JP3830981B2 - 製品仕分け装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、加工機としての例えばレーザ加工機で加工された製品を分離し、仕分ける製品仕分け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、熱切断加工機としての例えばレーザ加工機において、一枚のワークから製品を多数個取りした場合、タレットパンチプレスと違ってワイヤージョイント,ミクロジョイントを行なわずに、製品をワークシュータに切り落していた。また、レーザ加工機にはローデイング,アンローデイング装置を設けるものもあるが、この場合には製品の大きさが例えば最大6mm程度までのものしか対応できない。
【0003】
そして、最近ではレーザ加工機の一側に上下動自在なエレベータ装置を備えたパレット収納装置が配置されて、パレット収納装置のパレット棚にワークあるいはレーザ加工された製品を載置したパレットを収納しておく型式のものが開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したパレット上には加工された製品とスクラップ(スケルトンとも呼ぶ)が一緒に載せられた状態でパレット棚に収納されている。そのために、パレット棚から取り出されたパレットをフォークリフトやリフタなどで別の場所へ運び、人手によって各種製品を取り出して仕分けしているから、非情に手間がかかると共に、作業者は腰を痛めたりするといった種々の問題があった。
【0005】
この発明の目的は、上記問題点を改善するために、例えば加工された各種製品を、テーブル上で自動的に仕分けできるようにした製品仕分け装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、パレットを収納自在なパレット棚を複数段備えた構成の棚フレームに、前記パレット棚に対してパレットを出し入れ自在なトラバーサを移動自在に備えたエレベータ装置を上下動自在に設け、このエレベータ装置におけるテーブル上に設けた製品仕分け装置は、Y軸方向に長く設けた一対のX軸ガイド部材に両端部を移動自在に支持されたX軸方向に長いX方向可動部材に、スライダをX軸方向へ移動自在に支持して設け、X軸方向に長く設けた一対のY軸ガイド部材に両端部を移動自在に支持されたY軸方向に長いY方向可動部材を前記X方向可動部材に交差して設け、この交差部において前記Y方向可動部材に、前記スライダをY軸方向へ移動自在に設けると共に、前記スライダにワーク把持装置を上下動自在に設け、前記スライダをX軸方向及びY軸方向へ移動するために、前記テーブルに設けた第1のサーボモータによって水平に揺動される第1リンクの先端部と、前記スライダに装着した第2のサーボモータによって水平に揺動される第2リンクの先端部とを、ヒンジピンを介して枢支連結して設け、前記第1、第2のサーボモータ及び前記ワーク把持装置を上下動するための第3のサーボモータを操作するための手動操作装置を備え、前記手動操作装置の操作により前記ワーク把持装置をX,Y方向へ移動すると共に上下動して前記テーブル上の一方のパレット上から他方のパレット上へ製品を移送した仕分けパターンを記憶する仕分けパターン・メモリ及び前記仕分けパターンに基づいて製品を自動的に仕分ける実行仕分け加工プログラムを記憶する実行仕分け加工プログラム・メモリを備えた制御装置を設けてなるものである。
【0007】
また、本発明は、前記一対のY軸ガイド部材において一方のY軸ガイド部材は、前記一対のX軸ガイド部材及び他方のY軸ガイド部材よりも低い位置に設けてある。
【0011】
【実施例】
以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0012】
図6を参照するに、熱切断加工機としての例えばレーザ加工機1の左側に隣接してパレット収納装置3の棚フレーム5が立設されている。レーザ加工機1はすでに公知であるので概略的に説明する。
【0013】
レーザ加工機1はX軸方向(図6において紙面に対して直交した方向)へ延伸したベース7が設けられており、このベース7上には図示省略の駆動装置によってX軸方向へ移動自在な加工テーブル9が設けられている。この加工テーブル9に跨がってY軸方向へ延伸した門型フレーム11が立設されている。この門型フレーム11の上部フレーム11Uにおける前側にはY軸方向へ移動自在なY軸キャレッジ13が設けられており、このY軸キャレッジ13の下部にはレーザ加工ヘド15が垂設されている。
【0014】
