JP3830776B2 - 検出スイッチ - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、検出スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、工場の生産ライン等で移動する物体の有無を検出するために、光電スイッチ、近接スイッチ、超音波スイッチ等の検出スイッチが用いられている。例えば、光電スイッチは、物体の搬送経路に光を投射し、その光の反射光または透過光を検出することにより、物体の有無を判定するものである。
【0003】
透過型の光電スイッチでは、投光部から投射された光が物体検出領域を通過する物体に遮られることにより受光部の受光量が変化する。この変化から物体の存在を判定するようにされ、この場合、受光部での受光量(検出量)が予め設定した受光量(しきい値)以下のときに被検出物体が存在すると判定するようにされている。一方、反射型の光電スイッチでは、投光部から投射された光が物体検出領域を通過する物体により反射されることにより受光部の受光量が変化する。この変化から被検出物体の存在を判定するもので、この場合、受光部での反射光による受光量(検出量)が予め設定した受光量(しきい値)を越えたときに被検出物体が存在すると判定するようにされている。
【0004】
ところで、このような光電スイッチは、光軸のずれ、投光面や受光面の汚れ、投光部の発光素子の特性の劣化等により検出量が低下する場合がある。このような場合には、光電スイッチの感度が低下するので、しきい値を検出量の低下に応じて再設定し、感度を高め、検出量が低下しても安定して被検出物体が検出できるようにする必要がある。
【0005】
しかし、しきい値の設定は、被検出物体の有無の状態を設定し、被検出物体の有無の状態で得られた検出量データに基づいて行われ、手間のかかる作業となっている。そこで、しきい値の設定を自動的に行う自動しきい値設定方式の光電スイッチが開発されている。この自動しきい値設定方式によるしきい値の設定は、その設定時に制御信号を入力することにより開始され、検出量をサンプリングして得られたデータ群から、例えば最大値、最小値(結果的には被検出物体の有無時の検出量となる。)の中間値をマイクロコンピュータで演算させて求め、求めた中間値をしきい値として自動的に設定するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような自動しきい値設定方式の光電スイッチでは、しきい値の設定作業は簡単であり、また比較的適切なしきい値を求めることができるが、自動的に設定しているため、設定されたしきい値や運転時の検出量を作業者は知ることができず、測定環境に応じて微調整をする必要がある場合、例えば埃や汚れに対して強くしたい場合にこれを行うことができないという問題があった。また、このような問題は光電スイッチに限らず、近接スイッチ、超音波スイッチ等の検出スイッチにおいても有する問題である。
【0007】
本発明は、このような問題に鑑みなされたもので、自動しきい値設定方式の検出スイッチにおいて、しきい値および検出量を数値表示するとともに、測定環境に応じてしきい値の微調整を図ることのできる検出スイッチを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、被検出物体の検出量に応じて出力する検出手段と、被検出物体の有無に基づき前記検出手段により得られる検出量を演算して複数のしきい値を求める演算手段と、前記演算手段で求めた複数のしきい値をそれぞれ設定する設定手段と、前記設定手段に設定されたしきい値のうちのひとつに切り換え選択するチャンネル選択手段と、前記チャンネル選択手段によって選択したしきい値と前記検出手段によって得られた検出量とを比較し、その比較の結果を出力する比較手段と、前記チャンネル選択手段によって選択した前記しきい値と前記検出手段の検出量との比である相対値を算出する相対値算出手段と、前記チャンネル選択手段によって選択した前記しきい値と前記検出手段によって得られた検出量および前記算出手段によって算出された前記相対値を数値として切り換え表示する表示手段と、前記表示手段の表示を検出量、前記しきい値および前記相対値のいずれか一つに切り替える表示モード切り替えスイッチと、前記表示モード切り替えスイッチにより切り替え表示した前記表示手段の前記しきい値を調整してそのしきい値に対応する前記設定手段のしきい値を再設定するしきい値調整手段を設けてなることを主な特徴とする。
【0010】
本発明では、しきい値設定時、演算手段は検出手段により得られる検出量を収集し、得られた検出量のデータ群から、例えば最大値、最小値を求め、求めた最大値、最小値の中間値をしきい値として自動的に設定する。この場合、例えば検出手段と被検出物体との距離などの違いによる検出量に対し、それぞれのしきい値を設定する。このようにして求めた各しきい値について検出手段が配置されている環境に適合しているか否かを表示手段の表示により確認し、検出量としきい値が接近している場合などにそのしきい値の微調整を行い、被検出物体をより確実に検出するようにしきい値を再設定する。表示手段の表示は、選択したしきい値について、そのしきい値、検出量および相対値を切り換えて個別に数値表示し、微調整はしきい値表示の際、そのしきい値について行なう。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態における光電スイッチ親機の構成を示すブロック図である。また、図2は図1の光電スイッチ親機に連接される光電スイッチ子機の構成を示すブロック図である。
【0012】
図1の光電スイッチ親機100は、ゲ−トアレイからなる処理部1およびCPU(中央演算処理装置)からなる制御部2を備える。処理部1は、タイミング制御部3、比較部4、出力部5、しきい値演算処理部6、検出量データ用レジスタ7、第1のしきい値設定用レジスタ8、第2のしきい値設定用レジスタ9および送受信レジスタ10を有する。
【0013】
処理部1には、駆動回路11、発光素子12、受光素子13、増幅器14およびA/D変換器(アナログ・デジタル変換器)15が接続されている。発光素子12および受光素子13には光ファイバを通してセンサヘッド部(図示せず)が接続されている。
【0014】
タイミング制御部3は、駆動回路11を介して発光素子12の投光タイミングを制御する。駆動回路11が発光素子12を駆動すると、発光素子12から光ファイバ(図示せず)を介して光が検知領域に投射される。センサヘッド部が透過型の場合には、検知領域に物体が存在しないときに、発光素子12から投射された光が受光素子13で受光される。一方、センサヘッド部が反射型の場合には、検知領域に物体が存在するときに、物体からの反射光が受光素子13で受光される。
【0015】
受光素子13は、検知領域にある物体の状態(検知領域内の一部あるいは全部に物体があるなど)に応じた検出量信号を出力し、その出力信号は増幅器14により増幅された後、A/D変換器15に与えられる。A/D変換器15は、増幅器14の出力信号をデジタル信号に変換して処理部1に与える。処理部1に与えられた検出量はレジスタ7に格納される。
【0016】
