JP3847924B2 - ヘリウム冷凍液化機の運転制御装置 - Google Patents

ヘリウム冷凍液化機の運転制御装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヘリウム冷凍液化機の運転制御装置に関し、詳しくは、プロセスヘリウムガスを冷却源とする輻射シールドと、該輻射シールドを通過する冷却用ヘリウムガスの量を制御するバイパス弁とを備えたヘリウム冷凍液化機の運転制御装置、特に、初期冷却運転を効率よく行うことができる運転制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
超伝導マグネット等を低温に冷却する手段として、ヘリウムを冷媒として使用したクロードサイクル式のヘリウム冷凍液化機(以下、冷凍機ということがある)が用いられている。このような冷凍機では、液体ヘリウム温度レベルの侵入熱量を低減する輻射シールドを備えたものが多い。そして輻射シールドを冷却するための冷却源として、液体窒素等の系外からの冷媒を用いることもあるが、冷凍機自身のプロセスから抜き出した低温ヘリウムガスを用いる場合もある。
【0003】
図6は、輻射シールド1の冷却源として、冷凍機自身のプロセスから抜き出した低温ヘリウムガスを用いた従来のヘリウム冷凍液化機の一例を示す系統図であって、冷媒ガスであるヘリウムを循環圧縮する循環圧縮機2、高圧ヘリウムガスと低圧ヘリウムガスとを熱交換させる熱交換器群3(第1〜第5熱交換器3a〜3e)、寒冷を発生させる第一タービン4及び第二タービン5、生成した液化ヘリウムで超伝導マグネット等の被冷却体6を冷却する被冷却体冷却部7、該被冷却体冷却部7への熱侵入を防止する前記輻射シールド1、該輻射シールド1の冷却用ヘリウムガスの流量を制御するシールドガスバイパス弁8等を備えている。
【0004】
循環圧縮機2で圧縮された高圧ヘリウムガスは、高圧流体経路21を通り、熱交換器群3で後述の低圧流体経路22を流れる低圧ヘリウムガスと向流熱交換して冷却された後、JT弁9で自由膨張し、一部が液体ヘリウムとなって被冷却体冷却部7に溜まる。被冷却体冷却部7で被冷却体6を冷却することによりガス化したヘリウムガスと、前記JT弁9で液化しなかったヘリウムガスは、前記低圧ヘリウムガスとなって低圧流体経路22に導出され、熱交換器群3で前記高圧ヘリウムガスを冷却することによって昇温し、循環圧縮機2に吸入され、再び圧縮されて前記流体経路21,22を循環する。
【0005】
また、前記高圧ヘリウムガスの一部は、前記熱交換器群3の第2熱交換器3bの温端側でタービン流体経路23に分岐し、タービン入口弁10,第一タービン4,シールドガスバイパス弁8,第3熱交換器3c及び第二タービン5を通ることにより寒冷を発生し、第4熱交換器3dの冷端側で前記低圧流体経路22の低圧ヘリウムガスと合流する。
【0006】
さらに、第一タービン4を導出した低温ヘリウムガスの一部は、シールドガスバイパス弁8の前流側でタービン流体経路23からシールドガス供給経路24に分岐し、弁11を通って輻射シールド1に冷却源として供給され、冷熱を与えることにより昇温してシールドガス戻り経路25に導出し、弁12を経て第2熱交換器3bで冷却された後、前記シールドガスバイパス弁8の後流側でタービン流体経路23に合流して第二タービン5に導かれる。
【0007】
このように構成されたヘリウム冷凍液化機は、輻射シールド1の圧力損失や熱負荷の変動により、輻射シールド1から第2熱交換器3bに戻されるガス(シールド戻りガス)の温度や第二タービン5に導入される圧力が変動し、熱交換器群3の温度バランスや第二タービン5の膨張比が崩れ、ヘリウム冷凍液化機全体の運転が不安定になり易い。定格運転時においては、これを防止して運転を安定化させるために、輻射シールド1から戻るシールドガス戻り経路25に温度検出器31を設け、該経路25内のガスの温度を一定に保つように加熱ヒーター32を制御する制御器33による戻りガス温度制御と、シールド入出の差圧を一定に保つように、シールドガスバイパス弁8の前後に設けた圧力検出器34,35から得られた差圧によりシールドガスバイパス弁8の開度を制御する制御器36による差圧制御とを行っている。
