JP3836348B2 - 用紙処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、用紙取扱装置が選択的に追加される用紙処理装置であって、用紙取扱装置の追加状態に応じて検出センサの検出対象を切り換える画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
用紙処理装置における処理動作は用紙を給紙部から処理部を経由して搬送した後に排紙部に排出するものであり、処理動作を正常に実行するためには、搬送経路中において用紙を安定して搬送するとともに、排紙部に設けられた排紙トレイ上に用紙を適正に収納する必要がある。このため、用紙処理装置の処理動作は、用紙を排紙トレイ上に収納可能であることを確認して開始されなければならず、用紙処理装置の排紙部では、排紙口近傍における用紙の搬送状態を検出するとともに、排紙トレイ上における用紙の収納状態を検出する必要がある。
【0003】
ところが、一般に、センサは単一の検出方法によって単一の状態を検出するものであり、用紙処理装置の排紙部において用紙の搬送状態及び用紙の収納状態等の複数の検出内容を検出するためには、排紙部に複数のセンサを配置しなければならず、センサの取付スペースを確保するために装置の大型化を招くとともに、各センサによる検出信号の処理等の制御が煩雑化する。
【0004】
そこで、従来の用紙処理装置として、特開昭62−116470号公報には、定着ローラが排紙ローラを兼ねる装置において、用紙搬送方向における定着ローラの下流側に配置した単一のセンサによって、用紙の排紙状態及び排紙トレイ上の用紙の収納状態を検出するようにした構成が開示されている。
【0005】
また、特開昭60−124271号公報には、カットシートフィーダ及び単票給紙機構からプラテンに用紙を給紙する装置において、カットシートフィーダ及び単票給紙機構のそれぞれからプラテンに至る共通の通路に設けた単一のセンサによって、用紙の給紙状態、用紙の有無、及び、用紙の搬送量を検出するようにした構成が開示されている。これらの構成によれば、単一のセンサによって用紙の複数の検出内容を検出することができ、装置の大型化や制御の煩雑化を防止できるとされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の用紙処理装置では、オプション装置としての用紙取扱装置が排紙部に装着されるか否かによる排紙部における用紙の搬送状態の変化に対応してセンサの検出内容を変更するようにしたものがなく、用紙処理装置の排紙部に設けられているセンサに重複して用紙取扱装置の入紙部にセンサを設ける必要があり、装置の大型化や制御の煩雑化を招く問題がある。
【0007】
即ち、用紙を給紙部から排紙部に搬送する間に画像形成部において画像を形成する画像形成装置等の用紙処理装置では、画像形成後の用紙に対して穿孔処理やステープル処理を行う後処理装置等の用紙取扱装置をオプション装置として選択的に追加して装着できるようにしたものがあり、用紙取扱装置は入紙部を用紙処理装置の排紙部に接続して装着される。したがって、用紙処理装置内に構成されている用紙搬送経路に対して用紙取扱装置内に構成された用紙搬送経路が連続し、用紙処理装置の排紙部を通過した用紙は入紙部から用紙取扱装置内に連続して搬送される。また、用紙取扱装置が装着されたか否かを用紙処理装置が認識するためには、用紙処理装置の排紙部近傍において用紙取扱装置を検出するセンサが必要になる。
【0008】
このため、用紙取扱装置が装着される場合には、用紙処理装置の排紙部において排紙トレイ上における用紙の収納状態を検出する必要がなくなる一方、用紙取扱装置の入紙部における用紙の搬送状態や用紙取扱装置の装着の有無を検出する必要が生じ、用紙処理装置の排紙部において排紙トレイ上における用紙の収納状態を検出する用紙の検出内容を変更することができない従来の構成では、用紙取扱装置の入紙部において用紙の搬送状態を検出するセンサ、及び、用紙取扱装置の装着の有無を検出するセンサを別途設けなければならない。
【0009】
この発明の目的は、用紙処理装置の排紙部に設けられているセンサの検出内容を容易に変更できるようにすることにより、用紙取扱装置が装着されるか否かによって生じる用紙処理装置の排紙部近傍での検出内容の変化に、センサを追加することなく対応できるようにし、用紙取扱装置が選択的に追加される場合であっても、装置の大型化や制御の煩雑化を確実に防止することができる用紙処理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の課題を解決するための手段として、以下の構成を備えている。
【0011】
(1)用紙の搬送経路を連続する用紙取扱装置が選択的に装着されるとともに、用紙取扱装置が装着されていない状態で用紙に関する第1の状態を検出内容とするセンサを備えた用紙処理装置において、
用紙との当接によって変位するとともに用紙取扱装置の装着状態に応じて着脱自在な可動部材と、
前記センサの検出信号に基づいて用紙取扱装置の装着状態を判別する制御部と、を備え、
