JP2007074370A - リモートコピーシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】操作者による印刷装置の選択操作を簡略化し、更に、選択した印刷装置による印刷処理を中断することなく完了させることが可能なリモートコピーシステムを提供する。
【解決手段】先読み動作可能なMFPを含むリモートコピーシステムであって、印刷装置の印刷能力を判定する判定手段と、先読み動作により得られた原稿の属性によって決定される印刷処理内容が、前記判定手段により実行可能であると判定された画像形成装置を、画像データを送信して印刷させる画像形成装置の候補とする候補作成手段と、候補作成手段が作成した画像形成装置の候補を表示し、操作者に画像形成装置を選択させ、選択させた画像形成装置を、印刷条件の設定が完了した後に画像データを送信して印刷させる画像形成装置とする指示手段とを備える。
【選択図】 図17

Description

本発明は、スキャナから読み込まれた画像を、記録紙に記録する画像形成装置、より具体的に言えば、コピー機能、イメージスキャナ機能、イメージ送信機能、イメージ受信機能、プリンタ機能のうちの任意の機能を備える複合機、およびコピー機能のみを有する単一機能の画像形成装置及びシステムにおいて有効な、ユーザが一枚目の印刷結果を手にするまでに画像形成装置が要する時間(以下FCOTと称する)を短縮する技術であるところの原稿先読みシーケンスをもって動作する複合機と、前記複合機と通信路で結ばれた他の複合機からなるリモートコピーシステム、
または、前記複合機と、通信路で結ばれた、プリント機能のみを有する単一機能のプリンタ装置(以下SFPと称する。SFPはSingle Function Printerの頭文字からなる略称である)からなるリモートコピーシステムに関するものである。
既にFCOTを短縮するための技術として、読み取り手段が読み取った画像データを高速だが記憶単価の高いRAM上に記憶し、その後記憶単価の安いハードディスクに記憶し、印刷時にはハードディスクから前記画像データを読み出して前記RAM上に記憶し、その後プリンタに転送して印刷させていた従来の画像形成装置に対し、特定の条件に合致した時にはハードディスクドライブに画像データを転送せず、前記RAMからプリンタに直接画像データを転送することにより画像記憶媒体へのアクセス時間を短縮することによりFCOTを向上させる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、プリンタ内の感光ドラムに、レーザ光あるいはLED等の光源によって形成した静電潜像を印刷用紙に転写する転写手段の、印刷用紙搬送方向の上流側に配置され、印刷用紙搬送速度を制御可能なレジストローラにより、前記転写手段に至る以前の用紙搬送速度を、前記転写手段を通過する用紙搬送速度、すなわち画像形成速度よりも速め、一方前記転写手段を通過する際には印刷用紙の搬送速度が画像形成速度となるように制御することにより画像形成時間を短縮するように制御する技術も開示されている(例えば、特許文献2参照)。
一方、複合機で読み取った画像情報を通信路で結ばれた他の複合機、或いは、SFPへ送信して印刷させるリモートコピーシステムが実用化されている。
特開2001−320561号公報 特開2002−104695号公報
前述のように、日々、FCOT等生産性を向上させることが検討されているが、これらの技術においても、例えば特許文献1が開示する技術は
画像形成方法の設定→画像情報の読み取り→画像情報の記憶→画像情報の読み出し→画像情報の印刷
という所定の処理のうちの画像情報の記憶処理部分の所要時間を短縮する技術であり、また特許文献2が開示する技術は、前記所定の処理の中の画像情報の印刷部分の処理時間を短縮する技術であった。
すなわち、いずれの技術をもってしてもFCOTの改善分はわずかで、生産性を向上させるにしても画像形成装置が具備する原稿の毎分あたりの読取速度の限界、プリンタ部の毎分当たりの印刷速度の限界、画像処理の速度、CPUの処理能力等が律速条件として作用し、大きな改善が図れない状況にあった。
一方、前述の複合機やSFPで構成されるリモートコピーシステムにおいては、印刷装置となり得る複合機やSFPが通信路で多数接続されている場合に操作者が適切な印刷装置を選択するUI操作に手間取ったり、選択した印刷装置における印刷処理が記録紙やトナーなどの消耗品の不足などにより中断し、操作者が印刷装置を復帰させるために煩雑な作業しなければならなくなるなど、操作性に関する問題があった。
そこで、本発明は、従来のような技術・方法を用いることの無い、全く新規の方法で生産性を飛躍的に向上させることが可能な画像形成装置の制御方法ならびにその画像形成システムを提供することを第1の目的とし、尚且つ、本発明の第1の目的を果たす画像形成装置を含むリモートコピーシステムにおいて、操作者による印刷装置の選択操作を簡略化し、更に、選択した印刷装置による印刷処理を中断することなく完了させることが可能なリモートコピーシステムを提供することを第2の目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の請求項1のリモートコピーシステムは、複数の画像形成装置から成るリモートコピーシステムであって、少なくとも1台の画像形成装置は、原稿の読取処理を行うスキャナ部と、前記スキャナ部により読み取られる原稿に対する各種の印刷条件を設定可能にする操作部と、前記スキャナ部により読み取られた原稿の画像データを前記操作部にて設定された印刷条件に従って印刷処理を行うプリンタ部と、前記スキャナ部により読み取られた原稿の画像データを記憶する記憶手段とを備え、前記スキャナ部により読み取られる原稿の為の印刷条件の設定が前記操作部にて操作者により完了する前に前記スキャナ部による原稿の読取処理を開始させる原稿先読み動作を前記スキャナ部に実行させ、該先読み動作により読み取った原稿の画像データを前記記憶手段に記憶させ、前記印刷条件の設定が前記操作部にて操作者により完了した後に、該先読み動作により読み取った原稿の画像データを、前記記憶手段を介して前記プリンタユニットにより印刷させることが可能であり、更に、前記印刷条件の設定が前記操作部にて操作者により完了した後に、該先読み動作により読み取った原稿の画像データを、前記記憶手段を介して他の画像形成装置に送信して印刷させることが可能であり、他の画像形成装置の印刷能力を判定する判定手段と、先読み動作により得られた原稿の属性によって決定される印刷処理内容が、前記判定手段により実行可能であると判定された画像形成装置を、画像データを送信して印刷させる画像形成装置の候補とする候補作成手段と、前記候補作成手段が作成した画像形成装置の候補を前記操作部に表示し、操作者に画像形成装置を選択せしめ、選択させた画像形成装置を印刷条件の設定が完了した後に画像データを送信して印刷させる画像形成装置とする指示手段とを備える。
本発明の請求項2のリモートコピーシステムは、請求項1記載のリモートコピーシステムにおいて、前記候補作成手段が、先読み動作により得られる原稿の属性、または、操作部により操作者が設定する印刷条件が変化した後に、原稿の属性と印刷条件によって新たに決定される印刷処理内容が、前記判定手段により実行可能であると判定された画像形成装置を、画像データを送信して印刷させる画像形成装置の候補とする。
本発明の請求項3のリモートコピーシステムは、請求項2記載のリモートコピーシステムであって、前記指示手段により指示された画像形成装置が、前記候補作成手段が画像形成装置の候補を作成した後に、その画像形成装置の候補に含まれていない場合、前記操作部に警告メッセージを表示する警告手段を、更に有する。
本発明の請求項4のリモートコピーシステムは、請求項1記載のリモートコピーシステムにおいて、前記判定手段が、所定時間内に印刷を完了できる画像形成装置を、印刷処理内容を処理可能であると判定する。
本発明の請求項5のリモートコピーシステムは、請求項4記載のリモートコピーシステムにおいて、前記指示手段が、前記候補作成手段が作成した画像形成装置の候補を前記操作部に表示する際、印刷所要時間が短い順番に画像形成装置を表示する。
本発明の請求項6のリモートコピーシステムは、請求項1記載のリモートコピーシステムにおいて、前記判定手段が、低コストモードにおいて、カラー原稿のページ数が所定数以下の場合に、カラー印刷能力を持たない画像形成装置を、印刷処理内容を処理可能であると判定する。
本発明によれば、先読み処理を行う複合機を含むリモートコピーシステムにおいて、先読みした原稿の属性と、ユーザが操作部によって設定した印刷条件から、印刷処理を中断することなく完了させることが可能な印刷装置のみを選択肢としてユーザに明示することで、リモートコピーシステムの操作性を向上させることが可能となる。
更に、先読み処理中にユーザが指示した印刷装置が、先読み処理による原稿情報の変化や、ユーザによる印刷条件の変更により、リモートコピーの印刷装置として適さなくなった場合にユーザに対して警告メッセージを示すことで、リモートコピーシステムの操作性を向上させることが可能となる。
