のアッパードラムアッセンブリ(軸受装置)9は、例えば、DVCの回転ドラム(回転数9000rpmで振れ精度1μm以下)を構成するアッパードラムアッセンブリであり、ベアリングユニット10をアッパードラム(回転体)7の貫通孔7Nの所定位置に焼き嵌めで挿入固定保持したものである。
【0015】
図2にも示すように、ベアリングユニット10は、例えば、直径2mm、長さ18mmのSUS420からなるシャフト5に、例えば外径Cの上ベアリング1と外径Dの下ベアリング2が所定の位置に圧入により固定配置されたものである。ここで、上ベアリング1の外輪1Gと下ベアリング2の外輪2Gとの間には予圧スプリング3が配置されており、外輪1G,2Gに対して互いが離れる方向に、予圧が印加されている。上ベアリング1の外径C及び下ベアリングの外径Dは同一で、例えば6mmである。これらによって、外輪1G,2Gの外周部1GG,2GGに対するシャフト5の外周部5Gの振れは0.002mm以内に保持される。
【0016】
一方、図3に示すように、回転体としてのアッパードラム7は、例えばAl合金からなり、例えば外径(外周部7Gの直径)は21.7mm(所定の公差を有する)であり、所定の高さを有するものである。ここで、外周部7Gに対して、同軸的に貫通孔7Nが形成されている。貫通孔7Nは、上ベアリング1が配置されるべき上ベアリング収納部7NUと、逃げ部7NNと、下ベアリングが配置されるべき下ベアリング収納部7NLとから構成される。
【0017】
ここで、上及び下ベアリング収納部7NU,7NLは、外周部7Gに対して同軸度が例えば0.001mm以内になるように形成されている。
上ベアリング収納部7NUの直径(内径)Aは6mmであり、下ベアリング収納部7NLの直径(内径)Bは、B=A+0.002±0.0005(mm)である。
逃げ部の直径(内径)は、A,Bより十分大きな値例えば(A+0.05)mmとする。
【0018】
上ベアリング収納部7NUの直径Aは、上ベアリング1の外径Cに対して、締まり嵌めとなり、下ベアリング収納部7NLの直径Bは、下ベアリング2の外径D(=C)に対して、A+0.002mmの嵌め合いとなる(締まり嵌めになる時と2μm以下で隙間嵌めになるときがある)。
【0019】
次に、ベアリングユニット10をアッパードラム7に焼き嵌めして、アッパードラムアッセンブリ9を得る工程を説明する。
まず、図4の(a)に示すように、アッパードラム7を加熱装置15にセットする。加熱装置15はアッパードラム7を載せるためのベース11と、ベース11の中央部に設けられた孔部11Nに配置されたベース11を所定温度にまで加熱するためのヒーター12と、セットされたアッパードラム7の温度を測定するための熱電対を備えている。アッパードラム7は約200度Cまで加熱される。
【0020】
次に、図4の(b)に示すように、加熱されたアッパードラム7は速やかに加熱装置15からベアリングユニット挿入装置20に移される。ベアリングユニット挿入装置20は、アッパードラム7を載せるためのベース21と、ベース21の上方に配置した、焼き嵌め終了後にアッパードラムアッセンブリ9を冷却するための空気を放出するための空気導入パイプ27及びベアリングユニット10を保持すると共にアッパードラム7の貫通孔7Nに挿入するためのホルダー25を備えている。アッパードラム7はベース21に、保持部で保持され、その位置は中央に設けられた孔部23に、アッパードラム7の保持部外周部7Hがガイドされて、精密に決められる。ベアリングユニット10は真空チャックによりホルダー25に保持され、上ベアリング1の外輪1Gが押圧部25Aに接している。
【0021】
次に、図4の(c)に示すように、ホルダー25が下降して、ベアリングユニット10を所定の位置まで挿入する。このとき、挿入する際には、外輪1Gが押されて、下ベアリング2から貫通孔7Nに挿入される。所定の位置に挿入後、空気導入パイプ27より空気を放出して冷却し、所定の温度以下になったら、取り出し、焼き嵌めしたアッパードラムアッセンブリ9が得られる。
【0022】