【0008】
また、寒冷発生源である第一,第二タービン4,5は、通常、定格運転時における所要寒冷発生能力で設計されるので、定格運転時に比較して寒冷発生量を多く必要とする初期冷却時においては寒冷が不足する場合がある。このような場合は、冷却促進のため、タービン発生寒冷に加えて、図6に破線で示す経路13及び熱交換器14を設け、系外から液体窒素LNを補助寒冷として導入することにより、高圧ヘリウムガスを冷却する方法が採用されている。
【0009】
また、図7は、他の従来例を示す系統図であって、前記図6に示すヘリウム冷凍液化機との構成の相違は、輻射シールド1からの戻りガスを、熱交換器群3の第2熱交換器3bを通さずに、直接第二タービン5に戻している点である。その他の機器構成は、前記図6と略同じであり、同様に定格運転時には、戻りガス温度制御と差圧制御とを行っている。このプロセスは、前記図6の従来例における同一仕様の冷凍能力及び輻射シールド1を有するプロセスと比較した場合、輻射シールド1からの戻りガスが第2熱交換器3bを介することなく直接第二タービン5に導入されるため、第二タービン5の入口温度が、第2熱交換器3bでの温度低下分だけ低く設計することになり、プロセス効率の点で不利となるが、構成が簡略であるので採用されることがある。また、必要に応じて第4熱交換器3dの部分に第3タービン15が設置される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
前記図6に示した従来構成の冷凍機の常温からの起動は、循環圧縮機2を起動してヘリウム循環系統を確立した後、次いで第一,第二タービン4,5を起動することにより行われ、冷凍機各部は、常温から次第に定格運転時の温度に降温して最終的に収斂する。このような初期冷却運転時には、冷却を促進するために、冷凍機は最大負荷で運転することが要求されるので、輻射シールド1からの戻りガスも、ヒーター32で昇温せずに輻射シールド1の出口温度のままでタービン流体経路23に戻すことが望ましい。このため、初期冷却運転時においては、通常、戻りガス温度制御及び差圧制御の両方を行わないか、又は、差圧制御のみを行っている。したがって、このとき、輻射シールド1からの戻りガスの温度は成り行きとなる。
【0011】
冷凍機各部の温度が常温から定格運転時の温度に収斂するまでのいわゆる初期冷却運転の所要時間は、輻射シールド1側の冷却負荷(熱容量)と、冷凍機本体側、すなわち、熱交換器群3や被冷却体冷却部7の冷却負荷(熱容量)及び冷凍機全体の寒冷発生量の割合により相違する。冷凍機本体側の冷却負荷(熱容量)が輻射シールド1側の冷却負荷に比較して大きい場合は、冷凍機全体の冷却時間が律速となる。また、この逆の場合は、輻射シールド1から戻る昇温したシールドガスにより、冷凍機本体側の冷却に多少なりとも影響を及ぼすが、冷凍機本体側の冷却は進行するため、冷凍機内部の温度は少なからず降下することになり、以下に述べる問題が発生する。
【0012】
まず、輻射シールド1は、前記タービン4,5と同様に、定格運転時の温度や圧力条件を基準にして設計されるため、温度の高い初期冷却運転時には、弁11を介して輻射シールド1に供給される冷却用ヘリウムガスが流れにくく、輻射シールド1への供給量が少ないので、輻射シールド1から戻るガスの温度が高くなり、その戻し位置に当たる第2熱交換器3bの温端における各流体経路間の温度差は、時間の経過とともに一旦増大し、さらに時間の経過とともに次第に定格運転時の温度差に収斂する。この現象は、外部からの液体窒素を補助寒冷として利用した場合も同様である。
【0013】
通常、ヘリウム冷凍液化機に使用される熱交換器群3は、フィンとチューブプレートとを積層して流体の流路を形成したアルミプレートフィンタイプのものである。そしてこのフィンとチューブプレートとは蝋付けによって組み立てられており、構造上、各流体間の温度差や時間当たりの冷却速度が過大になると、構成部材の熱収縮量の違いから破壊を招くことになる。通常、この温度差の許容値は数十℃程度であり、温度差や冷却速度を許容値以内に保持する運転方法が要求される。
