JP3835540B2 - キャリッジ装着装置及びこれを備える記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャリッジ駆動用の無端ベルトにキャリッジを装着するための構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インクジェットプリンタでは、キャリッジを主走査方向に走査させながら、キャリッジに設けられた印刷ヘッドからインクを噴出して用紙に印刷を行う。キャリッジは、駆動モータの出力軸に設けられた駆動プーリとフレームに設けられた従動プーリとの間に巻回された歯付き無端ベルトに取り付けられており、駆動モータが往復駆動するのに伴って主走査方向で往復動するようになっている。
【0003】
一方、最近の傾向として、比較的厚い用紙にも印刷可能なプリンタを求めるユーザーニーズが高まっている。これを実現するためには、印刷ヘッドと用紙面との距離、即ちペーパーギャップを大きくするようにキャリッジを上方へ移動すればよい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、以下のような理由から、従来の構造ではキャリッジの上方への移動に限界がある。
即ち図7に示す如く、従来の構造では、キャリッジ106を歯付き無端ベルト101に装着するために、無端ベルト101の内周側に突出するように湾曲している第1固定部材103と、無端ベルト101を第1固定部材103の湾曲した部分内に押し込むように屈曲させるための第2固定部材105とを備え、第1固定部材103と第2固定部材105との間に無端ベルト101の一部を屈曲状態で保持して装着していた。
【0005】
しかし、ペーパーギャップを大きくするようにキャリッジ106を上方へ移動させようとすると、内周側に突出した第1固定部材103が、その反対側において逆方向に動いている無端ベルト101の内周面102に接触したり衝突して、キャリッジの動きに支障を来すことになる。
【0006】
このような問題点を解消するために、特許第2,772,566号特許公報では、図8に示すように、外側へ突出する形状を有する第2固定部材105を無端ベルト101の内側に位置させ、無端ベルト101の一部を、無端ベルト101の外側に位置する第1固定部材103側へ屈曲させてキャリッジ106を保持していた。
【0007】
図8に示すような構造を採用すれば、キャリッジを上方へ移動できる範囲は拡がるが、このような構造であっても第2固定部材105が無端ベルト101の内側に突出している部分を有するため、該部分が反対側において逆方向に動いている無端ベルト101の内周面102に衝突して振動を生じさせ、やはりキャリッジの動きに支障を来すことがあった。
【0008】
本発明の目的は、厚い用紙にも印刷が行えるようにペーパーギャップを大きくとるために、キャリッジが装着されている側の無端ベルトをなるべく大きく上方へ移動させることができるようなキャリッジ装着装置及びこれを備える記録装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、本願請求項1に記載のキャリッジ装着装置は、駆動プーリと従動プーリとの間に巻回され、内周面に複数の歯が形成された無端ベルトに対して、印刷ヘッドを備えるキャリッジを装着する装置であって、前記キャリッジには、第1固定部材と、該第1固定部材から下側に間隔を開けて位置決めされる第2固定部材とが設けられており、前記第1固定部材の下面には、前記無端ベルトの歯と係合可能な係合歯が形成され、前記第2固定部材の上面側には、前記第1固定部材の位置と対応する位置に凹陥部が形成され、該凹陥部の両端には前記無端ベルトの外周面側を支持する支持部が形成され、前記第1固定部材における係合歯の少なくとも一部が、前記第2固定部材における支持部の上面より下方へ突出しており、前記第1固定部材の上面が前記無端ベルトの内周面よりも上方へ突出していないことを特徴とするものである。
【0010】
本発明によれば、第1固定部材の上面が前記無端ベルトの内周面よりも上方へ突出していないから、第1固定部材が取り付けられている側の無端ベルトの内周面と、これに対向している無端ベルトの内周面との距離を最大にすることができる。従ってキャリッジを上方へ移動できる距離が大きくなるから、ペーパーギャップを大きくすることができ、より厚い用紙にも印刷をすることが可能となる。
【0011】
