JP3840007B2 - 両軸受リールのリール本体 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リール本体、特に、ハンドルが一側面に配置され内部にスプールが配置された両軸受リールのリール本体に関する。
【0002】
【従来の技術】
両軸受リールは、釣り竿に装着されるリール本体と、リール本体の内部に配置されたスプールと、リール本体の一側に装着されたハンドルとを備えている。リール本体は、左右1対の側板と両側板を連結する連結部材とを有するリールフレームと、両側板の外方を覆う1対の側カバーとをしている
この種の両軸受リールにおいて、リール本体のハンドル装着側と逆側の一方の側板に、スプールが通過可能な円形の開口を形成し、スプールをハンドル装着側と逆側の側面から着脱できるようになっているものが従来知られている。従来の両軸受リールの一方の側カバーは、スプールを着脱するために一方の側板に着脱自在に装着されている。円形の開口には、スプール軸を回転自在に支持するためのスプール支持部が着脱自在に装着されている。スプール支持部は、側カバーと一体で着脱できるように一方の側カバーに連結されており、スプール支持部又は側カバーを側板に対して着脱すると、側カバー及びスプール支持部が側板から一体で着脱するように構成されている。このスプール支持部を着脱操作するための着脱操作部は、一方又は他方の側カバーから露出して外部から操作可能に設けられている。
【0003】
このように、スプール支持部及び側カバーが一体で外れると、開口を通過させてスプールを取り付け及び取り外しできる。また、スプール制動用の遠心制動機構等の制動機構が内部に装着されている場合には、制動機構の制動力の調整を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の構成では、着脱操作部が一方の側カバーに外部に露出して設けられているので、パーミング操作によりリール本体と釣り竿とを一緒に握ると、手のひらに着脱操作部が接触することがある。手のひらに着脱操作部が接触すると、手のひらに違和感を感じることがある。また、着脱操作部の構造によっては誤って着脱操作が行われてしまうことがある。
【0005】
さらに、一方の側カバーに着脱操作部を設けると、特に、側面視円形の金属製の丸形リールの場合には、デザイン的にもすっきりした印象が得られずに高級感がある外観が得られにくい。
【0006】
本発明の課題は、リール本体を握ったときに違和感が生じないようにしかつ誤って着脱操作を行うことがないようにすることにある。
【0007】
本発明のさらに別の課題は、高級感のある外観が得られるものにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
発明1に係る両軸受リールのリール本体は、ハンドルが一側面に配置され内部にスプールが配置された両軸受リールのリール本体であって、フレームと、スプール支持部と、着脱操作部と、第1側カバーと、第2側カバーとを備えている。フレームは、間隔を隔てて配置されスプールが通過可能な円形の第1開口が一方に設けられた1対の側板を有する。スプール支持部は、第1開口に着脱自在に装着されスプールの回転軸の一端を回転自在に支持する。着脱操作部は、スプール支持部を着脱操作するために一方の側板又はスプール支持部に設けられたものである。第1側カバーは、第1開口が形成された一方の側板の外方をスプール支持部及び着脱操作部を含めて覆う開閉自在なカバーである。第2側カバーは、他方の側板の外方を覆いかつハンドルの回転軸が支持されるカバーである。第1側カバーは、第2側カバー側から開閉操作される。第1開口には、雌係止部が設けられており、スプール支持部は、回動により雌係止部に係合・離脱する雄係止部を有し、着脱操作部は、スプール支持部の外側面に設けられた回動操作用の操作凸部を有し、第1側カバーの前記一方の側板に対向する面には、スプール支持部のねじ込み不良の時に操作凸部に当接する突出部が設けられている。
【0009】
この両軸受リールのリール本体では、スプールを着脱する際には、第1側カバーを一方の側板から外し、内部に配置された着脱操作部を操作してスプール支持部を一方の側板から外す。すると第1開口が外部に露出してスプールを取り外すことができる。また、たとえば、スプールを制動する遠心制動機構がスプール側部に設けられている場合には、スプール支持部を外すことで遠心制動機構の制動力を調整できる。ここでは、着脱操作部がスプール支持部とともに第1側カバーによって覆われているので、パーミング等のリール本体を握る動作を行っても、着脱操作部を誤って操作したり、着脱操作部が接触して違和感が生じたりしない。さらに、着脱操作部が第1側カバーに隠れて外部に露出しないので、第1側カバーの意匠の自由度が高くなり、高級感がある外観を得やすくなる。さらにまた、スプール支持部を一方向に回動させると、両係止部が係合してスプール支持部が開口部分で一方の側板に装着される。また、逆方向に回動させると離脱してスプール支持部が側板から外れる。ここでは、回動操作によりスプール支持部を側板に対して簡単に着脱できる。また、突出した操作凸部をつまんで簡単にスプール支持部を回動させることができる。さらに、ねじ込み不良で操作凸部が正常ではない回動位置にあると、側カバーに設けられた突出部が操作凸部に当接して側カバーを側板に正常に装着できなくなる。このため、スプール支持部を確実に側板に装着できる。
