JP3835217B2 - 物品保管設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、一般品と特殊品といった取扱いが異なる物品を保管する物品保管設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、物品保管設備としては例えば特開平6−271007号公報に示されるように、物品を収納する棚と、棚の前方に形成された一定経路上を走行して棚に対し物品を出し入れする出し入れ装置(スタッカクレーン等)とが備えられた自動倉庫設備がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、自動倉庫設備で保管される物品は、保管時、特に取扱上の注意を要する特殊なものではないため、取扱上特別な対策を講じる必要はなかった。これに対して、取扱上の注意を要する特殊な物品を保管する場合、部外者が不正に物品を棚から持ち出したり或いは間違って出し入れ装置を作動させて物品を棚から出庫するといった恐れがあり、取扱い上問題となった。
【0004】
本発明は、特殊な物品を保管する場合、この物品に対する不正な(又は間違った)持ち出しを防止するといった取扱上の対策を講じることができる物品保管設備を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本第1発明は、移動通路を移動して物品保管手段に対し物品を出し入れする出し入れ手段が備えられ、複数種類の物品を取り扱う物品保管設備であって、
上記移動通路の少なくとも一端側に、上記物品を搬入又は搬出する荷捌き部が形成され、
上記物品保管手段は上記物品を収納可能な収納部を有し、
一部の収納部が、遮断体で囲まれて外部と遮断され、かつ荷捌き部側の端部に位置し、
上記遮断体は、移動通路に面して開口する物品出入口と、上記出し入れ手段の移動方向へ移動して上記物品出入口を手動で開閉することが可能な開閉体とを有し、
上記開閉体は荷捌き部側へ移動して開き、
上記荷捌き部に、荷受部と、上記開閉体開閉作業を行うための開閉作業部とが形成され、
上記開閉作業部は、上記遮断体で囲まれた一部の収納部を有する物品保管手段の一側外方に位置し、
上記荷受部は、移動通路の一端部を隔てて、上記開閉作業部とは反対側に位置しているものである。
【0006】
これによると、開閉体を開き、出し入れ手段を用いて物品を一部の収納部に収納した後、開閉体を閉めることによって、一部の収納部が遮断体で囲まれて外部と遮断される。これにより、部外者が一部の収納部に収納された物品を不正に持ち出したり又は間違って持ち出すといったことを防止することができる。したがって、取扱上の注意を要する特殊な物品を保管する場合、上記物品を上記遮断体で囲まれた一部の収納部に収納することにより、特殊な物品に対する不正な(又は間違った)持ち出しを防止するといった取扱上の対策を講じることができる。
【0007】
また、上記開閉体を開く場合、作業者は開閉作業部において手動で開閉体を開くことができる。尚、上記開閉作業部と荷受部とは移動通路の一端部を隔てて互いに反対側に位置しているため、移動通路の一端部まで移動した出し入れ手段と荷受部との間で物品が移載されている際、開閉作業部にいる作業者の安全が確保される。尚、閉じる場合も同様な効果がある。
【0008】
また、本第2発明は、遮断体で囲まれた一部の収納部に対して物品を入出庫する場合、開閉体が開いた状態を確認して、出し入れ手段を作動可能とするものである。
【0012】
これによると、取扱上の注意を要する特殊な物品を遮断体で囲まれた一部の収納部に収納することにより、特殊な物品に対する不正な(又は間違った)持ち出しを防止するといった取扱上の対策を講じることができる。
【0013】
また、本第3発明は、物品の入出庫情報を設定する設定手段が備えられ、
上記設定手段に、設定画面を表示する表示部が設けられ、
上記物品を遮断体で囲まれた一部の収納部から出庫する場合、上記表示部は、上記出庫情報を設定する作業者を認証する認証情報を入力するように指示するものである。
【0014】
これによると、取扱上の注意を要する特殊な物品を遮断体で囲まれた一部の収納部に収納することにより、特殊な物品に対する不正な(又は間違った)持ち出しを防止するといった取扱上の対策を講じることができる。
【0015】
さらに、物品を上記遮断体で囲まれた一部の収納部から出庫する場合、作業者が設定手段で出庫情報を設定するのであるが、この際、上記一部の収納部を設定したときだけ、表示部は上記作業者を認証するための認証情報を入力するように指示する。これにより、作業者は自分の認証情報を設定手段から入力する。例えば、上記入力された認証情報が予め登録されている認証情報と一致しない場合、出庫不可とすることで、作業者以外の部外者が不正に上記一部の収納部から物品を出庫することはできない。
【0016】
したがって、取扱上の注意を要する特殊な物品を保管する場合、上記物品を上記遮断体で囲まれた一部の収納部に収納することにより、特殊な物品に対する不正な(又は間違った)持ち出しを防止するといった取扱上の対策を講じることができる。
【0017】
また、本第4発明は、物品を遮断体で囲まれた一部の収納部に入庫する場合、表示部は、入庫情報を設定する作業者を認証する認証情報を入力するように指示するものである。
【0018】
これによると、物品を遮断体で囲まれた一部の収納部に入庫する場合、作業者が設定手段で入庫情報を設定するのであるが、この際、上記一部の収納部を設定したときだけ、表示部は上記作業者を認証するための認証情報を入力するように指示する。これにより、作業者は自分の認証情報を設定手段から入力する。例えば、上記入力された認証情報が予め登録されている認証情報と一致しない場合、入庫不可とすることで、作業者以外の部外者が不正に上記一部の収納部に物品を入庫することはできない。
【0019】
また、開閉体を開き、物品を一部の収納部に収納した後、開閉体を閉めることによって、物品の入庫が完了し、一部の収納部が遮断体で囲まれて外部と遮断される。これにより、部外者が一部の収納部に収納された物品を不正に持ち出すことはできず、不正持出しを防止し得る。
【0020】
したがって、取扱上の注意を要する特殊な物品を保管する場合、上記物品を上記遮断体で囲まれた一部の収納部に収納することにより、特殊な物品に対する不正な(又は間違った)持ち出しを防止するといった取扱上の対策を講じることができる。
【0021】
また、本第5発明は、設定手段によって設定された入出庫情報に基づいて、遮断体で囲まれた一部の収納部に対する入出庫に関する履歴情報を記憶して管理するものである。