更に、ユーザが設定した印刷所要時間に基づき、ユーザが望む時間内に印刷処理を完了させることが可能な印刷装置のみを所要時間の短い順番に選択肢としてユーザに明示することで、リモートコピーシステムの操作性を向上させることが可能となる。
更に、ユーザが設定した低コストモードとカラー原稿の上限ページ数から、先読み処理によって判定したカラー原稿のページ数が上限ページ数以下の場合に、モノクロ印刷専用の印刷装置を選択肢としてユーザに示すことで、リモートコピーのランニングコストの低減を図ることが容易になる。
以下に本発明の実施例を説明する。実施例1から実施例5では、本発明のリモートコピーシステムを構成する画像形成装置の先読み動作に関する実施の形態を説明し、本発明に特長的な、ユーザの印刷装置の選択操作を支援するリモートコピーシステムの実施の形態は、実施例6以降で説明する。
すでに説明したように、前記特許文献1、特許文献2を始めとする従来のFCOT短縮に対する取り組みは、いずれも前記画像形成装置における所定の処理、すなわち
画像形成方法の設定

画像情報の読み取り

画像情報の記憶

画像情報の読み出し

画像情報の印刷
の中の、各々の処理時間を短縮するという範疇を超えていなかった。例えば前記特許文献1において開示されている技術は、前記所定の処理過程における、画像情報の記憶時間、画像情報の読み出し時間、を短縮する技術に他ならない。また、特許文献2において開示されている技術は、印刷装置内の画像形成プロセス前の用紙搬送速度を高速化するというものであり、前記所定の処理過程における、画像情報の印刷時間、を短縮する技術と考えることができる。
一方、画像形成方法の設定が完了後に画像情報の読み取りを行い、さらに読み取った画像情報を印刷するという一連の処理は、読み取り画像を光学的手段で感光ドラムに導いて静電潜像を形成するアナログ複写機において必然性のあった処理手順に倣っているに過ぎないことがわかる。
複写機能を使用するユーザの作業フローを分析してみると、ユーザが複合機、特に複写機能を使用する場合、操作パネルにより、片面原稿か両面原稿かなどの原稿の読込パターンの設定や、出力物に対してステイプルや製本などのフィニッシング処理をおこなうかどうか、拡大/縮小などの倍率の設定、2ページ、4ページといった複数ページの画像情報を1枚の用紙上に縮小レイアウトして印刷するレイアウト指定(以下2UP、4UP印刷と称する)など、実際の画像読込を開始する前にある程度の時間を要することがわかる。しかし従来の画像形成装置における原稿の読み取り処理は、全ての設定が完了してユーザがスタートキーを押下するまでは開始していない。
本実施例では、このようなユーザの操作パネル操作時間中に、画像読み取り処理を並行して行うことにより、ユーザがコピー動作開始を指示するスタートキー押下から、出力物が画像形成装置から排出されるまでの時間を短縮することが出来る画像形成装置について説明する。
まず、最初に、従来の画像形成処理シーケンス、すなわちイメージスキャナにより読み取られる原稿の為の印刷条件の設定が、ユーザの操作パネルへの入力により完了した後に、前記イメージスキャナによる原稿の読取処理を開始させ、該読み取った原稿の画像データをメモリ等の記憶資源に記憶させ、該読み取った原稿の画像データを、前記記憶資源を介してプリンタに送信し印刷させる、非原稿先読みシーケンスと、本発明のリモートコピーシステムを構成する画像形成装置が実行する先読みシーケンスの比較を図1のタイミングチャートを用いて説明する。図1は上下2段にわたって記述されており、上段は前記非先読みシーケンスを、下段は本発明のリモートコピーシステムを構成する画像形成装置が実行する先読みシーケンスについて記述されている。
図1の縦軸にはユーザのオペレーションを示すUSER、原稿の読み込むイメージスキャナの動作を示すSCANNER、読み込んだ画像データを一時的に記憶するメモリへの情報入出力を示すMEMORY、画像データを記録用紙に画像形成するプリンタの動作を示すPRINTERが並んでいる。
はじめに図1上段のタイミングチャートを参照しつつ、非先読みシーケンスについて説明する。非先読みシーケンスでは、USERが原稿を原稿台、あるいはドキュメントフィーダにセットする(101)。その後、ユーザはパネルを操作してコピー部数の指定やカラーモードの設定やフィニッシング指定などを行う(121の期間)。全ての設定が完了すると、ユーザはコピースタートを指示するスタートキーを押下する(102)。SCANNERはスタートキー押下(102)をうけて、原稿読み込みを行う(122の期間)。ドキュメントフィーダを利用したコピーの場合は、原稿読み込みの前にドキュメントフィーダにセットされた原稿を原稿台まで引き込むという動作も必要となる。原稿読み込みが開始されると、若干の遅延時間を経たほぼ同じタイミングで、入力用の画像処理が開始され、入力用の画像処理が施された画像情報がメモリに記憶される(123の期間)。原稿の読み込みおよび入力用画像処理が終了する(103)と、次にMEMORYから画像データが読み出されながら、記録紙への画像形成のための出力用画像処理が施され(124の期間)、これと並行して出力用画像処理された画像情報はPRINTERへ転送される(125の期間)。PRINTERでは記録紙の搬送タイミングと転送されてくる画像情報の同期を図りながら、画像データに基づいた永久可視画像を用紙上に形成し(126)、機外へ排出する(104)。以上説明した非先読みシーケンスにおいて、そのFCOT時間は、102から104までの時間となる。
次に、本発明のリモートコピーシステムを構成する画像形成装置が実行する先読みシーケンスについて、図1の下段に記載したタイミングチャートを参照しながら説明する。先読みシーケンスでは、USERが原稿を原稿台、あるいはドキュメントフィーダにセットする(109)と、SCANNERは原稿読み込みを行う(132の期間)。ドキュメントフィーダを利用したコピーの場合は、原稿読み込みの前にドキュメントフィーダにセットされた原稿を原稿台まで引き込むという動作も必要となる。原稿読み込みが開始されると、若干の遅延時間を経たほぼ同じタイミングで、入力用の画像処理が開始され、入力用の画像処理が施された画像情報がメモリに記憶され(133の期間)、やがてメモリ格納が完了する(111)。一方USERは原稿をセットした109の時点以降パネルを操作してコピー部数の指定やカラーモードの設定やフィニッシング指定などを行う(131の期間)。全ての設定が完了すると、ユーザはコピースタートを指示するスタートキーを押下する(110)。スタートキーが押下される(110)と、次にMEMORYから画像データが読み出されながら、記録紙への画像形成のための出力用画像処理が施され(134の期間)、これと並行して出力用画像処理された画像情報はPRINTERへ転送される(135の期間)。PRINTERでは記録紙の搬送タイミングと転送されてくる画像情報の同期を図りながら、画像データに基づいた永久可視画像を用紙上に形成し(136)、機外へ排出する(112)。以上説明した先読みシーケンスにおいて、そのFCOT時間は、110から112までの時間となる。
以上説明したように、非先読みシーケンスと先読みシーケンスでは、図1において符号137で示した時間だけFCOT時間が短縮される。
次に本発明を実施する画像形成装置についてより詳細に、図2以降の図面に基づいて説明する。まず図2に一般的なCOPY/PRINT/FAXなどの機能を有するデジタル複合機のブロック図を示す。
原稿読み取り処理を行うスキャナ201と、スキャナから読み取られた画像に画像処理を施しメモリ205に格納するコントローラ202と、スキャナ部により読み取られる画像に対する各種の印刷条件を設定する操作部204と、メモリ205から読み出された画像データを操作部により設定された印刷設定条件に従って記録用紙に可視化された画像形成を行うプリンタ203から構成されている。また、この複合機はネットワーク206を介して、画像データを管理するサーバ207や、この複合機に対してプリントを実行せしめるパソコン208などが接続されている。
次に図2で説明した複合機のより詳細について、図3を用いて説明する。この複合機は、コピー・プリンタ・FAXのそれぞれの機能を有している。図3において、本複合機はスキャナ301とドキュメントフィーダ(DF)302と、カラー4色ドラムを備えるプリント記録用のプリントエンジン313と、給紙デッキ314とフィニッシャ315からなる。
はじめにスキャナ301を中心に行われる読み取り動作について説明する。原稿台に原稿をセットして読み込みを行う場合には、原稿台307に原稿をセットしてDF302を閉じる。すると、開閉センサ330が原稿台が閉じられたことを検知した後、スキャナ301の筐体内にある反射式の原稿サイズ検知センサ331〜335が、セットされた原稿サイズを検知する。このサイズ検知を起点にして光源310で原稿を照射し、反射板311、レンズ312を介してCCD343が画像を読み取り、しかる後デジタル信号に変換され、所望の画像処理を行ってレーザ記録信号に変換される。変換された記録信号は、後述する図4で説明するコントローラ内のメモリに格納される。
