JP6305892B2 - 不整地走行車両のシートベルト取付構造 - Google Patents

不整地走行車両のシートベルト取付構造 Download PDF

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Description

本発明は、不整地走行車両のシートベルト取付構造に関する。
従来、パイプ状の車体フレームを備えた不整地走行車両において、後部座席にシートベルトを設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
米国特許第8322767号明細書
ところで、シートベルトは、適切に乗員を保持できるように、取り付け位置が限定されるが、上記従来のように、パイプ等により構成された車体フレームを備える車両では、シートベルトを取り付けたい位置にフレームが存在するとは限らず、任意の位置にシートベルトを取付けることが難しかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、不整地走行車両のシートベルト取付構造において、簡単な構造でシートベルトを任意の場所に取付けできるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、運転者とその横の少なくとも1人の乗員とが腰掛けるシート(6)と、車体フレーム(11)の一部を成し、シートクッション(51a)、シートバック(51b)及びシートベルト(52L,52M,52R)を支持するとともに乗員を保持するシートフレーム(25)とを備え、前記シートベルト(52L,52M,52R)が、乗員の片側の肩の後方から繰り出される肩ベルト(67)を納めるリトラクター(62L,62M,62R)と、当該リトラクター(62L,62M,62R)と同じ側の腰下で腰ベルト(66)を固定するアンカー(61L,61M,61R)と、前記肩ベルト(67)と前記腰ベルト(66)とを連結して反対側へ伸ばすタングプレート(64L,64M,64R)が前記アンカー(61L,61M,61R)の反対側の腰下で着脱可能に係合するバックル(65L,65M,65R)との3点で固定される不整地走行車両のシートベルト取付構造において、隣接する2つの座席(50L,50M)(50R,50M)の前記腰ベルト(66)は、これらの2つの座席(50L,50M)(50R,50M)の間に配置されるとともに前記シートフレーム(25)のシート支持部(81)から上方へ一体に立ち上げられた腰ベルト固定部(86,87)に固定され、前記アンカー(61M)及び前記バックル(65L,65M,65R)は、前記腰ベルト固定部(86,87)に取付けられる取付けプレート(70,73L,73M,73R)を備え、横に並ぶ複数の乗員の着座位置が車両側面視で互いにずらして設けられ、各前記シートベルト(52L,52M,52R)の前記取付けプレート(70,73L,73M,73R)は、車両側面視において前記腰ベルト固定部(86,87)の異なる位置に取付けられることを特徴とする。
本発明によれば、隣接する2つの座席の腰ベルトは、これらの2つの座席の間に配置されるとともにシートフレームのシート支持部から上方へ一体に立ち上げられた腰ベルト固定部に固定されている。これにより、シートフレームのシート支持部から上方へ一体に立ち上げられた腰ベルト固定部に腰ベルトを固定するため、適切に乗員を保持できる任意の位置まで腰ベルト固定部を延ばすことができるとともに、この腰ベルト固定部には、2つの座席の腰ベルトを固定できる。このため、簡単な構造でシートベルトを任意の場所に取付けできる。また、横に並ぶ複数の乗員の着座位置が車両側面視で互いにずらして設けられ、各シートベルトの取付けプレートは、車両側面視において腰ベルト固定部の異なる位置に取付けられる。このため、乗員の着座位置が異なっているシートであったとしても、各シートベルトの取付けプレートを1つの腰ベルト固定部に適切に固定できる。
た、本発明は、前記シート(6)は乗員が横に3人並ぶ3人掛けであり、前記腰ベルト固定部(86,87)は、中央の座席(50M)の左右にそれぞれ設けられ、右側の前記腰ベルト固定部(87)に取り付けられる2つの前記取付けプレート(70,73R)を固定する締結部材(71,74)は車両の右側から締結され、左側の前記腰ベルト固定部(86)に取り付けられる2つの前記取付けプレート(73L,73M)を固定する締結部材(74)は車両の左側から締結されることを特徴とする。
本発明によれば、右側の腰ベルト固定部に取り付けられる2つの取付けプレートを固定する締結部材は車両の右側から締結され、左側の腰ベルト固定部に取り付けられる2つの取付けプレートを固定する締結部材は車両の左側から締結される。このため、右側の腰ベルト固定部の取付けプレートは車両の右側から締結でき、左側の腰ベルト固定部の取付けプレートは車両の左側から締結でき、回り込まずに近い位置で作業して締結でき、組み立て性が良い。
さらに、本発明は、前記腰ベルト固定部(86,87)は、軸方向視の断面が四角形の中空部材(101)を備え、一方の座席(50L)の前記取付けプレート(73L)は、当該一方の座席(50L)に面する前記中空部材(101)の車幅方向の一方の面側に取付けられ、前記一方の座席(50L)に隣接する他方の座席(50M)の前記取付けプレート(73M)は、当該他方の座席(50M)に面する前記中空部材(101)の車幅方向の他方の面側に取付けられることを特徴とする。
本発明によれば、一方の座席の取付けプレートは、一方の座席に面する腰ベルト固定部の中空部材の車幅方向の一方の面側に取付けられ、他方の座席の取付けプレートは、他方の座席に面する中空部材の車幅方向の他方の面側に取付けられるため、シートベルトが引張られた際に中空部材に作用するねじり荷重を両側面の引張り力により打ち消すことができ、中空部材に大きなねじり荷重が作用することを防止できる。
また、本発明は、前記腰ベルト固定部(86)には、前記取付けプレート(73L,73M)を固定するナット(102,103)が2つ設けられ、一方の前記ナット(103)は、前記中空部材(101)の車幅方向の1つの側面(105)からそのまま延びる板部(108)に設けられ、他方の前記ナット(102)は、前記中空部材(101)を左右に貫通して前記中空部材(101)の左右の両側面(104,105)に結合されることを特徴とする。
本発明によれば、一方のナットは、中空部材の車幅方向の1つの側面からそのまま延びる板部に設けられ、他方のナットは、中空部材を左右に貫通して中空部材の左右の両側面に結合される。これにより、2つのナットの位置を車幅方向にすらすことができ、各取付けプレートを取付けるためのスペースを確保し易い。また、両側面に結合されるナットによって中空部材の強度及び剛性を向上できる。