前記センサは、用紙との当接による前記可動部材の変位に基づいて用紙に関する状態を検出するように構成され、用紙取扱装置が装着された際に、検出内容を用紙に関する第2の状態に変更することを特徴とする。
【0012】
この構成においては、用紙取扱装置が装着されるか否かに応じて検出すべき用紙の状態が変化した場合に、既存のセンサの検出内容が変更される。したがって、検出すべき用紙の状態が変化した場合にもセンサを追加して備える必要がなく、近接する位置において複数のセンサを配置するためのスペースが省略され、何れのセンサの検出信号を選択するか等の制御が不要になる。
【0014】
また、用紙に当接した際の変位がセンサによって検出される可動部材が、用紙取扱装置が装着されるか否かに応じて着脱される。したがって、用紙取扱装置の装着の有無に応じて、センサが変位を検出する可動部材が着脱され、センサの検出内容が変化する。
さらに、用紙取扱装置の装着状態に応じて変化するセンサの検出信号に基づいて、用紙取扱装置が装着されているか否かが判別される。したがって、用紙の特定の状態を検出する既存のセンサによって用紙取扱装置の装着の有無が検出され、用紙取扱装置が装着されているか否かを検出するための専用のセンサや手動操作による設定の必要がない。
【0015】
(2)前記用紙取扱装置の装着時に、第1の状態を検出内容とする際のセンサに用いられる可動部材が取り外されることを特徴とする。
【0016】
この構成においては、第1の状態を検出内容とするセンサによって用紙に当接した際の変位を検出される可動部材が、用紙取扱装置が装着された際に取り外される。したがって、用紙取扱装置が装着されていない状態で可動部材の変位に基づいて用紙の第1の状態を検出していたセンサは、用紙取扱装置が装着された状態で第1の状態を検出しなくなる。これによって、用紙取扱装置が装着されているか否かに応じて、可動部材の変位に基づくセンサの検出内容が変化する。
【0017】
(3)前記用紙取扱装置の装着時に、第2の状態を検出内容とする際のセンサに用いられる可動部材が取り付けられることを特徴とする。
【0018】
この構成においては、第2の状態を検出内容とするセンサによって用紙に当接した際の変位を検出される可動部材が、用紙取扱装置が装着された際に取り付けられる。したがって、用紙取扱装置が装着されていない状態で可動部材の変位に基づいて用紙の第2の状態を検出していなかったセンサは、用紙取扱装置が装着された状態で第2の状態を検出する。これによって、用紙取扱装置が装着されているか否かに応じて、可動部材の変位に基づくセンサの検出内容が変化する。
【0019】
(4)前記用紙取扱装置の装着時に、第1の状態を検出内容とする際のセンサに用いられる可動部材が第2の状態を検出内容とする際のセンサに用いられる可動部材に交換されることを特徴とする。
【0020】
この構成においては、用紙取扱装置が装着されていない状態ではセンサにより第1の状態を検出するための可動部材が取り付けられ、用紙取扱装置が装着されている状態ではセンサにより第2の状態を検出するための可動部材が取り付けられる。したがって、用紙取扱装置が装着されていない状態ではセンサが可動部材の変位に基づいて用紙の第1の状態を検出し、用紙取扱装置が装着された状態ではセンサが可動部材の変位に基づいて用紙の第2の状態を検出する。これによって、用紙取扱装置が装着されているか否かに応じて、単一のセンサによって用紙の異なる状態が検出される。
【0023】
(5)前記センサの検出信号に基づいて、センサの検出内容を認識する制御部を備えたことを特徴とする。
【0024】
この構成においては、用紙取扱装置の装着状態に応じて変化するセンサの検出信号に基づいて、用紙取扱装置が装着されているか否かに応じたセンサの検出内容が認識される。したがって、用紙取扱装置の装着状態に応じてセンサの検出内容が変化する場合にも、検出信号に基づいてそのセンサの検出内容が認識され、センサの検出内容を手動操作によって設定入力する必要がない。
【0025】
(6)前記第1の状態を検出内容とする際のセンサに用いられる可動部材と第2の状態を検出内容とする際のセンサに用いられる可動部材とにおいてセンサが検出する部分の形状が異なることを特徴とする。
【0026】
この構成においては、用紙取扱装置が装着されるか否かの状態に応じて、センサの検出内容が第1の状態又は第2の状態に変更される際に、センサの検出部分の形状が互いに異なる2つの可動部材の一方が択一的に取り付けられる。したがって、用紙取扱装置の装着状態に応じて可動部材を交換すると、センサの検出信号が変化し、新たなセンサや手動操作による設定入力を必要とすることなく用紙取扱装置の装着の有無、及び、センサによる検出内容が正確に認識される。
【0027】
(7)前記第1の状態が、排紙部における用紙の排出状態であることを特徴とする。
【0028】
この構成においては、用紙取扱装置が装着されていない状態で排紙部における用紙の排出状態を検出するセンサが、用紙取扱装置が装着された状態で排紙部における用紙の排出状態を検出しなくなる。したがって、用紙取扱装置が装着されることによって排紙部に用紙が排出されない状態では、センサによって排紙部における用紙の排出状態が検出されることがなく、他の状態の検出にセンサを用いることができる。
