JP3841608B2 - 透明箔粉及び該透明箔粉含有成形体 - Google Patents

透明箔粉及び該透明箔粉含有成形体 Download PDF

Info

Publication number
JP3841608B2
JP3841608B2 JP2000027015A JP2000027015A JP3841608B2 JP 3841608 B2 JP3841608 B2 JP 3841608B2 JP 2000027015 A JP2000027015 A JP 2000027015A JP 2000027015 A JP2000027015 A JP 2000027015A JP 3841608 B2 JP3841608 B2 JP 3841608B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
foil powder
transparent foil
film
thin film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000027015A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001287296A (ja
Inventor
欣永 村上
修一 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oike and Co Ltd
Original Assignee
Oike and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oike and Co Ltd filed Critical Oike and Co Ltd
Priority to JP2000027015A priority Critical patent/JP3841608B2/ja
Publication of JP2001287296A publication Critical patent/JP2001287296A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3841608B2 publication Critical patent/JP3841608B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、厚さが極めて薄い無機薄膜とその少なくとも片面に設けられた樹脂層からなる積層体の破砕片である透明箔粉と該透明箔粉を含有した樹脂からなる成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、合成樹脂成形体のフイルムやシートや塗布膜または成形体等に導電性や防眩性、光散乱性、紫外線や赤外線のカット性を付与するために、▲1▼金属粉、カーボン粉を樹脂に含有せしめてフイルムやシートや塗布膜や糸状体または成形体等に成形する方法、▲2▼フイルム等の表面に銀等の金属薄膜とインジウムの酸化物等の透明導電性物や金属等の蒸着薄膜を積層形成する方法、さらに▲3▼雲母などの薄片表面に導電性など機能性物をコーテイングして導電性等の機能性薄片となしてこの薄片を樹脂に添加含有せしめて成形する方法などが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記した従来の技術において、▲1▼では得られたフイルム等は不透明であり、さらにこれらの添加含有せしめられる導電性物は粒子状のものであり、広く知られているようにその粒子形態が立方体に近い形態であるために含有量を多くしないと満足な導電性等の機能が得られない場合が多く、満足な導電性等の機能を得るために導電性粒子を多量に入れると樹脂成分が相対的に少量となり、成形体物性を保持する樹脂の性能を失い成形体としての機械的物性が維持し得ない場合が多かった。▲2▼では優れた導電性や防眩性、光散乱性、紫外線や赤外線のカット性等の性能が得られる場合が多いが、フイルム上に形成された蒸着薄膜が屈曲等により極めて容易にひび割れを起こしその機能を簡単に失う場合が多く折角の可撓性樹脂使用の効果が得られない場合が殆どであった。さらに▲3▼では表面導電性化等機能性物でコーテイングされた薄片の基体であるものが非導電性等の非機能性であるため▲1▼におけると同様に、添加量を多くしないと満足な導電性等の機能性の付与ができない場合が多かった。
本発明はかかる従来技術の抱える課題、すなわち屈曲等の取り扱い時における機能性薄膜のひび割れによる導電性等の欠落、機能性保持物を多量に添加するために樹脂本来の機械的物性を多大に損なうこと等を解決し、樹脂本来の機械的性能を維持しながら、少ない機能性物の添加でフイルム、シート、塗布膜、糸状体等種々成形体の樹脂成形体に機能を付与し得る透明箔粉と、該透明箔粉を添加含有せしめた樹脂成形体を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、厚さが5〜1000nmの無機薄膜と、その少なくとも片面に樹脂膜を有する厚さ0.1〜5μmの積層体の破砕箔粉であって、平均直径が0.5〜500μmであり、500nm波長での光線透過率が10%以上であることを特徴とする透明箔粉であり、また無機薄膜がインジウムの酸化物を主成分とするものである前記の透明箔粉であり、また前記の透明箔粉を媒体に分散せしめたペーストであり、また前記の透明箔粉を含有した樹脂を成形した透明箔粉含有成形体であり、さらにまた前記成形体が、フイルム、シート、塗布膜、糸状体から選ばれた一種である透明箔粉含有成形体であります。
【0005】
【発明の実施態様】
