JPH05322344A - 冷凍装置におけるタービン式膨張機の運転状態制御方法及び装置 - Google Patents

冷凍装置におけるタービン式膨張機の運転状態制御方法及び装置

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JPH05322344A
JPH05322344A JP13367092A JP13367092A JPH05322344A JP H05322344 A JPH05322344 A JP H05322344A JP 13367092 A JP13367092 A JP 13367092A JP 13367092 A JP13367092 A JP 13367092A JP H05322344 A JPH05322344 A JP H05322344A
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JP
Japan
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turbine
line
expander
temperature side
inlet
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JP13367092A
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Youichi Kamiyanai
洋一 上谷内
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温側、低温側双方のタービン式膨張機の過
負荷運転を簡単な制御で確実に防ぎながら、可及的速や
かにタービン式膨張機による予冷を行う。 【構成】 タービンライン熱交換器7を通るタービンラ
イン13に高温タービン11及び低温タービン12が設
けられた冷凍装置においてタービン運転状態を制御する
もの。低温タービン入口圧力に基づき、低温タービン入
口圧力調節計17により高温タービン11入口側のター
ビン入口弁15の開度制御を行う。高温タービン入口温
度T1及び低温タービン入口温度T2の温度比T1/T
2に基づき、制御器20により、タービンライン熱交換
器7を迂回するバイパスライン18のヘリウム流量をバ
イパス弁19の開度で制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、極低温冷凍装置におい
て相互直列に接続された二段のタービン式膨張機の運転
制御であって、特にその予冷時(起動してから安定運転
状態に至るまでの立上り時)に有用な運転制御の方法及
び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヘリウム冷凍機をはじめとする多くの極
低温冷凍液化装置においては、寒冷発生用の冷媒循環通
路に、高温側タービン式膨張機及び低温側タービン式膨
張機が相互直列に二段で配されている。これらのタービ
ン式膨張機の起動により、液化冷凍装置は常温から設計
点の温度まで次第に冷却されるが、この設計点に至るま
での起動時間はなるべく短縮することが好ましい。この
起動時間は、タービン式膨張機の発生する寒冷量Qが多
いほど短くなるが、この寒冷量Qは一般に次式で表され
る。
【0003】
【数1】Q=K1・Pi・√Ti・f(π) ここで、K1は定数、Piはタービン入口圧力、Tiは入
口温度、πは圧力比(=Pi/Pe)、Peはタービン出
口圧力、f(π)はπとともに増加する関数である。こ
の数1から明らかなように、寒冷量Qを急増させるに
は、タービン入口圧力Piを急増させればよい。しかし
ながら、このタービン入口圧力Piを過度に上昇させる
と、タービン式膨張機の回転数が異常に増大し、焼き付
き等のトラブルを起こすおそれがある。
【0004】そこで、特公平3−17062号公報で
は、高温側タービン式膨張機の入口温度に対応する低温
タービン入口圧力の制限値を予め設定しておき、この制
限値まで低温側タービン式膨張機の入口圧力を圧力制御
弁によって昇圧する動作と、この動作後、タービン式膨
張機の入口温度が平衡終端入口温度に達するまで圧力状
態を維持する動作とを交互に行うようにしたものが示さ
れている。この手段によれば、上記圧力制御弁の制御に
よって低温側タービン式膨張機の入口圧力を制御するこ
とにより、低温側タービン式膨張機が過速度で回転する
のを防ぎながら、可及的速やかに液化冷凍装置の予冷を
