JP3842040B2 - パネル挟持装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パネルにオプション部材を付帯させる場合等に好適に利用されるパネル挟持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、起立したパネルの上端に補助パネルを取り付けてパネル面を拡張する必要がある場合、従来では、パネルの上端面に取付孔を形成するとともに、補助パネルの下縁より下方に向けて棒状物を突出して設け、この棒状物を取付孔に差し込んで補助パネルをパネルに取り付けるか、或いは、補助パネルのパネル面に逆L字状の金具をねじ止めし、この金具をパネルの上端に引っ掛け、必要に応じ適宜箇所をねじ止めして、補助パネルをパネルに取り付けるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、これらの取付構造は、パネルに穿孔やねじ切り等の加工を施さなければならない。このため、パネルを傷つけ、取付位置を変更等した場合などに従前の孔が露出して外観を毀損する等の不都合も伴うものであった。しかも、予めパネルの厚み等に対応して棒状物や孔、金具等を形成するため、パネルの寸法に加工誤差等があると緊密に取り付けができずにガタつきの原因になり易いものでもあった。更に、棒状物やねじ、金具等の方向がずれて取り付けられる可能性もあるため、パネルに対して補助パネルが適正な姿勢で取り付けられないケースも生じ易いものであった。
【0004】
これらの不都合は、パネルに補助パネル以外の部材を取り付ける場合等にも共通して言えることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明のパネル挟持装置は、パネルに適用されるものであって、パネル面に当てがわれる当て板と、この当て板から法線方向へ突出した位置に形成されるテーパ面とを備えてなる挟持具を一対に設け、両挟持具のテーパ面同士を衝き合わせた状態で当て板同士が平行をなして対向するように設定するとともに、それらテーパ面同士の突き合わせ状態及び当て板同士の平行状態を保ったままで、挟持具同士をねじ要素によりテーパ面に沿って相対移動させ、これにより当て板間の対向距離を可変として、その間にパネルを挟み込むことができるようにし、一方の挟持具に、他方の挟持具の側面に両側から抱くように添接する側片を設け、これら側片及び側面によって両挟持具を左右方向に位置決めするようにしていることを特徴とする。
【0006】
このような構成により、両挟持具の当て板間にパネルを挿入した状態で、所定方向に向かってねじ要素を操作すると、挟持具がテーパ面に沿って相対移動しながら当て板間の距離が狭まり、パネルを両側から挟み込んで取り付けられることになる。このため、パネルにねじ孔等を加工することが不要であり、パネルを傷つけたり外観を損ねることなく、随時随意な場所に挟持装置を取り付けることができる。しかも、当て板間の相対距離を微調整することができるため、パネルの加工誤差等にも有効に対応でき、ガタつきのない確実な取付状態を実現することができる。勿論、当て板間の相対距離が可変であると、各種の厚みがあるパネルに対して汎用性をもたせることができる効果も得られる。その上、当て板は常に平行を保って移動し得るので、パネルに対して挟持装置の方向がずれて取り付けられる不都合も有効に回避することが可能となる。
【0007】
挟持具同士のガタつきをより低減して、取付状態を一層適正なものにするためには、一方の挟持具に、他方の挟持具の側面に両側から抱くように添接する側片を設け、これら側片及び側面によって両挟持具を左右方向に位置決めするようにしておくことが好ましい。
【0008】
