JP3841161B2 - 抵抗溶接機および抵抗溶接方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車の自動変速機に用いられているクラッチのハブに回転軸を接合する等の金属部材(以下、ワークともいう)と他の金属部材(以下、ワークともいう)とを接合するための抵抗溶接機および抵抗溶接方法の技術分野に属し、特に、ワークの高い芯出し精度を有しつつ、コンパクトにかつ安価に形成される抵抗溶接機および簡単に高品質の溶接ができる抵抗溶接方法の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車に用いられている自動変速機は、複数の回転要素を有するプラネタリギヤユニット、これらの複数の回転要素をそれぞれ係合または係止させるクラッチやブレーキからなる複数の摩擦係合要素を有する自動変速機構、および摩擦係合要素を作動制御するための油圧制御装置を備えている。また、自動変速機の摩擦係合要素を作動させるために、一般に油圧サーボが用いられている。
【0003】
これらの回転要素および油圧サーボ等には、例えばギヤにその回転軸が溶接されたギヤ部品やクラッチのハブにその回転軸が溶接されたクラッチ用部品等の金属部材と他の金属部材とが溶接された溶接部品が多く用いられている。
従来、このような自動変速機における溶接部品の溶接には、一般に抵抗溶接が採用されている。
【0004】
図3は、このような抵抗溶接を行うために一般に採用されている抵抗溶接機を模式的に示す図である。
図3に示すように、この抵抗溶接機1は、シリンダ2(本発明の駆動手段に相当)によって上下動される上部電極3(本発明の第1電極に相当)と、基台4に固定された下部電極5(本発明の第2電極に相当)と、溶接時に、例えば自動変速機の溶接部品のギヤの回転軸である第1ワーク6およびその筒状のギヤ部材である第2ワーク7をそれぞれ芯出した状態でクランプする第1および第2クランプ手段8,9と、上、下部電極3,5間に電圧を印加する電圧印加装置10とを備えている。
【0005】
第1クランプ手段8は、第1クランプ用シリンダ11と、この第1クランプ用シリンダ11によって作動されて第1ワーク6の芯出しを行う第1芯出し治具12と、第2クランプ用シリンダ13と、この第2クランプ用シリンダ13によって作動されて第2ワーク7の芯出しを行う第2芯出し治具14とを備えている。
【0006】
第1芯出し治具12は、第1ワーク6の外周を抱持しかつこの抱持部の外周にテーパー面15aを有する第1治具部材15と、第1クランプ用シリンダ11により作動され、内周に形成されたテーパー面16aがテーパー面15aと協働して発生する楔効果により第1ワーク6を芯出し位置にクランプする第2治具部材16とを備えている。同様に、第2芯出し治具14は、第2ワーク7の外周を抱持しかつこの抱持部の外周にテーパー面17aを有する第3治具部材17と、第2クランプ用シリンダ13により作動され、内周に形成されたテーパー面18aがテーパー面16aと協働して発生する楔効果により第2ワーク7を芯出し位置にクランプする第4治具部材18とを備えている。
【0007】
このように構成されたこの従来の抵抗溶接機1の溶接作動を説明すると、まず、第1ワーク6の被溶接部を下部電極5の上端面に載置するとともに、この第1ワーク6の上に第2ワーク7を載置する。次いで、第1および第2クランプ手段8,9を作動してそれぞれ第1および第2ワーク6,7を芯出し位置にクランプする。次に、シリンダ2を作動して上部電極3を下降させて上部電極3の下端面を第2ワーク7を当接させ、第1および第2ワーク6,7の被溶接部を上、下部電極3,5の間に挟圧する。この状態で、電圧印加装置10により所定の電圧を上、下部電極3,5の間に印加することにより、第1および第2ワーク6,7の被溶接部を溶接する。こうして、第1および第2ワーク6,7が抵抗溶接により接合される。
この抵抗溶接機1によれば、第1および第2ワーク6,7の芯出しが高精度に行われるので、高品質の溶接部品を製造することができる。
【0008】