しきい値演算処理部6は、しきい値設定指令時に、例えば検出量の最大値および最小値に基づいてその最大値と最小値との間にしきい値を求める演算を行い、しきい値を自動的に算出する。この実施形態の光電スイッチ親機100では、例えば検出手段と被検出物体との距離や被検出物体の色などの違いによる2つの検出量に対して、それぞれについてしきい値演算処理を行い、これにより得られた2つのしきい値がそれぞれ第1のしきい値設定用レジスタ8および第2のしきい値設定用レジスタ9に設定される。送受信レジスタ10には、制御部2および図2の光電スイッチ子機200に対して送受信する送受信デ−タが一時的に格納される。
【0017】
比較部4は、検出量と第1のしきい値との比較および検出量と第2のしきい値との比較を時分割で行い、それらの比較結果を出力部5を介して出力端子26A、26Bにそれぞれ第1の検出信号DET1および第2の検出信号DET2として出力する。この光電スイッチ親機100は、第1のしきい値および第2のしきい値にそれぞれ対応する2つのチャンネル“A”,“B”を有する。また、この光電スイッチ親機100に順次接続される光電スイッチ子機には順次チャンネル“1”,“2”,…が与えられる。
【0018】
また、処理部1には、チャンネル“A”,“B”における検出結果およびしきい値設定状態を表示するLED部16および図2の光電スイッチ子機200を接続するためのコネクタ17が接続されている。
【0019】
一方、制御部2には、しきい値設定スイッチ18、アップスイッチ19、ダウンスイッチ20およびモ−ドスイッチ21が接続されている。しきい値設定スイッチ18は、処理部1のしきい値演算処理部6にしきい値設定指令を指令するために用いられる。また、アップスイッチ19およびダウンスイッチ20は、しきい値演算処理部6により求めたしきい値、つまりしきい値設定用レジスタ8および第2のしきい値設定用レジスタ9に設定されたしきい値を微調整するために用いられる。モ−ドスイッチ21は、主として後述する表示モ−ドを切り換えるために用いられる。
【0020】
また、制御部2には、光電スイッチ親機100の第1および第2のしきい値およびチャンネルを記憶するEEPROM(電気的に消去および書き込み可能なリ−ドオンリメモリ)22が接続されている。さらに、この制御部2には当該光電スイッチ親機100の検出量、第1のしきい値および第2のしきい値ならびに光電スイッチ子機の検出量およびしきい値をデジタル的に数値表示するためのLCD部(液晶表示部)23が接続されている。このLCD部23には、赤のバックライト24および緑のバックライト25が設けられている。
【0021】
この実施形態では、タイミング制御部3、駆動回路11、発光素子12、受光素子13、増幅器14、A/D変換器15が検出手段を構成し、比較部4および出力部5が比較手段を構成する。また、しきい値演算処理部6およびしきい値設定スイッチ18が演算手段を構成し、しきい値設定用レジスタ8(親機100では、しきい値設定用レジスタ9を含む)がしきい値設定手段を構成する。
【0022】
さらに制御部2およびLCD部23が表示手段を構成し、アップスイッチ19、ダウンスイッチ20および制御部2が調整手段を構成する。またさらに、制御部2およびLCD部23が検出スイッチ用表示装置を構成し、アップスイッチ19、ダウンスイッチ20および制御部2が検出スイッチ用設定装置を構成する。送受信レジスタ10は送受信手段を構成する。
【0023】
図2の光電スイッチ子機200は、ゲ−トアレイからなる処理部1aを備える。処理部1aは、タイミング制御部3、比較部4a、出力部5、しきい値演算処理部6および検出量デ−タ用レジスタ7、しきい値設定用レジスタ8および送受信レジスタ10を有する。
【0024】
処理部1aには、図1の光電スイッチ親機100同様に、駆動回路11、発光素子12、受光素子13、増幅器14およびA/D変換器15が接続されている。A/D変換器15により得られた検出量はレジスタ7に格納される。
【0025】
この光電スイッチ子機200においては、1つのしきい値が設定される。しきい値設定スイッチ18の操作に応答してしきい値設定処理を行い、自動的にしきい値を設定する。しきい値演算処理部6により得られたしきい値はしきい値としてレジスタ8に設定される。送受信レジスタ10には、図1の光電スイッチ親機100に対して送受信する送受信デ−タが一時的に格納される。比較部4aは、検出量をしきい値と比較し、その比較結果を出力部5を介して出力端子26に検出信号DETとして出力する。
【0026】
処理部1aには光電スイッチ親機100または他の光電スイッチ子機を接続するための2つのコネクタ17A,17Bが接続されている。ここでは、コネクタ17Aに図1の光電スイッチ親機100が接続され、コネクタ17Bに他の光電スイッチ子機が接続されるものとする。また、処理部1aには、当該光電スイッチ子機200のしきい値を記憶するEEPROM22が接続されている。
【0027】
図3は図1の光電スイッチ親機100の表示パネルを示す図である。図3において、LED部16は、チャンネル“A”の検出状態を表示する動作表示用LED16A、チャンネル“B”の検出状態を表示する動作表示用LED16B、およびしきい値設定状態を表示するしきい値設定表示用LED16Cを有する。
【0028】
動作表示用LED16Aは、チャンネル“A”における検出信号がオン状態になると赤く点灯する。動作表示用LED16Bは、チャンネル“B”における検出信号がオン状態になると赤く点灯する。しきい値設定表示用LED16Cは、しきい値設定処理中に黄色に点灯する。検出信号DET1,DET2が入光時にオンするか遮光時にオンするかは、図示しない切り換えスイッチにより切り換えることができる。
【0029】
しきい値設定スイッチ18を押すと、図1のしきい値演算処理部6によりしきい値が求められ、レジスタ8に自動的に設定される。アップスイッチ19およびダウンスイッチ20は、しきい値演算処理部6により求めたしきい値を微調整するために用いられる。LCD部23は、表示チャンネルを示すチャンネル部23aおよび表示チャンネルの検出量、しきい値および相対値を示すデ−タ表示部23bを有する。ここで、相対値とは、検出量としきい値との比であり、しきい値に対する検出量の余裕度を表す。
【0030】
モ−ドスイッチ21を所定時間(例えば3秒)以上押すと、デ−タ表示部23bに表示されるデ−タが検出量と相対値との間で切り替わる。また、モ−ドスイッチ21を所定時間(例えば3秒)未満押すと、デ−タ表示部23bに表示されるデータが検出量としきい値との間または相対値としきい値との間で切り替わる。このように、、モ−ドスイッチ21を操作することにより表示モ−ドが切り替わる。また、モ−ドスイッチ21とアップスイッチ19またはダウンスイッチ20を押すと、チャンネル部23aの表示チャンネルが切り替わる。
【0031】
電源投入時には、図1のEEPROM22の記憶内容に基づいて前回の電源オフ時に表示されていたチャンネルが表示チャンネルとしてチャンネル部23aに表示され、そのチャンネルにおける検出量または相対値がデ−タ表示部23bに表示される。
【0032】