前記門型フレーム11の後側には図示省略のレーザ発振器が設けられている。このレーザ発振器で発振されたレーザビームLBを、レーザ加工ヘッド15内の集光レンズに集光せしめるために、折曲げるベンドミラー17が前記Y軸キャレッジ13内に設けられている。前記加工テーブル9上にはワークWを載置したパレットPが前記棚フレーム5から取り出されて支持されている。
【0015】
上記構成により、加工テーブル9をX軸方向へ、レーザ加工ヘッド15をY軸方向へ移動せしめて加工テーブル9上のパレットPに載置されたワークWの所望位置をレーザ加工ヘッド15の直下位置に位置決めする。この状態でレーザ発振器で発振されたレーザビームLBがベンドミラー17を経てレーザ加工ヘッド15内の集光レンズに集光され、しかもワークWへ向けて照射されることにより、レーザ加工が行なわれることになる。しかも、一つのワークWから各種の製品が多数個取りされる。
【0016】
前記パレット収納装置3における棚フレーム5は4隅に立設された支柱19を備えており、この各支柱19の上部は上部フレーム21で連結されている。この支柱19の上下方向には複数のパレット棚23が設けられており、この各パレット棚23における支柱19の内側にはパレット支持ブラケット25が取り付けられていて、この各パレット支持ブラケット25上にはワークWあるいは製品を載置したパレットP(図示省略)が支持されて収納されている。
【0017】
前記支柱19の下方位置には2段リフタ27が設けられている。すなわち、2段リフタ27は上下方向へ離隔して上部テーブル29と下部テーブル31が設けられていて、この上部,下部テーブル29,31にこれからレーザ加工を行なうワークWを載せたパレットPや加工された製品を載せたパレットPが支持されることとなる。
【0018】
前記棚フレーム5の図6において左側には上下動自在なエレベータ装置33が設けられている。このエレベー装置33の上下機構はすでに公知であるから詳細な説明を省略するが、例えば駆動モータ、スプロケット、チェンなどによって上下動されるものである。また、エレベータ装置33の具体的な構成はすでに公知であるから詳細な説明を省略するが、エレベータ装置33上にはY軸方向へ自走式のトラバーサ35が設けられている。このトラパーサ35は棚フレーム5からパレットPを出し入れすると共に、前記2段リフタ27へパレットPを出し入れするものである。
【0019】
前記棚フレーム5の図6において左側下部には上下動自在なリフタ37が移動自在に配置されている。このリフタ37はフォークリフトなどでワークや製品をエレベータ装置33におけるテーブル39上に乗せたり、あるいは搬出したりするためにパレットPを上下動せしめる役目を果たしているものである。前記加工テーブル9上にあるパレットPをクランプすると共に、図6において左右方向へ移動せしめるためのキャリッジ41が加工テーブル9上に設けられている。
【0020】
上記構成により、エレベータ装置33を上昇せしめて所望のパレット棚23に停止せしめた後、トラバーサ35をパレット棚23側へ移動せしめることにより、パレット棚23のパレット支持ブラケット25上に支持されているワークWを載置したパレットPがエレベータ装置33のテーブル39上に引き出される。
【0021】
次いで、エレベータ装置33を下降せしめて下降端に停止せしめる。この状態にてトラバーサ35で2段リフタ27の下部テーブル31上にパレットPを移動せしめると、下部テーブル31側に待機しているキャリッジ41にパレットPが移し替えられてクランプされる。
【0022】
キャッリジ41を加工テーブル9上に移動せしめてパレットPが加工テーブル9に位置決めされる。この状態で加工テーブル9をX軸方向へ移動せしめると共にレーザ加工ヘッド15をY軸方向へ移動せしめることにより、パレットP上のワークWにレーザ加工が行なわれることになる。
【0023】
レーザ加工を行なっている間に、次の加工すべきワークWを載置したパレットPを上述した要領で2段リフタ27の上部テーブル29上に待機せしめておく。レーザ加工が終了したワークWのパレットPは加工テーブル9から2段リフタ27の下部テーブル31上に移動させた後、エレベータ装置33のテーブル39上にトラバーサ35で引き出される。
【0024】
次に、上部テーブル29を下降せしめてキャリッジ41でクランプし、さらに加工テーブル9上に移動させ、次のレーザ加工が開始される。レーザ加工が終了するまでに、次のパレットPが上部テーブル29に待機される。以後、上述した動作を繰り返すことによって複数のワークWにレーザ加工が行なわれる。
【0025】
レーザ加工でワークWから各種製品を多数個取されたパレットPがエレベータ装置33のテーブル39上に移動されてくると、このテーブル39で各種製品の仕分け集積が行なわれる。