本発明の厚さが5〜1000nmの無機薄膜と、その少なくとも片面に樹脂膜を有する厚さ0.1〜5μmの積層体の破砕箔粉における無機薄膜構成物としては、平均直径が0.5〜500μmであり、500nm波長での光線透過率が10%以上の機能を保持するものであれば特に限定されないが、例えば金、銀、銅等の金属単体またはその合金、インジウム酸化物、スズ酸化物、亜鉛酸化物、チタン酸化物、カドミウム酸化物、アンチモン酸化物、ケイ素酸化物、アルミニウム酸化物、またはこれらの酸化物を構成する金属等の金属単体、窒化物、酸窒化物、弗化物等から選ばれる一種またはこれらの2種以上、また前記構成物の一層または2層以上からなるものであり、その薄膜厚さが5〜1000nmである薄膜である。これらの中でも膜形成性、透明性などから、インジウムの酸化物を主成分とするもの、すなわちインジウム酸化物にスズを(10モル%前後)含有せしめた所謂ITO(インジウム−スズ酸化物)、チタン酸化物、ケイ素酸化物、アルミニウム酸化物がより好ましく採用できる。
この破砕片の大きさは特に制限はないが好ましくは、平均直径が0.5〜500μmであり、より好ましくは2〜500μmであり、さらに好ましくは5〜300μmである。この破砕片の大きさが0.5μmに満たないときは薄膜の破砕による箔粉の作成が困難でありかつ、以後の工程での取り扱い性が劣り、また該本発明の箔粉を含有せしめた樹脂成形体の機能性においても、従来における粒子と同様な機能付与しかできず不満足な場合が多い。また500μmを超えるときは樹脂との混和等において充分均一なものとすることが困難になる等、取り扱いにおいて劣るものとなる。
【0006】
前記の本発明における無機薄膜とその少なくとも片面に樹脂膜を有する積層体の破砕片である透明箔粉の厚さは厚さ0.1〜5μmのであり、好ましくは0.3〜3μmであり、さらに好ましくは0.5〜2μmである。この厚さが0.1μmに満たないときは、機能性の付与が不充分な場合が多く、かつ樹脂膜の形成が困難となり、5μmを超えると、本発明の目的であるこれらの箔粉の保有する透明性が劣るようになり、無機薄膜の保有する機能性の性能の更なる向上が見られず、薄膜形成のコストが多大となり、経済的にも得策でない場合が多い。
【0007】
本発明の無機薄膜とその少なくとも片面に樹脂膜を有する積層体の破砕片である透明箔粉で平均直径が0.5〜500μm、厚さが0.1〜5μmであるものの厚みは極めて均一であり、その平均厚さをd0としたときd0±20%の範囲に入る破砕片が90%以上の確率をもって存在するものであり、より好ましい場合には平均厚さをd0としたときd0±20%の範囲に入る破砕片が95%以上の確率をもって存在するものである。
勿論得られた均一厚さの透明箔粉を混合して、厚さの均一さを無くした厚さ分布の広い混合粉として使用してもよいものである。
本発明における、厚さが5〜1000nmの無機薄膜と、その少なくとも片面に樹脂膜を有する厚さ0.1〜5μmの積層体の破砕箔粉である透明箔粉の500nm波長での光線透過率の測定は、下記▲1▼、▲2▼のいずれかによるものであって、得られた数値のいずれを採用してもよいものである。
▲1▼破砕前の積層体(基板フイルム等を除去した積層体が測定に充分な面積を維持している場合には)の500nm波長での光線透過率の測定をする。
▲2▼透明箔粉の媒体(例えば、エタノールやエチレングリコール等)への50重量%以下での数点の濃度における、各濃度の乾燥皮膜を、500nm波長での光線透過率が既知の透明ガラス板上に形成し、各濃度での皮膜の500nm波長での光線透過率の測定を行い、外挿によって100%時の500nm波長での光線透過率の値を得る。(この場合には、透明箔粉に対して5重量%以下の透明樹脂など皮膜形成剤を添加した皮膜でもよい。)
【0008】
前記本発明の透明箔粉は、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、電離線硬化性樹脂等の樹脂に含有せしめ成形することで、フイルム、シート、塗布膜、糸状体や任意形状の構造体等の成形体に成形することで透明性を維持して透明箔粉の保有する機能が付与されたものとなる。
本発明における無機薄膜の破砕片である透明箔粉は、種々の機能性、例えば、光散乱性、紫外線及びまたは赤外線の選択吸収性または選択反射性、導電性などを保有するもの、極めて薄いものでありその厚さ分布の極めてシャープなものであって、しかも透明性をも付与し得るものである。
本発明の透明箔粉は、殆どが透明性であり500nm波長での光線透過率が10%以上であるものであって、この500nm波長での光線透過率はより好ましいくは20%以上であり、更に好ましくは25%以上のものである。
【0009】
本発明の透明箔粉の製法は特に限定はされないが、基材フイルムに、必要により、樹脂下塗り層を形成し、この下塗り層上に金属酸化物等無機薄膜を蒸着、スパッタリング、イオンビーム蒸着、ゾル−ゲル法等によって形成し、この金属酸化物等無機薄膜の上に必要により金属薄膜または他の無機薄膜を積層形成することやシランカップリング剤や多官能アクリルモノマーを塗布するなどし、更に必要に応じてその上に樹脂上塗り層を形成し、該基材フイルムを剥離、溶解等によって取り除き、基材フイルムを取り除いた薄膜を、窒素ガス中または水やアルコール、各種鉱油(例えばケロシン等)等の媒体中で破砕し、ろ過、乾燥、媒体への分散等をほどこして製造することができる。水やアルコール、各種鉱油(例えばケロシン等)等の媒体への分散をすることでペーストとしてその後の成形体への応用などが容易となる。
この際樹脂下塗り層及び樹脂上塗り層のどちらか一方は必須であり、両方とも形成してもよいものである。媒体への分散することでペーストとしてその後の成形体への応用などが容易となる。本発明の透明箔粉は、前記製法を選択することで、その表面の少なくとも一方面上に樹脂層を有するものとなり、樹脂層なしの無機箔粉のみの箔粉を取り扱うより容易に取り扱うことができるものであり、透明箔粉を媒体へ分散するときや成形体へ添加による成形時の樹脂との混和が、スムースになる場合が多い。
また金属薄膜の金属酸化物無機薄膜上への形成による積層薄膜となすことで、透明性が若干犠牲になるも、導電性が更に向上したり、光散乱性、紫外線及びまたは赤外線の選択吸収性または選択反射性が向上し、かつ金属の有する光輝性が付与された破砕片である透明箔粉にもなる。また下塗り層、上塗り層等に着色剤を添加する等した場合には、着色された破砕片である透明箔粉にもすることができる。
【0010】
