JP3832817B2 - Tバックショーツ - Google Patents

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41BSHIRTS; UNDERWEAR; BABY LINEN; HANDKERCHIEFS
    • A41B9/00Undergarments
    • A41B9/004Undergarments characterized by the crotch

Landscapes

  • Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、Tバックショーツに関する。
【0002】
【従来の技術】
Tバックショーツは、後身頃が細い帯状になっているので、ボディにフィットしたアウターを着用しても、表面にひびかないという利点がある。
しかし、このように細い後身頃は、着用時に1本の細い紐状に折り縮められて臀裂に食い込み、違和感や痛みを感じ易い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、着用時における後身頃の食い込みを防ぐTバックショーツを提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明のTバックショーツは、後身頃の中央部を帯状に形成したものであって、後身頃の帯状部分の臀裂に当たる部分に、可撓性、柔軟性を有する芯シートが配設されている。
後身頃の中央部に形成された帯状部分の臀裂に当たる部分は、芯シートによって張りやボリュームが増し、この結果、着用時に後身頃の中央部が細い紐状に折り縮められて、臀裂に食い込むのを防ぐことができる。
【0005】
帯状部分の肌側面に裏生地を重ねると共に、前記帯状部分の両側縁と裏生地の両側縁とを縫製して袋状部を形成し、前記袋状部の内部に芯シートを配設することがある。
この構成により、芯シートを移動しないよう安定して支持することができ、芯シートが外面から見えないので、体裁がよい。
脚口に沿って伸縮性を有する脚口テープを装着し、脚口テープの帯状部分に沿う部分を、前記袋状部の内部に縫い込んでも良い。
脚口テープの帯状部分に沿う部分が肌側に露出しないので、脚口テープが臀部の皮膚に食い込んで不快感を感ずることがない。
裏生地を綿又は綿混紡の素材とすることがある。これにより、肌に接触する面の吸湿性が向上する。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、Tバックショーツ1の表面を背後から見た図、図2は、Tバックショーツ1の裏面を背後から見た図、図3は、Tバックショーツ1の要部断面図である。
図1及び図2に示すように、Tバックショーツ1は、股間部4まで連続する後身頃2と、前身頃3とを備え、ウェスト口に沿って伸縮性を有するウェストテープ5が装着されると共に、両側の脚口に沿って伸縮性を有する脚口テープ6がそれぞれ装着されている。
【0007】
後身頃2の中央部には、ウェスト部の後中央に達すると共に、後身頃2の左右部分とは別体の帯状部分7が形成され、その下端が延長されて股間部4となっている。
また、帯状部分7は、上下端部が中央部に比べてやや幅広に形成されており、最も狭い部分で幅2〜3cm程度である。
帯状部分7及び股間部4の肌側面には、同じ形状の裏生地8を重ねてある。裏生地8は、吸湿性に富んだ綿或いは綿混紡の素材より成り、図3に示すように、裏生地8の両側縁と帯状部分7の両側縁とは、縫い代が内側に折り込まれるように縫製されて、袋状部9が形成されている。
そして、脚口テープ6の帯状部分7両側縁に沿う部分は、袋状部9の内部に収納されて脚口に沿って縫い込まれている。脚口テープ6のその他の部分は、後身頃2及び前身頃3の肌側面に装着されている。
【0008】
臀裂に当たる部分、即ち、帯状部分7の下部において、袋状部9の内部には可撓性、柔軟性を有する芯シート10が配設される。
芯シート10は、不織布、発泡ポリウレタンシート、厚布等の柔らかい素材より成り、臀裂に当たる部分の肌当たりをソフトにして、一定のボリュームを与える程度の厚みを有する。
また、芯シート10は、帯状部分7及び裏生地8よりやや狭く形成され、袋状部9内で移動しないように、その周縁が裏生地8に縫いつけられている。さらに、芯シート10の四隅部は、縫着部11において帯状部分7及び裏生地8へ縫い止められ、芯シート10及び裏生地8が帯状部分7に対してよじれないようになっている。
【0009】
このTバックショーツ1を着用すると、臀裂に当たる部分が厚く形成されて張りがあるので、身体の動きによって左右から押し縮められても、細い紐状にはならずに一定以上の幅を保ち、このため、強い圧力で肌に食い込むことはない。
また、後身頃2の上部には芯シート10が配置されないので、下部に比べて薄く仕上がり、嵩張らない。
【0010】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、後身頃の最も食い込みやすい部分が厚く形成されてボリュームが増すので、肌当たりがソフトになり、着用時に左右から押し縮められても、この部分が細い紐状に折り畳まれることがなく、一定以上の幅を保つため、臀裂に食い込んで強い圧力を加え、違和感や痛みを与えるのを防止することができる。
また、後身頃のウェストに近い部分には芯シートが配設されず、比較的薄く仕上がるので、嵩張らず、アウターにひびく虞もない。
【0011】
請求項2に係る発明によれば、芯シートを移動しないよう安定して支持することができ、芯シートが外観に現れないので体裁がよい。
請求項3に係る発明によれば、脚口テープの帯状部分に沿う部分が露出しないため、脚口が臀部の皮膚に食い込む心配がない。
請求項4に係る発明によれば、肌に接触する面の吸湿性が向上して、肌触りがいっそう良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すTバックショーツの表面を背後から見た斜視図
【図2】本発明の実施形態を示すTバックショーツの裏面を背後から見た斜視図
【図3】本発明の実施形態を示すTバックショーツの要部断面図
【符号の説明】
1 Tバックショーツ
2 後身頃
3 前身頃
4 股間部
5 ウェストテープ
6 脚口テープ
7 帯状部分
8 裏生地
9 袋状部
10 芯シート
11 縫着部

Claims (4)

  1. 後身頃の中央部を帯状に形成したTバックショーツにおいて、前記後身頃の帯状部分の臀裂に当たる部分には、可撓性、柔軟性を有する芯シートが配設されていることを特徴とするTバックショーツ。
  2. 前記帯状部分の肌側面に裏生地を重ねると共に、前記帯状部分の両側縁と裏生地の両側縁とを縫製して袋状部が形成され、該袋状部の内部に前記芯シートが配設されている請求項1に記載のTバックショーツ。
  3. 脚口に沿って伸縮性を有する脚口テープを装着し、前記脚口テープの前記帯状部分に沿う部分を、前記袋状部の内部に縫い込んだ請求項2に記載のTバックショーツ。
  4. 前記裏生地を綿又は綿混紡の素材とした請求項1乃至3のいずれかに記載のTバックショーツ。
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