JP3869341B2 - 電界検出光学装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばウェアラブルコンピュータ(身体につけるコンピュータ)間のデータ通信のために使用されるトランシーバにおいて送信情報に基づいて生体である電界伝達媒体に誘起されて伝達されてくる電界を検出して電気信号に変換する電界検出光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯端末の小型化および高性能化によりウェアラブルコンピュータが注目されてきているが、図3はこのようなウェアラブルコンピュータを人間に装着して使用する場合の例を示している。同図に示すように、ウェアラブルコンピュータ1はそれぞれトランシーバ3を介して人間の腕、肩、胴体などに装着されて互いにデータの送受信を行うとともに、更に、壁や床などに設けられて手足の先端で触れられるトランシーバ3a,3bやケーブルを介して外部に設けられたパソコン(PC)5と通信を行うようになっている。
【0003】
このようにウェアラブルコンピュータ1はトランシーバ3を介して生体である人間に装着してデータ通信を行うが、このトランシーバ3ではウェアラブルコンピュータ1からの送信データを電界として電界伝達媒体である生体に誘起し、電界として生体の他の部位に伝達し、また生体に誘起され伝達されてくる電界を受信データとしてトランシーバ3で受信してウェアラブルコンピュータ1に送るようになっている。
【0004】
トランシーバ3は、図4に示すように構成され、ウェアラブルコンピュータ1からの送信データを入出力(I/O)回路101を介して受け取ると、この送信データを送信部103を介して送信電極105に供給し、該送信電極105から電界伝達媒体である生体100に電界を誘起させ、この電界を生体100を介して生体100の他の部位に伝達させる。
【0005】
また、トランシーバ3は、生体100の他の部位に装着された別のトランシーバから生体100に誘起させられて伝達されてくる電界を受信電極111で受信し、この受信した電界を電界検出光学部110に結合して電気信号に変換する。この電気信号は、信号処理回路115で増幅、雑音除去、波形整形などの信号処理を施されてから、入出力回路101を介してウェアラブルコンピュータ1に供給されるようになっている。
【0006】
なお、図示してないが、送信電極105及び受信電極111における生体への接触面には絶縁膜が設けられて、生体における金属アレルギー等の発生を防止している。
【0007】
上記トランシーバ3の電界検出光学部110は、生体100に誘起されて伝達され、受信電極111を介して結合される電界を検出し、電気信号に変換して信号処理回路115に出力するように機能するものであるが、検出感度をアップさせるために様々な工夫がされている。
【0008】
電界検出光学部110は、レーザ光と電気光学結晶を用いた電気光学的手法により電界を検出するものであり、レーザ光源を構成するレーザダイオードおよび電気光学結晶からなる電気光学素子を有する。なお、電気光学素子は、レーザダイオードからのレーザ光の光路に対して直角方向に結合される電界にのみ感度を有し、この電界強度によって光学特性、すなわち複屈折率が変化し、この複屈折率の変化によりレーザ光の偏光が変化するようになっている。
【0009】
図5(a)は、図5(b)に示した従来の電界検出光学装置15のA−A線断面図、図5(b)は、図5(a)に示した従来の電界検出光学装置15のB−B線断面図である。
【0010】
電界検出光学装置15では、レーザダイオード21から出力されるレーザ光は、コリメートレンズ23で平行光にされ、平行光となったレーザ光は第1波長板25で偏光状態を調整され、平行に並べられた3個の角柱状の電気光学素子27a〜27cの中の電気光学素子27aに入射する。電気光学素子27aから出射されたレーザ光は、プリズム34aで折り返されて、隣の電気光学素子27bに入射する。電気光学素子27bから出射されたレーザ光は、プリズム34bで折り返されて、隣の電気光学素子27cに入射する。
【0011】
受信電極111をなす信号電極35に接続された第1電極37と、グランド電極39に接続された第2電極41により電界が結合されるので、電気光学素子27a〜27cのレーザ光の偏光が変化する。
【0012】
このように偏光変化を受けて電気光学素子27cから出射されたレーザ光は、第2波長板29で偏光状態を調整され、偏光ビームスプリッタ30でレーザ光の偏光変化がレーザ光の強度変化に変換され、集光レンズ31で集光される。そしてフォトダイオード33でこのレーザ光を基に電気信号が生成される。
