JP3832636B2 - ロースターにおけるトップリングの吸引構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロストル、焼網で発生する焼煙、燃焼ガスを吸引排気するロースターにおけるトップリングの吸引構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、焼煙等を吸引するトップリングは、実公平5ー23175号公報のトップレートとして、内箱の上部周囲に接して垂設された周壁の全周に渉り外箱内に連通する吸気孔を貫設形成したものが知られている。
このロースターでは内箱の上部に肉類を載置する金網を渉設しており、金網と吸気孔の上下高さが比較的近接しているため、燃焼ガスや金網で発生する焼煙は吸気孔から吸引する時に、金網外周部の焼煙等が上昇した後、金網上部位置から優先的に吸引される。
そして、中間部の吸引状態としては、外周部の一旦上昇するものに比して、金網を傾斜状態で上方通過し、中央部の吸引状態としては、金網下部で燃焼ガスが横方向に吸引されて中間部の燃焼ガス等と混合される傾向があった。
その結果、中央部では燃焼ガスが金網に到達しなかったり、店内空気(冷気)が金網近傍に降下し、或いは金網の下部にまで降下し、金網温度が所望温度に到達しないことがあり、加熱時間、調理開始時間が遅くなる欠点を有していた。
更に、冷気の近接により、肉表面が乾燥したり、冷め易く、焼肉のジューシーさが損なわれたり、焼肉時に発生する焼煙が全く視野に入らず、焼肉会食の視覚演出、雰囲気が減殺される欠点を有していた。
【0003】
実公平5ー20267号公報のものでは、内箱側の周壁を高くすると共に、リング状のトッププレートをテーブルに載置し、周壁とトッププレートの間に吸気口を形成したものが知られている。
この形式のものでは、内箱と外箱間の吸引流路における下方への吸引方向がトッププレートで横方向に変換されるだけであるため、上記欠点が多少改善される程度であり、依然として上記欠点が解消されていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、金網の全面において、金網を上昇通過した燃焼ガス、焼煙を吸引する様にしたロースターにおけるトップリングの吸引構造を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記従来技術に基づく、金網の中央部が加熱不足となり易い課題に鑑み、吸引流路の上方開口部を被冠閉塞するトップリングは内周板と外周板から成り、内周板は内箱の上部に接する立設周壁から外側に傾斜壁を連続形成し、外周板は内周板の傾斜壁と略平行な傾斜部を有し、内周板の立設周壁より外周板の傾斜部の先端を外側と成したことによって、吸引方向を内向上方傾斜方向と成して、周辺部では横方向、中間部では若干上方、中央部では上方の排ガス、焼煙を吸引する様にして、上記課題を解決する。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
本発明における吸引構造の概要は、吸引方向を特定方向、即ち、調理部、焼網の上方を指向する様に、内向上方傾斜方向と成したものであり、好ましくは、バーナー等の燃焼ガスが略均等に上昇するロースターに適用するものである。
ロースター本体1は、図1の全体図及び図2の要部拡大図に示す様に、テーブル2の略中央位置に上部が調理部3に開口し、一側部が連結箱4の流入口5に連通開口した排気部6を有する外箱7を嵌合支持し、該外箱7の内部に所定間隔の吸引流路8を外箱7との間に有する様にして内箱9を取付け、該内箱9の上方部に肉類載置の調理物載置具3aを配置している。
【0007】
図1、2に示す様に、外箱7の底部中央に開口部10を設けると共に、底板の開口端縁部11を上方立設状態で折曲し、更に、内箱9の下方部にドレンパン12を一体形成すると共に、該ドレンパン12を外箱7内に載置し、更にドレンパン12の中央部13の一部を上方立設状態で折曲している。
外箱7の底板の上方立設板(開口端縁部11)との関係では、ドレンパン12の中央部13を外周側で高く形成し、上方に縮径立設してリング状の受板14と成している。
【0008】
