JP3844453B2 - 鉄道車両の連接構造 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一方の車両と他方の車両との間に、両車両に共有される連接台車を有する鉄道車両の連接構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より一部の鉄道車両で採用されている連接構造として、連接台車がその中央部左右に配置された空気バネで支持する枕梁を有し、該枕梁の球面心皿を介して一方の車両と他方の車両とを連接するボルスタ構造や、例えば、特開昭57−44563号公報に示されるように、連接台車の中央部左右に配置された空気バネにて一方の車両を直接支持し、この支持された車両に心皿体を乗せ、該心皿体に他方の車両を回動自在に連結するボルスタレス構造が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
通常の鉄道車両の運用は折り返し運転をする場合が圧倒的に多いが、このような折り返し運転をする場合に、ボルスタ構造の連接車両は、図20,21に示されるように、どちらを向いて走行しても、曲線路1を走行するときの外軌横圧Aや脱線係数aは同じである。
【0004】
一方、ボルスタレス構造の連接車両では、図18に示されるように、曲線路1の走行時に、連接台車2の空気バネ3,3にて支持された一方の車両4が前方側で走行する場合は、連接台車2が一方の車両4に追随するから、輪軸5,5とレールの台車の旋回抵抗モーメントは小さくなる。したがって、この場合は、図20,21に示されるように、外軌横圧B及び脱線係数bは、ボルスタ構造の場合よりも低くなり、曲線路走行性能は向上する。また、車輪とレールのキシリ音が低減され、沿線への騒音の影響が小さい車両にできる。
【0005】
しかし、図19に示されるように、空気バネ3,3にて支持された一方の車両4が後位側になって走行する場合は、一方の車両4が他方の車両6に回動自在に連結されているので曲線路に沿って走行するものの、連接台車2が、空気バネの前後方向の変位と剛性により、一方の車両4に追随する方向にモーメントを受けることから、連接台車2のレールに対する旋回抵抗モーメントが大きくなる。したがって、図20,21に示されるように、外軌横圧C及び脱線係数cが、上述のボルスタ構造の場合よりも高くなり曲線路走行性能が低下する。
【0006】
そこで本発明は、どちらの方向に走行しても、曲線路通過時の外軌横圧及び脱線係数を低下させ、曲線路走行性能を向上させた鉄道車両の連接構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の手段は、2両の車両間に配置される連接台車の中央部左右に配置された空気バネにて枕梁を支持し、該枕梁の心皿に一方の車両を支持し、該一方の車両を介して他方の車両を支持する鉄道車両の連接構造において、前記枕梁と前記一方の車両及び前記枕梁と前記他方の車両とをそれぞれダンパを介して結合し、該ダンパを可動状態と固定状態とに切換可能とし、前記ダンパのうち、走行時進行方向前側となる車両と前記枕梁とを結合するダンパを固定状態に、進行方向後側となる車両と前記枕梁とを結合するダンパを可動状態にすることを特徴としている。前記枕梁は、前記2両の車両のいずれか一方の車両端部下方に配置されている構成と、前記2両の車両の中間に配置されている構成とがある。
【0008】
また、第2の手段は、2両の車両間に配置される連接台車の中央部左右に配置された空気バネにて旋回フレームを支持し、前記連接台車中央の心皿に一方の車両を支持し、該一方の車両を介して他方の車両を支持する鉄道車両の連接構造において、前記旋回フレームと前記一方の車両及び前記旋回フレームと前記他方の車両とをそれぞれダンパを介して結合し、該ダンパを可動状態と固定状態とに切換可能とし、前記ダンパのうち、走行時進行方向前側となる車両と前記旋回フレームとを結合するダンパを固定状態に、進行方向後側となる車両と前記旋回フレームとを結合するダンパを可動状態にすることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示される実施形態例に基づいて説明する。図1乃至図5は本発明の第1実施形態例を示すもので、一方の車両10と他方の車両11との間に配置された連接台車12は、台車中央部左右に配置された空気バネ13,13にて枕梁14を支持している。該枕梁14は、一方の車両10の端部下方に配置され、枕梁14の車体幅方向中央部の心皿15に、一方の車両10の連結梁16と他方の車両11の連結梁17とを回動自在に連結して、両車両11,12を連接している。
