JP3828706B2 - 光送信器及び光伝送システム - Google Patents

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Description

【発明の属する技術分野】
本発明は、電界吸収型(Electro Absorption、以下EAと略す)光変調器ならびにこれをDFB(Distributed FeedBack;分布帰還型、以下DFBと略す)レーザと集積化したEA/DFB集積化光源を搭載した光送信器、及び、その光送信器が適用される光伝送システムに関する。
【従来の技術】
近年の情報通信市場の急激な成長に伴い、高速光伝送を目的とした光送信器の開発が活発に行われている。これら光送信器の光源あるいは発光素子としては、中継距離を伸ばすためにファイバ損失が最小となる1.5μm帯域のレーザ光を用いることが一般的である。しかし、既設のファイバの大部分は、1.3μm帯域光にて群速度分散が0となる通常分散ファイバであり、1.5μm帯域光に対する通常分散ファイバの群速度分散は大きなものとなる。
光送信器の特性の一つであるチャープが、この大きな群速度分散の影響を受けることにより、光パルスの伝送劣化が発生する。また、長距離伝送時に光アンプを用いる場合には、光ファイバの非線形効果による波形劣化が発生する。
チャープとは光の強度変調にともなう周波数ゆらぎであり、通常分散ファイバ伝送路において、高品位な高速光伝送を実現するためには、IEEE PHOTONICS TECHNOLOGY LETTERS, VOL.8.NO.7,JULY 1996 944〜946ページなどに示される様に、光送信器のチャープを低減すること、及び、各々の実装回線での光ファイバの非線形効果を考慮した最適化が重要となる。
数10km以上の通常分散ファイバ伝送路における10Gbit/s以上の高速光送信器には、レーザ直接変調方式に比較してより低チャープ性に優れた外部変調方式を採用することが必須となっており、特にレーザ光源との小型集積化に適するEA光変調器が注目され,これをDFBレーザと集積化したEA/DFB集積化光源が実用化されている。
EA/DFB集積化光源を用いる利点としては、光送信器の小型化、低消費電力化が挙げられ、例えば、1999年電子情報通信学会通信ソサエティ大会B−10−91やIEEE GLOBECOM1996 CONFERRENCE RECORD 1916〜1919ページなどに示されるよう、近年盛んに研究開発されている高速WDM(Wavelength Division Multiplexer;波長多重化)システムやTDM(Time Division Multiplexer;時分割多重)システムにおいても有利な光源(発光素子)として使用されている。
EA光変調器またはEA/DFB集積化光源のチャープは、光吸収係数変化量に対する屈折率変化量(この比をαパラメータと呼ぶ)にて特徴づけられ、αパラメータとファイバ伝送特性との間には密接な関連が存在する。よって、EA光変調器またはEA/DFB集積化光源を搭載した光送信器のファイバ伝送特性の制御、及び、最適化を行うにはαパラメータの詳細な制御が必要となる。
図1にEA光変調器のαパラメータ(α)と規格化光出力比特性のEA光変調器印加電圧(Vea)に対する測定結果例を示す。図より分かるようにαパラメータと規格化光出力比特性はEA光変調器印加電圧依存性を有し、その制御はEA光変調器駆動電圧のバイアス電圧と駆動振幅を制御することにより可能となる。
任意の光伝送システムに適合するようにαパラメータを任意に設定可能なEA光変調器の駆動方法及びEA光変調器の特性変動を補償して安定化を図るための方式が報告されている。
図2に特開平11−119176号公報に示される送信器の例を示す。駆動部8は、バイアス・振幅制御回路部9にて設定されるバイアス・駆動振幅にてEA光変調器4を駆動する。EA光変調器4は、発光素子5からの前方出力光に変調をかけ、変調出力光7を出射する。光源5の出力光強度は、後方出力をPD(Photo Diode;ホトダイオード、以下PDと略す)6にてモニタし、その変動量をAPC(Auto Power Control;自動光出力制御回路、以下APCと略す)11が補正し駆動電流源10にフィードバックをかけることにより安定化される。
図において、発光素子5が出射した光はEA光変調器4に吸収され光電流(以下Iphとする)に変換される。Iphの量は発光素子5の出力光強度とEA光変調器印加電圧レベルに応じて変化するので、電界吸収量モニタ25はそのIphの量をモニタし、バイアス・振幅制御部9を通じて駆動部8にフィードバックをかけることによりEA光変調器印加電圧レベルと変調出力光強度7を一定に保つことができる。
図3に特開平9−179079号公報に示される送信器の例を示す。図において、EA光変調器4を通過した変調光は光カプラ15により分岐され、片方は変調光出力7となる。もう片方は光出力変動を感知するためにPD16へ入射され、演算部12を通じて発光素子5の光出力レベルが一定となるよう駆動電流源10を制御する。
次に図4に特開平6−152043号公報に示される送信器の例を示す。図において、EA光変調器は、発光素子5の前方のEA光変調器4と後方のEA光変調器17の両方に作成され、後方光でモニタした出力変化分を駆動電流源10にフィードバックすることにより変調光出力7を一定に保つ。
【発明が解決しようとする課題】
然るに、光送信器のファイバ伝送特性を改善するためにαパラメータを制御した際には、駆動点が変化するので光送信器の光出力も変化してしまうこととなる。通常、光送信器のファイバ伝送特性と光出力を同時に確認することができないため、両特性仕様を同時に達成するための光送信器の調整作業は困難であった。
