JP3847267B2 - 車両用扉 - Google Patents

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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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    • E05Y2800/00Details, accessories and auxiliary operations not otherwise provided for
    • E05Y2800/25Emergency conditions
    • E05Y2800/254Emergency conditions the elements not functioning in case of emergency

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、開閉可能な窓を有した車両用扉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従前の車両用扉には開閉可能な窓が設けてある。このような車両用扉では、車両を駐車するときに窓を閉め忘れた状態で搭乗者が車両から離れることがある。その結果、駐車時に車両内の物品が盗難されるおそれがある。
【0003】
そこで従来では、窓を閉め忘れた場合に、ストッパ手段によって扉の全開動作を規制するようにした車両用扉の提案がある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特許第3263805号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の提案では、扉の全開動作を規制しても開扉状態となる。このため、搭乗者が車両を降りることが可能であるので、閉め忘れたことに気が付かずにそのまま扉を閉めて車両から離れる場合がある。すなわち、扉の全開動作を規制しても結果的に窓の閉め忘れを確実に防止できないことになる。
【0006】
本発明は、上記実情に鑑みて、窓の閉め忘れを搭乗者に知らせて、これを確実に防止することができる車両用扉を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る車両用扉は、開閉可能な窓を有した扉本体が車両に対して開扉状態であって前記窓が開放状態であるとき、前記扉本体の閉扉状態を阻止する扉阻止手段を備え、前記扉阻止手段は、前記窓の開放状態を検出する窓検出部と、前記扉本体の開扉状態を検出する扉検出部と、前記扉本体に設けてあって車両側に係合可能なラッチ機構と、車両側との係合を解除した前記ラッチ機構のアンラッチ位置を保持するための規制を行う手段と、前記窓検出部からの開放状態の検出信号の入力および前記扉検出部からの開扉状態の検出信号の入力により前記規制を行う手段を作動する制御部とを備えたことを特徴とする。
【0008】
本発明の請求項2に係る車両用扉は、開閉可能な窓を有した扉本体が車両に対して開扉状態であって前記窓が開放状態であるとき、前記扉本体の閉扉状態を阻止する扉阻止手段を備え、前記扉阻止手段は、前記窓の開放状態を検出する窓検出部と、前記扉本体の開扉状態を検出する扉検出部と、前記扉本体を前記車両側に係合可能な扉開閉装置と、前記窓検出部からの開放状態の検出信号の入力および前記扉検出部からの開扉状態の検出信号の入力により前記扉開閉装置を開扉作動する制御部とを備えたことを特徴とする。
【0009】
本発明の請求項3に係る車両用扉は、上記請求項2において、前記扉開閉装置は、車両側に係合可能なラッチ機構と、前記ラッチ機構と前記車両側との係合を解除するラッチ解除部とからなることを特徴とする。
【0010】
本発明の請求項4に係る車両用扉は、上記請求項1〜のいずれか一つにおいて、前記車両側に係合可能なラッチ機構のラッチ位置を検出するラッチ検出部を有し、当該ラッチ検出部において前記ラッチ機構が前記車両側との係合を解除したアンラッチ位置を検出したときを前記扉検出部での開扉状態の検出とすることを特徴とする。
【0011】
本発明の請求項5に係る車両用扉は、上記請求項2〜4のいずれか一つにおいて、前記車両側に係合可能なラッチ機構のラッチ位置を検出するラッチ検出部を有し、前記制御部は、前記窓の開放状態の検出信号の入力および前記扉本体の開扉状態の検出信号を入力した後、前記ラッチ検出部において前記ラッチ機構が前記車両側と係合するハーフラッチ位置あるいはフルラッチ位置を検出したときに前記扉開閉装置を開扉作動することを特徴とする。
