JP2003194051A - 軸受装置 - Google Patents

軸受装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼き嵌めにおける予圧抜けの発生を防止し、
量産性が高くコストの安い軸受装置を提供する。 【解決手段】 一対のベアリング1,2が外輪間に予圧
スプリング3を介して所定間隔でシャフト5に挿入され
ており、一方向に順次形成した第1のベアリング挿入部
7NLと逃げ部7NNと第2のベアリング挿入部7NU
とからなる貫通孔7Nを有する回転体7の第1及び第2
のベアリング挿入部7NL,7NUに一対のベアリング
1,2が焼き嵌めされている軸受装置において、第1の
ベアリング挿入部7NLの内径Bを第2のベアリング挿
入部7NUの内径Aより大きく形成すると共に、いずれ
の内径A,Bも前記外輪の外周部の直径Cに対しシマリ
嵌めの関係とした回転体7を、所定の温度に加熱し、貫
通孔7Nに、第2のベアリング挿入部7NU側から一対
のベアリング1.2を滑らかに挿入して焼き嵌めして構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は回転フレの少ない高
精度に回転する回転体を含む軸受装置に係り、特に、D
VC等の小型の磁気記録装置における回転ドラム等に好
適な軸受装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、磁気テープに情報を記録する磁気
記録再生装置が広範に普及している。磁気記録再生装置
の一つとして、近年には、極めて小型のDVC(Dig
ital Video Camera)も普及してい
る。これらの磁気記録再生装置においては、走行する磁
気テープに対して回転する磁気ヘッドにより信号が記録
・再生される。磁気ヘッドは、回転ドラムにおいて、高
精度に高速回転可能なアッパードラムアッセンブリ(軸
受装置)のアッパードラムに配置されている。 【0003】図5は、従来例の軸受装置を示す断面構成
図であり、図6は、従来例の軸受装置におけるベアリン
グユニットを示す断面構成図である。図5に示すよう
に、アッパードラムアッセンブリ(軸受装置)39は、
図6に示すベアリングユニット40にアッパードラム
(回転体)37を組み込んだものである。 【0004】図6に示すように、ベアリングユニット4
0においては、円筒状のシャフト35に所定の間隔で同
一の上ベアリング31と下ベアリング32とが配置され
ており、上ベアリング31の外輪31Gの外周部31G
G及び下ベアリング32の外輪32Gの外周部32GG
には、ブッシュ34の円筒状の貫通孔34Nが接着剤3
6で固定されている。上ベアリング31はシャフト35
に設けられた上ベアリング用溝35Uに充填された所定
数のボール31Bと外輪31Gより構成され、下ベアリ
ング32はシャフト35に設けられた下ベアリング用溝
35Lに充填された所定数のボール32Bと外輪32G
より構成され、外輪31Gと外輪32Gとの間には、そ
の間に配置された、外輪31G,32Gの外径より小さ
い外径を有する与圧スプリング33により所定の与圧が
懸けられており、ブッシュ34がベアリング31,32
を介して、固定したシャフト35に対して回転するよう
に構成されている。 【0005】ブッシュ34の貫通孔34Nに、所定のス
キマ嵌め公差を有するベアリング31,32を挿入し、
外輪31G,32Gを接着した後に、ブッシュ34の上
部に、シャフト35の軸に対して同軸となるように、外
周面34Kが、シャフト35の軸に対して垂直になるよ
うに、ベース面34Bを精密研削加工により形成する。
そして、図5に示すように、アッパードラム37がその
ベース面37Bをブッシュ34のベース面34Bに密着
させて組み込まれ、図示しないボルトで固定されて、ア
ッパードラムアッセンブリ39が得られる。このとき、
アッパードラム37は、シャフト35に対して回転可能
となるが、アッパードラム37の外周部37Gのシャフ
ト35に対する回転のフレは所定の範囲内に収められて
いる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のアッ
パードラムアッセンブリ39は、上ベアリング31と下
ベアリング32との間に所定の予圧を与えることが出
来、精密加工によりブッシュ34のベース面34Bを形