【0013】
このように、従来の電界検出光学装置は、レーザ光をプリズムまたは反射板により折り返すまたは反射させることにより、電気光学素子内でのレーザ光の光路を長くし、電界の検出感度をアップさせている。
【0014】
なお、類似の技術が下記文献に記載されている。
【0015】
【特許文献1】
特開2001−352298号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の電界検出光学装置は、光路長を長くするあまり、占有面積が大きくなるので、装置の小型化が困難である。
【0017】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、占有面積に対する感度を高めて小型化を図った電界検出光学装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記従来の課題を解決するために、請求項1の本発明は、電界伝達媒体に誘起されて伝達されてくる電界を検出して電気信号に変換する電界検出光学装置であって、順次に重ね合わせられた第1、第2及び第3の電気光学素子と、前記第1の電気光学素子に光を入射させる手段と、前記第1の電気光学素子から出射される光を前記第2の電気光学素子に入射させる手段と、前記第2の電気光学素子から出射される光を前記第3の電気光学素子に入射させる手段と、前記第3の電気光学素子から出射される光により電気信号を生成する手段と、前記第1及び第2の電気光学素子の間と、前記第3の電気光学素子における第2の電気光学素子の反対側とに設けられ、前記電界を当該第1、第2及び第3の電気光学素子に結合させる一方の電極と、前記第2及び第3の電気光学素子の間と、前記第1の電気光学素子における第2の電気光学素子の反対側とに設けられ、前記電界を当該第1、第2及び第3の電気光学素子に結合させる他方の電極とを有することを特徴とする電界検出光学装置をもって解決手段とする。
【0021】
請求項の電界検出光学装置によれば、電界伝達媒体に誘起されて伝達されてくる電界を電気光学素子に結合させる一方の電極を、第1及び第2の電気光学素子の間と、第3の電気光学素子における第2の電気光学素子の反対側とに設け、電界伝達媒体に誘起されて伝達されてくる電界を電気光学素子に結合させる他方の電極を、第2及び第3の電気光学素子の間と、第1の電気光学素子における第2の電気光学素子の反対側とに設けて、電極と電気光学素子によるサンドイッチ構造にしたので、占有面積に対する感度を高めて小型化を図ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る電界検出光学装置の構成を示す図である。同図に示す電界検出光学装置11は、図3に示すようにウェアラブルコンピュータ1を電界伝達媒体である生体100に装着して、他のウェアラブルコンピュータやデータ通信装置とデータ通信を可能とするために使用されるトランシーバ3における電界検出光学部110として使用されるものである。
【0023】
具体的には、図4に示すトランシーバ3は、ウェアラブルコンピュータ1から入力される送信データに基づく電界を生体100に誘起し、この誘起した電界を用いてデータの送受信を行うものであり、ウェアラブルコンピュータ1からの送信データを入出力(I/O)回路101を介して受け取ると、この送信データを送信部103を介して送信電極105に供給し、該送信電極105を介して生体100に電界を誘起させ、この電界を生体100を介して生体100の他の部位に伝達させるものである。
【0024】
また、図4に示すトランシーバ3は、生体100の他の部位に装着された別のトランシーバから生体100に誘起させられて伝達されてくる電界を受信電極111で検出し、この電界を電界検出光学部110に結合して電気信号に変換する。この電気信号は、信号処理回路115で増幅、雑音除去、波形整形などの信号処理を施され、入出力回路101を介してウェアラブルコンピュータ1に出力されるようになっている。
【0025】
上述したトランシーバ3においては、図1に示す本発明の第1の実施形態の電界検出光学装置11から構成される電界検出光学部110は、生体100に誘起されて伝達され、受信電極111を介して結合される電界を検出し、電気信号に変換して信号処理回路115に出力するように機能するものである。
【0026】