また、本発明は、前記シート(6)は乗員が横に3人並ぶ3人掛けであり、前記中空部材(101)の前記車幅方向の1つの側面(105)は、車幅方向の内側面であり、他方の前記ナット(102)に固定される前記取付けプレート(73L)は、前記中空部材(101)の外側面側に取付けられ、一方の前記ナット(103)に固定される前記取付けプレート(73M)は、前記板部(108)の外側面側に取付けられることを特徴とする。
本発明によれば、他方のナットに固定される取付けプレートは、中空部材の外側面側に取付けられ、一方のナットに固定される取付けプレートは、板部の外側面側に取付けられる。このため、板部の外側面と中空部材の外側面との間に取付けプレートを省スペースに設けることができるとともに、2つの取付けプレートを外側面側から容易に腰ベルト固定部に固定できる。
本発明に係る不整地走行車両のシートベルト取付構造では、簡単な構造でシートベルトを任意の場所に取付けできる。
また、乗員の着座位置が異なっているシートであったとしても、各シートベルトの取付けプレートを1つの腰ベルト固定部に適切に固定できる。
また、取付けプレートを回り込まずに近い位置で作業して締結でき、組み立て性が良い。
さらに、中空部材に大きなねじり荷重が作用することを防止できる。
また、取付けプレートを取付けるためのスペースを確保し易いとともに、ナットによって中空部材の強度及び剛性を向上できる。
また、取付けプレートを車幅方向に省スペースに配置できる。
本発明の一実施形態に係る不整地走行車両の左側面図である。 図2は、不整地走行車両の平面図である。 シートの周辺部を上方から見た平面図である。 シートの周辺部の斜視図である。 シートベルト装置を示す図である。 シートフレームの左側面図である。 シートフレームを上方から見た平面図である。 シートフレームを後方から見た正面図である。 シートフレームの斜視図である。 一側腰ベルト固定部の左側面図である。 一側腰ベルト固定部を後方側から見た正面図である。 他側腰ベルト固定部を後方側から見た正面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明の一実施形態に係る不整地走行車両10の左側面図である。図2は、不整地走行車両10の平面図である。ここで、図1及び図2では、後述するシート6のクッションは不図示である。
不整地走行車両10は、骨格となる車体フレーム11と、車体フレーム11の前部にフロントサスペンション12を介して支持される左右一対の前輪2,2と、車体フレーム11の後部にリアサスペンション14を介して支持される左右一対の後輪3,3とを備える4輪車である。
不整地走行車両10は、車体フレーム11を覆う車体カバー(不図示)を備える。不整地走行車両10は、乗員が乗り込むキャビン4を前部に有し、荷室5をキャビン4の後方に有する。キャビン4には、乗員が着座するシート6が設けられる。キャビン4の左右の側方には、ドア(不図示)が設けられる。
車体フレーム11は、パイプ状や板状のフレーム部材を溶接及び締結等により結合して形成される。
車体フレーム11は、車幅方向の中央で前輪2,2の近傍から後輪3,3の近傍まで略水平に延びる左右一対のメインフレーム15,15と、メインフレーム15,15の前方に設けられる前部フレーム16と、メインフレーム15,15の左右の外側方で前後に延びる左右一対の側部フレーム17,17とを備える。
メインフレーム15,15は、メインフレーム15,15を互いに連結する複数のクロスメンバ15aを備える。
各側部フレーム17は、メインフレーム15,15に沿って前後に延びるサイドフレーム部17aと、サイドフレーム部17aの前端で屈曲して前上方に延びる前側傾斜フレーム部17bと、サイドフレーム部17aをメインフレーム15,15に連結する複数の側部クロス部材17cとを備える。
また、車体フレーム11は、メインフレーム15,15の前部から柱状に上方へ延びる左右一対のシート支持フレーム18,18と、シート支持フレーム18,18の上端からメインフレーム15,15に沿って後方に延びる左右一対のアッパメインフレーム19,19と、メインフレーム15,15の後部から後上方に延びてアッパメインフレーム19,19の後端に結合される左右一対の後側傾斜フレーム部20,20とを備える。
また、車体フレーム11は、後輪3,3の内側方で前後に延びる左右一対のリヤアッパメインフレーム21,21と、を備える。リヤアッパメインフレーム21,21の前端は、後側傾斜フレーム部20,20の上端に結合される。
さらに、車体フレーム11は、前側傾斜フレーム部17b,17bの上端を車幅方向に連結する前側クロスフレーム24と、不整地走行車両10の前後の中央で側部フレーム17から上方に延びるシートフレーム25とを備える。
また、車体フレーム11は、前側クロスフレーム24の車幅方向の両端から後上方に延びた後、屈曲して後方に略水平に延びる左右一対のフロントピラー26,26と、フロントピラー26,26の後端に連結される左右一対のミドルピラー27,27とを備える。各ミドルピラー27,27は、フロントピラー26,26の後端から略水平に後方に延びる水平部27aと、水平部27aの後端で屈曲して前下方に延びるピラー部27bとを備える。ピラー部27b,27bの下端は、シートフレーム25に連結される。
また、車体フレーム11は、ミドルピラー27,27から車両の後端部まで延びた後、屈曲して下方に延びてリヤアッパメインフレーム21,21等に連結される左右一対のリヤピラー28,28を備える。
また、車体フレーム11は、フロントピラー26,26の中間部88aを車幅方向に連結するフロントクロスメンバ29と、ミドルピラー27,27を車幅方向に連結するミドルクロスメンバ30と、リヤピラー28,28を車幅方向に連結するリヤクロスメンバ31とを備える。
前部フレーム16は、メインフレーム15,15の前端部から前方に延びる前方延出部32と、前方延出部32から上方に延びる左右一対のサスペンション支持フレーム部33,33と、前方延出部32の前端から上方に延びるバンパー部34とを備える。サスペンション支持フレーム部33,33の上部は、前側クロスフレーム24に連結される。
前部フレーム16側には、フロントサスペンション12、前輪2,2を操舵するステアリング機構40、エンジン41の冷却水の熱を放熱させるラジエータ42、ブレーキペダル43、及び、アクセルペダル44が設けられる。
ステアリング機構40は、車体フレーム11に回転可能に支持されるステアリングシャフト40aと、ステアリングシャフト40aの上端部に取り付けられるステアリングホイール40bとを備える。