発明2に係る両軸受リールのリール本体は、発明1に記載のリール本体において、両側カバー及び側板は回転軸方向から見た外形が円形又は略円形である。この場合には、丸形の両軸受リールのリール本体から着脱操作部を隠すことができるので、高級感がある外観を得やすくなる。
【0010】
発明3に係る両軸受リールのリール本体は、発明2に記載のリール本体において、両側カバー及びフレームは金属製である。この場合には、外観が金属の質感で表現されるので、高級感をさらに演出できる。
【0011】
発明に係る両軸受リールのリール本体は、発明1から3のいずれかに記載のリール本体において、雌係止部は雌ねじであり、雄係止部は雄ねじである。この場合には、スプール支持部の着脱構造を雌雄ねじにより簡単な加工で実現できる。
【0012】
発明に係る両軸受リールのリール本体は、発明1から4のいずれかに記載のリール本体において、スプール支持部は、操作凸部と雄係止部との間にスプールの側部を臨み得る第2開口を有する。この場合には、第2開口からスプール側部を臨めるので、たとえば、遠心制動機構をスプール側部に設けた場合には、遠心制動機構を制動力の調整をスプール支持部を外すことなく簡単に行える。しかもスプール支持部が側板に装着されたままであるので、制動力を調整する際等にスプールの脱落を防止することができる。
【0013】
発明に係る両軸受リールのリール本体は、発明1からのいずれかに記載のリール本体において、第1側カバーは、スプールの回転軸と平行な第1軸に軸回りに揺動自在かつ軸方向に移動自在に一方の側板に装着されている。この場合には、第1側カバーがスプールの回転軸と平行な軸回り揺動するので、着脱時に回転軸方向のスペースがあまり必要ではなく、第1側カバーをコンパクトに着脱できる。
【0014】
発明に係る両軸受リールのリール本体は、発明に記載のリール本体において、第1側カバーを側板から離反する方向に付勢する第1付勢部材をさらに備える。この場合には、側板と第1側カバーとの係合が外れると、第1側カバーが側板から離反するので、自重により第1側カバーが自動的に揺動してスプール支持部が露出する。
【0015】
発明に係る両軸受リールのリール本体は、発明又はに記載のリール本体において、スプール支持部は、第1側カバーの内側で第1軸に軸回りに揺動自在かつ軸方向移動自在に一方の側板に装着されている。この場合には、スプール支持部も第1側カバーと同様に揺動するので、スプール支持部も着脱時に回転軸方向のスペースがあまり必要ではなく、第1側カバーをコンパクトに着脱できる。また、揺動軸を第1側カバーと共用しているので、揺動構造も簡素になる。
【0016】
発明に係る両軸受リールのリール本体は、発明に記載のリール本体において、スプール支持部を側板から離反する方向に付勢する第2付勢部材をさらに備える。この場合には、側板とスプール支持部との係合が外れると、スプール支持部が側板から離反するので、自重によりスプール支持部が自動的に揺動して第1開口からスプール側部が露出する。
【0017】
発明1に係る両軸受リールのリール本体は、発明からのいずれかに記載のリール本体において、第1側カバーは、第1軸に沿って配置されかつ側板に回動自在かつ軸方向移動自在に配置された揺動軸の先端に固定されている。この場合には、第1側カバーが揺動軸の先端に固定されているので、揺動軸を所定の軸方向位置で位置決め固定することにより第1側カバーを側板に簡単に固定できる。
【0018】
発明1に係る両軸受リールのリール本体は、発明1に記載のリール本体において、第2側カバーに回転自在かつ着脱不能に装着され、揺動軸の他端に螺合するねじ部材をさらに備える。この場合には、第2側カバーに設けられたねじ部材を揺動軸に螺合させることにより、第1側カバーをハンドル側に引っ張って側板に固定できる。
【0019】
発明1に係る両軸受リールのリール本体は、発明1に記載のリール本体において、第2側カバーに揺動軸の径方向に移動自在に装着され揺動軸の他端を係止する係止部材をさらに備える。この場合には、係止部材を径方向に移動させるだけで揺動軸を係止できるので、第1側カバーの着脱操作が容易になる。
【0020】
発明1に記載の両軸受リールのリール本体は、発明1からのいずれかに記載のリール本体において、第1側カバーは、スプールの回転軸と交差する第2軸に平行な軸回りに揺動自在に装着されている。この場合には、第1側カバーが回転軸と交差する第2軸に平行な軸回りに揺動するので、回転軸方向のスペースは大きくなるが、第2軸方向のスペースは大きくならない。
