JP3845049B2 - ネット付き樹脂枠、該ネット付き樹脂枠の製造方法及び該製造方法で用いる金型 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネット付き樹脂枠、該ネット付き樹脂枠の製造方法及び該製造方法で用いる金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図6に示すような、ネット付き樹脂枠100がある。このネット付き樹脂枠100は、通気性がよいためイスの背もたれや座等に広く利用されている。
【0003】
このネット付き樹脂枠100は、図7に示すような、上下2つの型枠210,212を備える金型装置200を用いて製造される。
このうち、上方側の型枠210の下面には、固定枠120の裏側の形状が象られ、また、下方側の型枠212の上面には、固定枠120の表側の形状が象られている。
【0004】
この金型装置200を用いてネット付き樹脂枠100を製造する場合、まず、下方側の型枠212の上にネット110を張る。そして、上方側の型枠210の端部周囲に備えられたネット押さえ具216でネット110を固定しつつ、下方側の型枠212の上に上方側の型枠210を重ねる。すると、ネット110は張られた状態で型枠210,212の間に挟まれ、また、型枠210と型枠212との間に、固定枠120を象った成型空間214が形成される。このとき、ネット110は成型空間214を横切って配置される。
【0005】
次に、下方側の型枠212の中に形成されたゲート218を介して、外部から成型空間214内に樹脂が射出される。そして、その樹脂が固化され、ネット110及び固定枠120が金型装置200から取り出され、固定枠120の外側のネット110bが切り落とされる。すると、当初下方側の型枠212の上に張られたネット110のうち、固定枠120の内側に位置するネット110aが固定枠120に張設されたネット付き樹脂枠100が形成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のネット付き樹脂枠100では、取付対象物に取り付けたとき、固定枠120の外側から視認可能な部分(図6では外側の縁周部)に、ネット110bを切り落とした切取跡110cが形成され、見た目がよくないという問題があった。
【0007】
そのため、従来のネット付き樹脂枠100は、この切取跡10cを隠すため、ネット110bを切り落とした後、固定枠120を樹脂で被覆せねばならず、また、被覆する際、被覆する樹脂の熱で固定枠120を形成している樹脂が溶け、ネット110aの張りが緩んでしまうことがあった。
【0008】
そこで本発明では上記問題を解決し、見た目にきれいなネット付き樹脂枠、該ネット付き樹脂枠の製造方法、及び、該製造方法で用いる金型装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記目的を達するためになされた請求項1記載の発明は、ネットの一部を囲う位置に樹脂を射出して固定枠を形成し、該固定枠の外側の前記ネットを切断して形成されたネット付き樹脂枠において、前記固定枠の外側のネットを切断した切取跡が、前記固定枠に形成され、かつ、前記ネットの表裏の面のうち一方の面側に形成された溝であって、当該ネット付き樹脂枠を取付対象物に取り付けたとき、前記取付対象物が嵌めこまれる取付溝に形成されていることを特徴とする。
【0010】
本発明のネット付き樹脂枠は、前記固定枠に形成された溝であって、当該ネット付き樹脂枠を取付対象物に取り付けたとき、前記取付対象物が嵌めこまれる取付溝に切取跡が形成されているので、取付対象物に取り付けると切取跡が隠れる。
従って、本発明のネット付き樹脂枠のように構成すると、ネット付き樹脂枠を見た目にきれいに形成することができる。
【0011】
また、本発明のネット付き樹脂枠は、取付対象物に取り付けると切取跡が外部から見えないので、従来のように切取部を覆うため固定枠を樹脂で被覆する必要がない。そのため、このネット付き樹脂枠を製造する製造工程では、従来必要だった被覆工程が不要となるので、製造効率が向上する。
【0012】
さらに、本発明のネット付き樹脂枠は、固定枠を樹脂で被覆する必要がないので、従来のように被覆する樹脂の熱で固定枠を形成する樹脂が溶けて、ネットの張りが緩んでしまうことが防止される。
尚、請求項2に記載したように、取付溝は、取付対象物の骨組みが嵌めこまれるものであってもよい。