【0022】
これによると、開閉体を開き、物品を一部の収納部に収納した後、開閉体を閉めることによって、一部の収納部が遮断体で囲まれて外部と遮断される。これにより、部外者が一部の収納部に収納された物品を不正に持ち出すことはできず、不正持出しを防止し得る。
【0023】
したがって、取扱上の注意を要する特殊な物品を保管する場合、上記物品を上記遮断体で囲まれた一部の収納部に収納することにより、特殊な物品に対する不正な(又は間違った)持ち出しを防止するといった取扱上の対策を講じることができる。
【0024】
また、入出庫を行った作業者の氏名や日時或いは入出庫された物品の個数等の履歴が記憶され管理されているため、入出庫作業の内容を後から容易に確認することができる。
【0027】
また、本第6発明は、遮断体で囲まれて外部と遮断された収納部以外の収納部に対して物品を入出庫する場合、開閉体を閉じた状態で出し入れ手段が作動可能となるものである。
【0028】
これによると、取扱上の注意を要する特殊な物品を遮断体で囲まれた一部の収納部に収納することにより、特殊な物品に対する不正な(又は間違った)持ち出しを防止するといった取扱上の対策を講じることができる。
【0029】
また、上記のような特殊な物品ではなく、取扱上特別な注意を必要としない一般の物品を保管する場合には、出し入れ手段を用いて上記一般の物品を遮断体で囲まれた収納部以外の収納部に収納すればよい。尚、上記遮断体で囲まれた収納部以外の収納部に対して物品を入出庫する場合、開閉体を閉じた状態で出し入れ手段が作動可能となるため、開閉体が開いた状態では出し入れ手段は作動せず入出庫が行えない。これにより、入出庫中に、遮断体で囲まれた収納部から物品が不正に持ち出されるといった不具合を防止できる。
【0030】
また、本第7発明は、開閉体を開いて物品を遮断体で囲まれた一部の収納部から荷受部へ出庫した後、上記開閉体を開いたままで上記物品を荷受部から取り出そうとした場合に作動する報知手段が設けられているものである。
【0031】
これによると、取扱上の注意を要する特殊な物品を遮断体で囲まれた一部の収納部に収納することにより、特殊な物品に対する不正な(又は間違った)持ち出しを防止するといった取扱上の対策を講じることができる。
【0032】
また、開閉体を開いて物品を遮断体で囲まれた一部の収納部から荷受部へ出庫した後、上記開閉体を開いたままの状態で上記物品を荷受部から取り出そうとすると、報知手段が作動するため、作業者は、上記開閉体が開いたままであることを認識し、開閉体を閉じる。これにより、開閉体の閉じ忘れを防止することができる。
【0033】
また、本第8発明は、出し入れ手段は各収納部に対して突入退出自在な移載手段を有し、
上記出し入れ手段と物品保管手段との間に、開閉体設置用の空間が形成され、
上記移載手段のストロークは上記開閉体設置用の空間分だけ長く設定されているものである。
【0034】
これによると、開閉体を開き、出し入れ手段の移載手段を特殊収納部に対し突入退出させて物品を特殊収納部に収納した後、開閉体を閉めることによって、特殊収納部が遮断体で囲まれて外部と遮断される。これにより、部外者が特殊収納部に収納された物品を不正に持ち出すことはできず、不正持出しを防止し得る。
【0035】
したがって、取扱上の注意を要する特殊な物品を遮断体で囲まれた一部の収納部に収納することにより、特殊な物品に対する不正な(又は間違った)持ち出しを防止するといった取扱上の対策を講じることができる。
【0036】
また、上記のような特殊な物品ではなく、特別な取扱上の注意を必要としない一般の物品を保管する場合には、出し入れ手段の移載手段を一般収納部に対し突入退出させて上記一般の物品を一般収納部に収納すればよい。
【0037】
また、本第9発明は、遮断体で囲まれた一部の収納部に対して物品を入出庫する場合、開閉体を開けること又は開けるように作業者に知らせる報知手段が設けられているものである。
【0038】
これによると、取扱上の注意を要する特殊な物品を遮断体で囲まれた一部の収納部に収納することにより、特殊な物品に対する不正な(又は間違った)持ち出しを防止するといった取扱上の対策を講じることができる。
【0039】
また、遮断体で囲まれた一部の収納部に対して物品を入出庫する場合、報知手段が開閉体を開けること又は開けるように作業者に知らせるため、開閉体を閉じたままで入出庫を行うといった誤動作を防止することや、或いは、開閉体を閉じたままであるため出し入れ手段等が停止した状態で放置されるのを防止することができ、入出庫時における開閉体の開け忘れを防止することができる。
【0040】
また、本第10発明は、開閉体は移動通路内に位置するものである。
【0041】
これによると、開閉体を開き、出し入れ手段を用いて物品を一部の収納部に収納した後、開閉体を閉めることによって、一部の収納部が遮断体で囲まれて外部と遮断される。これにより、部外者が一部の収納部に収納された物品を不正に持ち出すことはできず、不正持出しを防止し得る。したがって、取扱上の注意を要する特殊な物品を遮断体で囲まれた一部の収納部に収納することにより、特殊な物品に対する不正な(又は間違った)持ち出しを防止するといった取扱上の対策を講じることができる。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における第1の実施の形態を図1〜図11に基づいて説明する。図1〜図4に示すように、1は物品保管設備の一例である自動倉庫設備であり、2種類の物品2a,2bを保管することができる。すなわち、倉庫3内には複数の棚4a〜4f(物品保管手段の一例)が並列に配置されており、このうち、一対の棚4a,4b間と、一対の棚4c,4d間と、一対の棚4e,4f間とにはそれぞれ走行通路5(移動通路の一例)が形成されている。これら各走行通路5には、上記各棚4a〜4fに対して物品2a,2bを出し入れするスタッカクレーン6(出し入れ手段の一例)が設けられている。
【0043】
尚、上記一対の棚4a,4bと、これら棚4a,4b間を走行するスタッカクレーン6とで1号機が構成され、一対の棚4c,4dと、これら棚4c,4d間を走行するスタッカクレーン6とで2号機が構成され、一対の棚4e,4fと、これら棚4e,4f間を走行するスタッカクレーン6とで3号機が構成されている。
【0044】
上記各スタッカクレーン6は、各走行通路5内に形成された走行経路7上を前後方向に走行する走行体8と、この走行体8のポスト9に案内されて昇降する荷台10と、荷台10に設けられかつ各棚4a〜4fに対して突入退出自在なフォーク11(移載手段の一例)と、上記走行体8と荷台10とフォーク11とを作動させる作動装置43(モータ等)とで構成されている。