【0021】
発明1に記載の両軸受リールのリール本体は、発明から1のいずれかに記載のリール本体において、揺動して開いた第1側カバーを開状態で保持する保持手段をさらに備える。この場合には、開状態で第1側カバーが保持されるので、スプールの交換や遠心制動機構の調整が容易である。
【0022】
【発明の実施の形態】
〔実施形態1〕
図1〜図3において、本発明の一実施形態を採用した両軸受リールは、ベイトキャスト用の丸形の両軸受リールである。このリールは、リール本体1と、リール本体1の側方に配置されたスプール回転用ハンドル2と、ハンドル2のリール本体1側に配置されたドラグ調整用のスタードラグ3とを備えている。ハンドル2は、板状のアーム部2aと、アーム部2aの両端に回転自在に装着された把手2bとを有するダブルハンドル形のものである。
【0023】
リール本体1は、例えばアルミニウム合金やマグネシウム合金などの金属製の部材であり、フレーム5と、フレーム5の両側方に装着された第1側カバー6及び第2側カバー7とを有している。リール本体1の内部には糸巻用のスプール12がスプール軸20(図2)を介して回転自在かつ着脱自在に装着されている。第1側カバー6及び第2側カバー7は、スプール軸方向から見て円形又は略円形である。
【0024】
フレーム5内には、図2に示すように、スプール12と、サミングを行う場合の親指の当てとなるクラッチレバー17と、スプール12内に均一に釣り糸を巻くためのレベルワインド機構18とが配置されている。またフレーム5と第2側カバー7との間には、ハンドル2からの回転力をスプール12及びレベルワインド機構18に伝えるためのギア機構19と、クラッチ機構21と、クラッチレバー17の操作に応じてクラッチ機構21の係脱を制御するための係脱制御機構22と、スプール12を制動するドラグ機構23と、スプール12の回転時の抵抗力を調整するためのキャスティングコントロール機構24とが配置されている。また、フレーム5と第1側カバー6との間には、キャスティング時のバックラッシュを抑えるための遠心ブレーキ機構25が配置されている。
【0025】
フレーム5は、図2及び図3に示すように所定の間隔をあけて互いに対向するように配置された1対の側板8,9と、これらの側板8,9を一体で連結する上下の連結部10,11とを有している。1対の側板8,9もスプール軸方向から見て円形又は略円形であり、内部に空間を有する扁平有底筒状の部材である。左側(ハンドル2装着側と逆側)の側板8の中心部よりやや上方には、スプール12を着脱するための円形の開口8aが形成されている。この開口8aの内周面には、雌ねじ部8bが形成されている。右側の側板9には、ハンドル軸30を支持するための筒状のボス部7aとスプール軸20を支持するための筒状のボス部7bとが間隔を隔てかつ外方に突出してカシメ固定されている。上側の連結部10は、側板8,9の外形と同一面に配置されており、下側の連結部11は、前後に1対設けられており、外形より内側に配置されている。下側の連結部11には、リールを釣り竿に装着するための前後に長い、たとえばステンレス等の金属製の装着脚部4がリベット止めされている。
【0026】
側板8の開口8aには、スプール軸20の一端を回転自在に支持するためのスプール支持部13が着脱自在に装着されている。スプール支持部13は、図1〜図3及び図5に示すように、開口8aに着脱自在に装着されるリング部14と、リング部14の内周側にリング部14と同芯に配置された有底筒状の軸受部15と、リング部14と軸受部15とを連結するとともにスプール支持部13を回動操作するための操作凸部16とを有している。これらの各部は一体成形された合成樹脂又は金属製の部材である。
【0027】
リング部14の外周面には開口8aに形成された雌ねじ部8bに螺合する雄ねじ部14aが形成されている。リング部14の内周面には、遠心ブレーキ機構25のブレーキライナー68が固定されている。
【0028】
軸受部15の内周面には、スプール軸20の一端を回転自在に支持するための軸受26bが装着されている。また底部には、キャスティングコントロール機構24の摩擦プレート51が装着されている。
【0029】
操作凸部16は、リング部14と軸受部15とを連結するように直径に沿って配置されており、軸方向外方に向かって凸に湾曲して形成されている。この結果、操作凸部16の両側に開口16a,16aが形成される。この開口16aからスプール12の側部が臨めるとともに、そこに指先を入れることができる。
【0030】