又、外箱7の開口部10の下方にバーナー受け15を有する保持板16を取り付け、バーナー受け15上に内部炎口形式のバーナー17の下部を載置している。
バーナー17は図2に示す様に、予混合ガスが流通するリング状のバーナー本体18の上面に炎口19となる凹所20を底壁21及び立設壁面22で設ける一方、凹所20内の立設壁面22に複数のガス噴出口23、23a …を穿設し、該ガス噴出口23、23a …から凹所20に予混合ガスを噴出させる様に成している。
尚、凹所20を形成する底壁21単体は挿通孔を設けているが、この挿通孔下方のバーナー受け15の底板で実質的に閉鎖され、非貫通の底壁21としている。
【0009】
図2に示す様に、バーナー本体18に予混合ガスを供給する混合管24は、リング状のバーナー本体18の一側下端に下方垂設状態で一体形成すると共に、混合管24は外箱7下方の保持板16を貫通し、その先端(下端)は、外箱7の下側の保持ボックス25に設けたガスを供給するエゼクタノズル26に連繋されている。
尚、エゼクタノズル26からの燃料ガスの噴出速度で周囲から一次空気を吸引し、予混合を行って混合管24に理論燃焼空気量の±30%以内の空気を混合した予混合ガスを供給している。
又、保持板16には、バーナー17の混合管24と共に遠隔操作装置27に連繋された点火装置28を垂設状態で立設し、バーナー17の底壁21を挿通させた点火装置28を凹所20内に導通している。
【0010】
図2に示す様に、ドレンパン12の中央部13を立上げて形成したリング状の受板14は、炎口19と略同一面積の開口部を有すると共に、受板14にサナ受け29の基端部を載置し、該サナ受け29に載置したサナ30上に複数のセラミック炭31、31a …を載置している。
【0011】
図3、4に示す様に、サナ受け29の細部構成にあっては、ドレンパン12の中央から立ち上げたリング状の受板14に載置される逆U字状の嵌合取付部32から下方外側に傾斜させたカバー体33の一部に肉汁の落下孔34、34a …を設けると共に、該落下孔34、34a …の外側位置のカバー体33にL字状のステー35、35a …を介して受け本体36を取付けている。
受け本体36における下方のロート部37は下方小径のラッパ状でステー35、35a …に取付けられ、ロート部37上端から外方に水平部および立上垂直部を連続折曲して、載置段部38および外側板39を設けている。
尚、カバー体33の落下孔34、34a …とステー35、35a …の取付位置は同一角度位置と成し、落下孔34、34a …をステー35、35a …の下方板下面まで一部重複開口させて、当該接触部での肉汁落下を円滑化している。
【0012】
図3、5に示す様に、サナ30の細部構成にあっては、バーナー17の炎口19より大径で中央位置の炎拡散板40と、外周下方の細幅の支持体41と、炎拡散板40と支持体41の間の細幅の連結体42、42a …と、支持体41の外側に立設状で細幅の間隔保持体43、43a …を夫々設け、更に、該間隔保持体43、43a …の内方に細幅の支持保持体44を設けている。
図5に示す様に、具体的には、中央位置で円板状の炎拡散板40の下面にバーナー17の炎口19より若干大面積で逆円錐状の拡散部45を中央突出状で一体形成すると共に、炎拡散板40の上面に傾斜度が緩やかな円錐状の流下部46を中央突出状で一体形成している。
そして、炎拡散板40の下面で小径の拡散部45の外側にリング状の取付介在部47を取付け、該取付介在部47から放射状に棒状の脚体(連結体42、42a …に相当)を設けると共に、脚体の先端を上方折曲して立上部(間隔保持体43、43a …に相当)を設け、該立上部内方側で脚体の先端寄り上部にリング棒状の支持体41を設け、更に、立上部内方側にリング棒状の支持保持体44を設けている。
尚、炎拡散板40は(単なる薄板状のものに比して)単体でも所定厚さで熱容量が大きいものと成すと共に、上下の拡散部45、流下部46を一体形成した炎拡散板40は全体でも熱容量を大きくしており、炎拡散板40の高熱化による鋼材腐食を減少させて耐久性を向上させ、長期使用可能となっている。
【0013】
