JP3841645B2 - 文書データ入出力装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、文書の複写、ファクシミリ通信、文書の読み取りなどの様々なデータ処理を行なう処理システムに適用され、それぞれのデータ処理時に取込んだデータを該データが取り込まれた際の処理内容を意識することなく印刷、ファクシミリ送信などに再利用可能な文書入出力装置および当該文書入出力装置を備えたファイリングシステム関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、重要で保管が必要な画像や文字が表示された文書や、将来使用する可能性のある文書などの書類は、紙に記録された状態のままファイルされて書棚等に整理されていた。しかし、大きな事業所では書類も膨大となり前記文書の保管に広い場所もしくは空間が必要となっていた。また、場所や空間が広いと、所望の書類を探すのに手間が掛かっていた。このため、データ処理技術の高度化・高速化とともに記憶手段の低価格化に伴って、近年では保管する必要のある文書は、スキャナなどの画像読み取り装置により読み取らせてデジタル化し、大容量記憶装置に蓄積させるようなシステムが出現してきている。このようなシステムは、ファイリングシステムと称され、現在では、蓄積する書類が膨大な事業所などに限らずに、もっと小規模の事業所にも導入されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなファイリングシステムにあっては、読み取った画像もしくは文字データをデジタル化する必要があるため、いずれにしてもスキャナ装置により文書を読み取らせる必要があった。しかし、文書の読み取り作業は、自動原稿給送装置を使用したとしても、作業が煩雑であり、さらにはスキャナ装置により取り込まれた文書を印刷したり、ファクシミリ送信する場合、様々な印刷条件やファクシミリ送信相手先情報など新たに設定する内容が多く、再処理時の効率を落としていた。
【0004】
そこで、本発明者は、ファイル装置に保管する文書は、会議に使用するために複写機によってコピーした書類であったり、取引先とファクシミリ装置などにより送受信した書類であるなどであることから、保管する文書が1回以上電気信号に変換処理されることを利用して、その電子化した画像データと同一のデータを蓄積手段に送って蓄積・保持し、回線やネットワークを介して接続されるクライアントコンピュータからアクセスして蓄積文書を検索し、選択して印刷処理やファクシミリ送信するファイリングシステムを提案した。
【0005】
このファイリングシステムにおいては、近年の高性能デジタル複合機において可能である様々なオプション設定を文書データと共に処理条件として蓄積することが可能である。前記処理条件としては、例えば、複写機能においては原稿サイズ、原稿種類、濃度、変倍指定、集約、ステープル、パンチ、両面、ソート等の各種機能であり、ファクシミリ機能においては文字サイズ、原稿サイズ、原稿種類、濃度、送信相手先番号、送信日時等が処理条件である。これらの処理条件を再処理の際に用いることにより、蓄積時の文書を忠実に再現することが可能となる。また、再処理時にクライアントコンピュータから、蓄積文書の処理条件を変更可能とすることで、蓄積時とは異なる処理を施すことが可能となり、ファイリングシステムの高性能化を実現することができた。
【0006】
しかしながら、このファイリングシステムにおいてはこの処理条件を蓄積時に保存するだけであったため、再処理時に処理内容を変更する場合はその都度処理条件を変更する必要があった。また、スキャナ処理のみで一度も印刷処理やファクシミリ送信処理されていない文書については再処理時に処理条件を設定しなければならなかった。また、蓄積時とは入出力装置の装置構成が変わってしまって実現できなくなってしまった処理条件が発生した場合に再処理不可能になってしまうこともあり、さらに、個々の文書がそれぞれ処理条件を保存しているため複数の文書をまとめて1つの文書として処理できないなど、処理条件に起因する操作上の煩わしさや所望の再処理が行えないという問題が発生してきた。
【0007】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、文書データ入出力装置の利便性を高めることができるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、第1の手段は、読み取り手段で読み取ったまたはネットワークを介して入力された文書データの出力を行う文書データ入出力装置であって、複数の文書データに共通的に利用される出力条件を予め記憶した出力条件記憶手段と、複数の文書データを蓄積する蓄積手段と、前記蓄積手段に蓄積された文書データの出力指示を受け付け可能な出力指示受付手段と、該出力指示受付手段で出力指示を受け付けた文書データに、前記出力条件を付加して出力する出力制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