DF302に原稿をセットして読み込みを行う場合には、DF302の原稿セット部303のトレイに原稿をフェイスアップで載置する。すると、原稿有無センサ304が、原稿がセットされたことを検知し、これをうけて原稿給紙ローラ305と搬送ベルト306が回転して原稿を搬送し、原稿台307上の所定の位置に原稿がセットされる。これ以降は原稿台での読み込みと同様に画像が読み込まれ、コントローラ内のメモリに格納される。
読み込みが完了すると、再び搬送ベルト306が回転して図の右側に原稿を送り、排紙側の搬送ローラ308を経由して原稿排紙トレイ309へ排紙する。原稿が複数存在する場合は、原稿台から原稿が図の右側に排紙搬送されるのと同時に、給紙ローラ305を経由して左側から次原稿が給送され、次原稿の読み込みが連続的に行なわれる。以上がスキャナの動作である。
続いてプリンタ313を中心に行われる印刷動作について説明する。図4で説明するコントローラ内のメモリに一旦記憶された記録信号(印刷画像データ)は、プリンタ313へと転送され、レーザ記録部でYellow、Magenta、Cyan、Blackの4色の記録レーザ光に変換される。そして、各色の感光体316に照射され、感光体に静電潜像を形成する。そして、トナーカートリッジ317から供給されるトナーによりトナー現像を行い、可視化された画像は中間転写ベルト321に一次転写される。その後中間転写ベルト321は時計回転方向に回転し、用紙カセット318、あるいは給紙デッキ314から給紙搬送路319を通って給送された記録紙が二次転写位置320に来たところで、中間転写ベルト321から記録紙へと画像が転写される。画像が転写された記録紙は、定着器322で、加圧と熱によりトナーが定着され、排紙搬送路を搬送された後、フェイスダウンのセンタートレイ323か、スイッチバックしてフィニッシャへの排紙口324か、あるいはフェイスアップのサイドトレイ325へと排紙される(但しサイドトレイ325はフィニッシャ315が未装着の場合にのみ排紙可能な排紙口である)。フラッパ326および327は、これらの排紙口を切り替えるために搬送路を切り替えるためのものである。両面プリントの場合には、定着器322を通過後に、フラッパ327が搬送路を切り替え、その後用紙がスイッチバックして下方に記録紙が送られ、両面印刷用紙搬送路330を経て再び二次転写位置320に給送され、両面動作を実現する。
続いてフィニッシャ315で行われる動作について説明する。フィニッシャ315では、ユーザに指定された機能に応じ、印刷済み用紙に対して後処理を加える。具体的には、ステイプル(1個所・2箇所綴じ)やパンチ(2穴・3穴)、製本中綴じ等の機能を有する。図3の複合機には排紙トレイ328は2つ有り、フィニッシャ315への排紙口324を通過してきた記録紙は、ユーザの設定によって、例えばコピー・プリンタ・FAXの機能毎に排紙トレイを振り分けられる。プリントエンジン313は、カラー4ドラムのプリンタではあるが、カラー1ドラムのエンジンでも良いし、白黒記録のプリンタエンジンでも良いことは言うまでもない。プリンタとして利用される場合、ドライバにより白黒プリント/カラープリント、用紙サイズ、2UP・4UP印刷・N−UP印刷、両面、ステイプル、パンチ、製本中綴じ、合紙、表紙、裏表紙などの各種設定が可能である。
次に画像印字装置のスキャナ部やプリンタ部、ネットワークインタフェース部の制御を行うコントローラのハード構成の詳細について図4を用いて説明する。
メインコントローラ 401は、主にCPU402と、バスコントローラ403、及び各種I/Fコントローラ回路から構成される。
CPU402とバスコントローラは、機器全体の動作を制御するものであり、CPU402はROM404からROM I/F405を経由して読込んだプログラムに基いて動作する。また、PCから受信したPDL(ページ記述言語)コードデータを解釈し、ラスターイメージデータに展開する動作も、このプログラムに記述されており、ソフトウェアによって処理される。バスコントローラ403は各I/Fから入出力されるデータ転送を制御するものであり、バス競合時の調停やDMAデータ転送の制御を行う。
DRAM406はDRAM I/F407によってメインコントローラ401と接続されており、CPU402が動作するためのワークエリアや、画像データを蓄積するためのエリアとして使用される。
コーデック408は、DRAM406に蓄積されたラスターイメージデータをMH/MR/MMR/JBIG/JPEG等の方式で圧縮し、また逆に圧縮され蓄積されたコードデータをラスターイメージデータに伸長する。SRAM409はコーデック408の一時的なワーク領域として使用される。コーデック408はI/F410を介してメインコントローラ401と接続され、DRAM406との間のデータの転送は、バスコントローラ403によって制御されDMA転送される。
グラフィックプロセッサ424は、DRAM406に蓄積されたラスターイメージデータに対して、画像回転、画像変倍、色空間変換、二値化の処理をそれぞれ行う。SRAM425はグラフィックプロセッサ424の一時的なワーク領域として使用される。グラフィックプロセッサ424はI/Fを介してメインコントローラ401と接続され、DRAM406との間のデータの転送は、バスコントローラ403によって制御されDMA転送される。
ネットワークコントローラ411はI/F413によってメインコントローラ401と接続され、コネクタ412によって外部ネットワークと接続される。ネットワークとしては一般的にイーサネット(登録商標)があげられる。
汎用高速バス415には、拡張ボードを接続するための拡張コネクタ414とI/O制御部416とが接続される。汎用高速バスとしては、一般的にPCIバスがあげられる。I/O制御部416には、スキャナ部201、プリンタ部203の各CPUと制御コマンドを送受信するための調歩同期シリアル通信コントローラ417が2チャンネル装備されており、I/Oバス418によってスキャナI/F回路426,プリンタI/F回路430に接続されている。
パネルI/F421は、LCDコントローラ420に接続され、操作部上の液晶画面に表示を行うためのI/Fと、ハードキーやタッチパネルキーの入力を行うためのキー入力I/Fとから構成される。
操作部150は液晶表示部と液晶表示部上に張り付けられたタッチパネル入力装置と、複数個のハードキーを有する。タッチパネルまたはハードキーにより入力された信号は前述したパネルI/F421を介してCPU402に伝えられ、液晶表示部はパネルI/F421から送られてきた画像データを表示するものである。液晶表示部には、本画像形成装置の操作における機能表示や画像データ等を表示する。本発明に関連する具体的な操作部表示に関しては、図6〜図10を用いて後に詳細を説明する。
リアルタイムクロックモジュール422は、機器内で管理する日付と時刻を更新/保存するためのもので、バックアップ電池423によってバックアップされている。
E−IDEインタフェース439は、外部記憶装置を接続するためのものである。本実施例においては、このI/Fを介してハードディスクドライブ438を接続し、ハードディスク440へ画像データを記憶させたり、ハードディスク440から画像データを読み込む動作を行う。コネクタ427と432は、それぞれスキャナ部とプリンタ部とに接続され、同調歩同期シリアルI/F(428,433)とビデオI/F(429,434)とから構成される。
スキャナI/F426は、コネクタ427を介してスキャナ部と接続され、また、スキャナバス441によってメインコントローラ401と接続されており、スキャナ部から受け取った画像に対して所定の処理を施す機能を有し、さらに、スキャナ部から送られたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号を、スキャナバス429に出力する機能も有する。スキャナバス429からDRAM406へのデータ転送は、バスコントローラ403によって制御される。
プリンタI/F430は、コネクタ432を介してプリンタ部と接続され、また、プリンタバス431によってメインコントローラ401と接続されており、メインコントローラ401から出力された画像データに所定の処理を施して、プリンタ部へ出力する機能を有し、さらに、プリンタ部から送られたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号を、プリンタバス431に出力する機能も有する。
DRAM406上に展開されたラスターイメージデータのプリンタ部への転送は、バスコントローラ403によって制御され、プリンタバス431、ビデオI/F434を経由して、プリンタ部203へDMA転送される。
SRAM436は、バックアップ用電池から供給される電源により、装置全体が電源遮断されても記憶内容を保持できる構成となっているメモリであり、バス435を介してI/O制御部と接続されている。EEPROM437も同様にバス435を介してI/O制御部と接続されているメモリである。コントローラのハード構成の詳細は以上である。