本発明における、下塗り層及びまたは上塗り層に使用され、無機薄膜の少なくとも一方面上に形成される樹脂としては、透明性があり、無機薄膜との密着性に問題のないもの、耐光性や耐候性に優れたものであれば特に制限されず、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、電子線硬化樹脂、紫外線硬化樹脂のいずれもが使用できる。例えば、アクリル樹脂、塩ビ−酢ビ共重合体、ポリビニルブチラール、ポリカーボネート、ニトロセルロース、セルロースアセテート、ポリビニルアルコール系樹脂、ウレタン系樹脂、尿素系樹脂、メラミン系樹脂、尿素−メラミン系樹脂、エポキシ系樹脂、アルキッド系樹脂、アミノアルキッド系樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、シリコーン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリスルフォン、ポリフェニレン等が挙げられ、これらの単独または混合で使用でき、下塗り層上塗り層で同一であってもよく異種であってもよい。
かかる下塗り層、上塗り層の形成方法も特に限定されず、ロールコーテイング法、グラビアコーテイング法、リバースコーテイング法、スプレイコーテイング法等の方法を採用することができる。これら下塗り層及び上塗り層の層厚さは、本発明の目的を逸脱しないような値であればよく、いずれか一方または両方に該樹脂層がある、夫々の場合においても、主として無機薄膜と樹脂層とからなる積層体の破砕片である透明箔粉の厚さが0.1〜5μmとなるように選択されるものである。
【0011】
本発明における成形体に用いられる樹脂は、特に限定されず、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線硬化樹脂等の電離線硬化性樹脂が使用でき、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリイミド系樹脂、が挙げられ、さらにポリカーボネート、ポリスルフォン、ポリエーテルケトン、繊維素系樹脂が挙げられる。
これらの樹脂は、適宜選択的に、透明であれば着色、無着色いずれも採用し得るものである。これらの樹脂には、本発明の透明箔粉を、成形前の任意の好的な時期に添加含有せしめて、フイルム、シート、塗布膜、糸状体、構造材や特定形状の成形体に成形することで、本発明の透明箔粉を含有した前記例示の成形体にすることができる。
【0012】
以下に実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
【実施例】
**実施例1
厚さ25μmの未延伸ポリプロピレンフイルムの片面に、メラミン系樹脂を乾燥厚さ0.5μmになるように塗布、乾燥しメラミン系樹脂下塗り層を形成し、該メラミン系樹脂下塗り層上に、インジウム−スズ酸化物系薄膜を50nm厚さにスパッタリングで形成し、さらにこのインジウム−スズ酸化物系薄膜上にメラミン系樹脂を乾燥厚さ0.5μmになるように塗布、乾燥しメラミン系樹脂上塗り層を形成し積層物を作成した。
この得られた積層物から機械的に基材のポリプロピレンフイルムのみを剥離して、フイルム以外の樹脂下塗り層とインジウム−スズ酸化物系薄膜と樹脂上塗り層との積層体を集めて、破砕し、厚さが1μmで平均直径20μmの本発明の透明箔粉を得た。この透明箔粉は厚さが1μmで平均直径20μmであり、透明箔粉の厚さ斑を顕微鏡下で観察したところ1μm±20%の範囲に入る箔粉が95%以上存在するもので、極めて厚さの均一性に優れたものであった。
得られた透明箔粉の500nm波長における光線透過率は81%であった。
得られた均一な厚さの本発明の透明箔粉を、アクリル−ウレタン系接着剤樹脂液に樹脂固形分に対して40重量%添加し、この液を攪拌均一化して得た接着剤液を厚さ1.0mmのアクリル樹脂板上に乾燥厚さで5μmになるように塗布し、接着剤層を形成しこの接着剤層上に一面を鉛筆硬度2Hになるようにハードコート仕上げしたポリエステルフイルムのハードコート仕上げ面以外の面をもって接着積層して、本発明のアクリル板−ポリエステルフイルム複合板を作成した。
得られたアクリル板−ポリエステルフイルム複合板のポリエステルフイルム側表面の表面抵抗は3.8×109Ω/□であり、500nm波長の光線透過率は67%であった。
【0013】
**比較例1
実施例1における接着剤樹脂液に本発明の透明箔粉を添加しないこと以外は実施例と同様にしてアクリル板−ポリエステルフイルム複合板を作成した。得られたアクリル板−ポリエステルフイルム複合板のポリエステルフイルム側表面の表面抵抗は3.8×1015Ω/□であり、500nm波長の光線透過率は87%であった。
【0014】
**実施例2
厚さ25μmの未延伸ポリプロピレンフイルムの片面に、メラミン系樹脂と各種染料とを乾燥厚さ0.5μmになるように塗布、乾燥し、種々色に着色したメラミン系樹脂下塗り層を形成し、該メラミン系樹脂下塗り層上に、インジウム−スズ酸化物系薄膜を60nm厚さにスパッタリングで形成し、さらにこのインジウム−スズ酸化物系薄膜上に、各種染料とメラミン系樹脂を下塗り層と同色になるようにして乾燥厚さ0.5μmになるように塗布、乾燥しメラミン系樹脂上塗り層を形成し積層物を作成した。
この得られた積層物から機械的に基材のポリプロピレンフイルムのみを剥離して、フイルム以外の樹脂下塗り層とインジウム−スズ酸化物系薄膜と樹脂上塗り層との積層体を集めて、破砕し、厚さが1μmで平均直径22μmの本発明の透明箔粉を得た。この透明箔粉は厚さが1μmで平均直径22μmであり、透明箔粉の厚さ斑を顕微鏡下で観察したところ1μm±20%の範囲に入る箔粉が95%以上存在するもので、極めて厚さの均一性に優れたものであった。
得られた透明箔粉の500nm波長における光線透過率は緑色のもが78%であり、赤色のものが11%であり、紫色のものが64%であった。
【0015】
【発明の効果】
本発明による極めて薄く、しかもその厚さが均一であり、透明性の箔粉は、樹脂などと混合して、フイルム、シート、塗布膜、糸状体等や、任意形状の成形体となし得、得られた成形体は、屈曲などに耐性をし、可撓性に優れ、しかも透明で導電性等の種々の機能が付与されたものとなり、産業上有用なものである。

