JP3847669B2 - 単片シート搬送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の印刷が適宜施された単片シートを所定箇所に搬送する単片シート搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、例えばラベルの作製において、連続タック紙を台紙として連続的に形成されたラベル体部分を枚葉とさせて分離させる方法が一般的である。分離された枚葉のラベルは所定位置で規則的に回収させたり、他の単片シートに容易に丁合できることが望ましい。
【0003】
従来、例えば粘着剤、剥離紙が設けられたラベルを枚葉で作製する装置は、粘着剤が塗布されて剥離紙が設けられた連続タック紙上に所定の情報が印刷されたラベル体部分が連続的に形成される。この連続タック紙に形成されたラベル体部分を型抜きシリンダにより型抜きして落とし込むことによって枚葉のラベルとされるもので、ラベルが分離された残りの連続タック紙(抜きカス)は別に巻き取られる構造のものである。また、連続タック紙に形成されたラベル部分を型抜きではなく、断裁により枚葉のラベルを作製する場合には、ラベル体部分間でラベル大に応じて断裁して落とし込むことによって枚葉のラベルとするもので、各ラベル間で生じるカス等の単片の不要体も落とし込まれるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記連続タック紙より型抜きされた枚葉のラベルは、その場で落とし込まれることから、当該ラベルが乱雑な状態で回収されることとなり、その後の並べ替え等の作業を必要として効率的でないという問題がある。また、枚葉のラベルとして他の帳票に丁合させる場合には、丁合対象への位置決め等が困難であり、ラベル作製から丁合までを一連で行うことができず、効率の向上を図ることができないという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、単片シートの所定位置への規則的な搬送によって単片シート作製等の効率を向上させる単片シート搬送装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明では、接着剤が塗布されて搬送される供給シートより型抜きされた単片シートを、逆の搬送方向で搬送されてくる他の供給シート上に丁合する単片シート搬送装置であって、前記単片シートを吸着する所定数の吸着口を備えて回転駆動されることで当該単片シートを前記他の供給シートまで回転させて吸着搬送する吸着回転体、及び、当該吸着回転体の内部に不回転で設けられ、当該吸着回転体の回転方向に所定長の開口部が吸引手段に連通されて形成されることにより当該開口部と回転する上記吸着口とが一致している部分で当該吸着回転体による上記単片シートの吸着を行わせる吸着制御体を備え、当該単片シートを上記他の供給シート上に回転する上記吸着回転体で丁合して仮接着させる回転搬送手段と、前記他の供給シートの搬送経路に設けられ、仮接着された前記単片シートを加圧して接着させるローラと、を有する構成とする。
【0007】
請求項2の発明では、「前記回転搬送手段における前記吸着回転体に複数の吸着口が形成される場合に、これらの吸着口は、一の吸着口が前記吸着制御体の開口部に位置されているときには、他の吸着口が当該開口部以外の部分に位置させるべく配置される」構成である。
【0008】
このように、単片シート搬送装置が備える回転搬送手段が、所定の開口部が形成された不回転の吸着制御体の外側に、吸着口が形成された回転吸着体が回転自在に設けられるもので、回転吸着体の吸着口と吸着制御体の開口部とが一致している期間で単片シートを吸着して逆の搬送方向で搬送されてくる他の供給シート上に回転する上記吸着回転体で丁合して仮接着させ、ローラで加圧して接着させる。すなわち、回転吸着体で搬送対象の単片シートを吸着して搬送することから、当該単片シートを常に同じ状態で規則的に搬送させることが可能となり、また単片シート作製等の効率向上を図ることが可能となるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図により説明する。本実施形態では、単片シートとしてラベルを例として説明するが、ラベルフォームに限らずタグフォーム、伝票フォーム、枚葉の帳簿フォームなどの帳票から名刺フォーム、葉書フォーム等の単片シートについても適用することができるものである。