パワーユニットとしてのエンジン41は、シート6の後下方に配置される。詳細には、エンジン41は、メインフレーム15,15上に支持され、シート支持フレーム18,18の後方でアッパメインフレーム19,19の下方に位置する。
エンジン41は、変速機(不図示)を後部に備え、エンジン41の動力は、変速機と後輪3,3とを接続する左右一対のドライブシャフト(不図示)を介して後輪3,3に伝達される。
図3は、シート6の周辺部を上方から見た平面図である。図4は、シート6の周辺部の斜視図である。ここで、図4では、シート6の座部51aを取り外した状態が図示されている。
シート6は、車幅方向に長いいわゆるベンチシートであり、車幅方向に3名の乗員が並んで着座可能である。詳細には、シート6は、車幅方向の一側(左側)に位置する運転席である一側席50Lと、車幅方向の他側(右側)の他側席50Rと、一側席50Lと他側席50Rとの間の中央席50Mとを備える。運転者が乗員であることは勿論である。
シート6は、シートフレーム25と、クッション部51と、一側席50L、中央席50M及び他側席50Rにそれぞれ設けられるシートベルト装置52L,52M,52R(シートベルト)とを備える。
クッション部51は、乗員が着座する座部51a(シートクッション)と、乗員の背中を支持する背もたれ部51b(シートバック)とを備える。座部51a及び背もたれ部51bは、それぞれ3名分が一体に形成された板状のクッションであり、前後方向よりも車幅方向に長く形成される。
背もたれ部51bの中央席50Mの部分は、側面視(不図示)では、背もたれ部51bにおける一側席50L及び他側席50Rの部分よりも前方に一段膨出している。また、座部51aの中央席50Mの部分は、側面視(不図示)では、背もたれ部51bにおける一側席50L及び他側席50Rの部分よりも上方に一段膨出している。これにより、中央席50Mの乗員は、一側席50L及び他側席50Rの乗員よりも前上方に着座することになるため、中央席50Mの乗員の肩が一側席50L及び他側席50Rの乗員の肩の邪魔になり難く、シート6の乗員の快適性が向上する。
また、図3の上面視において、座部51aの前縁部は略真っ直ぐに車幅方向に延びるが、座部51aの後縁部は中央席50Mの部分が前方に窪んでおり、座部51aにおける中央席50Mの部分は、一側席50L及び他側席50Rの座部51aよりも前後に小さい。
キャビン4は、シート6の前下方に、乗員が足を置く床4aを備える。
図5は、シートベルト装置52Lを示す図である。なお、シートベルト装置52M,52Rは、図5と同様に構成される。
図3〜図5に示すように、各シートベルト装置52L,52M,52Rは、帯状のベルト本体60L,60M,60Rと、ベルト本体60L,60M,60Rの一端をシートフレーム25に固定するアンカー61L,61M,61Rと、ベルト本体60L,60M,60Rの他端を巻き取り可能に支持するリトラクター62L,62M,62R(62M,62Rは不図示)と、シート6の上方の位置でベルト本体60L,60M,60Rが巻き掛けられるショルダアンカ63L,63M,63Rと、ベルト本体60L,60M,60Rの途中に設けられるタングプレート64L,64M,64Rと、シートフレーム25に取付けられ、タングプレート64L,64M,64Rが結合されるバックル65L,65M,65Rとを備える。
すなわち、各シートベルト装置52L,52M,52Rは、ベルト本体60L,60M,60Rを、アンカー61L,61M,61R、リトラクター62L,62M,62R及びバックル65L,65M,65Rの3点で車体側に支持する3点式である。
アンカー61L,61M,61Rは、ベルト本体60L,60M,60Rが連結される取付けプレート70と、取付けプレート70に挿通されてシートフレーム25に締結されるアンカー支持ボルト71(締結部材)とをそれぞれ備える。
バックル65L,65M,65Rは、タングプレート64L,64M,64Rが挿入されて結合される各バックル本体部72と、バックル本体部72から延びる各アーム部72aと、アーム部72aの先端に設けられるバックル取付けプレート73L,73M,73R(取付けプレート)と、バックル取付けプレート73L,73M,73Rに挿通されてシートフレーム25に締結される各バックル支持ボルト74(締結部材)とを備える。
ベルト本体60L,60M,60Rの他端側の一部は各リトラクター62L,62M,62Rに収納されており、ベルト本体60L,60M,60Rが一端側へ引っ張られると、ベルト本体60L,60M,60Rはリトラクター62L,62M,62Rから引き出される。リトラクター62L,62M,62Rは、例えば、クッション部51の下方で車体フレーム11に固定される。
ショルダアンカ63L,63M,63Rは、車幅方向においてアンカー61L,61M,61R及びリトラクター62L,62M,62Rと同じ側で背もたれ部51bの上方、すなわち、乗員の片側の肩の上方に配置され、車体フレーム11に支持されている。ショルダアンカ63L,63M,63Rは、ベルト本体60L,60M,60Rの引き出し及び巻き取り動作をガイドする。
バックル65L,65M,65R及びアンカー61L,61M,61Rは、座部51aの後部側で背もたれ部51bの下部の前方に設けられる。バックル65L,65M,65Rは、各座席の幅方向において、各座席の着座位置を跨いでアンカー61L,61M,61Rの反対側に設けられる。
タングプレート64L,64M,64Rは、ベルト本体60L,60M,60Rに遊嵌されており、ベルト本体60L,60M,60R上で移動可能である。タングプレート64L,64M,64Rは、シートベルト着用状態では、各座席の幅方向においてアンカー61L,61M,61Rの反対側に位置する。
ベルト本体60L,60M,60Rは、シートベルト装置52L,52M,52Rの不使用時は、一部がリトラクター62L,62M,62Rに巻き取られてアンカー61L,61M,61Rとショルダアンカ63L,63M,63Rとの間に直線状に配置される。ベルト本体60L,60M,60Rは、ベルト本体60L,60M,60Rが引き出されてタングプレート64L,64M,64Rがバックル65L,65M,65Rに結合されるとシートベルト着用状態となる。
シートベルト着用状態では、シートベルト装置52L,52M,52Rは、アンカー61L,61M,61Rとタングプレート64L,64M,64Rとの間の各腰ベルト部66(腰ベルト)が乗員の腰部を保持し、タングプレート64L,64M,64Rとショルダアンカ63L,63M,63Rとの間の各肩ベルト部67(肩ベルト)が乗員の胸部を肩から腰にかけて斜めに保持する。肩ベルト部67は、ショルダアンカ63L,63M,63Rに上端をガイドされ、乗員の片側の肩の後方から繰り出される。