しかしながら、この従来の抵抗溶接機1では、第1クランプ用シリンダ11および第1芯出し治具12を有する第1クランプ手段8と、第2クランプ用シリンダ13および第2芯出し治具14を有する第2クランプ用シリンダ13とが必要となるため、芯出し構造が複雑であるばかりでなく、部品点数が多いという問題がある。しかも、第1および第2芯出し治具12,14がそれぞれ第1および第2ワーク6,7の外周に配置されることから、芯出し構造が大型になり、抵抗溶接機1を設置するための多くのスペースが必要となってしまうという問題がある。
また、3本のシリンダ2,11,13が必要となるので、これらの制御が面倒になるばかりでなく、コストが高いという問題もある。
【0009】
そして、これらの問題により、図3に示す従来の抵抗溶接機1では、多機種の溶接部品の抵抗溶接に柔軟に効率よく対応することが難しく、芯出し治具の段取り換えや日常の管理が面倒になるという問題もある。
【0010】
このようなことから、インロー型芯出し治具を用いた抵抗溶接機が提案されている。
図4は、従来のインロー/インロー型芯出し治具を用いた抵抗溶接機の一例を模式的にかつ部分的に示す図である。図4において、右半分は上部電極が下降する前の状態を示し、また左半分は上部電極が下降して第1、第2ワークの被溶接部が上、下部電極の間に挟圧された状態を示している。なお、以下の説明においては、その説明より前に述べられた例と同じ構成要素には同じ符号を付すことで、その詳細な説明は省略する。
【0011】
図4に示すように、この従来例の抵抗溶接機1は、前述の例の第1クランプ用シリンダ11および第1芯出し治具12を有する第1クランプ手段8と、第2クランプ用シリンダ13および第2芯出し治具14を有する第2クランプ用シリンダ13とを備えておらず、代わりに、上端部外周に芯出し面19aを有する筒状の第1インロー型芯出し治具19と、上端部外周に芯出し面20aを有する第2インロー型芯出し治具20とを備えている。
この従来例の抵抗溶接機1の他の構成は、図3に示す例と同じである。
【0012】
この従来例の抵抗溶接機1においては、まず、第1インロー型芯出し治具19を下部電極5の上端の凹部内に、芯出し面19aの少なくとも一部が下部電極5の上端より上方に突出するようにして嵌合する。次いで、第2インロー型芯出し治具20を第1インロー型芯出し治具19の内周孔内に、芯出し面20aの少なくとも一部が第1インロー型芯出し治具19の上端より上方に突出するようにして嵌合する。
【0013】
そして、前述の例と同様に、例えば自動変速機の溶接部品のクラッチのハブである第1ワーク6の被溶接部を下部電極5の上端面に載置するとともに、この第1ワーク6の上にその回転軸である第2ワーク7を載置する。このとき、突出している第1インロー型芯出し治具19の芯出し面19aで第1ワーク6の芯出しが行われ、また、突出している第2インロー型芯出し治具20の芯出し面20aで第2ワーク7の芯出しが行われる。
【0014】
この状態で、前述の例と同様にして第1および第2ワーク6,7の被溶接部を上、下部電極3,5の間に挟圧した後、電圧印加装置10により所定の電圧を上、下部電極3,5の間に印加することにより、第1および第2ワーク6,7の被溶接部を溶接する。こうして、第1および第2ワーク6,7が抵抗溶接により接合される。
【0015】
このようなインロー型芯出し治具を用いた抵抗溶接機1によれば、第1および第2クランプ手段8,9を用いなく、しかも、シンプルな構造の第1および第2インロー型芯出し治具19,20がそれぞれ下部電極5および上部電極3の内周側に配置されるので、抵抗溶接機1が大型にならず、前述の図3に示す従来例のような諸問題を解決することができる。
【0016】
図5は、従来のテーパー/インロー型芯出し治具を用いた抵抗溶接機の他の例を模式的にかつ部分的に示す、図4と同様の図である。
前述の図4に示す例では、2つの第1および第2インロー型芯出し治具19,20を用いているが、この従来例の抵抗溶接機1では、図5に示すように第1インロー型芯出し治具19を用いなく、代わりに、上端部外周に傾斜した芯出し面21aを有するテーパー型芯出し治具21を用いている。また、このテーパー型芯出し治具21は下部電極5に対して上下動可能に設けられているとともに、下部電極5との間に縮設されたスプリング22で常時上方に付勢されている。
この従来例の抵抗溶接機1の他の構成は、図4に示す例と同じである。
【0017】