Claims (5)

  1. 厚さが5〜1000nmの無機薄膜と、
    その少なくとも片面に樹脂膜を有する、
    厚さ0.1〜5μmの積層体の破砕箔粉であって、
    前記無機薄膜が一層からなるものであり、
    前記樹脂膜を形成する樹脂が、前記破砕箔粉を媒体へ分散させること又は樹脂成形体の原材料である樹脂へ混和させることがスムースになる為に設けられており、かつ前記無機薄膜との密着性に問題がなく、透明性、耐光性及び耐候性に優れた樹脂である、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、電子線硬化樹脂、又は紫外線硬化樹脂の何れかであり、
    前記破砕箔粉の平均直径が0.5〜500μmであり、かつ500nm波長での光線透過率が10%以上であること、
    を特徴とする、透明箔粉。
  2. 無機薄膜がインジウムの酸化物を主成分とするものである請求項1記載の透明箔粉。
  3. 請求項1または2記載の透明箔粉を媒体に分散せしめたペースト。
  4. 請求項1又は2記載の透明箔粉を含有した樹脂を成形した透明箔粉含有成形体。
  5. 成形体が、フィルム、シート、塗布膜、糸状体から選ばれた一種である請求項4記載の透明箔粉含有成形体。
JP2000027015A 2000-02-03 2000-02-04 透明箔粉及び該透明箔粉含有成形体 Expired - Lifetime JP3841608B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000027015A JP3841608B2 (ja) 2000-02-03 2000-02-04 透明箔粉及び該透明箔粉含有成形体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-25842 2000-02-03
JP2000025842 2000-02-03
JP2000027015A JP3841608B2 (ja) 2000-02-03 2000-02-04 透明箔粉及び該透明箔粉含有成形体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001287296A JP2001287296A (ja) 2001-10-16
JP3841608B2 true JP3841608B2 (ja) 2006-11-01