【0011】
前記一方の車両10は、車体下部左右に垂設したブラケット18に、連接台車12の台車枠19に結合される台車枠ダンパ20と、前記枕梁14に結合されるダンパ21とをそれぞれ設けている。前記他方の車両11は、車体下部左右に垂設したブラケット22に、前記枕梁14に結合されるダンパ23をそれぞれ設けている。すなわち、図2に示されるように、一方の車両10は、左右2本のダンパ21,21を介して、他方の車両11は、左右2本のダンパ23,23を介してそれぞれ枕梁14と結合される。
【0012】
前記各ダンパ21,23は、図3に示される同一構成の流体圧回路24を有している。この流体圧回路24をダンパ21について説明すると、ダンパ21のシリンダ21a内には、ピストン21bを挟んでロッド側室21cとボトム側室21dとが形成されている。ロッド側室21cとボトム側室21dとは、連通油路24aと、リリーフ油路24bと、ロッド側室21cからタンク24cへの戻り油路24dと、ボトム側室21dからタンク24cへの戻り油路24eとを有している。連通油路24aには、ロッド側室21c側に調圧弁24fが、ボトム側室21dに調圧弁24gがそれぞれ設けられている。リリーフ油路24bには、油路24hに高圧リリーフ弁24iが、油路24jに高圧リリーフ弁24kがそれぞれ設けられている。戻り油路24dにはチェック弁24mが、戻り油路24eにはチェック弁24nがそれぞれ設けられている。また、連通油路24aからは三方切換弁24oのPポートへの油路24pが、戻り油路24eからは三方切換弁24oのAポートへの油路24qがそれぞれ分岐している。さらに、三方切換弁24oのTポートとシリンダ21aの中立位置とは油路24rで連結されている。
【0013】
この流体圧回路24は、ダンパ21を可動状態にする場合は、三方切換弁24oをeブロックの位置とする。この状態でピストン21bが中立位置から伸び方向へ移動すると、ロッド側室21cから出た流体は調圧弁24fを通り減衰力を発生する。その後連通油路24aを通り、Pポートへの油路24p、三方切換弁24o、Aポートへの油路24q、戻り油路24eを経てボトム側室21dに流れる。ロッド側室21cとボトム側室21dとの断面積差によるボトム側室21dの不足流体量は、戻り油路24eのチェック弁24nが開いてタンク24cより吸入される。なお、ピストン21bの移動速度が例えば2cm/s以上となった場合には、油路24jの高圧リリーフ弁24kが開いて流体が流れ、ダンパ力を頭打ちにする。ピストン21bが中立位置から縮み方向へ移動すると、ボトム側室21dから出た流体は調圧弁24gを通り減衰力を発生する。その後連通油路24aを通り、Pポートへの油路24p、三方切換弁24o、Aポートへの油路24q、戻り油路24eを経てロッド側室21cに流れる。同時にロッド側室21cには、タンク24cからの流体がチェック弁24mが開いた戻り油路24d通って吸入される。ピストン21bの移動速度が例えば2cm/s以上となった場合には、油路24hの高圧リリーフ弁24iが開いて流体が流れ、ダンパ力を頭打ちにする。
【0014】
次に、ダンパ21を固定状態にする場合は、三方切換弁24oをdブロックの位置とする。この状態でピストン21bが中立位置から伸び方向へ移動すると、ロッド側室21cから出た流体は調圧弁24fを通りその後連通油路24aを通り、Pポートへの油路24pから三方切換弁24oに達するが、閉じポートであるため結局流体は流れない。ピストン21bの移動荷重が例えば2トンを越えた場合には、油路24jの高圧リリーフ弁24kが開いて流体が流れ、ダンパ力を頭打ちにする。また、ピストン21bが中立位置から縮み方向へ移動すると、ボトム側室21dから出た流体は調圧弁24gを通り、その後連通油路24aを通り、Pポートへの油路24pから三方切換弁24oに達するが、閉じポートであるため結局流体は流れない。ピストン21bの移動荷重が例えば2トンを越えた場合には、油路24hの高圧リリーフ弁24iが開いて流体が流れ、ダンパ力を頭打ちにする。
