JP3841632B2 - 加熱気化式加湿機およびその故障検知方法 - Google Patents

加熱気化式加湿機およびその故障検知方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、加熱気化式加湿機およびその故障検知方法に関し、特に、循環ポンプの故障検知に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
加熱気化式加湿機は、気化エレメントへ温水を給水し、その気化エレメントへ向け送風を行うことにより気化加湿を行っていた。
したがって、気化エレメントへ温水を給水しなければ加湿は行えず、加湿を行うには確実に気化エレメントへ温水が供給されている必要があった。
このため、気化エレメントへ温水が給水されているかを確認するのに、次に示すような方策を行っていた。
【0003】
従来の加熱気化式加湿機において、気化エレメントへの給水に循環ポンプを使用する方式のものには、通常は流量計が取付けられており、この流量計により循環ポンプの故障を検知していた。
【0004】
図4は、従来の加熱気化式加湿機の循環ポンプ故障検知方法を実施する制御装置の構成図である。
図中、1はマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)であって、メモリ2,CPU3,入力回路4および出力回路5を有しており、前記メモリ2に記憶されたプログラムにより加湿機の制御を行う。
【0005】
7は水槽であり、常時一定量の水を収容する。6は水槽7内の水を加熱し、温水とする為のヒーターである。8は気化エレメントであり、温水を給水することにより加湿を行う。9は循環ポンプであり、水槽7内の温水を気化エレメント8へ供給し、循環させる。12は循環ポンプ9から気化エレメント8へ供給される温水の流量を測定する流量計である。10は送風ファンであり、気化エレメント8に向けて送風をすることにより加湿量を増加させる。
【0006】
図5は、従来の加熱気化式加湿機の循環ポンプ故障検知方法を示すフローチャートである。
まず、ステップS1により循環ポンプ故障検知工程が開始されるとステップS2cに移行する。ステップS2cでは、マイコン1の出力回路5からヒーター6,送風ファン10,循環ポンプ9をオンさせる信号が出力され、加熱気化加湿を開始する。
【0007】
次に、ステップS3cでは、循環ポンプ9から気化エレメント8へ供給される温水の流量Aを流量計12により測定し、測定結果をマイコン1の入力回路4に対して出力する。
ステップS4cでは、ステップS3cでの測定された流量Aと予めメモリ2に記憶されている規定流量BをCPU3で比較し、比較結果がA≧Bの場合には循環ポンプ9が正常に動作していると判定して、ステップS8へ移行し加湿制御を継続する。これに対してCPU3での比較結果がA≧Bとならなかった場合には循環ポンプ9が故障していると判定して、ステップS9へ移行し加湿制御を停止する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の加熱気化式加湿機の循環ポンプ故障検知方法においては、循環ポンプ9が故障しているかの確認を行うのに、流量計12が必要となる為、コストが高くなるという問題点があった。
【0009】
この発明は、上記問題点を解消する為になされたもので、循環ポンプの故障を的確に検知することのできる加熱気化式加湿機およびその故障検知方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係る加熱気化式加湿機では、常時一定量の水を収容する水槽と、前記水槽内の水を加熱し温水とするヒーターと、前記温水の温度を測定する水温検知部と、前記水槽の水を気化するための気化エレメントと、前記水槽内の水を汲み上げて前記気化エレメントに給水する循環ポンプと、前記気化エレメントを通して送風を外部に放出する送風ファンとを備え、マイクロコンピュータにより制御を行うものにおいて、前記水温検知部により検知された水槽の温水温度と第1の記憶手段に記憶された所定温度とを比較して、温水温度が所定温度に達しているときに前記循環ポンプならびに前記送風ファンを動作させる作動手段と、前記水温検知部により検知された循環ポンプならびに前記送風ファンの動作による前記温水温度の変化を第2の記憶手段に記憶させた温度差と比較し前記循環ポンプの故障を判定する判定手段とを前記マイクロコンピュータにより構成したものである。
