JP2002154432A - 鉄道車両用振子台車 - Google Patents

鉄道車両用振子台車

Info

Publication number
JP2002154432A
JP2002154432A JP2000355857A JP2000355857A JP2002154432A JP 2002154432 A JP2002154432 A JP 2002154432A JP 2000355857 A JP2000355857 A JP 2000355857A JP 2000355857 A JP2000355857 A JP 2000355857A JP 2002154432 A JP2002154432 A JP 2002154432A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pendulum
vehicle body
rolling element
receiving member
rolling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000355857A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4582897B2 (ja
Inventor
Yukio Minowa
行雄 箕輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP2000355857A priority Critical patent/JP4582897B2/ja
Publication of JP2002154432A publication Critical patent/JP2002154432A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4582897B2 publication Critical patent/JP4582897B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 振子動作を確保しつつ構造のコンパクト化が
得られる鉄道車両用振子台車を提供する。 【解決手段】 曲線路を走行する際に車体60を曲線路
の内側に振子動作により傾斜させる鉄道車両用振子台車
1であって、一対の側梁3及び側梁3間に架設された横
梁4を有する台車枠2と、各側梁3上に設けられた一対
の枕ばね10上に跨って横架されるると共に一対の支持
コロ28が設けられる枕梁21と、車体60の下面両側
に設けられて支持コロ28の転動面28a上に支持され
る円弧状の転動面30を有するコロ受部材29とを備
え、支持コロ28は枕梁21の上部中央に車幅方向に延
在して形成された上方が開口する凹部25内の両側近傍
に配設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鉄道車両に関し、特
に曲線路を高速走行する振子式の鉄道車両に使用される
鉄道車両用振子台車に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両には、曲線路を走行するときに
遠心力によって外側に押し出される力が作用するので、
予め曲線路の外側レールを内側より高く敷設するカント
を付けることによって車両を傾けて釣り合いをとってい
るが、車両が通過する速度には制約がある。
【0003】この制限速度を超えて走行する曲線路通過
速度向上のために、曲線路を走行する際に車体を更に曲
線路の内側に傾斜させることが必要になり、車体を傾斜
させる振子台車を有する鉄道車両が開発されている。
【0004】振子台車を有する鉄道車両は、例えば特開
昭63−43861号公報に開示され、かつ図10に概
要を示すように線路上を走行する一対の車輪102を有
する車軸103上に軸ばね104を介して台車枠105
が搭載され、台車枠105の上面に設置された一対の支
持コロ106の上に円弧状のコロ受部材107を有する
振子梁108が搭載され、振子梁108の上に空気ばね
109を介して車体110が載架されている。車両10
1が曲線路を走行するときは、車体110の振子中心よ
り下方にある車体110の重心Gは遠心力を受けて外側
に変位し、車体110に更に曲線路の内側に傾く傾斜が
生じる。
【0005】この結果、車体110に作用する遠心力
は、車体110が振子中心で傾くことにより、この傾き
角度による重力の分力だけ減少する。従って、車両10
1の曲線路上の許容走行速度を高めることができる。
【0006】更に、台車枠105と振子梁108との間
に架設された空気シリンダ111の各空気室111a、
111bに調圧した空気を供給することによって、直線
走行時における車体110の左右の揺動、いわゆるふら
つきをを防止して乗り心地の向上を図っている。
【0007】車両101の振子動作をさせるのは本来、
曲線路上であるけれども台車枠105は車体110に対
して偏倚している。しかし台車枠105と振子梁108
は一緒に偏倚しているため車体110の前後に各々配置
されるの台車枠105は車体110に対してハ字状にな
ってしまい円滑な振子動作が妨げられることが懸念され
る。円滑な振子動作をするためには車体110に対して