また、本願請求項2に記載のキャリッジ装着装置は、請求項1において、前記無端ベルトの下面と前記第2固定部材の凹陥部の上面との間には間隙が形成されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、第1固定部材と第2固定部材との形成位置に多少のずれがあったり、無端ベルトの厚さに多少のばらつきがあっても、容易に無端ベルトを所定の状態にセットすることができる。
【0012】
また、本願請求項3に記載のキャリッジ装着装置は、請求項1または請求項2において、前記第1固定部材の上方には、回転自在なコロ部材が設けられていることを特徴とするものである。
本発明によれば、キャリッジを上方へ移動したとき、第1固定部材が取り付けられている無端ベルトに対向している側の無端ベルトにコロ部材が接触して回転する。そのため対向する無端ベルトの歯同士が衝突したり、第1固定部材と無端ベルトの歯とが衝突することによりキャリッジが大きく振動するような事態を回避することができるため、印刷不良になりにくい。
【0013】
また、本願請求項4に記載のキャリッジ装着装置は、請求項1または請求項2において、前記第1固定部材の上面には凹部が形成され、該凹部内に回転自在なコロ部材が設けられていることを特徴とするものである。
本発明によれば、請求項3に記載のキャリッジ装着装置に比べて、キャリッジをより大きく上方へ移動させることができるため、より厚い用紙への印刷が可能となる。
【0014】
また、本願請求項5に記載のキャリッジ装着装置は、駆動プーリと従動プーリとの間に巻回され、内周面に複数の歯が形成された無端ベルトに対して、印刷ヘッドを備えるキャリッジを装着する装置であって、前記キャリッジには、第1固定部材と、該第1固定部材から下側に間隔を開けて位置決めされる第2固定部材とが設けられており、前記第1固定部材の下面側には、前記無端ベルトの歯と係合可能な係合歯が形成され、前記第2固定部材の上面側には、前記無端ベルトの外周面側の一部を支持する支持部が形成され、前記第1固定部材が前記無端ベルトの内周面よりも最も突出している部分の近傍には、該最も突出している部分よりも、前記第1固定部材が設けられている無端ベルトと対向する側の無端ベルト側に近い部分を有する回転自在なコロ部材を有することを特徴とするものである。
【0015】
本発明によれば、キャリッジを上方へ移動したとき、第1固定部材が取り付けられている無端ベルトに対向している側の無端ベルトにコロ部材が接触して回転する。そのため対向する無端ベルトの歯同士が衝突したり、第1固定部材と無端ベルトの歯とが衝突することによりキャリッジが大きく振動するような事態を回避することができるため、印刷不良になりにくい。
【0016】
また、本願請求項6に記載のキャリッジ装着装置は、請求項5において、前記コロ部材は、前記最も突出している部分よりも、前記駆動プーリと従動プーリのうち直径の小さい側寄りに設けられていることを特徴とするものである。
【0017】
本発明によれば、駆動プーリと従動プーリとの間で上下の無端ベルトの間隔が直径の小さい方へ狭まっていくから、該上下の無端ベルトの間隔の狭い方へキャリッジが移動する場合には、より上下の無端ベルトが接触しやすくなる。従って第1固定部材の最も突出している部分よりも、両プーリのうち直径の小さい側寄りにコロ部材を設けることにより、対向する無端ベルトの歯同士が衝突したり、第1固定部材と無端ベルトの歯とが衝突することによりキャリッジが大きく振動するような事態をより確実に回避することができる。
【0018】
また、本願請求項7に記載の記録装置は、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のキャリッジ装着装置を備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、キャリッジの上方への移動距離を大きくすることができるから、ペーパーギャップを大きくとることができ、従ってより厚い用紙への印刷が可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明のキャリッジ装着装置を適用した記録装置の一例であるインクジェットプリンタを示す側面図である。また、図2は同インクジェットプリンタのキャリッジの駆動機構を示す正面図であり、図3は同キャリッジが、キャリッジ装着装置を介して無端ベルトに装着されている様子を示す斜視図であり、図4は本発明のキャリッジ装着装置の周辺を示す拡大断面図である。
【0020】
インクジェットプリンタ1は、プリンタ本体3と、該プリンタ本体3の後方上部に設けられる給紙部5と、プリンタ本体3の前方に形成される排紙部7とを備えて成る。
【0021】