【0015】
また、縮み方向へ移動したピストン21bが中立位置を目指して伸び方向へ移動する場合、ロッド側室21cの流体は油路24rを通り、三方切換弁24oのTポートからAポートを経てタンク24cへ流れ、無負荷にてピストン21bが速やかに中立位置に移動する。同時にタンク24cからボトム側室21dに流体が吸入される。伸び方向へ移動したピストン21bが中立位置を目指して縮み方向へ移動する場合も、ボトム側室21dの流体は油路24rを通り、三方切換弁24oのTポートからAポートを経てタンク24cへ流れ、無負荷にてピストン21bが速やかに中立位置に移動する。同時にタンク24cからロッド側室21cに流体が吸入される。
【0016】
このように構成することにより、一方の車両10が前位側になって曲線路を走行する場合は、運転席からの各三方切換弁24oの操作により、一方の車両10の各ダンパ21を固定状態にし、他方の車両11の各ダンパ23を可動状態にすることによって、連接台車12が一方の車両10に追随して走行するから、連接台車12の旋回抵抗モーメントは小さく、図4,5に示されるように、外軌横圧B及び脱線係数bは、ボルスタ構造の連接車両の外軌横圧Aや脱線係数aよりも低くなる。
【0017】
一方、折り返し運転により、上記とは逆に一方の車両10が後位側になって曲線路を走行する場合は、他方の車両11の各ダンパ23を固定状態にし、一方の車両10の各ダンパ21を可動状態にすることによって、連接台車12は、前位側となる他方の車両11に追随して走行するから、連接台車12の旋回抵抗モーメントは、一方の車両10が前位側になって曲線路を走行する場合と同様に、外軌横圧B及び脱線係数bは、ボルスタ構造の連接車両の外軌横圧Aや脱線係数aよりも低くなる。
【0018】
したがって、走行前の切換操作により、どちらの方向に走行しても、曲線路通過時の外軌横圧B及び脱線係数bをボルスタ構造の連接車両の外軌横圧Aや脱線係数aよりも低くできるから、曲線路走行性能を向上させることができる。
【0019】
なお、ダンパ21,23は、上記の配置に拘わらず、例えば、図6に示される第2配置例のように、1本のダンパ21,23を対角線に配置した構成や、図7に示される第3配置例のように、1本のダンパ21,23を対角線に配置するとともに、一方の車両10と他方の車両11との間を左右の車体間ダンパ26,26で結合する構成や、図8に示される第4配置例のように、1本のダンパ21,23を一方の車両10と他方の車両11の一側に配置する構成でも良い。
【0020】
また、上述の各配置例において、左右4本配置したダンパ21,23のうち、例えばダンパ21の1本をダンパ兼アクチュエータに、残りの3本をロック機構付きダンパにする構成や、対角線に配置したダンパ21,23の1本例えばダンパ21をダンパ兼アクチュエータに、残りの1本をロック機構付きダンパにする構成や、一側に配置したダンパ21,23の1本例えばダンパ21をダンパ兼アクチュエータに、残りの1本をロック機構付きダンパにする構成でも良い。なお、ダンパ兼アクチュエータは、終着駅で車両が折り返して進行方向が変わる際に、ダンパのロッドが望ましい位置(通常は中央と思われる)にない場合に、その位置に戻すためにアクチュエータを作動させる。
【0021】