Family

ID=26584764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000027015A Expired - Lifetime JP3841608B2 (ja) 2000-02-03 2000-02-04 透明箔粉及び該透明箔粉含有成形体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3841608B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008277234A (ja) * 2007-04-03 2008-11-13 Oike Ind Co Ltd バリア性薄膜及び該薄膜を積層した導電性フィルム、及び太陽電池並びに光電極
JP2015098522A (ja) * 2013-11-19 2015-05-28 株式会社ロンビック 光輝性樹脂成形体
JP2016028914A (ja) * 2014-07-25 2016-03-03 小島プレス工業株式会社 加飾パネル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001287296A (ja) 2001-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1334381B1 (en) Optically active film composite
TWI454382B (zh) 透明隔熱多層結構
US6235105B1 (en) Thin film pigmented optical coating compositions
US9607733B2 (en) Double-sided transparent conductive film and touch panel
WO2012070477A1 (ja) 熱線遮蔽材
KR20060005995A (ko) 일사 차폐용 적층 구조체
JP5703156B2 (ja) 熱線遮蔽材
KR20160105427A (ko) 고반사율 오픈 비드 방법 및 재료
CN113557279A (zh) 多层膜及包括其的层叠体
JP2017074792A (ja) 透明導電性フィルム及びタッチパネル
JP3513009B2 (ja) デイスプレイ前面板用転写材
JP3034218B2 (ja) 透明積層体及びそれを用いた調光体及びディスプレイ用フィルター
JP3333677B2 (ja) インサートフィルムとこれを用いたインサート成形品の製造方法
JP3841608B2 (ja) 透明箔粉及び該透明箔粉含有成形体
JP7384156B2 (ja) 金属調加飾用部材及びそれを用いた金属調加飾成形体
JP4037066B2 (ja) 機能性層を有する機能性フィルム及びその機能性層が付与された物体
CN107068246A (zh) 透明导电性薄膜
JP2004185914A (ja) 透明導電膜、透明導電膜形成用複合シート及び表面に透明導電膜を有する透明プラスチック部材
JPH0811266A (ja) 赤外線遮蔽積層体及びその製造方法
JP2001206717A (ja) 導電性箔粉及び該導電性箔粉含有成形体
CN108912395B (zh) 纳米颗粒混合物、聚合物、贴膜及隔热膜
JPH01153769A (ja) 酸化亜鉛系透明導電膜形成組成物
JP5860558B1 (ja) 光透過性導電性フィルム及びそれを有するタッチパネル
JP2000338306A (ja) 反射防止制電板用転写材
JPH11344935A (ja) デイスプレイ前面板貼着用フイルム積層体およびデイスプレイ前面板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050125

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20050125

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20050218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050510

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060328

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060417

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060801

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060808

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3841608

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100818

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100818

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110818

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110818

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120818

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130818

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140818

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term