次に各種印刷設定を行う操作部について説明する。図5の501に示すような操作部が図4の421のパネルI/Fの先に接続されている。502はユーザが設定した設定値などを取り消すためのリセットキーである。503動作中のジョブを中止させる時に使用するストップキーである。504は置数などの数値入力を行うためのテンキーである。505はタッチパネル式の操作画面であり、具体的には図6で示すような画面を表示する。各種設定をするためのタッチパネルのボタンが多数存在する。506は原稿の読み込みなどジョブをスタートさせるためのスタートキーである。507は設定などをクリアするためのクリアキーである。以上が操作部の各部の説明である。
505のタッチパネルに表示される内容について図6を用いて説明する。画面上部に表示されているタグ602は各機能を選択する。左から順に、コピー機能、FAX送信やEメール送信、ファイルサーバへの送信などの送信機能、スキャナ部で読み込んだ画像データを機器内のハードディスクに格納したり、格納されたデータの操作やプリントを行うことが出来るボックス機能、ネットワーク経由でPCから操作してスキャン画像をPCに取り込むことが出来るリモートスキャナ機能である。各機能のタグを選択することによりそれぞれの詳細設定が出来る画面に遷移する。図示したものはコピー機能の画面である。色モードを選択するボタン603や、倍率指定ボタン604、用紙選択ボタン605、シフトソートやステイプルソートなどフィニッシング指定を行うソータボタン606、両面指定を行う両面ボタン607、濃度を指定するバー608、原稿タイプを選択するボタン609、その他各種の応用モードを設定する応用モードボタン610などが配置されている。これらの設定ボタンによる設定が完了していなくても、本発明では原稿台307に原稿がセットされたことを検知するか、DFの原稿有無センサ304で原稿ありと検知された場合には、原稿を所定の位置に搬送して画像読み込み動作を開始し、ユーザの印刷条件の設定と並行して読み込み処理を進めるよう制御する。
続いて本発明の画像形成装置の制御過程を、フローチャート図11を参照しつつ説明する。図11のフローチャートは、スキャン側の処理過程を表す左側のフローチャートと、ユーザによる操作部への操作入力及びプリント側の処理過程を表す右側のフローチャートに分けて記述してある。実際の画像形成装置内における制御では、これらはいわゆるマルチタスク技術あるいはマルチプロセス技術によって、異なるタスク(プロセス)として同時並行動作させられる。本実施例においてはマルチタスクシステムにおいて異なるタスクとして実行されているものとし、以下にマルチタスクシステムの動作に関して若干の説明を加える。
マルチタスクシステムでは、システムの起動時にシステムを構成するタスクが起動され、各々のタスクは当該タスクが稼動しなければならない事象(イベント)が発生するまでは待機状態にある。図11のフローチャートにおいて、左側に記載したスキャンタスクの処理においては、ステップS1101で原稿を検知している状態が、イベントの発生を待っている状態である。また、右側に記載したユーザ操作・プリントタスクの処理においては、ステップS1121においてキー入力を検知している状態が、イベントの発生を待っている状態である。
両タスクのフローチャートとも終端子が無いが、これはマルチタスクシステムにおけるタスクは、イベントが発生して稼動を開始し、一連の処理を終えると再び待機状態に戻るためである。図11においては、スキャンタスクはステップS1111あるいはステップS1108の実行後にステップS1101に戻って待機状態に入り、ユーザ操作・プリントタスクはステップS1125の実行後にステップS1121に戻って待機状態に入る。
続いてスキャン側の処理過程を、図11左側のフローチャートを参照しつつ説明する。画像形成装置は、原稿があるかどうかをチェックする(S1101)。原稿が無い場合には原稿有りとなるまで、S1101で待ち続ける。原稿有りを検知すると、原稿が存在するのは圧板(原稿台上)か、DFかを判断する(S1102)。
ステップS1102において原稿があるのはDFと判断すると、原稿を原稿台上へ引き込み(S1103)、続いて原稿を読み込み(S1104)、画像データをメモリへ保存する(S1105)。読み込み画像が完全に保存されると、当該画像データが印刷に供することが可能であることを示す画像データ使用可能フラグをセットする(S1106)。続いて読み込みが終了した原稿を排紙トレイへと搬送する(S1107)。続いて次ページの原稿が存在するかを調べ(S1108)、次ページ原稿が存在する場合には、ステップS1103に行き、読み込むべき原稿がなくなるまで一連の処理を繰り返す。ステップS1108において次ページ原稿が無ければ読み込み処理を終える。
一方ステップS1102において原稿が存在するのは圧板と判断すると、原稿を読み込み(S1109)、画像データをメモリへ保存する(S1110)。読み込み画像が完全に保存されると、当該画像データが印刷に供することが可能であることを示す画像データ使用可能フラグをセットし(S1111)、読み込み処理を終える。
続いてユーザ操作・プリント側の処理過程を、図11右側のフローチャートを参照しつつ説明する。画像形成装置はユーザによる操作部への入力をチェックする(S1121)が、ユーザは原稿台あるいはDFに原稿をセット後、画像形成に関わる何らかの指示を、操作部501のキー(例えば図5における504)、あるいは操作部501に設けられたタッチパネル505上に形成されたソフトキー(例えば図6における604)を操作することで行うので、ステップS1121ではこの操作部への入力をチェックしている。
ステップS1121で操作部への入力を検知すると、入力されたのはスタートキー押下であるかどうかを調べ(S1122)、スタートキーでなければ当該キー入力に応じた所定の処理、例えばコピー部数を指定する置数設定処理、フルカラー/白黒の色モード指定処理、ステイプルの有無や製本設定など画像のレイアウトやフィニッシング指定処理を行う(S1123)。
一方ステップS1122においてスタートキーが押下されたと判断すると、画像データが印刷を実行できる状態であることを示す画像データ使用可能フラグをチェックする(S1124)が、ここでチェックする画像データ使用可能フラグは、図11の左側のフローチャートのステップS1111、あるいはステップS1106にてセットされる物である。図11のステップS1124からステップS1106およびステップS1111に延びている破線矢印は、このフラグをチェックする処理を意味する。
ステップS1124において画像データ使用可能フラグがセットされていなければ、セットされるまで待ち、画像データ使用可能フラグがセットされていることを検知すると、当該画像データをプリントする(S1125)。
ステップS1122、1123で行われるユーザによる操作部への入力処理がごく短時間で完了した場合、ユーザ操作・プリント処理がステップS1124で待つケースが発生しうるが、本発明の画像形成装置は以上説明したように原稿載置を検知して直ちに画像読み込み処理を開始するため、ステップS1106あるいはステップS1111の処理に達し、画像データを生成し、画像データ使用可能フラグをセットするまでに、ごくわずかの時間しか要さない。一方ユーザによる操作部への入力処理は、通常一定の時間を要するため、ユーザ操作・プリント処理がステップS1124において画像データ使用可能フラグがセットされるのを待つケースは、ほとんど発生しないと考えられる。
また、ステップS1124において画像データ使用可能フラグがセットされていたらステップS1125でプリント処理を行うという処理過程はすなわち、一旦画像データ使用可能フラグがセットされたページ画像が生成されれば、その時点以降、スキャナ側のページ画像生成処理はプリント処理よりも高速であることを仮定しているが、この仮定が成り立たないケースでは、ページごとに画像データ使用可能フラグのセット状況を調べる手順を設ければよいことは自明である。
以上のような制御を行うことにより、ユーザが操作パネルへの設定入力を行っている間に、画像読み込み処理を行うことが可能となるので、ユーザがコピー動作開始を指示するスタートキー押下から、出力物が画像形成装置から排出されるまでの時間を大幅に短縮することができ、実使用時の生産性を大幅に改善される。
また、図11の説明から明らかなように、ユーザが原稿を載置に先立って操作部への入力を済ませてスタートキーを押下したとしても、ユーザ操作・プリント側の処理はステップS1124で待つことができるので、例えばステップS1122でスタートキー押下を検知後に該当するスキャン処理が開始していなければ、原稿載置を促す適当なメッセージを、例えばタッチパネル505に表示し、これに従ってユーザによって載置された原稿をスキャン側処理が、ステップS1101から順に処理することで、何ら問題なく画像形成処理が行える。
実施例1においては、本発明のリモートコピーシステムを構成する画像形成装置が実行する先読みシーケンスをもって動作する画像形成装置の制御方法を説明したが、画像形成装置を利用するユーザによっては原稿をセットして操作部への諸入力を行い、スタートキーを押下して画像形成処理を行わせたいというケースが考え得る。このような様々なニーズに対応するため、本実施例においては、先読みシーケンスと、原稿をセットして操作部への諸入力を行い、スタートキーを押下して画像形成処理を行わせる非先読みシーケンスを選択的に実行する画像形成装置の制御方法について説明する。