図2、3に示す様に、サナ受け29の載置段部38にサナ30の外側下端(脚体である連結体42、42a …の先端)を載置すると共に、サナ受け29の外側板39の内部にサナ30の間隔保持体43、43a …(立上部)を位置させ、炎拡散板40外周上端と支持体41の間に上下方向に貫通孔48、48a …を設けた複数のセラミック炭31、31a …を、セラミック炭31、31a …相互間に隙間を有する様にして載置している。
サナ30上に載置されたセラミック炭31、31a …は、その上面が傾斜して中央上端が周辺上端より高くなる様に、サナ30における中央の炎拡散板40を周辺の支持体41より高く形成し、セラミック炭31、31a …の外側は支持保持体44で位置規制(外側水平方向で支持)している。
又、セラミック炭31、31a …は下面側を刳り貫いてガス通過空間49を設けたものと成し、セラミック炭31、31a …を載置したサナ30をサナ受け29上に載置した状態では、セラミック炭31、31a …の外側とサナ受け29の外側板39の内側の空間に十字交差した間隔保持体43、43a …および支持保持体44が位置して、当該部空間がガス通過路50となる。
【0014】
図1、2に示す様に、調理部3で発生する焼煙等を吸引するトップリング51は、外箱7と内箱9間(吸引流路8)の上方開口部を被冠閉塞し、吸引方向を特定方向と成す様に、内周板52と外周板53から成る。
図2、6、7に示す様に、内周板52は内箱9の上端から立ち上げた周壁54に面接触状とした立設周壁55と、該立設周壁55の上端を外側下方に断面円弧状の湾曲部56を介して連続形成した外側に向かって下方傾斜の傾斜壁57と、該傾斜壁57から外側で吸引流路8の上方開口部を被冠閉塞すると共に吸気孔58、58a…を穿設した天板部59と、該天板部59から垂下させた着座壁60から成る。
他方、外周板53は下方の着座壁61から内方側の傾斜部62を一体形成すると共に、傾斜部62の先端部63を水平寄りに若干下方屈曲させ、先端部63の位置を内周板52の立設周壁55より外方と成している。
【0015】
トップリング51の内周板52と外周板53は両者外周側の着座壁60、61を接着一体化してテーブル2の開口端(吸引流路8を形成する外箱7の上端に相当)に着座させ、内周板52の傾斜壁57と外周板53の傾斜部62は略平行状態と成すと共に、傾斜壁57と傾斜部62の夫々から連続形成された内方側の内周板52の湾曲部56の外側一部(傾斜壁57との接続側)と外周板53の先端部63は相似形状関係と成している。
尚、上記の相似形状関係は、湾曲部56の外側一部、先端部63は傾斜壁57、傾斜部62より傾斜度を低く水平寄り傾斜とした関係であり、当該部が全体的に湾曲状であったり、接線が傾斜であったり、傾斜上端と先端を結ぶ線が傾斜であることを含む。
そして、内周板52の立設周壁55(又は湾曲部56)上端と外周板53の先端部63の傾斜開口部を吸引開口64と成すと共に、略平行な内周板52の傾斜壁57と外周板53の傾斜部62、内周板52の湾曲部56と外周板53の先端部63の関係で形成される吸引流路方向Aを調理部3、調理物載置具3aの上方で内向上方傾斜方向と成している(図2参照)。
【0016】
以下、図1に示すロースターの全体構成を簡単に説明する。
床FL下から立設した排気ダクト65の上端に連結ボックス66を取付けると共に、ロースター本体1の排気部6に連通させた連結箱4の内部に、該連結箱4との間に通過流路67を有する様に、排ガスが通過自在な中空円筒状の油脂吸着体68を取付けている。
【0017】
そして、排気ダクト65に作用する吸引力により、ロースター本体1内の調理物載置具3a近傍から立ち上がる焼煙、油粒子等のミストを含む排ガスは、トップリング51の吸引開口64から吸引されて吸引流路8を流通し、排ガスの吸引通路の一次処理側(上流側)に設置した連結箱4の通過流路67から油脂吸着体68へ流入する。
そして、排ガスが油脂吸着体68を通過する過程において、外箱7の排気部6から油脂吸着体68へ通過流路67を介して流入する時に略直角に屈曲し、油脂吸着体68内で吸着材の間隙を複雑に屈曲して流通し、油脂吸着体68からの出口で略下方へ屈曲する。
【0018】
次にバーナーの燃焼ガスが略均等となる、或いは中央部の上昇ガスが減少せず、肉類を均一に加熱する作用について説明する。