【0045】
上記各走行通路5の一端部にはホームポジションHPが設定されており、ホームポジションHP側には物品2a,2bを搬入又は搬出する荷捌き部12が形成されている。
【0046】
また、両端部に設置された棚4aと棚4fとはそれぞれ、上記物品2a,2bを収納可能な一般収納部14と特殊収納部15(一部の収納部に相当)とを有している。上記特殊収納部15は荷捌き部12側(ホームポジションHP側)の端部に位置し、上記特殊収納部15以外を一般収納部14としている。尚、上記特殊収納部15と一般収納部14とにはそれぞれ、上記物品2a,2bを保管可能な複数の保管スペース16が形成されている。また、残りの各棚4b〜4eは一般収納部14のみを有しており、これら一般収納部14には複数の保管スペース16が形成されている。
【0047】
上記棚4aと棚4fとにはそれぞれ、上記特殊収納部15を取り囲んで外部と遮断する柵体18(遮断体の一例)が設けられている。尚、上記外部とは、走行通路5側と棚4a,4fの背面側と棚4a,4fの一端側と特殊収納部15の他端側とに相当する。上記柵体18は、前後一対の側部柵19と、棚4a,4fの背面に設けられた奥部柵20と、走行通路5に面して開口する物品出入口21と、この物品出入口21を開閉する引き戸22(開閉体,開体の一例)とで構成されている。尚、上記引き戸22は、スタッカクレーン6の走行方向(前後方向)へスライドして手動で開閉可能に構成されており、図2に示すように荷捌き部12側へスライドすることによって開き、図1に示すように閉じた状態で走行通路5内に位置する。
【0048】
尚、上記引き戸22の端部には、開閉操作用の取手23が設けられている。また、柵体18には、引き戸22が全開位置A(図2参照)まで移動したことを検出する開側検出手段25と、全閉位置B(図1参照)まで移動したことを検出する閉側検出手段26とが設けられている。尚、上記検出手段25,26としてはリミットスイッチや光電スイッチ、近接スイッチ、磁気センサ等が用いられる。また、上記柵体18には、全閉位置Bにおいて引き戸22を施錠する施錠装置(図示せず)が設けられている。
【0049】
荷捌き部12には、入出庫される物品2a,2bを受ける複数の荷受台28〜30(荷受部の一例)と、上記引き戸22の開閉作業を行うための開閉作業部31a,31f(開作業部の一例)と、入出庫データ(入出庫情報)を設定入力する複数の操作パネル32〜34(設定手段の一例)とが設けられている。このうち、一方の開閉作業部31aは棚4aの前方(一側外方)に位置しており、上記1号機の荷受台28は、1号機の走行通路5の一端部を隔てて、上記一方の開閉作業部31aとは反対側(すなわち棚4bの前方)に設置されている。また、他方の開閉作業部31fは棚4fの前方(一側外方)に位置しており、上記3号機の荷受台30は、3号機の走行通路5の一端部を隔てて、上記他方の開閉作業部31fとは反対側(すなわち棚4eの前方)に設置されている。尚、残りの2号機の荷受台29は棚4dの前方に設置されている。
【0050】
1号のスタッカクレーン6は一対の棚4a,4bと荷受台28との間で物品2a,2bを移送し、3号機のスタッカクレーン6は一対の棚4e,4fと荷受台30との間で物品2a,2bを移送し、2号機のスタッカクレーン6は一対の棚4c,4dと荷受台29との間で物品2aを移送するものである。
【0051】
図5に示すように、上記各操作パネル32〜34には、設定用画面35を表示する液晶表示部36と、入庫と出庫のいずれかを選択する入庫および出庫キー37,38と、テンキー39と、セットキー40と、運転キー41と、スピーカー44(報知手段の一例)等が設けられている。尚、上記設定用画面35には、入庫モード又は出庫モードと、入出庫対象になっている各棚4a〜4fの保管スペース16の棚番号(番地)とが表示される。尚、上記棚番号はバンク(列)方向の番号と、ベイ(走行経路7)方向の番号と、レベル(高さ)方向の番号とで構成されている(図3参照)。また、上記液晶表示部36には、入出庫データを設定入力する作業者を認証する暗証番号(認証情報の一例)を入力するための暗証番号入力用画面42が表示される。また、上記スピーカー44からは警報やアナウンス等が発せられる。尚、上記暗証番号は特定の作業者のみに付与されている。
【0052】
また、図1に示すように、1号機および3号機の各荷受台28,30にはそれぞれ、荷受台28,30にかかる荷重によって物品2a,2bの有無を検出する在荷検出手段46(荷重センサ等)が設けられている。
【0053】
上記各操作パネル32〜34内には制御装置47が設けられており、図6に示すように、これら制御装置47は制御部48と在庫管理部49と履歴管理部50と照合部51とを有している。上記制御部48は、上記各検出手段25,26,46からの検出信号と上記各キー37〜41からの操作信号とに基づいて、スタッカクレーン6の作動装置43と液晶表示部36とスピーカー44とを制御するものである。また、上記在庫管理部49は入出庫毎に在庫数を更新して記憶するものである。さらに、上記履歴管理部50は履歴データ(履歴情報)を記憶して管理するものであり、上記履歴データは、図7に示すように、物品2bの入出庫日および時間と作業者名(又はコード等)と品名とロット番号と数量と棚番号等で構成されている。また、上記照合部51は、登録された暗証番号を記憶し、暗証番号入力用画面42に入力された暗証番号と上記登録されている暗証番号とを照合するものである。
【0054】
また、棚4a,4fにはそれぞれ引き戸22が設けられているため、図8に示すように、1号機のスタッカクレーン6と棚4aとの間および3号機のスタッカクレーン6と棚4fとの間にはそれぞれ、上記引き戸22を設置するための引き戸設置用空間52が形成されている。これに対して、反対側の棚4b,4eには引き戸22が無いため、1号機のスタッカクレーン6と棚4bとの間および3号機のスタッカクレーン6と棚4eとの間に上記のような引き戸設置用空間52に相当するものは形成されていない。そして、1号機のスタッカクレーン6のフォーク11は、ストロークS1で一方の棚4a側へ突出し、ストロークS2で他方の棚4b側へ突出するように構成されている。同様に、3号機のスタッカクレーン6のフォーク11は、ストロークS1で一方の棚4f側へ突出し、ストロークS2で他方の棚4e側へ突出するように構成されている。上記ストロークS1はストロークS2よりも上記引き戸設置用空間52に相当する分だけ長く設定されている。
