JP3839415B2 - 電界検出光学装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばウェアラブルコンピュータ間などのデータ通信のために使用されるトランシーバにおいて送信情報に基づいて生体である電界伝達媒体に誘起されて伝達されてくる電界を検出して電気信号に変換する電界検出光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯端末の小型化および高性能化によりウェアラブルコンピュータが注目されてきているが、図7はこのようなウェアラブルコンピュータを人間に装着して使用する場合の例を示している。同図に示すように、ウェアラブルコンピュータ1はそれぞれトランシーバ3を介して人間の腕、肩、胴体などに装着されて互いにデータの送受信を行うとともに、更に手足の先端で触れられるよう壁や床に取り付けられたトランシーバ3a,3bを介して外部に設けられたパソコン(PC)5とケーブルを介して通信を行うようになっている。
【0003】
このようにウェアラブルコンピュータ1はトランシーバ3を介して生体である人間に装着してデータ通信を行うが、このトランシーバ3ではウェアラブルコンピュータ1からの送信データを電界として電界伝達媒体である生体に誘起し、図7において波線で示すように電界として生体の他の部位に伝達し、また生体に誘起され伝達されてくる電界を受信データとしてトランシーバ3で受信してウェアラブルコンピュータ1に送るようになっている。
【0004】
トランシーバ3は、図8に示すように構成され、ウェアラブルコンピュータ1からの送信データを入出力(I/O)回路101を介して受け取ると、この送信データのレベルをレベル変換回路102で変換し、送信回路103を介して送信電極105に供給し、該送信電極105から絶縁膜107を介して電界伝達媒体である生体100に電界を誘起させ、この電界を生体100を介して生体100の他の部位に伝達させる。
【0005】
また、トランシーバ3は、生体100の他の部位に装着された別のトランシーバから生体100に誘起させられて伝達されてくる電界を絶縁膜109を介して受信電極111で受信し、この受信した電界を電界検出光学部110に結合して電気信号に変換する。この電気信号は、信号処理回路113で増幅、雑音除去などの信号処理を施され、更に波形整形回路115で波形整形されてから、入出力回路101を介してウェアラブルコンピュータ1に供給されるようになっている。
【0006】
上記トランシーバ3の電界検出光学部110は、生体100に誘起されて伝達され、絶縁膜109、受信電極111を介して結合される電界を検出し、電気信号に変換して信号処理回路113に出力するように機能するものであるが、詳しくは図9に示すように構成されている。
【0007】
図9に示す電界検出光学部110は、レーザ光と電気光学結晶を用いた電気光学的手法により電界を検出するものであり、レーザ光源を構成するレーザダイオード121および電気光学結晶からなる電気光学素子123を有する。なお、電気光学素子123は、レーザダイオード121からのレーザ光の進行方向に対して直角方向に結合される電界にのみ感度を有し、この電界強度によって光学特性、すなわち複屈折率が変化し、この複屈折率の変化によりレーザ光の偏光が変化するようになっている。
【0008】
電気光学素子123の図上で上下方向に対向する両側面には第一および第二の電極125,127が設けられている。なお、この第一および第二の電極125,127は、レーザダイオード121からのレーザ光の電気光学素子123内における進行方向を両側から挟み、レーザ光に対して電界を直角に結合させるようになっている。
【0009】
電界検出光学部110は、図8に示した受信電極111を構成する信号電極129を有し、この信号電極129は第一の電極125に接続されている。また、第一の電極125に対向する第二の電極127は、グランド電極131に接続され、第一の電極125に対してグランド電極として機能するように構成されている。信号電極129は、生体100に誘起されて伝達されてくる電界を検出すると、この電界を第一の電極125に伝達し、第一の電極125を介して電気光学素子123に結合するようになっている。
【0010】
レーザダイオード121から出力されるレーザ光は、コリメートレンズ133を介して平行光にされ、平行光となったレーザ光は第一の波長板135で偏光状態を調整されて電気光学素子123に入射する。電気光学素子123に入射したレーザ光は、電気光学素子123内で第一、第二の電極125,127の間を伝播するが、このレーザ光の伝播中において上述したように信号電極129が生体100に誘起されて伝達されてくる電界を検出し、この電界を第一の電極125を介して電気光学素子123に結合すると、この電界は第一の電極125からグランド電極131に接続されている第二の電極127に向かって形成されて、レーザダイオード121から電気光学素子123に入射したレーザ光の進行方向に直角であるため、電気光学素子123の光学特性である複屈折率が変化し、これによりレーザ光の偏光が変化する。
【0011】
このように電気光学素子123において第一の電極125からの電界によって偏光が変化したレーザ光は、第二の波長板137で偏光状態を調整されて偏光ビームスプリッタ139に入射する。偏光ビームスプリッタ139は、第二の波長板137から入射されたレーザ光をP波およびS波に分離して、光の強度変化に変換する。この偏光ビームスプリッタ139でP波成分およびS波成分に分離されたレーザ光は、それぞれ第一、第二の集光レンズ141a,141bで集光されてから、光電気変換手段を構成する第一、第二のフォトダイオード143a,143bに供給され、第一、第二のフォトダイオード143a,143bにおいてP波光信号とS波光信号をそれぞれの電気信号に変換して出力するようになっている。