この電界検出光学部110を有するトランシーバ3を用いて、生体100にウェアラブルコンピュータ1を取り付けた場合には、トランシーバ3はウェアラブルコンピュータ1からの送信情報に基づいて生体に電界を誘起し、相手のトランシーバ3に伝達し、これにより各ウェアラブルコンピュータ1はトランシーバ3を介してデータ通信を行なうようになっている。また、手先や足先に接触されるトランシーバ3a,3bは、他のトランシーバ3を介してウェアラブルコンピュータ1から伝達されてくる電界を検出すると、この電界を電気信号に変換し、ケーブルを介してパソコン(PC)5に送信し、またパソコン5からケーブルを介して受信した送信情報を電界として生体に誘起して他のトランシーバ3に伝達するようになっている。
【0027】
[第1の実施形態]
次に、図1を参照して、トランシーバ3に使用される電界検出光学部110を構成する第1の実施形態の電界検出光学装置11について詳細に説明する。
【0028】
図1(a)は、電界検出光学装置11の構成図、図1(b)は、電界検出光学装置11の要部斜視図である。
【0029】
電界検出光学装置11は、レーザダイオード21と、レーザダイオード21からのレーザ光の光路上に順次に並べられたコリメートレンズ23、第1波長板25を備える。
【0030】
なお、本実施形態では、レーザダイオード21から出力されるレーザ光を用いているが、本発明はレーザ光に限られるものでなく、単一波長光を発生するものであればよく、例えば発光ダイオード(LED)でもよいものであり、このことは後述する他の実施形態のすべてに適用し得ることである。
【0031】
電界検出光学装置11は、厚み方向にみて長方形の板状に形成されて重ねられた2個の電気光学素子27a及び27bを備える。また、電界検出光学装置11は、当該長方形の一方の短辺に相当する箇所において電気光学素子27a及び27bを覆うように設けられたプリズム34を備える。
【0032】
電気光学素子27a及び27bは、レーザダイオード21からのレーザ光の光路に対して直角方向に結合される電界にのみ感度を有し、この電界強度によって光学特性、すなわち複屈折率が変化し、この複屈折率の変化によりレーザ光の偏光が変化するようになっている。このことは全実施形態の電気光学素子に共通である。
【0033】
電界検出光学装置11は、受信電極111をなす信号電極35と、グランド電極39と、電気光学素子27aにおける電気光学素子27bの反対側に設けられ、グランド電極39に接続された第1電極37aと、電気光学素子27aと電気光学素子27bとの間に設けられ、信号電極35に接続された第2電極37bと、電気光学素子27bにおける電気光学素子27aの反対側に設けられ、グランド電極39に接続された第3電極37cとを備える。
【0034】
また、電界検出光学装置11にあっては、電気光学素子27bからのレーザ光の光路上に順次に第2波長板29、偏光ビームスプリッタ30、集光レンズ31及びフォトダイオード33が設けられている。
【0035】
次に、第1の実施形態の電界検出光学装置11の動作を説明する。
【0036】
レーザダイオード21から出力されたレーザ光は、コリメートレンズ23で平行光にされ、平行光となったレーザ光は第1波長板25で偏光状態を調整されて電気光学素子27aに入射し、入射したレーザ光は電気光学素子27aから出射され、プリズム34で折り返される。折り返されたレーザ光は、電気光学素子27bに入射し、入射したレーザ光は電気光学素子27bから出射され、第2波長板29で偏光状態を調整され、偏光ビームスプリッタ30でレーザ光の偏光変化がレーザ光の強度変化に変換され、集光レンズ31で集光される。そしてフォトダイオード33でこのレーザ光を基に電気信号が生成される。
【0037】
なお、グランド電極39に接続された第1電極37aと、受信電極111をなす信号電極35に接続された第2電極37bにより、電気光学素子27aには電界が結合されるので、電気光学素子27a内のレーザ光の偏光が変化する。
【0038】
また、グランド電極39接続された第3電極37cと、受信電極111をなす信号電極35に接続された第2電極37bにより、電気光学素子27bには電界が結合されるので、電気光学素子27b内のレーザ光の偏光が変化する。
【0039】
以上説明したように、第1の実施形態の電界検出光学装置11によれば、電界伝達媒体に誘起されて伝達されてくる電界を電気光学素子に結合させる一方の電極を、第1の電気光学素子27a及び第2の電気光学素子27bの間の第2電極37bとして設け、電界伝達媒体に誘起されて伝達されてくる電界を電気光学素子に結合させる他方の電極を、第1の電気光学素子27aにおける第2の電気光学素子27bの反対側の第1電極37aと、第2の電気光学素子27bにおける第1の電気光学素子27aの反対側の第3電極37cとして設けて、電極と電気光学素子によるサンドイッチ構造にしたので、電気光学素子の厚さ方向にみた占有面積に対する感度を高めて小型化を図ることができる。