【0012】
本発明の請求項6に係る車両用扉は、上記請求項1〜5のいずれか一つにおいて、前記扉本体が開扉状態であって前記窓が開放状態であるとき、あるいはその後、前記ラッチ検出部において前記ラッチ機構が前記車両側と係合するハーフラッチ位置あるいはフルラッチ位置を検出したときに報知を行う報知部を備えたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明に係る車両用扉の好適な実施の形態を詳細に説明する。図1は本実施の形態における車両用扉を備えた車両を示す側面図である。
【0014】
図1に示すように本実施の形態における車両用扉は、車両1の側方に設けた扉本体としてのスライド扉2に適用してある。スライド扉2は、車両1の側方にて当該車両1の前後方向に沿って略水平に設けたレール3に係合してある。このスライド扉2は、レール3に沿って車両1の前後方向に移動可能に案内されて車両1の側方にある開口部1aを開閉する。なお、図1ではスライド扉2を閉扉状態とした形態を示してある。
【0015】
車両1およびスライド扉2には、当該スライド扉2を車両1側に係合して開口部1aを開閉するための扉開閉装置が設けてある。図2は扉開閉装置を車両前側から見た図、図3(a)〜(c)はラッチ機構の動作を示す概念図である。
【0016】
図2に示すように扉開閉装置は、主にスライド扉2に設けたラッチ機構4を有している。ラッチ機構4は、車両1側に設けたストライカSと噛合してこれを保持することでスライド扉2を閉扉状態とする一方、ストライカSとの噛合を解除することでスライド扉2を開扉状態とする。このラッチ機構4は、収容部5内にラッチ6とラチェット7とを主に備えて構成してある。収容部5は、その高さ方向の略中央となる位置に、車両1の室内側から室外側に向けて略水平に延在する水平切欠溝5aを有している。
【0017】
ラッチ6は、収容部5の水平切欠溝5aよりも上方となる位置に、車両1の前後方向に沿って略水平に延在するラッチ軸8を介して回動可能に設けてある。ラッチ6は、その外周に噛合溝6a、フック部6b、フルラッチ係止部6cおよびハーフラッチ係止部6dを形成してある。
【0018】
噛合溝6aは、ラッチ6の外周面からラッチ軸8に向けて形成したもので、ストライカSを収容することのできる幅に形成してある。フック部6bは、噛合溝6aを下方に向けて開口させた場合に、当該噛合溝6aよりも車両1の室内側に位置する部分である。フルラッチ係止部6cは、噛合溝6aを下方に向けて開口させた場合に、当該噛合溝6aよりも車両1の室外側に位置する部分である。ハーフラッチ係止部6dは、噛合溝6aを車両1の室内側に斜め下方に開口させた場合に、室外側に斜め下方に位置する部分である。
【0019】
上記ラッチ6は、不図示のバネ部材などによって図2において時計回りに常時付勢されている。
【0020】
また、ラッチ軸8には、ラッチ検出部9が設けてある。ラッチ検出部9は、ラッチ6の回動に伴うラッチ軸8の回動に準じて、ラッチ6の位置を検出する。
【0021】
ラチェット7は、収容部5の水平切欠溝5aよりも下方の位置に、車両1の前後方向に沿って略水平に延在するラチェット軸10を介して回動可能に設けてある。ラチェット7は、その外周に係合部7aおよび動力作用部7bが形成してある。
【0022】
係合部7aは、ラチェット軸10から車両1の室外側に向けて径外方向に延在する部分であり、ラチェット7が図2において時計回りに回動した場合に、その突出端面を介して上述したラッチ6のフルラッチ係止部6cおよびハーフラッチ係止部6dに係合することが可能である。動力作用部7bは、ラチェット軸10から車両1の室外側に向けて径外方向に延在する部分である。
【0023】
上記ラチェット7は、不図示のバネ部材などによって図2において反時計回りに常時付勢されている。
【0024】
また、ラチェット7は、スライド扉2の室外側に設けたアウトサイドハンドル2a、あるいはスライド扉2の室内側に設けた不図示のインサイドハンドルに連係しており、当該各ハンドルの操作によって付勢力に抗して時計回りに回動する。なお、アウトサイドハンドル2aおよびインサイドハンドルとラチェット7とを連係する構成は、従前と同様であるため説明を省略する。
【0025】