【0014】
すなわち、図6に示した従来構成における初期冷却運転においては、冷凍機本体側と輻射シールド側との冷却速度のマッチングが十分でなく遅速が生じること、輻射シールド側の冷却時間が遅い場合は、熱交換器の温度差が過大となって熱交換器の破壊を招くおそれがあること、第二タービン5が過負荷運転になりやすいことなどの問題があった。
【0015】
また、図7に示したものでは、輻射シールド1からの戻りガスが熱交換器群3に導入されないため、温度差による熱交換器群3の破壊の問題はないが、その他の問題は、前記図6のものと同様である。
【0016】
そこで本発明は、初期冷却運転時における冷凍機本体側と輻射シールド側との冷却速度のマッチングを最適化することにより冷凍機全体の冷却時間を短縮でき、また、熱交換器における過大な温度差を防止でき、さらに、タービンの過負荷運転を防止できるヘリウム冷凍液化機の運転制御装置を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のヘリウム冷凍液化機の運転制御装置は、第1の構成として、高圧流体経路の高圧冷媒と低圧流体経路の低圧冷媒とを熱交換させる複数個の熱交換器と、前記高圧冷媒の一部を膨張させて寒冷を発生するタービンと、極低温レベルの侵入熱を遮断する輻射シールドと、前記高圧流体経路から分岐し、前記タービンを介して前記低圧流体経路に接続されたタービン流体経路と、前記タービン流体経路又は前記高圧流体経路から分岐して前記輻射シールドに接続されたシールドガス供給経路と、前記輻射シールドから前記タービン流体経路に接続されたシールドガス戻り経路と、前記タービン流体経路に設けられ、前記輻射シールドを通過するガスをバイパスさせるシールドガスバイパス弁とを備えたヘリウム冷凍液化機において、前記シールドガス戻り経路が接続される熱交換器の温端側の高圧流体経路及び低圧流体経路の少なくともいずれか一方の経路とシールドガス戻り経路とに設けられた温度検出器と、各温度検出器から入力される各検出温度の温度差を演算する温度差演算器と、該温度差演算器からの温度差信号と予め入力された温度差設定値とを比較して前記温度差が一定になるように前記シールドガスバイパス弁の開度を制御する温度差制御器とを備えたことを特徴とし、これに加えて、前記シールドガスバイパス弁の前流側経路及び前記シールドガス供給経路のいずれか一方の経路と前記シールドガスバイパス弁の後流側経路及び前記シールドガス戻り経路のいずれか一方の経路とにそれぞれ設けられた圧力検出器と、両圧力検出器から入力される双方の検出圧力により差圧を演算する差圧演算器と、該差圧演算器で演算された差圧と予め入力された差圧設定値とを比較して前記差圧が一定になるように前記シールドガスバイパス弁の開度を制御する差圧制御器とを備えたことを特徴としている。
【0018】
また、本発明の第2の構成は、高圧流体経路の高圧冷媒と低圧流体経路の低圧冷媒とを熱交換させる複数個の熱交換器と、前記高圧冷媒の一部を膨張させて寒冷を発生するタービンと、極低温レベルの侵入熱を遮断する輻射シールドと、前記高圧流体経路から分岐し、前記タービンを介して前記低圧流体経路に接続されたタービン流体経路と、前記タービン流体経路又は前記高圧流体経路から分岐して前記輻射シールドに接続されたシールドガス供給経路と、前記輻射シールドから前記タービン流体経路に接続されたシールドガス戻り経路と、前記タービン流体経路に設けられ、前記輻射シールドを通過するガスをバイパスさせるシールドガスバイパス弁とを備えたヘリウム冷凍液化機において、前記シールドガスバイパス弁の前流側経路及び前記シールドガス供給経路のいずれか一方の経路と前記シールドガスバイパス弁の後流側経路及び前記シールドガス戻り経路のいずれか一方の経路とにそれぞれ設けられた圧力検出器と、両圧力検出器から入力される双方の検出圧力により差圧を演算する差圧演算器と、該差圧演算器で演算された差圧を入力値として受け入れ、該入力値に応じて前記シールドガスバイパス弁の開度を調節する制御信号を出力する差圧制御器と、前記シールドガス戻り経路に設けられた温度検出器と、該温度検出器で検出した検出温度に応じて前記差圧制御器に制御信号を出力する演算器とを備えたことを特徴としている。