【0010】
図1に、本発明に係る単片シート搬送装置の第1実施形態の構成図を示す。図1において、単片シート搬送装置11は、単片シートが連続した供給シート(図3で説明する)12より送りローラ13A,13Bが配置されて収納シート(図示しない巻き上げ機構)14が設けられ、送りローラ13A,13B間に型抜きシリンダ15および吸着搬送手段16が配置される。送りローラ13A,13Bは搬送駆動部17により駆動され、型抜きシリンダ15はシリンダ駆動部18により駆動される。すなわち、供給シート12、送りローラ13A、型抜きシリンダ15およびこれらを駆動する駆動部により単片シートとしてのラベル(24)が吸着搬送手段16に供給されるものである。
【0011】
また、上記吸着搬送手段16は、詳細は後述するが、ラベルを吸着する吸着口を備える回転自在の吸着回転体と、当該吸着回転体の内部に不回転で設けられ、当該吸着回転体の回転方向に所定長の開口部が形成されて当該開口部と回転する吸着口とが一致している部分で当該吸着回転体による単片シートの吸着を行わせる吸着制御体とで構成され、回転吸着体は駆動ローラ19により回転力が伝達されて回転される。駆動ローラ19はローラ駆動部20により駆動される。なお、この回転吸着体を回転させる方法としてベルト駆動であってもよい。
【0012】
また、吸着搬送手段16の上記吸着制御体には吸引手段21が連通され、当該吸着制御体の内部を負圧状態とする。すなわち、上記吸着搬送手段A16、駆動ローラ19およびこれらを駆動するローラ駆動部20、吸引手段21により回転搬送手段が構成される。
【0013】
一方、吸着搬送手段16の吸着解除位置(後述する)の近傍にガイド22が適宜配置され、単片シートを排出する手段としての、例えばスタック手段としてのベルト搬送部23が当該ガイド22で案内されたラベル24を載置させるように配置されるものである。なお、ベルト搬送部23は搬送駆動部18により駆動されるものとしている。
【0014】
ここで、図2に、図1の単片シート搬送装置における吸着搬送手段の構成図を示す。図2(A)は吸着搬送手段16の吸着制御体31を示したもので、中空円柱状の内筒部材32の側面に開口部33が形成される。この開口部33は、後述の回転吸着体の回転方向に所定長形成されるもので、この長さによって回転吸着体がラベルを吸着して搬送する期間が制御される。そして、内筒部材32の両端に固定軸材34,35が設けられる。この固定軸材34,35のうち、上述の吸引手段21と連通させる軸材(ここでは34)がパイプ状で形成され、当該内筒部材32内を負圧状態とさせるものである。
【0015】
一方、図2(B)は、吸着搬送手段16の回転吸着体36を示したもので、円筒状の回転外筒部材37の側面に搬送対象(ラベル24)の幅(軸方向)の長さ以下で吸着口38が形成される。この吸着口38の搬送方向の長さは、搬送対象(ラベル24)の送り方向の長さ以下で適宜設定される。また、回転外筒部材37の一方端には回転伝達部材39が設けられる。この回転伝達部材39は、上述の駆動ローラ19(または駆動ベルト)と当接(係合)されるもので、当該駆動ローラ19が設定された回転数で回転されたときに回転外筒部材37が回転する。
【0016】
そして、図2(C)に示すように、回転吸着体36の回転外筒部材37に図2(A)に示す回転制御体31が内在される。この回転外筒部材37の内部両端には例えばシールドベアリング40,41が設けられることにより、図2(D)に示す吸着搬送手段16となる。このシールドベアリング40,41によって回転制御体31が不回転状態で取り付けられても当該回転外筒部材37は回転自在となるもので、また当該シールドベアリング40,41によって、回転制御体31の内部を効率的に負圧状態とさせる。