行うことが可能となる。しかも、より高温側の温度、す
なわち高温側タービン式膨張機の入口温度を監視するこ
とにより、過速度に対する安全性をより向上させること
ができるとともに、上記低温側タービン式膨張機の入口
圧力の制御によって、高温側タービン式膨張機の出口圧
力をも同時に制御できる利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように液化冷凍
装置に相互直列に配されるタービン式膨張機では、それ
ぞれのタービン流量が互いに等しくなるように膨張ター
ビンノズルが設計される。ここで、上記タービン流量G
は、タービンノズル面積をA(cm2)、入口圧力をP(g/c
m2abs)、入口温度をT(K)とすると、一般に次式で表さ
れる。
【0006】
【数2】G2=k・A2・P2/T 従って、両タービン式膨張機のタービン流量Gが等しい
とすると、高温側タービン式膨張機の入口圧力P1及び
入口温度T1と、低温側タービン式膨張機の入口圧力P
2及び入口温度T2との間には次のような関係が成立す
る。
【0007】
【数3】 (P2・√T1)/(P1・√T2)= const. ∴P1/P2=√T1/√T2≧1 ここで、上記公報に示す従来装置では、上記高温側ター
ビン式膨張機の入口温度T1に対応する低温側タービン
式膨張機の出口圧力P2の制限値を実験あるいは計算に
よって求め、この制限値に基づいて実際の制御を行って
いる。しかしながら、上記式における比√T1/√T2
は装置によっては大きく変動し易く、上記入口温度T1
に対応する上記出口圧力P2を一義的に決定するのは難
しい。例えば、上記タービン式膨張機が設置される液化
冷凍装置では、高温側の熱交換器における冷媒の体積流
量よりも低温側の熱交換器における冷媒の体積流量の方
が小さいため、一般には、この低温側の熱交換器に高温
側の熱交換器よりも小型で熱容量の小さいものが用いら
れるが、このような構成であると、予冷を開始してしば
らく時間が経過した時点で、高温側熱交換器に比べて低
温側熱交換器がより顕著に冷却されることとなり、上記
温度の比√T1/√T2は設計点における値よりも著し
く大きい点でピークを迎えることになる。これに伴って
圧力の比P1/P2が大きくなることにより、高温側タ
ービン式膨張機の入口圧力P1は低温側タービン式膨張
機の入口圧力P2よりも顕著に高くなる。従って、この
ピークを迎える時期に正確なタイミングで低温側タービ
ン式膨張機の入口圧力P2を抑制しないと、高温側ター
ビン式膨張機が過速度で駆動され、焼き付き等の不都合
が発生するおそれがあるが、このようなピーク時の温度
及び実際のピーク値を正確に予測することは難しい。
【0008】本発明は、このような事情に鑑み、簡単な
制御で、高温側、低温側双方のタービン式膨張機の過負
荷運転を確実に防ぎながら、可及的速やかにタービン式
膨張機による予冷を行うことができるタービン式膨張機
の運転制御方法及び装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧縮機と、複
数の熱交換器と、上記圧縮機から吐出された冷媒を上記
各熱交換器を通して被冷却体へ供給する高圧ラインと、
この高圧ラインにより供給された冷媒を上記熱交換器を
逆行して上記圧縮機の吸込み側に返還する低圧ライン
と、上記高圧ラインにおける冷媒を上記熱交換器のうち
の特定のタービンライン熱交換器のみを通して低圧ライ
ンへ供給するタービンラインと、このタービンラインに
おいて上記タービンライン熱交換器よりも高温側に設け
られた寒冷発生用の高温側タービン式膨張機と、上記タ
ービンラインにおいて上記タービンライン熱交換器より
も低温側に設けられた寒冷発生用の低温側タービン式膨
張機とを備えた冷凍装置において、この冷凍装置の予冷
時に、低温側タービン式膨張機の入口圧力を検出してそ
の制御を行うとともに、高温側タービン式膨張機の入口
温度と低温側タービン式膨張機の入口温度とを検出し、
両入口温度の大小関係に応じて低圧ラインにおける冷媒
を上記タービンライン熱交換器から迂回させるものであ
る(請求項1)。
【0010】また本発明は、上記方法を実施するための
装置として、上記低温側タービン式膨張機の入口圧力を
検出してその制御を行う圧力制御手段と、高温側タービ
ン式膨張機の入口温度及び低温側タービン式膨張機の入
口温度を検出する温度検出手段と、上記低圧ラインに接
続され、上記タービンライン熱交換器を迂回するバイパ
スラインと、上記高温側タービン式膨張機の入口温度と
低温側タービン式膨張機の入口温度との大小関係に基づ