【0019】
また、前記圧力検出器及び前記差圧演算器に代えて、前記シールドガスバイパス弁の前流側経路及び前記シールドガス供給経路のいずれか一方の経路と、前記シールドガスバイパス弁の後流側経路及び前記シールドガス戻り経路のいずれか一方の経路との差圧を検出する差圧検出器を設けるようにしてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の運転制御装置を備えたヘリウム冷凍液化機の第1形態例を示す系統図である。なお、以下の各形態例の説明において、前記従来例と同一要素のものには同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0021】
このヘリウム冷凍液化機は、前記図6に示した従来の冷凍機と同様の循環圧縮機2、熱交換器群3、第一タービン4、第二タービン5、被冷却体冷却部7、輻射シールド1等から構成されている。また、輻射シールド1の冷却用ヘリウムガス入出をバイパスするシールドガスバイパス弁8が、前記第一タービン4の出口と第二タービン5の入口との中間位置のタービン流体経路23に備えられている。
【0022】
また、運転制御装置として、熱交換器群3の第2熱交換器3bの温端側において、低圧ヘリウムガスが流れる低圧流体経路22,高圧ヘリウムガスが流れる高圧流体経路21及びシールドガス戻り経路25に、温度検出器41,42,43がそれぞれ設けられ、さらに、前記各温度検出器41,42,43からの検出温度を入力値として最大温度差を演算する温度差演算器44と、該温度差演算器44の最大温度差を入力値として受け入れるとともに、該入力値と予め入力された設定値(温度差の絶対値及び温度差の時間変化率)とを比較し、入力値に応じて前記シールドガスバイパス弁8の開度を調節するための制御信号を出力する温度差制御器45が設けられている。
【0023】
このように構成された運転制御装置を設けたヘリウム冷凍液化機の初期冷却運転について説明する。初期冷却を開始してタービン入口弁10の開度を増していくと、高圧流体経路21から分岐してタービン入口弁10,第一タービン4,シールドガスバイパス弁8,第3熱交換器3c及び第二タービン5を経由して低圧流体経路22に接続されたタービン流体経路23の処理量が増加して冷却が進行する。したがって、タービン流体経路23を導出して低温化したヘリウムガスが通過する熱交換器群3の第2熱交換器3bの温端側に設けた温度検出器41により検出される低圧流体経路22の低圧ヘリウムガスの温度は次第に降下していく。
【0024】
そして、熱交換器群3の第2熱交換器3bの温端側に設けた温度検出器42により検出される高圧流体経路21の高圧ヘリウムガスの温度及び温度検出器43により検出されるシールドガス戻り経路25のシールド戻りガスの温度も、前記低圧ヘリウムガスの温度降下に伴って降下するが、被冷却体冷却部7や輻射シールド1が定格運転時の温度に冷却されるまでは、低圧ヘリウムガスの温度降下に対して時間遅れを伴うので、冷却の進行とともに第2熱交換器3bにおける温度差が増大する。
【0025】
そこで温度検出器41及び/又は温度検出器42と、温度検出器43とで検出した各温度の温度差が開き、温度差の絶対値又は温度差の時間変化率が設定値を超えた場合、温度差制御器45は、温度差演算器44からの信号を受けてこの信号値に応じてシールドガスバイパス弁8に制御信号を送り、シールドガスバイパス弁8の開度を調節し、第2熱交換器3bの温端における温度差制御を開始する。このとき、輻射シールド入口弁11及び出口弁12は、特に操作せずにそのままの開度を維持すればよい。
【0026】