【0011】
第2の発明に係る加熱気化式加湿機では、常時一定量の水を収容する水槽と、前記水槽内の水を加熱し温水とするヒーターと、前記温水の温度を測定する水温検知部と、前記水槽の水を気化するための気化エレメントと、前記水槽内の水を汲み上げて前記気化エレメントに給水する循環ポンプと、前記気化エレメントを通して送風を外部に放出する送風ファンとを備え、マイクロコンピュータにより制御を行うものにおいて、前記水温検知部により検知された水槽の温水温度と第1の記憶手段に記憶された所定温度とを比較して、温水温度が所定温度に達していないときはヒーターを動作させ、温水温度が所定温度に達するとヒーターを不動作とするとともに、前記循環ポンプならびに前記送風ファンを動作させる作動手段と、前記水温検知部により検知された循環ポンプならびに前記送風ファンの動作による前記温水温度の変化を第2の記憶手段に記憶させた温度差と比較し前記循環ポンプの故障を判定する判定手段とを前記マイクロコンピュータにより構成したものである。
【0012】
第3の発明に係る加熱気化式加湿機では、前記判定手段による循環ポンプの故障判定回数を計数し、計数された故障判定回数が規定回数以上のとき循環ポンプが故障状態であると決定づける決定手段を設けたものである。
【0013】
第4の発明に係る加熱気化式加湿機の故障検知方法では、常時一定量の水を収容する水槽と、前記水槽内の水を加熱し温水とするヒーターと、前記温水の温度を測定する水温検知部と、気化エレメントと、前記水槽内の水を汲み上げて前記気化エレメントに給水する循環ポンプと、前記気化エレメントを通して送風を外部に放出する送風ファンとを備えた加熱気化式加湿機の故障を検知するにあたり、前記循環ポンプならびに前記送風ファンの動作による温水温度の変化を前記水温検知部において検知し、その結果により前記循環ポンプの故障を判定するようにしたものである。
【0014】
第5の発明に係る加熱気化式加湿機の故障検知方法では、常時一定量の水を収容する水槽と、前記水槽内の水を加熱し温水とするヒーターと、前記温水の温度を測定する水温検知部と、気化エレメントと、前記水槽内の水を汲み上げて前記気化エレメントに給水する循環ポンプと、前記気化エレメントを通して送風を外部に放出する送風ファンとを備えた加熱気化式加湿機の故障を検知するにあたり、前記温水温度が所定温度に達した後に前記循環ポンプならびに前記送風ファンを動作させ、その後の温水温度の変化を前記水温検知部において検知し、その結果により前記循環ポンプの故障を判定するようにしたものである。
【0015】
第6の発明に係る加熱気化式加湿機の故障検知方法では、常時一定量の水を収容する水槽と、前記水槽内の水を加熱し温水とするヒーターと、前記温水の温度を測定する水温検知部と、気化エレメントと、前記水槽内の水を汲み上げて前記気化エレメントに給水する循環ポンプと、前記気化エレメントを通して送風を外部に放出する送風ファンとを備えた加熱気化式加湿機の故障を検知するにあたり、前記温水温度が所定温度に達した後に前記ヒーターを不動作とするとともに前記循環ポンプならびに前記送風ファンを動作させ、その後の温水温度の変化を前記水温検知部において検知し、その結果により前記循環ポンプの故障を判定するようにしたものである。
【0016】