【0029】
(8)前記第2の状態が、用紙取扱装置における用紙の搬送状態であることを特徴とする。
【0030】
この構成においては、用紙取扱装置が装着されていない状態で排紙部における用紙の排出状態を検出するセンサが、用紙取扱装置が装着された状態で用紙取扱装置における用紙の搬送状態を検出する。したがって、用紙取扱装置が装着されることによって排紙部に用紙が排出されない状態では、排紙部における用紙の排出状態を検出する必要のないセンサによって用紙取扱装置における用紙の搬送状態が検出される。
【0031】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の実施形態に係る用紙処理装置であるプリンタを含む画像形成装置の構成を示す正面断面の概略図である。画像形成装置1は、プリンタ2を略中央にして、スキャナ3、自動原稿搬送装置4、後処理装置5、多段給紙ユニット6、中継搬送ユニット8及び両面搬送ユニット10を周囲に配置して構成されており、プリンタ機能を中心として周辺機能が追加されている。プリンタ2は載置台を兼ねる多段給紙ユニット6に載置されており、上面に自動原稿搬送装置4を装着したスキャナ3はラック7を介してプリンタ2の上方に配置されている。また、後処理装置5はプリンタ2の右側面に装着されており、中継搬送ユニット8はプリンタ2の上面に装着されており、両面搬送ユニット10はプリンタ2の左側面に装着されている。
【0032】
なお、上記の構成において、後処理装置5及び中継搬送ユニット8が、この発明の用紙取扱装置に相当する。
【0033】
プリンタ2は、スキャナ3が原稿から読み取った画像データだけでなく、パーソナルコンピュータ等の外部装置から入力された画像データに基づいて画像形成を行う。プリンタ2の内部には、上下方向の略中央部の左側に感光体ドラムを中心とする電子写真プロセス部20が配置されており、下部に用紙供給部21が配置されている。用紙供給部21は、用紙を収容した用紙収容トレイ210、及び、用紙収容部210に収容されている用紙を1枚ずつ分離して繰り出す繰り出し機構211を備えている。
【0034】
用紙供給部21から供給された1枚の用紙は、電子写真プロセス部20内の感光体ドラムと転写ユニットとの間に搬送され、感光体ドラムの表面に形成されたトナー像が転写される。用紙供給部21への用紙の補給は、用紙収容トレイ210をプリンタ2の前面側に引き出して行う。プリンタ2の下面には、多段給紙ユニット6から電子写真プロセス部20に搬送すべく供給された用紙を受け入れるための用紙受口27が形成されている。
【0035】
プリンタ2の内部において、電子写真プロセス部20の上方には、電子写真プロセス部20でトナー像が転写された用紙を加熱及び加圧してトナー像を溶融定着する定着装置23が配置されている。定着装置23を通過した用紙は、中継搬送ユニット8に導かれる。
【0036】
また、プリンタ2の内部において、電子写真プロセス部20の一部を構成するレーザ走査ユニット(LSU)22の上下の空間には、電子写真プロセス部20における電子写真プロセスを制御するプロセスコントロールユニット(PCU)基板及び装置外部からの画像データの入力を受け付けるインタフェース基板を収納したプリンタ制御部24、インタフェース基板を介して入力された画像データに対し所定の画像処理を施してLSU22に供給するイメージコントロールユニット(ICU)基板を備えた画像制御部25、並びに、これらの各基板及び制御部に対して電力を供給する電源ユニット26等が配置されている。
【0037】
多段給紙ユニット6は、外付けの用紙供給装置であって3つの用紙供給部61〜63を備えている。各用紙供給部61〜63の用紙収容トレイに収容された用紙は、分離供給手段によってそれぞれ1枚ずつ分離して搬送され、多段給紙ユニット6の上面においてプリンタ2の用紙受口27に連通する用紙排出口65に向かって搬送される。多段給紙ユニット6においては、用紙供給部61〜63のうち、選択されたサイズの用紙を収容しているいずれかが選択的に動作する。用紙供給部61〜63に対する用紙の補給は、用紙収容トレイを多段給紙ユニット6の前面側に引き出して行われる。この例では、用紙供給部62及び63には、同一サイズの用紙が収容される。
【0038】
後処理装置5は、プリンタ2から直接又は中継搬送ユニット8を経由して排出された画像形成済みの用紙に対して、例えばステープル処理を施す。このため、後処理装置5には、用紙を内部に導く搬入ローラ50が設けられており、用紙搬送方向における搬入ローラ50の下流側には、設定された処理モードに応じて用紙搬送路をステープル処理部を経由する搬送路とステープル処理部を経由しない搬送路とに分岐する切換ゲート52が配置されている。
【0039】