すなわち、腰ベルト部66と肩ベルト部67とは、タングプレート64L,64M,64Rによって仕切られており、タングプレート64L,64M,64Rは、腰ベルト部66と肩ベルト部67とを連結していると言える。
アンカー61L,61M,61R及びバックル65L,65M,65Rは、着座した各乗員の腰の左右側方の下方に位置する。
一側席50Lでは、アンカー61L及びショルダアンカ63Lは、一側席50Lの外側方側に設けられ、バックル65Lは一側席50Lの内側方側に設けられる。
他側席50Rでは、アンカー61R及びショルダアンカ63Rは、他側席50Rの外側方側に設けられ、バックル65Rは他側席50Rの内側方側に設けられる。
中央席50Mでは、アンカー61Mは、他側席50Rのバックル65Rに近接して設けられ、バックル65Mは、一側席50Lのバックル65Lに近接して設けられる。また、中央席50Mのショルダアンカ63Mは、アンカー61Mの上方に配置される。
図6は、シートフレーム25の左側面図である。図7は、シートフレーム25を上方から見た平面図である。図8は、シートフレーム25を後方から見た正面図である。図9は、シートフレーム25の斜視図である。
図6〜図9を参照し、シートフレーム25は、側部フレーム17,17(図1)から上方に延びる左右一対の支柱部80,80と、支柱部80,80を車幅方向に連結するシート支持フレーム部81(シート支持部)と、シート支持フレーム部81の上方で支柱部80,80を車幅方向に連結する上部クロスフレーム部82と、上部クロスフレーム部82とシート支持フレーム部81とを上下に連結する左右一対の上下連結フレーム部83,83とを備える。
また、シートフレーム25は、アンカー61Lを支持する一側アンカー支持部84と、アンカー61Rを支持する他側アンカー支持部85とを備える。
さらに、シートフレーム25は、バックル65M及びバックル65Lを支持する一側腰ベルト固定部86と、アンカー61M及びバックル65Rを支持する他側腰ベルト固定部87とを備える。
支柱部80,80は、側面視では背もたれ部51bに沿うように後傾して配置される丸パイプ状のフレームである。支柱部80,80は、各側部フレーム17の側部クロス部材17cに締結される下端接続部80aと、各ミドルピラー27のピラー部27bの下端に締結される上端接続部80bとを備える。
シート支持フレーム部81は、座部51aを下方から支持するため、略水平に設けられる。シート支持フレーム部81は、支柱部80,80の上下の中間部88aを車幅方向に連結する中間クロスフレーム88と、中間クロスフレーム88の前面から略水平に前方へ延びる枠状フレーム89とを備える。
中間クロスフレーム88は、車幅方向の中間部88aで車幅方向に略真っ直ぐに延びる中間部88aと、中間部88aの両端で後方側へ屈曲して車幅方向外側に延び、先端部が支柱部80,80に連結される左右一対の傾斜部88b,88bとを備える。中間クロスフレーム88は、断面略矩形の角パイプである。
枠状フレーム89は、傾斜部88b,88bにおける車幅方向外側の先端部から前方に延びる左右の側部89a,89aと、側部89a,89aの前端を繋ぐ前部89bとを備える。枠状フレーム89は、断面略矩形の角パイプである。
また、シート支持フレーム部81は、前部89bと傾斜部88b,88bとを前後に繋ぐ左右一対の連結部90,90と、前部と中間部88aとを前後に繋ぐ中央連結部91とを備える。
傾斜部88b,88b及び連結部90,90は、それぞれ一側席50L及び他側席50Rの下方に位置し、中間部88a及び中央連結部91は、中央席50Mの下方に位置する。中間クロスフレーム88は、背もたれ部51bが前方に膨出する中央席50Mに合わせて、中間部88aが傾斜部88b,88bよりも前方に位置している。
シートフレーム25は、シート支持フレーム部81がアッパメインフレーム19,19(図1)上に載置されるとともに、支柱部80,80の下端接続部80a及び上端接続部80bが締結されることで車体フレーム11に一体に結合される。詳細には、シートフレーム25は、シート支持フレーム部81の連結部90,90に挿通される複数のボルト92(図4)によってアッパメインフレーム19,19に締結される。
一側アンカー支持部84は、一側席50L側の支柱部80に近接して設けられ、中間クロスフレーム88の傾斜部88bに溶接される。一側アンカー支持部84は、板材を曲げるようにして形成された略コの字状のブラケット93と、ブラケット93に支持される円筒状の一側アンカー支持筒94とを備える。
ブラケット93は、平面視でコの字の開放部を前方に向けて傾斜部88bの上面に配置され、一側アンカー支持筒94は、ブラケット93の外板部93aに設けられる。詳細には、外板部93aは支柱部80の内側面に近接して配置されるとともに支柱部80よりも前方に延びる前方延出部93bを有し、一側アンカー支持筒94は、前方延出部93bに形成された貫通孔に挿通されてこの貫通孔に溶接される。
一側アンカー支持筒94は、車幅方向に延びる筒状のナット部材であり、内周部に雌ねじ部を備える。アンカー61Lは、外板部93aの外側面側に配置され、アンカー支持ボルト71(図5)が外側から一側アンカー支持筒94に締結されることで一側アンカー支持部84に固定される。アンカー61Lは、アンカー支持ボルト71を中心に回動可能である。
他側アンカー支持部85は、他側席50R側の支柱部80に近接して設けられ、中間クロスフレーム88の傾斜部88bに溶接される。他側アンカー支持部85は、板材を曲げるようにして形成された略コの字状のブラケット95と、ブラケット95に支持される円筒状の他側アンカー支持筒96とを備える。
ブラケット95は、平面視でコの字の開放部を前方に向けて傾斜部88bの上面に配置され、他側アンカー支持筒96は、ブラケット95の外板部95aに設けられる。詳細には、外板部95aは支柱部80の内側面に近接して配置されるとともに支柱部80よりも前方に延びる前方延出部95bを有し、他側アンカー支持筒96は、前方延出部95bに形成された貫通孔に挿通されてこの貫通孔に溶接される。
他側アンカー支持筒96は、車幅方向に延びる筒状のナット部材であり、内周部に雌ねじ部を備える。アンカー61Rは、外板部95aの外側面側に配置され、アンカー支持ボルト71(図5)が外側から他側アンカー支持筒96に締結されることで他側アンカー支持部85に固定される。アンカー61Rは、アンカー支持ボルト71を中心に回動可能である。
図10は、一側腰ベルト固定部86の左側面図である。図11は、一側腰ベルト固定部86を後方側から見た正面図である。