この従来例の抵抗溶接機1においては、図5の右半分に示すように上部電極3が下降する前は、第1ワーク6が下部電極5の上端面に直接載置されなく、テーパー型芯出し治具21の傾斜した芯出し面21aに載置される。この状態で、第2ワーク7が前述と同様に第1ワーク6上に載置される。そして、図5の左半分に示すようにシリンダ2を作動して上部電極3を介して第2ワーク7を押圧すると、第2および第1ワーク7,6とテーパー型芯出し治具21とがともにスプリング22の付勢力に抗して下降し、第1ワーク6の被溶接部が前述の各例と同様に下部電極5の上端面に載置される。
このとき、テーパー型芯出し治具21の傾斜した芯出し面21aで第1ワーク6の芯出しが行われる。
この従来例の抵抗溶接機1の他の作動は、図4に示す例と同じである。
【0018】
このようなインロー型芯出し治具を用いた抵抗溶接機1によれば、前述の図4に示す例と同様に前述の図3に示す従来例のような諸問題を解決することができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の図4に示す例のインロー型芯出し治具を用いた抵抗溶接機1では、第1および第2インロー型芯出し治具19,20がシンプルな構造ではあるが、それらの各芯出し面と第1および第2ワーク6,7の内周面との間にクリアランスが存在するので、そのクリアランス分、芯出し精度が悪くなるという問題がある。
【0020】
一方、前述の図5に示す例のインロー型芯出し治具を用いた抵抗溶接機1では、傾斜した芯出し面21aを有するテーパー型芯出し治具21を用いているので、図4に示す例の抵抗溶接機1よりは芯出し精度が高いが、芯出し面21aのテーパー面と第1ワーク6の内周エッジとが線接触することから、これらの接触が不安定になりやすいため、図3に示す例の抵抗溶接機1よりは芯出し精度が低いという問題がある。特に、上部電極3が下降する前は、第1ワーク6が下部電極5の上端面に載置されないので、第1ワーク6の姿勢が不安定になりやすく、芯出し精度がより一層低くなってしまう。
したがって、図4および図5に示す例の各抵抗溶接機1では、芯出し精度を更に高める余地がある。
【0021】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、構造を簡単にしてコンパクトに形成するとともに制御を簡単にしつつ、芯出し精度をより一層高精度に確保することのできる安価な抵抗溶接機を提供することである。
【0022】
本発明の他の目的は、多機種の溶接部品の抵抗溶接に柔軟にかつ効率よく対応することができるとともに、芯出し治具の段取り換えや日常の管理を簡単にすることのできる抵抗溶接機を提供することである。
【0023】
本発明の他の目的は、ワークの高い芯出し精度を確保しつつ、簡単に高品質の溶接を行うことのできる抵抗溶接方法を提供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するために、請求項1の発明の抵抗溶接機は、駆動手段により第1電極を第2電極の方へ移動して第1電極と第2電極との間に第1ワークの被溶接部と第2ワークの被溶接部とを挟圧した状態で、これらの第1電極と第2電極との間に電圧を印加することで抵抗溶接を行う抵抗溶接機において、前記第1および第2ワークの少なくとも1つの芯出しを行う芯出し面を外周に形成されたコレット型芯出し部材を前記第2電極の内周に配設するとともに、前記コレット型芯出し部材にこのコレット型芯出し部材の芯出し面形成部を拡開する拡開部材を設け、更に前記第1電極に前記拡開部材を押圧する押圧部材を設け、前記駆動手段による前記第1電極の前記第2電極への移動時に前記押圧部材で拡開部材が押圧されて、前記コレット型芯出し部材の芯出し面形成部が拡開することにより、前記第1および第2ワークの少なくとも1つの芯出しを行うことを特徴としている。
【0025】
また、請求項2の発明の抵抗溶接機は、前記拡開部材にテーパー面を形成するとともに、前記コレット型芯出し部材にテーパー面を形成し、前記拡開部材が押圧されたとき、前記拡開部材のテーパー面と前記コレット型芯出し部材のテーパー面とが協働して発生する楔効果により前記コレット型芯出し部材の芯出し面形成部が拡開することを特徴としている。
【0026】
更に、請求項3の発明の抵抗溶接機は、前記第1および第2ワークは自動変速機に用いられる溶接部品であることを特徴としている。
【0027】