成しているので、容易に、シャフト35に対してアッパ
ードラム37が回転フレの極めて少ない高速回転が出来
るようにすることが出来る。しかしながら、上及び下ベ
アリング31,32付のシャフト35をブッシュ34に
組み込んだ後に、ベース面34Bおよび外周面を形成す
るには、非常にコストがかかるという問題があった。 【0007】これに対して、コストの小さい量産性の高
いアッパードラムアッセンブリ(軸受装置)を得る方法
として、アッパードラムの貫通孔に、直接、上及び下ベ
アリング付のシャフトを焼き嵌めで挿入固定することが
考えられる。 【0008】図7は、ベアリングの取付け状態を示す断
面構成図であり、ベアリングが正常に挿入された場合を
示す。図7に示すように、シャフト115に上ベアリン
グ111と下ベアリング112のそれぞれの内輪111
Nと内輪112Nにシャフト115がシマリ嵌めで挿入
固定されており、上及び下ベアリング111,112の
それぞれの外輪111G,112G間には予圧スプリン
グ113(予圧スプリンリング113の外径は外輪11
1G,112Gの外径よりは小さい)により所定の予圧
が懸けられており、従って、外輪111G、112Gは
それぞれ互いに離れる方向である矢印116U,116
Lの方向に移動して、それぞれボール111B,112
Bに接するので、外輪111G,112Gと内輪111
N,112G間にはガタが発生しない。 【0009】この上及び下ベアリング111,112付
シャフト115を、所定の温度に加熱してあるアッパー
ドラム117の円筒状の貫通孔117Nに矢印114の
方向に挿入し、焼き嵌めする。アッパードラム117の
上ベアリング挿入部117NUおよび下ベアリング挿入
部117NLの直径は同一であり、上及び下ベアリング
111,112の外輪111G,112Gの直径に対
し、シマリ嵌めの公差になっており、焼き嵌めのための
加熱を行うとスキマ嵌めになる。正常に、焼き嵌めが行
われると、外輪111G,112Gは所定の位置まで挿
入されて、予圧が維持され、シャフト115とアッパー
ドラム117との間にはガタが発生せず、フレのないア
ッパードラムアッセンブリ119が得られる。 【0010】しかし、焼き嵌めを行うと、正常にシャフ
トが挿入配置されても、その冷却過程でアッパードラム
が収縮し、そのため矢印116U,116Lと反対の方
向に力が作用し、予圧抜けが発生し、上及び下ベアリン
グ111,112の外輪111G,112Gと内輪11
1N,112N間にガタが生じる。また、シャフト挿入
時に、アッパードラム117の温度が低下して、下ベア
リング112の外輪112Gが貫通孔117Nと強く接
触すると、そこで外輪112Gから予圧スプリング11
3に圧縮の力が加わり、やはり予圧抜けが発生し、上及
び下ベアリング111,112の外輪111G,112
Gと内輪111N,112N間にガタが生じるという問
題が常にあり、実用的で量産性の高いものではなかっ
た。 【0011】そこで、本発明は、上記問題を解決し、焼
き嵌めにおける予圧抜けの発生を防止し、量産性が高く
コストの安い軸受装置を提供することを目的とするもの
である。 【0012】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段として、本発明は、同一の一対のベアリング
(1,2)と、円筒状のシャフト5と、予圧スプリング
3と、一方向に順次形成した第1のベアリング挿入部
(7NL)と逃げ部(7NN)と第2のベアリング挿入
部(7NU)とからなり前記逃げ部の内径が前記第1及
び第2のベアリング挿入部の内径より大きい貫通孔(7
N)を有する回転体とを有し、所定間隔を有する前記一
対のベアリングの内輪1N,2Nの内周部に前記シャフ
トが圧入挿入されており、前記予圧スプリングは前記一
対のベアリングの対向する外輪1G,2G間に配置され
て、前記外輪間の離間方向に予圧をかけており、前記貫
通孔の第1及び第2のベアリング挿入部に前記一対のベ
アリングの前記外輪の外周部をそれぞれ挿入固定し、前
記シャフトに対し前記一対のベアリングを介して前記回
転体を回転自在に保持した軸受装置において、前記第1
のベアリング挿入部(7NL)の内径(直径B)を前記
第2のベアリング挿入部(7NU)の内径(直径A)よ
り大きく形成すると共に、いずれの前記内径も前記外輪
の外周部の直径に対しシマリ嵌めの関係とした前記回転
体を、所定の温度に加熱し、前記一対のベアリングおよ