スキャナ3は、自動原稿搬送装置4によって自動的に供給されるシート上の原稿を1枚ずつ順次露光走査して原稿画像を読み取る自動読取モードと、ブック者の原稿又は自動原稿搬送装置4では自蔵供給が不可能なシート者の原稿をマニュアル操作によってセットして原稿画像を読み取る手動読取モードとを備えている。透明な原稿載置台30上にセットされた原稿は、相互に所定の速度関係で原稿載置台30に沿って移動する第1走査ユニット31及び第2走査ユニット32によって露光走査される。露光走査された原稿の画像は、ミラーや結像レンズ33等の光学部品を介して光電変換素子34の受光面に結像し、光電変換素子34において受光量に応じて変換された電気信号がスキャナ3から出力される。
【0040】
自動原稿搬送装置4は、原稿セットトレイ40上に載置された原稿を原稿載置台30の上面に向かって搬送し、走査後の原稿を原稿排出トレイ42上に排出する原稿搬送手段41を備えている。また、自動原稿搬送装置4は、自動供給が不可能な原稿を原稿載置台30の上面に載置できるようにするため、背面側を支点として原稿載置台30の上面を開閉自在にされている。
【0041】
中継搬送ユニット8は、プリンタ2の頂部に設けられた排紙トレイ9の上部において、プリンタ2の排紙部に入紙部を連続して装着され、プリンタ2から排出される画像が記録された用紙を、プリンタ2の下流側に位置する後処理装置5に向かって導入するための搬送ユニットである。中継搬送ユニット8内の用紙搬送経路84の途中で、用紙を中継搬送ユニット8の上面82と後処理装置5の上面54とによって形成された排出トレイ9に用紙を導く別の用紙搬送路83が分岐している。用紙の排出先は、搬送路の分岐部に配置されたゲート81の切り換えによって、後処理装置5又は排紙トレイ9の何れかに選択される。
【0042】
排紙トレイ9は、用紙の反転搬送路としても使用され、外付けの両面搬送ユニット10と合わせて、用紙の両面に画像を形成する両面画像形成モードを実現する。このため、排紙ローラ28は正逆両方向に回転可能にされている。用紙供給部21,61〜63から電子写真プロセス部20及び定着装置23へ向かう搬送路64には、定着装置23の下流側にゲート81が設けられている。両面画像形成モード時には、第1面に対する画像形成が終了した用紙が、ゲート81を介して用紙搬送路83に導かれた後、排紙トレイ9に達する前に用紙搬送方向の前後端を反転した状態でプリンタ2内に引き戻される。この用紙は、両面搬送ユニット10内を経由して、第2面を感光体ドラムに対向させた状態で、再度電子写真プロセス部20に導かれる。両面に対する画像形成が終了した用紙は、ゲート81を介して排紙トレイ9又は後処理装置5に導かれる。
【0043】
図2は、上記画像形成装置の本体部分の構成を示す正面断面の概略図である。図1に示した構成において、後処理装置5は、中継搬送ユニット8とともに画像形成装置1に対して着脱自在にされており、画像形成装置1のオプション装置として選択的に装着される。図2に示すように、後処理装置5及び中継搬送ユニット8を装着しない場合、プリンタ2の電子写真プロセス部20及び定着装置23を通過した画像形成済みの用紙は、排紙ローラ28を介してプリンタ2の上面に形成されている排紙トレイ29上に排出される。
【0044】
図3は、上記画像形成装置におけるプリンタの排紙部近傍の構成を示す正面断面図であり、後処理装置及び中継搬送装置が装着されていない状態を示している。画像形成装置1を構成するプリンタ2の上部には、排紙ローラ28及びセンサ35を備えた排紙部が形成されている。排紙ローラ28は、搬送ガイド39と排紙口38との間に軸支されている。また、センサ35は、排紙口38の外側においてプリンタ2の上面カバー37の端部に取り付けられており、排紙口38の外側上方において中間部を支点にして揺動自在にされたアーム36aの上端を検出する。
【0045】
例えば、センサ35は発光素子と受光素子とを間隙を設けて対向配置させたフォトセンサであり、発光素子と受光素子との間が揺動自在のアーム36aの上端によって選択的に遮蔽される。アーム36aにおける下端は、排紙トレイ29の上方において、排紙口38の下縁よりも下方に位置している。
【0046】
したがって、排紙トレイ29上における用紙Pの収納量が所定量以下であり、排紙口38から排出された用紙Pを排紙トレイ29上に収納できる状態では、アーム36aは自重によって図3中実線で示す姿勢をとり、センサ35の発光素子と受光素子との間がアーム36aの上端によって遮蔽される。一方、排紙トレイ29上における用紙Pの収納量が所定量を超え、排紙口38から排出された用紙Pを排紙トレイ29上に収納できない状態では、下端に用紙Pの上面が当接することによってアーム36aは図3中破線で示す姿勢に揺動し、センサ35の発光素子と受光素子との間がアーム36aの上端によって遮蔽されなくなる。このように、画像形成装置1に後処理装置5及び中継搬送ユニット8が装着されていない状態では、センサ35の検出信号に基づいて、排紙トレイ29における用紙Pの収納状態(排紙トレイ29が満杯状態か否か等)を検出することができる。
【0047】