【0055】
以下、上記構成における作用を説明する。
例えば、2種類の物品2a,2bのうち、取扱上の特別な注意を必要としないものを一般物品2aとし、取扱上の注意を有するものを特殊物品2b(例えば危険物,劇物等)とする。尚、原則として、一般物品2aは一般収納部14の各保管スペース16に保管され、特殊物品2bは特殊収納部15の各保管スペース16に保管されるように規定されている。
【0056】
◎例えば1号機の一方の棚4aから特殊物品2bを出庫する場合、図9,図10のフローチャートに示すように、作業者は、先ず、1号機の操作パネル32の出庫キー38をオンする(ステップ−1)。これにより、設定用画面35に出庫モードを表示する(ステップ−2)。次に、作業者は、テンキー39を押し、目的とする特殊物品2bが保管されている保管スペース16に対応した棚番号を入力し(ステップ−3)、その後、セットキー40をオンする(ステップ−4)。これにより、設定用画面35に棚番号を表示する(ステップ−5)。
【0057】
上記ステップ−5で入力された棚番号が特殊収納部15のものである場合(ステップ−6)、液晶表示部36に図5(b)のような暗証番号入力用画面42を表示する(ステップ−7)。次に、作業者は、テンキー39を押し、自分の暗証番号を入力し(ステップ−8)、その後、セットキー40をオンする(ステップ−9)。そして、上記入力された暗証番号と予め登録されている暗証番号とを照合し(ステップ−10)、両者が一致すると(ステップ−11)、スピーカー44から「引き戸を開けて下さい」という内容のアナウンスを流す(ステップ−12)。
【0058】
これにより、作業者は、一方の開閉作業部31aまで移動し、柵体18の施錠装置を解錠し、図2に示すように、引き戸22を全開位置Aまで引いて開く。この際、上記のようにスピーカー44からのアナウンスによって、作業者が引き戸22を閉じたままで出庫を行うといった誤動作を防止することができ、出庫時における引き戸22の開け忘れを防止することができる。
【0059】
そして、上記のように引き戸22を全開位置Aまで開くことにより、開側検出手段25がオンとなり、引き戸22が全開位置Aまで開いたことが検出される(ステップ−13)。その後、作業者が操作パネル32の運転キー41をオンすることによって(ステップ−14)、作動装置43を作動させる(ステップ−15)。これにより、1号機のスタッカクレーン6が走行経路7上を走行し、荷台10が昇降し、フォーク11が出退して、特殊物品2bは、特殊収納部15の特定の保管スペース16からスタッカクレーン6側へ取り出され、さらに、スタッカクレーン6側から荷受台28上へ渡される。
【0060】
これにより、在荷検出手段46がオンとなり、荷受台28上に特殊物品2bが載置されていることが検出される(ステップ−16)。その後、作業者は、図1に示すように、一方の開閉作業部31aにおいて、引き戸22を全閉位置Bまで押して閉じ施錠する。これにより、閉側検出手段26がオンとなり、引き戸22が全閉位置Bまで閉じたことが検出され(ステップ−17)、出庫された特殊物品2bの履歴(出庫時間,暗証番号,作業者名,品名,ロット番号,数量,棚番号)を履歴管理部50に記録する(ステップ−18)。そして、作業者はフォークリフト等を用いて、上記荷受台28上の特殊物品2bを搬出する。
【0061】
また、上記ステップ−17において、作業者が引き戸22を閉じ忘れた場合、閉側検出手段26はオフのままであり、この状態で、作業者がフォークリフト等を用いて上記荷受台28上の特殊物品2bを搬出しようとして持ち上げると、上記在荷検出手段46がオンからオフに切替り(ステップ−18)、スピーカー44が作動して警報を発する(ステップ−19)。これにより、作業者は、引き戸22の閉じ忘れに気付き、引き戸22を確実に閉じる。
【0062】
また、上記のようにして特殊物品2bを出庫する際、上記ステップ−13において引き戸22を全開した場合のみ、ステップ−15においてスタッカクレーン6が作動し、万一、上記ステップ−13において引き戸22が閉じたままであれば、スタッカクレーン6は作動しない。これにより、スタッカクレーン6のフォーク11が特殊収納部15の保管スペース16内へ突入する際、閉じたままの引き戸22に上記フォーク11が衝突するといった誤動作を防止することができる。
【0063】
また、上記のようにして特殊物品2bを出庫する際、上記ステップ−11において、入力された暗証番号と予め登録されている暗証番号とが一致しない場合、設定用画面35上から出庫モードと棚番号とを消去して(ステップ−20)、終了するため、スタッカクレーン6は作動せず、出庫不可となる。これにより、部外者が勝手にスタッカクレーン6を作動させて特殊物品2bを特殊収納部15の保管スペース16から出庫することを防止することができる。
【0064】
◎また、1号機の一方の棚4a又は他方の棚4bから一般物品2aを出庫する場合、上記ステップ−6において、入力された棚番号が特殊収納部15のものではなく、一般収納部14のものとなる。そして、閉側検出手段26がオンであるかを判断する(ステップ−21)。引き戸22が全閉位置Bまで閉じられている場合、上記閉側検出手段26がオンとなり、その後、作業者が操作パネル32の運転キー41をオンすることによって(ステップ−22)、作動装置43を作動させる(ステップ−23)。これにより、1号機のスタッカクレーン6が走行経路7上を走行し、荷台10が昇降し、フォーク11が出退して、一般物品2aは、一方の棚4a又は他方の棚4bの一般収納部14の特定の保管スペース16からスタッカクレーン6側へ取り出され、さらに、スタッカクレーン6側から荷受台28上へ渡され、フォークリフト等を用いて荷受台28上から出庫される。
【0065】
また、上記のようにして一般物品2aを出庫する際、ステップ−21において、引き戸22が開いている場合、閉側検出手段26がオフとなり、スピーカー44から「引き戸を閉じて下さい」という内容のアナウンスを流す(ステップ−24)。
【0066】
したがって、引き戸22が全閉した状態では、スタッカクレーン6が作動して、一般物品2aの出庫が行えるが、引き戸22が開いた状態では、スタッカクレーン6が作動せず、一般物品2aの出庫が行えない。すなわち、一般物品2aの出庫は引き戸22が全閉した状態で行われ、これにより、一般物品2aの出庫中に、特殊収納部15から特殊物品2bが勝手に持ち去られるといった不具合を防止することができる。
【0067】