前後の振子梁108が直角に位置していることが好まし
いが、この車両101は、実際は各空気ばね109をね
じることによって振子動作を行っているので好ましくな
い。
【0008】この対策として本特許出願人は特開平4−
339072号公報において、図11に概要を示すよう
に台車枠105上の両側に各空気ばね109を設け、こ
の各空気ばね109上に枕梁111を跨って横設し、こ
の枕梁111の両側上部に支持コロ106を転動自在に
装着し、各支持コロ106上に下面が円弧状のコロ受部
材107を設けた車体110を搭載することによって、
曲線路を走行する際車体110の前後の各枕梁111を
平行に、かつ車体110に対して直角をなすようにして
円滑な振子動作を行い、かつ各空気ばね109の位置を
振子動作しない台車枠105上に配置することにより各
空気ばね109の間隔を広くしてローリング特性の向上
が得られる振子台車を提案した。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平4−339
07号公報により円滑な振子動作が得られ、かつローリ
ング特性の向上が得られる。
【0010】一方、上記特開平4−33907号公報に
よると枕梁111上に支持コロ106を設け、各支持コ
ロ106上に下面が円弧状のコロ受部材107を設けた
車体110を搭載することから振子装置全体の厚みが増
大するおそれがある。その結果、車体110が高位置に
なり乗降ホームの高さと車両床面との高さに段差が発生
することが懸念される。更に、枕梁111と車体110
との間に牽引力を伝達する牽引装置を要することから、
該部の構造が複雑になると共に台車構造の大型化を招く
ことが懸念されて、更に車体110の高位置化の要因と
なり、コンパクト化が望まれる。
【0011】従って、かかる点に鑑みなされた本発明の
目的は、振子動作を確保しつつ構造のコンパクト化が得
られる鉄道車両用振子台車を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に記載の鉄道車両用振子台車の発明は、曲線路を走
行する際に車体を曲線路の内側に振子動作により傾斜さ
せる鉄道車両用振子台車において、前後方向に延在する
一対の側梁及び該側梁間に架設された横梁を有する台車
枠と、上記各側梁上に設けられた一対の枕ばねと、上記
両枕ばね上に跨って横架されて上部中央部に車幅方向に
延在して上方が開口する凹部が形成された枕梁と、上記
凹部内の両側近傍に前後方向に延在する回転軸心を有し
て回転自在に支持された一対の転動体と、上記車体の下
面両側に設けられて上記各転動体の転動面上に支持され
る円弧状の転動面を有する転動体受部材とを備えたこと
を特徴とする。
【0013】請求項1の発明によると、枕ばね上に横架
された枕梁に車幅方向に延在して形成された凹部内の両
側近傍に一対の転動体を設け、車体の下面両側に転動体
上に載置支持される転動体受部材を配設することから、
枕梁と車体の下面との間の間隙の減少が可能になり、振
子動作を確保しつつ振子台車の高さが抑制できてコンパ
クト化が得られる。
【0014】また、この上方が開口する凹部を枕梁の中
央部に車幅方向に延在して形成することによって、枕梁
には、前後縁に沿って延在する前後の壁部及び側縁に沿
って壁部が形成され、これら壁部によって十分な剛性強
度を維持しつつ、凹部による軽量化がもたらされれる。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1の鉄道
車両用振子台車において、上記転動体及び転動体受部材
は、互いに前後方向の相対移動を規制する係合手段を有
することを特徴とする。
【0016】請求項2の発明によると、枕梁に支持され
た転動体と車体下面に設けられた転動体受部材が前後方
向の相対移動を規制する係合手段を有することから、嵌
合手段に案内されて転動体上を転動体受部材が移動し、
円滑かつ安定した状態での振子動作が確保される。ま
た、転動体及び転動体受部材それ自体により前後方向の
荷重伝達可能になり、枕梁から転動体及び転動体受部材
を介して車体に荷重伝達され、枕梁と車体との間に別途
牽引手段を設ける必要がなく該部の構造の簡素化が得ら
れ、更に枕梁と車体の隙間の減小が容易になる。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項2の鉄道
車両用振子台車において、上記係合手段は、上記転動体
または転動体受部材の内の一方の転動面の側縁に沿って
形成された端面及び、該端面と対峙する上記転動体また
は転動体受部材の内の他方の転動面の側縁に沿って形成
されたフランジであることを特徴とする。
【0018】請求項3の発明によると、上記転動体また
は転動体受部材の一方の転動面の側縁に沿って形成され
た端面と、他方の転動面の側縁に沿って形成されたフラ
ンジとによる簡単な構成によって嵌合手段を形成するこ
とができる。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
何れかの鉄道車両用振子台車において、上記各転動体受
部材は、上部両側が車体の下面に取り付けられて車幅方
向に延在する断面略逆ハット形状で、かつ下面に上記転
動面が形成された下部は外方端に対し内方端が車体の下
面からより離間するように傾斜し、更に、少なくとも一