このLCD部23は、表示チャンネルにおける検出信号がオンのときに、図1のバックライト24が点灯することにより赤の表示を行い、表示チャンネルにおける検出信号がオフのときに、図1のバックライト25が点灯することにより緑の表示を行う。
【0033】
図4は図1の光電スイッチ親機100の制御部2における表示更新処理を示すフロ−チャ−トである。制御部2は、処理部1との間で検出量およびしきい値の送受信を行うことによりLCD部23における表示の更新を行う。
【0034】
まず、制御部2は、検出量の読み出し回数Nを0に設定する(ステップS1)。そして、スイッチ入力があるか否かを判定する。(ステップS2)。しきい値設定スイッチ18によりしきい値の微調整が指令されると(ステップS3)、後述するしきい値の読み出し処理を行い(ステップS4)、読み出されたしきい値にアップスイッチ19またはダウンスイッチ20による入力値を加算する(ステップS5)。そして、その加算結果を新たなしきい値として後述するしきい値の書き込み処理を行い(ステップS6)、ステップS15に進む。
【0035】
モ−ドスイッチ21により表示モ−ドの変更が指令されると(ステップS7)、表示モ−ドを変更する。(ステップS8)。そして、検出量の読み出し処理を行い(ステップS9)、ステップS15に進む。
【0036】
また、モ−ドスイッチ21およびアップスイッチ19またはダウンスイッチ20によりチャンネルの変更が指令されると(ステップS10)、チャンネルを変更し(ステップS11)、検出量の読み出し回数Nを0に再設定する(ステップS12)。そして、検出量の読み出し処理を行い(ステップS13)、ステップS15に進む。
【0037】
なお、ステップS2において、スイッチ入力がない場合には、検出量の読み出し処理を行い(ステップS14)、ステップS15に進む。ステップS15においては、検出量の読み出し回数Nを1増加する。検出量の読み出し回数Nが所定回数(たとえば8回)になるまでステップS2〜ステップS15の処理を繰り返す。これにより、所定回数(例えば8回)の検出量の読み出し処理が所定の周期で行われる。また、チャンネルを変更した場合には、チャンネルの変更後から所定回数(例えば8回)の検出量の読み出し処理が所定の周期で行われる。
【0038】
検出量の読み出し回数Nが所定回数(例えば8回)になると、後述するしきい値の読み出し処理を行い(ステップS17)、所定回数(例えば8回)分の検出量の平均値を求め、その平均値としきい値の比を求めることにより相対値を算出する。(ステップS18)。そして、現在の表示モ−ドで現在のチャンネルの検出量、しきい値および相対値の表示を更新する(ステップS19)。
【0039】
次に、図5、図6および図7を参照しながら検出量の読み出し処理ならびにしきい値の読み出し処理および書き込み処理を説明する。図5は読み出し処理時および書き込み処理時に制御部2から処理部1に与えられるアドレスのフォ−マットを示す図である。
【0040】
図5に示すように、アドレスは、読み出し/書き込みビットRW、検出量/しきい値ビットRTおよびチャンネルCHを含む。読み出し/書き込みビットRWは、読み出し処理を行うか書き込み処理を行うかを示しており、“0”のときに読み出し処理を示し、“1”のときに書き込み処理を示す。検出量/しきい値ビットRTは、処理するデ−タが検出量であるかしきい値であるかを示しており“0”のときに検出量を示し、“1”のときにしきい値を示す。また、チャンネルCHは表示または微調整するチャンネルを示している。
【0041】
図6は制御部2によるアドレス設定処理を示すフロ−チャ−トである。まず、制御部2は、処理すべきデ−タが検出量であるかしきい値であるかを判定する(ステップS21)。検出量を処理する場合には、検出量/しきい値ビットRTを“0”に設定する(ステップS22)。そして、読み出し/書き込みビットRWを“0”に設定する(ステップS23)。
【0042】
処理すべきデ−タがしきい値の場合には、検出量/しきい値ビットRTを“1”に設定し(ステップS24)、アップスイッチ19またはダウンスイッチ20が押されているか否かに基づいて読み出し処理を行うべきか書き込み処理を行うべきかを判定する(ステップS25)。読み出し処理を行う場合には、読み出し/書き込みビットRWを“0”に設定し(ステップS26)、書き込み処理を行う場合には、読み出し/書き込みビットRWを“1”に設定する(ステップS27)。
【0043】
その後、モ−ドスイッチ21およびアップスイッチ19またはダウンスイッチ20により設定されているチャンネルに基づいて、チャンネルCHを設定する(ステップS28)。そして、設定された読み出し/書き込みビットRW、検出量/しきい値ビットRTおよびチャンネルCHを含むアドレスを設定する(ステップS29)。
【0044】
図7は処理部1および制御部2により行われる読み出し処理および書き込み処理を示すフロ−チャ−トである。まず、制御部2において、図6に示したアドレス設定処理を行う(ステップS31)。そして、設定されたアドレスを制御部2から処理部1に送信する(ステップS32)。
【0045】
処理部1は、受信したアドレスの読み出し/書き込みビットRWに基づいて読み出し処理を行うべきかを判定する(ステップS33)。読み出し処理を行う場合には、アドレスのチャンネルCHに基づいて当該光電スイッチ親機(自機)100における読み出し処理を行うべきか光電スイッチ子機200における読み出し処理を行うべきかを判定する(ステップS34)。すなわち、チャンネルCHが“A”または“B”に設定されている場合には、当該光電スイッチ親機100における読み出し処理となり、チャンネルCHが“1”以降の番号に設定されている場合には光電スイッチ子機200における読み出し処理となる。
【0046】
当該光電スイッチ親機(自機)100における読み出し処理を行う場合には、処理部1は、検出量/しきい値ビットRTに基づいてレジスタ7に格納されている検出量、レジスタ8に設定されている第1のしきい値またはレジスタ9に設定されている第2のしきい値を読み出しデ−タとして送受信レジスタ10に設定する(ステップS35)。そして、処理部1から制御部2に送受信レジスタ10の読み出しデ−タを送信する(ステップS36)。制御部2は、その読み出しデ−タをLCD部23のデ−タ表示部23bに表示する。
【0047】
一方、光電スイッチ子機200における読み出し処理を行う場合には、処理部1は、アドレスのチャンネルCHに基づいて該当する光電スイッチ子機200にアドレスを送信する(ステップS37)。この場合、アドレスを受信した子機は、そのアドレスの読み出し/書き込みビットRWに基づいて読み出し処理を行うべきであると判定し、かつ検出量/しきい値ビットRTに基づいて検出量を処理すべきかしきい値を処理すべきかを判定し、検出量またはしきい値を読み出しデ−タとしてコネクタ17Aを介して光電スイッチ親機100に送信する。
【0048】
光電スイッチ親機100の処理部1は、光電スイッチ子機200からの読み出しデ−タを送受信レジスタ10に受信すると(ステップS38)、制御部2にその読み出しデ−タを送信する(ステップS39)。制御部2は、受信した読み出しデ−タをLCD部23のデ−タ表示部23bに表示する。
【0049】