上記ラッチ機構4は、スライド扉2が車両1に対して開扉状態にある場合には、図3(a)に示すように、ラッチ6が付勢力によって時計回りに回動する。この場合、フック部6bが水平切欠溝5aを開放してストライカSを水平切欠溝5aから進退(離脱)可能にしたアンラッチ位置に配置される。この状態からスライド扉2を閉扉動作させると、車両1側に設けたストライカSが水平切欠溝5aに進入し、当該ストライカSがフルラッチ係止部6c側に当接する。この結果、ラッチ6が時計回りへの付勢力に抗して反時計回りに回動する。この間、ラチェット7は、反時計回りへの付勢力によって係合部7aの突出端面がラッチ6の外周面に摺接しつつ、当該ラッチ6の外周面形状に応じて適宜ラチェット軸10の軸心回りに回動する。
【0026】
上述した状態からスライド扉2をさらに閉扉動作すると、水平切欠溝5aに対するストライカSの進入量が漸次増大することでラッチ6が反時計回りにさらに回動し、図3(b)に示すように、ラチェット7の係合部7aがラッチ6のハーフラッチ係止部6dに至る。この状態においては、ハーフラッチ係止部6dが係合部7aに当接することになるため、付勢力によるラッチ6の時計回りの回動が阻止される。しかも、ラッチ6のフック部6bが水平切欠溝5aを横切るように配置されるため、ストライカSが水平切欠溝5aから退出する方向に移動する事態、つまりスライド扉2の車両1に対する開扉動作がフック部6bによって阻止されるようになり、結局、スライド扉2が車両1に係止した半閉扉状態に維持される(ハーフラッチ位置)。
【0027】
上述したハーフラッチ状態からスライド扉2をさらに閉動作させると、水平切欠溝5aを進入するストライカSにより、フルラッチ係止部6cを介してラッチ6が反時計回りにさらに回動し、ストライカSが水平切欠溝5aの奥方(室外側)に至る。この間、ラチェット7は、係合部7aの上面にラッチ6のハーフラッチ係止部6dとフルラッチ係止部6cとを接続する外周面が摺接することにより、付勢力に抗して図3において時計回りに回動し、ラッチ6のフルラッチ係止部6cが通過した時点で付勢力によって直ちに反時計回りに回動するようになる。この結果、図3(c)に示すように、ラッチ6のフルラッチ係止部6cがラチェット7の係合部7aに当接することになるため、付勢力によるラッチ6の時計回りの回動が阻止される。この状態においても、フック部6bが水平切欠溝5aを横切るように配置されるため、ストライカSが水平切欠溝5aの奥方(室外側)から退出する方向に移動する事態がフック部6bによって阻止されるようになり、結局、スライド扉2が車両1に係止して完全に閉じた全閉扉状態に維持される(フルラッチ位置)。なお、本実施の形態では、ラッチ機構4がハーフラッチ位置にある半閉扉状態と、フルラッチ位置にある全閉扉状態とを含めて閉扉状態と称する。
【0028】
上述したフルラッチ位置あるいはハーフラッチ位置において、アウトサイドハンドル2aあるいはインサイドハンドル(不図示)を操作すると、ラチェット7が付勢力に抗して図3において時計回りに回動する。これにより、ラッチ6のフルラッチ係止部6c(あるいはハーフラッチ係止部6b)とラチェット7の係合部7aとの当接係合状態が解除され、ラッチ6が付勢力によって図3において時計回りに回動する。この結果、図3(a)に示すように、水平切欠溝5aが開放され、ストライカSが水平切欠溝5aから退出する方向に移動可能となり、スライド扉2を車両1に対して開扉動作させることができるようになる。
【0029】
上記、アンラッチ位置、フルラッチ位置あるいはハーフラッチ位置は、ラッチ軸8に設けた扉検出部としてのラッチ検出部9によって検出される。
【0030】
図2に示すように上記ラッチ機構4を収容する収容部5には、扉開閉装置を構成するラッチ解除部としてのドアリリース機構12が設けてある。ドアリリース機構12は、モータ13、アイドルギア14、第1伝達ギア15、第2伝達ギア16、セクタギア17、レバー軸18およびリリースレバー19を有している。
【0031】
モータ13は、出力軸13aが図2において時計回りおよび反時計回りの両方向に回転可能に構成してある。出力軸13aには、駆動ギア13bが取り付けてある。
【0032】
アイドルギア14は、収容部5に回転可能に取り付けてある。アイドルギア14、はモータ13の駆動ギア13bと噛み合う大径歯車14aと、小径歯車14bとを同軸上で一体に形成してある。
【0033】
第1伝達ギア15は、収容部5に回転可能に取り付けてある。第1伝達ギア15はアイドルギア14の小径歯車14bと噛み合う歯を外形に形成してある。また、第1伝達ギア15の中央部には、凹陥部15aが形成してある。
【0034】
第2伝達ギア16は、第1伝達ギア15の凹陥部15aに嵌装するフランジ部16aを有し、第1伝達ギア15に対して同軸に取り付けてある。第2伝達ギア16は、その軸に対して径外方向に延在した扇状の凸部16bと、凸部16bに並ぶギア部16cとを備えている。
【0035】