【0017】
そこで、図3に、図1の単片シート搬送装置のラベル搬送の概念図を示す。図3において、供給シート12は、基材51上に所定間隔でラベル24となるラベル領域24Aに所定事項が適宜印刷され、また裏面に粘着剤52が形成されて剥離紙53が設けられたものである。この供給シート12が、図1に示すように、送りローラ13Aにより搬送され、型抜きシリンダ15によりラベル領域24A部分を型抜きされる。
【0018】
そして、型抜きされたラベル24は吸着搬送手段16によりガイド22を介してベルト搬送部23上に順次載置されて排出されるものである。一方、供給シート12のラベル24が型抜きされたいわゆる抜きカスは送りローラ13Bにより搬送されてシート状のままで収納シート14となって巻き取られるこの場合、図1に示す搬送駆動部18は、ラベル24の作製効率に応じて送りローラ13A,13Bおよびベルト搬送部23の搬送速度を制御し、またローラ駆動部20が搬送速度に応じて駆動ローラ19を回転させるように制御するものである。
【0019】
続いて、図4に、図1の単片シート搬送装置におけるラベル搬送の説明図を示す。図4(A)〜(F)は、供給シート12上で型抜きシリンダ15により型抜きされたラベル領域24A部分が吸着搬送手段16で搬送される工程を示したもので、当該吸着搬送手段16における吸着制御体31の開口部33を、図示の範囲で形成させて、当該開口部33の搬送方向長さでラベル24を吸着して搬送させるものとしている。すなわち、時計方向に回転する回転吸着体36の吸着口38が開口部33と一致する部分が搬送開始部分となり、吸着口38が搬送開始部分から開口部33と一致しなくなる部分が搬送終了部分となる。
【0020】
図4(A)に示すように、型抜きされたラベル領域24A部分が吸着搬送手段16の近傍に送られてくる時点では、回転吸着体36の吸着口38は、開口部33の直前の位置とされ、吸着制御体31の内筒部材32内は上記吸引手段21により負圧状態とされている。そして、図4(B)に示すように、上記ラベル領域24A部分が吸着搬送手段16の略上方の位置に送られ、回転外筒部材37の回転で吸着口38が当該内筒部材32の開口部33と一致されたときに内筒部材32内は吸着口38より外気を取り込む状態となる。
【0021】
この吸着口38が開口部33と一致される部分、すなわち搬送開始部分でラベル領域24部分が送られてくると、図4(C)に示すように、当該吸着口38がラベル領域23Aの先端部分を吸着する。ラベル領域24A部分を吸着したままの状態で回転外筒部材37が回転されると、供給シート12より型抜きされたラベル領域24Aが供給シート12より徐々に分離されていき、図4(D)に示すように、当該回転吸着体36の回転方向に沿って搬送されていく。
【0022】
そして、図4(E)に示すように、回転吸着体36の吸着口38が吸着制御体31の開口部33と一致しなくなる部分、すなわち搬送終了部分まではラベル領域24A部分を吸着しながら時計方向に搬送し、当該吸着口38が搬送終了部分で吸着状態が解除される。このときにはラベル領域24A部分が供給シート12より完全に分離されてラベル24となる。吸着状態が解除されたラベル24は、その先端がガイド22でガイドされる状態となり、当該ガイド22を通って図1および図3に示すベルト搬送部23上に載置されるものである。
【0023】
このように、回転吸着体36で搬送対象のラベル(ラベル領域)24(24A)を吸着して搬送することから、当該ラベル24が常に同じ状態で規則的に搬送させることができることから不規則に並べられることなくラベル作製の効率を向上させることができるものである。なお、吸着制御体31の開口部33をその長さ(搬送開始から搬送終了)によって所望位置に搬送させることができことから、搬送先に応じて上記ガイド22を省略することができるものである。
【0024】