温度差制御を開始すると、温度差制御器45は、第2熱交換器3bの温端温度差が拡大することを抑制するように、シールドガスバイパス弁8を閉方向に動作させる。この動作により、シールドガス供給経路24とシールドガス戻り経路25との差圧が大きくなるので、輻射シールド1に供給される冷却用ヘリウムガスの流量が増加し、輻射シールド1の冷却が促進され、第2熱交換器3bの温端におけるシールドガス戻り経路25のガス温度の降下が早まる。
【0027】
一方、シールドガスバイパス弁8が閉方向に動作することにより、第一,第二タービン4,5は、膨張比が小さくなって発生寒冷量が減少する。この結果、ヘリウム冷凍液化機本体側の冷却の進行が抑制され、第2熱交換器3bの温端における低圧ヘリウムガスの温度降下が抑制され、前記シールドガス戻り経路25との温度差は次第に減少する。
【0028】
温度差制御器45の動作によって第2熱交換器3bの温端温度差が縮小し、温度差の絶対値又は温度差の時間変化率が設定値以下になると、温度差制御器45は、温度差演算器44からの信号を受け、この信号値に応じてシールドガスバイパス弁8を開方向に動作させる。この動作により、輻射シールド側の冷却が抑制されるとともに、本体側の冷却が促進される。
【0029】
このように、第2熱交換器3bの温端温度差により、タービン流体経路23に設けられたシールドガスバイパス弁8の開度を調節する温度差制御を行うことにより、輻射シールド1への冷却用ヘリウムガスの供給量とタービン発生寒冷量とを同時に、かつ、効率よく制御することができるので、冷凍機全体の初期冷却時間を短縮することができる。また、熱交換器の破損を招きかねない温度差の増大を、効果的に、かつ、簡便な方法で制御することができるとともに、第二タービン5が過負荷運転になるような危険を回避することができる。
【0030】
熱負荷変動の多い初期冷却段階を経過し、各部の温度や圧力,流量等が所定値となっていわゆる定格運転に移行した後は、熱負荷変動が少ないので、前述の従来例のように、シールドガスバイパス弁8の制御は、温度差制御からシールド入出の差圧制御に切り替えてもよい。また、例えば、定格運転時において、輻射シールド1の熱負荷変動が比較的大きい冷凍機の場合には、本形態例に示す温度差制御を定格運転移行後も続行することにより、シールド戻りガスをヒーターで加温する必要がないので、発生した寒冷を有効に利用することができる。
【0031】
図2は、本発明の運転制御装置の第2形態例を示すヘリウム冷凍液化機の系統図である。このヘリウム冷凍液化機の運転制御装置は、前記図1に示した温度差制御に加え、輻射シールド1の入出経路であるシールドガス供給経路24及びシールドガス戻り経路25の流体圧力を検出するための圧力検出器46,47を、前記シールドガスバイパス弁8の前流側及び後流側の流体経路にそれぞれ設け、該圧力検出器46,47からの検出圧力を入力値として両者の差圧を演算する差圧演算器48と、前記差圧演算器48で演算された差圧を入力値として受け入れるとともに、該入力値に応じて前記シールドガスバイパス弁8の開度を調節する制御信号を出力する差圧制御器49とを設け、さらに、該差圧制御器49と前記温度差制御器45とを接続し、差圧制御と温度差制御とをカスケード制御するように構成したものである。
【0032】
このように構成された運転制御装置は、次のように機能する。すなわち、初期冷却段階で熱交換器群3の第2熱交換器3bの温端の温度検出器41,42の少なくともいずれか一方と温度検出器43との間の温度差が開き、温度差の絶対値又は温度差の時間変化率が設定値を超えた場合、温度差制御器45は、温度差演算器44からの信号を受けて、この信号値に応じて差圧制御器49の設定値を高くする信号を出力する。これによって差圧制御器49は、シールドガスバイパス弁8を閉方向に動作させる信号を出力し、第一タービン4及び第二タービン5の全膨張比を小さくすることで寒冷発生量を抑制し、同時に輻射シールド1に供給される冷却用ヘリウムガスが増量するので、冷凍機本体側と輻射シールド側の冷却速度の差が緩和され、第2熱交換器3bの温端温度差が減少する。
【0033】