第7の発明に係る加熱気化式加湿機の故障検知方法では、常時一定量の水を収容する水槽と、前記水槽内の水を加熱し温水とするヒーターと、前記温水の温度を測定する水温検知部と、気化エレメントと、前記水槽内の水を汲み上げて前記気化エレメントに給水する循環ポンプと、前記気化エレメントを通して送風を外部に放出する送風ファンとを備えた加熱気化式加湿機の故障を検知するにあたり、前記温水温度が所定温度に達していないときは前記ヒーターを動作させ、前記温水温度が所定温度に達すると前記ヒーターを不動作とするとともに前記循環ポンプならびに前記送風ファンを動作させ、その後の温水温度の変化を前記水温検知部において検知し、その結果により前記循環ポンプの故障を判定するようにしたものである。
【0017】
第8の発明に係る加熱気化式加湿機の故障検知方法では、前記温水温度の変化を前記水温検知部において複数回検知し、その結果により規定回数以上前記循環ポンプが故障とみなされた場合、前記循環ポンプの故障を決定するようにしたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この発明による実施の形態1を図1および図2に基づいて説明する。
図1は、この発明による実施の形態1における加熱気化式加湿機の循環ポンプ故障検知方法を実施する制御装置の構成図である。
図中、1はマイコンであって、メモリ2,CPU3,入力回路4および出力回路5を有しており、前記メモリ2に記憶されたプログラムにより前記CPU3の機能によって加湿機の制御を行う。
7は水槽であり、常時一定量の水を収容する。6は水槽7内の水を加熱し温水とする為のヒーターであり、11は水温検知部である水温サーミスタで、ヒーター6により加熱された温水の温度T1を測定し、測定結果をマイコン1の入力回路4に対して出力する。また、マイコン1のメモリ2には所定の温度T2が記憶されており、CPU3において所定温度T2と入力回路4から読込まれた温水温度T1とを比較する。
【0019】
8は気化エレメントであり、温水を給水することにより加湿を行う。9は循環ポンプであり、水槽7内の温水を気化エレメント8へ供給し、循環させる。10は送風ファンであり、気化エレメント8に向けて送風をすることにより加湿量を増加させる。
【0020】
次に、動作について説明する。
図2は、実施の形態1における加熱気化式加湿機の循環ポンプ故障検知方法を示すフローチャートである。
【0021】
まず、ステップS1から循環ポンプ故障検知工程が開始されると、ステップS2に移行する。
ステップS2では、マイコン1の出力回路5からヒーター6をオンさせる信号、および、送風ファン10,循環ポンプ9をオフさせる信号が出力される。
マイコン1のCPU3は、ヒーター6をオンまたはオフさせる信号を出力回路5に導出するとともに、送風ファン10,循環ポンプ9をオフまたはオンさせる信号を出力回路5に導出する作動手段としての機能を有し、ステップS2への移行に応じて、ヒーター6をオンさせる信号、および、送風ファン10,循環ポンプ9をオフさせる信号を出力回路5に導出するのである。
【0022】
次に、ステップS3では、ステップS2において加熱された温水の温度T1を水温検知部11で測定し、測定結果をマイコン1の入力回路4に対して出力する。
ステップS4では、ステップS3で測定された温水温度T1と、予めメモリ2に記憶された所定温度T2をCPU3で比較する。
マイコン1におけるCPU3の機能としての前記作動手段は、水温検知部11で検知された水槽7内の温水の温度T1と、メモリ2の記憶領域で構成された第1の記憶手段に予め記憶された所定温度T2とを比較するのである。
この比較結果がT1≧T2と判定された場合にはステップS5に移行する。逆に、T1≧T2と判定されなかった場合はステップS3に移行し、再度、温水温度T1の測定を行う。
【0023】
ステップS5では、マイコン1の出力回路5からヒーター6をオフさせ、送風ファン10,循環ポンプ9をオンさせる信号が出力される。
マイコン1におけるCPU3の機能としての前記作動手段は、水温検知部11で検知された水槽7内の温水の温度T1が、メモリ2の記憶領域で構成された第1の記憶手段に予め記憶された所定温度T2に達しているとして、ヒーター6をオフさせ、送風ファン10,循環ポンプ9をオンさせる信号を出力回路5に導出するのである。