バーナー17にエゼクタノズル26からガスを供給すると、一次空気との予混合ガスがバーナー本体18の凹所20に設けたガス噴出口23、23a …から噴出され、点火装置28で点火された予混合ガスは1ヶ所の炎口19から立ち上がる。
かかる集中火炎はドレンパン12の受板14内を上昇通過し、サナ30中央の炎拡散板40下面(拡散部45)に到達し、炎拡散板40が加熱されると共に、上昇遮断された火炎は周囲へ、即ち、炎拡散板40の拡散部45下面に沿って外方へ流れる。
【0019】
全方位の外周方向へ流動する燃焼ガスの一部は、炎拡散板40の外周側で上昇しセラミック炭31、31a …の刳り貫き内部であるガス通過空間49に流入し、一部の熱ガスはセラミック炭31、31a …の貫通孔48、48a …を上昇通過して、貫通孔48、48a …の周囲を加熱すると共に調理物載置具3aの中間部に上昇到達する。
一方、セラミック炭31、31a …のガス通過空間49内に流入した熱ガスの一部は、セラミック炭31、31a …の内周側下端と炎拡散板40の流下部46の間から内方側および上方へ流動し、セラミック炭31、31a …の内周側を加熱すると共に調理物載置具3aの内周部に上昇到達する。
更に、セラミック炭31、31a …のガス通過空間49内に流入しきれなかった一部の熱ガスは、サナ受け29の外側板39の内部でセラミック炭31、31a …の外周側のガス通過路50を上昇通過し、セラミック炭31、31a …の外周側を加熱すると共に調理物載置具3aの外周部に上昇到達する。
尚、燃焼ガスの残余はサナ受け29におけるステー35、35a …相互の中間部を通過する。
【0020】
上記の燃焼ガスの流動により、炎拡散板40、セラミック炭31、31a …は全体的に加熱され、セラミック炭31、31a …から発生する遠赤外線、輻射熱、及び上昇した熱ガスで調理物載置具3a上の肉類を全体的に均一加熱する。
【0021】
上記の様に、燃焼ガスを略均等上昇させたり、セラミック炭31、31a …を均一加熱して調理物載置具3a近傍の加熱状況を改善したが、トップリング51の吸引開口64における吸引方向を特定方向(内向上方傾斜方向)と成したことによる作用を説明する。
バーナー17の燃焼ガスは主にセラミック炭31、31a …を加熱した後、調理物載置具3aに到達してセラミック炭31、31a …が発生する遠赤外線と相俟って肉類を加熱調理し、調理時発生の焼煙と排ガスはトップリング51の吸引開口64に店内空気と共に吸引されるが、吸引開口64の形状により吸引状況は次の様になる。
調理物載置具3aで発生したり、調理物載置具3aを通過上昇した焼煙、排ガスは、セラミック炭31、31a …等の配置状況で略均等化される一方、トップリング51の吸引開口64は、内周板52の立設周壁55より外周板53の先端部63が外側に位置して傾斜開口となり、且つ、これらの傾斜壁57、傾斜部62、湾曲部56、先端部63の形状により、吸引方向は水平方向より若干上方方向であり、均等排ガスは店内空気と共に吸引される。
【0022】
具体的には、外周板53の先端部63が内周板52の立設周壁55より外側でトップリング51の吸引開口64は頂端部が開放状況であると共に、調理物載置具3aより高い位置にあるため、外周板53の先端部63近傍では直上の店内空気も一部吸引され、調理物載置具3aの周辺部では吸引開口64に向かって湾曲状(逆U字状)に吸引され、調理物載置具3aの中間部および中央部では上昇した後、周辺への水平流、傾斜下降流となって吸引され、特に、中央部では調理物載置具3aを通過上昇後、周辺への湾曲流、水平流となり、店内空気(冷気)が調理物載置具3aに近接することがない。
かかる作用を云い換えると、吸引方向を内向上方傾斜方向と成して、調理物載置具3aの上方部において周辺部では横方向、中間部では若干上方、中央部では上方の排ガス、焼煙を吸引する。
その結果、バーナー17の燃焼ガスは調理物載置具3aの全面に渉って上昇し、且つ、調理物載置具3aを通過することにより、調理物載置具3a又は肉類に充分な加熱を行う。
【0023】
尚、バーナー17の燃焼ガスが略均等に上昇するロースターとしてセラミック炭を説明したが、その他の加熱方式(木炭、輻射板式、ロストル等)のものでも本発明は適用でき、更に、上昇ガスが非均等のものでも本発明は充分な作用、効果を有し適用できる。