第2の手段は、第1の手段において、前記蓄積手段は、前記複数の文書データを結合して蓄積可能であることを特徴とする。
【0014】
第3の手段は、読み取り手段で読み取ったまたはネットワークを介して入力された文書データの出力を行う文書データ入出力装置であって、文書データと該文書データの出力条件とを、文書データごとに対応付けて蓄積する蓄積手段と、該蓄積手段に蓄積された文書データを、前記出力条件に基づき出力するよう制御する出力制御手段とを備え、前記出力制御手段は、前記出力条件に基づく文書データの出力ができない場合、該出力のできない出力条件は前記文書データの出力条件から解除する一方、前記出力条件に基づく文書データの出力ができる場合には、該出力条件を維持した出力を行うことを特徴とする。
【0016】
第4の手段は、第3の手段において、前記蓄積手段は、前記文書データを結合した結合文書データとして文書データの蓄積が可能であることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
【0023】
図1は本発明の実施形態に係る文書入出力装置としてのデジタル複写機(MFP:Multi Function Peripheral−以下、MFPとも称す)10の構成を示すブロック図、図2はMFP10をファイル装置21やパーソナルコンピュータ(以下、PCとも称す)22とネットワーク接続した状態を示すブロック図である。本実施形態に係るMFP10は、CPU11が予めROM12内に格納した制御プログラムを読み出してRAM13を画像データやセンサ信号などを一時記憶するワークエリアとして使用しつつ装置各部を統括制御することによりデータ処理装置としての各種処理を行うとと共に、本発明に係る処理を実行する。
【0024】
MFP10には、ネットワークI/F(インターフェイス)20によりイントラネット23を介して接続されており、ユーザは図2に示すPC22から蓄積文書へのアクセスが可能となる。このMFP10はCPU11にシステムバスを介して、ROM12、RAM13およびネットワークI/F20と共に、スキャナ14、プロッタ15、モデム16、NCU(網制御装置)17、表示操作部18、および蓄積文書や処理条件が保存されているハードディスク装置19が接続されている。なお、蓄積文書および処理条件はMFP10内部のハードディスク装置19に保存される構成に限らず、イントラネット(ネットワーク)23を介して接続するファイル装置21(図2)に保存されるように構成してもよい。
【0025】
CPU11がこれら装置各部12〜20を統括制御することにより、スキャナ14が画像読取装置として機能してファクシミリ通信により画像データを伝送する伝送機能と、読取画像データを記録出力する複写(コピー)機能と、受信画像データを記録出力する記録機能とを備える複写機として使用することができる。また、図1中、11aはCPU11が装置各部を制御する際に利用するタイマ機能であり、タイマ11aは、例えば、装置各部を同期させるためのタイミングをカウントする際に利用する。なお、MFP10は、PC22から画像データを受け取って記録出力するプリンタ装置や、読み取り画像データをPC22に送出するスキャナ装置として利用可能に構成してもよく、これら画像データを本発明により処理する画像データと同様の処理をするようにしてもよい。
【0026】
簡単に説明すると、スキャナ14は、例えば、原稿テーブルにセットしたシート状の原稿を自動原稿搬送装置(ADF)により1枚ずつ分離給送してコンタクトガラス(読取位置)上に位置決めした後に、公知の読取方法により、その原稿(画像や文字などからなる文書)に露光ランプの光を照射してその画像面からの反射光をCCDにより光電変換して画像データを読み取る。プロッタ15は、読取/受信して画像メモリ部を構成するRAM13内にラッチする画像データを、例えば、公知の電子写真記録方式により、回転駆動させつつ帯電させた感光体上に光書き込みした静電潜像にトナーを付着させた(トナー現像した)トナー像を給紙カセットから搬送する用紙に転写・定着させ装置外に排紙する。モデム16およびNCU17は、モデム16が画像データや各種手順信号を変復調するとともに、NCU17がPSTN(公衆回線)24との回線制御を実行して回線接続あるいはその切断を行うことにより、相手先のファクシミリ端末との間でファクシミリデータを送受信するファクシミリ通信を行う。なお、MFP10は、画像データを符号化圧縮するとともに、再現する際に復号化伸長するDCR(符号化復号化)として機能する画像処理部を備えていてもよく、コピー時などにはユーザにより指示されたサイズの画像に拡大・縮小する画像処理などを画像データに施すことができることはいうまでもない。