更に、請求項4の発明の抵抗溶接方法は、第1電極を第2電極の方へ移動して第1電極と第2電極との間に第1ワークの被溶接部と第2ワークの被溶接部とを挟圧した状態で、これらの第1電極と第2電極との間に電圧を印加することで抵抗溶接を行う抵抗溶接方法において、前記第2電極の内周に、前記第1および第2ワークの少なくとも1つの芯出しを行う芯出し面を外周に形成されたコレット型芯出し部材を配設するとともに、このコレット型芯出し部材に、前記コレット型芯出し部材の芯出し面形成部を拡開する拡開部材を配設し、前記第1電極を前記第2電極へ移動して前記押圧部材で前記拡開部材を押圧して前記コレット型芯出し部材の芯出し面形成部を拡開することにより、前記第1および第2ワークの少なくとも1つの芯出しを行うことを特徴としている。
【0028】
【作用および発明の効果】
このように構成された請求項1ないし3の発明の抵抗溶接機によれば、この例の抵抗溶接機1によれば、第2電極の内周に配置されるコレット型芯出し部材の芯出し面で第1および第2ワークの少なくとも一方の芯出しを行っているので、従来の抵抗溶接機よりも、ワークの芯出し精度を大幅に高くすることができる。これにより、非常に高品質の溶接部品を簡単にかつ安価に製造することができるようになる。特に、コレット型芯出し部材の芯出し面で第1および第2ワークの両方の芯出しを行うようにすれば、ワークの芯出し精度を最大に向上することができる。
【0029】
また、シンプルな構造のコレット型芯出し部材を第2電極の内周側に配置しているので、従来の芯出し部材を電極の外周に外付けする場合に比べて、芯出し構造を簡単にでき、抵抗溶接機をコンパクトに形成することができる。これにより、抵抗溶接機の省スペース化を図ることができる
しかも、第1電極を駆動する駆動手段が必要となるだけであるので、溶接作業の制御が容易になり、コストを低減することができる。
【0030】
したがって、多機種の溶接部品の抵抗溶接に柔軟に効率よく対応することができるので、芯出し治具の交換性を向上できるとともに、抵抗溶接機の日常管理が容易となる。その場合、駆動手段が設けられる第1電極側に位置するワークを各部品に共通にすれば、駆動手段が設けられない第2電極側のワーク、コレット型芯出し部材および拡開部材を交換するだけで済むようになるので、芯出し部材の交換性をより一層効果的に向上できる。
【0031】
特に、請求項2の発明の抵抗溶接機によれば、拡開部材のテーパー面とコレット型芯出し部材のテーパー面とを協働させて発生する楔効果によりコレット型芯出し部材の芯出し面形成部を拡開することで、芯出し構造をより一層簡単にできる。
【0032】
また、請求項3の発明の抵抗溶接機によれば、自動変速機の溶接部品を本発明の抵抗溶接機で溶接することで、簡単にかつ高精度に、しかも安価に製造することができる。したがって、自動変速機の変速制御を安定にかつ確実に行うようにすることができ、自動変速機の信頼性を向上することができる。
【0033】
一方、請求項4の発明の抵抗溶接方法によれば、ワークの高い芯出し精度を確保しながら、簡単に高品質の溶接を行うことができるようになる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の抵抗溶接機および抵抗溶接方法の実施の形態の一例を模式的にかつ部分的に示す、図4および図5と同様の図である。
【0035】
前述の図4に示す従来例では、2つの第1および第2インロー型芯出し治具19,20を用いているが、この例の抵抗溶接機1では、図1に示すように第1インロー型芯出し治具19を用いなく、代わりに、上端部外周に芯出し面23aを有する筒状のコレット型芯出し治具23を用いている。このコレット型芯出し治具23は第1インロー型芯出し治具19と同様に下部電極5の内周に配置される。このとき、芯出し面23aの少なくとも一部が下部電極5の上端より上方に突出するようにされている。
【0036】
コレット型芯出し治具23(本発明のコレット型芯出し部材に相当)は薄肉部23bが設けられており、この薄肉部23bは、図において上下方向と直交する方向に弾性変形可能となっている。また、薄肉部23bの上部にコレット型芯出し部23cが設けられており、このコレット型芯出し部23cの外周に芯出し面23aが設けられているとともに、コレット型芯出し部23cの内周にテーパー面23dが形成されている。
【0037】