◎また、例えば1号機へ特殊物品2bを入庫する場合、作業者は、フォークリフト等を用いて、特殊物品2bを荷受台28上に載置する。そして、作業者は、1号機の操作パネル32の入庫キー37をオンする(ステップ−25)。これにより、図11のフローチャートに示すように、設定用画面35に入庫モードを表示する(ステップ−26)。次に、作業者は、テンキー39を押し、上記特殊物品2bの入庫先である保管スペース16に対応した棚番号を入力し(ステップ−27)、その後、セットキー40をオンする(ステップ−28)。これにより、設定用画面35に棚番号を表示する(ステップ−29)。
【0068】
上記ステップ−27で入力された棚番号が特殊収納部15のものである場合(ステップ−30)、液晶表示部36に図5(b)のような暗証番号入力用画面42を表示する(ステップ−31)。次に、作業者は、テンキー39を押し、自分の暗証番号を入力し(ステップ−32)、その後、セットキー40をオンする(ステップ−33)。そして、上記入力された暗証番号と予め登録されている暗証番号とを照合し(ステップ−34)、両者が一致すると(ステップ−35)、図12のフローチャートに示すように、スピーカー44から「引き戸を開けて下さい」という内容のアナウンスを流す(ステップ−36)。
【0069】
これにより、作業者は、一方の開閉作業部31aまで移動し、柵体18の施錠装置を解錠し、図2に示すように、引き戸22を全開位置Aまで引いて開く。この際、上記のようにスピーカー44からのアナウンスによって、作業者が引き戸22を閉じたままで入庫を行うといった誤動作を防止することができ、入庫時における引き戸22の開け忘れを防止することができる。
【0070】
そして、上記のように引き戸22を全開位置Aまで開くことにより、開側検出手段25がオンとなり、引き戸22が全開位置Aまで開いたことが検出される(ステップ−37)。その後、作業者が操作パネル32の運転キー41をオンすることによって(ステップ−38)、作動装置43を作動させる(ステップ−39)。これにより、1号機のスタッカクレーン6が走行経路7上を走行し、荷台10が昇降し、フォーク11が出退して、特殊物品2bは、荷受台28上からスタッカクレーン6側へ掬い取られ、さらに、スタッカクレーン6側から棚4aの特殊収納部15の特定の保管スペース16内に入庫される。そして、入庫された特殊物品2bの履歴(入庫時間,作業者名,品名,ロット番号,数量,棚番号)を履歴管理部50に記録する(ステップ−40)。
【0071】
入庫完了後、作業者は、図1に示すように、一方の開閉作業部31aにおいて、引き戸22を全閉位置Bまで押して閉じ施錠する。これにより、閉側検出手段26がオンとなり、引き戸22が全閉位置Bまで閉じたことが検出される(ステップ−41)。また、上記ステップ−41において、作業者が引き戸22を閉じ忘れた場合、閉側検出手段26はオフのままであり、スピーカー44から「引き戸を閉じて下さい」という内容のアナウンスを流す(ステップ−42)。これにより、作業者は、引き戸22の閉じ忘れに気付き、引き戸22を確実に閉じる。
【0072】
また、上記のようにして特殊物品2bを入庫する際、上記ステップ−37において引き戸22を全開した場合のみ、ステップ−39においてスタッカクレーン6が作動し、万一、上記ステップ−37において引き戸22が閉じたままであれば、スタッカクレーン6は作動しない。これにより、スタッカクレーン6のフォーク11が特殊収納部15の保管スペース16内へ突入する際、閉じたままの引き戸22に上記フォーク11や特殊物品2bが衝突するといった誤動作を防止することができる。
【0073】
また、上記のようにして特殊物品2bを入庫する際、上記ステップ−35において、入力された暗証番号と予め登録されている暗証番号とが一致しない場合、設定用画面35上から入庫モードと棚番号とを消去して(ステップ−43)、終了するため、スタッカクレーン6は作動せず、入庫不可となる。これにより、部外者が勝手にスタッカクレーン6を作動させて特殊物品2bを特殊収納部15の保管スペース16へ入庫することを防止することができる。
【0074】
◎また、1号機へ一般物品2aを入庫する場合、上記ステップ−30において、入力された棚番号が特殊収納部15のものではなく、一般収納部14のものとなる。そして、閉側検出手段26がオンであるかを判断する(ステップ−44)。引き戸22が全閉位置Bまで閉じられている場合、上記閉側検出手段26がオンとなり、その後、作業者が操作パネル32の運転キー41をオンすることによって(ステップ−45)、作動装置43を作動させる(ステップ−46)。これにより、1号機のスタッカクレーン6が走行経路7上を走行し、荷台10が昇降し、フォーク11が出退して、一般物品2aは、荷受台28上からスタッカクレーン6側へ掬い取られ、さらに、スタッカクレーン6側から一方の棚4a又は他方の棚4bの一般収納部14の特定の保管スペース16へ入庫される。
【0075】
また、上記のようにして一般物品2aを入庫する際、ステップ−44において、引き戸22が開いている場合、閉側検出手段26がオフとなり、スピーカー44から「引き戸を閉じて下さい」という内容のアナウンスを流す(ステップ−47)。
【0076】
したがって、引き戸22が全閉した状態では、スタッカクレーン6が作動して、一般物品2aの入庫が行えるが、引き戸22が開いた状態では、スタッカクレーン6が作動せず、一般物品2aの入庫が行えない。したがって、一般物品2aの入庫は引き戸22が全閉した状態で行われ、これにより、一般物品2aの入庫中に、特殊収納部15から特殊物品2bが勝手に持ち去られるといった不具合を防止することができる。
【0077】
上記のように、1号機においては、特殊収納部15の保管スペース16に特殊物品2bを保管し、特殊収納部15に対して入出庫するとき以外、引き戸22を閉じておくことにより、特殊収納部15が柵体18で囲まれて外部と遮断されるため、部外者が特殊物品2bを棚4aの特殊収納部15から勝手に持ち去ることはできず、特殊物品2bに対して盗難防止の保安対策を講じることができる。
【0078】
また、作業者は一方の開閉作業部31aにおいて手動で引き戸22を開閉することができる。尚、図1,図2に示すように、上記一方の開閉作業部31aと荷受台28とは走行通路5の一端部を隔てて互いに反対側に位置しているため、走行通路5の一端部まで走行したスタッカクレーン6と上記荷受台28との間で物品2a,2bが移載されている際、上記一方の開閉作業部31aにいる作業者の安全が確保される。また、フォークリフト等を用いて物品2a,2bを荷受台28に対して搬入出する際、引き戸22がフォークリフトの邪魔にならない。
【0079】