これにより、ステップS3〜S4で加熱された温水は循環ポンプ9により気化エレメント8に供給され、気化エレメント8において送風ファン10より発生した風により気化熱を奪われ水温は低下する。
【0024】
ステップS6では、ステップS5で低下した温水温度T3を水温検知部11で測定し、測定結果をマイコン1の入力回路4に対して出力する。
ステップS7では、ステップS6で測定された温水温度T3と所定温度T2を比較し、予めメモリ2に記憶された温度差ΔTよりも温度差(T2−T3)が有るかどうかをCPU3で判定する。
このとき、(T2−T3)≧ΔTと判定された場合、循環ポンプ9は正常に動作していると見なし、ステップS8に移行して加湿制御を続行する。
これに対して、(T2−T3)≧ΔTと判定されなかった場合、循環ポンプ9は故障していると見なし、ステップS9に移行して加湿制御を停止させる。
マイコン1のCPU3は、ステップS6で水温検知部11により検知された温水温度T2と、メモリ2の記憶領域で構成された第1の記憶手段に予め記憶された所定温度T2とを比較し、その温度差(T2−T3)がメモリ2の記憶領域で構成された第2の記憶手段に予め記憶された温度差ΔT以上であるかどうかを検出して、(T2−T3)≧ΔTであれば、循環ポンプ9は正常に動作していると見なし、ステップS8に移行して加湿制御を続行し、(T2−T3)≧ΔTと判定されなかった場合、循環ポンプ9は故障していると見なし、ステップS9に移行して加湿制御を停止させる判定手段としての機能を有しているものである。
【0025】
これにより、循環ポンプ9が故障し、気化エレメント8へ給水が行われていない場合には確実に加湿制御を停止させることができ、循環ポンプ9が正常に動作し、気化エレメント8へ給水が行われている場合のみ加湿制御を行うことができる。
【0026】
実施の形態2.
この発明による実施の形態2を図3について説明する。
上述した実施の形態1での説明では、温水温度T3と所定温度T2の比較結果が(T2−T3)≧ΔTと判定されなかった場合、即座に循環ポンプ9を故障としているが、これを複数回(T2−T3)≧ΔTが判定されなかった後に、循環ポンプ9の故障を判定しても良い。
【0027】
この発明による実施の形態2の加熱気化式加湿機の循環ポンプ故障検知方法を実施する構成図は、前記メモリ2に記憶されたプログラム内容を除き、図1で示した実施の形態1と同様であり、その説明は省略する。
【0028】
次に、動作について説明する。
図3は、実施の形態2における加熱気化式加湿機の循環ポンプ故障検知方法を示すフローチャートである。
【0029】
まず、ステップS1から循環ポンプ故障検知工程が開始されると、ステップS2に移行する。
ステップS2では、マイコン1の出力回路5からヒーター6をオンさせる信号、および、送風ファン10,循環ポンプ9をオフさせる信号が出力される。
マイコン1のCPU3は、ヒーター6をオンまたはオフさせる信号を出力回路5に導出するとともに、送風ファン10,循環ポンプ9をオフまたはオンさせる信号を出力回路5に導出する作動手段としての機能を有し、ステップS2への移行に応じて、ヒーター6をオンさせる信号、および、送風ファン10,循環ポンプ9をオフさせる信号を出力回路5に導出するのである。
【0030】
次に、ステップS3では、ステップS2において加熱された温水の温度T1を水温検知部11で測定し、測定結果をマイコン1の入力回路4に対して出力する。
ステップS4では、ステップS3で測定された温水温度T1と、予めメモリ2に記憶された所定温度T2をCPU3で比較する。
マイコン1におけるCPU3の機能としての前記作動手段は、水温検知部11で検知された水槽7内の温水の温度T1と、メモリ2の記憶領域で構成された第1の記憶手段に予め記憶された所定温度T2とを比較するのである。