び前記予圧スプリングの配置された前記シャフトを、前
記貫通孔に、前記第2のベアリング挿入部側から前記一
対のベアリングを滑らかに挿入して、前記一対のベアリ
ングの外輪を前記第1及び第2のベアリング挿入部にそ
れぞれ配置した後、冷却して焼き嵌め固定する構成とし
たことを特徴とする軸受装置である。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、好ましい実施例により、図面を参照して説明する。 <実施例>図1は、本発明の軸受装置の実施例を示す断
面構成図である。図2は、本発明の軸受装置の実施例に
おけるベアリングユニットを示す断面構成図である。図
3は、本発明の軸受装置の実施例における回転体を示す
断面構成図である。図4は、実施例に係る軸受装置を組
み立てる工程図である。 【0014】図1に示すように、実施例のアッパードラ
ムアッセンブリ(軸受装置)9は、例えば、DVCの回
転ドラム(回転数9000rpmでフレ精度1μm以
下)を構成するアッパードラムアッセンブリであり、ベ
アリングユニット10をアッパードラム(回転体)7の
貫通孔7Nの所定位置に焼き嵌めで挿入固定保持したも
のである。 【0015】図2にも示すように、ベアリングユニット
10は、例えば、直径2mm、長さ18mmのSUS4
20からなるシャフト5に、例えば外径Cの上ベアリン
グ1と外径Dの下ベアリング2が所定の位置に圧入によ
り固定配置されたものである。ここで、上ベアリング1
の外輪1Gと下ベアリング2の外輪2Gとの間には予圧
スプリング3が配置されており、外輪1G,2Gに対し
て互いが離れる方向に、予圧が印加されている。上ベア
リング1の外径C及び下ベアリングの外径Dは同一で、
例えば6mmである。これらによって、外輪1G,2G
の外周部1GG,2GGに対するシャフト5の外周部5
Gのフレは0.002mm以内に保持される。 【0016】一方、図3に示すように、回転体としての
アッパードラム7は、例えばAl合金からなり、例えば
外径(外周部7Gの直径)は21.7mm(所定の公差
を有する)であり、所定の高さを有するものである。こ
こで、外周部7Gに対して、同軸的に貫通孔7Nが形成
されている。貫通孔7Nは、上ベアリング1が配置され
るべき上ベアリング挿入部7NUと、逃げ部7NNと、
下ベアリングが配置されるべき下ベアリング挿入部7N
Lとから構成される。 【0017】ここで、上及び下ベアリング挿入部7N
U,7NLは、外周部7Gに対して同軸度が例えば0.
001mm以内になるように形成されている。上ベアリ
ング挿入部7NUの直径(内径)Aは6mmであり、下
ベアリング挿入部7NLの直径(内径)Bは、B=A+
0.002±0.0005(mm)である。逃げ部の直
径(内径)は、A,Bより十分大きな値例えば(A+
0.05)mmとする。 【0018】上ベアリング挿入部7NUの直径Aは、上
ベアリング1の外径Cに対して、シマリ嵌めとなり、下
ベアリング挿入部7NLの直径Bは、下ベアリング2の
外径D(=C)に対して、A+0.002mmの嵌め合
いとなる(シマリ嵌めになる時と2μm以下でスキマ嵌
めになるときがある)。 【0019】次に、ベアリングユニット10をアッパー
ドラム7に焼き嵌めして、アッパードラムアッセンブリ
9を得る工程を説明する。まず、図4の(a)に示すよ
うに、アッパードラム7を加熱装置15にセットする。
加熱装置15はアッパードラム7を載せるためのベース
11と、ベース11の中央部に設けられた孔部11Nに
配置されたベース11を所定温度にまで加熱するための
ヒーター12と、セットされたアッパードラム7の温度
を測定するための熱電対を備えている。アッパードラム
7は約200度Cまで加熱される。 【0020】次に、図4の(b)に示すように、加熱さ
れたアッパードラム7は速やかに加熱装置15からベア
リングユニット挿入装置20に移される。ベアリングユ
ニット挿入装置20は、アッパードラム7を載せるため
のベース21と、ベース21の上方に配置した、焼き嵌
め終了後にアッパードラムアッセンブリ9を冷却するた
めの空気を放出するための空気導入パイプ27及びベア
リングユニット10を保持すると共にアッパードラム7
の貫通孔7Nに挿入するためのホルダー25を備えてい
る。アッパードラム7はベース21に、保持部で保持さ
れ、その位置は中央に設けられた孔部23に、アッパー