また、図10,図12に示すように、上記ステップ−18,40において入出庫された特殊物品2bの履歴が記録され管理されているため、入出庫作業の内容を後から容易にチェックすることができる。
【0080】
また、図8の実線で示すように、一方の棚4aに対して物品2a,2bを入出庫する場合、スタッカクレーン6のフォーク11はストロークS1で一方の棚4aの保管スペース16内に突出し、図8の仮想線で示すように、他方の棚4bに対して物品2aを入出庫する場合、スタッカクリーン6のフォーク11はストロークS2で他方の棚4bの保管スペース16内に突出する。これにより、各保管スペース16内に保管された物品2a,2bの保管位置を、棚4a,4bの奥行方向において、一方の棚4aと他方の棚4bとで同じ位置に統一することができる。
【0081】
以上は1号機に対して一般物品2aおよび特殊物品2bを入出庫する場合であるが、3号機に対しても同様にして入出庫が行われるため、特殊物品2bに対して盗難防止の保安対策を講じることができる。また、2号機の棚4c,4dは一般収納部14のみを有するため、一般物品2aのみが入出庫される。
【0082】
上記第1の実施の形態では、1号機〜3号機を備えているが、これ以外の複数号機備えてもよい。
上記第1の実施の形態では、一般物品2aと特殊物品2bとの2種類の物品を保管しているが、これら物品2a,2bは取扱いの点で種類が異なっているものである。通常、特殊物品2bを特殊収納部15に収納し、一般物品2aを一般収納部14に収納しているが、特別な場合(例えば一般物品2aや特殊物品2bの数量が増大した場合等)においては、特殊物品2bを一般収納部14に収納したり、或いは、一般物品2aを特殊収納部15に収納してもよい。また、第1の実施の形態では、上記2種類の物品2a,2bを保管しているが、3種類以上取り扱ってもよい。
【0083】
上記第1の実施の形態では、特殊収納部15を両端部に設置された棚4a,4fに設けているが、これ以外の棚4b〜4eに設けてもよい。また、特殊収納部15を棚4a,4fの一端部(ホームポジションHP側端部)に設けているが、反対側の他端部或いはそれ以外の部分に設けてもよい。
【0084】
上記第1の実施の形態では、荷捌き部12を、棚4a〜4fの一端外方(ホームポジションHP側)に形成しているが、棚4a〜4fの他端外方に形成してもよい。同様に、荷受台28〜30を、棚4a〜4fの一端外方(ホームポジションHP側)に設けているが、棚4a〜4fの他端外方に設けてもよい。
【0085】
上記第1の実施の形態では、荷受部の一例として荷受台28〜30を用いたが、荷受台28〜30の代わりに台車やコンベヤを用いてもよい。
上記第1の実施の形態では、報知手段の一例としてスピーカー44を用いたが、ブザー等を用いてもよく、また、操作パネル32〜34の液晶表示部36にメッセージを表示してもよい。
【0086】
上記第1の実施の形態では、暗証番号入力用画面42を液晶表示部36に表示することによって、作業者に対し暗証番号の入力を指示しているが、上記のような画面表示によるもの以外に、音声等を用いて暗証番号の入力を催促してもよい。
【0087】
上記第1の実施の形態では、引き戸22を手動で開閉しているが、自動で開閉可能に構成してもよい。
上記第1の実施の形態では、遮断体の一例として柵体18を用いたが、柵体18の代わりに、仕切壁等を用いて外部と仕切ってもよい。
【0088】
上記第1の実施の形態では、特殊収納部15を上下方向の全範囲にわたって柵体18で囲んでいるが、特殊収納部15の上下範囲が非常に高く、特殊収納部15の上部に対する不正な持出し(盗難)の可能性がほとんど無視できる場合には、特殊収納部15の上部だけ柵体18を不要にすることも可能である。
【0089】
上記第1の実施の形態では、引き戸22を全閉位置Bにおいて施錠装置で施錠可能としているが、上記施錠装置は、作業者が手動で施錠する機械的なものであったり、或いは、自動ロックおよびロック解除機能を有するものであってもよい。
【0090】
上記第1の実施の形態では、引き戸22の開閉を開閉作業部31a,31fで行っているが、引き戸22の代わりに、物品出入口21を開く開体と、物品出入口21を閉じる閉体とを設け、開閉作業部31a,31fの代わりに、上記開体の開作業を行うための開作業部や、上記閉体の閉作業を行うための閉作業部を形成してもよい。
【0091】
上記第1の実施の形態では、出し入れ手段の一例としてスタッカクレーン6を用いたが、次に説明する第2の実施の形態では、図13に示すように、別の例の出し入れ手段70として、走行通路5内に、昇降手段71で昇降される走行レール72が設けられ、この走行レール72に支持案内されて走行経路7上を走行する移載機73が設けられ、移載機73に棚4a〜4fに対して出退自在なフォーク74が備えられたものであってもよい。
【0092】
上記第1の実施の形態では、物品保管設備の一例として自動倉庫設備を挙げたが、次に説明する第3の実施の形態では、物品保管設備の別の例として、図14,図15に示すように、複数のバケット78(物品保管手段に相当)を循環経路79に沿って垂直方向(又は水平方向)へ循環させるものであってもよい。すなわち、上記各バケット78は箱状の囲壁体80内に設けられており、この囲壁体80の前面には、バケット78に対して物品2a,2bを入出庫するための入出庫用開口部81が形成されている。そして、上記入出庫用開口部81に対応する位置に特定のバケット78を停止させ、入出庫用開口部81を通して、上記特定のバケット78に対し物品の入出庫を行う。
【0093】
尚、バケット78は一般収納部14と特殊収納部15とを有しており、上記特殊収納部15が柵体18で取り囲まれて外部と遮断されている。上記柵体18の前面に開閉自在な引き戸22が設けられている。尚、この引き戸22は、図15の仮想線で示すように、幅方向(左右方向)へスライドして開閉自在に構成されている。また、上記囲壁体80の前面には操作パネル82が設けられている。
【0094】
上記第1の実施の形態では、認証情報の一例として暗証番号を用いているが、第4の実施の形態として、暗証番号の代わりに、指紋等の身体的特徴データを用いてもよい。すなわち、図16に示すように、操作パネル32,34にはそれぞれ、指紋判別装置61と登録用ボタン62とが設けられている。これによると、作業者が上記指紋判別装置61の指置き部に指を置くことにより、作業者の指紋が読み取られ、読み取られた指紋と予め登録された作業者の指紋とが照合される。
【0095】
尚、作業者の指紋を登録する場合、登録用ボタン62を押し、テンキー39で作業者のID番号を入力し、その後、指置き部に指を置いて指紋データを入力する。