本実施例で説明する画像形成装置の制御方法に供するブロック構成、機構構成、ハード構成、操作部の構成は、すでに説明した図2、図3、図4、図5に記載した物と同様なので、説明を省略し、本実施例にて説明する画像形成装置の制御方法に特長的な画像形成処理過程について、フローチャート図12を参照しつつ、以下に説明する。
まず先読みモードかどうかをチェックし(S1201)、先読みモードであればステップS1202を実行するが、この処理は実施例1において図11を参照しつつ説明した処理に他ならない。また、ステップS1201の処理、すなわち画像形成装置が先読みモードで動作する状態にあるか、非先読みモードで動作する状態にあるかの設定、変更についは後述する。
一方ステップS1201において非先読みモードと判断すると、画像形成装置はユーザによる操作部への入力をチェックする(S1211)が、これはユーザによる、画像形成に関わる何らかの指示を、操作部501のキー(例えば図5における504)、あるいは操作部501に設けられたタッチパネル505上に形成されたソフトキー(例えば図6における604)の操作をチェックしている。
ステップS1211で操作部への入力を検知すると、入力されたのはスタートキー押下であるかどうかを調べ(S1212)、スタートキーでなければ当該キー入力に応じた所定の処理、例えばコピー部数を指定する置数設定処理、フルカラー/白黒の色モード指定処理、ステイプルの有無や製本設定など画像のレイアウトやフィニッシング指定処理を行う(S1213)。
一方ステップS1212においてスタートキーが押下されたと判断すると、スキャン処理を開始させる(S1214)が、この処理はアイドル状態にあって、スキャン処理実行指示イベントを待っているスキャンタスクに対し、スキャン処理実行指示イベントを与えることであって、図12のステップS1214からステップS1231に延びている破線矢印が、このイベント付与を表している。なお、スキャンタスクの処理については後述する。
続いて画像形成装置は、スキャンタスクによって読み込まれた画像データが印刷を実行できる状態であることを示す画像データ使用可能フラグをチェックする(S1215)が、ここでチェックする画像データ使用可能フラグは、後述するスキャンタスクのフローチャート部分のステップS1236、あるいはステップS1241にてセットされる物である。図12のステップS1215からステップS1236およびステップS1241に延びている破線矢印は、このフラグをチェックする処理を意味する。
ステップS1215において画像データ使用可能フラグがセットされていなければ、セットされるまで待ち、やがて画像データ使用可能フラグがセットされていることを検知すると、当該画像データをプリントし(S1216)、本実施例の画像形成装置における一連の処理が終了する。
一般に非先読みシーケンスに従う画像形成装置では、ステップS1214の処理、すなわちスキャン処理の開始指示から、画像の読み込み処理等を経て画像データが使用可能となってフラグがセットされるまでに一定の時間がかかるので、多くの場合ステップS1215で待ちが発生していると考えることは妥当である。
また、ステップS1215において画像データ使用可能フラグがセットされていたらステップS1216でプリント処理を行うという処理過程はすなわち、一旦画像データ使用可能フラグがセットされたページ画像が生成されれば、その時点以降、スキャナ側のページ画像生成処理はプリント処理よりも高速であることを仮定しているが、この仮定が成り立たないケースでは、ページごとに画像データ使用可能フラグのセット状況を調べる手順を設ければよいことは自明である。
続いてスキャンタスクの処理を説明する。スキャンタスクの処理は、図12のステップS1231以降の処理ステップである。
スキャンタスクはスキャン開始指示イベントがもたらされるまではアイドル状態にあり(S1231)、同イベントがもたらされるまで、S1231で待ち続ける。原稿有りを検知すると、原稿が存在するのは圧板(原稿台上)か、DFかを判断する(S1232)。
ステップS1232において原稿があるのはDFと判断すると、原稿を原稿台上へ引き込み(S1233)、続いて原稿を読み込み(S1234)、画像データをメモリへ保存する(S1235)。読み込み画像が完全に保存されると、当該画像データが印刷に供することが可能であることを示す画像データ使用可能フラグをセットする(S1236)。続いて読み込みが終了した原稿を排紙トレイへと搬送する(S1237)。続いて次ページの原稿が存在するかを調べ(S1238)、次ページ原稿が存在する場合には、ステップS1233に行き、読み込むべき原稿がなくなるまで一連の処理を繰り返す。ステップS1238において次ページ原稿が無ければ、読み込み処理を終えてステップS1231に戻り、アイドル状態に入る。
一方ステップS1232において原稿が存在するのは圧板と判断すると、原稿を読み込み(S1239)、画像データをメモリへ保存する(S1240)。読み込み画像が完全に保存されると、当該画像データが印刷に供することが可能であることを示す画像データ使用可能フラグをセットし(S1241)、読み込み処理を終える。
以上説明したように画像形成システムを制御することで、動作モードとして先読みモードと非先読みモードを選択的に実行する画像形成装置を提供することが可能になり、様々なユーザのニーズに対応することが可能になる。
実施例2においては、先読みシーケンスと非先読みシーケンスを選択的に実行する画像形成装置の制御方法の実施の形態について説明したが、本実施例においては、実施例2の説明において参照した、実施例2の画像形成装置の動作を説明するフローチャートである図12のステップS1201において、当該画像形成装置が先読みモードで動作するのか、非先読みモードで動作するのかを示す情報を選択可能とする、画像形成装置の制御方法について説明する。
本実施例で説明する画像形成装置の制御方法に供するブロック構成、機構構成、ハード構成、操作部の構成は、すでに説明した図2、図3、図4、図5に記載した物と同様なので、説明を省略し、本実施例にて説明する画像形成装置の制御方法に特長的な画像形成装置の制御過程について、図6、図7、図8、図9、図10、及びフローチャート図13を参照しつつ、以下に説明する。
画像形成装置を先読みモードで動作させるか、非先読みモードで動作させるかを設定するには、様々な方法をとり得るが、本実施例においては画像形成装置に設けられているユーザ設定モードに移行して、キー操作によって設定/変更する方法を説明する。ユーザ設定モードとは、画像形成装置において通常行うコピー処理、ファクシミリ送信処理、ネットワーク等を介した印刷処理以外の設定事項の入力処理、例えば画像形成装置の電力を下げる、省電力モードへの移行時間を設定するためのタイマ設定や、操作パネルの音を出す/出さないを指定するOFF/ONの設定などを行うために設けられているものである。
画像形成装置の操作部を操作してユーザ設定モードに入ると、例えば図7に示すような画面が現れる。図7のような各種設定の中に、原稿読み込み自動スタートの設定701が存在する。図7は予め原稿読み込み自動スタートを行うように選択されている画面で、符号703で指示する部分に「ON」とあるのはこのためである。
原稿読み込み自動スタートに関わる詳細の指定を行うために、ボタン702を押下すると図8のような画面へと遷移する。ここでは全ての動作を先読みモード=ONにする801か、全ての動作を先読み=OFFにする802か、モードによって自動で切り替える先読みモード=AUTOにする803かを選択する。803のAUTOが選択された場合の動作は、実施例5で説明する。
操作部画面を用いて説明してきた内容を、図13のフローチャートを用いて説明する。画像形成装置の利用者は、まず画像形成装置の操作部を操作し、ユーザ設定モード設定画面を呼び出す(S1301)。続いて原稿読み込み自動スタートボタン702を選択する(S1302)。本実施例においては、この操作に対して図8の画面が表示される。ユーザは先読みを有効にするかどうかを判断し(S1303)、有効にしたい場合は、先読みモードを機能させるべく、ONボタン802を押下する(S1304)。一方ステップS1303において先読みモードを無効化したい場合は、非先読みモードを機能させるべく、OFFボタン801を押下する(S1305)。
以上でユーザによる先読みモードの有効化・無効化処理の手順は終了で、この設定後は、前述した図12のフローチャートに従って動作すればよい。
以上説明したように、本発明の先読みシーケンスと、従来の非先読みシーケンスを選択的に動作可能な構成にすることにより、ユーザのニーズに応じて様々な設定で動作させることが出来る。
先読みシーケンスと非先読みシーケンスを選択的に動作可能な構成とする画像形成装置の制御方法を、実施例2及び実施例3で説明した。実施例4では、先読みシーケンスを選択しようとした場合には、設定変更を行う利用者に対して認証データの入力を要求し、認証できた場合に限り先読みシーケンスによる動作を可能とする画像形成装置の制御方法について説明する。
本実施例で説明する画像形成装置の制御方法に供するブロック構成、機構構成、ハード構成、操作部の構成は、すでに説明した図2、図3、図4、図5に記載した物と同様なので、説明を省略し、本実施例にて説明する画像形成装置の制御方法に特長的な画像形成装置の制御過程について、図6、図7、図8、図9、及びフローチャート図14を参照しつつ、以下に説明する。