また、この例の第2インロー型芯出し治具20は、上部インロー部材20bと下部インロー部材20c(本発明の拡開部材に相当)とから2部材に分割されて構成されている。下部インロー部材20cはコレット型芯出し治具23を上下方向に摺動可能に貫通して設けられているとともに、コレット型芯出し治具23との間に縮設されたスプリング24により図において常時上方に付勢されている。その場合、上部電極3が上昇位置にあるときは、下部インロー部材20cはその下端に設けられたストッパ20eにより0図1右半分に示す上限位置に設定されるようになっている。
【0038】
これらの上部および下部インロー部材20b,20cは、上部インロー部材20bの下面に突設された突部が下部インロー部材20cの上面に形成された凹部に嵌合されることにより一体的にされている。
【0039】
上部インロー部材20bの外周には芯出し面20aが形成されている。また、下部インロー部材20cの上端部外周には、テーパー面23と協働して楔効果を発生して上下方向と直交する方向の力を発生するテーパー面20dが形成されている。
なお、第2インロー型芯出し治具20は分割することなく、単一部材で構成することもできる。
【0040】
更に、上部電極3の中心には、突出軸26が下方に延びるようにして設けられている。突出軸26に下部には下端に開口する軸方向孔27が穿設されており、この軸方向孔27には、上部インロー部材20bを下方に押圧可能な押圧部材28が摺動可能に設けられている。この押圧部材28は上部電極が上昇位置にあるときは、図示しない適宜のストッパ手段で突出軸26に対する図1の右半分に示す下限位置に設定されるようになっている。突出軸26と押圧部材28との間にはスプリング29が配設されている。
【0041】
このように、この例の抵抗溶接機1は、第1ワーク6の芯出しがコレット型芯出しからなり、また、第2ワーク7の芯出しがインロー型芯出しからなる、コレット/インローの抵抗溶接機1として構成されている。
この例の抵抗溶接機1の他の構成は、図4に示す従来例と同じである。
【0042】
次に、この例の抵抗溶接機1の溶接作動、すなわち、この例の抵抗溶接方法について説明する。
図1の右半分に示すように、まず、前述の図4に示す従来例と同様に、例えば自動変速機の溶接部品のクラッチのハブである第1ワーク6の被溶接部を下部電極5の上端面に載置するとともに、この第1ワーク6の上にその回転軸である第2ワーク7を載置する。このとき、突出しているコレット型芯出し治具23の芯出し面23aで第1ワーク6が比較的粗く芯出しされ、また、第2インロー型芯出し治具20の突出している上部インロー部材20bの芯出し面20aで第2ワーク7の芯出しが図4に示す従来例と同様に行われる。
【0043】
この状態で、図3に示す従来例と同様にシリンダ2を作動して上部電極3を下降すると、突出軸26および押圧部材28もともに下降する。そして、押圧部材28が上部インロー部材20bに当接した後、押圧部材28は更に下降しようとしてこの上部インロー部材20bを下方に押圧するので、スプリング24が縮小して上部および下部インロー部材20b,20cがともに下降する。
【0044】
この下部インロー部材20cの下降で、図1の左半分に示すようにテーパー面20dとテーパー面23dとの協働により発生する楔効果で、コレット型芯出し治具23の上部のコレット型芯出し部23cが上下方向と直交する方向に力が加えられて拡開する。これにより、コレット型芯出し治具23の芯出し面23aが第1ワーク6の内周面の密に面接触するので、第1ワーク6が高精度に芯出しされる。このとき、上部インロー部材20bは下降しても第2ワーク7から脱出することはなく、上部インロー部材20bの芯出し面20aによる第2ワーク7の芯出しは保持されている。
【0045】
上部電極3が更に下降すると、上部および下部インロー部材20b,20cはそれ以上下降しないので押圧部材28も下降しなく、スプリング29が縮小して押圧部材28が突出軸26に対して上方へ逃げ、上部電極3および突出軸26がともに下降する。
【0046】
そして、図1の左半分に示すように上部電極3の下端が第2ワーク7の被溶接部に当接した後、前述の各例と同様に第1および第2ワーク6,7の被溶接部が上、下部電極3,5の間に挟圧される。この状態で、電圧印加装置10により所定の電圧を上、下部電極3,5の間に印加することにより、第1および第2ワーク6,7の被溶接部が溶接される。こうして、第1および第2ワーク6,7が抵抗溶接により接合される。