セクタギア17は、レバー軸18によって収容部5に回動可能に取り付けてある。セクタギア17は、第2伝達ギア16のギア部16cと噛合するギア部17aを備えている。
【0036】
リリースレバー19は、レバー軸18によって収容部5に回動可能に取り付けてある。リリースレバー19は、ラチェット7の動力作用部7bと係合可能に構成してある。
【0037】
上記ドアリリース機構12によれば、モータ13により生成された動力は、駆動ギア13b、アイドルギア14、第1伝達ギア15、第2伝達ギア16、セクタギア17、レバー軸18、リリースレバー19の順に伝達され、リリースレバー19を図2において反時計回りに揺動する。リリースレバー19が図2において反時計回りに揺動すると、ラチェット7が図2において時計回りに揺動してラチェット7とラッチ6とのフルラッチ位置およびハーフラッチ位置での係合状態を解除する。このように、ドアリリース機構12は、モータ13の動力によりラチェット7を回動させ、ラッチ6をアンラッチ位置に至らしめるもの、つまりスライド扉2を開扉作動するものである。
【0038】
図1に示すように、スライド扉2には、窓21が設けてある。窓21は、スライド扉2に設けた窓開口部21aを開閉可能とする。窓21の開閉はレギュレータ22によって行われる。本実施の形態におけるレギュレータ22は、Xアーム式のパワーウィンドレギュレータを一例としている。この場合のレギュレータ22は、モータなどを有したアーム駆動部22aによってリフトアーム22bが揺動可能に駆動される。リフトアーム22bの揺動先端は、窓21の下端部に固定した長手状の支持部材22cに沿って移動可能に係合してある。リフトアーム22bの中途部には、一対の可動アーム22d設けてある。一方の可動アーム22dは、基端がリフトアーム22bに支承してあり、先端が長手状の支持部材22cに沿って移動可能に係合してある。他方の可動アーム22dは、基端がリフトアーム22bにおける一方の可動アーム22dを支承する位置と同軸位置に支承してあり、先端が前記支持部材22cと略平行にしてスライド扉2側に固定した支持部材22eに係合してある。すなわち、レギュレータ22は、アーム駆動部22aを駆動することによってリフトアーム22bと各可動アーム22dとが支持部材22cを支持部材22eに対して下方に移動することで窓21が開放する一方、支持部材22cを支持部材22eに対して上方に移動することで窓21が閉鎖する。
【0039】
なお、上記レギュレータ22は、アーム駆動部22aを手動で駆動できるようにした手動式の構成であってもよい。
【0040】
上記レギュレータ22によって窓21が開放状態とされた旨は、窓検出部23によって検出される。窓検出部23は、窓21自体の下降を検出するもの、あるいはレギュレータ22の下降駆動を検出するものなど様々な構成がある。また、窓検出部23は、レギュレータ22が自動式のパワーウィンドである場合では、パワーウィンドの開スイッチの操作により窓21の開放状態を検出するようにしてもよい。
【0041】
以下、レギュレータ22によって開放した窓21の閉め忘れを防止する制御について説明する。
【0042】
図4は窓の閉め忘れを防止する制御部を示すブロック図である。制御部25は処理装置(CPUなど)と、入力したデータを記憶するRAMと、制御手順を記憶するROMとから構成してある。制御部25には、ラッチ検出部9と、窓検出部23と、ドアリリース機構12と、報知部26とが接続してある。
【0043】
制御部25は、ラッチ機構4におけるラッチ6の位置(アンラッチ位置、ハーフラッチ位置およびフルラッチ位置)を検出したラッチ検出部9からの検出信号を入力する。また、制御部25は、レギュレータ22による窓21の開放を検出した窓検出部23からの検出信号を入力する。さらに、制御部25は、ラッチ機構4のラチェット7を回動するための駆動信号をドアリリース機構12に出力する。そして、制御部25は。音あるいは光などによって報知を行うための駆動信号を報知部26に出力する。
【0044】
図5は窓の閉め忘れを防止する制御手順を示すフローチャートである。まず、窓21が開放してあり(ステップS1:Yes)、かつ、スライド扉2が開扉状態であるとき(ステップS2:Yes)、これら2つの検出結果を記憶する。その後、スライド扉2が閉扉動作になると(ステップS3:Yes)、ドアリリース機構12の開扉作動によってラッチ6をアンラッチ位置にしてスライド扉2を開扉状態にするとともにその旨を報知し(ステップS4)、本制御を終了する。
【0045】