ステップS33において,書き込み処理を行う場合には、アドレスのチャンネルCHに基づいて当該光電スイッチ親機(自機)100における書き込み処理を行うべきかを光電スイッチ子機200における書き込み処理を行うべきかを判定する(ステップS40)。当該光電スイッチ親機(自機)100における書き込み処理を行う場合には、制御部2から処理部1に書き込みデ−タを送信する(ステップS41)。ここで、書き込みデ−タは、前回の読み出し処理により読みだされたしきい値にアップスイッチ19またはダウンスイッチ20による入力値を加算した値である。処理部1は、受信した書き込みデ−タを新たなしきい値としてアドレスのチャンネルCHに応じてレジスタ8または9に設定する。
【0050】
一方、光電スイッチ子機200における書き込み処理を行う場合には、処理部1は、アドレスのチャンネルCHに基づいて該当する光電スイッチ子機200にアドレスを送信する(ステップS43)。その後、制御部2から処理部1に書き込みデ−タを送信する(ステップS44)。ここで書き込みデ−タは、前回の読み出し処理により読み出されたしきい値にアップスイッチ19またはダウンスイッチ20による入力値を加算した値である。
【0051】
処理部1は、受信した書き込みデ−タをコネクタ17を介して光電スイッチ子機200に送信する(ステップS45)。書き込みデ−タを受信した光電スイッチ子機200は、アドレスの読み出し/書き込みビットRWおよび検出量/しきい値ビットRTに基づいて受信した書き込みデ−タを新たなしきい値と判定してレジスタ8に設定する。
【0052】
このようにして、図3に示すモ−ドスイッチ21およびアップスイッチ19またはダウンスイッチ20を操作することにより、チャンネル部23aのチャンネルが切り替わり、モ−ドスイチ21を操作することによりデ−タ表示部23bに表示されるデ−タが検出量、しきい値および相対値の間で切り替わる。
【0053】
それにより、作業者は、光電スイッチ親機100の検出量、第1および第2のしきい値ならびに光電スイッチ子機200の検出量、しきい値および相対値を正確に知ることができる。
【0054】
また、アップスイッチ19またはダウンスイッチ20を操作することによりチャンネル部23aに表示されたチャンネルにおけるしきい値が微調整されるとともに、新たなしきい値デ−タがデ−タ表示部23bに表示される。したがって作業者は、デ−タ表示部23bの表示を見ながら光電スイッチ親機100および光電スイッチ子機200に設定されたしきい値を微調整することができる。
【0055】
なお、上記実施形態では、親機と子機とを組み合わせた場合の検出スイッチ装置について説明しているが、親機単独で使用しても良いことは言うまでもない。、また制御部2、制御部に入力するスイッチ19、20、21およびLCD表示部23、EEPROM22、バックライト24、25を単体のユニットとして構成し、子機に設けるようにしてもよい。
【0056】
さらに、上記実施形態では、本発明を光電スイッチおよび光電スイッチシステムに適用した場合を説明したが、本発明は、近接スイッチ、超音波スイッチ等の他の検出スイッチおよび他の検出スイッチシステムにも同様にして適用することができる。
【0057】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、演算手段で求めたしきい値、現時点で検出手段により得られた検出量および相対値を切り換えてそれぞれ数値表示するので、検出量と演算手段で求めたしきい値との関係を知ることができ、演算手段で求めたしきい値の的確性が判断できるとともに、しきい値の微調整を図ることができるので、より測定環境に応じたしきい値を設定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における光電スイッチ親機の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す光電スイッチ親機に連接される光電スイッチ子機の構成を示すブロック図である。
【図3】図1の光電スイッチ親機の表示パネルをしめす図である。
【図4】図1の光電スイッチ親機における表示更新処理を示すフロ−チャ−トである。
【図5】読み出し処理および書き込み処理に用いられるアドレスのフォ−マットを示す図である。
【図6】図1の光電スイッチ親機の制御部によるアドレス設定処理を示すフロ−チャ−トである。
【図7】図1の光電スイッチ親機における読み出し処理および書き込み処理を示すフロ−チャ−トである。
【符号の説明】
1、1a 処理部
2 制御部
4、4a 比較部
6 しきい値演算処理部
7 受光量データ用レジスタ
8、9 しきい値設定用レジスタ
10 送受信レジスタ
12 発光素子
13 受光素子
16 LED部
17,17A,17B コネクタ
18 しきい値設定スイッチ
19 アップスイッチ
20 ダウンスイッチ
21 モ−ドスイッチ
【発明の属する技術分野】
本発明は、検出スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、工場の生産ライン等で移動する物体の有無を検出するために、光電スイッチ、近接スイッチ、超音波スイッチ等の検出スイッチが用いられている。例えば、光電スイッチは、物体の搬送経路に光を投射し、その光の反射光または透過光を検出することにより、物体の有無を判定するものである。
【0003】
透過型の光電スイッチでは、投光部から投射された光が物体検出領域を通過する物体に遮られることにより受光部の受光量が変化する。この変化から物体の存在を判定するようにされ、この場合、受光部での受光量(検出量)が予め設定した受光量(しきい値)以下のときに被検出物体が存在すると判定するようにされている。一方、反射型の光電スイッチでは、投光部から投射された光が物体検出領域を通過する物体により反射されることにより受光部の受光量が変化する。この変化から被検出物体の存在を判定するもので、この場合、受光部での反射光による受光量(検出量)が予め設定した受光量(しきい値)を越えたときに被検出物体が存在すると判定するようにされている。
【0004】
ところで、このような光電スイッチは、光軸のずれ、投光面や受光面の汚れ、投光部の発光素子の特性の劣化等により検出量が低下する場合がある。このような場合には、光電スイッチの感度が低下するので、しきい値を検出量の低下に応じて再設定し、感度を高め、検出量が低下しても安定して被検出物体が検出できるようにする必要がある。
【0005】
しかし、しきい値の設定は、被検出物体の有無の状態を設定し、被検出物体の有無の状態で得られた検出量データに基づいて行われ、手間のかかる作業となっている。そこで、しきい値の設定を自動的に行う自動しきい値設定方式の光電スイッチが開発されている。この自動しきい値設定方式によるしきい値の設定は、その設定時に制御信号を入力することにより開始され、検出量をサンプリングして得られたデータ群から、例えば最大値、最小値(結果的には被検出物体の有無時の検出量となる。)の中間値をマイクロコンピュータで演算させて求め、求めた中間値をしきい値として自動的に設定するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような自動しきい値設定方式の光電スイッチでは、しきい値の設定作業は簡単であり、また比較的適切なしきい値を求めることができるが、自動的に設定しているため、設定されたしきい値や運転時の検出量を作業者は知ることができず、測定環境に応じて微調整をする必要がある場合、例えば埃や汚れに対して強くしたい場合にこれを行うことができないという問題があった。また、このような問題は光電スイッチに限らず、近接スイッチ、超音波スイッチ等の検出スイッチにおいても有する問題である。