【0047】
溶接が終了すると、シリンダ2により上部電極3を上昇させる。すると、まず、縮小したスプリング29が伸びるので、押圧部材28と上部および下部インロー部材20b,20cは上昇しなく、上部電極3および突出軸26が上昇する。押圧部材28が突出軸26に対して初期の下限位置になると、スプリング29がそれ以上伸びないので、上部電極3および突出軸26の上昇とともに、押圧部材28が上昇するようになる。すると、縮小したスプリング24の付勢力で上部および下部インロー部材20b,20cも上昇するので、テーパー面20dとテーパー面23dとの協働が解消されて楔効果が消滅してコレット型芯出し部23cを拡開する力が解除され、コレット型芯出し部23cが薄肉部23bの弾性により初期状態に縮小する。
【0048】
最後に、上部電極3が上限値になると、シリンダ2の作動が停止し、上部電極3、突出軸26、押圧部材38、上部および下部インロー部材20b,20cは、いずれも図1右半分に示す初期の非作動状態になる。
この例の抵抗溶接機1の他の作動は、図4に示す従来例と同じである。
【0049】
この例の抵抗溶接機1によれば、下部電極5の内周に配置されるコレット型芯出し治具23の芯出し面23aで第1ワーク6の芯出しを行っているので、前述の図5に示す従来例の抵抗溶接機1よりも、第1ワーク6の芯出し精度を大幅に高くすることができる。これにより、非常に高品質の溶接部品を簡単にかつ安価に製造することができるようになる。
【0050】
また、図4に示す前述の従来例と同様に、図3に示す従来例の第1および第2クランプ手段8,9を用いなく、しかも、シンプルな構造のコレット型芯出し治具23および第2インロー型芯出し治具20をともに下部電極5の内周側に配置しているので、芯出し構造を簡単にでき、抵抗溶接機1をコンパクトに形成することができる。これにより、抵抗溶接機1の省スペース化を図ることができる
しかも、1本のシリンダ2が必要となるだけであるので、溶接作業の制御が容易になり、コストを低減することができる。
【0051】
したがって、多機種の溶接部品の抵抗溶接に柔軟に効率よく対応することができるので、芯出し治具の交換性を向上できるとともに、抵抗溶接機1の日常管理が容易となる。その場合、第2ワーク7を各部品に共通にすれば、シリンダのない側の第1ワーク6、コレット型芯出し治具23および第2インロー型芯出し治具20を交換するだけで済むので、芯出し治具の交換性をより一層効果的に向上できる。
【0052】
しかも、自動変速機の、クラッチやブレーキあるいはギヤ部品等の溶接部品をこの例の抵抗溶接機1で溶接することで、簡単にかつ高精度に、しかも安価に製造することができる。したがって、自動変速機の変速制御を安定にかつ確実に行うようにすることができ、自動変速機の信頼性を向上することができる。
【0053】
一方、この例の抵抗溶接方法によれば、ワークの高い芯出し精度を確保しながら、簡単に高品質の溶接を行うことができるようになる。
この例の抵抗溶接機1および抵抗溶接方法の他の作用効果は、図4に示す従来例と同じである。
【0054】
図2は、本発明の抵抗溶接機および抵抗溶接方法の実施の形態の一例を模式的にかつ部分的に示す、図1、図4および図5と同様の図である。
図1に示す例のコレット型芯出し治具23が薄肉部23bと、芯出し面23aを有するコレット型芯出し部23cとを有しているが、図2に示すようにこの例の抵抗溶接機1では、コレット型芯出し治具23には、薄肉部23bおよび芯出し面23aを有するコレット型芯出し部23cは設けられていない。また、図1に示す例のコレット型芯出し治具23では、上端部内周にテーパー面23dが形成されているが、この例の抵抗溶接機1では、テーパー面23dはコレット型芯出し治具23の上端部外周に形成されている。
【0055】
また、この例の抵抗溶接機1は、図1に示す例の第2インロー型芯出し治具20を有していなく、代わりに、第2コレット型芯出し治具25(本発明の拡開部材に相当)を有している。以下のこの例の抵抗溶接機1の説明においては、説明の便宜上、前述のコレット型芯出し治具23を第1コレット型芯出し治具23という。
【0056】