次に、図5に、図1に示す吸着搬送手段の他の構成図を示す。図5(A)〜(C)では、吸着制御体31(開口部33)は上述と同様であるが、回転吸着体36に二つの吸着口38A,38Bを形成させた場合を示したものである。このとき、吸着口38A,38Bは、一の吸着口が吸着制御体31の開口部33に位置されているときには、他の吸着口が当該開口部33以外の部分に位置させるべく配置されるように形成されるものである。ここでは、吸着口38A,38Bを回転吸着体36の中心を挟んで略対向する部分に形成している。
【0025】
すなわち、図5(A)に示すように、一の吸着口38Aが吸着制御体31の開口部33の搬送開始部分の直前部分では、他の吸着口38Bも当該開口部33と一致ししない部分に位置されている。そして、図5(B)に示すように、回転吸着体36が時計方向に回転されて吸着口38Aが開口部33の搬送開始部分に位置したときには、他の吸着口38Bは開口部33と一致しない部分に位置される。
【0026】
また、図5(C)に示すように、吸着口38Aが開口部33の搬送終了部分に位置されてときにおいても、他の吸着口38Bは開口部33と一致しない部分に位置されるものである。同様に、一の吸着口38Bが開口部33の搬送開始部分から搬送終了部分の間に位置されているときには、他の吸着口38Aは少なくとも開口部33とは一致しない部分に位置されるものである。
【0027】
すなわち、一の吸着口でラベル(単片シート)を吸着して搬送しているときに、他の吸着口で吸着制御体31の内部の負圧状態が維持されなくなることを防止するものである。このことは、開口部33の搬送方向の長さに応じて3つ以上の吸着口を形成することも可能であり、搬送するラベル(単片シート)の長さ、搬送ピッチに応じて適宜設定することで搬送効率を向上させることができるものである。これらのことは、以下の第2実施形態においても同様である。
【0028】
次に、図6に、本発明に係る単片シート搬送装置の第2実施形態の構成図を示す。図6に示す単片シート搬送装置61は、図1に示す単片シート搬送装置11にベルト搬送部23に替えて、丁合手段を設けた場合を示したもので、供給シート12、送りローラ13A,13B、収納シート14、型抜きシリンダ15、吸着搬送手段16、シリンダ駆動部17、搬送駆動部18、駆動ローラ19、ローラ駆動部20および吸引手段21の構成は図1と同様である。
【0029】
図6に示す単片シート搬送装置61は、例えば葉書の隠蔽情報が形成された領域に剥離自在なラベルを貼付する丁合手段を備えたものとして、丁合対象の葉書が連続した供給シート62より送りローラ63A,63Bを介して収納シート64に巻き取る構成としたものである。この場合、送りローラ63A,63Bの中間部分が吸着搬送手段16(回転吸着体36)の下方部分に位置されるべく配置される。また、上記吸着搬送手段16と対応する部分に補助台65が適宜配置される。なお、送りローラ63A,63Bは上述の搬送駆動部18により駆動され、収納シート64の巻取駆動部は図示を省略してある。
【0030】
そこで、図7に、図6の単片シート搬送装置のラベル搬送の概念図を示す。図7において、供給シート12は、基材51上に感圧接着剤54が塗布され、当該感圧接着剤54上に所定間隔でラベル24となるラベル領域24Aに所定事項が適宜印刷される。この供給シート12が、図6に示すように、送りローラ13Aにより搬送され、型抜きシリンダ15によりラベル領域24A部分を型抜きされ、その抜きカスが送りローラ13Bを介して収納シート14と巻き取られるもので、図1と同様である。
【0031】
上記感圧接着剤54は、公知の感圧接着剤組成物が使用されるもので、例えば所定の情報が担持自在であって、通常状態では接着せず、重ね合わせ面同士を対接させ所定の圧力(少なくとも50kg/m2)で加圧することにより接着するという一時接着機能を有するものである。感圧接着剤組成物の一例として、生天然ゴムラテックス、加硫天然ゴムラテックス、天然ゴムにスチレンとメタクリル酸メチルとをグラフト共重合させて得られた天然ゴムラテックス、またはこれらの混合物の接着剤基剤に、例えば酸化亜鉛、酸化チタン、炭酸カルシウム、カオリン、活性白土、球状アルミナ、小麦デンプン、シリカ、ガラス粉末、シラスバルーン等の微粒状充填剤を単独または2種以上を組み合わせたものである。