次に、本発明のネット付き樹脂枠は、例えば、請求項3に記載したように、樹脂製の固定枠の内側にネットが張設され、前記固定枠に形成された溝であって取付対象物が嵌めこまれる取付溝に、前記固定枠の外側のネットを切り取った切取跡が形成されるネット付き樹脂枠の製造方法であって、前記取付溝が形成される覆面部側とは反対側である非覆面部側の前記固定枠の形状が象られた第1の型枠、前記固定枠の前記覆面部側の形状のうち前記切取跡が形成される部分より外側の形状が象られた第2の型枠、前記固定枠の前記覆面部側の形状のうち前記切取跡が形成される部分より内側の形状が象られた第3の型枠を備え、前記第2の型枠及び前記第3の型枠を前記第1の型枠に重ねると、前記第1の型枠、第2の型枠及び第3の型枠の間に前記固定枠を象った成型空間が形成される金型装置を用い、前記第1の型枠と前記第3の型枠との間に前記ネットを挟んで内側の前記ネットを張設した状態で固定するとともに、前記第2の型枠と前記第3の型枠との間から外側の前記ネットが引き出された状態となるように、前記第2の型枠及び前記第3の型枠を前記第1の型枠に重ね、前記成型空間内に樹脂を射出して固化させ、前記固定枠の外側のネットを切断して、前記ネット付き樹脂枠を製造することを特徴とする前記ネット付き樹脂枠の製造方法によって製造することができる。
【0013】
本発明の製造方法では、ネットが第1の金型と第3の金型との間に挟まれ、張設された状態で固定される。このとき、ネットは、切取跡が形成される部分を象った第3の型枠と第2の型枠との間の成型空間から外側に引き出されている。そのため、成型空間に樹脂を射出して固化させると、固定枠の内側のネットが固定枠に張設され、一方、固定枠の外側のネットが固定枠の覆面部から引き出されたネット付き樹脂枠が形成される。
【0014】
従って、このように形成されたネット付き樹脂枠の固定枠の外側のネットを切断すれば、固定枠の内側にネットが緩むことなく張設され、しかも見た目にきれいなネット付き樹脂枠が形成される。
次に、上述したように、本発明のネット付き樹脂枠を製造するには、請求項4に記載したように、請求項3記載の樹脂枠の製造方法で用いる金型装置であって、前記取付溝が形成される覆面部側とは反対側である非覆面部側の前記固定枠の形状が象られた第1の型枠、前記固定枠の前記覆面部側の形状のうち前記切取跡が形成される部分より外側の形状が象られた第2の型枠、前記固定枠の前記覆面部側の形状のうち前記切取跡が形成される部分より内側の形状が象られた第3の型枠を備え、前記第2の型枠及び前記第3の型枠を前記第1の型枠に重ねると、前記第1の型枠、第2の型枠及び第3の型枠の間に前記固定枠を象った成型空間が形成されることを特徴とする金型装置を用いることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された実施形態について説明する。
尚、以下の説明で利用する図面のうち、図1はネット付き樹脂枠を裏面側(以下の説明では覆面部側)から見た斜視図である。
【0016】
本実施形態のネット付き樹脂枠1は、イスの背もたれや座として用いられているものであり、図1に示すように、樹脂で形成された固定枠10と、この固定枠10の内側に張設されたネット30を備えている。このうち固定枠10の裏面側には、図示しないイスの骨組(本発明の取付対象物に相当する)に当該ネット付き樹脂枠1を取り付けるための取付溝12が枠に沿って形成されている。
【0017】
このネット付き樹脂枠1は、次のようにして作成する。
まず、ネット3を広げ、そのネット3の一部を囲う位置に樹脂を射出して固定枠10を形成する。このとき、ネット3は、固定枠10の内側から固定枠10内を通り、取付溝12を介して外側に出るように配置する。
【0018】
次に、固定枠10の外側のネット32を切断する。このとき、固定枠10の外側のネット32を切断した切取跡32aは、ネット3が取付溝12を通って配置されるので、取付溝12に形成される。
このように形成されたネット付き樹脂枠1は、取付溝12にイスの骨組をはめ込んで取り付けられる。そのためこのネット付き樹脂枠1をイスの骨組みに取り付ければ、切取跡32aは外から見えない位置に隠れるのである。
【0019】
従って、本実施形態のネット付き樹脂枠1は、イスの骨組みに取り付けられたとき切取跡32aが外から見えない位置に隠れる見た目にきれいな形状に形成することができる。
また、本実施形態のネット付き樹脂枠1は、イスの骨組に取り付けると切取跡32aが外から見えないので、従来のように切取部32aを覆うため固定枠10を樹脂で被覆する必要がない。そのため、このネット付き樹脂枠1を製造する製造工程では、従来必要だった被覆工程が不要となるので、従来のネット付き樹脂枠に比べ効率よく製造することができる。
【0020】
さらに、本実施形態のネット付き樹脂枠1は、固定枠10を樹脂で被覆する必要がないので、従来のように被覆する樹脂の熱で固定枠10を形成する樹脂が溶けて、ネット30の張りが緩んでしまうことが防止される。
尚、この取付溝12は、本実施形態のネット付き樹脂枠1をイスの骨組に取り付けたとき、イスの骨組みに覆われるので、本発明の覆面部に相当する。