図4は、上記画像形成装置におけるプリンタの排紙部近傍の構成を示す正面断面図であり、後処理装置及び中継搬送装置が装着されている状態を示している。図5は、この発明の別の実施形態に係る画像形成装置におけるプリンタの排紙部近傍の構成を示す正面断面図であり、後処理装置及び中継搬送装置が装着されている状態を示している。図6は、この発明が適用される別の画像形成装置におけるプリンタの排紙部近傍の構成を示す正面断面図であり、後処理装置及び中継搬送装置が装着されていない状態を示している。図7は、この発明のさらに別の実施形態に係る画像形成装置におけるプリンタの排紙部近傍の構成を示す正面断面図であり、後処理装置及び中継搬送装置が装着されている状態を示している。
【0048】
後処理装置5及び中継搬送ユニット8が装着されている状態では、排紙部における排紙口38の外側には、中継搬送ユニット8の搬送ガイド85が位置しており、センサ35はプリンタ2から後処理装置5への用紙搬送路の途中に位置する。また、図1に示したように、この状態では、プリンタ2の上面に形成されている排紙トレイ29は使用されない。このため、センサ35は、排紙トレイ29における用紙Pの収納状態を検出することはできない。
【0049】
また、プリンタ2の排紙口38と中継搬送ユニット8の搬送ガイド85との間に図3に示した形状のアーム36aが存在すると、アーム36aが図3中破線で示す位置に揺動した状態でもアーム36aの下端が下側の搬送ガイド85の上面よりも下方に位置する。このため、アーム36aによって中継搬送ユニット8内における用紙Pの搬送経路が塞がれ、プリンタ2から中継搬送ユニット8内への用紙Pの搬送に支障を来す。
【0050】
そこで、画像形成装置1に後処理装置5とともに中継搬送ユニット8を装着する場合には、図3に示したアーム36aを図4に示すアーム36bに変更する。これによって、用紙Pに当接したアーム36bが図4中破線で示す位置に揺動した際に、アーム36bの下端と下側の搬送ガイド85の上面との間に間隙が形成され、中継搬送ユニット8内における用紙Pの搬送経路を確保することができるとともに、プリンタ2の排紙口38から中継搬送ユニット8の搬送ガイド85を経由する用紙Pの搬送状態(搬送ガイド85における用紙Pの有無、用紙Pがジャムを発生したか否か、及び、用紙Pのサイズ等)を検出することができる。
【0051】
この場合に、図5に示すように、アーム36bを上側の搬送ガイド85等の中継搬送ユニット8の一部で、プリンタ2のセンサ35に対応する位置に、予め取り付けておくこともできる。これによって、画像形成装置1に後処理装置5及び中継搬送ユニット8を装着する際には、プリンタ2からアーム36aを取り外した後には、アーム36bを取り付ける作業を行う必要がなく、作業性を向上することができる。また、画像形成装置1に複数種類の中継搬送ユニット8が択一的に装着できるようにされている場合に、装着する中継搬送ユニット8の種類に応じて取り付けるべきアームを選択するという煩雑な作業を不要にすることができる。
【0052】
一方、画像形成装置1に後処理装置5及び中継搬送ユニット8が装着されない状態で、排紙口38からの用紙Pの排出状態や排紙トレイ29における用紙Pの収納状態を検出する必要の無い場合には、図6に示すように、用紙搬送方向における排紙口38の下流側にアームを設けず、センサ35が使用されない場合がある。例えば、プリンタ2内において、用紙搬送方向における排紙ローラ28の上流側に設けたセンサによって用紙の搬送状態や排出状態を検出している場合には、排紙ローラ28の下流側には必ずしもセンサを設ける必要がない。
【0053】
しかし、画像形成装置1に後処理装置5及び中継搬送ユニット8を装着した状態では、中継搬送ユニット8内における用紙Pの搬送状態を検出する必要があり、この場合には、用紙搬送方向における排紙ローラ28の下流側にセンサを設ける必要がある。
【0054】
そこで、オプション装置として後処理装置5及び中継搬送ユニット8が選択的に装着される画像形成装置1においては、プリンタ2における排紙口38の外部上方に予めセンサ35を取り付けておき、画像形成装置1に後処理装置5とともに中継搬送ユニット8を装着する場合にのみ、同時に図4に示すアーム36bを取り付けることにより、プリンタ2の排紙口38から中継搬送ユニット8の搬送ガイド85を経由する用紙Pの搬送状態を検出することができる。
【0055】
この場合にも、図5に示すように、アーム36bを上側の搬送ガイド85等の中継搬送ユニット8の一部で、プリンタ2のセンサ35に対応する位置に、予め取り付けておくことにより、画像形成装置1に後処理装置5及び中継搬送ユニット8を装着する際に、装着する中継搬送ユニット8の種類に応じたアームの選択作業及び取付作業を不要にして作業性を向上することができる。
【0056】
また、画像形成装置1に装着される中継搬送ユニット8において、用紙Pのジャム処理の利便性を考慮して、上側の搬送ガイド85等の搬送経路の一部が開閉自在にされている場合、図7に示すように、プリンタ2に取り付けられているセンサ35を用いて、搬送ガイド85等の開閉状態を検出するようにしてもよい。これによって、中継搬送ユニット8に開閉状態を検出するセンサを設ける必要がなく、設計の簡略化及びコストの削減を図ることができる。