【0007】
本発明は、このような問題に鑑みなされたもので、自動しきい値設定方式の検出スイッチにおいて、しきい値および検出量を数値表示するとともに、測定環境に応じてしきい値の微調整を図ることのできる検出スイッチを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、被検出物体の検出量に応じて出力する検出手段と、被検出物体の有無に基づき前記検出手段により得られる検出量を演算して複数のしきい値を求める演算手段と、前記演算手段で求めた複数のしきい値をそれぞれ設定する設定手段と、前記設定手段に設定されたしきい値のうちのひとつに切り換え選択するチャンネル選択手段と、前記チャンネル選択手段によって選択したしきい値と前記検出手段によって得られた検出量とを比較し、その比較の結果を出力する比較手段と、前記チャンネル選択手段によって選択した前記しきい値と前記検出手段の検出量との比である相対値を算出する相対値算出手段と、前記チャンネル選択手段によって選択した前記しきい値と前記検出手段によって得られた検出量および前記算出手段によって算出された前記相対値を数値として切り換え表示する表示手段と、前記表示手段の表示を検出量、前記しきい値および前記相対値のいずれか一つに切り替える表示モード切り替えスイッチと、前記表示モード切り替えスイッチにより切り替え表示した前記表示手段の前記しきい値を調整してそのしきい値に対応する前記設定手段のしきい値を再設定するしきい値調整手段を設けてなることを主な特徴とする。
【0010】
本発明では、しきい値設定時、演算手段は検出手段により得られる検出量を収集し、得られた検出量のデータ群から、例えば最大値、最小値を求め、求めた最大値、最小値の中間値をしきい値として自動的に設定する。この場合、例えば検出手段と被検出物体との距離などの違いによる検出量に対し、それぞれのしきい値を設定する。このようにして求めた各しきい値について検出手段が配置されている環境に適合しているか否かを表示手段の表示により確認し、検出量としきい値が接近している場合などにそのしきい値の微調整を行い、被検出物体をより確実に検出するようにしきい値を再設定する。表示手段の表示は、選択したしきい値について、そのしきい値、検出量および相対値を切り換えて個別に数値表示し、微調整はしきい値表示の際、そのしきい値について行なう。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態における光電スイッチ親機の構成を示すブロック図である。また、図2は図1の光電スイッチ親機に連接される光電スイッチ子機の構成を示すブロック図である。
【0012】
図1の光電スイッチ親機100は、ゲ−トアレイからなる処理部1およびCPU(中央演算処理装置)からなる制御部2を備える。処理部1は、タイミング制御部3、比較部4、出力部5、しきい値演算処理部6、検出量データ用レジスタ7、第1のしきい値設定用レジスタ8、第2のしきい値設定用レジスタ9および送受信レジスタ10を有する。
【0013】
処理部1には、駆動回路11、発光素子12、受光素子13、増幅器14およびA/D変換器(アナログ・デジタル変換器)15が接続されている。発光素子12および受光素子13には光ファイバを通してセンサヘッド部(図示せず)が接続されている。
【0014】
タイミング制御部3は、駆動回路11を介して発光素子12の投光タイミングを制御する。駆動回路11が発光素子12を駆動すると、発光素子12から光ファイバ(図示せず)を介して光が検知領域に投射される。センサヘッド部が透過型の場合には、検知領域に物体が存在しないときに、発光素子12から投射された光が受光素子13で受光される。一方、センサヘッド部が反射型の場合には、検知領域に物体が存在するときに、物体からの反射光が受光素子13で受光される。
【0015】
受光素子13は、検知領域にある物体の状態(検知領域内の一部あるいは全部に物体があるなど)に応じた検出量信号を出力し、その出力信号は増幅器14により増幅された後、A/D変換器15に与えられる。A/D変換器15は、増幅器14の出力信号をデジタル信号に変換して処理部1に与える。処理部1に与えられた検出量はレジスタ7に格納される。
【0016】
しきい値演算処理部6は、しきい値設定指令時に、例えば検出量の最大値および最小値に基づいてその最大値と最小値との間にしきい値を求める演算を行い、しきい値を自動的に算出する。この実施形態の光電スイッチ親機100では、例えば検出手段と被検出物体との距離や被検出物体の色などの違いによる2つの検出量に対して、それぞれについてしきい値演算処理を行い、これにより得られた2つのしきい値がそれぞれ第1のしきい値設定用レジスタ8および第2のしきい値設定用レジスタ9に設定される。送受信レジスタ10には、制御部2および図2の光電スイッチ子機200に対して送受信する送受信デ−タが一時的に格納される。
【0017】
比較部4は、検出量と第1のしきい値との比較および検出量と第2のしきい値との比較を時分割で行い、それらの比較結果を出力部5を介して出力端子26A、26Bにそれぞれ第1の検出信号DET1および第2の検出信号DET2として出力する。この光電スイッチ親機100は、第1のしきい値および第2のしきい値にそれぞれ対応する2つのチャンネル“A”,“B”を有する。また、この光電スイッチ親機100に順次接続される光電スイッチ子機には順次チャンネル“1”,“2”,…が与えられる。
【0018】
また、処理部1には、チャンネル“A”,“B”における検出結果およびしきい値設定状態を表示するLED部16および図2の光電スイッチ子機200を接続するためのコネクタ17が接続されている。
【0019】
一方、制御部2には、しきい値設定スイッチ18、アップスイッチ19、ダウンスイッチ20およびモ−ドスイッチ21が接続されている。しきい値設定スイッチ18は、処理部1のしきい値演算処理部6にしきい値設定指令を指令するために用いられる。また、アップスイッチ19およびダウンスイッチ20は、しきい値演算処理部6により求めたしきい値、つまりしきい値設定用レジスタ8および第2のしきい値設定用レジスタ9に設定されたしきい値を微調整するために用いられる。モ−ドスイッチ21は、主として後述する表示モ−ドを切り換えるために用いられる。
【0020】
また、制御部2には、光電スイッチ親機100の第1および第2のしきい値およびチャンネルを記憶するEEPROM(電気的に消去および書き込み可能なリ−ドオンリメモリ)22が接続されている。さらに、この制御部2には当該光電スイッチ親機100の検出量、第1のしきい値および第2のしきい値ならびに光電スイッチ子機の検出量およびしきい値をデジタル的に数値表示するためのLCD部(液晶表示部)23が接続されている。このLCD部23には、赤のバックライト24および緑のバックライト25が設けられている。