いて上記バイパスラインにおける冷媒の流量を制御する
バイパス流量制御手段とを備えたものである(請求項
2)。
【0011】
【作用】上記構成によれば、低温側タービン式膨張機の
入口圧力を検出してその制御を行うことにより、低温側
タービン式膨張機の運転圧力を良好な範囲に抑えること
ができる。しかも、高温側タービン式膨張機の入口温度
と低温側タービン式膨張機の入口温度との大小関係に基
づいて、タービンライン熱交換器を迂回する冷媒の量
(バイパス流量)を制御することにより、両温度が相対
的に大きく変動すること、すなわち高温側タービン式膨
張機の入口圧力と低温側タービン式膨張機の入口圧力と
が相対的に大きく変動することを防ぎ、これによって高
温側タービン式膨張機に過負荷が生じることを防ぐこと
ができる。具体的に、高温側タービン式膨張機の入口温
度に比べて低温側タービン式膨張機の入口温度が下がり
過ぎた場合には、上記バイパス流量を増やすことによ
り、高温側タービン式膨張機の入口温度と低温側タービ
ン式膨張機の入口温度との差を縮めることができる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明装置を備えたヘリウム液化冷
凍装置を示したものである。なお、本発明では各タービ
ン式膨張機に導入される冷媒の種類及びタービン式膨張
機が設置される装置の種類を問わず、二段のタービン式
膨張機が直列に配される種々の装置について適用が可能
である。
【0013】図において、1はヘリウム容器、2は保冷
箱であり、ヘリウム容器1内には冷媒であるヘリウムが
収容され、保冷箱2内には低温側から順に5つの熱交換
器5,6,7,8,9が設置されている。保冷箱2の外
部には圧縮機10が設けられ、この圧縮機10の吐出側
が熱交換器9,8,7,6,5をこの順に通る高圧ライ
ン3を介してヘリウム容器1内に接続されるとともに、
このヘリウム容器1内が熱交換器5,6,7,8,9を
この順に通る低圧ライン4を介して圧縮機10の吸込み
側に接続されている。上記高圧ライン3において、熱交
換器5の出口側の位置にはJT弁14が設けられてい
る。
【0014】この高圧ライン3における上記熱交換器
8,9の間の位置と、低圧ライン4における熱交換器
5,6の間の位置とは、タービンライン13を介して接
続されている。このタービンライン13は熱交換器(タ
ービンライン熱交換器)7を通っており、このタービン
ライン熱交換器7よりも高温側の位置には高温側タービ
ン式膨張機(以下、単に「高温タービン」と称する。)
11が設けられ、熱交換器7よりも低温側の位置には低
温側タービン式膨張機(以下、単に「低温タービン」と
称する。)12が設けられている。従って、両タービン
11,12はタービンライン13に相互直列に配された
状態となっている。
【0015】タービンライン13において、上記高圧ラ
イン3から高温タービン11に至るまでの部分には、高
温側から順に、高温タービン入口温度計(温度検出手段
を構成)16、タービン入口弁(圧力制御手段を構成)
15が設けられ、同タービンライン13において、上記
タービンライン熱交換器7から低温タービン12に至る
までの部分には、高温側から順に低温タービン入口温度
計(温度検出手段を構成)22及び低温タービン入口圧
力調節計(圧力制御手段を構成)17が設けられてい
る。この低温タービン入口圧力調節計17は、その検出
圧力(すなわち低温タービン入口圧力)を予め定められ
た目標値に収束させるように上記タービン入口弁15の
開度をフィードバック制御するように構成されている。
【0016】さらに、この装置の特徴として、上記低温
ライン4にはバイパスライン18が接続されている。こ
のバイパスライン18は、低温ライン4において上記タ
ービンライン熱交換器7の上流側及び下流側部分に接続
されており、従ってタービンライン熱交換器7を迂回し
ている。このバイパスライン18の途中には、同ライン
18におけるヘリウム流量を制御するためのバイパス弁
(バイパス流量制御手段を構成)19が設けられてい
る。
【0017】また、この装置には制御器20が装備さ
れ、この制御器20に上記高温タービン入口温度計16
及び低温タービン入口温度計22からの検出信号が入力
されるようになっている。この制御器20は、上記高温
タービン入口温度計16で検出された高温タービン入口
温度T1と、低温タービン入口温度計22で検出された
低温タービン入口温度T2との比T1/T2を演算する
とともに、この比T1/T2が予め定められた一定値以