【0057】
なお、以上の構成において、アーム36a,36bが、この発明の可動部材に相当する。
【0058】
図8は、上記画像形成装置の制御部における要部の構成を示すブロック図である。画像形成装置1の制御部100は、ROM102及びRAM103を備えたCPU101に、操作パネル制御部110、プリンタ制御部24、画像制御部25及びセンサ部104等の入出力機器を接続して構成されている。また、CPU101には、画像形成装置1に選択的に装着されるオプション装置の制御部120が接続される。CPU101は、ROM102に予め書き込まれたプログラムにしたがって各入出力機器を統括して制御し、この間に入出力されるデータをRAM103に一時格納する。
【0059】
特に、CPU101は、画像形成装置1に対するオプション装置の装着の有無に応じて、一部において異なる制御を実行する。上述のように、オプション装置が後処理装置5及び中継搬送ユニット8である場合には、CPU101は、これらの装置が装着されている時に操作パネル制御部110においてユーザがステープル処理等の後処理機能を選択するか否かに応じて後処理装置5内における搬送経路や後処理装置の動作を変更するだけでなく、上述のように後処理装置5及び中継搬送ユニット8が装着されているか否かに応じてセンサ35の検出内容を変更する。したがって、CPU101は、画像形成装置1の制御にあたって、これらのオプション装置が装着されているか否かを認識しておく必要がある。
【0060】
そこで、図3及び図4に示したように、後処理装置5及び中継搬送ユニット8を装着するか否かに応じてアーム36a,36bを交換してセンサ35の検出内容を変更する場合には、図9(A)及び(B)に示すように、アーム36a,36bにおいて、センサ35の発光素子と受光素子との間を開閉する上端部の形状に差異を与えることにより、センサ部104を介してCPU101に入力されるセンサ35の信号波形を図9(C)及び(D)に示すように変化させる。
【0061】
即ち、アーム36bの上端部に、アーム36aの上端部には無いスリット91を形成する。図9(A)において、アーム36aが図中実線で示す状態から図中破線で示す状態に変位し、アーム36aの上端部がセンサ35の発光素子と受光素子との間を遮ると、センサ35の検出信号は図9(C)に示すように、オフからオンに変化する。これに対して、図9(B)において、アーム36bが図中実線で示す状態から図中破線で示す状態に変位すると、センサ35の発光素子と受光素子との間は、アーム36bの上端部で遮られた後、スリット91が通過する間において一旦開放され、再度アーム36bの上端部で遮られる。このため、センサ35の検出信号は図9(D)に示すように、オフからオンに変化した後に一旦オフになり、再度オンに変化する。なお、この例では、センサ35の検出信号は、用紙を検出していない状態でオンになり、用紙を検出した状態でオフになる。
【0062】
これによって、CPU101は、センサ35からの信号波形に基づいて、画像形成装置1に後処理装置5及び中継搬送ユニット8が装着されているか否かを容易に認識することができ、図9(C)に示す信号波形が入力された場合には排紙トレイ29が満杯であると判断し、図9(D)に示す信号波形が入力された場合には中継搬送ユニット8の搬送ガイド85内に用紙Pが存在している状態であると判断することができる。
【0063】
したがって、画像形成装置1には、後処理装置5及び中継搬送ユニット8の装着状態の検出のみを行うセンサや、後処理装置5及び中継搬送ユニット8の装着状態を入力するディップスイッチ等の操作部材を設ける必要がなく、装置の構成を簡略化することができる。
【0064】
なお、図6に示したように、オプション装置を装着しない状態でセンサ35を使用しない画像形成装置1では、CPU101は、センサ部104を介してセンサ35から検出信号が入力されるか否かに基づいて、画像形成装置1に後処理装置5及び中継搬送ユニット8が装着されているか否かを認識することができる。この構成によっても、画像形成装置1には、後処理装置5及び中継搬送ユニット8の装着状態の検出のみを行うセンサや、後処理装置5及び中継搬送ユニット8の装着状態を入力するディップスイッチ等の操作部材を設ける必要がなく、装置の構成を簡略化することができる。これは、図7に示した構成においても同様である。
【0065】
また、画像形成装置1に中継搬送ユニット8が装着された際に、センサ35による検出ができない場合や検出する必要がない場合には、画像形成装置1に後処理装置5及び中継搬送ユニット8が装着されていない状態で、図10(A)に示すように、センサ35によって排紙トレイ29における用紙Pの収納状態を検出するために取り付けられたアーム36aを、画像形成装置1に後処理装置5及び中継搬送ユニット8が装着された状態で、図10(B)に示すように、中継搬送ユニット8との当接によって不動状態とするようにしてもよい。この構成によっても、CPU101は、センサ部104を介して入力されるセンサ35の検出信号に基づいて、画像形成装置1における後処理装置5及び中継搬送ユニット8の装着状態を認識することができ、画像形成装置1に後処理装置5及び中継搬送ユニット8の装着状態の検出のみを行うセンサや、後処理装置5及び中継搬送ユニット8の装着状態を入力するディップスイッチ等の操作部材を設ける必要がなく、装置の構成を簡略化することができる。