画像形成装置を先読みシーケンスにより動作させようとする場合に、当該設定を行うユーザに対して認証データの入力を要求する方法としては色々な方法が選択可能であるが、ここでは先読みシーケンスを選択しようとする時にパスワード入力を要求し、権限のある特定のユーザのみに先読みシーケンスを選択できるように、画像形成装置を制御する方法について説明する。
画像形成装置の操作部を操作してユーザ設定モードに入ると、例えば図7に示すような画面が現れる。図7のような各種設定の中に、原稿読み込み自動スタートの設定701が存在する。図7は予め原稿読み込み自動スタートを行うように選択されている画面で、符号703で指示する部分に「ON」とあるのはこのためである。
原稿読み込み自動スタートに関わる詳細の指定を行うために、ボタン702を押下すると図8のような画面へと遷移する。ここでは全ての動作を先読みモード=ONにする801か、全ての動作を先読み=OFFにする802か、モードによって自動で切り替える先読みモード=AUTOにする803かを選択する。
図8の原稿読み込み自動スタートの設定で、802のON選択あるいは、803のAUTO選択を行った場合に、図9に示すパスワード入力画面に遷移し、パスワード認証をパスした場合のみ先読みモードをONに出来るように制御する。図9の901に部門IDを入力し、それに対応する暗証番号を902に入力する。
これらの処理手順を、フローチャート図14を参照しつつ説明する。画像形成装置の利用者は、まず画像形成装置の操作部を操作し、図7のユーザ設定モード設定画面を呼び出す(S1401)。続いて利用者は原稿読み込み自動スタートの設定状況を変更すべく、ボタン702を選択する(S1402)。これをうけて画像形成装置は利用者の認証情報を得るべく、図9のパスワード入力画面を表示し(S1403)、利用者のパスワード入力を待つ(S1404)。利用者がパスワードを入力するとこのパスワードが予め登録されたパスワードと合致するかを評価し(S1405)、合致しなければ図示しない画面にてパスワードが正しくないことを利用者に対して報知し(S1406)、続いてパスワードの再入力を得るべく、ステップS1404へ行く。一方ステップS1405においてパスワードが正しければ、図8の原稿先読み自動スタートに対する設定値の選択画面を利用者に対して表示する(S1407)。利用者は先読みを有効にするかどうかを判断し(S1408)、有効にしたい場合は、先読みモードを機能させるべく、ボタン802を押下する(S1409)。一方ステップS1408において先読みモードを無効化したい場合は、非先読みモードを機能させるべく、ボタン801を押下する(S1410)。
以上で、原稿先読み自動スタートに対する設定変更を行う利用者に対して認証データの入力を要求し、認証できた場合に限り先読みシーケンスによる動作を可能とする画像形成装置の制御手順は終了で、この設定後は、前述した図12のフローチャートに従って動作すればよい。
実施例5では、DFを利用したコピーの場合には先読みシーケンスに従って動作し、原稿台を利用したコピーの場合には非先読みシーケンスに、それぞれ自動で動作するように動作することを可能とする、画像形成装置の制御方法について説明する。
本実施例で説明する画像形成装置の制御方法に供するブロック構成、機構構成、ハード構成、操作部の構成は、すでに説明した図2、図3、図4、図5に記載した物と同様なので、説明を省略し、本実施例にて説明する画像形成装置の制御方法に特長的な画像形成装置の制御過程について、図6、図7、図8、図9、図10、及びフローチャート図15を参照しつつ、以下に説明する。
画像形成装置をDFを利用したコピーの場合には先読みシーケンスにしたがって動作し、原稿台を利用したコピーの場合には非先読みシーケンスに従って、自動的に動作するよう制御するには、まず画像形成装置に対して、当該動作を行うようあらかじめ設定しておく必要があるが、その設定の制御過程を、図15のフローチャートを参照しつつ説明する。
画像形成装置の操作部を操作してユーザ設定モードに入ると、例えば図7に示すような画面が現れる。図7のような各種設定の中に、原稿読み込み自動スタートの設定701が存在する。図7は予め原稿読み込み自動スタートを行うように選択されている画面で、符号703で指示する部分に「ON」とあるのはこのためである。
原稿読み込み自動スタートに関わる詳細の指定を行うために、ボタン702を押下すると図8のような画面へと遷移する。ここでは全ての動作を先読みモード=ONにする801か、全ての動作を先読み=OFFにする802か、モードによって自動で切り替える先読みモード=AUTOにする803かを選択する。803のAUTOが選択された場合には、更に詳細の条件設定画面である図10へ遷移する。図10は、製本モード、表紙/合紙、DFコピーのいずれかが指定されている時は、先読みシーケンスにて動作し、それ以外の時は、非先読みシーケンスにて動作するように選択された状態を表している。
操作部画面を用いて説明してきた内容を、図15のフローチャートを用いて説明する。画像形成装置の利用者は、まず画像形成装置の操作部を操作し、ユーザ設定モード設定画面を呼び出す(S1501)。続いて原稿読み込み自動スタートボタン702を選択する(S1502)。本実施例においては、この操作に対して図8の画面が表示される。ユーザは先読みシーケンスによる動作を有効にするかどうかを判断し(S1503)、常に有効にしたい場合は、先読みシーケンスを機能させるべく、ONボタン802を押下する(S1504)。
一方ステップS1503において常に先読みシーケンスによる動作を無効化したい場合は、常に非先読みモードを機能させるべく、OFFボタン801を押下する(S1505)。
また、ステップS1503において先読みモードで動作するケースと非先読みモードで動作するケースを選択的に自動切り替えしたい場合は、AUTOボタン803を押下する(S1506)。
ステップS1503において自動切り替えが選択され、ステップS1506において先読みシーケンスが自動選択されるよう指定されると、画像形成装置は続いて、先読みシーケンスにて動作する条件を利用者に選択せしめる(S1507)が、本実施例においてこの処理は次のように行われるものとする。すなわち、画像形成装置は操作部に図10に示した画面を表示し、利用者がボタンを押下して指定した項目に対しては先読みシーケンスにて動作し、指定しなかった項目に対しては非先読みシーケンスで動作する。図10では製本モード、表紙/合紙、DFコピーのいずれかが指定されている時は、先読みモード=ONに、それ以外の時は、先読みシーケンスにて動作し、それ以外の時は、非先読みシーケンスにて動作するように選択された状態を表している。
続いてこのように設定された本実施例の画像形成装置が、DFを利用したコピーの場合には先読みシーケンスに従って動作し、原稿台を利用したコピーの場合には非先読みシーケンスに、それぞれ自動で動作するように動作する処理過程について、図16のフローチャートを参照しつつ説明する。
画像形成装置はDFまたは原稿台に原稿が載置されるまで待機状態にあるとする。この状態で原稿載置を検出すると(S1601)、画像形成装置は原稿が載置された場所がDFなのか原稿台なのかを調べ(S1602)、原稿がDFに載置されたことを検出すると、DF利用コピー時に先読みシーケンスを利用するよう指定されているかどうかを調べる(S1603)。これには図15のフローチャートのステップS1507において、図10の画面を用いて指定した情報を参照すればよく、詳細な説明を割愛する。
ステップS1603においてDF利用コピー時に先読みシーケンスを利用すると指定されていたら、先読みシーケンスにてコピーを行う(S1604)。先読みシーケンスによるコピー処理の手順については、図11のフローチャートを参照しつつすでに説明したためここでは説明を省略する。
一方ステップS1603においてDF利用コピー時に非先読みシーケンスを利用すると指定されていたら、非先読みシーケンスにてコピーを行う(S1605)。非先読みシーケンスによるコピー処理の手順については、図12のフローチャートのステップSステップS1201、およびステップS1202を除外した各ステップからなる処理であって、すでに図12のフローチャートを参照しつつ説明したためここでは詳細な説明を割愛する。
一方、ステップS1602において、原稿が載置されたのはDFではなく原稿台と判断すると、原稿台利用コピー時に先読みシーケンスを利用するよう指定されているかどうかを調べる(S1606)。これには前記ステップS1603の処理に倣えばよい。
この判断結果に従って、原稿台利用コピー時に先読みシーケンスを利用する場合はステップS1604へ行き、非先読みシーケンスを利用する場合はステップS1605へ行く。
以上のように画像形成装置を制御することで、DFを利用したコピーの場合には先読みシーケンスに従って動作し、原稿台を利用したコピーの場合には非先読みシーケンスに、それぞれ自動で動作するように制御することが可能となる。