下になるようにバイパス弁19の開度を制御するもので
ある。その制御内容については、後に詳述する。
【0018】次に、この装置の作用を説明する。
【0019】まず、予冷開始時においては、ヘリウム容
器1内のヘリウムが熱交換器5〜9を通る低圧ライン4
を通じて圧縮機10に吸込まれる。この圧縮機10から
吐出されたヘリウムは、その一部がタービンライン13
の高温タービン11及び低温タービン12を順に通過し
て上記低圧ライン4に供給され、残りのヘリウムは熱交
換器9〜5を通る高圧ライン3を通じてヘリウム容器1
内に戻される。
【0020】このとき、低温タービン12の入口圧力が
低温タービン入口圧力調節計17により検出され、この
検出圧力と、予め設定された目標値との比較に基づい
て、タービン入口弁15の開度が制御される。この制御
により、低温タービン12の入口圧力が一定値以下に抑
えられ、その運転状態の安全性が確保される。
【0021】一方、高温タービン11の入口温度T1に
関する検出信号と、低温タービン12の入口温度T2に
関する検出信号は、それぞれ制御器20に入力される。
この制御器20では、両温度T1,T2の温度比T1/
T2が演算されるとともに、この温度比T1/T2と予
め設定された目標値との比較に基づいて、バイパス弁1
9の開閉制御が行われる。
【0022】具体的には、前者(演算値)が後者(目標
値)より低い場合には、バイパス弁19が全閉とされ、
前者が後者より高い場合には、その差分に応じてバイパ
ス弁19が開かれる。これにより、低温ライン4を流れ
るヘリウムの一部がバイパスライン18を通じてタービ
ンライン熱交換器7を迂回するため、その分タービンラ
イン熱交換器7における低温ライン4とタービンライン
13との間の熱交換量が減り、これによって高温タービ
ン入口温度T1と低温タービン入口温度T2との差が小
さくなって温度比T1/T2が低下する。このような温
度比T1/T2の上昇抑制、換言すれば高温タービン入
口温度T1と低温タービン入口温度T2の相対的変動の
抑制によって、高温タービン11の入口圧力が低温ター
ビン12の入口圧力に対して過度に上昇することが防が
れ、これにより高温タービン11の運転状態の安全性も
確保されることとなる。
【0023】以上のように、この装置によれば、低温タ
ービン入口温度調節計17の制御により、低温タービン
12の運転状態の安全性を確保するとともに、温度比T
1/T2に基づく制御器20のバイパス流量制御によ
り、低温タービン入口圧力に対して高温タービン入口圧
力が急激に上昇して高温タービン11が過速度で駆動さ
れるのを防ぐことができる。特に、図1に示すような装
置の場合、高温側の熱交換器9等におけるヘリウムの体
積流量に比べて低温側の熱交換器5等の体積流量が小さ
いので、高温側の熱交換器9等に比べて一般に低温側の
熱交換器5等の方が小型で熱容量の小さい構造となって
おり、このため、上記予冷時には低温側の熱交換器5等
が高温側に比べて急激に冷却されて温度比T1/T2が
急増し、これに伴って入口圧力比P1/P2が急増して
高温タービン入口圧力P1が著しく増大する点がある
が、この時点においては、上記温度比T1/T2の増加
に伴ってバイパスライン18により多くのヘリウムが流
されることにより、高温タービン11の圧力上昇による
高温タービン11の過負荷運転を未然に防ぐことができ
る。
【0024】従って、この装置によれば、両タービン1
1,12の安全性を確保しながら、速やかに装置全体の
予冷を進行させることができる効果がある。
【0025】なお、本発明はこのような実施例に限定さ
れるものでなく、例として次のような態様をとることも
可能である。
【0026】(1) 上記実施例では、バイパス流量を制御
するためのパラメータとして温度比T1/T2を用いた
ものを示したが、本発明では、上記比に限らず両温度T
1,T2の大小関係に基づいて演算すれば良く、例えば
上記温度の平方根の比√T1/√T2や逆数T2/T1
に基づいて演算するようにしてもよい。いずれの場合
も、上記大小関係が一定の範囲内に収まるようにバイパ
ス流量を制御することにより、本発明の効果を得ること
ができる。
【0027】(2) 上記実施例では、バイパスライン18
がタービンライン熱交換器7のみを迂回する装置を示し
たが、本発明はこれに限らず、バイパスライン18が上
記タービンライン熱交換器7に加えて熱交換器8や熱交
換器6も迂回するように構成してもよい。すなわち、本
発明はバイパスライン18が少なくともタービンライン
熱交換器7を迂回していればその効果を得ることが可能