第1側カバー6は、図3〜図5に示すように、スプール12の着脱を可能にするために側板8に揺動自在に装着されフレーム5に対して開閉可能である。第1側カバー6は、図2及び図3に示す閉姿勢から図1及び図5に示す開姿勢に揺動自在である。第1側カバー6は、側板8の外方を覆う円板状のカバー本体33と、カバー本体33を揺動自在に支持するための揺動軸34と、カバー本体33を側板8から離反する方向に付勢するコイルばね35とを有している。カバー本体33は側板8を覆うように外方に僅かに凸に湾曲した金属製の部材であり、意匠性の向上を図るために外周部に多数の丸孔が周方向に間隔を隔てて設けられている。カバー本体33の外周側の内面には、揺動軸34を固定するためのねじ穴33aが形成されている。
【0031】
揺動軸34の先端には、ねじ穴33aにねじ込まれるねじ部34aが形成されており、ねじ部34aに隣接して大径の工具係止部34bが形成されている。ねじ部34aはカバー本体33にねじ込まれ、これにより揺動軸34がカバー本体33に固定されている。
【0032】
揺動軸34の外周側には、側板8を貫通してパイプ部材36が同芯に配置されている。揺動軸34の先端はパイプ部材36に回転自在に支持され、基端側は側板9に回転自在に支持され、さらに、第2側カバー7から外方に突出している。パイプ部材36は、揺動軸34を回転自在支持するとともに軸方向移動不能に支持する。パイプ部材36の先端には大径部36aが形成されており、大径部36a内に揺動速度を規制するためのOリング37が装着されている。
【0033】
大径部36aと側板8との間にはコイルばね35が圧縮状態で装着されている。パイプ部材36の大径部36aを除く部分の外周面には、平行な面取り部36bが形成されており、側板8には面取り部36bを軸方向移動自在かつ回転不能に支持するための小判孔38aを有する支持部材38がねじ止めされている。パイプ部材36の基端には揺動軸34の軸方向の移動を規制する規制円板39が止め輪39aにより固定されている。この規制円板39と大径部36aとでパイプ部材36を挟持することで、揺動軸34は、パイプ部材36に対して軸方向に移動不能に支持される。またこの規制円板39が側板8に当接することにより、第1側カバー6が開くときの軸方向位置が決定される。これにより、第1側カバー6は、側板8に揺動自在かつ軸方向に所定距離移動可能に装着され側板8に対して脱落することなく開閉自在となっている。
【0034】
揺動軸34の基端部には、ねじ部34cが形成されており、ねじ部34cは着脱ナット40にねじ込まれている。着脱ナット40は、第2側カバー7に回転自在かつ軸方向移動不能に装着されている。この着脱ナット40を反時計回りに回転させて着脱ナット40からねじ部34cを離反させると、揺動軸34は、コイルばね35に付勢されて図4左方に移動する。するとカバー本体33も左方に移動して第1側カバー6が開く。第1側カバー6が開くと自重により揺動する。このときの揺動速度はOリング37によりゆったりとした速度に規制される。
【0035】
スプール12は、両側部に皿状のフランジ部12aを有しており、両フランジ部12aの間に筒状の糸巻き胴部12bを有している。また、スプール12は、糸巻き胴部12bの内周側の軸方向の実質的に中央部に一体で形成された筒状のボス部12cを有しており、ボス部12cを貫通するスプール軸20にたとえばセレーション結合により回転不能に固定されている。この固定方法はセレーション結合に限定されず、キー結合やスプライン結合等の種々の結合方法を用いることができる。
【0036】
スプール軸20は、側板9を貫通して第2側カバー7の外方に延びている。その延びた一端は、第2側カバー7に装着されたボス部7bに軸受26aにより回転自在に支持されている。またスプール軸20の他端は前述したように軸受26bにより回転自在に支持されている。
【0037】
スプール軸20の大径部分20aの右端は、側板9の貫通部部分に配置されており、そこにはクラッチ機構21を構成する係合ピン20bが固定されている。係合ピン20bは、直径に沿って大径部分20aを貫通しており、その両端が径方向に突出している。
【0038】
ギア機構19は、ハンドル軸30と、ハンドル軸30に固定されたメインギア31と、メインギア31に噛み合う筒状のピニオンギア32とを有している。ピニオンギア32は、図3に示すように、側板9の外方から内方に延び、中心にスプール軸20が貫通する筒状部材であり、スプール軸20に軸方向に移動自在に装着されている。また、ピニオンギア32の図3左端部は、軸受27により側板9に回転自在かつ軸方向移動自在に支持されている。ピニオンギア32の他端側には係合ピン20bに噛み合う噛み合い溝32aが形成されている。この噛み合い溝32aと係合ピン20bとによりクラッチ機構21が構成される。
【0039】
クラッチレバー17は、図2に示すように、1対の側板8,9間の後部でスプール12後方に配置されている。クラッチレバー17は上下方向にスライドする。
【0040】
キャスティングコントロール機構24は、スプール軸20の両端を挟むように配置された複数の摩擦プレート51と、摩擦プレート51によるスプール軸20の挟持力を調節するための制動キャップ52とを有している。左側の摩擦プレート51は、スプール支持部13内に装着されている。
【0041】