また、本発明のパネル挟持装置は、パネルに適用されるものであって、パネル面に当てがわれる当て板と、この当て板から法線方向へ突出した位置に形成されるテーパ面とを備えてなる挟持具を一対に設け、両挟持具のテーパ面同士を衝き合わせた状態で当て板同士が平行をなして対向するように設定するとともに、それらテーパ面同士の突き合わせ状態及び当て板同士の平行状態を保ったままで、挟持具同士をねじ要素によりテーパ面に沿って相対移動させ、これにより当て板間の対向距離を可変として、その間にパネルを挟み込むことができるようにし、ねじ要素が、両テーパ面を貫通する位置に挿入されるものであり、一方の挟持具にテーパ面に開口する長孔を設け、この長孔の奥部に長孔に沿って移動可能なナット部材を収容するとともに、他方の挟持具にテーパ面に開口する貫通孔を設け、この他方の挟持具の貫通孔を貫通したねじ要素を一方の長孔内のナット部材にねじ込むようにしていることを特徴とする。
【0010】
本発明の好適な使用の一態様としては、何れかの挟持具にオプション部材が取り付けられており、この挟持具がパネルを挟持する位置に取り付けられることによって、パネルにオプション部材を付帯させることができるようにしているものが挙げられる。
【0011】
オプション部材としては、挟持具の当て板の背面にパネルと平行をなすように取り付けられる補助パネルや、挟持具の当て板と直交する面にパネルと直交するように取り付けられる補助パネル等が挙げられる。
【0012】
また、本発明の好適な使用の他の態様としては、何れかの挟持具が、家具本体に固定されるための固定部を備えたものであり、この挟持具が家具本体に取り付けられることによって、家具本体にパネルを付帯させることができるようにしているものが挙げられる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
【0014】
図1に示す本実施形態のパネル挟持装置1は、オフィスに設置される秘書机2に補助パネル3を継ぎ足す際に利用されるものである。
【0015】
秘書机2は、天板21の周囲を部分的に包囲する位置に一対の側板22及び背板23を備えてなるもので、側板22及び背板23の上端は天板面よりも上方へ突出した位置に配置され、机としての機能とともに接客のためのカウンター的機能をも備え併せている。
【0016】
これに対して、補助パネル3は、前記背板23や側板22のコーナー付近の面を上方に嵩上げして、コンピュータのモニタM等の背面を隠蔽するために用いられるものである。
【0017】
しかして、本実施形態のパネル挟持装置1は、それら背板23や側板22を適用対象たるパネルとし、これら背板23や側板22に挟持状態で取り付けられるために、図2〜図6に示すように一対の挟持具4、5及びねじ要素6を構成要素としている。
【0018】
第1の挟持具4は、パネル面に当てがわれる当て板41と、この当て板41の上端部に法線方向へ突出させて設けた突起部42とを備えたもので、突起部42の先端には当て板41の面に対して所定角度傾斜した下向きのテーパ面42aが形成されている。また、突起部42の内部には、テーパ面42aに開口する上下方向に延びる段付きの長孔42bが設けてあり、この長孔42bの奥部を拡開させて、その部位に、長孔42bに沿って移動可能で且つ回転不能にナット部材42cを収容している。
【0019】
一方、第2の挟持具5は、パネル面に当てがわれる当て板51と、この当て板51の上端部に法線方向へ突出させて設けた突起部52とを備えたもので、突起部52の先端には当て板51の面に対して所定角度傾斜した上向きのテーパ面52aが形成されている。また、突起部52の内部には、テーパ面52aに開口する貫通孔52bが設けてあり、この貫通孔52bの他端側を、第2の挟持具5の反対側の面に開口させている。
【0020】
ここに、両テーパ面42a、52aの傾斜角度は対応しており、両挟持具4,5はテーパ面42a、52a同士を衝き合わせた状態でそれらの当て板41,51同士が平行をなして対向するように設定されている。また、第2の挟持具5には、第1の挟持具4の側面4aに両側から抱くように添接する側片5aが設けてあり、これら側面4a及び側片5aに、両挟持具4,5を左右方向に位置決めする機能を付与している。
【0021】
また、ねじ要素6は、頭部に六角孔を形成されたもので、この六角孔にレンチを差し込むことによってねじ送り操作が可能とされている。
【0022】
