JP3831221B2 - 車両用左右並置シート構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、対応するシートベルト用のバックルを、左右並置されたセパレートシートのインナ位置にそれぞれ備えた車両用左右並置シート構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用シートのシートベルトの多くは、その車両用シートのアウタ位置にある車体のリトラクタに巻き取られた、いわゆる自動巻き取り型となっており、このような自動巻き取り型のシートベルトは、リトラクタから引き出したシートベルトのタングプレートを、その車両用シートのインナ位置に配設された対応するバックルに挿入係止することによって使用される形態となっている。
【0003】
通常、車両用シート、特にセパレートシート(1人掛けシート等とも称する)は、各シート毎にバックルを持ち、このバックルは、シート側ベース部材、たとえばシートクッションのサイドブラケット等へのその取付基端の連結のもとで、そのインナ側部に配設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなシートベルトは、衝突等の緊急時における着座者の飛び出し等を防止するためのものであるため、そのバックルの支持には、この緊急時において発生する過大な負荷に抗するだけの高めの強度、および剛性が要求される。しかし、このバックルの支持に高い強度、剛性を確保するためには、このバックルの連結されるシート側ベース部材を、比較的肉厚のある、高い剛性を持つものとする必要があり、このようなバックル支持の剛性強化は、その車両用シート全体の重量化、およびコストの上昇等を伴うため、これが、車両用シートの軽量化、およびコスト低減の妨げとなる場合も起り得る。
【0005】
特に、セパレートシートを左右に並置することで自動車のリヤシート等とする場合、少なくともそのいずれか一方を、シートクッションの跳ね上げを伴う折り畳みシートのような、形態変更の可能なものとすることが考えられる。しかし、公知の構成においては、インナ側部の剛性強化によるシートの重量化が避けられず、また、シートの重量はその跳ね上げ操作等に直接的に影響するものであるため、その操作性に劣ることが否定できない。
【0006】
そして、跳ね上げシートをセパレートシートとして利用する場合においては、その跳ね上げ等の妨げとならないように、シートインナ側部のバックルを所定の位置に格納する必要性も起り得る。しかし、このようなバックルの格納作業は、シートに対する跳ね上げ作業の煩雑化等を招く虞れがあるため、この点においても、その作業性の低下が避けられない。
【0007】
この発明は、左右並置された一方のセパレートシートの軽量化を可能とした車両用左右並置シート構造の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、この発明によれば、左側シート用シートベルトのための左側用バックルと、右側シート用シートベルトのための右側用バックルとを、左右並置された左側シート、右側シートいずれか一方のインナ側部に、シート側ベース部材に対するその取付基端の連結のもとで併設している。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0010】
図1に示すように、この発明に係る車両用左右並置シート構造10においては、セパレートシート12-L,12-Rが左右並置され、この各シート毎に、シートベルト14-L,14-Rがそれぞれ設けられている。
【0011】
ここで、この左右並置のセパレートシート12-L,12-Rを、自動車等のリヤシートとして例示する。そして、この実施の形態においては、そのセパレートシートの一方、たとえば前方に対する左側のシート12-Lが、たとえば、図1に一点鎖線で示すような、その跳ね上げ、および後方反転回動により通常の設置位置からの退去の可能な、いわゆる後方反転式跳ね上げシートとして形成されている。
【0012】
なお、このような跳ね上げシート、特にシートクッション16上へのシートバック18の倒伏による折り畳みからのシート全体の跳ね上げ、および後方反転回動を可能とする後方反転式跳ね上げシートの基本構成は、特開平10−119613号公報等に開示されているように公知であり、このシートの跳ね上げ自体はこの発明の趣旨でないため、ここでの詳細な説明は省略する。
【0013】
ところで、図1を見るとわかるように、セパレートシート12-L,12-Rを左右並置してリヤシートとする場合、通常、各シートのためのシートベルト、つまり左側シート用シートベルト14-L、および右側シート用シートベルト14-Rが、車体側のリトラクタ20に巻き取られてその各シートのアウタ位置にそれぞれ配設され、この各シートベルトのためのバックル、詳細にはこのシートベルトに装着されたタングプレート22の挿入係止の可能な左側用、右側用のバックル24-L,24-Rは、この各シートのインナ位置にそれぞれ配設されることになる。
【0014】
ここで、図1に加えて図2を見るとわかるように、この発明においては、左側シート用シートベルト14-Lのための左側用バックル24-Lと、右側シート用シートベルト14-Rのための右側用バックル24-Rとが、左側シート、右側シートのいずれか、たとえば跳ね上げシートではない右側シート12-Rのインナ側部26-iに、シート側ベース部材28に対するその取付基端24aの連結のもとで併設されている。
【0015】
シート側ベース部材28として、たとえば、シートクッション30のサイドブラケットが利用でき、左側用バックル24-L、および右側用バックル24-Rの取付基端24aは、このサイドブラケットに沿った前後の離間位置において、たとえばボルト32,33での締結により取り付けられている。
【0016】
なお、この種のバックル24-L,24-Rは、そのタングプレート22のロック解除を行うロック解除ボタン36を備え、通常は、このロック解除ボタンがシートの外方側に配置されることから、この発明においては、図2に示すように、各バックルが、それぞれの向きに合わせて取り付けられている。
【0017】