この比較結果がT1≧T2の場合にはステップS5に移行する。逆に、T1≧T2と判定されなかった場合はステップS3に移行し、再度、温水温度T1の測定を行う。
【0031】
ステップS5ではマイコン1の出力回路5よりヒーター6をオフさせ、送風ファン10,循環ポンプ9をオンさせる信号が出力される。
マイコン1におけるCPU3の機能としての前記作動手段は、水温検知部11で検知された水槽7内の温水の温度T1が、メモリ2の記憶領域で構成された第1の記憶手段に予め記憶された所定温度T2に達しているとして、ヒーター6をオフさせ、送風ファン10,循環ポンプ9をオンさせる信号を出力回路5に導出するのである。
これにより、ステップS3〜S4で加熱された温水は循環ポンプ9により気化エレメント8に供給され、気化エレメント8において送風ファン10より発生した風により気化熱を奪われ水温は低下する。
【0032】
ステップS6では、ステップS5で低下した温水温度T3を水温検知部11で測定し、測定結果をマイコン1の入力回路4に対して出力する。
ステップS7では、ステップS6で測定された温水温度T3と所定温度T2を比較し、予めメモリ2に記憶された温度差ΔTよりも温度差(T2−T3)が有るかどうかをCPU3で判定する。
このとき、(T2−T3)≧ΔTと判定された場合、循環ポンプ9は正常に動作していると見なし、ステップS8に移行して加湿制御を続行する。
【0033】
これに対して、(T2−T3)≧ΔTと判定されなかった場合、循環ポンプ9の故障の疑いありとして、ステップS7aにおいて、変数である比較カウンタYに1をプラスする。
ステップS7bにおいて、この1をプラスされた比較カウンタ値Yとメモリ2に記憶されている規定回数Xとが比較され、比較カウンタ値Yがメモリ2に記憶されている規定回数Xよりも小さい場合はステップS6へ戻り、再度、温水温度T3の測定を行い、ステップS7により温水温度T3と所定温度T2との比較を行う。
【0034】
これに対して、比較カウンタ値Yがメモリ2に記憶されている規定回数Xよりも大きい場合には、循環ポンプ9は故障していると見なし、ステップS9に移行して加湿制御を停止させる。
【0035】
マイコン1のCPU3は、メモリ2に記憶されたプログラムにより動作し、ステップS6で水温検知部11により検知された温水温度T2と、メモリ2の記憶領域で構成された第1の記憶手段に予め記憶された所定温度T2とを比較し、その温度差(T2−T3)がメモリ2の記憶領域で構成された第2の記憶手段に予め記憶された温度差ΔT以上であるかどうかを検出して、(T2−T3)≧ΔTであれば、循環ポンプ9は正常に動作していると見なし、ステップS8に移行して加湿制御を続行し、(T2−T3)≧ΔTと判定されなかった場合、循環ポンプ9は故障している疑いがあるとして、比較カウンタ値Yに1を加算する判定手段としての機能を有しているものである。
そして、マイコン1のCPU3は、比較カウンタ値Yと、メモリ2の記憶領域で構成された規定回数記憶手段に記憶されている規定回数とを比較し、比較カウンタ値Yが規定回数記憶手段に記憶されている規定回数以上である場合には、循環ポンプ9は故障状態にあると決定づける決定手段としての機能をも有している。
【0036】
これにより、確実に循環ポンプの故障を検知することができ、循環ポンプ故障の誤判定を防ぐことができる。
【0037】
【発明の効果】
第1の発明によれば、マイクロコンピュータによって、循環ポンプならびに送風ファンの動作による温水温度の変化により循環ポンプの故障を判定するようにしたので、循環ポンプの故障を流量計を用いることなく的確に検知できる加熱気化式加湿機を得ることができる。
【0038】
第2の発明によれば、マイクロコンピュータによって、ヒーターの動作を制御するとともに、循環ポンプならびに送風ファンの動作による温水温度の変化により循環ポンプの故障を判定するようにしたので、循環ポンプの故障を流量計を用いることなくより的確に検知できる加熱気化式加湿機を得ることができる。
【0039】