遠心ブレーキ機構25は、図3及び図5に示すように、スプール12と一体回転するようにスプール軸20に固定された回転部材66と、回転部材66に周方向に間隔を隔てて配置され径方向に移動自在に装着された筒状の摺動子67と、リング部14の内周面に固定され摺動子67に接触可能なブレーキライナー68とを有している。回転部材66は、軸受部15の外周側に配置される円板部66aを有しており、円板部66aには、周方向に間隔を隔てて、たとえば6つの凹部66bが形成されている。各凹部66bには、対向する2対の係止突起70a,70bが径方向に間隔を隔てて形成されている。係止突起70aは、外周部に互いに突出して形成され、摺動子67を抜け止めするための突起である。係止突起70bは、係止突起70aより内周側に形成され、摺動子67がブレーキライナー68に接触しないようにするための突起である。また、凹部66bの底面には、径方向に延びるガイド軸69が放射状に配置されている。このガイド軸69に摺動子67が移動自在に案内される。
【0042】
摺動子67は、筒状の部材であり、その内周側の端部に他の部分より大径で係止突起70a,70bに係止される鍔部67aを有している。摺動子67はスプール12が回転すると遠心力によりブレーキライナー68に接触してスプール12を制動する。このとき、鍔部67aが係止突起70bを乗り越えてそれより内周側に配置されると、遠心力が作用しても鍔部67aが係止突起70bに接触してブレーキライナー68に接触できない。この摺動子67の径方向位置を切り換えることにより、遠心ブレーキ機構25の制動力を調整できる。
【0043】
次にスプール12の着脱操作について説明する。
【0044】
バックラッシュ等により釣り糸がスプール12に絡まる等してスプール12をリール本体1から取り外す際には第1側カバー6を開けて側板8の開口8aを開放する。
【0045】
第1側カバー6を開けるには、まず着脱ナット40を反時計回りに回して着脱ナット40から揺動軸34を外す。揺動軸34が着脱ナット40から外れると、コイルばね35の付勢力により揺動軸34が図4左方に移動し、第1側カバー6も左方に移動する。すると、第1側カバー6は自重により揺動軸34回りに揺動し、第1側カバー6が開姿勢に開く。第1側カバーが開いた状態を図1及び図5に示す。第1側カバー6が開くと、スプール支持部13が露出する。この状態で開口16aから指を入れて遠心ブレーキ機構25の摺動子67のスプール径方向の位置の切り換えると、制動力の調整が可能である。すなわち、係止突起70bより内周側に配置すると、その摺動子67がブレーキライナー68に接触できなくなり、制動力がその分弱くなる。
【0046】
第1側カバー6を開けると、スプール支持部13を操作凸部16を指でつまんで反時計回りに回す。するとスプール支持部13が側板8から外れて開口8aが外部に露出する。この状態でスプール軸20をつまんで引き出せばスプール12を取り外せる。
【0047】
スプール12を取り出して再度スプール12を装着すると第1側カバー6を閉める。このときには、カバー本体33を閉姿勢側に手で揺動させ、さらに側板8側に押圧する。この状態で、着脱ナット40を時計回りに回すと、着脱ナット40に揺動軸34の先端がねじ込まれ、第1側カバー6が側板8に装着され閉姿勢になる。
【0048】
〔実施形態2〕
前記実施形態1では、第1側カバー6をスプール軸と平行な揺動軸34回りに揺動させたが、スプール軸20と交差する軸に平行な軸回りに揺動させてもよい。
【0049】
図6において、実施形態2では、第1側カバー6は、側板8の外周部に揺動軸75により揺動自在に装着されている。揺動軸75は、側板8の外周部にスプール軸20と直交する軸に平行に配置されている。
【0050】
第1側カバー6は、図6に実線で示す閉姿勢と2点鎖線で示す閉姿勢との間で揺動自在である。また、第1側カバー6は、揺動軸75の外周側に配置された捩じりコイルばね77により開姿勢側に付勢されている。第1側カバー6の揺動部分と対向する外周側の内側面には、ねじ穴76が形成されている。ねじ穴76には、着脱軸80の先端がねじ込まれている。
【0051】
第1側カバー6の内側面には、内方に突出する突起部78が設けられている。この突起部78は、カバー本体33と一体又は別体で設けられている。突起部78は、スプール支持部13が側板8にねじ込まれ、操作凸部16が所定の回動位置に配置されたときに操作凸部16に接触せず、ねじ込み不良で所定の回動位置からずれて操作凸部16が配置されたときに当接するように、所定位置よりねじ込み方向上流側に設けられている。このような突起部78を設けると、スプール支持部13がきちんと側板8にねじ込まれていない場合に、第1側カバー6を閉姿勢にすることができなくなる。このため、製造時や装着時に、不注意によるスプール支持部13の装着ミスを未然に防止できる。また、ねじが緩んでも操作凸部16が突起部78に当接した時点でそれ以上スプール支持部13が回らなくなり、緩み止めにもなる。しかも、所定位置よりねじ込み方向上流側に配置したので、ねじの摩耗により所定位置がねじ込み方向下流側(通常は所定位置の時計回りの方向)にずれても操作凸部16が突起部78に当接しない。