そして、このパネル挟持装置1を背板23や側板22に取り付ける段取りとして、先ず、第2の挟持具5の貫通孔52bに外方からねじ要素6を挿入、貫通させ、その貫通端を第1の挟持具4の長孔42b内に設けてあるナット部材42cにねじ込むことによって、両挟持具4,5を引き寄せてテーパ面42a、52a同士を突き合わせる。その際、挟持具5の上端は挟持具4の上端に対して上方に突出した位置にあり、ねじ要素6は長孔42bの下端よりも上方へ変位した位置を貫通しているようにする。
【0023】
そして、その位置から更にねじ操作を行うことによって、テーパ面42a、52a同士の突き合わせ状態及び当て板41,51同士の平行状態を保ったままで、挟持具4,5同士をねじ要素6によりテーパ面42a、52aに沿って移動させ、これにより当て板41,51間の対向距離を可変として、その間に背板23や側板22を挟み込んで締め込むように固定する。
【0024】
すなわち、この実施形態において、各補助パネル3には、図6に示すようにその下縁近傍であって左右両縁近傍位置に、対をなして第1の挟持具4が少なくともその当て板41の背面側を取り付けて設けてある。そして、これら第1の挟持具4にそれぞれ第2の挟持具5をねじ要素6を用いて仮連結した状態で、両当て板41,51間に形成される下向きコ字形の引っ掛け部Sを背板23や側板22の上端側に被せ、その位置でねじ要素6を更に締め込むことによって、図7に想像線で示す位置から実線で示す位置にまで第2の挟持具5を移動させる。これにより、当て板41,51同士が背板23や側板22を緊密に挟持し、補助パネル3を背板23や側板22の背面側よりも上方へ突出した位置に取り付けることができる。
【0025】
以上のようにして、本実施形態のパネル挟持装置1は、パネルである背板23や側板22に適用するにあたり、パネル面に当てがわれる当て板41(51)と、この当て板41(51)の法線方向へ突出した位置に形成されるテーパ面42a(52a)とを備えてなる挟持具4(5)を設け、両挟持具4,5のテーパ面42a、52a同士を衝き合わせた状態で当て板41,51同士が平行をなして対向するように設定したものである。そして、両挟持具4,5の当て板41,51間に背板23や側板22を挿入した状態で、所定方向に向かってねじ要素6を操作することにより、挟持具4,5をテーパ面42a、52aに沿って相対移動させ、これにより当て板41,51間の距離を狭めて、背板23や側板22を両側から的確に挟み込んで取り付けることができるようにしている。
【0026】
このため、背板23や側板22にねじ孔等を加工することが一切不要であり、これら背板23や側板22を傷つけたり外観を損ねることなく、随時随意な場所に挟持装置1を有効に取り付けることが可能となる。しかも、当て板41,51間の相対距離を微調整することができるので、背板23や側板22に加工誤差等があっても好適に対応して、ガタつきのない確実な取付状態を実現することができる。その上、当て板41,51は常に平行を保って移動し得るので、背板23や側板22に対して挟持装置1の方向がずれて取り付けられるという不都合も有効に回避でき、無造作な操作によっても適正な取付状態を反復継続して実現することが可能となる。なお、このように挟持具4,5が強固にパネル面を挟持できるものであると、特に使用者側に位置する挟持具5の当て板51はパネル面に引っ掛かりさえすれば所期の作用を奏し得るため、極力短寸なものにして外観を良好なものにすることができる。
【0027】
特に、第2の挟持具5に、第1の挟持具4の側面4aに両側から抱くように添接する側片5aを設け、これら側面4a及び側片5aによって両挟持具4,5を左右方向に位置決めするようにしているため、挟持具4,5同士のガタつきをより低減して、取付状態を一層的確なものにすることができる。
【0028】
また、ねじ要素6を、両テーパ面42a、52aを貫通する位置に挿入するようにしているので、操作力が締め付け力に変換される部位を直接駆動することができ、操作力伝達系の効率的な設計を実現することができる。
【0029】