ベアリングユニット10をアッパードラム7の貫通孔7Nに挿入するとき、下ベアリング2が貫通孔7Nの上ベアリング収納部7NUを通過する。上ベアリング収納部7NUの直径は上述したように、上及び下ベアリング1,2の外周部1GG,2GGの直径に対し締まり嵌めになっているが、アッパードラムが加熱された状態では隙間嵌めになっている。従って、下ベアリング2が上ベアリング収納部を通過に際しては特に接触することがなく、通過する。仮に接触して予圧スプリング3が圧縮されても、下ベアリング2が貫通孔7Nの逃げ部7NNに達すると、逃げ部7NNの直径は、外周部1GG,2GGの直径よりはるか大きいので、予圧スプリング3は元の状態に戻り、予圧を保持する。
【0023】
さらに、下ベアリング2が貫通孔7Nの下ベアリング収納部7NLに達すると、上述したように下ベアリング収納部7NLの直径は、上ベアリング収納部7NUの直径より、0.002mm大きいので、加熱された状態では、十分広い隙間ができており、下ベアリング2は接触することなく下ベアリング収納部7NLに挿入される。同時に上ベアリング1は上ベアリング収納部7NUに挿入される。このとき、上ベアリング1が上ベアリング収納部7NUと接触しても、外輪1Gを押圧部25Aで押されており、下ベアリング2が下ベアリング収納部7NLに接触することがないから、予圧スプリング3が機能しており、そのまま押し込んで何ら問題はない。
【0024】
ここで、得られたアッパードラムアッセンブリ9において、上ベアリング1は締まり嵌めで固定されており、下ベアリング2が公差により、隙間嵌めになることが起こるが、回転精度(振れ)に問題ないことが確かめられている。
また、ベアリングユニットを挿入する際のアッパードラムの加熱温度は、挿入後、アッパードラムによりベアリングが加熱されるが、その際に損傷を受けない温度に設定されている。
【0025】
なお、上及び下ベアリング収納部の寸法差は、予圧保証、焼き嵌め作業の容易さを考慮すると大きいほど良いのであるが、常に隙間となる寸法では、アッパードラムアッセンブリ(軸受装置)としての性能(回転精度)を得ることが出来なくなる。
従って、下ベアリング収納部7NLの直径Bは上ベアリング収納部7NUの直径A(公差を含む)より大きく、且、常温で締め代が得られる寸法以下にする必要があり、予圧を保証できるように、直径Aに対し+2μmとしてある。
【0026】
以上、本発明の軸受装置として、DVCに用いられるアッパードラムアッセンブリについて説明したが、これに限定されるものではなく、高速精密回転を必要とする軸受装置に広く適用できるものである。
また、以上、同一の一対のベアリングを用いて、回転体のベアリング収納部の内径を変えた場合について説明したが、公差が2μm異なる外径を有する一対のベアリングを用いて、同一内径に形成したベアリング収納部に、外径の小さいベアリングから挿入して軸受装置を形成しても同様の効果があることは、言うまでもない。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の軸受装置及び軸受装置の製造方法によれば、シャフトに取付けられた一対のベアリングを回転体に取付ける際の焼き嵌めにおける予圧抜けの発生を防止し、量産性が高くコストの安い軸受装置及び軸受装置の製造方法を提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の軸受装置の実施例を示す断面構成図である。
【図2】 本発明の軸受装置の実施例におけるベアリングユニットを示す断面構成図である。
【図3】 本発明の軸受装置の実施例における回転体を示す断面構成図である。
【図4】 実施例に係る軸受装置を組み立てる工程図である。
【図5】 従来例の軸受装置を示す断面構成図である。
【図6】 従来例の軸受装置におけるベアリングユニットを示す断面構成図である。
【図7】 ベアリングの取付け状態を示す断面構成図である。
【符号の説明】