である。
【0028】(3) 本発明において、圧力制御手段は上記
のようなタービン入口弁15に限らず、その動作によっ
て高温タービン11の入口圧力を変化させることができ
るものであれば種々のものを用いることができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明は、低温タービン入
口圧力を検出してその制御を行うのに加え、高温タービ
ン入口温度と低温タービン入口温度との大小関係に基づ
いて適宜、低圧ラインにおける冷媒をタービンライン熱
交換器から迂回させるようにしたものであるので、高温
タービン、低温タービン双方の過負荷運転を簡単な制御
で確実に防ぎながら、速やかに両タービンによる予冷を
行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるタービン式膨張機の
全体構成を示すフローシートである。
【符号の説明】
1 ヘリウム容器(被冷却体) 3 高圧ライン 4 低圧ライン 5〜9 熱交換器 7 タービンライン熱交換器 10 圧縮機 11 高温タービン(高温側タービン式膨張機) 12 低温タービン(低温側タービン式膨張機) 13 タービンライン 15 タービン入口弁(圧力制御手段を構成) 16 高温タービン入口温度計(温度検出手段を構成) 17 低温タービン入口圧力調節計(圧力制御手段を構
成) 18 バイパスライン 19 バイパス弁(バイパス流量制御手段を構成) 20 制御器(バイパス流量制御手段を構成) 22 低温タービン入口温度計(温度検出手段を構成)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機と、複数の熱交換器と、上記圧縮
    機から吐出された冷媒を上記各熱交換器を通して被冷却
    体へ供給する高圧ラインと、この高圧ラインにより供給
    された冷媒を上記熱交換器を逆行して上記圧縮機の吸込
    み側に返還する低圧ラインと、上記高圧ラインにおける
    冷媒を上記熱交換器のうちの特定のタービンライン熱交
    換器のみを通して低圧ラインへ供給するタービンライン
    と、このタービンラインにおいて上記タービンライン熱
    交換器よりも高温側に設けられた寒冷発生用の高温側タ
    ービン式膨張機と、上記タービンラインにおいて上記タ
    ービンライン熱交換器よりも低温側に設けられた寒冷発
    生用の低温側タービン式膨張機とを備えた冷凍装置にお
    いて、この冷凍装置の予冷時に、低温側タービン式膨張
    機の入口圧力を検出してその制御を行う一方、高温側タ
    ービン式膨張機の入口温度と低温側タービン式膨張機の
    入口温度とを検出し、両入口温度の大小関係に応じて低
    圧ラインにおける冷媒を上記タービンライン熱交換器か
    ら迂回させることを特徴とする冷凍装置におけるタービ
    ン式膨張機の運転状態制御方法。
  2. 【請求項2】 圧縮機と、複数の熱交換器と、上記圧縮
    機から吐出された冷媒を上記各熱交換器を順に通して被
    冷却体へ供給する高圧ラインと、この高圧ラインにより
    供給された冷媒を上記熱交換器を逆行して上記圧縮機の
    吸込み側に返還する低圧ラインと、上記高圧ラインにお
    ける冷媒を上記熱交換器のうちのタービンライン熱交換
    器のみを通して低圧ラインへ供給するタービンライン
    と、このタービンラインにおいて上記タービンライン熱
    交換器よりも高温側に設けられた寒冷発生用の高温側タ
    ービン式膨張機と、上記タービンラインにおいて上記タ
    ービンライン熱交換器よりも低温側に設けられた寒冷発
    生用の低温側タービン式膨張機とを備えた冷凍装置にお
    いて、低温側タービン式膨張機の入口圧力を検出してそ
    の制御を行う圧力制御手段と、高温側タービン式膨張機
    の入口温度及び低温側タービン式膨張機の入口温度を検
    出する温度検出手段と、上記低圧ラインに接続され、上
    記タービンライン熱交換器を迂回するバイパスライン
    と、上記高温側タービン式膨張機の入口温度と低温側タ
    ービン式膨張機の入口温度との大小関係に基づいて上記
    バイパスラインの冷媒流量を制御するバイパス流量制御
    手段とを備えたことを特徴とする冷凍装置におけるター
    ビン式膨張機の運転制御装置。
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