第2コレット型芯出し治具25は、図1に示す例の下部インロー部材20cの類似しており、第2コレット型芯出し治具25の上端部には、この下部インロー部材20cのテーパー面20dと同様のテーパー面25aが形成されている。また、第2コレット型芯出し治具25は第1コレット型芯出し治具23を摺動可能に貫通しているとともに、スプリング30により常時上方に付勢されている。更に、第2コレット型芯出し治具25の下端には、図1に示す例の下部インロー部材20cのストッパ20eと同様のストッパ31が設けられており、このストッパ31により、上部電極3が上昇位置にあるときは、第2コレット型芯出し治具25は図2右半分に示す上限位置に設定されている。
【0057】
図2左半分に示すように、上部電極3の下降時に、押圧部材28は第2コレット型芯出し治具25の上面に直接当接してこの第2コレット型芯出し治具25を下方に押圧するようになっている。
【0058】
更に、この例の抵抗溶接機1は、第1および第2コレット型芯出し治具23,25の各テーパー面23a,25aの間に、筒状のダブル(W)コレット型芯出し部材32が配設されている。このWコレット型芯出し部材32の上下端部の外周には、それぞれ上部および下部芯出し面32a,32bが形成されている。また、これらの芯出し面32a,32bに対応する内周には、それぞれテーパー面25aと協働して楔効果を発生するテーパー面32cと、テーパー面23aと協働して楔効果を発生するテーパー面32dとが形成されている。そして、これらの楔効果で、Wコレット型芯出し部材32の上下端部が弾性変形して拡開されるようになっている。
【0059】
このように、この例の抵抗溶接機1は、第1および第2ワーク6,7の各芯出しがともにコレット型芯出しからなるコレット/コレットの抵抗溶接機1として構成されている。
この例の抵抗溶接機1の他の構成は、図1に示す例と同じである。
【0060】
次に、この例の抵抗溶接機1の溶接作動、すなわち、この例の抵抗溶接方法について説明する。
図1の右半分に示すように、まず、前述の図1に示す例と同様に、例えば自動変速機における溶接部材のブレーキのハブである第1ワーク6の被溶接部を下部電極5の上端面に載置するとともに、この第1ワーク6の上に自動変速機における溶接部材のワンウェイクラッチのインナーレースである第2ワーク7を載置する。このとき、上部芯出し面32aにより第2ワーク7が比較的粗く芯出しされ、また、下部芯出し面32bにより第1ワーク6が比較的粗く芯出しされる。
【0061】
そして、図1に示す例と同様に上部電極3が下降すると、押圧部材28が第2コレット型芯出し治具25を押圧して、第2コレット型芯出し治具25が下降するとともに、この第2コレット型芯出し治具25の下降でコレット型芯出し部材32も一緒に下降する。更に、このコレット型芯出し部材32の下降で、図2の左半分に示すようにテーパー面25aとテーパー面32cとが協働して楔効果を発生するとともにテーパー面23dとテーパー面32dとが協働して楔効果を発生し、コレット型芯出し部材32の上端部および下端部がそれぞれ上下方向と直交する方向に力が加えられて弾性変形し拡開する。
【0062】
これにより、コレット型芯出し治具32の上部芯出し面32aが第2ワーク7の内周面の密に面接触するとともにコレット型芯出し治具32の下部芯出し面32bが第1ワーク6の内周面の密に面接触するので、第1ワーク6が高精度に芯出しされる。
【0063】
溶接が終了して、上部電極3を上昇すると前述の両楔効果が消滅するので、拡開したコレット型芯出し部材32の上端部および下端部がそれぞれ弾性により縮小する。これにより、コレット型芯出し部材32がテーパー面23dとテーパー面32dとの協働で上昇し、図2右半分に示す初期の非作動位置に戻る。
この例の抵抗溶接機1の他の作動は、図1に示す例と同じである。
【0064】
この例の抵抗溶接機1および抵抗溶接方法によれば、下部電極5の内周に配置されるコレット型芯出し部材32の上部および下部芯出し面32a,32bでそれぞれ第2ワーク7および第1ワーク6の芯出しを行っているので、第1および第2ワーク6,7のの各芯出し精度をともに高くすることができる、したがって、図1に示す例の抵抗溶接機1よりも、非常に高品質の溶接部品を簡単にかつ安価に製造することができるようになる。
この例の抵抗溶接機1および抵抗溶接方法の他の作用効果は、図1に示す例と同じである。