部が枕梁の凹部内に進入可能で一端が枕梁に連結され他
端が上記車体の下面と一方の転動体受部材の下部との間
に進入して車体下面または転動体受部材に連結されて車
体の振子動作を制御する振子制御シリンダと、少なくと
も一部が枕梁の凹部内に進入可能で一端が車体の下面と
他方の転動体受部材の下部との間に進入して車体下面ま
たは転動体受部材に固定されして他端が枕梁に当接して
車体の振子動作を抑止する振子抑止シリンダとを備えた
ことを特徴とする。
【0020】請求項4の発明によると、振子制御シリン
ダ及び振子抑止シリンダが枕梁に形成された凹部内に進
入可能でかつ各シリンダの端部が車体と転動体受との間
に進入して連結されることから、車体を高くすることな
く振子制御シリンダ及び振子抑止シリンダを配設するこ
とができる。
【0021】請求項5に記載の発明は、請求項4の鉄道
車両用振子台車において、上記枕梁は、上記凹部内の車
幅方向中央部に立設すると共に前後に延在するステーを
有し、上記振子制御シリンダは、一端が上記ステーに連
結され他端が車体下面または転動体受部材に連結され、
上記振子抑止シリンダは、一端が車体の下面と他方の転
動受部材の下部との間に進入して固定されして他端が上
記ステーに当接することを特徴とする。
【0022】請求項5の発明によると、凹部中央部に立
設して前後に延在するステーを有することにより枕梁の
剛性強度の向上が得られ、かつステーは振子制御シリン
ダの作用腕及び振子抑止シリンダのストッパとして機能
する兼用部材となり、構成の簡素化が得られる。
【0023】請求項6に記載の発明は、請求項4または
5の鉄道車両用振子台車において、上記振子制御シリン
ダは、車体の振子動作を許容する低圧力と車体の振子動
作を抑止する高圧力とに切り換えられて作動制御される
ことを特徴とする。
【0024】請求項6の発明によると、振子制御シリン
ダを低圧力により制御することによって車体の振子動作
を制御する一方、高圧力により制御することにより振子
抑止シリンダとして機能し、振子抑止シリンダの数を減
少することが可能になり構造の簡素化及びコンパクト化
が得れる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明による鉄道車両用振
子台車の実施の形態を図1乃至図9によって説明する。
【0026】図1は本実施の形態の概要を示す振子台車
1の断面図であり、図2は図1の側面図、図3は図2の
平面図、図4は図1のI−I線断面図である。なお、矢
印Ftは前方方向を示し、図1、図5、図6及び図8乃
至図11は進行方向を前として後方から見た図である。
【0027】振子台車1は、両側に沿って前後方向に延
在して中央部が低位置となるように湾曲する左右一対の
側梁3と、左右の側梁3の略中央部を連結する一対の横
梁4とを備えた平面視略H形状の台車枠2を有してい
る。各側梁3の前部及び後部には、一対の車輪5を有す
る車軸6の両側端を支える軸受を収めている軸箱7が軸
梁8及び軸ばね9によって支持されている。各側梁3の
前後方向中央部に空気ばね等からなる枕ばね10が設け
られ、各左右の枕ばね10上に振子装置20を構成する
枕梁21が跨って横設されている。
【0028】枕梁21は平面視車幅方向に延在する略矩
形の底部22と、この底部22の前後縁に沿って各々対
向して車幅方向に延在する前後の壁部23及び左右の側
縁に沿って延在する左右の壁部24を有し、これら壁部
23及び24によって枕梁21の上部中央部に車幅方向
に延在して上方が開口する凹部25が形成されている。
このように形成された枕梁21は、前後縁に沿って延在
する前後の壁部23及び側縁に沿って形成された壁部2
4によって断面係数が確保されて十分な剛性強度が得ら
れ、かつ凹部25の形成によって軽量化がもたらされれ
る。
【0029】凹部25内の左右両側近傍に前後の壁部2
3に架設された支軸27に前後方向に延在する回転軸心
を有して回転自在に軸支された転動体となる支持コロ2
8が配設されている。支持コロ28は図4にその断面を
示すように中央部に大径の転動面28aが形成され、該
転動面28aの側縁に沿って形成された端面28bを介
して小径部28cが形成された段付き形状に形成されて
いる。
【0030】一方、車体60の下面両側に転動体受部材
となるコロ受部材29が設けられ、支持コロ28上にコ
ロ受部材29を介して車体60が載架されている。コロ
受部材29は、図1及び図4に示すように上部両側29
aが車体60の下面に取り付けられて車幅方向に延在す
る断面略略逆ハット形状で、両側部29bの幅が車幅外
方に移行するに従って減少し、かつ下部29cは外方端
が車体60の下面に当接すると共に内方端が車体60の
下面からより離間するように傾斜し、下部29cの下面
に支持コロ28の転動面28a上に載置支持される円弧
状の転動面30が形成され、転動面30の両側に沿って
支持コロ28の各側面28bに対峙して摺接或いは近接
する一対のフランジ30aが形成されている。この対峙
する端面28bとフランジ30aによって前後方向の相
対移動を規制すると共に、前後方向の荷重伝達可能な係
合手段を形成している。
【0031】枕梁21と車体60の下面との間に振子動
作を制御する振子アクチュエータ31が設けられてい
る。アクチュエータ31は、図1及び図1のII−II