【0040】
[第2の実施形態]
次に、図2を参照して、トランシーバ3に使用される電界検出光学部110を構成する第2の実施形態の電界検出光学装置12について詳細に説明する。
【0041】
図2は、第2の実施形態の電界検出光学装置12の構成図である。
【0042】
電界検出光学装置12は、レーザダイオード21と、レーザダイオード21からのレーザ光の光路上に順次に並べられたコリメートレンズ23、第1波長板25を備える。
【0043】
また、電界検出光学装置12は、厚み方向にみて長方形の板状に形成されて重ねられた4個の電気光学素子27a〜27dを備える。
【0044】
また、電界検出光学装置12は、当該長方形の一方の短辺に相当する箇所において電気光学素子27a及び27bを覆うように設けられたプリズム34aと、他方の短辺に相当する箇所において電気光学素子27b及び27cを覆うように設けられたプリズム34bと、前記一方の短辺に相当する箇所において電気光学素子27c及び27dを覆うように設けられたプリズム34cとを備える。
【0045】
また、電界検出光学装置12は、受信電極111をなす信号電極35と、グランド電極39と、電気光学素子27aにおける電気光学素子27bの反対側に設けられ、信号電極35に接続された第1電極37aと、電気光学素子27aと電気光学素子27bとの間に設けられ、グランド電極39に接続された第2電極37bと、電気光学素子27bと電気光学素子27cとの間に設けられ、信号電極35に接続された第3電極37cと、電気光学素子27cと電気光学素子27dとの間に設けられ、グランド電極39に接続された第4電極37dと、電気光学素子27dにおける電気光学素子27cの反対側に設けられ、信号電極35に接続された第5電極37eとを備える。
【0046】
また、電界検出光学装置12にあっては、電気光学素子27dからのレーザ光の光路上に順次に第2波長板29、偏光ビームスプリッタ30、集光レンズ31及びフォトダイオード33が設けられている。
【0047】
次に、第2の実施形態の電界検出光学装置12の動作を説明する。
【0048】
レーザダイオード21から出力されたレーザ光は、コリメートレンズ23で平行光にされ、平行光となったレーザ光は第1波長板25で偏光状態を調整されて電気光学素子27aに入射し、入射したレーザ光は電気光学素子27aから出射され、プリズム34aで折り返される。折り返されたレーザ光は、電気光学素子27bに入射し、入射したレーザ光は電気光学素子27bから出射され、プリズム34bで折り返される。折り返されたレーザ光は、電気光学素子27cに入射し、入射したレーザ光は電気光学素子27cから出射され、プリズム34cで折り返される。折り返されたレーザ光は、電気光学素子27dに入射し、入射したレーザ光は電気光学素子27dから出射される。
【0049】
出射されたレーザ光は、第2波長板29で偏光状態を調整され、偏光ビームスプリッタ30でレーザ光の偏光変化がレーザ光の強度変化に変換され、集光レンズ31で集光される。そしてフォトダイオード33でこのレーザ光を基に電気信号が生成される。
【0050】
なお、信号電極35に接続された第1電極37aと、グランド電極39に接続された第2電極37bにより、電気光学素子27aには電界が結合されるので、電気光学素子27a内のレーザ光の偏光が変化する。
【0051】
また、グランド電極39に接続された第2電極37bと、信号電極35に接続された第3電極37cとにより、電気光学素子27bには電界が結合されるので、電気光学素子27b内のレーザ光の偏光が変化する。
【0052】
また、信号電極35に接続された第3電極37cと、グランド電極39に接続された第4電極37dにより、電気光学素子27cには電界が結合されるので、電気光学素子27c内のレーザ光の偏光が変化する。
【0053】
また、グランド電極39に接続された第4電極37dと、信号電極35に接続された第5電極37eとにより、電気光学素子27dには電界が結合されるので、電気光学素子27d内のレーザ光の偏光が変化する。
【0054】