給紙部5には給紙トレイ11が形成されており、給紙トレイ11には複数枚の用紙Pが積載できるようになっている。給紙トレイ11の直ぐ下流側には給紙ローラ13が設けられている。給紙ローラ13は、対向する分離パッド14との間で給紙トレイ11の最上部に位置する用紙Pを挟圧して、前方へ送り出す作用をする。
【0022】
送り出された用紙Pは、下側の紙送り駆動ローラ15及び上側の紙送り従動ローラ17から構成される紙送りローラ19に至り、駆動系により印刷工程における精密な紙送り動作を受けながら、紙送りローラ19の下流側に位置する印刷ヘッド21へ給紙されるようになっている。
【0023】
印刷ヘッド21は、キャリッジ23に支持されており、キャリッジ23は給紙方向と直交する方向(以下、主走査方向という)へ往復運動できるようになっている。印刷ヘッド21と対向する位置にはプラテン24が設けられており、該プラテン24は、印刷ヘッド21によって用紙Pに印刷を行う際に、用紙Pを下側から支持する作用を担う。
【0024】
印刷ヘッド21とプラテン24との距離、即ちペーパーギャップは、印刷ヘッド21を支持するキャリッジ23を上下動させることにより、用紙Pの厚さに応じて適宜調節できるようになっている。ペーパーギャップが適正に調整されている状態では、用紙Pはプラテン24上を滑らかに通過しながら、高品質の印刷が行なわれるようになっており、印刷ヘッド21で印刷された用紙Pは、排紙部7に設けられる排紙ローラ27によって順次排出される。排紙ローラ27は、下側の排紙駆動ローラ29及び上側の排紙ギザローラ31から構成されており、用紙Pが排紙駆動ローラ29の回転駆動により引き出されて排出される機構となっている。
【0025】
図2に示す如く、プリンタ本体の基枠に取り付けられた駆動モータ(図示せず)の出力軸35には駆動プーリ37が設けられている。また駆動プーリ37の反対側には、駆動プーリ37よりも大きな直径を有する従動プーリ39が回転自在に設けられている。そして駆動プーリ37と従動プーリ39との間には、内周面に複数の歯41が形成された無端ベルト43が巻回されている。無端ベルト43にはキャリッジ装着装置44を介してキャリッジ23が装着されており、駆動プーリ37の駆動により無端ベルト43が時計回り又は反時計回りに周回運動をすることにより、キャリッジ23が主走査方向へ往復運動することができる。
【0026】
尚、図2中仮想線で示す無端ベルト43は、ペーパーギャップを大きくするためにキャリッジ23を上方に移行したときの無端ベルト43の状態を示している。
【0027】
図3は、キャリッジ23が、キャリッジ装着装置44を介して無端ベルト43に装着されている様子を示す斜視図である。キャリッジ23の後面には上方に上部カバー45が形成され、下方にキャリッジ支持部47が突出して形成されている。キャリッジ支持部47の両端には、プリンタ本体3に固定されるスライドバー49に対してスライド可能に支持されるスライド支持部51が形成されており、キャリッジ支持部47の中央には、キャリッジ装着装置44が設けられている。
【0028】
キャリッジ装着装置44は、図4に示す如く、断面がほぼ弓形となるように下側に膨らんだ部分56を有する第1固定部材55と、第1固定部材55から下側に間隔を開けて位置する第2固定部材57とを備えている。第1固定部材55の下面側には、無端ベルト43の歯41と係合可能な複数の係合歯59が形成されており、第1固定部材55の上面61は、無端ベルト43の歯41の頂点を結ぶ平面、即ち無端ベルト43の内周面63から上方へ突出していないように形成されている。
【0029】
第1固定部材55がこのような構成を有することにより、キャリッジが上方へ移動したとき、第1固定部材55が設けられている無端ベルト43と対向する無端ベルト43aの歯41aと最初に係合する部分が、第1固定部材55ではなく第1固定部材55が設けられている側の無端ベルト43の歯41となる。即ち、第1固定部材55が設けられている側の無端ベルト43の内周面63と、これに対向する側に位置する無端ベルト43aの内周面63aとの距離Lをなるべく大きくすることが可能となる。
【0030】
一方、第2固定部材57は全体に逆Ω形をしており、その上面側には、第1固定部材55の位置と対応する位置に凹陥部65が形成され、凹陥部65の両端には無端ベルト43の外周面69を支持する支持部71が形成されている。凹陥部65は、第1固定部材55の下側に膨らんだ部分56の膨らみ具合よりも深く凹んでおり、その中に第1固定部材55の係合歯59の一部が、第2固定部材57の支持部71の上面よりも下方になるように突出している。