図4及び図6〜図11を参照し、一側腰ベルト固定部86は、中間クロスフレーム88の中間部88aにおける一側席50L側の端部に設けられる。中間部88aにおいて一側腰ベルト固定部86が設けられる部分には、一側腰ベルト固定部86が結合される固定片100が固定されている。固定片100は、角パイプ状の中間部88aに上方から嵌まる側面視で略コの字状に形成されており、中間部88aに嵌められて溶接で結合される。
一側腰ベルト固定部86は、固定片100に結合される一側ブラケット部101(中空部材)と、バックル65Lが固定される一側バックル支持筒102(他方のナット)と、バックル65Mが固定される中央側バックル支持筒103(一方のナット)とを備える。
一側ブラケット部101は、板材を曲げ加工して略角パイプ状に形成されており、外側壁104と、外側壁104よりも車幅方向内側で外側壁104に対向する内側壁105と、外側壁104及び内側壁105の前縁を繋ぐ前壁106と、外側壁104及び内側壁105の後縁を繋ぐ後壁107とを備える。
一側ブラケット部101は、側面視で前壁106が後傾するように中間クロスフレーム88に対して後上がりに傾斜して配置される。詳細には、一側ブラケット部101は、傾斜した状態の前端部に、固定片100の形状に合わせて形成された切り欠き部101aを有し、切り欠き部101aが固定片100の後部に嵌まった状態で固定片100に溶接されている。一側ブラケット部101の前端の開口は固定片100に塞がれるが、後端の開口は後上方に開放する。
一側ブラケット部101は、内側壁105が前壁106の上面よりも上方に延出された板部108を後部に備える。中央側バックル支持筒103は、軸方向の外端が板部108の内側面に溶接で固定され、その内端側が車幅方向内側に突出する。中央側バックル支持筒103の孔103aは、板部108を貫通している。中央側バックル支持筒103は、バックル支持ボルト74が締結される雌ねじ部を孔103aの内周部に備えるナット部材である。
一側バックル支持筒102は、一側ブラケット部101の外側壁104及び内側壁105を車幅方向に貫通する貫通孔に挿通されてこの貫通孔に溶接される。このように、外側壁104と内側壁105とが一側バックル支持筒102で連結されるため、一側ブラケット部101の強度及び剛性が向上する。
一側バックル支持筒102は、バックル支持ボルト74(図5)が締結される雌ねじ部を内周部に備えるナット部材である。一側バックル支持筒102は、車幅方向において中央側バックル支持筒103の外側方に配置されるとともに、中央側バックル支持筒103の下方で、中央側バックル支持筒103よりも後方にずらして配置される。
バックル65Lのバックル取付けプレート73Lは、一側腰ベルト固定部86の外側壁104の外側方に配置され、車幅方向外側から挿通されるバックル支持ボルト74が一側バックル支持筒102に締結されることで、一側腰ベルト固定部86に固定される。バックル65Lは、バックル支持ボルト74を中心に揺動可能である。
バックル65Mのバックル取付けプレート73Mは、一側腰ベルト固定部86の前壁106の上方で板部108とバックル65Lの下部との間に配置され、車幅方向外側から挿通されるバックル支持ボルト74が中央側バックル支持筒103に締結されることで、一側腰ベルト固定部86に固定される。バックル65Mは、バックル支持ボルト74を中心に揺動可能である。
すなわち、一側席50L及び中央席50Mのバックル65L,65Mは、中間クロスフレーム88の中間部88aから後上方に延びる1つの一側腰ベルト固定部86に固定されている。これにより、中間クロスフレーム88の中間部88aが一側アンカー支持筒94よりも前方に位置する構成であっても、一側バックル支持筒102を後方側に寄せて、一側バックル支持筒102と一側アンカー支持筒94との前後の位置をできるだけ近づけることができ、乗員をシートベルト装置52Lで適切に保持できる。さらに、2つのバックル65L,65Mを1つの一側腰ベルト固定部86で支持でき、構造を簡略化できる。
また、一側腰ベルト固定部86の一側バックル支持筒102と中央側バックル支持筒103とは、側面視で異なる位置に設けられているため、バックル65L,65Mが取付けられる位置も側面視で互いに異なる位置となる。このため、バックル65L,65M同士が重なることを避けることができ、バックル65L,65Mを省スペースに配置できる。
また、バックル取付けプレート73Lは外側壁104の外側方に配置され、バックル取付けプレート73Mは、バックル65Lと板部108との間に配置され、バックル65Lとバックル65Mとは、車幅方向に異なる位置に配置されている。このため、バックル65L,65M同士が重なることを避けることができ、バックル65L,65Mを省スペースに配置できる。
また、バックル65Lのバックル支持ボルト74、バックル65Mのバックル支持ボルト74、及び、アンカー61Lのアンカー支持ボルト71は、一側席50Lの車幅方向外側(左側)から挿通されて締結される。このため、他側席50R側に回り込むことなく、一側席50Lの外側から3つのボルト74,74,71を締結でき、作業性が良い。
シートベルト装置52L,52Mが作動して、ベルト本体60L,60Mが前方に引っ張られた場合、一側腰ベルト固定部86は、バックル65L,65Mを介して外側壁104及び内側壁105の両方が前方に引っ張られる。これにより、シートベルト装置52L,52Mが作動した際に一側腰ベルト固定部86を回転させる荷重は互いに打ち消すように作用するため、一側腰ベルト固定部86に大きなねじり荷重が作用することを防止できる。
図12は、他側腰ベルト固定部87を後方側から見た正面図である。
他側腰ベルト固定部87は、一側腰ベルト固定部86と略左右対称に構成された部材である。
図4、図6〜図9及び図12を参照し、他側腰ベルト固定部87は、中間クロスフレーム88の中間部88aにおける他側席50R側の端部に設けられる。中間部88aにおいて他側腰ベルト固定部87が設けられる部分には、他側腰ベルト固定部87が結合される固定片110が固定されている。固定片110は、角パイプ状の中間部88aに上方から嵌まる側面視で略コの字状に形成されており、中間部88aに嵌められて溶接で結合される。
他側腰ベルト固定部87は、固定片110に結合される他側ブラケット部111(中空部材)と、バックル65Rが固定される他側バックル支持筒112(他方のナット)と、アンカー61Mが固定される中央側アンカー支持筒113(一方のナット)とを備える。
他側ブラケット部111は、板材を曲げ加工して略角パイプ状に形成されており、外側壁114と、外側壁114よりも車幅方向内側で外側壁114に対向する内側壁115と、外側壁114及び内側壁115の前縁を繋ぐ前壁116と、外側壁114及び内側壁115の後縁を繋ぐ後壁117とを備える。