【0024】
【発明の効果】
要するに本発明は、吸引流路8の上方開口部を被冠閉塞するトップリング51は内周板52と外周板53から成り、内周板52は内箱9の上部に接する立設周壁55から外側下方に傾斜壁57を連続形成し、外周板53は内周板52の傾斜壁57と略平行な傾斜部62を有したので、略平行な傾斜壁57、傾斜部62で吸引方向を中央部に向かって斜め上方に特定することにより、最適な吸引状態を設定することが出来て、中央部を含めて燃焼ガスが調理物載置具3aを通過して均一加熱として加熱時間、調理開始時間を短縮することが出来、又内周板52の立設周壁55より外周板53の傾斜部62の先端を外側と成したので、店内空気を一部吸引して吸引ガスの温度低下を図ることが出来る。
又、冷気が調理物載置具3aに近接しないため、肉類の乾燥防止、冷却防止により、ジューシーな焼肉を堪能することが出来ると共に、焼煙は調理物載置具3aに上昇して視覚演出、雰囲気向上を図ることが出来る。
【0025】
立設周壁55の上端に湾曲部56を介在させて傾斜壁57を連続形成すると共に、傾斜部62の先端部63を水平寄りに屈曲したので、略平行状態を維持すると共に、突端の突出状態が減少して衣服の引掛かりを減少することが出来たり、吸引方向の変換の一部を先端部で行うことにより、圧力損失の一部を減少させることが出来る。
【0026】
内周板52の傾斜壁57から外側に天板部59を連続形成すると共に、天板部59に吸気孔58、58a…を貫設したので、はし袋等の大きな可燃物が吸引流路8等に吸い込まれずダクト火炎の危険性を低減することが出来る。
【0027】
内周板52の天板部59から外側に着座壁60を連続形成すると共に、外周板53の傾斜部62から下側に着座壁61を連続形成し、内周板52の着座壁60と外周板53の着座壁61を接着して、外箱7の上端に着座させたので、着脱が容易であると共に、吸引開口64の面積が不変で一定の吸引力を維持することが出来る等その実用的効果甚だ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロースターの断面図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】セラミック炭の支持状態を示す拡大断面図である。
【図4】サナ受の平面図および断面図である。
【図5】サナの平面図および断面図である。
【図6】トップリングの平面図および断面図である。
【図7】図6の拡大断面端面図である。
【符号の説明】
7 外箱
8 吸引流路
9 内箱
17 バーナー
51 トップリング
52 内周板
53 外周板
55 立設周壁
56 湾曲部
57 傾斜壁
58、58a… 吸気孔
59 天板部
60 着座壁
61 着座壁
62 傾斜部
63 先端部
Claims (4)
- 外箱の内部に所定間隔の吸引流路を有する様にして内箱を取付け、該内箱の内部に加熱器具及び調理物載置具を有するロースターであって、
吸引流路の上方開口部を被冠閉塞するトップリングは内周板と外周板から成り、内周板は内箱の上部に接する立設周壁から外側下方に傾斜壁を連続形成し、外周板は内周板の傾斜壁と略平行な傾斜部を有し、内周板の立設周壁より外周板の傾斜部の先端を外側と成したことを特徴とするロースターにおけるトップリングの吸引構造。 - 立設周壁の上端に湾曲部を介在させて傾斜壁を連続形成すると共に、傾斜部の先端部を水平寄りに屈曲したことを特徴とする請求項1記載のロースターにおけるトップリングの吸引構造。
- 内周板の傾斜壁から外側に天板部を連続形成すると共に、天板部に吸気孔を貫設したことを特徴とする請求項2記載のロースターにおけるトップリングの吸引構造。
- 内周板の天板部から外側に着座壁を連続形成すると共に、外周板の傾斜部から下側に着座壁を連続形成し、内周板の着座壁と外周板の着座壁を接着して、外箱の上端に着座させたことを特徴とする請求項3記載のロースターにおけるトップリングの吸引構造。
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