【0031】
第1固定部材55と第2固定部材57とは上記のような形態及び位置関係にあるものであって、無端ベルト43にキャリッジ23を装着する場合には、第1固定部材55の係合歯59と無端ベルト43の歯41とが係合し合うように、無端ベルト43を図4の紙面手前側から奥側へ押し込む。このとき無端ベルト43と凹陥部65の内周面との間には間隙67が形成されるようになっているため、第1固定部材55と第2固定部材57との形成位置に多少のずれがあったり、無端ベルト43の厚さに多少のばらつきがあっても、容易に無端ベルト43を図4のような状態にセットすることができる。
【0032】
次に図5及び図6を参照しながら本発明のキャリッジ装着装置の他の実施の形態について説明する。図5に示す実施の形態におけるキャリッジ装着装置44は、断面がΩ形状の第1固定部材73と、凸部75及びその両側に支持部77を有する第2固定部材79と、コロ部材81とを備えて成る。
【0033】
第1固定部材73には、山部82とその両側に支持部83が形成されており、支持部83の下面には無端ベルト43の歯41と係合し合う係合歯85が形成されている。第1固定部材73の支持部83と第2固定部材79の支持部77との間には、無端ベルト43が丁度入り込む程度の間隙が形成されており、この間隙に無端ベルト43の一部が入り込んだ状態で、無端ベルト43の歯41が係合歯85と係合している。また第2固定部材79の支持部77の上面は、無端ベルト43を下側から支持している。
【0034】
図5に示す実施の形態では、更に第1固定部材73の山部82の駆動プーリ37側に回転自在なコロ部材81が設けられている。コロ部材81の上端部87は、山部82の頂点89よりも間隔Mだけ上方に位置しており、そのためペーパーギャップを大きくするためにキャリッジを上方へ移動したとき、第1固定部材73の山部82が対向する無端ベルト43aに衝突する前に、必ずコロ部材81が無端ベルト43aに接触して回転するようになる。従って第1固定部材73の山部82が対向する無端ベルト43aの歯41aに衝突して上下動することを防止できるため、印刷ヘッド21の振動を最小限に抑えて印刷品質への影響を極力低減することができる。
【0035】
また本例では、コロ部材81を第1固定部材73の山部82の駆動プーリ37側にのみ設けているが、これは従動プーリ39が駆動プーリ37よりも大きな直径を有するため、駆動プーリ37側へ向かって無端ベルト43の上下の間隔が狭まっていくからである。従って駆動プーリ37の直径の方が従動プーリ39よりも大きい場合には、コロ部材81を従動プーリ39側へ設けるようにすればよいし、両プーリが同じ大きさの場合には、キャリッジの往復動に備えて、駆動プーリ37と従動プーリ39との両方の側にそれぞれコロ部材81を設けてもよい。
【0036】
次に図6に示す他の実施の形態について説明する。図6に示すキャリッジ装着装置44は図4に示すキャリッジ装着装置44と部分的に同様な構成を備えている。従って図4に示すキャリッジ装着装置44と同様な構成を備える部材には、図6中、同じ符号を付して示し、以下、図4に示すキャリッジ装着装置44と相違する構成についてのみ説明する。
【0037】
本例では第1固定部材55の上面61の中央にほぼ半球状の凹部91が形成されており、該凹部91に回転自在のコロ部材81が設けられている。このような構成を採用することにより、ペーパーギャップを大きくするためにキャリッジを上方へ移動したとき、第1固定部材55または無端ベルト43の歯41が対向する無端ベルト43aの歯41aに接近しても、コロ部材81が無端ベルト43aの歯41aに接触して回転することになるので、印刷ヘッド21の振動を最小限に抑えて印刷品質への影響を極力低減することができる。
【0038】
尚、本例では第1固定部材55に凹部91を形成して、そこにコロ部材81を設けているが、このような凹部91を形成することなく、図6中仮想線で示す如く、第1固定部材55の上部に同様なコロ部材81aを設けてもよい。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、第1固定部材の上面が前記無端ベルトの内周面よりも上方へ突出していないから、第1固定部材が取り付けられている側の無端ベルトの内周面と、これに対向している無端ベルトの内周面との距離を最大にすることができる。従ってキャリッジを上方へ移動できる距離が大きくなるから、ペーパーギャップを大きくすることができ、より厚い用紙にも印刷をすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャリッジ装着装置を適用した記録装置の一例であるインクジェットプリンタを示す側面図である。