他側ブラケット部111は、側面視で前壁116が後傾するように中間クロスフレーム88に対して後上がりに傾斜して配置される。詳細には、他側ブラケット部111は、傾斜した状態の前端部に、固定片110の形状に合わせて形成された切り欠き部111aを有し、切り欠き部111aが固定片110の後部に嵌まった状態で固定片110に溶接されている。他側ブラケット部111の前端の開口は固定片110に塞がれるが、後端の開口は後上方に開放する。
他側ブラケット部111は、内側壁115が前壁116の上面よりも上方に延出された板部118を後部に備える。中央側アンカー支持筒113は、軸方向の外端が板部118の内側面に溶接で固定され、内端側が車幅方向内側に突出する。中央側アンカー支持筒113の孔113aは、板部118を貫通している。中央側アンカー支持筒113は、アンカー支持ボルト71が締結される雌ねじ部を孔113aの内周部に備えるナット部材である。
他側バックル支持筒112は、他側ブラケット部111の外側壁114及び内側壁115を車幅方向に貫通する貫通孔に挿通されてこの貫通孔に溶接される。このように、外側壁114と内側壁115とが他側バックル支持筒112で連結されるため、他側バックル支持筒112の強度及び剛性が向上する。
他側バックル支持筒112は、バックル支持ボルト74(図5)が締結される雌ねじ部を内周部に備えるナット部材である。他側バックル支持筒112は、車幅方向において中央側アンカー支持筒113の外側方に配置されるとともに、中央側アンカー支持筒113の下方で、中央側アンカー支持筒113よりも後方にずらして配置される。
バックル65Rのバックル取付けプレート73R(図4)は、他側腰ベルト固定部87の外側壁114の外側方(右側方)に配置され、車幅方向外側から挿通されるバックル支持ボルト74が他側バックル支持筒112に締結されることで、他側腰ベルト固定部87に固定される。バックル65Rは、バックル支持ボルト74を中心に揺動可能である。
アンカー61M(図4)は、他側腰ベルト固定部87の前壁116の上方で板部118とバックル65Rの下部との間に配置され、車幅方向外側から挿通されるアンカー支持ボルト71が中央側アンカー支持筒113に締結されることで、他側腰ベルト固定部87に固定される。アンカー61Mは、アンカー支持ボルト71を中心に揺動可能である。
すなわち、他側席50Rのバックル65R及び中央席50Mのアンカー61Mは、中間クロスフレーム88の中間部88aから後上方に延びる1つの他側腰ベルト固定部87に固定されている。これにより、中間クロスフレーム88の中間部88aが他側アンカー支持筒96よりも前方に位置する構成であっても、他側バックル支持筒112を後方側に寄せて、他側バックル支持筒112と他側アンカー支持筒96との前後の位置をできるだけ近づけることができ、乗員をシートベルト装置52Rで適切に保持できる。さらに、バックル65R及びアンカー61Mを1つの他側腰ベルト固定部87で支持でき、構造を簡略化できる。
また、中央側アンカー支持筒113と中央側バックル支持筒103とは、前後方向に略等しい位置に設けられているため、乗員をシートベルト装置52Mで適切に保持できる。中央側アンカー支持筒113及び中央側バックル支持筒103は、一側席50L及び他側席50Rよりも前上方に膨出している中央席50Mに対応して、一側バックル支持筒102及び他側バックル支持筒112よりも前上方に配置されている。
また、他側腰ベルト固定部87の他側バックル支持筒112と中央側アンカー支持筒113とは、側面視で異なる位置に設けられているため、バックル65Rとアンカー61Mとが取付けられる位置も側面視で互いに異なる位置となる。このため、バックル65Rとアンカー61Mとが重なることを避けることができ、バックル65R及びアンカー61Mを省スペースに配置できる。
また、バックル取付けプレート73Rは外側壁114の外側方に配置され、アンカー61Mは、バックル65Rと板部118との間に配置され、アンカー61Mとバックル65Rとは、車幅方向に異なる位置に配置されている。このため、アンカー61Mとバックル65Rとが重なることを避けることができ、アンカー61M及びバックル65Rを省スペースに配置できる。
また、バックル65Rのバックル支持ボルト74、アンカー61Mのアンカー支持ボルト71、及び、アンカー61Rのアンカー支持ボルト71は、他側席50Rの車幅方向外側(右側)から挿通されて締結される。このため、一側席50L側に回り込むことなく、他側席50Rの外側から3つのボルト74,71,71を締結でき、作業性が良い。
シートベルト装置52R,52Mが作動して、ベルト本体60R,60Mが前方に引っ張られた場合、他側腰ベルト固定部87は、バックル65R及びアンカー61Mを介して外側壁114及び内側壁115の両方が前方に引っ張られる。これにより、シートベルト装置52R,52Mが作動した際に他側腰ベルト固定部87を回転させる荷重は互いに打ち消すように作用するため、他側腰ベルト固定部87に大きなねじり荷重が作用することを防止できる。
座部51aは、シート支持フレーム部81上に載置され、シート支持フレーム部81に固定される。背もたれ部51bは、上部クロスフレーム部82及び上下連結フレーム部83,83の前面に固定される。座部51aの後縁部と背もたれ部51bの下縁部との間の隙間は、シートフレーム25に取り付けられるカバー120によって覆われる。カバー120は、中央席50M側に開口120a,120aを一対備え、一側腰ベルト固定部86及び他側腰ベルト固定部87は、開口120a,120aを通って上方に露出する。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、不整地走行車両10のシートベルト取付構造は、運転者とその横の少なくとも1人の乗員とが腰掛けるシート6と、車体フレーム11の一部を成し、座部51a、背もたれ部51b及びシートベルト装置52L,52M,52Rを支持するとともに乗員を保持するシートフレーム25とを備え、シートベルト装置52L,52M,52Rが、乗員の片側の肩の後方から繰り出される肩ベルト部67を納めるリトラクター62L,62M,62Rと、リトラクター62L,62M,62Rと同じ側の腰下で腰ベルト部66を固定するアンカー61L,61M,61Rと、肩ベルト部67と腰ベルト部66とを連結して反対側へ伸ばすタングプレート64L,64M,64Rがアンカー61L,61M,61Rの反対側の腰下で着脱可能に係合するバックル65L,65M,65Rとの3点で固定され、隣接する一側席50Lと中央席50Mと、及び、他側席50Rと中央席50Mとの腰ベルト部66,66,66は、2つの座席の間に配置されるとともにシートフレーム25のシート支持フレーム部81から上方へ一体に立ち上げられた一側腰ベルト固定部86及び他側腰ベルト固定部87にそれぞれ固定されている。このように、シートフレーム25のシート支持フレーム部81から上方へ一体に立ち上げられた一側腰ベルト固定部86及び他側腰ベルト固定部87に腰ベルト部66,66,66を固定するため、ベルト本体60L,60M,60Rで適切に乗員を保持できる任意の位置まで一側腰ベルト固定部86及び他側腰ベルト固定部87を延ばすことができるとともに、一側腰ベルト固定部86及び他側腰ベルト固定部87には、2つの座席の腰ベルト部66,66をそれぞれ固定できる。このため、乗員を適切に保持可能な任意の場所に、ベルト本体60L,60M,60Rを簡単な構造で取付けできる。