第3の発明によれば、第1または第2の発明において、故障判定回数が規定回数以上のとき循環ポンプが故障状態であると決定づけるようにしたので、循環ポンプの故障を流量計を用いることなく更に的確に検知できる加熱気化式加湿機を得ることができる。
【0040】
第4の発明によれば、循環ポンプならびに送風ファンの動作による温水温度の変化により循環ポンプの故障を判定するようにしたので、循環ポンプの故障を的確、かつ、容易に検知できる加熱気化式加湿機の故障検知方法を得ることができる。
【0041】
第5の発明によれば、温水温度の所定温度到達後における循環ポンプならびに送風ファンの動作による温水温度の変化により循環ポンプの故障を判定するようにしたので、循環ポンプの故障をより的確に、かつ、容易に検知できる加熱気化式加湿機の故障検知方法を得ることができる。
【0042】
第6の発明によれば、温水温度の所定温度到達後でヒーター不動作状態における循環ポンプならびに送風ファンの動作による温水温度の変化により循環ポンプの故障を判定するようにしたので、循環ポンプの故障をより的確に、かつ、容易に検知できる加熱気化式加湿機の故障検知方法を得ることができる。
【0043】
第7の発明によれば、ヒーター動作による温水温度の所定温度到達後でヒーター不動作状態における循環ポンプならびに送風ファンの動作による温水温度の変化により循環ポンプの故障を判定するようにしたので、循環ポンプの故障をより的確に、かつ、容易に検知できる加熱気化式加湿機の故障検知方法を得ることができる。
【0044】
第8の発明によれば、第4ないし第7の発明のいずれかにおいて、故障判定回数が規定回数以上のとき循環ポンプが故障状態であると決定するようにしたので、循環ポンプの故障を更に的確に、かつ、容易に検知できる加熱気化式加湿機の故障検知方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による実施の形態1の加熱気化式加湿機の循環ポンプ故障検知方法を実施する構成図である。
【図2】 この発明による実施の形態1の加熱気化式加湿機の循環ポンプ故障検知方法を示すフローチャートである。
【図3】 この発明による実施の形態2の加熱気化式加湿機の循環ポンプ故障検知方法を示すフローチャートである。
【図4】 従来の加熱気化式加湿機の循環ポンプ故障検知方法を実施する構成図である。
【図5】 従来の加熱気化式加湿機の循環ポンプ故障検知方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ、2 メモリ、3 CPU、4 入力回路、5 出力回路、6 ヒーター、7 水槽、8 気化エレメント、9 循環ポンプ、10送風ファン、11 水温サーミスタ(水温検知部)、12 流量計。

Claims (8)

  1. 常時一定量の水を収容する水槽と、前記水槽内の水を加熱し温水とするヒーターと、前記温水の温度を測定する水温検知部と、前記水槽の水を気化するための気化エレメントと、前記水槽内の水を汲み上げて前記気化エレメントに給水する循環ポンプと、前記気化エレメントを通して送風を外部に放出する送風ファンとを備え、マイクロコンピュータにより制御を行うものにおいて、前記水温検知部により検知された水槽の温水温度と第1の記憶手段に記憶された所定温度とを比較して、温水温度が所定温度に達しているときに前記循環ポンプならびに前記送風ファンを動作させる作動手段と、前記水温検知部により検知された循環ポンプならびに前記送風ファンの動作による前記温水温度の変化を第2の記憶手段に記憶させた温度差と比較し前記循環ポンプの故障を判定する判定手段とを前記マイクロコンピュータにより構成したことを特徴とする加熱気化式加湿機。