【0052】
着脱軸80は、両側板8,9に回転自在かつ所定距離軸方向移動自在に装着されており、基端が第2側カバー7から突出している。着脱軸の先端にはねじ穴76に螺合する雄ねじ部80aが形成されており、基端には回動操作を行うための操作つまみ80bが取り付けられている。この操作つまみ80bを回すことで、第1側カバー6を閉姿勢から開姿勢に開けることができる。
【0053】
ここでは、閉姿勢の状態で操作つまみ80bを反時計回りに回すと着脱軸80から第1側カバー6が外れ、捩じりコイルばね77の付勢力により第1側カバー6が開姿勢側に揺動する。また、開状態から閉じるときには、第1側カバー6を手で閉姿勢側に揺動させて、操作つまみ80bを時計回りに回すと、着脱軸80が第2側カバーのねじ穴76に螺合して閉姿勢に保持される。
【0054】
〔実施形態3〕
実施形態1では、揺動軸34の基端をねじにより保持したが、図7に示すように、揺動軸34の基端をスライドする係止部材85により保持してもよい。また、開姿勢のとき、その揺動位置を強制的に保持するようにしてもよい。
【0055】
図7において、揺動軸34の基端には、係止円板45が揺動軸34に対して偏芯した状態で固定されている。係止円板45の外周面には、開姿勢で第1側カバー6を保持するためのOリング45aが装着されている。また、第2側カバー7の内周面には、Oリング45aが接触する当接部7dが形成されている。係止円板45は、第1側カバー6が閉姿勢にあるとき、最も当接部7d〜離反した状態で揺動軸34に装着されている。第1側カバー6が閉姿勢から開姿勢に揺動すると、揺動軸34とともに係止円板45も軸方向左方に移動してさらに図7に2点鎖線で示すように回動し、Oリング45aが当接部7dに接触して開姿勢に保持される。これにより、開姿勢のときの揺動位置が強制的に保持され、第1側カバー6がふらつきにくくなる。なお、係止円板45を揺動軸34に同芯に配置し、外周部の一部を切り欠いてD字状に形成し、その外周の切欠き部分を閉状態の時に当接部7dに対向させてもよい。
【0056】
係止部材85は、第2側カバー7の側面にスライド自在に装着されたスライド部85aと、スライド部85aに固定された係止片85bとを有している。スライド部85aは、たとえば径方向に形成された長孔7cに案内されて径方向移動自在である。また、図示しない保持機構によりスライド部85aは、図7に実線で示す係止解除位置と2点鎖線で示す係止位置との間で保持される。係止片85bは、弾性を有する金属製の板状部材であり、基端は揺動軸34に沿って配置され、先端は揺動軸に向かって折れ曲がりさらに係止円板45に向けて山形に凸に折れ曲がっている。この山形に折れ曲がったの先端は、揺動軸34を跨ぎ得るように2つに分かれており、山形の凸部分85cが係止円板45の図7左側面に当接する。このとき、係止片85bは弾性によりたわんで係止円板45を介して揺動軸34を図7右方に付勢し、揺動軸34を閉姿勢に保持する。
【0057】
なお、係止の形態は、係止片に限定されず、揺動軸34を閉姿勢で保持できる形態であればどのような形態でもよい。
【0058】
〔実施形態4〕
図8及び図9に示すように、第1側カバー6に加えてスプール支持部13も側板8に揺動自在に装着してもよい。なお、実施形態4では、両者を同じ揺動軸34回りに揺動させているが、別の揺動軸で揺動させてもよい。また、第1側カバー6を、実施形態2に示すようにスプール軸20と直交する軸に平行な軸回りに揺動させてもよい。
【0059】
図8及び図9において、スプール支持部13は、揺動フレーム90に回動自在かつ軸方向移動不能に装着されている。揺動フレーム90は、大小2つの円をつなげた略雨滴状の板状部材であり、大円部分にスプール支持部13を装着するための円形の開口90aが形成されている。スプール支持部13のリング部14の外周面には、段差部14bが形成されており、段差部14bに隣接して止め輪92が装着されている。この段差部14bに開口90aがはめ込まれてスプール支持部13が揺動フレーム90に回転自在に装着される。段差部14bに隣接して止め輪92が装着されている。この止め輪92により開口90でのスプール支持部13の軸方向の移動が規制される。小円部分には、揺動軸34が貫通したボス部90bが形成されている。この貫通部分にボス部90bが回転自在に装着され、揺動フレーム90が揺動軸34に揺動自在に支持されている。
【0060】
揺動軸34の先端には、実施形態1と同様に、ねじ穴33aにねじ込まれるねじ部34aが形成されており、ねじ部34aに隣接して大径の工具係止部34bが形成されている。ねじ部34aは、カバー本体33にねじ込まれている。ボス部90bと工具係止部34bとの間には、揺動軸34の外周側にコイルばね35が圧縮状態で装着されている。このコイルばね35は、実施形態1と同様に第1側カバー6を外方に付勢するための部材である。