【0021】
次に、以上説明したネット付き樹脂枠の製造方法及びこの製造方法で使用する金型装置について詳しく説明する。
尚、以下の説明で利用する図面のうち、図2〜図5は金型装置の側面図で、図2は、金型装置にネットを設置した様子を表し、図3は、ネット押さえでネットを固定した様子を表し、図4は、凸部を孔部に嵌挿した様子を表し、図5は、ネット付き樹脂枠の成型品を金型装置から取り出す様子を示している。また、図2〜図5は、一部の構成を透過図で示している。
【0022】
本実施形態の金型装置5は、第1の型枠50と、第2の型枠52と、第3の型枠54と、第1固定側取付板56と、第2固定側取付板57と、射出装置取付具58と、屋根具59と、ネット押さえ具60とを備えている。
第1の型枠50は、取付溝12が形成される覆面部側とは反対側の非覆面部側の固定枠10の形状Aが上面上に象られている。また、この第1の型枠50の下面には、後述するゲート58aに対向する位置から、固定枠10の非覆面部の形状Aを象った部分の直下に至る溝状のゲート50bが形成され、さらに、固定枠10の非覆面部の形状Aを象った部分の直下のゲート50bから、固定枠10の非覆面部の形状Aを象った部分まで貫通するゲート50cが形成されている。この第1の型枠50は、第1固定側取付板56に載せると(図3参照)、ゲート50bが閉じられ、ゲート58aからゲート50cに樹脂を導くことが可能となる。
【0023】
第2の型枠52は、孔部52aが形成され、この孔部52aの縁部の下面には、固定枠10の覆面部側の形状のうち切取跡32aが形成される部分より外側の形状Bが象られている。また、第2の型枠52の上面の周端部には、ネットを仮止めする留め具52bが設けられている。
【0024】
第3の型枠54は、孔部52aに嵌挿可能な凸部54aを有し、この凸部54aの縁部の下面には、固定枠10の覆面部側の形状のうち切取跡32aが形成される部分より内側の形状Cが象られている。そしてこの第3の型枠54は、上面の両端部から立設された固定具54bにより、可動側取付板59に固定されている。
【0025】
第1の型枠50、第2の型枠52及び第3の型枠54は、孔部52aに凸部54aを嵌挿した第2の型枠52及び第3の型枠54を第1の型枠50の上面上に重ねると、第1の型枠50、第2の型枠52及び第3の型枠54の間に固定枠10を象った成型空間α(図4参照)が形成するよう構成されている。
【0026】
第1固定側取付板56は、第2固定側取付板57の上面上に積層され、第2固定側取付板57の下面側に形成された射出装置取付具58から連続して設けられたゲート58aが、貫通して設けられている。
射出装置取付具58は、樹脂を射出可能な図示しない射出装置の射出口を取付可能に形成されている。
【0027】
ネット押さえ具60は、第3の型枠54の外側に隣接して配置され、屋根具59に固定されている。このネット押さえ具60は、押さえ部62と本体部64とバネ部66とからなる。そして、本体部64は可動側取付板59に固定され、本体部64の遊端側にはバネ取付孔62aが形成されている。また押さえ部62は、バネ部66を介して本体部64の遊端側に取り付けられ、押さえ部62の本体部64に対向する側にもバネ取付孔64aが形成されている。そして、バネ部64は、
本体部64と押さえ部62とに設けられた各バネ取付孔62a,64a内にそれぞれの端部が伸縮可能に挿入された状態で、本体部64及び押さえ部62に取り付けられている。そしてこのバネ部66は、押さえ部62を本体部64から遠ざける方向に付勢している。
【0028】
以上のように構成された金型装置5を用いて、ネット付き樹脂枠1を形成する場合、まず、留め具52bを用いて、第2の型枠52の上面上の孔部52aを塞ぐ位置にネットを広げて設置する。次に、屋根59を下ろすと、図3に示すように、押さえ部62が第2の型枠52上に張られたネット3に接触し、バネ部66が縮んでネット3が第2の型枠52に押しつけられる。そしてさらに押すと凸部54aが、孔部52aを塞いでいるネット3を第3の型枠54の凸部54aで押して、凸部54aが孔部52aに嵌挿されるとともに、ネット3が第1の金型50と第3の金型54との間に挟まれ、張設された状態で固定される(図4)。このとき、ネット3は、切取跡32aが形成される部分を象った第3の型枠54の凸部54aと第2の型枠52の孔部52aとの間の成型空間から外側に引き出されている。 そして、ゲート58a、50b,50cを介して成型空間に樹脂を射出して固化させると、固定枠10の内側のネット3aが固定枠10に張設され、一方、固定枠10の外側のネット3bが固定枠10の取付溝12から引き出されたネット付き樹脂枠1が形成される(図5参照)。
【0029】