また、アンカー61M及びバックル65Rは、他側腰ベルト固定部87に取付けられる取付けプレート70及びバックル取付けプレート73Rを備え、横に並ぶ中央席50M及び他側席50Rの乗員の着座位置が車両側面視で互いにずらして設けられ、取付けプレート70及びバックル取付けプレート73Rは、車両側面視において他側腰ベルト固定部87の異なる位置に取付けられる。このため、乗員の着座位置が異なっているシート6であったとしても、アンカー61Mの取付けプレート70及びバックル取付けプレート73Rを1つの他側腰ベルト固定部87に適切に固定できる。
また、バックル65M及びバックル65Lは、一側腰ベルト固定部86に取付けられるバックル取付けプレート73M及びバックル取付けプレート73Lを備え、横に並ぶ中央席50M及び一側席50Lの乗員の着座位置が車両側面視で互いにずらして設けられ、バックル取付けプレート73M及びバックル取付けプレート73Lは、車両側面視において一側腰ベルト固定部86の異なる位置に取付けられる。このため、乗員の着座位置が異なっているシート6であったとしても、バックル取付けプレート73M及びバックル取付けプレート73Lを1つの一側腰ベルト固定部86に適切に固定できる。さらに、バックル取付けプレート73M及びバックル取付けプレート73Lが車両側面視において異なる位置に取り付けられるため、バックル取付けプレート73Mとバックル取付けプレート73Lとが同一形状であっても互いに邪魔になることを避けることができ、バックル取付けプレート73Mとバックル取付けプレート73Lとを同一の部品で構成できる。
また、シート6は乗員が横に3人並ぶ3人掛けであり、一側腰ベルト固定部86及び他側腰ベルト固定部87は、中央席50Mの左右にそれぞれ設けられ、右側の他側腰ベルト固定部87に取り付けられるアンカー61Mの取付けプレート70及びバックル取付けプレート73Rを固定するアンカー支持ボルト71及びバックル支持ボルト74は車両の右側から締結され、左側の一側腰ベルト固定部86に取り付けられるバックル取付けプレート73M及びバックル取付けプレート73Lを固定するバックル支持ボルト74,74は車両の左側から締結される。このため、右側の他側腰ベルト固定部87のアンカー61M及びバックル取付けプレート73Rは車両の右側から締結でき、左側の一側腰ベルト固定部86のバックル取付けプレート73M及びバックル取付けプレート73Lは車両の左側から締結でき、回り込まずに近い位置で作業して締結でき、組み立て性が良い。
さらに、一側腰ベルト固定部86は、軸方向視の断面が四角形の一側ブラケット部101を備え、一側席50Lのバックル取付けプレート73Lは、一側席50Lに面する一側ブラケット部101の車幅方向の一方の面側である外側壁104側に取付けられ、中央席50Mのバックル取付けプレート73Mは、中央席50Mに面する一側ブラケット部101の車幅方向の他方の面側である内側壁105側に取付けられるため、ベルト本体60L,60Mが引張られた際に一側ブラケット部101に作用するねじり荷重を外側壁104及び内側壁105に作用する引張り力により打ち消すことができ、一側ブラケット部101に大きなねじり荷重が作用することを防止できる。また、他側腰ベルト固定部87においても同様に、ベルト本体60R,60Mが引張られた際に他側ブラケット部111に作用するねじり荷重を外側壁114及び内側壁115に作用する引張り力により打ち消すことができ、他側ブラケット部111に大きなねじり荷重が作用することを防止できる。
また、一側腰ベルト固定部86には、バックル取付けプレート73M及びバックル取付けプレート73Lを固定する中央側バックル支持筒103及び一側バックル支持筒102の2つが設けられ、一方のナットである中央側バックル支持筒103は、一側ブラケット部101の車幅方向の1つの側面である内側壁105からそのまま延びる板部108に設けられ、他方のナットである一側バックル支持筒102は、一側ブラケット部101を左右に貫通して左右の外側壁104及び内側壁105の両方に結合される。これにより、中央側バックル支持筒103と一側バックル支持筒102との位置を車幅方向にすらすことができ、バックル取付けプレート73M及びバックル取付けプレート73Lを取付けるためのスペースを確保し易い。また、外側壁104及び内側壁105に結合される一側バックル支持筒102によって一側ブラケット部101の強度及び剛性を向上できる。
また、他側腰ベルト固定部87には、アンカー61Mの取付けプレート70及びバックル取付けプレート73Rを固定する中央側アンカー支持筒113及び他側バックル支持筒112の2つが設けられ、一方のナットである中央側アンカー支持筒113は、他側ブラケット部111の車幅方向の1つの側面である内側壁115からそのまま延びる板部118に設けられ、他方のナットである他側バックル支持筒112は、他側ブラケット部111を左右に貫通して左右の内側壁115及び外側壁114の両方に結合される。これにより、中央側アンカー支持筒113及び他側バックル支持筒112の位置を車幅方向にすらすことができ、取付けプレート70及びバックル取付けプレート73Rを取付けるためのスペースを確保し易い。また、内側壁115及び外側壁114に結合される他側バックル支持筒112によって他側ブラケット部111の強度及び剛性を向上できる。
また、シート6は乗員が横に3人並ぶ3人掛けであり、一側ブラケット部101の車幅方向の1つの側面は、車幅方向の内側面である内側壁105であり、一側バックル支持筒102に固定されるバックル取付けプレート73Lは、一側ブラケット部101の外側面側に取付けられ、中央側バックル支持筒103に固定されるバックル取付けプレート73Mは、板部108の外側面側に取付けられる。このため、板部108の外側面と一側ブラケット部101の外側面との間にバックル取付けプレート73Mを省スペースに設けることができるとともに、バックル取付けプレート73L及びバックル取付けプレート73Mを外側面側から容易に一側腰ベルト固定部86に固定できる。