【0032】
一方、供給シート62は、その基材表面に上記同様の感圧接着剤55が塗布され、当該感圧接着剤55上に、宛名(住所、氏名等)等の葉書として必要な所定事項が印刷、印字されていると共に、隠蔽情報領域56に所定の隠蔽情報が印字され、この隠蔽情報部分にラベル24が貼着されて当該情報を隠蔽する。すなわち、供給シート62は、上記単片シートの葉書となる部分が切取線66により連続されたもので、ラベル24が貼付されて収納シート64として巻き取られるものである。
【0033】
そして、供給シート12の型抜きされたラベル24は吸着搬送手段16により、供給シート12の各葉書毎の印字された隠蔽情報領域56部分に搬送して、当該吸着搬送手段16と当該基材(補助台65)との接触圧力により、例えば仮接着させる。一方、供給シート12のラベル24が型抜きされたいわゆる抜きカスは送りローラ13Bにより搬送されてシート状のままで収納シート14となって巻き取られ、ラベル24が貼付された収納シート64が送りローラ63Bを介して巻き取られる。この場合、送りローラ63Bにおいて、貼付されたラベル24に対して、例えば50kg/m2以上で加圧させることで郵送段階では剥離せず、受取人が容易に剥離できるように接着されるものである。
【0034】
ところで、型抜きされたラベル24の供給シート62のおける隠蔽情報領域56上への搬送は、各送りローラ13A,13B,63A,63Bを駆動する搬送駆動部18および駆動ローラ19を回転させるローラ駆動部20の制御により実現することができるものである。
【0035】
続いて、図8に、図6の単片シート搬送装置におけるラベル搬送の説明図を示す。図8(A)〜(F)は、供給シート12上で型抜きシリンダ15により型抜きされたラベル領域24A部分が吸着搬送手段16で丁合対象の供給シート62上にラベル24として搬送される工程を示したもので、当該吸着搬送手段16における吸着制御体31の開口部33を、図示のように略半分の範囲で形成させて、下方に位置される供給シート62上にラベル24を吸着して搬送させるものとしている。すなわち、時計方向に回転する回転吸着体36の吸着口38が開口部33と一致する搬送開始部分から、丁合対象の供給シート62上部分の搬送終了部分までラベル24を吸着して搬送する。
【0036】
図8(A)に示すように、型抜きされたラベル領域24A部分が吸着搬送手段16の近傍に送られてくる時点では、回転吸着体36の吸着口38は、開口部33の直前の位置とされ、吸着制御体31の内筒部材32内は上記吸引手段21により負圧状態とされている。そして、図8(B)に示すように、上記ラベル領域24A部分が吸着搬送手段16の略上方の位置に送られ、一方吸着口38が開口部33と一致する搬送開始部分でラベル領域24の先端部分を吸着する。
【0037】
ラベル領域24A部分を吸着したままの状態で回転外筒部材37が回転されると、図8(C)に示すように、供給シート12より型抜きされたラベル領域24Aが供給シート12より徐々に分離されていき、当該回転吸着体36の回転方向に沿った搬送によって、図8(D)に示すように、完全に分離されてラベル24とされる。
【0038】
そして、図8(E)に示すように、回転吸着体36の吸着口38が吸着制御体31の開口部33と一致しなくなる搬送終了部分、すなわち供給されてくる供給シート62上までラベル領域24A部分を吸着しながら時計方向に搬送し、当該ラベル24の先端部分が供給シート62の所定の隠蔽情報領域56に仮接着させたときに吸着口38による吸着状態が解除される。その後は回転吸着体36の回転を維持させることでその接触圧力によりラベル24の全域部分を隠蔽情報領域56上に仮接着させるものである。そして、送りローラ63Aにより貼付されたラベル24に対して、例えば50kg/m2以上で加圧させることにより郵送段階では剥離せず、受取人が容易に剥離できるように接着されるものである。