【0061】
ボス部90bに隣接して揺動軸34の外周側には、側板8を貫通してパイプ部材36が同芯に配置されている。揺動軸34の先端はパイプ部材36に回転自在に支持され、基端側は側板9に回転自在に支持され、さらに、第2側カバー7から外方に突出している。パイプ部材36は、揺動軸34を回転自在支持するとともに軸方向移動不能に支持する。パイプ部材36の先端には大径部36aが形成されており、大径部36a内に揺動速度を規制するためのOリング37が装着されている。
【0062】
大径部36aと側板8との間にはコイルばね94が圧縮状態で装着されている。このコイルばね94は、揺動フレーム90を軸方向外方に付勢するための部材である。パイプ部材36の大径部36aを除く部分の外周面には、平行な面取り部36bが形成されており、側板8には面取り部36bを軸方向移動自在かつ回転不能に支持するための小判孔38aを有する支持部材38がねじ止めされている。パイプ部材36の基端には間隔を隔てて揺動軸34の軸方向の移動を規制する規制円板39が止め輪39aにより固定されている。パイプ部材36の基端と規制円板39との間の隙間分、第1側カバー6が軸方向に移動する。第1側カバー6の移動後に規制円板39と大径部36aとでパイプ部材36を挟持することで、揺動軸34は、パイプ部材36に対して軸方向に移動不能に支持される。またこの規制円板39が側板8に当接することにより、第1側カバー6が開くときの軸方向位置が決定される。これにより、第1側カバー6は、側板8に揺動自在かつ軸方向に所定距離移動可能に装着され側板8に対して脱落することなく開閉自在となっている。
【0063】
揺動軸34の基端部には、ねじ部34cが形成されており、ねじ部34cは着脱ナット40にねじ込まれている。着脱ナット40は、第2側カバー7に回転自在かつ軸方向移動不能に装着されている。
【0064】
この着脱ナット40を反時計回りに回転させて着脱ナット40からねじ部34cを離反させると、揺動軸34は、コイルばね35に付勢されて図4左方に移動する。そして、係止円板45がパイプ部材36に接触すると、パイプ部材36は揺動フレーム90に当接しており左方には移動できないので、揺動軸34はを停止する。するとカバー本体33も左方に移動して第1側カバー6が開く。第1側カバー6が開くと自重により揺動する。このときの揺動速度はOリング37によりゆったりとした速度に規制される。この状態では、第1側カバー6だけが開く。
【0065】
続いて、スプール支持部13を反時計回りに回転させて、スプール支持部13を側板から外す。すると、外れた時点で、コイルばね94により付勢されて規制円板39が側板8に当接するまで左方に移動する。この状態でボス部90bが側板8外方に移動して自重により揺動する。
【0066】
ここでは、1つの揺動軸34で2つの部材を揺動自在に支持しているので、支持部分の構成が簡素になる。また、スプール支持部13が側板8から分離しないので、スプール支持部13を紛失するおそれがない。
【0067】
〔他の実施形態〕
(a)前記実施形態では、丸形の両軸受リールを例に説明したが、丸形ではない両軸受リールにも本発明を適用できる。
【0068】
(b)前記実施形態では、スプール支持部13に開口16aを形成したが、開口16aを形成しなくてもよい。
【0069】
(c)前記実施形態では、スプール支持部13をねじにより側板8に装着したが、簡単に着脱できる構造であれば、バヨネット構造などの他の係止構造により側板8に装着してもよい。
【0070】
(d)前記実施形態では、着脱操作部としての操作凸部16をスプール支持部13に設けたが、スプール支持部13の係止構造によっては、側板8側に着脱操作部を設けることもできる。たとえば、側板8に進出方向に付勢された爪部材を設け、この爪部材でスプール支持部を開口部分で係止するように構成し、爪部材を側板8側に設けた着脱操作部により退入方向に移動させてスプール支持部を外せるようにしてもよい。
【0071】
(e)前記実施形態では、操作凸部16が装着されたときに上下(垂直)に配置されているが、前後(水平)に配置されていてもよい。この場合には、軸受部15に前後方向の力が作用したときの強度が高くなる。また、上下左右に十字状に配置してもよい。
【0072】
(f)前記実施形態2では、突起部78を設けて、スプール支持部13の緩み止めと装着ミスの防止とを図ったが、緩み止めの機能を効率的に発揮するために、弾性体製の突起部を操作凸部16に接触可能に第1側カバー6の内面に設けてもよい。この場合、閉姿勢で操作凸部16に常に接触するように構成すると、装着ミスの防止は図れないが、突起部により常に緩み止めできるとともに、操作凸部16の回転位置を考慮することなくねじの加工を行える。
【0073】
【発明の効果】