【0026】
すなわち、前記テーブル39上には製品仕分け装置43が設けられている。より詳細には、図1,図2および図3に示されているように、テーブル39は左右のテーブル39R,39Lに分かれており、テーブル39R,39Lの下方にはリフター37R,37Lが配置されている。
【0027】
前記テーブル39R,39Lの四隅には上下方向へ延伸した複数の支持ブロック45が設けられている。この支持ブロック45の上部にはY軸方向に延伸した一対の平行なX軸ガイド部材47A,47Bの両端部が支持されていると共に、X軸方向に延伸した一対の平行なY軸ガイド部材49A,49Bの両端部が前記支持ブロック45の上部およびテーブル39内に支持されている。上記X軸ガイド部材47A,47BとY軸ガイド部材49A,49Bは、図1より明らかなように上下に高さを異にして設けてある。
【0028】
前記各X軸ガイド部材47A,47BにはそれぞれX軸可動ブロック51A,51Bが移動可能に支持されており、この各X軸可動ブロック51A,51Bには、X軸方向に延伸したX方向可動部材53の両端部が支持されている。
【0029】
また、前記各Y軸ガイド部材49A,49BにはそれぞれY軸可動ブロック55A,55Bが移動可能に支持されており、この各Y軸可動ブロック55A,55BにはY軸方向に延伸したY方向可動部材57の両端部が支持されている。
【0030】
前記X方向可動部材53とY方向可動部材57は互いに立体交差しており、この立体交差の部分には、前記X方向可動部材53に対して軸方向へ移動可能に支持され、かつY方向可動部材57に対して軸方向へ移動可能に支持されたスライダ59が設けられている。このスライダ59には、本実施例においては、例えばすでに公知の複数のワーク把持部61を下部に備えたワーク把持装置63が上下動可能に装着されている。
【0031】
前記スライダ59をX軸方向およびY軸方向へ移動し位置決めするために、適宜の固定位置,本実施例においては支持ブロック45上に装着した第1サーボモータM1によって水平に揺動される第1リンク65が設けてある。この第1リンク65の支持位置は前記支持ブロック45上に限ることなく、例えばテーブル39の外側に別の支持部を設けて、この支持部にて支持する構成としても良いものである。
【0032】
また、前記スライダ59には、図1に示すように、第2サーボモータM2が装着してあると共に第2リンク67の基部が水平に揺動自在に支持されている。
【0033】
前記第1リンク65の先端部と第2リンク67の先端部にはヒンジピン69を介して枢支連結してある。
【0034】
前記ワーク把持装置63は前記スライダ59に設けられた例えば図示省略の第3サーボモータM3によってボールねじ、ナット部材あるいはラック、ピニオンなどを介して上下動されるようになっている。
【0035】
また、吸着パッド61はすでに公知の機構で製品を吸着したり、あるいは製品を解放するようになっている。
【0036】
上記構成により、第2サーボモータM2を固定した状態において、第1サーボモータM1を駆動して第1リンク65を駆動すると、第1リンク65の先端部はX軸方向およびY軸方向に変位する。この第1リンク65の先端部のX,Y軸方向への変位は、X方向可動部材53がX軸方向へ移動し、かつY方向可動部材57がY軸方向へ移動することによって吸収される。そして、スライダ59は、上記X方向可動部材53とY方向可動部材57との立体交差位置が変位することにより、その変位に応じてX,Y軸方向へ移動することとなる。
【0037】
同様に、第1サーボモータM1を固定した状態において第2サーボモータM2を駆動すると、第2リンク67が固定軸を中心として先端側を水平に揺動する傾向になる。しかし、第2リンク67の先端部は第1リンク65の先端部に枢支連結してあるので、第2リンク67はヒンジピン69を中心として固定軸側が相対的に揺動されることとなる。
【0038】
すなわち第2サーボモータM2を駆動することによってもスライダ59をX,Y軸方向へ変位せしめることができるものである。
【0039】
したがって、前記第1,第2サーボモータM1,M2を適宜に制御駆動することにより、広範囲に亘ってスライダ59をX,Y軸方向へ移動し位置決めすることができる。而して、スライダ59の下部に設けられたワーク把持装置63もX,Y軸方向へ移動し位置決めされることになる。さらに、ワーク把持装置63は第3サーボモータM3を適宜制御することにより、Z軸方向(上下向)へ移動し位置決めされると共に、吸着パッド61は製品を把持したり、あるいは解放したりされる。
【0040】