この第2形態例における制御を適用した場合の制御結果の一例を図3に示す。図3において、曲線Aは、制御を行わない場合の第2熱交換器3bの温端における低圧流体経路22の低圧ヘリウムガスの温度(温度検出器41)と、シールドガス戻り経路25のシールド戻りガスの温度(温度検出器43)との温度差をプロットしたものである。図に示すように、初期冷却運転の開始とともに温度差が拡大し、最大温度差は、約43.5℃に達するが、冷却の進行に伴う輻射シールド1の構成材自身の比熱の低下や、輻射シールド1に導入される冷却用ヘリウムガスの温度低下による質量流量の増大によって輻射シールド1の冷却促進とともに温度差が次第に縮少し、最終的には、定格運転時の温度差(約2.5℃)に収束する。
【0034】
一方、図3における曲線Bは、第2形態例に示した制御を適用した場合の第2熱交換器3bの温端における低圧ヘリウムガスの温度(温度検出器41)と、シールド戻りガスの温度(温度検出器43)との温度差をプロットしたものであって、温端温度差が30℃を超えた時点で、温度差制御器45から差圧制御器49に対して差圧設定値を2.5barから3.5barにステップ的に高くする信号を出力させる制御を行った例を示している。図に示すように、温度差制御をしない曲線Aと略同様な曲線になっているが、最大温度差は約39℃に抑えられており、本制御方法による効果が確認できる。
【0035】
本形態例に示すように、温度差制御と差圧制御とを併用することによって、より安定的で確実な制御が可能となる。すなわち、温度差制御のみでシールドガスバイパス弁8を制御する場合、例えば、温度差が大きい場合には、シールドガスバイパス弁8が閉方向に動作し、その結果シールド側の流量が増大して輻射シールド1で昇温したシールド戻りガスが第二タービン5に導入され、第二タービン5が過負荷運転になるおそれがあるが、このとき、本形態例のように、差圧制御を併用すれば、このような不都合を確実に防止することができる。
【0036】
なお、本形態例では、輻射シールド1の入出差圧の検出を、各流路の圧力を検出する2個の圧力検出器46,47と、検出圧力から差圧を演算する差圧演算器48とで構成した場合を示したが、これに代えて1個の差圧検出器を設け、この差圧検出器で検出した差圧を差圧制御器49に入力するように形成しても同様の制御を行うことができる。また、圧力を検出する位置は、任意に設定できる。
【0037】
図4は、本発明の運転制御装置の第3形態例を示すヘリウム冷凍液化機の系統図であって、輻射シールド1への冷却用ヘリウムガスを、熱交換器群3(本形態例では、第1〜第6熱交換器3a〜3f)における第4熱交換器3dの温端側の高圧流体経路21から経路(シールドガス供給経路)26に分岐した高圧ヘリウムガスの一部とし、シールド戻りガスが流れる経路(シールドガス戻り経路)27を第1タービン4の前流側のタービン流体経路23に戻し、さらに、経路27の接続部前流側に、シールドガスバイパス弁8aを設けたものである。
【0038】
この形態例は、輻射シールド1の冷却用ヘリウムガスの供給圧力として、より高い圧力が要求される場合の冷凍機の構成であり、高圧流体経路21の高圧ヘリウムガスの一部を、タービンを介さずに直接シールドガスとすることにより、輻射シールド1に高圧のヘリウムガスを供給しているが、前記同様の温度差制御、あるいは、温度差制御と差圧制御との併用によってシールドガスバイパス弁8aの開度を制御することにより、前記形態例と同様の制御性を得ることができる。
【0039】
図5は、本発明の運転制御装置の第4形態例を示すヘリウム冷凍液化機の系統図であって、ヘリウム冷凍液化機の基本構成は、前記図7に示した従来の冷凍機と同じであり、運転制御装置として、前記第2形態例で示したものと同様の差圧制御と、シールド戻りガスの温度制御とをカスケード制御したものである。
【0040】