以上、実施例1から5で、画像形成システムの制御方法について説明してきたが、これらの制御方法をもって稼動する画像形成システム、画像形成装置についてもまた、本発明で示した範疇であることは言うまでもない。
また、以上説明した実施例においては、画像形成システムに対するすべての設定値が確定する前に原稿の読み取りを開始する原稿先読みシーケンスにて稼動する画像形成システムの制御方法を説明してきたが、スキャナ部により読み取られる原稿の為の印刷条件の設定が前記操作部にて操作者により完了した後に、前記スキャナ部による原稿の読取処理を開始させ、該読み取った原稿の画像データを記憶手段に記憶させ、該読み取った原稿の画像データを、前記記憶手段を介して前記プリンタユニットにより印刷させる、非原稿先読みシーケンスにて動作する画像形成システムに、読み取りを開始させる指示を入力するための特別なキーを設けることで、原稿先読みシーケンスに類する動作をさせることもまた、本発明の範疇である。
本実施例において、本発明に特長的な、ユーザによる印刷装置の選択操作を簡略化し、更に選択した印刷装置の印刷処理を中断させること無く完了させることが可能なリモートコピーシステムの実施の形態を説明する。
図17は本実施例のリモートコピーシステムの概略構成図である。
図17において、2002、2003はSFPである。SFP2002と2003はリモートコピーシステムのユーザがPC2011を操作して生成する印刷データを受信して、印刷用紙上に永久可視画像化する。
また、SFP2002と2003は、後述する複合機2001や2004がネットワーク2010を介して送信する読み取り画像データを受信して、印刷用紙上に永久可視画像化する機能も備える。SFP2002と2003はレーザービームプリンタであっても良いし、インクジェットプリンタや、その他の印刷プロセスによるものであっても良い。また、カラープリンタでもモノクロプリンタでも良い。また、印刷機能を備えた複合機であっても良い。図17には2台のSFPを記載しているが、1台、あるいは3台以上であっても本発明は有効である。
2001、2004は複合機(以下MFPと称する)である。本実施例においてMFPは、少なくとも読み取った画像をネットワーク2010を介してSFP2002や2003、他のMFPへ送信し、当該SFPで印刷させるリモートコピー機能を実現しうるものであって、さらに実施例1から実施例5で説明した先読みシーケンスによる動作が可能なものである。図17には2台のMFP2001と2004を記載しているが、1台、あるいは3台以上のMFPが接続されるリモートコピーシステムであっても、本発明は有効である。
次に、フローチャート図18、図19、図20と、フローチャートにより説明する処理においてアクセスするワークメモリ内の変数の概念図20と、図22と図23の操作画面505の表示例を用いて、原稿の先読み処理を行い、ユーザの印刷装置の選択操作を支援するMFPの動作を説明する。
図18は、原稿をスキャンして画像データを生成しつつ、後述する原稿属性を更新して印刷装置の候補リストを更新するスキャン処理用タスクの処理過程を説明するフローチャートである。
スキャン処理用タスクが起動すると、まず、スキャン処理実行指示イベントを待つ待機状態(S2101)になる。本実施例では、スキャン処理実行指示イベントは原稿検知センサを監視するタスクから発行されるものとする。スキャンの開始をユーザに操作部から明示的に指示させる場合は、後述するユーザ操作・画像データ送信用タスクから発行されるようにすれば良い。
原稿が検知され、スキャン処理実行イベントを受信すると、原稿のスキャン処理を実行する(S2102)。この処理は、図11左側のフローチャートにおけるS1102以降の処理、または、図12左側のフローチャートにおけるS1232以降の処理に相当し、原稿の置かれた位置が圧板なら、原稿を読込んでメモリへ画像データの保存し、DFなら、原稿を原稿台上へ引き込み、原稿を読み込んでメモリへ画像データを保存し、原稿をDFの排紙トレイへ排紙する処理を含む。
画像データの保存、原稿の処理が完了したら、原稿をスキャンすることで判明した原稿の属性を図21の原稿属性2400に反映させる(S2103)。
図21において、原稿属性2400は、原稿の総ページ数2401、原稿のサイズ毎のページ数2402、原稿に含まれるカラー原稿のページ数2403、原稿に含まれる白黒原稿のページ数2404、原稿に含まれる両面原稿の枚数2405、原稿のスキャン中はFALSEで、全原稿をスキャンし終えた時にTRUEになる読み込み完了フラグを含む。各属性はシステム起動時と新たなリモートコピージョブ開始の前に適切に初期化される。
原稿属性2400を更新した後、リモートコピーの印刷処理を実行させる印刷装置の候補リストを更新する(S2104)。更新処理の詳細は、フローチャート図19を用いて後に説明する。印刷装置の候補リストは、後述するユーザ操作・画像データ送信用タスクが、ユーザの操作に応じて、ユーザに印刷装置を選択させるときに表示するために使用される。
印刷装置の候補リストを更新した後、続けて読み取る原稿の有無を調べ(S2105)、有る場合はスキャン処理(S2102)へ戻り、無い場合は読み込み完了フラグをTRUEに設定し(S2106)、スキャン処理実行指示イベントを待つ待機状態(S2101)へ戻る。
図20は、操作部501からのユーザのキー入力を処理し、画像データをユーザに指定された印刷装置へネットワークを介して送信する、ユーザ操作・画像データ送信用タスクの処理過程を説明するフローチャートである。
ユーザ操作・画像データ送信用タスクが起動すると、まず、操作部501からの入力待ち状態(S2301)になる。
ユーザの操作により入力があり、入力がスタートキー506である場合(S2302)、リモートコピーの印刷装置がユーザによって指定済みであるか否かを図21の指定印刷装置2421の値から判断する(S2303)。指定印刷装置2421の値が、0.0.0.0である場合は未指定と判断し、入力待ち状態(S2301)に戻る。指定印刷装置2421の値が、0.0.0.0以外の値である場合は指定済みと判断し、続いて読込み済みの画像データの有無を原稿ページ数2401から判断する(S2304)。ユーザのスタートキー506の入力が非常に速く、画像データのメモリへの保存が完了していない場合には原稿ページ数2401が初期値の0のままなのでこの状態で待つことになる。原稿ページ数2401の値が1以上になると指定印刷装置2421に設定されているIPアドレスの印刷装置へ画像データを送信して印刷処理を行わせる(S2305)。この処理は、原稿ページ数2401が送信済みページ数を超えた時に未送信の画像を送信し、原稿ページ数2401と送信済みページ数が同じ値で、かつ、読み込み完了フラグ2406がTRUEになった時に完了する。画像データの送信処理が完了したら入力待ち状態(S2301)へ戻る。
入力待ち状態(S2301)にてユーザからの入力が図22のプリンタ選択キー2501である場合(S2306)、ユーザにリモートコピーの印刷装置を選択させる(S2307)。この処理では、前述のS2104や後述のS2309で作成される印刷装置の候補リストを図23のリストウインド2601に表示してユーザに選択させ、選択された印刷装置のIPアドレスを指定印刷装置2421に設定する。
入力待ち状態(S2301)にてユーザからの入力が印刷条件に関するものである場合(S2308)、図21の印刷条件2410にユーザが入力した印刷条件を設定する(S2309)。
印刷条件2410は、印刷部数2411、両面印刷を行う場合にTRUEになる両面印刷フラグ2412、縮小レイアウト印刷を行う場合に印刷用紙の1ページに何ページの原稿をレイアウトするのかを示すNUP値2413、変倍率2414、ステイプル処理を行う場合にTRUEになるステープルフラグ2415を含む。各属性はシステム起動時と、ユーザのリセット指示を受けた時に必要に応じて適切に初期化される。
印刷条件2410を設定した後、リモートコピーの印刷処理を実行させる印刷装置の候補リストを更新する(S2310)。更新処理の詳細は、フローチャート図19を用いて後に説明する。印刷装置の候補リストは、前述のように、ユーザに印刷装置を選択させるときに表示するために使用される。
図19は、上述の印刷装置の候補リスト更新処理(S2104とS2310)の詳細を説明するフローチャートである。まず、原稿属性2400と印刷条件2410から印刷処理の内容を決定する(S2201)。印刷処理の内容は、印刷に必要な以下の消耗品の数量と印刷装置の能力から成る。
○印刷用紙サイズ毎の枚数
・サイズ毎のページ数2402、印刷部数2411、両面印刷フラグ2412、NUP値2413、変倍率2414から決定される。
○ステープラの針
・部数2411、ステープルフラグ2415から決定される。
○トナー
・カラー原稿ページ数2403からカラートナーが必要か否かが決定される。
○カラー印刷能力
・カラー原稿ページ数2403から決定される。
○両面印刷能力
・両面印刷フラグ2412から決定される。
印刷処理の内容が決定したら、ネットワークを介して接続可能な印刷装置全てに関して、消耗品の残量と印刷能力を、決定した印刷処理内容に照らし合わせて印刷処理が実行可能か判断し、実行可能な印刷装置を印刷装置候補リストに登録する(S2202)。