  2. 常時一定量の水を収容する水槽と、前記水槽内の水を加熱し温水とするヒーターと、前記温水の温度を測定する水温検知部と、前記水槽の水を気化するための気化エレメントと、前記水槽内の水を汲み上げて前記気化エレメントに給水する循環ポンプと、前記気化エレメントを通して送風を外部に放出する送風ファンとを備え、マイクロコンピュータにより制御を行うものにおいて、前記水温検知部により検知された水槽の温水温度と第1の記憶手段に記憶された所定温度とを比較して、温水温度が所定温度に達していないときはヒーターを動作させ、温水温度が所定温度に達するとヒーターを不動作とするとともに、前記循環ポンプならびに前記送風ファンを動作させる作動手段と、前記水温検知部により検知された循環ポンプならびに前記送風ファンの動作による前記温水温度の変化を第2の記憶手段に記憶させた温度差と比較し前記循環ポンプの故障を判定する判定手段とを前記マイクロコンピュータにより構成したことを特徴とする加熱気化式加湿機。
  3. 前記判定手段による循環ポンプの故障判定回数を計数し、計数された故障判定回数が規定回数以上のとき循環ポンプが故障状態であると決定づける決定手段を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加熱気化式加湿機。
  4. 常時一定量の水を収容する水槽と、前記水槽内の水を加熱し温水とするヒーターと、前記温水の温度を測定する水温検知部と、気化エレメントと、前記水槽内の水を汲み上げて前記気化エレメントに給水する循環ポンプと、前記気化エレメントを通して送風を外部に放出する送風ファンとを備えた加熱気化式加湿機の故障を検知するにあたり、前記循環ポンプならびに前記送風ファンの動作による温水温度の変化を前記水温検知部において検知し、その結果により前記循環ポンプの故障を判定することを特徴とする加熱気化式加湿機の故障検知方法。
  5. 常時一定量の水を収容する水槽と、前記水槽内の水を加熱し温水とするヒーターと、前記温水の温度を測定する水温検知部と、気化エレメントと、前記水槽内の水を汲み上げて前記気化エレメントに給水する循環ポンプと、前記気化エレメントを通して送風を外部に放出する送風ファンとを備えた加熱気化式加湿機の故障を検知するにあたり、前記温水温度が所定温度に達した後に前記循環ポンプならびに前記送風ファンを動作させ、その後の温水温度の変化を前記水温検知部において検知し、その結果により前記循環ポンプの故障を判定することを特徴とする加熱気化式加湿機の故障検知方法。
  6. 常時一定量の水を収容する水槽と、前記水槽内の水を加熱し温水とするヒーターと、前記温水の温度を測定する水温検知部と、気化エレメントと、前記水槽内の水を汲み上げて前記気化エレメントに給水する循環ポンプと、前記気化エレメントを通して送風を外部に放出する送風ファンとを備えた加熱気化式加湿機の故障を検知するにあたり、前記温水温度が所定温度に達した後に前記ヒーターを不動作とするとともに前記循環ポンプならびに前記送風ファンを動作させ、その後の温水温度の変化を前記水温検知部において検知し、その結果により前記循環ポンプの故障を判定することを特徴とする加熱気化式加湿機の故障検知方法。
  7. 常時一定量の水を収容する水槽と、前記水槽内の水を加熱し温水とするヒーターと、前記温水の温度を測定する水温検知部と、気化エレメントと、前記水槽内の水を汲み上げて前記気化エレメントに給水する循環ポンプと、前記気化エレメントを通して送風を外部に放出する送風ファンとを備えた加熱気化式加湿機の故障を検知するにあたり、前記温水温度が所定温度に達していないときは前記ヒーターを動作させ、前記温水温度が所定温度に達すると前記ヒーターを不動作とするとともに前記循環ポンプならびに前記送風ファンを動作させ、その後の温水温度の変化を前記水温検知部において検知し、その結果により前記循環ポンプの故障を判定することを特徴とする加熱気化式加湿機の故障検知方法。
  8. 前記温水温度の変化を前記水温検知部において複数回検知し、その結果により規定回数以上前記循環ポンプが故障とみなされた場合、前記循環ポンプの故障を決定することを特徴とする請求項4ないし請求項7のいずれかに記載の加熱気化式加湿機の故障検知方法。
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