図2において、レーザ加工された各種の製品を載置したパレットPがテーブル39Rに移動されて支持されているとする。この状態においてスライダ59をX,Y軸方向へ移動せしめて各種製品の直上に位置決めする。そしてワーク把持装置63が下降し吸着パッド61で製品を吸着把持させる。次いで、ワーク把持装置63が元の位置へ上昇される。
【0041】
そして、スライダ59をテーブル39Lの所望位置の直上へ移動、位置決めした後、ワーク把持装置63を上記の要領で下降させ、製品が吸着パッド61から解放されることによってテーブル39L上に設けられているパレットP上に製品が載置される。上述した要領で、複数の各種製品を仕分けし集積させることができる。
【0042】
前記スライダ59をX,Y軸方向へ、ワーク把持装置63をZ軸方向へ移動せしめると共に、かつ吸着パッド61を作動せしめるための例えばジョイステックによる手動操作装置71が一つの支持ブロック45上に設けられている。手動操作装置71は、図4に示されているように、単一の操作レバー73で構成されており、この操作レバー73の上部には操作グリップ75が備えられている。操作グリップ5の上面にはワーク把持装置63を上下動せしめるためのスイッチ77が設けられていると共に、操作グリップ75の手前側(図4において右側)には、吸着パッド61のバキュームをON,OFせしめるひき金79が設けられている。
【0043】
上記構成により、作業者が操作グリップ75を把んで、操作レバー73を前後、左右方向へ倒すことにより、スライダ59が手動でX,Y軸方向へ移動されることになる。また、スイッチ77を押すと、ワーク把持装置63が下降し、スイッチ77を離すとワーク把持装置63が元の位置へ上昇される。ひき金79を引くと吸着パッド61が作動し製品を把持すると共に、引き金79から手を離すと製品が吸着パッド61より解放されることになる。
【0044】
前記テーブル39L上におけるパレットPに各種製品が仕分け、集積されると、このパレットPを他の場所が運ぶ必要がある。この際には、例えば図5に示されているように、スライダ59を左側上部の位置へ移動、位置決することによって、フォークリフト81における複数の爪83が矢印で示した如くテーブル39L側へ進入してきてパレットPを持ち上げて外部へ搬出させることができる。すなわち、X軸ガイド部材49BがX軸ガイド部材49Aと高さの差があって、なおかつテーブル39内に設けて支持されているから、テーブル39の上方には干渉物がなくなって大きな空間部となっているので、フォークリフト81の爪83が干渉することなく、容易に進入できると共にパレットPを持ち上げることができる。
【0045】
また、テーブル39R又は39Lにはワーク(素材)を載置したパレットPをフォークリフト81の爪83で外部から搬入させてパレット棚23に収納させることも容易に行なうことができる。
【0046】
前記製品仕分け装置43を制御せしめる制御装置85が備えられている。この制御装置85は、図7に示されているように、CPU87を備えており、このCPU87には種々のデータを入力するためのキーボードなどからなる入力手段89並びに種々のデータを表示させるためのCRTなどの出力手段91が接続されている。また、CPU87にはポジションコントローラ93,95,97が接続され、それぞれアンプを介して第1,第2,第3サーボモータM1,M2,M3が接続されている。さらに吸着パッド61を作動せしめるON,OFFスイッチ99が接続されている。
【0047】
前記CPU87には、手動操作装置71が接続されている。この手動操作装置71を操作して、予め製品を仕分け、集積するためにティーチングして仕分けパターンを記憶しておく手動操作用仕分けパターン・メモリ101、この手動操作用仕分けパターン・メモリ101に一旦記憶された仕分けパターンに基づいて自動的に繰返し仕分けを実行するための実行仕分け加工プログラムを記憶しておく実行仕分け加工プログラム・メモリ103がそれぞれCPU87には備えられている。
【0048】
さらに、CPU87には、ワーク把持装置63で製品を把持する把持ポイントと製品を仕分け時に解放する解放ポイントとの最短距離を演算処理する第1演算処理装置105並びにワーク把持ポイントのわずか上方より、解放ポイントの最短距離の手前までショートカットする距離を演算処理する第2演算処理装置107が備えられている。
【0049】
前記第1演算処理装置105では、例えば図8に示されているように、手動操作装置71を操作せしめて、吸着パッド61のワーク吸着ポイントA1と解放ポイントA2をメモリして、XY座標上の吸着ポイントA1〜解放ポイントA2の最短距離L1を演算処理するものである。この最短距離L1の軌跡に基づいて吸着パッド61を反復自動運転させることにより、製品仕分けの制御が簡易となる。