ドラム7の保持部外周部7Hがガイドされて、精密に決
められる。ベアリングユニット10は真空チャックによ
りホルダー25に保持され、上ベアリング1の外輪1G
が押圧部25Aに接している。 【0021】次に、図4の(c)に示すように、ホルダ
ー25が下降して、ベアリングユニット10を所定の位
置まで挿入する。このとき、挿入する際には、外輪1G
が押されて、下ベアリング2から貫通孔7Nに挿入され
る。所定の位置に挿入後、空気導入パイプ27より空気
を放出して冷却し、所定の温度以下になったら、取り出
し、焼き嵌めしたアッパードラムアッセンブリ9が得ら
れる。 【0022】ベアリングユニット10をアッパードラム
7の貫通孔7Nに挿入するとき、下ベアリング2が貫通
孔7Nの上ベアリング挿入部7NUを通過する。上ベア
リング挿入部7NUの直径は上述したように、上及び下
ベアリング1,2の外周部1GG,2GGの直径に対し
シマリ嵌めになっているが、アッパードラムが加熱され
た状態ではスキマ嵌めになっている。従って、下ベアリ
ング2が上ベアリング挿入部を通過に際しては特に接触
することがなく、通過する。仮に接触して予圧スプリン
グ3が圧縮されても、下ベアリング2が貫通孔7Nの逃
げ部7NNに達すると、逃げ部7NNの直径は、外周部
1GG,2GGの直径よりはるか大きいので、予圧スプ
リング3は元の状態に戻り、予圧を保持する。 【0023】さらに、下ベアリング2が貫通孔7Nの下
ベアリング挿入部7NLに達すると、上述したように下
ベアリング挿入部7NLの直径は、上ベアリング挿入部
7NUの直径より、0.002mm大きいので、加熱さ
れた状態では、十分広い隙間ができており、下ベアリン
グ2は接触することなく下ベアリング挿入部7NLに挿
入される。同時に上ベアリング1は上ベアリング挿入部
7NUに挿入される。このとき、上ベアリング1が上ベ
アリング挿入部7NUと接触しても、外輪1Gを押圧部
25Aで押されており、下ベアリング2が下ベアリング
挿入部7NLに接触することがないから、予圧スプリン
グ3が機能しており、そのまま押し込んで何ら問題はな
い。 【0024】ここで、得られたアッパードラムアッセン
ブリ9において、上ベアリング1はシマリ嵌めで固定さ
れており、下ベアリング2が公差により、スキマ嵌めに
なることが起こるが、回転精度(フレ)に問題ないこと
が確かめられている。また、ベアリングユニットを挿入
する際のアッパードラムの加熱温度は、挿入後、アッパ
ードラムによりベアリングが加熱されるが、その際に損
傷を受けない温度に設定されている。 【0025】なお、上及び下ベアリング挿入部の寸法差
は、予圧保証、焼き嵌め作業の容易さを考慮すると大き
いほど良いのであるが、常にスキマとなる寸法では、ア
ッパードラムアッセンブリ(軸受装置)としての性能
(回転精度)を得ることが出来なくなる。従って、下ベ
アリング挿入部7NLの直径Bは上ベアリング挿入部7
NUの直径A(公差を含む)より大きく、且、常温でシ
メ代が得られる寸法以下にする必要があり、予圧を保証
できるように、直径Aに対し+2μmとしてある。 【0026】以上、本発明の軸受装置として、DVCに
用いられるアッパードラムアッセンブリについて説明し
たが、これに限定されるものではなく、高速精密回転を
必要とする軸受装置に広く適用できるものである。ま
た、以上、同一の一対のベアリングを用いて、回転体の
ベアリング挿入部の内径を変えた場合について説明した
が、公差が2μm異なる外径を有する一対のベアリング
を用いて、同一内径に形成したベアリング挿入部に、外
径の小さいベアリングから挿入して軸受装置を形成して
も同様の効果があることは、言うまでもない。 【0027】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の軸受装置
は、第1のベアリング挿入部の内径を第2のベアリング
挿入部の内径より大きく形成すると共に、いずれの前記
内径も外輪の外周部の直径に対しシマリ嵌めの関係とし
た回転体を、所定の温度に加熱し、一対のベアリングお
よび予圧スプリングの配置されたシャフトを、貫通孔
に、前記第2のベアリング挿入部側から前記一対のベア
リングを滑らかに挿入して、前記一対のベアリングの外
輪を前記第1及び第2のベアリング挿入部にそれぞれ配
置した後、冷却して焼き嵌め固定する構成としたことに