【0066】
なお、上記の何れの実施形態においても、用紙処理装置として用紙に対する画像形成を行う画像形成装置のプリンタを例にあげ、用紙処理装置に選択的に装着される用紙取扱装置として用紙処理装置から排出された用紙に対する後処理を行う後処理装置及び後処理装置に用紙を導く中継搬送ユニットを例にあげたが、他の用紙処理装置及び用紙取扱装置についても、この発明を同様に実施することができる。
【0067】
また、一方の入紙部を他方の排紙部に連結することにより、互いに接続することができる同一の構成を備えた複数の用紙処理装置についても、一方を用紙処理装置、他方を用紙取扱装置として、この発明を同様に実施することができる。
【0068】
【発明の効果】
この発明によれば、以下の効果を奏することができる。
【0069】
(1)用紙取扱装置が装着されるか否かに応じて検出すべき用紙の状態が変化した場合に、既存のセンサの検出内容を変更することにより、センサを追加して備える必要をなくすことができる。これによって、用紙取扱装置が選択的に追加される場合であっても、用紙処理装置と用紙取扱装置との接続部分において近接する位置に複数のセンサを配置するためのスペースを設ける必要がなく、装置を小型化することができる。また、何れのセンサの検出信号を選択する処理を行う必要がなく、制御の煩雑化を防止することができる。
【0070】
(2)用紙に当接した際の変位がセンサによって検出される可動部材を、用紙取扱装置が装着されるか否かに応じて着脱することにより、用紙取扱装置の装着の有無に応じて既存のセンサの検出内容を変化させることができる。これによって、用紙取扱装置の着脱状態が変更されることによる検出すべき用紙の状態の変化に、センサを追加して備えることなく対応することができる。
【0071】
(3)第1の状態を検出内容とするセンサによって用紙に当接した際の変位が検出される可動部材を、用紙取扱装置が装着された際に取り外すことにより、用紙取扱装置を装着していない状態で用紙の第1の状態を検出していたセンサが、用紙取扱装置を装着した状態で用紙の第1の状態を検出できないようにし、用紙取扱装置が装着されているか否かに応じて、可動部材の変位に基づくセンサの検出内容を変化させることができる。
【0072】
(4)第2の状態を検出内容とするセンサによって用紙に当接した際の変位を検出される可動部材を、用紙取扱装置が装着された際に取り付けることにより、用紙取扱装置を装着していない状態で用紙の第2の状態を検出していなかったセンサが、用紙取扱装置を装着した状態で用紙の第2の状態を検出できるようにし、用紙取扱装置が装着されているか否かに応じて、可動部材の変位に基づくセンサの検出内容を変化させることができる。
【0073】
(5)用紙取扱装置が装着されていない状態ではセンサによって第1の状態を検出するための可動部材を取り付け、用紙取扱装置が装着されている状態ではセンサによって第2の状態を検出するための可動部材を取り付けることにより、用紙取扱装置が装着されていない状態ではセンサが可動部材の変位に基づいて用紙の第1の状態を検出することができ、用紙取扱装置が装着された状態ではセンサが可動部材の変位に基づいて用紙の第2の状態を検出することができるようにする。これによって、用紙取扱装置が装着されているか否かに応じて、単一のセンサによって用紙の異なる状態を検出することができる。
【0074】
(6)用紙取扱装置の装着状態に応じて変化するセンサの検出信号に基づいて、用紙取扱装置が装着されているか否かを判別することにより、用紙の特定の状態を検出する既存のセンサによって用紙取扱装置の装着の有無を検出することができ、用紙取扱装置が装着されているか否かを検出するための専用のセンサを設けることによる装置の大型化やコストの高騰を防止することができ、手動操作による設定の必要を無くして装着作業を簡略化することができる。
【0075】
(7)用紙取扱装置の装着状態に応じて変化するセンサの検出信号に基づいて、用紙取扱装置が装着されているか否かに応じたセンサの検出内容を認識することにより、用紙取扱装置の装着状態が変化した場合にも、センサの検出内容を手動操作によって設定入力することなく、センサの検出内容を認識することができる。
【0076】
(8)用紙取扱装置が装着されるか否かの状態に応じて、センサの検出内容が第1の状態又は第2の状態に変更される際に、センサの検出部分の形状が互いに異なる2つの可動部材の一方を択一的に取り付けることにより、用紙取扱装置の装着状態に応じて可動部材を交換してセンサの検出信号を変化させることができる。これによって、新たなセンサや手動操作による設定入力を必要とすることなく用紙取扱装置の装着の有無、及び、センサによる検出内容が正確に認識することができる。
【0077】