【0050】
また、前記第2演算処理装置107では、例えば図9に示されているように、吸着ポイントA1よりわずか上昇した地点A3から積載パレットPの端面Pxと同一X軸上でXY平面と交差するポイントA4までショートカットさせる距離L2を演算処理するものである。この距離L2の軌跡で吸着パッド61を反復自動運転させることにより、搬送時間を短縮させることができる。
【0051】
ティーチングモードで記憶されるのは、吸着ポイントA1と解放ポイントA2だけであり、あとは適宜軌道を演算して決定されるものである。特に解放ポイントA2を修正する必要があるので、本実施例ではティーチング修正モードも設けられている。
【0052】
したがって、解放ポイントA2を修正する場合にはティーチング修正モードに切換えて行なわれる。例えば修正個所を出力手段91のCRT上でみながら指摘し、図10に示されているように、ミス解放ポイントにある製品を吸着し、そして希望位置に手動操作装置71で搬送し、解放ポイントで吸着OFFさせることで、解放ポイントの座標を自動的に読み取り、この新たに記憶したものを修正個所の数値と入れ変え修正が完了される。
【0053】
したがって、修正は何度でも繰り返し可能であり、非常に融通のきいた操作が可能となり、解放ポイントの設定ミスなどでも迅速にフォーをすることができる。
【0054】
加工された製品Gを製品毎に搬送し整列よく仕分け集積する動作を図11に示したフローチャートを基にして説明すると、まずステップS1でティーチングモードに切換えられているか判断し、ティーチングモードになっていれば、ステップS2で手動操作装置71で仕分け用のティーチングを実行する。そしてステップS3で第1演算処理装置105により最短距離L1を演算処理を行なう。
【0055】
ステップS4でZ軸座標上のショートカットを行なうか判断し、行なう必要があれば、ステップS5で第2演算処理装置107により距離L2の演算処理を行なう。そしてステップS6でティーチング用仕分けパターンを手動操作用仕分けパターン・メモリ101に記憶させる。解放ポイントA2の修正が必要な場合にはステップS7でティーチング修正モードに切換えてステップS8で解放ポイントA2の修正が行なわれる。
【0056】
ステップS9で手動操作用仕分けパターン・メモリ101から仕分けパターンを呼びだすと共に実行仕分け加工プログラム・メモリ103に入れて実行仕分け加工プログラムが作成される。ステップS10で自動モードに切換えた後、ステップS11で実行仕分け加工プログラムを実行して製品仕分けが行なわれる。そして、ステップS12で繰返し実行を行なう必要がある場合には、ステップS11の手前に戻ると共に、繰返し実行を行なう必要がなくなれば、終了する。
【0057】
このように、製品仕分けを行なう際には、ティーチングモードで、はじめにティーチングを行ない、次いで自動モードに切換えて必要な回数だけ実行仕分けパターンで実行することにより、製品仕分けを容易かつ短時間の間に行なうことができる。
【0058】
なお、この発明は、前述した実施例に限定されることなく、適宜の変更を行なうことによって、その他の態様で実施し得るものである。
【0059】
【発明の効果】
以上のごとき実施例の説明より理解されるように、本発明においては、パレット棚23を備えた棚フレーム5に、パレット棚23に対してパレットを出入れ自在なトラバーサ35を備えたエレベータ装置33が上下動自在に設けてあり、このエレベータ装置33に製品仕分け装置43が設けてある。そして、上記製品仕分け装置43には、X軸方向,Y軸方向へ移動自在かつ互に直角に交差したX方向可動部材53,Y方向可動部材57の交差部において、前記X方向可動部材53及びY方向可動部材57にスライダ59が移動自在に支持されているから、すなわちスライダ59はX,Y方向に交差したX方向可動部材53、Y方向可動部材57の2部材によって支持されているから、スライダ59に備えたワーク把持装置63によって製品を持上げる場合、比較的大重量の製品を持上げることができるものである。また、スライダ59のX,Y方向への移動は、モータM1によって水平に揺動される第1リンク65の先端部を、スライダ59に装着したモータM2によって水平に揺動される第2リンク67の先端部を、ヒンジピン69を介して枢支連結した構成によって行われるものであるから、スライダ59をX,Y方向へ高速移動することができ、能率向上を図ることができる。また、前記構成により、前記スライダ59をX方向へ移動するときの負荷とY方向へ移動するときの負荷とをほぼ等しくすることができ、全体的構成としての軽量化を図ることができるものである。さらに、本発明によれば、手動操作装置71によって一方のパレット上から他方のパレット上へ製品を移送して仕分け動作を行った仕分けパターンを記憶する仕分けパターン・メモリ及びこの仕分けパターン・メモリの記憶に基いて製品を自動的に仕分ける実行仕分け加工プログラム・メモリを備えた制御装置が設けてあって、次回からの動作が自動的に行われ得るものであり、能率向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の主要部を示し、図6におけるI矢視部の拡大斜視図である。