【0021】
この実施形態では、タイミング制御部3、駆動回路11、発光素子12、受光素子13、増幅器14、A/D変換器15が検出手段を構成し、比較部4および出力部5が比較手段を構成する。また、しきい値演算処理部6およびしきい値設定スイッチ18が演算手段を構成し、しきい値設定用レジスタ8(親機100では、しきい値設定用レジスタ9を含む)がしきい値設定手段を構成する。
【0022】
さらに制御部2およびLCD部23が表示手段を構成し、アップスイッチ19、ダウンスイッチ20および制御部2が調整手段を構成する。またさらに、制御部2およびLCD部23が検出スイッチ用表示装置を構成し、アップスイッチ19、ダウンスイッチ20および制御部2が検出スイッチ用設定装置を構成する。送受信レジスタ10は送受信手段を構成する。
【0023】
図2の光電スイッチ子機200は、ゲ−トアレイからなる処理部1aを備える。処理部1aは、タイミング制御部3、比較部4a、出力部5、しきい値演算処理部6および検出量デ−タ用レジスタ7、しきい値設定用レジスタ8および送受信レジスタ10を有する。
【0024】
処理部1aには、図1の光電スイッチ親機100同様に、駆動回路11、発光素子12、受光素子13、増幅器14およびA/D変換器15が接続されている。A/D変換器15により得られた検出量はレジスタ7に格納される。
【0025】
この光電スイッチ子機200においては、1つのしきい値が設定される。しきい値設定スイッチ18の操作に応答してしきい値設定処理を行い、自動的にしきい値を設定する。しきい値演算処理部6により得られたしきい値はしきい値としてレジスタ8に設定される。送受信レジスタ10には、図1の光電スイッチ親機100に対して送受信する送受信デ−タが一時的に格納される。比較部4aは、検出量をしきい値と比較し、その比較結果を出力部5を介して出力端子26に検出信号DETとして出力する。
【0026】
処理部1aには光電スイッチ親機100または他の光電スイッチ子機を接続するための2つのコネクタ17A,17Bが接続されている。ここでは、コネクタ17Aに図1の光電スイッチ親機100が接続され、コネクタ17Bに他の光電スイッチ子機が接続されるものとする。また、処理部1aには、当該光電スイッチ子機200のしきい値を記憶するEEPROM22が接続されている。
【0027】
図3は図1の光電スイッチ親機100の表示パネルを示す図である。図3において、LED部16は、チャンネル“A”の検出状態を表示する動作表示用LED16A、チャンネル“B”の検出状態を表示する動作表示用LED16B、およびしきい値設定状態を表示するしきい値設定表示用LED16Cを有する。
【0028】
動作表示用LED16Aは、チャンネル“A”における検出信号がオン状態になると赤く点灯する。動作表示用LED16Bは、チャンネル“B”における検出信号がオン状態になると赤く点灯する。しきい値設定表示用LED16Cは、しきい値設定処理中に黄色に点灯する。検出信号DET1,DET2が入光時にオンするか遮光時にオンするかは、図示しない切り換えスイッチにより切り換えることができる。
【0029】
しきい値設定スイッチ18を押すと、図1のしきい値演算処理部6によりしきい値が求められ、レジスタ8に自動的に設定される。アップスイッチ19およびダウンスイッチ20は、しきい値演算処理部6により求めたしきい値を微調整するために用いられる。LCD部23は、表示チャンネルを示すチャンネル部23aおよび表示チャンネルの検出量、しきい値および相対値を示すデ−タ表示部23bを有する。ここで、相対値とは、検出量としきい値との比であり、しきい値に対する検出量の余裕度を表す。
【0030】
モ−ドスイッチ21を所定時間(例えば3秒)以上押すと、デ−タ表示部23bに表示されるデ−タが検出量と相対値との間で切り替わる。また、モ−ドスイッチ21を所定時間(例えば3秒)未満押すと、デ−タ表示部23bに表示されるデータが検出量としきい値との間または相対値としきい値との間で切り替わる。このように、、モ−ドスイッチ21を操作することにより表示モ−ドが切り替わる。また、モ−ドスイッチ21とアップスイッチ19またはダウンスイッチ20を押すと、チャンネル部23aの表示チャンネルが切り替わる。
【0031】
電源投入時には、図1のEEPROM22の記憶内容に基づいて前回の電源オフ時に表示されていたチャンネルが表示チャンネルとしてチャンネル部23aに表示され、そのチャンネルにおける検出量または相対値がデ−タ表示部23bに表示される。
【0032】
このLCD部23は、表示チャンネルにおける検出信号がオンのときに、図1のバックライト24が点灯することにより赤の表示を行い、表示チャンネルにおける検出信号がオフのときに、図1のバックライト25が点灯することにより緑の表示を行う。
【0033】
図4は図1の光電スイッチ親機100の制御部2における表示更新処理を示すフロ−チャ−トである。制御部2は、処理部1との間で検出量およびしきい値の送受信を行うことによりLCD部23における表示の更新を行う。
【0034】
まず、制御部2は、検出量の読み出し回数Nを0に設定する(ステップS1)。そして、スイッチ入力があるか否かを判定する。(ステップS2)。しきい値設定スイッチ18によりしきい値の微調整が指令されると(ステップS3)、後述するしきい値の読み出し処理を行い(ステップS4)、読み出されたしきい値にアップスイッチ19またはダウンスイッチ20による入力値を加算する(ステップS5)。そして、その加算結果を新たなしきい値として後述するしきい値の書き込み処理を行い(ステップS6)、ステップS15に進む。
【0035】
モ−ドスイッチ21により表示モ−ドの変更が指令されると(ステップS7)、表示モ−ドを変更する。(ステップS8)。そして、検出量の読み出し処理を行い(ステップS9)、ステップS15に進む。
【0036】
また、モ−ドスイッチ21およびアップスイッチ19またはダウンスイッチ20によりチャンネルの変更が指令されると(ステップS10)、チャンネルを変更し(ステップS11)、検出量の読み出し回数Nを0に再設定する(ステップS12)。そして、検出量の読み出し処理を行い(ステップS13)、ステップS15に進む。
【0037】
なお、ステップS2において、スイッチ入力がない場合には、検出量の読み出し処理を行い(ステップS14)、ステップS15に進む。ステップS15においては、検出量の読み出し回数Nを1増加する。検出量の読み出し回数Nが所定回数(たとえば8回)になるまでステップS2〜ステップS15の処理を繰り返す。これにより、所定回数(例えば8回)の検出量の読み出し処理が所定の周期で行われる。また、チャンネルを変更した場合には、チャンネルの変更後から所定回数(例えば8回)の検出量の読み出し処理が所定の周期で行われる。
【0038】
検出量の読み出し回数Nが所定回数(例えば8回)になると、後述するしきい値の読み出し処理を行い(ステップS17)、所定回数(例えば8回)分の検出量の平均値を求め、その平均値としきい値の比を求めることにより相対値を算出する。(ステップS18)。そして、現在の表示モ−ドで現在のチャンネルの検出量、しきい値および相対値の表示を更新する(ステップS19)。
【0039】