線断面図、即ち車体60を省略した平面図を図5に示す
ように、枕梁21の凹部25内中央において底部22上
に立設して両端が前後の各側壁23に連結されたステー
26の上端と一方のコロ受部材29との間に架設された
振子制御シリンダ33を有している。振子制御シリンダ
33は流体シリンダ、本実施の形態では複動エアシリン
ダによって形成されてシリンダ本体33aの一端がコロ
受部材29内に進入してコロ受部材29の底部29cに
揺動自在に結合され、かつピストンロッド33bがステ
ー26の上端に揺動自在に連結されている。振子制御シ
リンダ33の一端をコロ受部材29内に進入させること
によってシリンダ長を確保している。また、このシリン
ダ本体33aの一端は車体60の下面に連結することも
できる。更に、振子制御シリンダ33に沿って振子制御
シリンダ33の伸縮状態を検知することによって枕梁2
1に対する車体60の傾倒量を検出する振子変位計35
が設けられている。
【0032】他方のコロ受部材29は車体60の下面に
シリンダ本体36aが支持されてピストンロッド36b
がステー26の基端部近傍に向かって出没して当接可能
な振子抑止シリンダ36が設けられ、振子抑止シリンダ
36は流体シリンダ、本実施の形態では複動エアシリン
ダによって形成されている。
【0033】従って、枕梁21の底部22上に立設さ
れ、かつ前後に延在して前後の側壁23に架設されたス
テー26は枕梁21の剛性強度の向上を図ると共に、振
子制御シリンダ33の作用腕として機能し、かつ振子抑
止シリンダ36のストッパとして機能する兼用部材とな
り、構造の簡素化を図っている。
【0034】更に、支持コロ28が凹部25内に配設さ
れてコロ受部材29の下部部分が凹部25内に進入可能
に配置され、かつ振子制御シリンダ33、振子抑止シリ
ンダ36及び振子変位計35は凹部25内に少なくとも
一部が進入可能に配置されて枕梁21と車体60の下面
との間の間隙の減少が可能になり、特に、後述するよう
に振子制御シリンダ33を低圧力により制御することに
よって車体60の振子動作を制御する一方、高圧力によ
り制御することにより振子抑止シリンダとして機能す
る。この結果、振子抑止シリンダの数を減少することが
可能になり、振子制御シリンダ33及び振子抑止シリン
ダ36を各1本の複動シリンダによって振子アクチュエ
ータ31が構成することによってアクチュエータ31の
設置スペースを極めて小さく抑制することができる。
【0035】図6は、振子制御シリンダ33及び振子抑
止シリンダ36等の振子アクチュエータ31の作動を制
御するアクチュエータ空圧回路40である。振子アクチ
ュエータ空圧回路40は、弱圧空気源41、強圧空気源
42、弱空気源41の弱空気圧力を振子制御シリンダ3
3の伸長側圧力室33d或いは縮小側圧力室33eに切
換供給するためのサーボ弁43を有し、かつ強圧空気源
42の強空気圧力を振子抑止シリンダ36の伸長側圧力
室36d或いは縮小側圧力室36eに切換供給及び開放
する振子抑止シリンダ制御弁44、サーボ弁43を介し
て供給される弱空気圧力を振子制御シリンダ33の伸長
側圧力室33dや縮小側圧力室33eへの弱空気圧力供
給維持或いは強圧空気源42の強空気圧力を振子制御シ
リンダ33の伸長側圧力室33dに供給し、かつ縮小側
圧力室33eを大気開放状態に切り換える振子抑止シリ
ンダ制御弁45を有している。
【0036】更に予め記憶された走行線区の曲線データ
及び走行中の車軸速度発電機のパルス信号やATS信号
から車両の走行位置での振子制御モード等の制御データ
及び振り子変位計35や振子抑止シリンダ36からのフ
ィードバック等に基づいてサーボ弁43、振子抑止シリ
ンダ制御弁44、振子制御シリンダ制御弁45等の作動
を制御する自動制御装置46を備えている。
【0037】なお、弱空気圧力による振子制御シリンダ
33の伸縮動作は車体傾斜を支援するものであって遠心
力による車体60の振子動作に影響を与えない大きさに
設定されている。また、通常は弱空気圧力による振子制
御シリンダ33の伸縮によって車体傾斜を支援するが、
自動制御装置46から遠心力による車体60の振子動作
に逆らった指示をした場合には、誤動作として振子動作
が優先する。更に自動制御装置46をマニュアル指令に
より制御することもできる。
【0038】更に、台車枠2の横梁4と枕梁21の間に
は牽引力を伝達する牽引装置50が架設されている。牽
引装置50は、図1、図4及び図7に要部破断説明図を
示すように、枕梁21の中央部下面に設けられた心皿5
1の下面に取り付けられたリンクブラケット52と、横
梁4の中央部に立設されたブラケット53と、前後方向
に延在して前端及び後端が各々緩衝部材となる防振ゴム
ブッシュ55を介してリンクブラケット52とブラケッ
ト53に連結する棒状のリンク54とを備えている。
【0039】また、横梁4の上面にはリンクブラケット
52を介して対向する一対のストッパ支持ブラケット5
7が立設し、ストッパ支持ブラケット57の上端にリン
クブラケット52との間に間隙を有して緩衝部材となる
ストッパゴム58が設けられている。このストッパ支持
ブラケット57に設けられたストッパゴム58とリンク
ブラケット52の当接によって台車枠2と枕梁21の相
対的な左右方向の揺動が規制される。