同様に、他側ブラケット部111の車幅方向の1つの側面は、車幅方向の内側面である内側壁115であり、他側バックル支持筒112に固定されるバックル取付けプレート73Rは、他側ブラケット部111の外側面側に取付けられ、中央側アンカー支持筒113に固定されるアンカー61Mの取付けプレート70は、板部118の外側面側に取付けられる。このため、板部118の外側面と他側ブラケット部111の外側面との間に取付けプレート70を省スペースに設けることができるとともに、取付けプレート70及びバックル取付けプレート73Rを外側面側から容易に他側腰ベルト固定部87に固定できる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、シート6は乗員が横に3人並ぶ3人掛けであるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、シートは、他側席50Rを有していない2人掛けのものであっても良い。
6 シート
11 車体フレーム
25 シートフレーム
51a 座部(シートクッション)
51b 背もたれ部(シートバック)
52L,52M,52R シートベルト装置(シートベルト)
61L,61M,61R アンカー
62L,62M,62R リトラクター
64L,64M,64R タングプレート
65L,65M,65R バックル
66 腰ベルト部(腰ベルト)
67 肩ベルト部(肩ベルト)
50L 一側席(座席)
50M 中央席(座席)
50R 他側席(座席)
70 取付けプレート
71 アンカー支持ボルト(締結部材)
74 バックル支持ボルト(締結部材)
73L,73M,73R バックル取付けプレート(取付けプレート)
81 シート支持フレーム部(シート支持部)
86 一側腰ベルト固定部(腰ベルト固定部、左側の腰ベルト固定部)
87 他側腰ベルト固定部(腰ベルト固定部、右側の腰ベルト固定部)
101 一側ブラケット部(中空部材)
102 一側バックル支持筒(他方のナット)
103 中央側バックル支持筒(一方のナット)
104,114 外側壁(側面、中空部材の外側面)
105,115 内側壁(側面、車幅方向の1つの側面、車幅方向の内側面)
108,118 板部
111 他側ブラケット部(中空部材)
112 他側バックル支持筒(他方のナット)
113 中央側アンカー支持筒(一方のナット)

Claims (5)

  1. 運転者とその横の少なくとも1人の乗員とが腰掛けるシート(6)と、車体フレーム(11)の一部を成し、シートクッション(51a)、シートバック(51b)及びシートベルト(52L,52M,52R)を支持するとともに乗員を保持するシートフレーム(25)とを備え、前記シートベルト(52L,52M,52R)が、乗員の片側の肩の後方から繰り出される肩ベルト(67)を納めるリトラクター(62L,62M,62R)と、当該リトラクター(62L,62M,62R)と同じ側の腰下で腰ベルト(66)を固定するアンカー(61L,61M,61R)と、前記肩ベルト(67)と前記腰ベルト(66)とを連結して反対側へ伸ばすタングプレート(64L,64M,64R)が前記アンカー(61L,61M,61R)の反対側の腰下で着脱可能に係合するバックル(65L,65M,65R)との3点で固定される不整地走行車両のシートベルト取付構造において、
    隣接する2つの座席(50L,50M)(50R,50M)の前記腰ベルト(66)は、これらの2つの座席(50L,50M)(50R,50M)の間に配置されるとともに前記シートフレーム(25)のシート支持部(81)から上方へ一体に立ち上げられた腰ベルト固定部(86,87)に固定され
    前記アンカー(61M)及び前記バックル(65L,65M,65R)は、前記腰ベルト固定部(86,87)に取付けられる取付けプレート(70,73L,73M,73R)を備え、横に並ぶ複数の乗員の着座位置が車両側面視で互いにずらして設けられ、各前記シートベルト(52L,52M,52R)の前記取付けプレート(70,73L,73M,73R)は、車両側面視において前記腰ベルト固定部(86,87)の異なる位置に取付けられることを特徴とする不整地走行車両のシートベルト取付構造。
  2. 前記シート(6)は乗員が横に3人並ぶ3人掛けであり、前記腰ベルト固定部(86,87)は、中央の座席(50M)の左右にそれぞれ設けられ、右側の前記腰ベルト固定部(87)に取り付けられる2つの前記取付けプレート(70,73R)を固定する締結部材(71,74)は車両の右側から締結され、左側の前記腰ベルト固定部(86)に取り付けられる2つの前記取付けプレート(73L,73M)を固定する締結部材(74)は車両の左側から締結されることを特徴とする請求項記載の不整地走行車両のシートベルト取付構造。
  3. 前記腰ベルト固定部(86,87)は、軸方向視の断面が四角形の中空部材(101)を備え、一方の座席(50L)の前記取付けプレート(73L)は、当該一方の座席(50L)に面する前記中空部材(101)の車幅方向の一方の面側に取付けられ、前記一方の座席(50L)に隣接する他方の座席(50M)の前記取付けプレート(73M)は、当該他方の座席(50M)に面する前記中空部材(101)の車幅方向の他方の面側に取付けられることを特徴とする請求項またはに記載の不整地走行車両のシートベルト取付構造。
  4. 前記腰ベルト固定部(86)には、前記取付けプレート(73L,73M)を固定するナット(102,103)が2つ設けられ、一方の前記ナット(103)は、前記中空部材(101)の車幅方向の1つの側面(105)からそのまま延びる板部(108)に設けられ、他方の前記ナット(102)は、前記中空部材(101)を左右に貫通して前記中空部材(101)の左右の両側面(104,105)に結合されることを特徴とする請求項記載の不整地走行車両のシートベルト取付構造。
  5. 前記シート(6)は乗員が横に3人並ぶ3人掛けであり、前記中空部材(101)の前記車幅方向の1つの側面(105)は、車幅方向の内側面であり、他方の前記ナット(102)に固定される前記取付けプレート(73L)は、前記中空部材(101)の外側面側に取付けられ、一方の前記ナット(103)に固定される前記取付けプレート(73M)は、前記板部(108)の外側面側に取付けられることを特徴とする請求項記載の不整地走行車両のシートベルト取付構造。
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