本発明によれば、着脱操作部がスプール支持部とともに第1側カバーによって覆われているので、パーミング等のリール本体を握る動作を行っても、着脱操作部を誤って操作したり、着脱操作部が接触して違和感が生じたりしない。さらに、着脱操作部が第1側カバーに隠れて外部に露出しないので、第1側カバーの意匠の自由度が高くなり、高級感がある外観を得やすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を採用した両軸受リールの斜視図。
【図2】 図1のII−II断面図。
【図3】 図1のIII−III断面図。
【図4】 図3の断面部分図。
【図5】 開姿勢のときの右側面図。
【図6】 実施形態2の図3に相当する図。
【図7】 実施形態3の図4に相当する図。
【図8】 実施形態4の図5に相当する図。
【図9】 実施形態4の図4に相当する図。
【符号の説明】
2 リール本体
5 フレーム
6 第1側カバー
7 第2側カバー
8,9 側板
8a 開口
8b 雌ねじ部
12 スプール
13 スプール支持部
14a 雄ねじ部
16 操作凸部
16a 開口
34,75 揺動軸
40 着脱ナット
35 ,94 コイルばね
45 係止円板
45a Oリング
78 突起部
85 係止部材

Claims (14)

  1. ハンドルが一側面に配置され内部にスプールが配置された両軸受リールのリール本体であって、
    間隔を隔てて配置され前記スプールが通過可能な円形の第1開口が一方に設けられた1対の側板を有するフレームと、
    前記第1開口に着脱自在に装着され前記スプールの回転軸の一端を回転自在に支持するスプール支持部と、
    前記スプール支持部を着脱操作するために前記一方の側板又は前記スプール支持部に設けられた着脱操作部と、
    前記第1開口が形成された前記一方の側板の外方を前記スプール支持部及び前記着脱操作部を含めて覆う開閉自在な第1側カバーと、
    前記他方の側板の外方を覆いかつ前記ハンドルの回転軸が支持される第2側カバーと、を備え、
    前記第1側カバーは、前記第2側カバー側から開閉操作され
    前記第1開口には、雌係止部が設けられており、
    前記スプール支持部は、回動により前記雌係止部に係合・離脱する雄係止部を有し、
    前記着脱操作部は、前記スプール支持部の外側面に設けられた回動操作用の操作凸部を有し、
    前記第1側カバーの前記一方の側板に対向する面には、前記スプール支持部のねじ込み不良の時に前記操作凸部に当接する突出部が設けられている、両軸受リールのリール本体。
  2. 前記両側カバー及び前記側板は前記回転軸方向から見た外形が円形又は略円形である、請求項1に記載の両軸受リールのリール本体。
  3. 前記両側カバー及びフレームは金属製である、請求項2に記載の両軸受リールのリール本体。
  4. 前記雌係止部は雌ねじであり、前記雄係止部は雄ねじである、請求項1から3のいずれかに記載の両軸受リールのリール本体。
  5. 前記スプール支持部は、前記操作凸部と前記雄係止部との間に前記スプールの側部を臨み得る第2開口を有する、請求項1から4のいずれかに記載の両軸受リールのリール本体。
  6. 前記第1側カバーは、前記スプールの回転軸と平行な第1軸に軸回りに揺動自在かつ軸方向に移動自在に前記一方の側板に装着されている、請求項1からのいずれかに記載の両軸受リールのリール本体。
  7. 前記第1側カバーを前記側板から離反する方向に付勢する第1付勢部材をさらに備える、請求項に記載の両軸受リールのリール本体。
  8. 前記スプール支持部は、前記第1側カバーの内側で前記第1軸に軸回りに揺動自在かつ軸方向移動自在に前記一方の側板に装着されている、請求項又はに記載の両軸受リールのリール本体。
  9. 前記スプール支持部を前記側板から離反する方向に付勢する第2付勢部材をさらに備える、請求項に記載の両軸受リールのリール本体。
  10. 前記第1側カバーは、前記第1軸に沿って配置されかつ前記側板に回動自在かつ軸方向移動自在に配置された揺動軸の先端に固定されている、請求項からのいずれかに記載の両軸受リールのリール本体。
  11. 前記第2側カバーに回転自在かつ着脱不能に装着され、前記揺動軸の他端に螺合するねじ部材をさらに備える、請求項1に記載の両軸受リールのリール本体。
  12. 前記第2側カバーに前記揺動軸の径方向に移動自在に装着され前記揺動軸の他端を係止する係止部材をさらに備える、請求項1に記載の両軸受リールのリール本体。
  13. 前記第1側カバーは、前記スプールの回転軸と交差する第2軸に平行な軸回りに揺動自在に装着されている、請求項1からのいずれかに記載の両軸受リールのリール本体。
  14. 前記揺動して開いた第1側カバーを開状態で保持する保持手段をさらに備える、請求項から1のいずれかに記載の両軸受リールのリール本体。
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