すなわち、輻射シールド1の冷却用ガス入出経路であるシールドガス供給経路24及びシールドガス戻り経路25の圧力をそれぞれ検出する圧力検出器46,47を設け、該圧力検出器46,47からの検出圧力を入力値として両者の差圧を演算する差圧演算器48と、前記差圧演算器48で演算された差圧を入力値として受け入れるとともに、該入力値に応じて前記シールドガスバイパス弁8の開度を調節する制御信号を出力する差圧制御器49と、シールドガス戻り経路25のシールド戻りガスの温度を検出する温度検出器50と、該温度検出器50で検出した検出温度に応じて前記差圧制御器49に制御信号を出力する演算器51とを設け、差圧制御とシールド戻りガス温度制御とをカスケード制御するように形成したものである。
【0041】
このように構成された冷凍機においては、輻射シールド1を冷却することにより昇温したシールド戻りガスは、熱交換器を介することなく直接第二タービン5に導入されるから、初期冷却運転の初期には第二タービン5が過負荷運転になり易い。一般的に第2タービン5は、第一タービン4に比較して小さなノズルであり、定格運転時の吸入温度に比べて高温のガスを導入すると、過負荷状態、即ち膨張比が増大して寒冷量が過大となり、制動機の能力限界の運転状態になり易い。このような限界域での運転は、故障や破壊の原因となるので回避する必要がある。
【0042】
このため、本形態例における運転制御装置は、シールド戻りガス温度検出器50の検出温度から輻射シールド1側や本体側の冷却進行状態を認識し、その冷却状態に応じて差圧制御器49の設定値を演算器51で求め、求められた設定値を差圧制御器49に出力し、該出力に応じて差圧制御器49がシールドガスバイパス弁8を制御するように形成されている。
【0043】
例えば、冷却の初期時に輻射シールド1に冷却用ヘリウムガスがあまり流れず、第二タービン5が過負荷気味となるような場合には、差圧制御器49の設定値を比較的小さな値にセットし、冷却の進行に合わせてこの設定値が大きくなるように、予め、演算器51に設定を施しておけばよい。このような制御を行うことにより、第二タービン5の運転状態が制動機側能力の範囲内となるように、第一タービン4の出口温度と第二タービン5の入口温度との差をシールドガスバイパス弁8を操作端として制御することが可能となり、初期冷却時における第二タービン5の運転状態を適正な状態に保つことが可能となる。
【0044】
なお、この形態例においても、前記図2で示した第2形態例と同様に、圧力検出器46、47及び差圧演算器48に代えて差圧検出器を用いることができることは勿論である。
【0045】
上記各形態例で示した冷凍機の構成は、ヘリウム冷凍液化機の構成の一例を示したものにすぎず、熱交換器群3の熱交換器の数、熱交換器群3と両タービン4,5との位置的な関係等は、これに限定されるものではない。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ヘリウム冷凍液化機の初期冷却運転時における冷凍機本体側と輻射シールド側との冷却速度のマッチングを最適化することができるので、冷凍機全体の冷却時間の短縮や、熱交換器における過大な温度差の発生を防止できるとともに、タービンの過負荷運転も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の運転制御装置を備えたヘリウム冷凍液化機の第1形態例を示す系統図である。
【図2】 本発明の運転制御装置の第2形態例を示すヘリウム冷凍液化機の系統図である。
【図3】 第2形態例装置による制御を行った場合と行わなかった場合とにおける経過時間と温度差との関係を表す図である。
【図4】 本発明の運転制御装置の第3形態例を示すヘリウム冷凍液化機の系統図である。
【図5】 本発明の運転制御装置の第4形態例を示すヘリウム冷凍液化機の系統図である。
【図6】 従来のヘリウム冷凍液化機の一例を示す系統図である。
【図7】 従来のヘリウム冷凍液化機の他の例を示す系統図である。
【符号の説明】