【0096】
また、上記作業者を監督する監督者が存在する場合、以下のような管理を行ってもよい。すなわち、作業者の指紋を登録する前に、先ず、監督者が登録用ボタン62を押し、テンキー39で監督者のID番号を入力し、その後、指置き部に指を置いて指紋データを入力する。これにより、監督者の指紋が初期登録される。その後、作業者の指紋を登録する場合、先ず、上記監督者が登録用ボタン62を押してID番号と指紋データとを入力する。続いて、上記作業者がID番号と指紋データとを入力することにより、作業者の指紋が登録される。
【0097】
上記のように、監督者の指紋を初期登録しておき、その後、監督者の立会いのもとで作業者の指紋を登録するため、部外者が勝手に自分の指紋を登録するといった不具合を防止することができる。
【0098】
尚、上記第2の実施の形態では、暗証番号の代わりに、指紋照合を用いたが、暗証番号と指紋照合とを組み合わせて用いてもよい。また、身体的特徴データとして、指紋以外に、網膜,虹彩,掌型,顔型,声紋,署名(サイン)等を照合してもよい。
【0099】
上記第1の実施の形態では、引き戸22を一枚物としているが、第5の実施の形態として、図17〜図19に示すように、引き戸22を2枚の戸部材22a,22bで構成してもよい。
【0100】
すなわち、一方の戸部材22aの後端部と他方の戸部材22bの前端部とにはそれぞれ、開方向において互いに係合しかつ閉方向において互いに離間する係合片63a,63bが設けられている。上記係合片63a,63bはロック手段64によって互いに連結分離可能となるように構成されている。
【0101】
上記ロック手段64は、一方の係合片63aに設けられかつ前後方向の軸心周りに回動自在なロックピン65と、他方の係合片63bに形成されたロック孔66とで構成されている。上記ロックピン65の頭部には、平板状に拡大したロック片65aが設けられている。上記ロック孔66は上下方向に長いスリット状に形成され、上記ロック片65aがロック孔66に対して挿脱自在に構成されている。
【0102】
これによると、図19の仮想線で示すように、作業者がロックピン65を回動してロック片65aを垂直にした状態で、このロック片65aをロック孔66に挿通し、その後、図19の実線で示すように、ロックピン65を回動してロック片65aを水平にする。これにより、図17(a)に示すように、一方の係合片63aと他方の係合片63bとが連結され、この状態で引き戸22が開閉される。
【0103】
また、ロックピン65を回動してロック片65aを垂直にし、このロック片65aをロック孔66から脱抜することにより、図17(c)に示すように、一方の係合片63aと他方の係合片63bとが分離され、一方の戸部材22aと他方の戸部材22bとを重ね合わすことができる。
【0104】
したがって、特殊収納部15に対して入出庫を行う場合、先ず、図17(b)に示すように、上記引き戸22を一方の戸部材22a分だけ開き、その後、上記のようにロックを解除して一方の係合片63aと他方の係合片63bとを分離し、この状態で、さらに他方の戸部材22bを開く。これにより、図17(c)に示すように、一方の戸部材22aと他方の戸部材22bとが重なり合い、引き戸22が全開する。
【0105】
また、引き戸22を閉める場合は、上記とは逆に、先ず、図17(b)に示すように、他方の戸部材22bを閉方向へスライドさせ、その後、上記のようにロックして一方の係合片63aと他方の係合片63bとを連結する。この状態で、図17(a)に示すように、一方の戸部材22aを閉方向へスライドさせることにより、引き戸22全体が閉方向へスライドして閉じる。
【0106】
上記のように引き戸22を一方の戸部材22aと他方の戸部材22bとに2分割したため、引き戸22を全開する際に要するスペースを上記第1の実施の形態のものに比べてほぼ半分に縮小でき、省スペースが図れる。
【0107】
上記第5の実施の形態では引き戸22を2枚の戸部材22a,22bに2分割しているが、3分割以上にしてもよい。
【0108】
【発明の効果】
以上のように、本第1発明によると、物品を遮断体で囲まれた一部の収納部に収納することにより、上記物品の不正な(又は間違った)持ち出しを防止するといった取扱上の対策を講じることができる。
【0109】
また、開閉作業部と荷受部とは移動通路の一端部を隔てて互いに反対側に位置しているため、移動通路の一端部まで移動した出し入れ手段と荷受部との間で物品が移載されている際、開閉作業部にいる作業者の安全が確保される。
【0111】
本第発明によると、物品を遮断体で囲まれた一部の収納部から出庫する際、入力された認証情報が予め登録されている認証情報と一致しない場合、出庫不可とすることで、作業者以外の部外者が不正に上記一部の収納部から物品を出庫することはできず、これにより、上記物品の不正な(又は間違った)持ち出しを防止するといった取扱上の対策を講じることができる。
【0112】
本第発明によると、物品を遮断体で囲まれた一部の収納部に入庫する際、入力された認証情報が予め登録されている認証情報と一致しない場合、入庫不可とすることで、作業者以外の部外者が不正に上記一部の収納部に物品を入庫することはできない。
【0113】
本第発明によると、入出庫を行った作業者の氏名や日時或いは入出庫された物品の個数等の履歴が記憶され管理されているため、入出庫作業の内容を後から容易に確認することができる。
【0115】
本第発明によると、遮断体で囲まれた収納部以外の収納部に対して物品を入出庫する場合、開閉体を閉じた状態で出し入れ手段が作動可能となるため、開閉体が開いた状態では出し入れ手段は作動せず入出庫が行えない。これにより、入出庫中に、遮断体で囲まれた収納部から物品が不正に持ち出されるといった不具合を防止できる。
【0116】
本第発明によると、開閉体を開いて物品を遮断体で囲まれた一部の収納部から荷受部へ出庫した後、上記開閉体を開いたままの状態で上記物品を荷受部から取り出そうとすると、報知手段が作動するため、作業者は、上記開閉体が開いたままであることを認識し、開閉体を閉じる。これにより、開閉体の閉じ忘れを防止することができる。
【0117】
本第発明によると、物品を遮断体で囲まれた特殊収納部に収納することにより、上記物品の不正な(又は間違った)持ち出しを防止するといった取扱上の対策を講じることができる。
【0118】
本第発明によると、遮断体で囲まれた一部の収納部に対して物品を入出庫する場合、報知手段が開閉体を開けること又は開けるように作業者に知らせるため、開閉体を閉じたままで入出庫を行うといった誤動作を防止することができ、入出庫時における開閉体の開け忘れを防止することができる。