以上説明したように、第2の実施形態の電界検出光学装置12によれば、電界伝達媒体に誘起されて伝達されてくる電界を電気光学素子に結合させる一方の電極を、第1の電気光学素子27a及び第2の電気光学素子27bの間の第2電極37bと、第3の電気光学素子27cにおける第2の電気光学素子27bの反対側の第4電極37dとして設け、電界伝達媒体に誘起されて伝達されてくる電界を電気光学素子に結合させる他方の電極を、第2の電気光学素子27b及び第3の電気光学素子27cの間の第3電極37cと、第1の電気光学素子27aにおける第2の電気光学素子27bの反対側の第1電極37aとして設けて、電極と電気光学素子によるサンドイッチ構造にしたので、電気光学素子の厚さ方向にみた占有面積に対する感度を高めて小型化を図ることができる。
【0055】
また、第1の電気光学素子27b、第2の電気光学素子27c、第3の電気光学素子27dととらえたときに、第2の実施形態の電界検出光学装置12によれば、電界伝達媒体に誘起されて伝達されてくる電界を電気光学素子に結合させる一方の電極を、第1の電気光学素子27b及び第2の電気光学素子27cの間の第3電極37cと、第3の電気光学素子27dにおける第2の電気光学素子27cの反対側の第5電極37eとして設け、電界伝達媒体に誘起されて伝達されてくる電界を電気光学素子に結合させる他方の電極を、第2の電気光学素子27c及び第3の電気光学素子27dの間の第4電極37dと、第1の電気光学素子27bにおける第2の電気光学素子27cの反対側の第2電極37bとして設けて、電極と電気光学素子によるサンドイッチ構造にしたので、電気光学素子の厚さ方向にみた占有面積に対する感度を高めて小型化を図ることができる。
【0056】
なお、サンドイッチ構造をさらに多段に構成する場合にあっても、同様の作用により同様の効果が発揮されることはいうまでもない。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、電界伝達媒体からの電界を電気光学素子に結合させる一方の電極を、第1及び第2の電気光学素子の間と、第3の電気光学素子における第2の電気光学素子の反対側とに設け、電界伝達媒体からの電界を電気光学素子に結合させる他方の電極を、第2及び第3の電気光学素子の間と、第1の電気光学素子における第2の電気光学素子の反対側とに設けて、電極と電気光学素子によるサンドイッチ構造にしたので、占有面積に対する感度を高めて電界検出光学装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電界検出光学装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る電界検出光学装置の構成を示す図である。
【図3】本発明の電界検出光学装置を含むトランシーバの利用形態を示す図である。
【図4】本発明の電界検出光学装置を含むトランシーバの構成を示す図である。
【図5】従来の電界検出光学装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 ウェアラブルコンピュータ
3 トランシーバ
11,12 電界検出光学装置
21 レーザダイオード
23 コリメートレンズ
25 第1波長板
29 第2波長板
30 偏光ビームスプリッタ
31 集光レンズ
33 フォトダイオード
34,34a,34b,34c プリズム
35 信号電極
37a 第1電極
37b 第2電極
37c 第3電極
37d 第4電極
37e 第5電極
39 グランド電極
27a〜27d 電気光学素子

Claims (1)

  1. 電界伝達媒体に誘起されて伝達されてくる電界を検出して電気信号に変換する電界検出光学装置であって、
    順次に重ね合わせられた第1、第2及び第3の電気光学素子と、
    前記第1の電気光学素子に光を入射させる手段と、
    前記第1の電気光学素子から出射される光を前記第2の電気光学素子に入射させる手段と、
    前記第2の電気光学素子から出射される光を前記第3の電気光学素子に入射させる手段と、
    前記第3の電気光学素子から出射される光により電気信号を生成する手段と、
    前記第1及び第2の電気光学素子の間と、前記第3の電気光学素子における第2の電気光学素子の反対側とに設けられ、前記電界を当該第1、第2及び第3の電気光学素子に結合させる一方の電極と、
    前記第2及び第3の電気光学素子の間と、前記第1の電気光学素子における第2の電気光学素子の反対側とに設けられ、前記電界を当該第1、第2及び第3の電気光学素子に結合させる他方の電極と
    を有することを特徴とする電界検出光学装置。
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