より、シャフトに取付けられた一対のベアリングを回転
体に取付ける際の焼き嵌めにおける予圧抜けの発生を防
止し、量産性が高くコストの安い軸受装置を提供できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の軸受装置の実施例を示す断面構成図で
ある。 【図2】本発明の軸受装置の実施例におけるベアリング
ユニットを示す断面構成図である。 【図3】本発明の軸受装置の実施例における回転体を示
す断面構成図である。 【図4】実施例に係る軸受装置を組み立てる工程図であ
る。 【図5】従来例の軸受装置を示す断面構成図である。 【図6】従来例の軸受装置におけるベアリングユニット
を示す断面構成図である。 【図7】ベアリングの取付け状態を示す断面構成図であ
る。 【符号の説明】 1…上ベアリング、1G…外輪、1N…内輪、1B…ボ
ール、1GG…外周部、2…下ベアリング、2G…外
輪、2N…内輪、2B…ボール、2GG…外周部、3…
与圧スプリング、5…シャフト、5G…外周部、6…矢
印、7…アッパードラム(回転体)、7G…外周部、7
H…保持部外周部、7N…貫通孔、7NU…上ベアリン
グ挿入部、7NL…下ベアリング挿入部、7NN…逃げ
部、9…アッパードラムアッセンブリ(軸受装置)、1
0…ベアリングユニット、11…ベース、11N…孔
部、12…ヒーター、13…熱電対、15…加熱装置、
20…ベアリングユニット挿入装置、21…ベース、2
2…保持部、23…孔部、25…ホルダー、25A…押
圧部、27…空気導入パイプ、31…上ベアリング、3
1G…外輪、31B…ボール、31GG…外周部、32
…下ベアリング、32G…外輪、32B…ボール、32
GG…外周部、33…与圧スプリング、34…ブッシ
ュ、34B…ベース面、34K…外周面、34N…貫通
孔、35…シャフト、35U…上ベアリング用溝、35
L…下ベアリング用溝、36…接着剤、37…アッパー
ドラム(回転体)、37B…ベース面、37G…外周
部、37H…孔の内面、39…アッパードラムアッセン
ブリ(軸受装置)、40…ベアリングユニット、111
…上ベアリング、111G…外輪、111N…内輪、1
11B…ボール、112…下ベアリング、112G…外
輪、112N…内輪、112B…ボール、112K…下
面、113…与圧スプリング、114…矢印、115…
シャフト、116U,116L…矢印、117…アッパ
ードラム(回転体)、117NU…上ベアリング挿入
部、117NL…下ベアリング挿入部、117NN…逃
げ部、117K…下面、117N…貫通孔、119…ア
ッパードラムアッセンブリ(軸受装置)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】同一の一対のベアリングと、円筒状のシャ
    フトと、予圧スプリングと、一方向に順次形成した第1
    のベアリング挿入部と逃げ部と第2のベアリング挿入部
    とからなり前記逃げ部の内径が前記第1及び第2のベア
    リング挿入部の内径より大きい貫通孔を有する回転体と
    を有し、所定間隔を有する前記一対のベアリングの内輪
    の内周部に前記シャフトが圧入挿入されており、前記予
    圧スプリングは前記一対のベアリングの対向する外輪間
    に配置されて、前記外輪間の離間方向に予圧をかけてお
    り、前記貫通孔の第1及び第2のベアリング挿入部に前
    記一対のベアリングの前記外輪の外周部をそれぞれ挿入
    固定し、前記シャフトに対し前記一対のベアリングを介
    して前記回転体を回転自在に保持した軸受装置におい
    て、 前記第1のベアリング挿入部の内径を前記第2のベアリ
    ング挿入部の内径より大きく形成すると共に、いずれの
    前記内径も前記外輪の外周部の直径に対しシマリ嵌めの
    関係とした前記回転体を、所定の温度に加熱し、前記一
    対のベアリングおよび前記予圧スプリングの配置された
    前記シャフトを、前記貫通孔に、前記第2のベアリング
    挿入部側から前記一対のベアリングを滑らかに挿入し
    て、前記一対のベアリングの外輪を前記第1及び第2の
    ベアリング挿入部にそれぞれ配置した後、冷却して焼き
    嵌め固定する構成としたことを特徴とする軸受装置。
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