その具体的構成として、本実施形態は、第1の挟持具4にテーパ面42aに開口する長孔42bを設け、この長孔42bの奥部に長孔42bに沿って移動可能なナット部材42cを収容するとともに、第2の挟持具5にテーパ面52aに開口する貫通孔52bを設け、この貫通孔52bを貫通したねじ要素6を一方の長孔42b内のナット部材42cにねじ込むようにしている。このため、挟持具4,5同士が上下方向へ相対変位する動作を許容しつつ両者に引き合う方向の操作力を導入するという目的を、簡素な構造を通じて効果的に実現することができる。
【0030】
しかして、本実施形態のパネル挟持装置1は、以上の構造を有効利用して、第1の挟持具4にオプション部材である補助パネル3を取り付け、この挟持具4が背板23や側板22を挟持する位置に取り付けられることによって、それら背板23や側板22に補助パネル3を付帯させるようにしているので、補助パネル3の背板23や側板22に対する平行状態を厳密に保って強固、的確に取り付けることができる。
【0031】
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0032】
例えば、適用対象であるパネルはローパーティションパネル等であっても勿論構わない。
【0033】
また、オプション部材としては、挟持具の当て板と直交する面にパネルと直交するように取り付けられる補助パネル等も適用対象とし得る。上記実施形態に即した例を挙げれば、第1の挟持具4の上端部を当て板と直交する水平面をなすようにしておき、この上端部に棚や補強天板などを取り付け、これら棚や補助天板をパネル挟持装置1を介して背板23や側板22に支持させる態様のものが挙げられる。
【0034】
また、挟持具の上部に角度を設けたり、部材を組み合わせる事などを通じて、電話台や雑誌架のように一定の傾斜角で固定する必要のあるオプション類に対する固着部を併設させる事により、パネルの取り付けとオプションの取り付けとを1箇所で行う事もできる。
【0035】
さらに、上記実施形態では、パネル挟持装置1は補助パネル3を背板23や側板22に取り付ける目的で利用されるものであったが、パネル挟持装置1が机等の家具本体に固定されるための固定部を備えたものである場合には、一対の挟持具の間にデスクトップパネルを取り付けるためにも有効利用することが可能である。
【0036】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載される効果を奏する。
【0037】
すなわち、本発明のパネル挟持装置は、当て板及びテーパ面を備えた一対の挟持具をねじ要素により駆動することによって、両挟持具のテーパ面同士の突き合わせ状態及び当て板同士の平行状態を保ったままでそれらをテーパ面に沿って相対移動させ、これにより当て板間の対向距離を可変とする間にパネルを挟み込んで固定することができるようにしたものである。
【0038】
このため、パネルにねじ孔等を加工することを不要にして、パネルの良好な外観を保ったままで、随時随意な場所に挟持装置を取り付けることを可能ならしめるものとなる。しかも、当て板間の相対距離を微調整することができるため、パネルに多少の加工誤差等があってもガタつきのない確実な取付状態を実現することができる。その上、当て板は常に平行を保って移動し得るので、無造作な操作や、経験に乏しい者の操作によっても、パネルに対して常に適正な取付状態を得ることができる。
【0039】
このような構成に加え、一方の挟持具に、他方の挟持具の側面に両側から抱くように添接する側片を設けて、両挟持具を左右方向に位置決めする構成を採用した場合には、挟持具同士のガタつきをより低減して、取付状態を一層適正なものにすることができる。
【0040】
ねじ要素を、両テーパ面を貫通する位置に挿入するようにした場合には、テーパ面同士を引き合わせるための操作力を的確な位置に導入することができ、挟持具によるパネルの締め付け作用の実効を高めることが可能になる。
【0041】
その具体的構成として、一方の挟持具に長孔を設けてナット部材を収容するとともに、他方の挟持具に貫通孔を形成し、この貫通孔を貫通したねじ要素をナット部材にねじ込むように構成した場合には、挟持具同士が相対移動する状況の中でテーパ面同士を引き寄せる構造を簡素に実現することができる。
【0042】