ステップ2においてスライド扉2の開扉状態は、扉検出部としてのラッチ検出部9によるアンラッチ位置の検出により判断できる。また、ステップ3においてスライド扉2の閉扉動作は、扉検出部としてのラッチ検出部9によるハーフラッチ位置あるいはフルラッチ位置の検出により判断できる。また、ステップS1とステップS2とは逆の順所であってもよい。また、前記制御の終了後、窓21を閉鎖状態にすれば、スライド扉2を閉扉状態にすることが可能になる。
【0046】
なお、制御部25は、ステップ3を待たずに、窓21が開放してあり(ステップS1:Yes)、かつ、スライド扉2が開扉状態であるとき(ステップS2:Yes)の後、ドアリリース機構12を開扉作動してスライド扉2を開扉状態にするとともにその旨を報知し(ステップS4)、本制御を終了してもよい。
【0047】
なお、車両用扉では、扉開閉装置において、ラッチ検出部9によるハーフラッチ位置の検出によってラッチ6をフルラッチ位置に駆動するオートクローザ機能を備えて、スライド扉2を閉扉状態にする構成がある。このようなオートクローザ機能を備えた場合には、窓21を開放状態として、スライド扉2を開扉状態としたときに(ステップS1およびステップS2の後)、当該オートクローザ機能を作動させないようにキャンセルする。
【0048】
このように、上述した車両用扉では、窓21の開放状態を検出する窓検出部23と、スライド扉2の開扉状態を検出する扉検出部(ラッチ検出部9)と、扉開閉装置(ラッチ機構4およびドアリリース機構12)と、窓検出部および扉検出部からの検出信号の入力により扉開閉装置を開扉作動する制御部とによりスライド扉2の閉扉状態を阻止する扉阻止手段がなす。そして、窓21を開放状態として、スライド扉2を開扉状態とした場合に、当該扉阻止手段によって扉開閉装置を開扉作動してスライド扉2を閉扉状態にできなくしている。この結果、窓21の閉め忘れを搭乗者に認識させて、これを確実に防止することができる。
【0049】
また、報知部26によって報知すれば、窓21の閉め忘れを搭乗者に明確に認識させることができる。
【0050】
ところで、上述した実施の形態では、窓21を開放状態として、スライド扉2を開扉状態とした場合に、ドアリリース機構12を用いてスライド扉2の閉扉状態を阻止する扉阻止手段を説明したが、他の実施の形態における扉阻止手段として、ドアリリース機構12を用いずにスライド扉2の閉扉状態を阻止する構成もある。
【0051】
具体的には、図6に示すようにアンラッチ位置にあるラッチ6がハーフラッチ位置およびフルラッチ位置に回動しないように、当該アンラッチ位置にあるラッチ6に当接する規制ロッド30をラッチ機構4に設ける。規制ロッド30は、図示しないリンク機構やアクチュエータなどによってラッチ6に向けて進退可能としてある。そして、窓21の開放状態を窓検出部23が検出し、スライド扉2の開扉状態をラッチ検出部9が検出したときに、規制ロッド30を図6においてラッチ6に向けて(一点鎖線位置から実線位置に)進出させてラッチ6の反時計回りの回動を規制することでラッチ機構4のアンラッチ位置を保持する。
【0052】
また、開扉状態にあるスライド扉2を閉扉状態にしないように、図1に示すようにスライド扉2に当接する規制部材31をレール3に設けてもよい。規制部材31は、図示しないリンク機構やアクチュエータなどによってレール3内に進退可能としてある。そして、窓21の開放状態を窓検出部23が検出し、スライド扉2の開扉状態をラッチ検出部9が検出したときに、規制部材31をレール3内に進出させてスライド扉2の閉扉を規制することでラッチ機構4のアンラッチ位置を保持する。
【0053】
このように構成した車両用扉でも、窓21を開放状態として、スライド扉2を開扉状態とした場合に、スライド扉2の閉扉状態を阻止し、窓21の閉め忘れを搭乗者に認識させて、これを確実に防止することができる。
【0054】
なお、上述した実施の形態では、スライド扉2の開扉状態をラッチ検出部9によるアンラッチ位置の検出により認識しているが、その他、例えばスライド扉2の開扉を直接検出する扉検出部としてのスイッチなどのON/OFFによってスライド扉2の開扉状態を認識してもよい。
【0055】
なお、上述した実施の形態では、扉本体としてスライド扉2を一例にして説明したが、ヒンジによって開閉するサイド扉や、ハッチバック車両のバック扉などで開閉可能な窓を有している構成の扉に対しても上述の構成を適用して窓の閉め忘れを確実に防ぐことができる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の車両用扉によれば、開閉可能な窓を有した扉本体が開扉状態であって前記窓が開放状態にあるとき、扉阻止手段によって扉本体の閉扉状態を阻止する。したがって、扉本体の閉扉状態が阻止して開扉状態になる結果、窓の閉め忘れを搭乗者に認識させるので、窓の閉め忘れを確実に防止することができる。