【0027】
表示操作部18は、装置本体の前面上部に設けられたオペレーションポート内に準備されたキーポート21、表示ポート31及びスピーカー41により構成されており、表示ポート31では、駆動条件、装置状態、入力条件などの各種情報を表示すると共にユーザによる機能選択などの選択入力を行うためのタッチパネル付き表示操作LCD(Liquid Crystal Display)で構成されている。
【0028】
また、MFP10のCPU11は処理条件の保存機能も有し、例えば、スキャナ14で読み取った読取画像データをプロッタ15によって用紙に記録出力したり、モデム16およびNCU17によりファクシミリ送信するのと並行して、記録出力する際の印刷処理条件(原稿サイズ、原稿種類、濃度、変倍指定、集約、ステープル、パンチ、両面、ソート等)やファクシミリ送信する際の送信処理条件(文字サイズ、原稿サイズ、原稿種類、濃度、送信相手先番号、送信日時等)と画像データをハードディスク装置(記憶手段)19内に記憶させる。なお、この記憶装置はネットワークを介して接続されるファイル装置21とする場合は、図示を省略して簡単に説明すると、一般的なパーソナルコンピュータにより構成することができ、MFP10から転送された画像データを再利用可能に大容量記憶装置内に蓄積管理するようになっている。その際、一文書毎に画像データと処理条件を対応付けして大記憶容量装置に蓄積保存し、その後のユーザによる要求に応じて選択された画像データを文書単位に大容量記憶装置から読み出して、MFP10に送出して印刷処理やファクシミリ送信処理させる。
【0029】
図3はコピー機能時の表示操作部18の表示状態を示す正面図である。コピー処理を行う場合に濃度や写真・文字などの画像の種類を指定するキー32、表紙/合紙、編集/印字、倍率設定などの画像形成モード指定するキー33、ステープル、パンチ、ソートなどの後処理を指定するキー34などのキーを押下することで各種印刷処理条件が設定可能である。これらを設定し、文書蓄積キー31を押下すると、これから処理する文書の蓄積が行われることを意味する。
【0030】
図4は、ネットワークを介して接続されるPC22からMFP10にアクセスし、MFP10内の蓄積文書を検索・処理する場合のPC22の操作画面を示す図である。ここでは蓄積された文書が蓄積時のアプリケーション毎にディレクトリに別れて表示される。ここで再処理したい文書を選択して印刷処理またはファクシミリ送信の指示をマウスのクリック等によって実行すると、図5に示すような印刷画面が表示され、部数ボックス51に部数を入力して指定したり、複数の文書をまとめて印刷するかどうかをボックス52のチェックで指定して印刷を開始する。また、処理条件を変更したい場合は同様にマウスのクリック等によって、図6に示すような処理条件設定画面を表示させ、処理条件の変更を行う。
【0031】
次に本発明の中心である再処理について説明する。ここでは再処理として、以下の、
▲1▼再処理時の処理条件を記憶し、次回の再処理時にこれを処理条件として再処理する。
▲2▼印字処理または送信処理を行わずに蓄積処理のみ行った蓄積文書を再処理する場合、または蓄積時とは異なる処理を再処理において行う場合に対し、あらかじめ設定しておいた処理条件を用いて再処理する。
▲3▼該文書入出力装置の装置状態や装置構成等が変化して、蓄積文書の処理条件を実行することができない場合、当該処理条件を自動的に変更して再処理する。 の3つの印刷処理の場合について説明する。
【0032】
前記▲1▼の場合;
前述の手順に従って蓄積された文書に対し、再処理時に図6の処理条件設定画面において処理条件を変更して印刷を実行する。「この条件を保存する」のボックス61をチェックすると、変更した処理条件を保存し、次回、同じ文書を印刷処理した場合はこの処理条件が引用される。ボックス61をチェックしない場合は、今回の印刷処理のみ変更が有効となり記憶されることはない。これにより、既に蓄積してある文書の処理条件の変更が可能となる。
【0033】
前記▲2▼の場合;
スキャナ機能やファクシミリ送信機能によって蓄積した文書を印刷処理する場合、印刷のための処理条件は全く記憶されていない。そこでこのような場合には、不図示の初期設定画面において印刷処理時のデフォルト設定をあらかじめ設定しておき、これを引用して印刷処理を行う。ファクシミリ送信のデフォルト設定も同様に設定しておくことによってファクシミリ送信処理も同様に実行できる。これにより、どのアプリケーションで蓄積した文書なのかを意識することなく再処理が可能となる。
【0034】
前記▲3▼の場合;