【0040】次に、このように構成された振子台車1の
作動について説明する。
【0041】この振子台車1は、曲線路走行においては
遠心力により車体60を振子動作させて車両の許容走行
速度を高めることを可能にする一方、直線走行中や停車
中は車体60が左右に揺動する振子動作が生じると乗客
に不快感を与えることになるので車体60の振子動作を
防止するように、予め記憶された走行区間の曲線データ
や車両の走行位置での振子制御モード等の制御データに
基づく自動制御装置46からの指示によって振子装置2
0のサーボ弁43、振子抑止シリンダ作動制御弁44、
振子制御シリンダ制御弁45等を制御して振子制御シリ
ンダ33及び振子抑止シリンダ36の作動を制御する。
【0042】直線走行や例えば曲線半径1200m以上
の緩やかなカーブ或いは50km/h以下の低速走行及
び停止中等においては、車体50の振子動作は不要であ
ることから無用の車体50の動揺を避けるため振子動作
を抑止する。このような振子動作をさせない場合には、
自動制御装置46からに指令によって振子抑止シリンダ
制御弁44を図6に示すように切り換えて強圧空気源4
2からの強空気圧力を振子抑止シリンダ36の伸長側圧
力室36dに供給して伸長させてピストン36bの先端
をステー26の基端部に当接させる。振子抑止シリンダ
36が所定位置まで伸長すると、振子抑止シリンダ36
からのストロークフィードバック信号に基づいて自動制
御装置46からの指示により振子制御シリンダ制御弁4
5が切り換えられて強圧空気源42から強空気圧力が振
子制御シリンダ33の伸長側圧力室33dに供給され、
かつ縮小側圧力室33eが大気開放されて振子制御シリ
ンダ33によってステー26が押圧され、振子制御シリ
ンダ33が振子抑止シリンダとして機能する。このよう
に振子抑止シリンダ36及び振子制御シリンダ33によ
ってステー26には左右両側から強力な付勢力が付与さ
れて枕梁21に対する車体60の揺動、即ち振子動作を
防止して図1に示すように中立位置を維持する。
【0043】予め記憶された走行線区の曲線データ及び
走行位置での振子制御モード等の制御データに基づい
て、車両の走行位置が所定速度以上でかつ所定曲線半径
以上のカーブ、例えば左カーブに入る直前に達したと判
断されると、自動制御装置46からの指示により振子制
御シリンダ制御弁45が図1に示すように切り換えられ
て振子制御シリンダ33への強圧空気源42からの強空
気圧力の供給が停止すると共に、振子抑止シリンダ制御
弁44が切り換えられて強空気圧力が縮小側圧力室36
eに供給され振子抑止シリンダ36が縮小する一方、サ
ーボ弁43を介して振子制御シリンダ33の伸長側圧力
室33dに徐々に弱圧空気源41から弱空気圧力が供給
されて徐々に振子制御シリンダ33が伸長して支持コロ
28を転動させつつコロ受部材29が右側に移動して車
体60が若干左下がりに傾斜する。
【0044】車両が左カーブに入り曲線路を走行すると
振子中心より下方にある車体60の重心Gが遠心力を受
けて外側、即ち右側に変位し、図9に示すように車体6
0は更に曲線路の内側に傾き、左下がりに傾斜する。こ
の結果、車体60に作用する遠心力は、車体60の傾き
角度による重力の分力だけ減少し、車両の曲線路上の許
容走行速度を高めることができる。
【0045】しかる後、車両が曲線路を通過すると、そ
の通過に伴って車体60に作用する遠心力が減少して車
体60が次第に起立し、かつ制御データに従う自動制御
装置46からの指示によりサーボ弁43による振子制御
シリンダ33の伸長側圧力室36dへの弱空気圧力の供
給が停止されると共に、振子抑止シリンダ制御弁44を
切り換えて強圧空気源42からの強空気圧力を振子抑止
シリンダ36の伸長側圧力室36dに供給して伸長させ
てピストンロッド36bの先端をステー26の基端部に
当接する。一方、振子制御シリンダ制御弁45が切り換
えられて強圧空気源42から強空気圧力を振子制御シリ
ンダ33の伸長側圧力室33dに供給して振子制御シリ
ンダ33によってステー26を押圧することによって車
体60の揺動、即ち振子動作を防止して図1に示すよう
に中立位置に維持する。
【0046】また、車体60の振子動作が防止された図
1に示す中立位置に維持された状態で、車両の走行位置
が所定速度以上でかつ所定曲線半径以上の右カーブに入
る直前に達すると、自動制御装置46からの指示により
振子制御シリンダ制御弁45が切り換えられて振子制御
シリンダ33への強空気圧力の供給が停止し、かつ振子
抑止シリンダ制御弁44が切り換えられて強空気圧力が
縮小側圧力室36eに供給され振子抑止シリンダ36が
縮小する一方、サーボ弁43を介して振子制御シリンダ
33の縮小側圧力室33eに徐々に弱空気圧力が供給さ
れて徐々に振子制御シリンダ33が縮小して支持コロ2
8を転動させつつコロ受部材29が外側、即ち左側に移
動して車体60が若干右下がりに傾斜する。
【0047】車両が右カーブに入り曲線路を走行すると
振子中心より下方にある車体60の重心Gが遠心力を受
けて外側、即ち左側に変位し、図8に示すように車体6
0は更に左下がりに傾斜する。この結果、車体60に作
用する遠心力が車体60の傾き角度による重力の分力だ
け減少し、車両の曲線路上の許容走行速度を高めること
ができる。