【0119】
本第10発明によると、物品を遮断体で囲まれた一部の収納部に収納することにより、上記物品の不正な(又は間違った)持ち出しを防止するといった取扱上の対策を講じることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における物品保管設備の平面図であり、両引き戸を閉めた状態を示す。
【図2】同、物品保管設備の平面図であり、片方の引き戸を開いた状態を示す。
【図3】同、物品保管設備の一部分の斜視図である。
【図4】図1におけるX−X矢視図である。
【図5】同、物品保管設備の操作パネルの図であり、(a)は操作パネル全体を示し、(b)は設定用画面に表示される暗証番号入力用画面を示す。
【図6】同、物品保管設備の制御系のブロック図である。
【図7】同、物品保管設備の履歴データの内容を示す図である。
【図8】同、物品保管設備のスタッカクレーンのフォークのストロークを示す図である。
【図9】同、物品保管設備に対する物品の入出庫の手順を示すフローチャートである。
【図10】同、物品保管設備に対する物品の入出庫の手順を示すフローチャートである。
【図11】同、物品保管設備に対する物品の入出庫の手順を示すフローチャートである。
【図12】同、物品保管設備に対する物品の入出庫の手順を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第2の実施の形態における物品保管設備の出し入れ手段の構成を示す斜視図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態における物品保管設備の構成を示す概略側面図である。
【図15】同、物品保管設備の入出庫用開口部の正面図である。
【図16】本発明の第4の実施の形態における物品保管設備の操作パネルの図である。
【図17】本発明の第5の実施の形態における物品保管設備の引き戸の開閉動作を示す平面図である。
【図18】同、物品保管設備の引き戸のロック手段の平面図である。
【図19】図18におけるX−X矢視図である。
【符号の説明】
1 自動倉庫設備(物品保管設備)
2a,2b 物品
4a〜4f 棚(物品保管手段)
5 走行通路(移動通路)
6 スタッカクレーン(出し入れ手段)
11 フォーク(移載手段)
12 荷捌き部
14 一般収納部
15 特殊収納部
18 柵体(遮断体)
21 物品出入口
22 引き戸(開体,開閉体)
28〜30 荷受台(荷受部)
31a,31f 開閉作業部(開作業部)
32〜34 操作パネル(設定手段)
35 設定用画面
36 液晶表示部
44 スピーカー(報知手段)
52 引き戸設置用空間
70 出し入れ手段
78 バケット(物品保管手段)
S1,S2 ストローク

Claims (10)

  1. 移動通路を移動して物品保管手段に対し物品を出し入れする出し入れ手段が備えられ、複数種類の物品を取り扱う物品保管設備であって、
    上記移動通路の少なくとも一端側に、上記物品を搬入又は搬出する荷捌き部が形成され、
    上記物品保管手段は上記物品を収納可能な収納部を有し、
    一部の収納部が、遮断体で囲まれて外部と遮断され、かつ荷捌き部側の端部に位置し、
    上記遮断体は、移動通路に面して開口する物品出入口と、上記出し入れ手段の移動方向へ移動して上記物品出入口を手動で開閉することが可能な開閉体とを有し、
    上記開閉体は荷捌き部側へ移動して開き、
    上記荷捌き部に、荷受部と、上記開閉体開閉作業を行うための開閉作業部とが形成され、
    上記開閉作業部は、上記遮断体で囲まれた一部の収納部を有する物品保管手段の一側外方に位置し、
    上記荷受部は、移動通路の一端部を隔てて、上記開閉作業部とは反対側に位置していることを特徴とする物品保管設備。
  2. 遮断体で囲まれた一部の収納部に対して物品を入出庫する場合、開閉体が開いた状態を確認して、出し入れ手段を作動可能とすることを特徴とする請求項1記載の物品保管設備。
  3. 物品の入出庫情報を設定する設定手段が備えられ、
    上記設定手段に、設定画面を表示する表示部が設けられ、
    上記物品を遮断体で囲まれた一部の収納部から出庫する場合、上記表示部は、上記出庫情報を設定する作業者を認証する認証情報を入力するように指示することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の物品保管設備。
  4. 物品を遮断体で囲まれた一部の収納部に入庫する場合、表示部は、入庫情報を設定する作業者を認証する認証情報を入力するように指示することを特徴とする請求項3記載の物品保管設備。
  5. 設定手段によって設定された入出庫情報に基づいて、遮断体で囲まれた一部の収納部に対する入出庫に関する履歴情報を記憶して管理することを特徴とする請求項3又は請求項4記載の物品保管設備。
  6. 遮断体で囲まれて外部と遮断された収納部以外の収納部に対して物品を入出庫する場合、開閉体を閉じた状態で出し入れ手段が作動可能となることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の物品保管設備。
  7. 開閉体を開いて物品を遮断体で囲まれた一部の収納部から荷受部へ出庫した後、上記開閉体を開いたままで上記物品を荷受部から取り出そうとした場合に作動する報知手段が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の物品保管設備。
  8. 出し入れ手段は各収納部に対して突入退出自在な移載手段を有し、
    上記出し入れ手段と物品保管手段との間に、開閉体設置用の空間が形成され、
    上記移載手段のストロークは上記開閉体設置用の空間分だけ長く設定されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の物品保管設備。
  9. 遮断体で囲まれた一部の収納部に対して物品を入出庫する場合、開閉体を開けること又は開けるように作業者に知らせる報知手段が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の物品保管設備。
  10. 開閉体は移動通路内に位置することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の物品保管設備。
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