パネル挟持装置が、以上のような構成のものであると、何れかの挟持具にオプション部材を取り付けておくことによって、挟持具がパネルを挟持する位置に取り付けられることによって当該パネルにオプション部材を簡単、的確に付帯させることが可能になる。
【0043】
例えば、パネルと平行をなすように取り付ける必要のある補助パネルや、パネルと直交するように取り付ける必要のある補助パネル等を、それらの挟持具に支持させることによって、これらを所望位置に有効に取り付けることができる。
【0044】
また、何れかの挟持具が、家具本体に固定されるための固定部を備えている場合には、この挟持具が家具本体に取り付けられることによって、逆に家具本体にパネルを付帯させることにも容易に利用可能なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るパネル挟持装置を適用した秘書机の斜視図。
【図2】同実施形態の分解斜視図。
【図3】同縦断面図。
【図4】同背面図。
【図5】同平面図。
【図6】同実施形態の取扱手順を示す斜視図。
【図7】同実施形態の作用説明図。
【符号の説明】
1…パネル挟持装置
3…オプション部材(補助パネル)
4…第1の挟持具
4a…側面
5…第2の挟持具
5a…側片
6…ねじ要素
22…パネル(側板)
23…パネル(背板)
42a、52a…テーパ面
41,51…当て板
42b…長孔
42c…ナット部材

Claims (6)

  1. パネルに適用されるものであって、
    パネル面に当てがわれる当て板と、この当て板から法線方向へ突出した位置に形成されるテーパ面とを備えてなる挟持具を一対に設け、両挟持具のテーパ面同士を衝き合わせた状態で当て板同士が平行をなして対向するように設定するとともに、それらテーパ面同士の突き合わせ状態及び当て板同士の平行状態を保ったままで、挟持具同士をねじ要素によりテーパ面に沿って相対移動させ、これにより当て板間の対向距離を可変として、その間にパネルを挟み込むことができるようにし、一方の挟持具に、他方の挟持具の側面に両側から抱くように添接する側片を設け、これら側片及び側面によって両挟持具を左右方向に位置決めするようにしていることを特徴とするパネル挟持装置。
  2. パネルに適用されるものであって、
    パネル面に当てがわれる当て板と、この当て板から法線方向へ突出した位置に形成されるテーパ面とを備えてなる挟持具を一対に設け、両挟持具のテーパ面同士を衝き合わせた状態で当て板同士が平行をなして対向するように設定するとともに、それらテーパ面同士の突き合わせ状態及び当て板同士の平行状態を保ったままで、挟持具同士をねじ要素によりテーパ面に沿って相対移動させ、これにより当て板間の対向距離を可変として、その間にパネルを挟み込むことができるようにし、ねじ要素が、両テーパ面を貫通する位置に挿入されるものであり、一方の挟持具にテーパ面に開口する長孔を設け、この長孔の奥部に長孔に沿って移動可能なナット部材を収容するとともに、他方の挟持具にテーパ面に開口する貫通孔を設け、この他方の挟持具の貫通孔を貫通したねじ要素を一方の長孔内のナット部材にねじ込むようにしていることを特徴とするパネル挟持装置。
  3. 何れかの挟持具にオプション部材が取り付けられており、この挟持具がパネルを挟持する位置に取り付けられることによって、パネルにオプション部材を付帯させることができるようにしていることを特徴とする請求項1又は2記載のパネル挟持装置。
  4. オプション部材が、挟持具の当て板の背面に取り付けた、パネルと平行をなす補助パネルであることを特徴とする請求項3記載のパネル挟持装置。
  5. オプション部材が、挟持具の当て板と直交する面に取り付けた、パネルと直交する補助パネルであることを特徴とする請求項記載のパネル挟持装置。
  6. 何れかの挟持具が、家具本体に固定されるための固定部を備えたものであり、この挟持具が家具本体に取り付けられることによって、家具本体にパネルを付帯させることができるようにしていることを特徴とする請求項1又は2記載のパネル挟持装置。
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