【0048】車両が曲線路を通過すると、その通過に伴
って車体60に作用する遠心力が減少して車体60が次
第に起立し、かつ制御データに従う自動制御装置46か
らの指示によりサーボ弁43による振子制御シリンダ3
3の伸長側圧力室33dへの弱空気圧力の供給が停止さ
れると共に、振子抑止シリンダ制御弁44を切り換えて
強空気圧力を振子抑止シリンダ36の伸長側圧力室36
dに供給して伸長させてピストンロッド36bの先端を
ステー26の基端部に当接する。しかる後、振子制御シ
リンダ制御弁45が切り換えられて強空気圧力を振子制
御シリンダ33の伸長側圧力室33dに供給して振子制
御シリンダ33によってステー26を押圧することによ
って車体60の振子動作を防止して図1に示すように中
立位置に維持する。
【0049】従って、曲線路に入る直前に予め振子制御
シリンダ33の伸長或いは縮小によって車体60を傾斜
させる、いわゆる振子動作による車体60の傾斜を支援
することによって車体60の傾斜が制御されて、緩和曲
線長さが短い場合やS字カーブにおいて曲線路入口で車
体60の傾斜が遅れて緩和曲線に入ってから車体60が
急激に傾斜したり、緩和曲線入口付近で揺れ戻しが発生
して乗り心地の悪化が発生する懸念を有効的に回避する
ことができる。
【0050】また、支持コロ28が中央部に大径の転動
面28aを有しかつ転動面28aの両側部に端面28b
が形成される一方、支持コロ28の転動面28a上に当
接するコロ受部材29の転動面30の両側に沿って各端
面28bに対峙して摺接或いは近接する一対のフランジ
30aを形成することによって、支持コロ28にコロ受
部材29が嵌合した状態で車体60が誘導案内されて振
子動作することから円滑かつ安定した状態で車体60の
振子動作を確保することができる。
【0051】更に、枕梁21に設けられた支持コロ28
と車体60の下面に設けられたコロ受29が前後方向の
荷重伝達可能に側面28bとフランジ30aが係合する
ことから、台車枠2と枕梁21の間には牽引力を伝達す
る牽引装置50を架設することによって、台車枠2から
の牽引力を牽引装置50を介して枕梁21に、更に枕梁
21から支持コロ28及びコロ受部材29を介して車体
60に伝達することが可能になり、枕梁21と車体60
との間に別途牽引手段を設ける必要がなく、該部の構造
の簡素化が得られる。この結果、枕梁21と車体60の
隙間の減小が容易になると共に、台車枠2と枕梁21と
を連結する連結装置50が前後方向に延在する一本の棒
状のリンク54と、リンク54を枕梁21及び台車枠2
に連結するリンクブラケット52及びブラケット53に
よる簡単でかつコンパクトな構成によって形成されるこ
とと相俟って振子台車1の高さの抑制がもたらされる。
【0052】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可
能である。例えば、上記実施の形態では支持コロ28と
コロ受部材29の前後方向の相対移動を規制する係合手
段を、支持コロ28の転動面28aの端縁に沿って形成
された端面28bと、支持コロ受部材29の転動面30
の端縁に沿って端面28bと対峙して形成されたフラン
ジ30aによって構成したが、逆に、コロ受部材29の
転動面30の端縁に沿って端面を形成し、支持コロ28
の転動面28aの端縁に沿って支持コロ受29の端面と
対峙するフランジを形成して構成することも可能であ
る。
【0053】
【発明の効果】以上説明した本発明の鉄道車両用振子台
車によると、枕ばね上に横架された枕梁に車幅方向に延
在して形成された凹部内の両側近傍に一対の転動体を設
け、車体の下面両側に転動体上に載置支持される転動体
受部材を配設することから、枕梁と車体の下面との間の
間隙の減少が可能になり、振子動作を確保しつつ振子台
車の高さが抑制できてコンパクト化が得られる。また、
上方が開口する凹部を枕梁の中央部に車幅方向に延在し
て形成することによって、枕梁には、前後縁に沿って延
在する前後の壁部及び側縁に沿って壁部が形成され、こ
れら壁部によって十分な剛性強度を維持しつつ、凹部に
よる軽量化がもたらされて振子台車の軽量化が得られ
る。
【0054】更に、枕梁に支持された転動体と車体下面
に設けられた転動体受部材が前後方向の相対移動を規制
する係合手段を備えることによって、嵌合手段に案内さ
れて転動体上を転動体受部材が移動し、円滑かつ安定し
た状態での振子動作が確保される。また、転動体及び転
動体受部材それ自体により前後方向の荷重伝達可能にな
り、枕梁から転動体及び転動体受部材を介して車体に荷
重伝達され、枕梁と車体との間に別途牽引手段を設ける
必要がなく該部の構造の簡素化が得られ、かつより枕梁
と車体の隙間の減少が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による鉄道車両用振子台車の実施の形態
の概要を示す断面図である。
【図2】同じく、図1の側面図である。
【図3】同じく、図2の平面図である。
【図4】同じく、図1のI−I線断面図である。
【図5】同じく、図1のII−II線断面図でる。
【図6】同じく、振子アクチュエータの空圧回路図であ
る。
【図7】同じく、牽引装置の概要を示す枕梁の要部破断
説明図である。
【図8】同じく、振子動作に説明図であり、右傾斜状態