印刷装置候補リストが更新された時点で、既にユーザ操作によって指定印刷装置2421に0.0.0.0以外の値が設定されていて(S2203の判断)、その印刷装置が更新された印刷装置候補リストに含まれていないなら(S2204の判断)、操作部の表示画面505に警告メッセージを表示する(S2205)。警告メッセージは、どの表示状態でも表示領域が確保されている図22のステータスライン2502に、「指定された装置での印刷が中断される可能性があります。」などの文字列で表示する。
本実施例では、ユーザが望む時間内に印刷処理を完了させることが可能な印刷装置のみを所要時間の短い順番に選択肢としてユーザに明示することが可能であり、更に、先読み処理によって判定したカラー原稿のページ数がユーザの設定したカラー原稿の上限ページ数以下の場合にモノクロ印刷専用の印刷装置を選択肢としてユーザに示すことが可能なリモートコピーシステムの実施の形態を説明する。
図23の印刷所要時間入力エリア2602にユーザが操作部のテンキー504を用いて数値を入力した場合、図21に示す印刷所要時間2422にその入力値が設定され、後述の処理にて、ユーザが望む印刷所要時間(分単位)として扱われる。
また、図23のカラー原稿上限ページ数入力エリア2603にユーザが数値を入力した場合には、図21に示すカラー原稿の上限ページ数2423にその入力値が設定され、後述の処理にて、モノクロ印刷専用の印刷装置を候補とするか否かの判断に用いるパラメータとして扱われる。
この2種類の入力は、印刷条件に関する入力として扱われ、図20にて説明したS2308〜S2310処理を引き起こす。
図24は、上述の印刷装置の候補リスト更新処理(S2104とS2310)の詳細を説明するフローチャートである。基本的な処理は図19により説明した内容と同じであるため、異なる部分にのみ、図に新たな符号を付して説明する。
まず、印刷処理の内容の決定する処理(S2701)が異なり、本実施例では、以下のように決定する。
○印刷用紙サイズ毎の枚数(S2201と同じ)
・サイズ毎のページ数2402、印刷部数2411、両面印刷フラグ2412、NUP値2413、変倍率2414から決定される。
○ステープラの針(S2201と同じ)
・部数2411、ステープルフラグ2415から決定される。
○トナー(S2201と異なる)
・カラー原稿ページ数2403がカラー原稿上限ページ数2423以下ならカラートナーは不要と決定。
○カラー印刷能力(S2201と異なる)
・カラー原稿ページ数2403がカラー原稿上限ページ数2423以下ならカラー印刷能力は不要と決定。
○両面印刷能力(S2201と同じ)
・両面印刷フラグ2412から決定される。
印刷処理内容決定後の印刷装置候補リスト作成処理はS2202と同じである。
印刷装置候補リストが作成され、印刷所要時間2422が初期値の0以外に設定されている場合(S2702の判断)、印刷装置候補リストに登録されている全ての印刷装置に関して、その印刷速度と原稿ページ数2401から印刷所要時間2422に設定されている分数以内に印刷処理を完了できるか判断し、不可能と判断される印刷装置をリストから削除する。削除処理終了後、印刷所要時間で印刷装置候補リストを昇順にソートする(S2703)。その結果、図20で説明したS2307における処理で、ソート結果通りの順番でリストが表示される。
その他の処理は、図19に処理と同じである。
先読みシーケンスタイミングチャート 画像形成装置の概略ブロック図 画像形成装置断面図 コントローラハード構成図 操作パネルハード構成図 操作パネル表示(基本画面)を示す図 ユーザ設定モード画面を示す図 ユーザ設定モード画面(原稿読み込み自動スタート指定)を示す図 IDおよびパスワード入力画面を示す図 自動スタート条件設定画面を示す図 原稿先読みシーケンスに基づき動作する画像形成システムの処理を説明するフローチャート 選択的に原稿先読みシーケンスまたは非原稿先読みシーケンスに基づきを動作する画像形成システムの処理を説明するフローチャート ユーザモードにおいて先読みシーケンスを選択する処理過程を説明するフローチャート ユーザモードにおいて認証情報を入力させつつ先読みシーケンスを選択する処理過程を説明するフローチャート 原稿先読みシーケンスまたは非原稿先読みシーケンスを自動選択するための設定処理過程を説明するフローチャート 原稿先読みシーケンスまたは非原稿先読みシーケンスを自動選択しつつ動作する画像形成システムの処理過程を説明するフローチャート 実施例6、実施例7のリモートコピーシステムの構成図 実施例6のリモートコピーシステムを構成するMFPのスキャン用タスクの処理過程を説明するフローチャート 実施例6のリモートコピーシステムを構成するMFPの印刷装置候補リストの更新処理を説明するフローチャート 実施例6、実施例7のリモートコピーシステムを構成するMFPのユーザ操作・画像データ送信用タスクの処理過程を説明するフローチャート 実施例6、実施例7におけるキャン用タスク、ユーザ操作・画像データ送信用タスク、印刷装置候補リストの更新処理により使われるワークメモリ上の変数を説明する概念図 実施例6、実施例7のリモートコピーシステムを構成するMFPの操作画面505の表示例を示す図 実施例6、実施例7のリモートコピーシステムを構成するMFPの操作画面505の表示例を示す図 実施例7のリモートコピーシステムを構成するMFPのスキャン用タスクの処理過程を説明するフローチャート
符号の説明
201 スキャナ
202 コントローラ
203 プリンタ
204 操作部
205 メモリ
206 ネットワーク
207 サーバ
208 パソコン
2001、2004 複合機
2002、2003 SFP
2010 ネットワーク
2011 PC

Claims (6)

  1. 複数の画像形成装置から成るリモートコピーシステムにおいて、
    少なくとも1台の画像形成装置は、
    原稿の読取処理を行うスキャナ部と、前記スキャナ部により読み取られる原稿に対する各種の印刷条件を設定可能にする操作部と、前記スキャナ部により読み取られた原稿の画像データを前記操作部にて設定された印刷条件に従って印刷処理を行うプリンタ部と、前記スキャナ部により読み取られた原稿の画像データを記憶する記憶手段とを備え、
    前記スキャナ部により読み取られる原稿の為の印刷条件の設定が前記操作部にて操作者により完了する前に前記スキャナ部による原稿の読取処理を開始させる原稿先読み動作を前記スキャナ部に実行させ、該先読み動作により読み取った原稿の画像データを前記記憶手段に記憶させ、前記印刷条件の設定が前記操作部にて操作者により完了した後に、該先読み動作により読み取った原稿の画像データを、前記記憶手段を介して前記プリンタユニットにより印刷させることが可能であり、
    更に、前記印刷条件の設定が前記操作部にて操作者により完了した後に、該先読み動作により読み取った原稿の画像データを、前記記憶手段を介して他の画像形成装置に送信して印刷させることが可能であり、
    他の画像形成装置の印刷能力を判定する判定手段と、
    先読み動作により得られた原稿の属性によって決定される印刷処理内容が、前記判定手段により実行可能であると判定された画像形成装置を、画像データを送信して印刷させる画像形成装置の候補とする候補作成手段と、
    前記候補作成手段が作成した画像形成装置の候補を前記操作部に表示し、操作者に画像形成装置を選択せしめ、選択させた画像形成装置を印刷条件の設定が完了した後に画像データを送信して印刷させる画像形成装置とする指示手段と、
    を備えることを特徴とするリモートコピーシステム。
  2. 前記候補作成手段は、先読み動作により得られる原稿の属性、または、操作部により操作者が設定する印刷条件が変化した後に、原稿の属性と印刷条件によって新たに決定される印刷処理内容が、前記判定手段により実行可能であると判定された画像形成装置を、画像データを送信して印刷させる画像形成装置の候補とすることを特徴とする請求項1記載のリモートコピーシステム。
  3. 前記指示手段により指示された画像形成装置が、前記候補作成手段が画像形成装置の候補を作成した後に、その画像形成装置の候補に含まれていない場合、前記操作部に警告メッセージを表示する警告手段を有することを特徴とする請求項2記載のリモートコピーシステム。
  4. 前記判定手段は、所定時間内に印刷を完了できる画像形成装置を、印刷処理内容を処理可能であると判定することを特徴とする請求項1記載のリモートコピーシステム。
  5. 前記指示手段は、前記候補作成手段が作成した画像形成装置の候補を前記操作部に表示する際、印刷所要時間が短い順番に画像形成装置を表示することを特徴とする請求項4記載のリモートコピーシステム。
  6. 前記判定手段は、低コストモードにおいて、カラー原稿のページ数が所定数以下の場合に、カラー印刷能力を持たない画像形成装置を、印刷処理内容を処理可能であると判定することを特徴とする請求項1記載のリモートコピーシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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