前記ダンパ兼アクチュエータは、図9に示されるように、前記ダンパ21の流体圧回路24のタンク24cへの戻り油路24eを伸ばしてポンプ24sを設け、該ポンプ24sの吐出口に分流弁24tを接続して、分流弁24tからの油路24uを連通油路24aに設けられた調圧弁24gのボトム側室21d側に、油路24vを調圧弁24gのタンク24c側にそれぞれチェック弁24w,24xを介して接続した構成である。このダンパ兼アクチュエータは、三方切換弁24oをdブロックの位置にした状態で、ポンプ24sを作動させると、油路24u,24vを通ってロッド側室21cとボトム側室21dとに同量の油が流れ込む。仮に、ピストン21bが伸びていた場合には、ボトム側室21dの油は油路24rを通りタンク24cへ戻る。ロッド側室21cの油は行き場がないのでピストン21bを縮み側へ移動させ、中立位置検知リミットスイッチ24yがピストン21bが中立位置に達したことを検知するとポンプ24sを停止させる。ピストン21bが縮んでいた場合は、ロッド側室21cの油がタンク24cへ戻り、ボトム側室21dの油がピストン21bを伸び側へ移動させる。
【0022】
図10及び図11は本発明の第2実施形態例を示すもので、前記第1実施形態例と同一要素には同一の符号を付して説明する。本実施形態例は、門型フレーム30を上部に備えた枕梁14を一方の車両10と他方の車両11の中間に配置し、枕梁14の心皿15に、一方の車両10の連結梁16と他方の車両11の連結梁17とを回動自在に連結し、門型フレーム30の上部と一方の車両10の上部とをゴムブッシュ31で連結している。
【0023】
そして、前記第1実施形態例と同様に、一方の車両10のブラケット18に設けた台車枠ダンパ20を連接台車12の台車枠19に、ダンパ21を枕梁14にそれぞれ結合し、他方の車両11のブラケット22に設けたダンパ23を枕梁14に結合している。
【0024】
この構成でも、前記第1実施形態例と同様に、前位側となる車両のダンパを固定状態に、後位側となる車両のダンパを可動状態とすることにより、どちらの方向に走行しても、曲線路通過時の外軌横圧及び脱線係数を低下させることができ、また、客室内の振動が低減されるため、乗り心地を向上させることができる。
【0025】
また、ダンパ21,23の配置は、前記第1実施形態例と同様に、図11に示される第5配置例の左右4本の配置の外に、図12に示される第6配置例の1本のダンパ21,23を対角線に配置した構成や、図13に示される第7配置例の1本のダンパ21,23を対角線に配置するとともに、一方の車両10と他方の車両11との間を左右の車体間ダンパ26,26で結合する構成や、図14に示される第8配置例の1本のダンパ21,23を一方の車両10と他方の車両11の一側に配置する構成でも良く、さらに、前記第1実施形態例と同様に、左右4本配置したダンパ21,23のうち、例えばダンパ21の1本をダンパ兼アクチュエータに、残りの3本をロック機構付きダンパにする構成や、対角線に配置したダンパ21,23の1本例えばダンパ21をダンパ兼アクチュエータに、残りの1本をロック機構付きダンパにする構成や、一側に配置したダンパ21,23の1本例えばダンパ21をダンパ兼アクチュエータに、残りの1本をロック機構付きダンパにする構成でも良い。
【0026】
図15乃至図17は本発明の第3実施形態例を示すもので、本実施形態例は、連接台車12の中央部左右にバネ支持座31,31を設け、該バネ支持座31,31の上に空気バネ13,13を配置し、一方の車両10と他方の車両11との間に配置した旋回フレーム32を、一般的な車両よりは高い位置で空気バネ13,13にて旋回フレーム32を支持した連接車両である。
【0027】
該旋回フレーム32は、下部フレーム32aの中央部を貫通して連接台車12の中央部の心皿37に挿入される一方の車両10の下部に設けた連結ピン33と、上部フレーム32bの中央部に挿入される一方の車両10の上部に設けた支持ピン34とで旋回可能に支持されており、該旋回フレーム32の上部にパンタグラフ35が載置されている。他方の車両11は、前記連結ピン33上部の球面継ぎ手36に連結梁17を回動自在に連結されている。
【0028】
旋回フレーム32は、一方の車両10とは下部フレーム32aの側方で前記ダンパ21で、他方の車両11とは下部フレーム32aの側方で前記ダンパ23でそれぞれ結合されている。
【0029】