【図2】本発明に係り、キャリッジの駆動機構を示す正面図である。
【図3】本発明に係り、キャリッジがキャリッジ装着装置を介して無端ベルトに装着されている様子を示す斜視図である。
【図4】本発明のキャリッジ装着装置の周辺を示す拡大断面図である。
【図5】本発明のキャリッジ装着装置の他の実施の形態を示す拡大断面図である。
【図6】本発明のキャリッジ装着装置の他の実施の形態を示す拡大断面図である。
【図7】従来のキャリッジ装着装置を示す模式図である。
【図8】更に他の従来のキャリッジ装着装置を示す模式図である。
【符号の説明】
13 給紙ローラ
19 紙送りローラ
21 印刷ヘッド
23 キャリッジ
24 プラテン
27 排紙ローラ
33 駆動モータ
35 出力軸
37 駆動プーリ
39 従動プーリ
41 無端ベルトの歯
43 キャリッジ装着装置が設けられている側の無端ベルト
43a キャリッジ装着装置が設けられている無端ベルトと対向して位置する無端ベルト
44 キャリッジ装着装置
47 キャリッジ支持部
49 スライドバー
51 スライド支持部
55 第1固定部材
56 下側に膨らんだ部分
57 第2固定部材
59 係合歯
61 第1固定部材の上面
63 キャリッジ装着装置が設けられている側の無端ベルトの内周面
63a キャリッジ装着装置が設けられている側の無端ベルトと対向して位置する無端ベルトの内周面
65 凹陥部
67 間隙
69 無端ベルトの外周面
71 支持部
73 断面がΩ形状の第1固定部材
75 凸部
77 支持部
79 第2固定部材
81 コロ部材
82 山部
83 支持部
85 係合歯
87 コロ部材の上端部
89 山部の頂点
91 凹部
P 用紙
M 間隔

Claims (7)

  1. 駆動プーリと従動プーリとの間に巻回され、内周面に複数の歯が形成された無端ベルトに対して、印刷ヘッドを備えるキャリッジを装着する装置であって、
    前記キャリッジには、第1固定部材と、該第1固定部材から下側に間隔を開けて位置決めされる第2固定部材とが設けられており、
    前記第1固定部材の下面には、前記無端ベルトの歯と係合可能な係合歯が形成され、
    前記第2固定部材の上面側には、前記第1固定部材の位置と対応する位置に凹陥部が形成され、該凹陥部の両端には前記無端ベルトの外周面側を支持する支持部が形成され、
    前記第1固定部材における係合歯の少なくとも一部が、前記第2固定部材における支持部の上面より下方へ突出しており、
    前記第1固定部材の上面が前記無端ベルトの内周面よりも上方へ突出していないことを特徴とするキャリッジ装着装置。
  2. 請求項1において、前記無端ベルトの下面と前記第2固定部材の凹陥部の上面との間には間隙が形成されていることを特徴とするキャリッジ装着装置。
  3. 請求項1または2において、前記第1固定部材の上方には、回転自在なコロ部材が設けられていることを特徴とするキャリッジ装着装置。
  4. 請求項1または2において、前記第1固定部材の上面には凹部が形成され、該凹部内に回転自在なコロ部材が設けられていることを特徴とするキャリッジ装着装置。
  5. 駆動プーリと従動プーリとの間に巻回され、内周面に複数の歯が形成された無端ベルトに対して、印刷ヘッドを備えるキャリッジを装着する装置であって、
    前記キャリッジには、第1固定部材と、該第1固定部材から下側に間隔を開けて位置決めされる第2固定部材とが設けられており、
    前記第1固定部材の下面側には、前記無端ベルトの歯と係合可能な係合歯が形成され、
    前記第2固定部材の上面側には、前記無端ベルトの外周面側の一部を支持する支持部が形成され、
    前記第1固定部材が前記無端ベルトの内周面よりも最も突出している部分の近傍には、該最も突出している部分よりも、前記第1固定部材が設けられている無端ベルトと対向する側の無端ベルト側に近い部分を有する回転自在なコロ部材を有することを特徴とするキャリッジ装着装置。
  6. 請求項5において、前記コロ部材は、前記最も突出している部分よりも、前記駆動プーリと従動プーリのうち直径の小さい側寄りに設けられていることを特徴とするキャリッジ装着装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のキャリッジ装着装置を備えることを特徴とする記録装置。
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