【0065】
なお、前述の各例では、第1ワークのみコレット型で芯出しをするか、あるいは第1および第2ワークの両方をコレット型で芯出しをするかしているが、第2ワークのみコレット型で芯出しをすることもできる。
また、前述の各例では、2つの電極を上下方向に配置しているが、これらの2つの電極は、例えば水平方向等の任意の方向に配置することもできる。
【0066】
また、本発明の抵抗溶接機および抵抗溶接方法を自動変速機の溶接部品に適用して説明しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、自動変速機の部品に限らず、どのような部品(ワーク)の抵抗溶接作業にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる抵抗溶接機および抵抗溶接方法の実施の形態の一例を模式的にかつ部分的に示す図である。
【図2】 本発明にかかる抵抗溶接機および抵抗溶接方法の実施の形態の他の一例を模式的にかつ部分的に示す、図1と同様の図である。
【図3】 自動変速機の溶接部品の溶接に従来一般的に採用されている抵抗溶接機を模式的に示す図である。
【図4】 従来のインロー/インロー型の抵抗溶接機の一例を模式的に示す、図1と同様の図である。
【図5】 従来のテーパー/インロー型の抵抗溶接機の一例を模式的に示す、図1と同様の図である。
【符号の説明】
1…抵抗溶接機、2…シリンダ、3…上部電極、4…基台、5…下部電極、6…第1ワーク、7…第2ワーク、10…電圧印加装置、20…第2インロー型芯出し治具、20a…芯出し面、20b…上部インロー部材、20c…下部インロー部材、20d…テーパー面、23…コレット型芯出し治具、23a…芯出し面、23b…薄肉部、23c…(第1)コレット型芯出し部、23d…テーパー面、25…第2コレット型芯出し治具、25a…テーパー面、26…突出軸、28…押圧部材、32…ダブル(W)コレット型芯出し部材、32a…上部芯出し面、32b…下部芯出し面、32c,32d…テーパー面
Claims (4)
- 駆動手段により第1電極を第2電極の方へ移動して第1電極と第2電極との間に第1ワークの被溶接部と第2ワークの被溶接部とを挟圧した状態で、これらの第1電極と第2電極との間に電圧を印加することで抵抗溶接を行う抵抗溶接機において、
前記第1および第2ワークの少なくとも1つの芯出しを行う芯出し面を外周に形成されたコレット型芯出し部材を前記第2電極の内周に配設するとともに、前記コレット型芯出し部材にこのコレット型芯出し部材の芯出し面形成部を拡開する拡開部材を設け、更に前記第1電極に前記拡開部材を押圧する押圧部材を設け、
前記駆動手段による前記第1電極の前記第2電極への移動時に前記押圧部材で拡開部材が押圧されて、前記コレット型芯出し部材の芯出し面形成部が拡開することにより、前記第1および第2ワークの少なくとも1つの芯出しを行うことを特徴とする抵抗溶接機。 - 前記拡開部材にテーパー面を形成するとともに、前記コレット型芯出し部材にテーパー面を形成し、前記拡開部材が押圧されたとき、前記拡開部材のテーパー面と前記コレット型芯出し部材のテーパー面とが協働して発生する楔効果により前記コレット型芯出し部材の芯出し面形成部が拡開することを特徴とする請求項1記載の抵抗溶接機。
- 前記第1および第2ワークは自動変速機に用いられる溶接部品であることを特徴とする請求項1または2記載の抵抗溶接機。
- 第1電極を第2電極の方へ移動して第1電極と第2電極との間に第1ワークの被溶接部と第2ワークの被溶接部とを挟圧した状態で、これらの第1電極と第2電極との間に電圧を印加することで抵抗溶接を行う抵抗溶接方法において、
前記第2電極の内周に、前記第1および第2ワークの少なくとも1つの芯出しを行う芯出し面を外周に形成されたコレット型芯出し部材を配設するとともに、このコレット型芯出し部材に、前記コレット型芯出し部材の芯出し面形成部を拡開する拡開部材を配設し、前記第1電極を前記第2電極へ移動して前記押圧部材で前記拡開部材を押圧して前記コレット型芯出し部材の芯出し面形成部を拡開することにより、前記第1および第2ワークの少なくとも1つの芯出しを行うことを特徴とする抵抗溶接方法。
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