次に、図5、図6および図7を参照しながら検出量の読み出し処理ならびにしきい値の読み出し処理および書き込み処理を説明する。図5は読み出し処理時および書き込み処理時に制御部2から処理部1に与えられるアドレスのフォ−マットを示す図である。
【0040】
図5に示すように、アドレスは、読み出し/書き込みビットRW、検出量/しきい値ビットRTおよびチャンネルCHを含む。読み出し/書き込みビットRWは、読み出し処理を行うか書き込み処理を行うかを示しており、“0”のときに読み出し処理を示し、“1”のときに書き込み処理を示す。検出量/しきい値ビットRTは、処理するデ−タが検出量であるかしきい値であるかを示しており“0”のときに検出量を示し、“1”のときにしきい値を示す。また、チャンネルCHは表示または微調整するチャンネルを示している。
【0041】
図6は制御部2によるアドレス設定処理を示すフロ−チャ−トである。まず、制御部2は、処理すべきデ−タが検出量であるかしきい値であるかを判定する(ステップS21)。検出量を処理する場合には、検出量/しきい値ビットRTを“0”に設定する(ステップS22)。そして、読み出し/書き込みビットRWを“0”に設定する(ステップS23)。
【0042】
処理すべきデ−タがしきい値の場合には、検出量/しきい値ビットRTを“1”に設定し(ステップS24)、アップスイッチ19またはダウンスイッチ20が押されているか否かに基づいて読み出し処理を行うべきか書き込み処理を行うべきかを判定する(ステップS25)。読み出し処理を行う場合には、読み出し/書き込みビットRWを“0”に設定し(ステップS26)、書き込み処理を行う場合には、読み出し/書き込みビットRWを“1”に設定する(ステップS27)。
【0043】
その後、モ−ドスイッチ21およびアップスイッチ19またはダウンスイッチ20により設定されているチャンネルに基づいて、チャンネルCHを設定する(ステップS28)。そして、設定された読み出し/書き込みビットRW、検出量/しきい値ビットRTおよびチャンネルCHを含むアドレスを設定する(ステップS29)。
【0044】
図7は処理部1および制御部2により行われる読み出し処理および書き込み処理を示すフロ−チャ−トである。まず、制御部2において、図6に示したアドレス設定処理を行う(ステップS31)。そして、設定されたアドレスを制御部2から処理部1に送信する(ステップS32)。
【0045】
処理部1は、受信したアドレスの読み出し/書き込みビットRWに基づいて読み出し処理を行うべきかを判定する(ステップS33)。読み出し処理を行う場合には、アドレスのチャンネルCHに基づいて当該光電スイッチ親機(自機)100における読み出し処理を行うべきか光電スイッチ子機200における読み出し処理を行うべきかを判定する(ステップS34)。すなわち、チャンネルCHが“A”または“B”に設定されている場合には、当該光電スイッチ親機100における読み出し処理となり、チャンネルCHが“1”以降の番号に設定されている場合には光電スイッチ子機200における読み出し処理となる。
【0046】
当該光電スイッチ親機(自機)100における読み出し処理を行う場合には、処理部1は、検出量/しきい値ビットRTに基づいてレジスタ7に格納されている検出量、レジスタ8に設定されている第1のしきい値またはレジスタ9に設定されている第2のしきい値を読み出しデ−タとして送受信レジスタ10に設定する(ステップS35)。そして、処理部1から制御部2に送受信レジスタ10の読み出しデ−タを送信する(ステップS36)。制御部2は、その読み出しデ−タをLCD部23のデ−タ表示部23bに表示する。
【0047】
一方、光電スイッチ子機200における読み出し処理を行う場合には、処理部1は、アドレスのチャンネルCHに基づいて該当する光電スイッチ子機200にアドレスを送信する(ステップS37)。この場合、アドレスを受信した子機は、そのアドレスの読み出し/書き込みビットRWに基づいて読み出し処理を行うべきであると判定し、かつ検出量/しきい値ビットRTに基づいて検出量を処理すべきかしきい値を処理すべきかを判定し、検出量またはしきい値を読み出しデ−タとしてコネクタ17Aを介して光電スイッチ親機100に送信する。
【0048】
光電スイッチ親機100の処理部1は、光電スイッチ子機200からの読み出しデ−タを送受信レジスタ10に受信すると(ステップS38)、制御部2にその読み出しデ−タを送信する(ステップS39)。制御部2は、受信した読み出しデ−タをLCD部23のデ−タ表示部23bに表示する。
【0049】
ステップS33において,書き込み処理を行う場合には、アドレスのチャンネルCHに基づいて当該光電スイッチ親機(自機)100における書き込み処理を行うべきかを光電スイッチ子機200における書き込み処理を行うべきかを判定する(ステップS40)。当該光電スイッチ親機(自機)100における書き込み処理を行う場合には、制御部2から処理部1に書き込みデ−タを送信する(ステップS41)。ここで、書き込みデ−タは、前回の読み出し処理により読みだされたしきい値にアップスイッチ19またはダウンスイッチ20による入力値を加算した値である。処理部1は、受信した書き込みデ−タを新たなしきい値としてアドレスのチャンネルCHに応じてレジスタ8または9に設定する。
【0050】
一方、光電スイッチ子機200における書き込み処理を行う場合には、処理部1は、アドレスのチャンネルCHに基づいて該当する光電スイッチ子機200にアドレスを送信する(ステップS43)。その後、制御部2から処理部1に書き込みデ−タを送信する(ステップS44)。ここで書き込みデ−タは、前回の読み出し処理により読み出されたしきい値にアップスイッチ19またはダウンスイッチ20による入力値を加算した値である。
【0051】
処理部1は、受信した書き込みデ−タをコネクタ17を介して光電スイッチ子機200に送信する(ステップS45)。書き込みデ−タを受信した光電スイッチ子機200は、アドレスの読み出し/書き込みビットRWおよび検出量/しきい値ビットRTに基づいて受信した書き込みデ−タを新たなしきい値と判定してレジスタ8に設定する。
【0052】
このようにして、図3に示すモ−ドスイッチ21およびアップスイッチ19またはダウンスイッチ20を操作することにより、チャンネル部23aのチャンネルが切り替わり、モ−ドスイチ21を操作することによりデ−タ表示部23bに表示されるデ−タが検出量、しきい値および相対値の間で切り替わる。
【0053】
それにより、作業者は、光電スイッチ親機100の検出量、第1および第2のしきい値ならびに光電スイッチ子機200の検出量、しきい値および相対値を正確に知ることができる。
【0054】
また、アップスイッチ19またはダウンスイッチ20を操作することによりチャンネル部23aに表示されたチャンネルにおけるしきい値が微調整されるとともに、新たなしきい値デ−タがデ−タ表示部23bに表示される。したがって作業者は、デ−タ表示部23bの表示を見ながら光電スイッチ親機100および光電スイッチ子機200に設定されたしきい値を微調整することができる。
【0055】