【0012】
上述したように第一、第二のフォトダイオード143a,143bから出力される電気信号は、図8に示す信号処理回路113で増幅、雑音除去などの信号処理を施されてから、波形整形回路115で波形整形され、入出力回路101を介してウェアラブルコンピュータ1に供給されることになる。
【0013】
尚、この出願の関連する先行技術文献情報としては、次のものがある。
【0014】
【特許文献1】
特開2001−352298公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
上述した電界検出光学部110は、1個の電気光学素子123を使用しているが、電界検出光学部110の高感度化を図るためには、レーザ光と電界との相互作用距離をできるだけ長くする必要があり、そのためには電気光学素子123の結晶、すなわち電気光学結晶を長くして大型化する必要がある。しかしながら、大型で長く良好な電気光学結晶の入手は困難であると同時に、その長さには限界があるという問題がある。
【0016】
また、生体は平らな形状ではないので、レーザ光と電界との相互作用距離をできるだけ長くするといっても、単純に直線的に長くするだけでは、ウェアラブルコンピュータのトランシーバとして生体の各部位にうまく装着できないという問題もある。
【0017】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、装着する生体の形状に柔軟に対応して、高感度化を実現し得る電界検出光学装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、電界伝達媒体に誘起されて伝達されてくる電界を検出して電気信号に変換する電界検出光学装置であって、単一波長の光を発生させる光源と、この光源からの光を平行光にする第1のコリメートレンズ、前記第1のコリメートレンズを介して入射された平行光の進行方向に対して直角の電界に感度を有し、かつ結合される電界強度に応じて光の吸収係数が変化する電界吸収素子、前記電界吸収素子内を進行する前記平行光を挟むように位置する電界吸収素子の対向する側面の一方に設けられ、前記電界伝達媒体に誘起された電界を前記電界吸収素子に結合させるための第一の電極、及び前記電界吸収素子を通過した平行光を集光する第2のコリメートレンズを備える光変調器を複数直列に接続した電界検出手段と、前記電界検出手段を通過した光を電気信号に変換する光電気変換手段と、を有し、前記光源、前記電界検出手段、及び前記光電気変換手段のそれぞれの間、並びに前記電界検出手段のそれぞれの光変調器間はかとう性のある光導波路で接続されていることを要旨とする。
【0019】
請求項1に記載の発明にあっては、電界伝達媒体に誘起されて伝達されてくる電界を複数の第1の電極を介して複数の直列接続された電界吸収素子に結合させ、この複数の電界吸収素子に対して平行光を入射させて、平行光の強度を電界で変化させ、この複数の電界吸収素子から出射した光を電気信号に変換する。そして、光源から光電気変換手段までの光導波路はかとう性があるもので接続する。これにより、平行光と電界との相互作用距離を長くすることができるとともに、身体のあらゆる形状に柔軟に対応して装着することが可能となるので、高感度を実現することができる。また、電界吸収素子は、偏波依存性がないため、かとう性のある光導波路が曲げられることにより、光の偏波が変化しても電界検出に影響を及ばさない。
【0020】
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の発明において、前記光導波路は、光ファイバであることを要旨とする。
【0021】
請求項3記載の本発明は、請求項1記載の発明において、前記光導波路は、フィルム光導波路であることを要旨とする。
【0022】
請求項4記載の本発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明において、表面全体を導電性フィルムで覆われていることを要旨とする。
【0023】
請求項5記載の本発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明において、前記光変調器は、前記電界吸収素子の前記対向する側面の他方に設けられ、前記第一の電極に対してグランド電極として機能する第二の電極を有することを要旨とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0025】
図1は、本発明の実施形態に係る電界検出光学装置11の構成を示す図である。同図に示す電界検出光学装置11は、従来の電界検出光学部110に使用されていた1個の電気光学素子123の代わりに電界吸収素子23を複数直列に接続したものであり、また、図2に示すように、従来のトランシーバ3では内蔵されていた電界検出光学部110を電極を介して生体に直接触れるように構成し、さらに、生体に密着させるために各電界吸収素子23間はかとう性のある光導波路20(例えば、光ファイバなど)で接続しているものである。尚、図9で説明した従来の電界検出光学部110と、同じ構成要素には図9における符号の百番台の番号を除去した二桁の同じ番号が付与されている。