処理条件として例えば、ステープル指定がなされている文書を再処理する場合、MFP10側のステープルの針がなかったり、ステープル装置が故障していたり、または、MFP10の装置構成が変わっていてステープルができなくなっているなどの場合に、これを自動的に検知してステープル指定を解除して印刷を行う。処理条件として、穴あけ指定や両面指定、表紙/合紙/章区切り指定などがなされている場合も同様に、それぞれの装置が故障していたり、専用紙がなくなっている場合にこれらを自動的に検知し指定を解除して印刷を行う。これにより、装置の一部分が故障していたり、部分的に装置を変更したことによって、再処理が全くできなくなってしまうという弊害を回避できる。処理条件の指定が解除された場合は、その内容をPC22に表示させる。
【0035】
これらの処理手順を図7のフローチャートに示し、これらのフローチャートに沿って処理手順について説明する。
【0036】
まず、図7のフローチャートに示すように再処理を行なうにあたって、まず最初に処理条件が存在するか否かをチェックする(ステップ101)、そして、処理条件が存在すれば、その処理条件を読み込み(ステップ102)、処理条件が存在しなければ、初期設定の処理条件を読み込んだ(ステップ103)後、処理条件(図6)の1つの項目を読み込む(ステップ104)。
【0037】
次いで、ステップ102で読み込んだ処理条件のうち1つの項目を読み込み(ステップ104)、その読み込んだ項目が実行可能かどうかをチェックし(ステップ105)、実行可能であれば、ステップ106からステップ104に戻って次の項目を読み込み、実行不能であれば、その実行不能な項目の設定を解除して(ステップ107)次の項目を読み込む(ステップ104)。これをすべての項目に対して繰り返し、全項目のチェックが終了すると(ステップ106でY)、チェックした処理条件で再処理可能かどうか判断し、再処理が行なえないと判断すれば、そこで、再処理は中止する(ステップ109)。
【0038】
一方、再処理可能であれば(ステップ108でY)、再処理を開始し(ステップ110)、実行する。もし、処理条件が変化し、更新要求があれば(ステップ111でY)、処理条件を更新して(ステップ112)再処理を終え、更新要求がなければ(ステップ111でN)そのまま再処理を終了する。
【0039】
▲4▼複数の文書をまとめて1つの文書として再処理する。
【0040】
再処理する場合、複数の文書をまとめて1つの文書として処理することができる。たとえば別々に蓄積された2つの文書をまとめてステープルしたい場合などである。このような場合には、図4の操作画面において複数の文書を選択し、図5の「複数の文書をまとめて印刷」ボックス52をチェックして印刷を行う。蓄積文書はそれぞれ処理条件を持っているので、まとめる場合は例えば先頭文書の条件を使用するものとする。どの文書の処理条件を使用するかについては、初期設定において設定したり、図8に示すように、「まとめて印刷」を指定した時点で新たにボックス71が現れ、何番めの文書の処理条件を引用するかを入力するようにすることもできる。1つの文書の処理条件をすべての文書に適用して再処理を行うため、文書によっては適用できない条件が存在する場合がある。例えば、原稿のサイズが異なっているため一緒にステープルできないとか、同じ用紙に集約できないなどである。その場合はステープル条件や集約条件を解除して印刷を実行する。
【0041】
図9は、このような複数の文書をまとめて1つの文書として印刷するマージ印刷を行う際の再処理の処理手順を示すフローチャートである。ここでは簡単のために、先頭文書の処理条件を引用する場合について示す。
【0042】
この処理では、まず、ステップ201でマージ印刷(複数文書を1つの文書として印刷)することの指定があるかどうかをチェックする。マージ印刷が指定されていなければ、1文書を印刷するだけなので、前述の図7のフローチャートに移行してステップ101から処理を開始する。これに対し、マージ印刷の指定があれば、ステップ202以降の処理に移行する。
【0043】
ステップ202では、先頭文書の処理条件が存在するかどうかをチェックし、処理条件が存在すれば、指定した文書の先頭文書の処理条件を読み込む(ステップ203)。
【0044】
次いで、ステップ203あるいはステップ204で読み込んだ処理条件のうち図6に示す1つの項目を読み込み(ステップ205)、その読み込んだ項目が実行可能かどうかをチェックし(ステップ206)、実行可能であれば、ステップ207からステップ205に戻って次の項目を読み込み、実行不能であれば、その実行不能な項目の設定を解除して(ステップ208)次の項目を読み込む(ステップ205)。これをすべての項目に対して繰り返し、全項目のチェックが終了すると(ステップ207でY)、チェックした処理条件で再処理可能かどうか判断し、再処理が行なえないと判断すれば、そこで、再処理を中止する(ステップ210)。
【0045】