1…輻射シールド、2…循環圧縮機、3…熱交換器群、4…第一タービン、5…第二タービン、6…被冷却体、7…被冷却体冷却部、8,8a…シールドガスバイパス弁、9…JT弁、10…タービン入口弁、11…輻射シールド入口弁、12…輻射シールド出口弁、21…高圧流体経路、22…低圧流体経路、23…タービン流体経路、24,26…シールドガス供給経路、25,27…シールドガス戻り経路、41,42,43…温度検出器、44…温度差演算器、45…温度差制御器、46,47…圧力検出器、48…差圧演算器、49…差圧制御器、50…温度検出器、51…演算器

Claims (4)

  1. 高圧流体経路の高圧冷媒と低圧流体経路の低圧冷媒とを熱交換させる複数個の熱交換器と、前記高圧冷媒の一部を膨張させて寒冷を発生するタービンと、極低温レベルの侵入熱を遮断する輻射シールドと、前記高圧流体経路から分岐し、前記タービンを介して前記低圧流体経路に接続されたタービン流体経路と、前記タービン流体経路又は前記高圧流体経路から分岐して前記輻射シールドに接続されたシールドガス供給経路と、前記輻射シールドから前記タービン流体経路に接続されたシールドガス戻り経路と、前記タービン流体経路に設けられ、前記輻射シールドを通過するガスをバイパスさせるシールドガスバイパス弁とを備えたヘリウム冷凍液化機において、前記シールドガス戻り経路が接続される熱交換器の温端側の高圧流体経路及び低圧流体経路の少なくともいずれか一方の経路とシールドガス戻り経路とに設けられた温度検出器と、各温度検出器から入力される各検出温度の温度差を演算する温度差演算器と、該温度差演算器からの温度差信号と予め入力された温度差設定値とを比較して前記温度差が一定になるように前記シールドガスバイパス弁の開度を制御する温度差制御器とを備えたことを特徴とするヘリウム冷凍液化機の運転制御装置。
  2. 前記シールドガスバイパス弁の前流側経路及び前記シールドガス供給経路のいずれか一方の経路と前記シールドガスバイパス弁の後流側経路及び前記シールドガス戻り経路のいずれか一方の経路とにそれぞれ設けられた圧力検出器と、両圧力検出器から入力される双方の検出圧力により差圧を演算する差圧演算器と、該差圧演算器で演算された差圧と予め入力された差圧設定値とを比較して前記差圧が一定になるように前記シールドガスバイパス弁の開度を制御する差圧制御器とを備えたことを特徴とする請求項1記載のヘリウム冷凍液化機の運転制御装置。
  3. 高圧流体経路の高圧冷媒と低圧流体経路の低圧冷媒とを熱交換させる複数個の熱交換器と、前記高圧冷媒の一部を膨張させて寒冷を発生するタービンと、極低温レベルの侵入熱を遮断する輻射シールドと、前記高圧流体経路から分岐し、前記タービンを介して前記低圧流体経路に接続されたタービン流体経路と、前記タービン流体経路又は前記高圧流体経路から分岐して前記輻射シールドに接続されたシールドガス供給経路と、前記輻射シールドから前記タービン流体経路に接続されたシールドガス戻り経路と、前記タービン流体経路に設けられ、前記輻射シールドを通過するガスをバイパスさせるシールドガスバイパス弁とを備えたヘリウム冷凍液化機において、前記シールドガスバイパス弁の前流側経路及び前記シールドガス供給経路のいずれか一方の経路と前記シールドガスバイパス弁の後流側経路及び前記シールドガス戻り経路のいずれか一方の経路とにそれぞれ設けられた圧力検出器と、両圧力検出器から入力される双方の検出圧力により差圧を演算する差圧演算器と、該差圧演算器で演算された差圧を入力値として受け入れ、該入力値に応じて前記シールドガスバイパス弁の開度を調節する制御信号を出力する差圧制御器と、前記シールドガス戻り経路に設けられた温度検出器と、該温度検出器で検出した検出温度に応じて前記差圧制御器に制御信号を出力する演算器とを備えたことを特徴とするヘリウム冷凍液化機の運転制御装置。
  4. 前記圧力検出器及び前記差圧演算器に代えて、前記シールドガスバイパス弁の前流側経路及び前記シールドガス供給経路のいずれか一方の経路と、前記シールドガスバイパス弁の後流側経路及び前記シールドガス戻り経路のいずれか一方の経路との差圧を検出する差圧検出器を備えたことを特徴とする請求項2又は3記載のヘリウム冷凍液化機の運転制御装置。
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