【0026】
また、電界検出光学装置11は、図3に示すように、各構成要素である光源21、光変調器10a〜10n、フォトダイオード43を支持体30に固定しているため、生体への装着性に優れているものである。
【0027】
更に詳しくは、電界検出光学装置11は、半導体に電圧を印加すると光の吸収係数が変化する効果を利用した素子を用いたもので、電界吸収素子23を備えた光変調器10a,10b,…,10nは、レーザダイオード21からのレーザ光の進行方向に対して直角方向に結合される電界にのみ感度を有し、この電界強度によって光の強度が変化する。尚、本実施の形態では、レーザダイオード21から出力されるレーザ光を用いているが、本発明は、レーザ光に限られるものではなく、単一波長光を発生するものであればよく、例えば、発光ダイオード(LED)でもよいものである。
【0028】
そして、本実施形態では、複数の電界吸収素子23を使用することにより、生体に誘起されて伝達されてくる電界を受信して複数の電界吸収素子23に結合され、この結合された電界が複数の電界吸収素子23内でレーザ光と相互作用する距離が従来のものより長くなっていて、高感度化を実現し得るようになっている。
【0029】
光変調器10a〜10nは、電界吸収素子23の図上で上下方向に対向する両側面に信号電極29及びグランド電極31を設けており、レーザダイオード21からのレーザ光の電界吸収素子23内における進行方向を両側から挟み、レーザ光に対して電界を直角に結合させるように構成されているものである。ここで、信号電極29は、生体に接して、生体に誘起されて伝達されてくる電界を検出すると、この電界を電界吸収素子23に結合するようになっている。そして、かとう性のある光導波路20で光変調器10a〜10nが接続されているので、複数の信号電極29は、生体に確実に密着して、的確に電界を検出できるようになっている。尚、グランド電極31は、大きめの金属などに接続することによりグランドとして機能し(例えば、図3に示すように、生体への装着を容易にする支持体30に接しているものである)、信号電極29から電界吸収素子への電界の結合を良好にすることができるものであるが、グランド電極31は必ずしも必要なものではない。
【0030】
次に、本実施の形態の電界検出光学装置11の作用について説明する。
【0031】
レーザダイオード21から出力されるレーザ光は、光変調器10aの入射側に配置されたコリメートレンズ33aを介して平行光にされ、平行光となったレーザ光は電界吸収素子23に入射する。電界吸収素子23に入射されたレーザ光は、電界吸収素子23内で信号電極29、グランド電極31の間を伝播するが、このレーザ光の伝播中において上述したように信号電極29が生体に誘起されて伝達されてくる電界を電界吸収素子23に結合したとすると、この電界は信号電極29からグランド電極31に向かって形成されて、レーザダイオード21から電界吸収素子23に入射したレーザ光の進行方向に直角であるため、上述したように電界吸収素子23の光学特性である光の吸収係数が変化し、これによりレーザ光の強度が変化する。そして、光変調器10aの出射側に配置されたコリメートレンズ33bを介して集光され出射される。
【0032】
上記の動作により、光変調器10aを通過したレーザ光は、同様にして、光変調器10b,…,10nを通過するが、これにより、長い光路を伝搬するようになっており、レーザ光と電界との相互作用距離が長くなるため、感度が向上し、レーザ光の大きな強度変化を得ることができる。
【0033】
このように複数の電界吸収素子23における電界によって強度が変化したレーザ光は、光電気変換手段を構成するフォトダイオード43に供給され、フォトダイオード43において電気信号に変換して出力する。
【0034】
このフォトダイオードから出力された電気信号は、図8に示す信号処理回路113で増幅、雑音除去などの信号処理を施され、波形整形回路115で波形整形されてから、入出力回路101を介してウェアラブルコンピュータ1に供給される。
【0035】
従って、本実施の形態の電界検出光学装置11によれば、複数の光変調器10a〜10nを用いて電界とレーザ光との相互作用距離を長くするとともに、複数の光変調器10a〜10nはかとう性のある光導波路で接続されるので、平らでない身体に密着して装着することが可能となり、高感度を実現することができる。また、電気光学素子を用いた光変調器を複数かとう性のある光導波路で接続した場合、光導波路が曲げられた際に光の偏光が変化してしまうため、電界の強度変化による偏光変化と光導波路が曲げられたことによる偏光変化が混ざってしまい、データ信号を取り出せなくなるが、電界吸収素子は偏波無依存であるため、光導波路が曲げられても電界検出には影響を及ぼさないという効果がある。
【0036】
図4は、電界検出光学装置11の光導波路20として、フィルム光導波路を使用したものであり、これにより光導波路20の強度が強くなるとともに、より生体に巻きつけやすくなり、装着性を向上させた電界検出光学装置とすることができる。
【0037】
また、図5は、電界検出光学装置11を導電性フィルム40で覆うことにより、信号電極29を浮かすことなく確実に生体に密着させることができるので、生体に誘起している電界を的確に検出することができ、これにより高感度化に寄与するものである。
【0038】