なお、上記実施形態では、親機と子機とを組み合わせた場合の検出スイッチ装置について説明しているが、親機単独で使用しても良いことは言うまでもない。、また制御部2、制御部に入力するスイッチ19、20、21およびLCD表示部23、EEPROM22、バックライト24、25を単体のユニットとして構成し、子機に設けるようにしてもよい。
【0056】
さらに、上記実施形態では、本発明を光電スイッチおよび光電スイッチシステムに適用した場合を説明したが、本発明は、近接スイッチ、超音波スイッチ等の他の検出スイッチおよび他の検出スイッチシステムにも同様にして適用することができる。
【0057】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、演算手段で求めたしきい値、現時点で検出手段により得られた検出量および相対値を切り換えてそれぞれ数値表示するので、検出量と演算手段で求めたしきい値との関係を知ることができ、演算手段で求めたしきい値の的確性が判断できるとともに、しきい値の微調整を図ることができるので、より測定環境に応じたしきい値を設定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における光電スイッチ親機の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す光電スイッチ親機に連接される光電スイッチ子機の構成を示すブロック図である。
【図3】図1の光電スイッチ親機の表示パネルをしめす図である。
【図4】図1の光電スイッチ親機における表示更新処理を示すフロ−チャ−トである。
【図5】読み出し処理および書き込み処理に用いられるアドレスのフォ−マットを示す図である。
【図6】図1の光電スイッチ親機の制御部によるアドレス設定処理を示すフロ−チャ−トである。
【図7】図1の光電スイッチ親機における読み出し処理および書き込み処理を示すフロ−チャ−トである。
【符号の説明】
1、1a 処理部
2 制御部
4、4a 比較部
6 しきい値演算処理部
7 受光量データ用レジスタ
8、9 しきい値設定用レジスタ
10 送受信レジスタ
12 発光素子
13 受光素子
16 LED部
17,17A,17B コネクタ
18 しきい値設定スイッチ
19 アップスイッチ
20 ダウンスイッチ
21 モ−ドスイッチ
Claims (8)
- 被検出物体の検出量に応じて出力する検出手段と、被検出物体の有無に基づき前記検出手段により得られる検出量を演算して複数のしきい値を求める演算手段と、前記演算手段で求めた複数のしきい値をそれぞれ設定する設定手段と、前記設定手段に設定されたしきい値のうちのひとつに切り換え選択するチャンネル選択手段と、前記チャンネル選択手段によって選択したしきい値と前記検出手段によって得られた検出量とを比較し、その比較の結果を出力する比較手段と、前記チャンネル選択手段によって選択した前記しきい値と前記検出手段の検出量との比である相対値を算出する相対値算出手段と、前記チャンネル選択手段によって選択した前記しきい値と前記検出手段によって得られた検出量および前記算出手段によって算出された前記相対値を数値として切り換え表示する表示手段と、前記表示手段の表示を検出量、前記しきい値および前記相対値のいずれか一つに切り換える表示モード切り換えスイッチと、前記表示モード切り換えスイッチにより切り換え表示した前記表示手段の前記しきい値を調整してそのしきい値に対応する前記設定手段のしきい値を再設定するしきい値調整手段を設けてなることを特徴とする検出スイッチ。
- 被検出物体の検出量に応じて出力する検出手段と、被検出物体の有無に基づき前記検出手段により得られる検出量を演算して複数のしきい値を求める演算手段と、前記演算手段で求めた複数のしきい値をそれぞれ設定する設定手段と、前記設定手段に設定されたしきい値のうちのひとつに切り換え選択するチャンネル選択手段と、前記チャンネル選択手段によって選択したチャンネルを表示するチャンネル表示手段と、前記チャンネル選択手段によって選択したしきい値と前記検出手段によって得られた検出量とを比較し、その比較の結果を出力する比較手段と、前記チャンネル選択手段によって選択した前記しきい値と前記検出手段の検出量との比である相対値を算出する相対値算出手段と、前記チャンネル選択手段によって選択した前記しきい値と前記検出手段によって得られた検出量および前記算出手段によって算出された前記相対値を数値として切り換え表示する表示手段と、前記表示手段の表示を検出量、前記しきい値および前記相対値のいずれか一つに切り換える表示モード切り換えスイッチと、前記表示モード切り換えスイッチにより切り換え表示した前記表示手段の前記しきい値を調整してそのしきい値に対応する前記設定手段のしきい値を再設定するしきい値調整手段を設けてなることを特徴とする検出スイッチ。
- 複数のしきい値は2つのしきい値であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の検出スイッチ。
- チャンネル表示手段と検出量、しきい値および相対値を切り換え表示する表示手段とは一つの表示部に設けてなる請求項2記載の検出スイッチ。
- 表示手段に数値表示したしきい値を調整するアップ・ダウンスイッチを設けてなることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載の検出スイッチ。
- 表示モード切り換えスイッチは、表示手段の表示を、検出量と相対値との間で切り換える第1の表示モード切り換えスイッチと、前記表示手段の表示を、検出量としきい値との間、または相対値との間で切り換える第2の表示モード切り換えスイッチを有する請求項1又は請求項2又は請求項3記載の検出スイッチ。
- 設定手段は、設定時に検出手段により得られる検出量に基づいてしきい値を設定する自動設定手段を有するとともに、前記自動設定手段によってしきい値が設定されたされた際、表示手段は設定されたしきい値を表示してなる請求項1又は請求項2又は請求項3記載の検出スイッチ。
- 被検出物体の検出量に応じて出力する検出手段と、被検出物体の有無に基づき前記検出手段により得られる検出量を演算して複数のしきい値を求める演算手段と、前記演算手段で求めた複数のしきい値をそれぞれ設定する設定手段と、前記設定手段で定められた複数のしきい値と前記検出手段によって得られた検出量とをそれぞれ比較し、各々の比較結果に対応する複数の出力を行なう比較手段と、前記設定手段に設定されたしきい値のうちのひとつに切り換え選択するチャンネル選択手段と、前記チャンネル選択 手段によって選択した前記しきい値と前記検出手段の検出量との比である相対値を算出する相対値算出手段と、前記チャンネル選択手段によって選択した前記しきい値と前記検出手段によって得られた検出量および前記算出手段によって算出された前記相対値を数値として切り換え表示する表示手段と、前記表示手段の表示を検出量、前記しきい値および前記相対値のいずれか一つに切り換える表示モード切り換えスイッチと、前記表示モード切り換えスイッチにより切り換え表示した前記表示手段の前記しきい値を調整してそのしきい値に対応する前記設定手段のしきい値を再設定するしきい値調整手段を設けてなることを特徴とする検出スイッチ。
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