従って、このように形成されたネット付き樹脂枠1の固定枠10の外側のネット32aを切断すれば、固定枠10の内側にネット30が張設され、しかも見た目にきれいなネット付き樹脂枠1が形成される。
尚、本発明の実施の形態は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
【0030】
例えば、本実施形態では、イスの背もたれや座として利用されるネット付き樹脂枠について説明したが、パーティション(間仕切り)や、エアコンのフィルタで利用されるネット付き樹脂枠でもよいことはもちろんである。
また、本実施形態では、切取跡32aが取付溝12に形成される例について説明したが、切取跡32aが覆い隠されるような場所や、切取跡32aで覆い隠されない部分であっても外部から見えない場所ならば、この取付溝12以外の場所に切取溝32aが形成されてもよいことはもちろんである。
【0031】
さらに、本実施形態では、略四角形のネット付き樹脂枠について説明したが、形状は四角形に限られるものではなく、三角形等の多角形状や、楕円形状、円形状に形成されたものでもよいことはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のネット付き樹脂枠の斜視図である。
【図2】 一部透過図で表した金型装置の側面図で、金型装置にネットを設置した様子を表ている。
【図3】 一部透過図で表した金型装置の側面図で、ネット押さえでネットを固定した様子を表している。
【図4】 一部透過図で表した金型装置の側面図で、凸部を孔部に嵌挿した様子を表している。
【図5】 一部透過図で表した金型装置の側面図で、ネット付き樹脂枠の成型品を金型装置から取り出す様子を示している。
【図6】 従来のネット付き樹脂枠の斜視図である。
【図7】 従来のネット付き樹脂枠を製造するための、金型装置の側面図で、一部透過図で示している。
【符号の説明】
1…ネット付き樹脂枠、3…ネット、5…金型装置、10…固定枠、12…取付溝、30…固定枠の内側のネット、32…固定枠の外側のネット、50…第1の型枠、52…第2の型枠、54…第3の型枠、56…第1の固定側取付板、57…第2の固定側取付板、58…射出装置取付部、59…可動側取付板、60…ネット押さえ具
Claims (4)
- ネットの一部を囲う位置に樹脂を射出して固定枠を形成し、該固定枠の外側の前記ネットを切断して形成されたネット付き樹脂枠において、
前記固定枠の外側のネットを切断した切取跡が、
前記固定枠に形成され、かつ、前記ネットの表裏の面のうち一方の面側に形成された溝であって、当該ネット付き樹脂枠を取付対象物に取り付けたとき、前記取付対象物が嵌めこまれる取付溝に形成されていることを特徴とするネット付き樹脂枠。 - 請求項1記載のネット付き樹脂枠において、
前記取付溝は、前記取付対象物の骨組みが嵌めこまれるものであることを特徴とするネット付き樹脂枠。 - 樹脂製の固定枠の内側にネットが張設され、前記固定枠に形成された溝であって取付対象物が嵌めこまれる取付溝に、前記固定枠の外側のネットを切り取った切取跡が形成されるネット付き樹脂枠の製造方法であって、
前記取付溝が形成される覆面部側とは反対側である非覆面部側の前記固定枠の形状が象られた第1の型枠、前記固定枠の前記覆面部側の形状のうち前記切取跡が形成される部分より外側の形状が象られた第2の型枠、前記固定枠の前記覆面部側の形状のうち前記切取跡が形成される部分より内側の形状が象られた第3の型枠を備え、前記第2の型枠及び前記第3の型枠を前記第1の型枠に重ねると、前記第1の型枠、第2の型枠及び第3の型枠の間に前記固定枠を象った成型空間が形成される金型装置を用い、
前記第1の型枠と前記第3の型枠との間に前記ネットを挟んで内側の前記ネットを張設した状態で固定するとともに、前記第2の型枠と前記第3の型枠との間から外側の前記ネットが引き出された状態となるように、前記第2の型枠及び前記第3の型枠を前記第1の型枠に重ね、
前記成型空間内に樹脂を射出して固化させ、
前記固定枠の外側のネットを切断して、
前記ネット付き樹脂枠を製造することを特徴とするネット付き樹脂枠の製造方法。 - 請求項3記載の樹脂枠の製造方法で用いる金型装置であって、
前記取付溝が形成される覆面部側とは反対側である非覆面部側の前記固定枠の形状が象られた第1の型枠、前記固定枠の前記覆面部側の形状のうち前記切取跡が形成される部分より外側の形状が象られた第2の型枠、前記固定枠の前記覆面部側の形状のうち前記切取跡が形成される部分より内側の形状が象られた第3の型枠を備え、前記第2の型枠及び前記第3の型枠を前記第1の型枠に重ねると、前記第1の型枠、第2の型枠及び第3の型枠の間に前記固定枠を象った成型空間が形成されることを特徴とする金型装置。
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