を示す要部断面図である。
【図9】同じく、振子動作に説明図であり、左傾斜状態
を示す要部断面図である。
【図10】従来の鉄道車両用振子台車の概要を示す断面
図である。
【図11】同じく、 従来の鉄道車両用振子台車の概要
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 振子台車 2 台車枠 3 側梁 4 横梁 6 車軸 10 枕ばね 20 振子装置 21 枕梁 25 凹部 26 ステー 28 支持コロ(転動体) 28a 転動面 28b 端面(係合手段) 29 コロ受部材(転動体受部材) 29b 側部 29c 下部 30 転動面 30a フランジ(係合手段) 31 振子アクチュエータ 33 振子制御シリンダ 36 振子抑止シリンダ 40 振子アクチュエータ空圧回路 41 弱圧空気源 42 強圧空気源 43 サーボ弁 44 振子抑止シリンダ制御弁 45 振子制御シリンダ制御弁 46 自動制御装置 50 牽引装置 52 リンクブラケット 53 ブラケット 54 リンク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲線路を走行する際に車体を曲線路の内
    側に振子動作により傾斜させる鉄道車両用振子台車にお
    いて、 前後方向に延在する一対の側梁及び該側梁間に架設され
    た横梁を有する台車枠と、 上記各側梁上に設けられた一対の枕ばねと、 上記両枕ばね上に跨って横架されて上部中央部に車幅方
    向に延在して上方が開口する凹部が形成された枕梁と、 上記凹部内の両側近傍に前後方向に延在する回転軸心を
    有して回転自在に支持された一対の転動体と、 上記車体の下面両側に設けられて上記各転動体の転動面
    上に支持される円弧状の転動面を有する転動体受部材
    と、 を備えたことを特徴とする鉄道車両振子台車。
  2. 【請求項2】 上記転動体及び転動体受部材は、 互いに前後方向の相対移動を規制する係合手段を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両用振子台
    車。
  3. 【請求項3】 上記係合手段は、 上記転動体または転動体受部材の内の一方の転動面の側
    縁に沿って形成された端面及び、該端面と対峙する上記
    転動体または転動体受部材の内の他方の転動面の側縁に
    沿って形成されたフランジであることを特徴とする請求
    項2に記載の鉄道車両用振子台車。
  4. 【請求項4】 上記各転動体受部材は、 上部両側が車体の下面に取り付けられて車幅方向に延在
    する断面略略逆ハット形状で、かつ下面に上記転動面が
    形成された下部は外方端に対し内方端が車体の下面から
    より離間するように傾斜し、 更に、少なくとも一部が枕梁の凹部内に進入可能で一端
    が枕梁に連結され他端が上記車体の下面と一方の転動体
    受部材の下部との間に進入して車体下面または転動体受
    部材に連結されて車体の振子動作を制御する振子制御シ
    リンダと、 少なくとも一部が枕梁の凹部内に進入可能で一端が車体
    の下面と他方の転動体受部材の下部との間に進入して車
    体下面または転動体受部材に固定されして他端が枕梁に
    当接して車体の振子動作を抑止する振子抑止シリンダ
    と、 を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載
    の鉄道車両用振子台車。
  5. 【請求項5】 上記枕梁は、 上記凹部内の車幅方向中央部に立設すると共に前後に延
    在するステーを有し、 上記振子制御シリンダは、 一端が上記ステーに連結され他端が車体下面または転動
    体受部材に連結され、 上記振子抑止シリンダは、 一端が車体の下面と他方の転動体受部材の下部との間に
    進入して固定されして他端が上記ステーに当接すること
    を特徴とする請求項4に記載の鉄道車両用振子台車。
  6. 【請求項6】 上記振子制御シリンダは、 車体の振子動作を許容する低圧力と車体の振子動作を抑
    止する高圧力とに切り換えられて作動制御されることを
    特徴とする請求項4または5に記載の鉄道車両用振子台
    車。
JP2000355857A 2000-11-22 2000-11-22 鉄道車両用振子台車 Expired - Lifetime JP4582897B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000355857A JP4582897B2 (ja) 2000-11-22 2000-11-22 鉄道車両用振子台車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000355857A JP4582897B2 (ja) 2000-11-22 2000-11-22 鉄道車両用振子台車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002154432A true JP2002154432A (ja) 2002-05-28
JP4582897B2 JP4582897B2 (ja) 2010-11-17