一方、再処理可能であれば(ステップ209でY)、マージする文書のうちの1つの文書の処理条件を読み込み(ステップ211)、次に、読み込んだマージ文書の処理条件と先頭文書の処理条件のうち対応する1つの項目について比較する(ステップ212)。そして、先頭文書の項目の内容でマージ文書も実行可能かどうかチェックし(ステップ213)、実行可能であればステップ212に戻って次の項目の比較を行い、実行不能であれば該当項目の設定を解除して(ステップ215)、ステップ212で次の項目の比較を行う。そして、全ての項目のチェックが終了すると(ステップ214でY)、次のマージ文書についてステップ211からステップ214の処理を実行する。全てのマージ文書について、全ての項目のチェックが終了すると(ステップ216でY)、チェックした処理条件で再処理が可能かどうかを判定し(ステップ217)、再処理不能であれば、再処理を中止して処理を終える(ステップ218)。再処理可能であれば再処理を開始し(ステップ219)、処理条件の更新の要求があるかどうかを確認して(ステップ220)更新要求があれば処理条件を更新して(ステップ221)処理を終え、更新要求がなければそのまま処理を終える。
【0046】
なお、ここではイントラネット23に接続されたPC22からMFP10にアクセスして前記処理を実行するように構成しているが、MFP10側の表示操作部18に同様の表示を行わせ、MFP10単独でも同様の処理を行えるように構成することもできる。
【0047】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、出力指示受付手段で出力指示を受け付けた文書データに出力条件を付加して出力するので、文書データ入出力装置の利便性を高めることができる。
また、出力条件に基づく文書データの出力ができない場合、出力のできない出力条件は文書データの出力条件から解除し、出力条件に基づく文書データの出力ができる場合には、出力条件を維持した出力を行うので、文書データ入出力装置の利便性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る文書入出力装置としてのデジタル複写機の構成を示すブロック図である。
【図2】デジタル複写機をファイル装置やパーソナルコンピュータとネットワーク接続した状態を示すブロック図である。
【図3】デジタル複写機のコピー機能時の表示操作部の表示状態を示す正面図である。
【図4】ネットワークを介して接続されるPCからデジタル複写機にアクセスし、デジタル複写機内の蓄積文書を検索・処理する場合のPCの操作画面を示す図である。
【図5】PC側の印刷指示画面を示す図である。
【図6】単一文書に対するPC側の処理条件設定画面を示す図である。
【図7】単一文書を再処理するときの処理手順を示すフローチャートである。
【図8】複数文書をまとめて印刷する再処理を行うときのPC側の印刷指示画面を示す図である。
【図9】複数文書をまとめて印刷する再処理を行うときの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 デジタル複写機(MFP)
11 CPU
11a タイマ
12 ROM
13 RAM
14 スキャナ
15 プロッタ
16 モデム
17 NCU
18 操作表示部
19 ハードディスク
20 I/F
21 ファイル装置
22 PC(パーソナルコンピュータ)
23 イントラネット(ネットワーク)
Claims (4)
- 読み取り手段で読み取ったまたはネットワークを介して入力された文書データの出力を行う文書データ入出力装置であって、
複数の文書データに共通的に利用される出力条件を予め記憶した出力条件記憶手段と、
複数の文書データを蓄積する蓄積手段と、
前記蓄積手段に蓄積された文書データの出力指示を受け付け可能な出力指示受付手段と、
該出力指示受付手段で出力指示を受け付けた文書データに、前記出力条件を付加して出力する出力制御手段と、を備えたことを特徴とする文書データ入出力装置。 - 前記蓄積手段は、前記複数の文書データを結合して蓄積可能であることを特徴とする請求項1記載の文書データ入出力装置。
- 読み取り手段で読み取ったまたはネットワークを介して入力された文書データの出力を行う文書データ入出力装置であって、
文書データと該文書データの出力条件とを、文書データごとに対応付けて蓄積する蓄積手段と、
該蓄積手段に蓄積された文書データを、前記出力条件に基づき出力するよう制御する出力制御手段とを、備え、
前記出力制御手段は、前記出力条件に基づく文書データの出力ができない場合、該出力のできない出力条件は前記文書データの出力条件から解除する一方、前記出力条件に基づく文書データの出力ができる場合には、該出力条件を維持した出力を行うことを特徴とする文書データ入出力装置。 - 前記蓄積手段は、前記文書データを結合した結合文書データとして文書データの蓄積が可能であることを特徴とする請求項3記載の文書データ入出力装置。
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