【0039】
このように、回転吸着体36で搬送対象のラベル(ラベル領域)24(24A)を吸着して丁合手段に搬送させ、丁合対象の供給シート62上部分に丁合(接着)させることから、ラベル作製から丁合までの製造工程の効率を向上させることができるものである。
【0040】
なお、この第2実施形態では、所定の情報を隠蔽させるためのラベルを一時接着させるために搬送させる場合を示したが、再剥離を予定しない接着をさせるためのラベル貼付であっても適用することができる。この場合、例えば供給シート12の型抜き前のラベル領域24A部分上、または供給シート62のラベル貼付直前のラベル貼付領域部分上に粘着剤を塗布させればよい。また、熱硬化や光硬化の接着剤を使用してもよい。
【0041】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、単片シート搬送装置が備える回転搬送手段が、所定の開口部が形成された不回転の吸着制御体の外側に、吸着口が形成された回転吸着体が回転自在に設けられるもので、回転吸着体の吸着口と吸着制御体の開口部とが一致している期間で単片シートを吸着して逆の搬送方向で搬送されてくる他の供給シート上に回転する上記吸着回転体で丁合して仮接着させ、ローラで加圧して接着させることにより、単片シートを常に同じ状態で規則的に搬送させることができ、単片シート作製等の効率向上を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る単片シート搬送装置の第1実施形態の構成図である。
【図2】図1の単片シート搬送装置における吸着搬送手段の構成図である。
【図3】図1の単片シート搬送装置のラベル搬送の概念図である。
【図4】図1の単片シート搬送装置におけるラベル搬送の説明図である。
【図5】図1に示す吸着搬送手段の他の構成図である。
【図6】本発明に係る単片シート搬送装置の第2実施形態の構成図である。
【図7】図6の単片シート搬送装置のラベル搬送の概念図である。
【図8】図6の単片シート搬送装置におけるラベル搬送の説明図である。
【符号の説明】
11,61 単片シート搬送装置
12,62 供給シート
13,63 送りローラ
14,64 収納シート
15 型抜きシリンダ
16 吸着搬送手段
19 駆動ローラ
21 吸引手段
23 ベルト搬送部
24 ラベル
31 吸着制御体
33 開口部
36 回転吸着体
38 吸着口
51 基材
52 粘着剤
53 剥離紙
54,55 感圧接着剤
56 隠蔽情報領域

Claims (2)

  1. 接着剤が塗布されて搬送される供給シートより型抜きされた単片シートを、逆の搬送方向で搬送されてくる他の供給シート上に丁合する単片シート搬送装置であって、
    前記単片シートを吸着する所定数の吸着口を備えて回転駆動されることで当該単片シートを前記他の供給シートまで回転させて吸着搬送する吸着回転体、及び、当該吸着回転体の内部に不回転で設けられ、当該吸着回転体の回転方向に所定長の開口部が吸引手段に連通されて形成されることにより当該開口部と回転する上記吸着口とが一致している部分で当該吸着回転体による上記単片シートの吸着を行わせる吸着制御体を備え、当該単片シートを上記他の供給シート上に回転する上記吸着回転体で丁合して仮接着させる回転搬送手段と、
    前記他の供給シートの搬送経路に設けられ、仮接着された前記単片シートを加圧して接着させるローラと、
    を有することを特徴とする単片シート搬送装置。
  2. 請求項1記載の単片シート搬送装置であって、前記回転搬送手段における前記吸着回転体に複数の吸着口が形成される場合に、これらの吸着口は、一の吸着口が前記吸着制御体の開口部に位置されているときには、他の吸着口が当該開口部以外の部分に位置させるべく配置されることを特徴とする単片シート搬送装置。
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