Family

ID=18828201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000355857A Expired - Lifetime JP4582897B2 (ja) 2000-11-22 2000-11-22 鉄道車両用振子台車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4582897B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011163386A (ja) * 2010-02-05 2011-08-25 Psc Kk 気体圧アクチュエータシステム
WO2013131910A1 (fr) * 2012-03-07 2013-09-12 Alstom Transport Sa Dispositif de pendulation permettant de reprendre les efforts transversaux et longitudinaux
WO2014114553A1 (de) * 2013-01-22 2014-07-31 Siemens Ag Österreich Schienenfahrzeug mit neigetechnik
JP2020168949A (ja) * 2019-04-03 2020-10-15 アイシン精機株式会社 車両制御装置
CN113442965A (zh) * 2020-03-25 2021-09-28 中车唐山机车车辆有限公司 一种铰接轻轨车用的非动力转向架及列车

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5616856B2 (ja) * 2011-07-29 2014-10-29 公益財団法人鉄道総合技術研究所 鉄道車両の車体傾斜制御装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04339072A (ja) * 1991-05-15 1992-11-26 Fuji Heavy Ind Ltd 鉄道車両用振子台車
JPH05208674A (ja) * 1992-01-31 1993-08-20 Ntn Corp 鉄道車両の振り子装置
JPH08268275A (ja) * 1995-03-29 1996-10-15 Railway Technical Res Inst 鉄道車両用車体傾斜装置付台車

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04339072A (ja) * 1991-05-15 1992-11-26 Fuji Heavy Ind Ltd 鉄道車両用振子台車
JPH05208674A (ja) * 1992-01-31 1993-08-20 Ntn Corp 鉄道車両の振り子装置
JPH08268275A (ja) * 1995-03-29 1996-10-15 Railway Technical Res Inst 鉄道車両用車体傾斜装置付台車

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011163386A (ja) * 2010-02-05 2011-08-25 Psc Kk 気体圧アクチュエータシステム
WO2013131910A1 (fr) * 2012-03-07 2013-09-12 Alstom Transport Sa Dispositif de pendulation permettant de reprendre les efforts transversaux et longitudinaux
FR2987801A1 (fr) * 2012-03-07 2013-09-13 Alstom Transport Sa Dispositif de pendulation permettant de reprendre les efforts transversaux et longitudinaux
WO2014114553A1 (de) * 2013-01-22 2014-07-31 Siemens Ag Österreich Schienenfahrzeug mit neigetechnik
US9701322B2 (en) 2013-01-22 2017-07-11 Siemens Ag Oesterreich Rail vehicle having tilting technology
JP2020168949A (ja) * 2019-04-03 2020-10-15 アイシン精機株式会社 車両制御装置
JP7263889B2 (ja) 2019-04-03 2023-04-25 株式会社アイシン 車両制御装置
CN113442965A (zh) * 2020-03-25 2021-09-28 中车唐山机车车辆有限公司 一种铰接轻轨车用的非动力转向架及列车

Also Published As

Publication number Publication date
JP4582897B2 (ja) 2010-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6086973B2 (ja) 軌道式車両、および、その車体傾斜制御方法
KR101730491B1 (ko) 차체 지지 장치 및 철도 차량
RU2203818C2 (ru) Ходовая часть поворотной тележки рельсового транспортного средства
JP4195257B2 (ja) 鉄道車両用台車
WO2018096699A1 (ja) 鉄道車両用台車
JPH10287241A (ja) 鉄道車両用車体傾斜制御装置及びその車体傾斜制御方法
JP2002154432A (ja) 鉄道車両用振子台車
JP2014144710A (ja) 軌道式車両
JP2000264198A (ja) モノレール車両用台車及びモノレール車両
EP1652746A1 (en) Self-steering flatcar and railroad vehicle using having this self-steering flatcar applied thereto
JP2021130363A (ja) 鉄道車両用のリンク装置及び台車
JP4012614B2 (ja) 鉄道車両用車体傾斜装置付き台車
US11820408B2 (en) Bogie and guideway vehicle
JP4799039B2 (ja) 鉄道車両の車体傾斜装置
JP4462739B2 (ja) 鉄道車両の車体支持構造
JP3115503B2 (ja) 鉄道車両用車体傾斜装置付台車
JP2947926B2 (ja) 鉄道車両用振子台車
JP3040802B2 (ja) 鉄道車両用車体傾斜装置付台車
JP2002211393A (ja) 車体傾斜装置
JP2003137092A (ja) 鉄道車両用台車
JP3083833B2 (ja) 鉄道車両用車体傾斜装置付台車
JPH04126663A (ja) 鉄道車両用台車
JPH08104233A (ja) 鉄道車両用台車の操舵装置
JPS6132188B2 (ja)
JPH08324426A (ja) 鉄道車両用軸箱支持装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071107

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100413

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100415

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100609

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100824

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100831

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4582897

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term