【図2】図1における平面図である。
【図3】図6におけるIII 矢視図である。
【図4】手動操作装置の構成を示す拡大正面図である。
【図5】スライダを隅に待機させた図2の動作説明図である。
【図6】この発明を実施した一実施例のレーザ加工機の脇にパレット収納装置を配置した側面図である。
【図7】製品仕分け装置を制御せしめる制御装置の構成ブロック図である。
【図8】第1演算処理装置で最短距離を演算処理するための説明図である。
【図9】第2演算処理装置でショートカットするための説明図である。
【図10】ティーチングモードで解放ポイントを修正するための説明図である。
【図11】製品仕分け装置で製品を仕分ける動作のフローチャートである。
【符号の説明】
1 レーザ加工機(熱切断加工機)
9 加工テーブル
15 レーザ加工ヘッド
23 パレット棚
33 エレベータ装置
35 トラバーサ
39 テーブル
41 キャリッジ
43 製品仕分け集積装置
45 支持ブロック
47A,47B X軸ガイド部材
49A,49B Y軸ガイド部材
51A,51B X軸可動ブロック
53 X方向可動部材
55A,55B Y軸可動ブロック
57 Y方向可動部材
59 スイライダ
61 吸着パッド
63 ワーク把持装置
71 手動操作装置
73 操作レバー
75 操作グリップ
77 スイッチ
79 引き金
85 制御装置
99 スイッチ
101 手動操作用仕分けパターン・メモリ
103 実行仕分け加工プログラム
105 第1演算処理装置
107 第2演算処理装置
P パレット

Claims (2)

  1. パレットを収納自在なパレット棚(23)を複数段備えた構成の棚フレーム(5)に、前記パレット棚(23)に対してパレットを出し入れ自在なトラバーサ(35)を移動自在に備えたエレベータ装置(33)を上下動自在に設け、このエレベータ装置(33)におけるテーブル(39)上に設けた製品仕分け装置(43)は、Y軸方向に長く設けた一対のX軸ガイド部材(47A,47B)に両端部を移動自在に支持されたX軸方向に長いX方向可動部材(53)に、スライダ(59)をX軸方向へ移動自在に支持して設け、X軸方向に長く設けた一対のY軸ガイド部材(49A,49B)に両端部を移動自在に支持されたY軸方向に長いY方向可動部材(57)を前記X方向可動部材(53)に交差して設け、この交差部において前記Y方向可動部材(57)に、前記スライダ(59)をY軸方向へ移動自在に設けると共に、前記スライダ(59)にワーク把持装置(63)を上下動自在に設け、前記スライダ(59)をX軸方向及びY軸方向へ移動するために、前記テーブル(39)に設けた第1のサーボモータ(M1)によって水平に揺動される第1リンク(65)の先端部と、前記スライダ(59)に装着した第2のサーボモータ(M2)によって水平に揺動される第2リンク(67)の先端部とを、ヒンジピン(69)を介して枢支連結して設け、前記第1、第2のサーボモータ(M1,M2)及び前記ワーク把持装置(63)を上下動するための第3のサーボモータ(M3)を操作するための手動操作装置(71)を備え、前記手動操作装置(71)の操作により前記ワーク把持装置(63)をX,Y方向へ移動すると共に上下動して前記テーブル(39)上の一方のパレット上から他方のパレット上へ製品を移送した仕分けパターンを記憶する仕分けパターン・メモリ及び前記仕分けパターンに基づいて製品を自動的に仕分ける実行仕分け加工プログラムを記憶する実行仕分け加工プログラム・メモリを備えた制御装置を設けてなることを特徴とする製品仕分け装置。
  2. 請求項1に記載の製品仕分け装置において、前記一対のY軸ガイド部材(49A,49B)において一方のY軸ガイド部材は、前記一対のX軸ガイド部材(47A,47B)及び他方のY軸ガイド部材よりも低い位置に設けてあることを特徴とする製品仕分け装置。
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