図1を見るとわかるように、この、右側シート12-Rのインナ側部26-iに左側用バックル24-L、および右側用バックル24-Rを併設する構成においても、この各バックルは、左側、右側の各シート間、つまりは双方のシートのインナ位置にそれぞれ存在することに変わりないため、バックルとしての機能、つまりタングプレート22を挿入係止することで左側、右側のシートベルト14-L,14-Rを使用可能とするそれぞれの機能は、従来と何等変わりなく確保できる。
【0018】
そして、この発明によれば、左側用バックル24-Lを右側シート12-Rに設けているため、左側シート12-Lへのバックルの装着はなくなる。つまり、バックルの装着を目的とした、左側シート12-Lに対する剛性強化は不要となるため、この左側シートの軽量化、およびコストの低減が確実にはかられる。
【0019】
このように、左側シート12-Lを軽量化すれば、その軽量化された分、跳ね上げに要する労力も軽減される。つまり、左側シート12-Lに対する跳ね上げ操作が容易となり、その操作性が確実に向上される。
【0020】
更に、この跳ね上げシートとしてなる左側シート12-Lはバックルを持たないため、バックルがその跳ね上げの妨げとなることもない。つまり、跳ね上げ操作の際におけるバックルの格納等の付随作業が不要となるため、この点からも、その作業性が向上する。
【0021】
ここで、この発明の実施の形態においては、シートクッションのサイドブラケット28を、左側用、右側用のバックル24-L,24-Rの取り付けられるシート側ベース部材として具体化しているが、これに限定されず、他の部材、たとえば、シートスライド装置に設けられたアンカー等を、このシート側ベース部材として利用してもよい。
【0022】
また、この実施の形態においては、バックルの設けられていない左側シート12-Lを跳ね上げシートとして具体化しているが、これに限定されず、この左側シートを、跳ね上げ等の形態変更の不能なセパレートシートとして形成してもよい。
【0023】
なお、左側シート12-Lがこのような形態変更の不能なシートであっても、その軽量化、およびコストの低減のはかられる点においては同じである。
【0024】
また、後方反転回動の可能な後方反転式跳ね上げシートを、ここでは跳ね上げシートとして例示しているが、少なくともシートクッション16の跳ね上げの可能な形態であれば足りるため、これに限定されず、たとえば、シートクッションのみを単純に跳ね上げる形態、あるいはシートバック18の倒伏からほぼ垂直状に跳ね上げて起立させる形態等の跳ね上げシートに、この発明を応用してもよい。
【0025】
更に、この実施の形態においては、右側シート12-Rのインナ側部26-iに左側用、右側用のバックル24-L,24-Rを併設しているが、この各バックルが左右並置されたセパレートシートのいずれかのインナ側部に併設されていれば足りるため、右側シートに限定されず、左側シート12-Lのインナ側部に、この各バックルを併設する構成としてもよい。
【0026】
この場合、左側用、右側用のバックル24-L,24-Rの設けられる左側シート12-Lは、跳ね上げ等の形態変更の不能なセパレートシートとして形成され、バックルの装着を持たない右側シート12-Rが、その必要に応じて跳ね上げシートとして形成される。
【0027】
なお、この発明の実施の形態においては、左側用バックル24-Lを右側シート12-Rの前方側に配置しているが、バックル24-L,24-Rは右側シートのインナ側部26-iに沿った前後離間位置に併設されれば足りるため、その前後関係は、この限りでなく、この逆に配置してもよい。
【0028】
上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、この発明を何等限定するものでなく、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
【0029】
【発明の効果】
上記のように、この発明に係る車両用左右並置シート構造によれば、左側用バックル、および右側用バックルを、左側シート、右側シートいずれか一方のインナ側部に併設しているため、その他方シートへのバックルの装着はなくなる。つまり、バックルの装着を目的とした、他方シートに対する剛性強化は不要となるため、この他方シートの軽量化、およびコストの低減が確実にはかられる。
【0030】
そして、この、バックルを持たない側のセパレートシートを、少なくともシートクッションの跳ね上げの可能な跳ね上げシートとすれば、剛性強化を行わないことによる軽量化が、この跳ね上げシートにおいて得られることになるため、その軽量化された分、跳ね上げに要する労力も軽減される。つまり、バックルを持たない側のセパレートシートに対する跳ね上げ操作が容易となり、その操作性が確実に向上される。
【0031】
更に、この跳ね上げシートとしてなる、バックルを持たない側のセパレートシートにおいては、バックルがその跳ね上げの妨げとなることもない。つまり、跳ね上げ操作の際に、バックルの格納等の付随作業が不要となるため、この点からも、その作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る車両用左右並置シート構造を示す、その左右並置シートの概略斜視図である。
【図2】車両用左右並置シート構造を示す、その概略の部分拡大斜視図である。
【符号の説明】
10 車両用左右並置シート構造
12-L,12-R 左側シート、右側シート(セパレートシート)
24-L,24-R 左側用バックル、右側用バックル

Claims (2)

  1. セパレートシートを左右並置してなる車両用左右並置シート構造であり、
    左側シート用シートベルトのための左側用バックルと、右側シート用シートベルトのための右側用バックルとを、左側シート、右側シートいずれか一方のインナ側部に、シート側ベース部材に対するその取付基端の連結のもとで併設した車両用左右並置シート構造。
  2. 左側用バックル、右側用バックルの併設された左側シート、右側シートの一方に対する、バックルを持たない他方のシートが、少なくともシートクッションの跳ね上げの可能な跳ね上げシートとして形成された請求項1記載の車両用左右並置シート構造。
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