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、本発明の実施の形態に対して種々の変形や変更を施すことができる。例えば、図6は、本実施の形態の電界検出光学装置11をリストバンドとして使用した場合を示しているものであるが、本発明はこれに限定されず、生体に巻きつけるものであれば(例えば、腹巻きのようなものなど)、何であってもよい。また、巻きつけ方においても、図6に示すように一重に巻いてもよいし、多重に巻いてもよいものである。さらに、生体に密着して装着でき、レーザ光と電界との相互作用距離が長くとれるのであれば、巻きつけるということに限定する必要はなく、他の方法であってもよいのはもちろんである。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、電界伝達媒体に誘起されて伝達されてくる電界を複数の第一の電極を介して複数の直列接続された電界吸収素子に結合させ、この複数の電界吸収素子に対して平行光を入射させて、平行光の強度を電界により変化させるので、電界と平行光との相互作用距離は長くなるとともに、複数の第一の電極と接している複数の電界吸収素子はかとう性のある光導波路で接続されているので、身体のあらゆる形状に柔軟に対応して装着することが可能となり、高感度を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電界検出光学装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る電界検出光学装置を生体に巻いた状態を説明する図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る電界検出光学装置の光変調器を説明する図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る電界検出光学装置の光導波路としてフィルム光導波路を使用した場合を説明する図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る電界検出光学装置を導電性フィルムで覆った場合を説明する図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る電界検出光学装置をリストバンドとして使用した場合を説明する図である。
【図7】トランシーバを介してウェアラブルコンピュータを人間に装着して使用する場合の例を示す説明図である。
【図8】ウェアラブルコンピュータを生体に取り付けるためのトランシーバであって、本発明の電界検出光学装置が適用されるトランシーバの回路構成を示すブロック図である。
【図9】従来の電界検出光学装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 ウェアラブルコンピュータ
3 トランシーバ
5 PC
10a〜10n 光変調器
11,110 電界検出光学装置
20 光導波路
21,121 レーザダイオード
23 電界吸収素子
29,129 信号電極
30 支持体
31,131 グランド電極
33a,33b,133 コリメートレンズ
139 偏光子
40 導電性フィルム
43,143a,143b フォトダイオード
100 生体
101 入出力(I/O)回路
102 レベル変換回路
103 送信回路
105 送信電極
107,109 絶縁膜
110 電界検出光学部
111 受信電極
113 信号処理回路
115 波形整形回路
123 電気光学素子
125 第一電極
127 第二電極
135 第一波長板
137 第二波長板
141a,141b 集光レンズ

Claims (5)

  1. 電界伝達媒体に誘起されて伝達されてくる電界を検出して電気信号に変換する電界検出光学装置であって、
    単一波長の光を発生させる光源と、
    この光源からの光を平行光にする第1のコリメートレンズ、前記第1のコリメートレンズを介して入射された平行光の進行方向に対して直角の電界に感度を有し、かつ結合される電界強度に応じて光の吸収係数が変化する電界吸収素子、前記電界吸収素子内を進行する前記平行光を挟むように位置する電界吸収素子の対向する側面の一方に設けられ、前記電界伝達媒体に誘起された電界を前記電界吸収素子に結合させるための第一の電極、及び前記電界吸収素子を通過した平行光を集光する第2のコリメートレンズを備える光変調器を複数直列に接続した電界検出手段と、
    前記電界検出手段を通過した光を電気信号に変換する光電気変換手段と、
    を有し、
    前記光源、前記電界検出手段、及び前記光電気変換手段のそれぞれの間、並びに前記電界検出手段のそれぞれの光変調器間はかとう性のある光導波路で接続されていることを特徴とする電界検出光学装置。
  2. 前記光導波路は、光ファイバであることを特徴とする請求項1記載の電界検出光学装置。
  3. 前記光導波路は、フィルム光導波路であることを特徴とする請求項1記載の電界検出光学装置。
  4. 表面全体を導電性フィルムで覆われていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電界検出光学装置。
  5. 前記光変調器は、前記電界吸収素子の前記対向する側面の他方に設けられ、前記第一の電極に対してグランド電極として機能する第二の電極を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電界検出光学装置。
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