この構成でも、走行方向前方となる例えば一方の車両10のダンパ21を固定状態に、走行方向後方となる例えば他方の車両11のダンパ23を可動状態にすることにより、前記各実施形態例と同様に、曲線路通過時の外軌横圧B及び脱線係数bをボルスタ構造の連接車両の外軌横圧Aや脱線係数aよりも低くできるから、曲線路走行性能を向上させることができる。また、旋回フレーム32と車両10,11とが柔接合構造となることにより、旋回フレーム32が連接台車12と車両10,11の中間質量体として機能するため、自由度が1個増加し、旋回フレーム32の固有振動数域以外の振動伝達率が大幅に低減するので、乗り心地を向上させることができる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の鉄道車両の連接構造は、曲線路通過時に、走行方向前方となる車両のダンパを固定状態に、走行方向後方となる車両のダンパを可動状態とすることにより、どちらの方向に走行しても、曲線路通過時の外軌横圧及び脱線係数をボルスタ構造の連接車両の外軌横圧や脱線係数よりも低くできるから、曲線路走行性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態例の連接構造を示す要部の側面図
【図2】 同じくダンパの配置を示す平面図
【図3】 同じくダンパの油圧回路図
【図4】 同じく外軌横圧を示すグラフ図
【図5】 同じく脱線係数を示すグラフ図
【図6】 ダンパの第2配置例を示す平面図
【図7】 ダンパの第3配置例を示す平面図
【図8】 ダンパの第4配置例を示す平面図
【図9】 ダンパ兼アクチュエータの油圧回路図
【図10】 第2実施形態例の連接構造を示す要部の側面図
【図11】 同じくダンパの配置を示す平面図
【図12】 ダンパの第6配置例を示す平面図
【図13】 ダンパの第7配置例を示す平面図
【図14】 ダンパの第8配置例を示す平面図
【図15】 第3実施形態例の連接構造を示す要部の側面図
【図16】 同じく平面図
【図17】 一方の車両に支持された旋回フレームの正面図
【図18】 従来のボルスタレス構造を採用した連接車両の曲線路走行時における台車の動きと輪軸とレールの台車の旋回抵抗モーメントを示す平面図
【図19】 従来のボルスタレス構造を採用した連接車両の折り返し運行の曲線路走行時における台車の動きと輪軸とレールの台車の旋回抵抗モーメントを示す平面図
【図20】 従来の連接構造の外軌横圧を示すグラフ図
【図21】 同じく脱線係数を示すグラフ図
【符号の説明】
10…一方の車両、11…他方の車両、12…連接台車、13…空気バネ、14…枕梁、15…心皿、21,23…ダンパ、24…流体圧回路、30…門型フレーム、32…旋回フレーム

Claims (4)

  1. 2両の車両間に配置される連接台車の中央部左右に配置された空気バネにて枕梁を支持し、該枕梁の心皿に一方の車両を支持し、該一方の車両を介して他方の車両を支持する鉄道車両の連接構造において、前記枕梁と前記一方の車両及び前記枕梁と前記他方の車両とをそれぞれダンパを介して結合し、該ダンパを可動状態と固定状態とに切換可能とし、前記ダンパのうち、走行時進行方向前側となる車両と前記枕梁とを結合するダンパを固定状態に、進行方向後側となる車両と前記枕梁とを結合するダンパを可動状態にすることを特徴とする鉄道車両の連接構造。
  2. 前記枕梁は、前記2両の車両のいずれか一方の車両端部下方に配置されていることを特徴とする請求項1記載の鉄道車両の連接構造。
  3. 前記枕梁は、前記2両の車両の中間に配置されていることを特徴とする請求項1記載の鉄道車両の連接構造。
  4. 2両の車両間に配置される連接台車の中央部左右に配置された空気バネにて旋回フレームを支持し、前記連接台車中央の心皿に一方の車両を支持し、該一方の車両を介して他方の車両を支持する鉄道車両の連接構造において、前記旋回フレームと前記一方の車両及び前記旋回フレームと前記他方の車両とをそれぞれダンパを介して結合し、該ダンパを可動状態と固定状態とに切換可能とし、前記ダンパのうち、走行時進行方向前側となる車両と前記旋回フレームとを結合するダンパを固定状態に、進行方向後側となる車両と前記旋回フレームとを結合するダンパを可動状態にすることを特徴とする鉄道車両の連接構造。
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