(9)用紙取扱装置を装着していない状態で排紙部における用紙の排出状態を検出するセンサが、用紙取扱装置を装着した状態で排紙部における用紙の排出状態を検出できないようにすることにより、用紙取扱装置を装着することによって排紙部に用紙が排出されない状態では、センサが排紙部における用紙の排出状態を検出しないようにすることができ、他の状態の検出に既存のセンサを用いることができる。
【0078】
(10)用紙取扱装置を装着していない状態で排紙部における用紙の排出状態を検出するセンサが、用紙取扱装置を装着した状態で用紙取扱装置における用紙の搬送状態を検出できるようにすることにより、用紙取扱装置を装着することによって排紙部に用紙が排出されない状態では、排紙部における用紙の排出状態を検出する必要のないセンサによって用紙取扱装置における用紙の搬送状態を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る用紙処理装置であるプリンタを含む画像形成装置の構成を示す正面断面の概略図である。
【図2】上記画像形成装置の本体部分の構成を示す正面断面の概略図である。
【図3】上記画像形成装置におけるプリンタの排紙部近傍の構成を示す正面断面図であり、後処理装置及び中継搬送装置が装着されていない状態を示している。
【図4】上記画像形成装置におけるプリンタの排紙部近傍の構成を示す正面断面図であり、後処理装置及び中継搬送装置が装着されている状態を示している。
【図5】この発明の別の実施形態に係る画像形成装置におけるプリンタの排紙部近傍の構成を示す正面断面図であり、後処理装置及び中継搬送装置が装着されている状態を示している。
【図6】この発明が適用される別の画像形成装置におけるプリンタの排紙部近傍の構成を示す正面断面図であり、後処理装置及び中継搬送装置が装着されていない状態を示している。
【図7】この発明のさらに別の実施形態に係る画像形成装置におけるプリンタの排紙部近傍の構成を示す正面断面図であり、後処理装置及び中継搬送装置が装着されている状態を示している。
【図8】上記画像形成装置の制御部における要部の構成を示すブロック図である。
【図9】この発明の実施形態に係る画像形成装置において、センサが検出するアームの形状、及び、センサの検出信号の波形を示す図である。
【図10】この発明の他の実施形態に係る画像形成装置におけるプリンタの排紙部近傍の構成を示す正面断面図であり、後処理装置及び中継搬送装置が装着されている状態及び装着されていない状態のそれぞれにおけるアームの変位を示している。
【符号の説明】
1−画像形成装置
2−プリンタ(用紙処理装置)
3−スキャナユニット
5−後処理装置(用紙取扱装置)
8−中継搬送ユニット(用紙取扱装置)
28−排紙ローラ
29−排紙トレイ
35−センサ
36a,36b−アーム(可動部材)
38−排紙口
Claims (8)
- 用紙の搬送経路を連続する用紙取扱装置が選択的に装着されるとともに、用紙取扱装置が装着されていない状態で用紙に関する第1の状態を検出内容とするセンサを備えた用紙処理装置において、
用紙との当接によって変位するとともに用紙取扱装置の装着状態に応じて着脱自在な可動部材と、
前記センサの検出信号に基づいて用紙取扱装置の装着状態を判別する制御部と、を備え、
前記センサは、用紙との当接による前記可動部材の変位に基づいて用紙に関する状態を検出するように構成され、用紙取扱装置が装着された際に、検出内容を用紙に関する第2の状態に変更することを特徴とする用紙処理装置。 - 前記用紙取扱装置の装着時に、第1の状態を検出内容とする際のセンサに用いられる可動部材が取り外されることを特徴とする請求項1に記載の用紙処理装置。
- 前記用紙取扱装置の装着時に、第2の状態を検出内容とする際のセンサに用いられる可動部材が取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の用紙処理装置。
- 前記用紙取扱装置の装着時に、第1の状態を検出内容とする際のセンサに用いられる可動部材が第2の状態を検出内容とする際のセンサに用いられる可動部材に交換されることを特徴とする請求項1に記載の用紙処理装置。
- 前記センサの検出信号に基づいて、センサの検出内容を認識する制御部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の用紙処理装置。
- 前記第1の状態を検出内容とする際のセンサに用いられる可動部材と第2の状態を検出内容とする際のセンサに用いられる可動部材とにおいて、センサによる検出部分の形状が異なることを特徴とする請求項1又は5に記載の用紙処理装置。
- 前記第1の状態が、排紙部における用紙の排出状態であることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の用紙処理装置。
- 前記第2の状態が、用紙取扱装置における用紙の搬送状態であることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の用紙処理装置。
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