【0057】
また、報知部によって報知することで、窓の閉め忘れを搭乗者に明確に認識させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における車両用扉を備えた車両を示す側面図である。
【図2】扉開閉装置を車両前側から見た図である。
【図3】(a)〜(c)は扉開閉装置の動作を示す概念図である。
【図4】制御部を示すブロック図である。
【図5】制御手順を示すフローチャートである。
【図6】他の実施の形態におけるラッチ機構を示す図である。
【符号の説明】
1 車両
1a 開口部
2 スライド扉(扉本体)
2a アウトサイドハンドル
3 レール
4 ラッチ機構
5 収容部
5a 水平切欠溝
6 ラッチ
6a 噛合溝
6b フック部
6c フルラッチ係止部
6d ハーフラッチ係止部
7 ラチェット
7a 係合部
7b 動力作用部
8 ラッチ軸
9 ラッチ検出部
10 ラチェット軸
12 ドアリリース機構
13 モータ
13a 出力軸
13b 駆動ギア
14 アイドルギア
14a 大径歯車
14b 小径歯車
15 第1伝達ギア
15a 凹陥部
16 第1伝達ギア
16a フランジ部
16b 凸部
16c ギア部
17 セクタギア
17a ギア部
18 レバー軸
19 リリースレバー
21 窓
21a 窓開口部
22 レギュレータ
22a アーム駆動部
22b リフトアーム
22c 支持部材
22d 可動アーム
22e 支持部材
23 窓検出部
25 制御部
26 報知部
30 規制ロッド
31 規制部材
S ストライカ

Claims (6)

  1. 開閉可能な窓を有した扉本体が車両に対して開扉状態であって前記窓が開放状態であるとき、前記扉本体の閉扉状態を阻止する扉阻止手段を備え
    前記扉阻止手段は、
    前記窓の開放状態を検出する窓検出部と、
    前記扉本体の開扉状態を検出する扉検出部と、
    前記扉本体に設けてあって車両側に係合可能なラッチ機構と、
    車両側との係合を解除した前記ラッチ機構のアンラッチ位置を保持するための規制を行う手段と、
    前記窓検出部からの開放状態の検出信号の入力および前記扉検出部からの開扉状態の検出信号の入力により前記規制を行う手段を作動する制御部と、
    を備えたことを特徴とする車両用扉。
  2. 開閉可能な窓を有した扉本体が車両に対して開扉状態であって前記窓が開放状態であるとき、前記扉本体の閉扉状態を阻止する扉阻止手段を備え、
    前記扉阻止手段は、
    前記窓の開放状態を検出する窓検出部と、
    前記扉本体の開扉状態を検出する扉検出部と、
    前記扉本体を前記車両側に係合する扉開閉装置と、
    前記窓検出部からの開放状態の検出信号の入力および前記扉検出部からの開扉状態の検出信号の入力により前記扉開閉装置を開扉作動する制御部と、
    を備えたことを特徴とする車両用扉。
  3. 前記扉開閉装置は、
    車両側に係合可能なラッチ機構と、
    前記ラッチ機構と前記車両側との係合を解除するラッチ解除部と、
    からなることを特徴とする請求項2に記載の車両用扉。
  4. 前記車両側に係合可能なラッチ機構のラッチ位置を検出するラッチ検出部を有し、当該ラッチ検出部において前記ラッチ機構が前記車両側との係合を解除したアンラッチ位置を検出したときを前記扉検出部での開扉状態の検出とすることを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の車両用扉。
  5. 前記車両側に係合可能なラッチ機構のラッチ位置を検出するラッチ検出部を有し、
    前記制御部は、前記窓の開放状態の検出信号の入力および前記扉本体の開扉状態の検出信号を入力した後、前記ラッチ検出部において前記ラッチ機構が前記車両側と係合するハーフラッチ位置あるいはフルラッチ位置を検出したときに前記扉開閉装置を開扉作動することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載の車両用扉。
  6. 前記扉本体が開扉状態であって前記窓が開放状態であるとき、あるいはその後、前記ラッチ検出部において前記ラッチ機構が前記車両側と係合するハーフラッチ位置あるいはフルラッチ位置を検出したときに報知を行う報知部を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の車両用扉。
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