1…上ベアリング、1G…外輪、1N…内輪、1B…ボール、1GG…外周部、2…下ベアリング、2G…外輪、2N…内輪、2B…ボール、2GG…外周部、3…与圧スプリング、5…シャフト、5G…外周部、6…矢印、7…アッパードラム(回転体)、7G…外周部、7H…保持部外周部、7N…貫通孔、7NU…上ベアリング収納部、7NL…下ベアリング収納部、7NN…逃げ部、9…アッパードラムアッセンブリ(軸受装置)、10…ベアリングユニット、11…ベース、11N…孔部、12…ヒーター、13…熱電対、15…加熱装置、20…ベアリングユニット挿入装置、21…ベース、22…保持部、23…孔部、25…ホルダー、25A…押圧部、27…空気導入パイプ、31…上ベアリング、31G…外輪、31B…ボール、31GG…外周部、32…下ベアリング、32G…外輪、32B…ボール、32GG…外周部、33…与圧スプリング、34…ブッシュ、34B…ベース面、34K…外周面、34N…貫通孔、35…シャフト、35U…上ベアリング用溝、35L…下ベアリング用溝、36…接着剤、37…アッパードラム(回転体)、37B…ベース面、37G…外周部、37H…孔の内面、39…アッパードラムアッセンブリ(軸受装置)、40…ベアリングユニット、111…上ベアリング、111G…外輪、111N…内輪、111B…ボール、112…下ベアリング、112G…外輪、112N…内輪、112B…ボール、112K…下面、113…与圧スプリング、114…矢印、115…シャフト、116U,116L…矢印、117…アッパードラム(回転体)、117NU…上ベアリング挿入部、117NL…下ベアリング挿入部、117NN…逃げ部、117K…下面、117N…貫通孔、119…アッパードラムアッセンブリ(軸受装置)

Claims (2)

  1. シャフトと、
    前記シャフトの軸方向に離間して固定配置され、外輪の外径が互いに同一である一対の第1、第2のベアリングと、
    前記第1のベアリングと前記第2のベアリングとの間に配置され、前記第1のベアリングの外輪と前記第2のベアリングの外輪に対して前記第1のベアリングの外輪と前記第2のベアリングの外輪が互いに離間する方向に予圧をかける予圧スプリングと、
    前記第1のベアリングと前記予圧スプリングと前記第2のベアリングとが前記軸方向にこの順で配置された前記シャフトを挿入する貫通孔を有する回転体とを備え、
    前記貫通孔は、前記シャフトを挿入する入口側から、前記第1のベアリングを収納する第1のベアリング収納部と、前記予圧スプリングを収納する逃げ部と、前記第2のベアリングを収納する第2のベアリング収納部とをこの順で有し、前記逃げ部の全ての部分の内径が前記第1及び第2のベアリング収納部の全ての部分の内径より大きく、前記第2のベアリング収納部の内径が前記第1のベアリング収納部の内径より大きく、前記第1及び第2のベアリング収納部は前記第1及び第2のベアリングに対して締まり嵌めとなっていることを特徴とする軸受装置。
  2. 第1のベアリングを収納する第1のベアリング収納部と、予圧スプリングを収納する逃げ部と、第2のベアリングを収納する第2のベアリング収納部がこの順で形成された貫通孔を有し、前記逃げ部の全ての部分の内径が前記第1及び第2のベアリング収納部の全ての部分の内径より大きく、前記第2のベアリング収納部の内径が前記第1のベアリング収納部の内径より大きい回転体を所定の温度に加熱し、
    シャフトと、外輪の外径が互いに同一である一対のベアリングであり、前記シャフトの軸方向に離間して固定配置した前記第1、第2のベアリングと、前記第1のベアリングと前記第2のベアリングとの間に配置され、前記第1のベアリングの外輪と前記第2のベアリングの外輪に対して前記第1のベアリングの外輪と前記第2のベアリングの外輪が互いに離間する方向に予圧をかける前記予圧スプリングとからなるベアリングユニットを、前記第2のベアリング側を先頭として前記回転体の前記第1ベアリング収納部から挿入することにより、前記第1のベアリングを前記第1のベアリング収納部に収納し、前記予圧スプリングを前記逃げ部に収納し、前記第2のベアリングを前記第2のベアリング収納部に収納し、
    前記回転体を冷却することにより、前記第1及び第2のベアリング収納部を前記第1及び第2ベアリングに対して締まり嵌めとすることを特徴とする軸受装置の製造方法。
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