図2に示す光送信器の例では、Iph量の増減に伴う電界吸収量の変化に合わせてEA光変調器印加電圧レベルの安定化を図ることによりファイバ伝送特性の安定化を実現できるが、電界吸収量の変化に合わせた駆動電流源10の制御は行わないため発光素子5の出射光強度は変動してしまうこととなる。
また、特性変動補償のため発光素子5からのEA光変調器4への入射光強度やEA光変調器駆動点を変動させた場合、Iph量が変動し、同時にEA光変調器印加電圧レベルも変動してしまう。この結果、αパラメータ値が変化し、ファイバ伝送特性が変化してしまうことになる。さらに素子の経年劣化によって光出力が変動した場合にも同様なことが起きる。
図3に示す例では、PD16からのモニタ光の変動量により発光素子駆動電流源10の電流量を調整するが、発光素子5の出力光の増減により駆動部8のEA光変調器駆動点は変動するので、αパラメータ値は一定とならない。また、EA光変調出力光の一部を分岐するので、光ファイバに入射し伝送すべき変調出力光の損失が大きい欠点があり、更に光を分岐するための光カプラ15などの光学部品の設置はコスト、スペース的に不利である。
図4に示す例も、発光素子5の出力光の増減により駆動部8のEA光変調器駆動点が変動してしまうので、αパラメータは一定とならない。また、同じ規格化光出力比特性を持つEA光変調器を、同一チップ上に発光素子5の光軸にそって前方と後方に二つ形成する必要があり、EA/DFB集積化光源作成上に困難が伴う。
よって、本発明の目的は、光送信器の調整作業の簡易化と任意の光伝送システムへの適用性の拡大と光素子特性の経年劣化の変動に対する補償のため、光伝送システムに合わせたαパラメータを設定した際でも、変調光出力が一定となる光送信器、及び、その光送信器を用いた高信頼度な光伝送システムを提供することにある。
また、コスト、スペース的に有利で、なおかつEA/DFB集積化光源に手を加えることなく簡易に実現することにある。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、αパラメータ最適調整もしくは光素子特性の経年劣化変動に対する補償ために変動した駆動点の情報をモニタし、その変動分に起因する光変動量を自動的に補償する方式を提案する。
まず、本発明の第一の形態は、駆動部からのEA光変調器駆動電圧印加量を検出するための電界吸収量モニタ回路と、発光素子の後方出力量を検出するためのPDと、発光素子に適切な電流を印加するための駆動電流源とその制御回路(演算部)から成る。制御回路は、EA光変調器の電界吸収量と発光素子後方出力光強度の差分をとり、その値の変動量に応じた発光素子駆動電流量を算出する。発光素子後方出力光強度は発光素子駆動電流量の変動により変化し、EA光変調器の電界吸収量は発光素子駆動電流量と駆動部のEA光変調器駆動点設定値の変動により変化するので、両者の差分をとることによりEA光変調器駆動点設定値の変動分のみが検出できることになる。よって、αパラメータの制御のためにEA光変調器駆動点を変化させた際に、その時のIph変動によりEA光変調器駆動点設定値の変動分に対応した発光素子駆動電流量を設定することにより、変調光出力を一定に保つことが可能となる。
本発明の第二の形態は、駆動部が両相出力を有しその片方の出力にEA光変調器バイアス制御機能を有する場合に、駆動部出力のEA光変調器バイアス制御機能を有する側の駆動電圧値の平均レベル(以下Vdataと略す)とEA光変調器バイアス制御機能を有さない側の駆動電圧値の平均レベル(以下Vbarと略す)と発光素子の後方出力量を検出するためのPDの電圧値(以下Vpdと略す)をモニタする機能と、Vdata、Vbar、Vpdから算出した値により発光素子に適切な電流を印加するための駆動電流源とその制御回路(演算部)から成る。ここで、Vdataは発光素子駆動電流量と駆動部のEA光変調器駆動点設定値の変動により変化し、VbarはEA光変調器駆動点設定値の変動により変化し、Vpdは発光素子駆動電流量の変動により変化する。よって、Vdata、Vbar、Vpdの関係は(数1)で表すことができる。
【数1】
|Vdata|+|Vbar|−|Vpd|=c‥‥‥‥‥‥(数1)
(cは定数)
(数1)とした時にcの値は、ある光出力のもとに一定値をとる。よってこの時、cの値が一定となる様に制御を行うことにより変調光出力を一定とすることが可能となる。
【発明の実施の形態】
以下、に本発明の実施例を図を用いて説明する。
図5には、本発明による光送信器の概略を示す。
図のように、発光素子5と、発光素子5を駆動するための駆動電流源10と、発光素子5からの前方光出力を変調するEA光変調器4と、EA光変調器4を駆動する駆動部8と、駆動部8のバイアス電圧値・電圧振幅を決定するバイアス・振幅制御部9と、EA光変調器4、あるいは、駆動部8をモニタしその設定情報を伝達する設定情報伝達部26と、設定情報伝達部26の変動値をもとに発光素子5の駆動電流量を決定する演算部12と、発光素子5の後方光出力をモニタする受光素子6と、受光素子6のモニタ値の変動量をもとに発光素子5の長期出力変動量を一定に保つためのAPC11から成る。
EA光変調器4に関する動作情報や設定情報を設定情報伝達部26が抽出し、演算部12に伝達する。演算部は動作情報や設定情報の変動分に従い、発光量を制御する。
図6には、第一の発明の光送信器の構成を示す。
図のように光送信器は、発光素子5と発光素子を駆動するための駆動電流源10と、発光素子5からの前方光出力を変調するEA光変調器4と、EA光変調器4を駆動する駆動部8と、駆動部8のバイアス電圧値・電圧振幅を決定するバイアス・振幅制御部9と、EA光変調器4への印加電圧量をモニタする電界吸収量モニタ25と、電界吸収量モニタ25の変動値をもとに発光素子5の駆動電流量を決定する演算部12と、発光素子5の後方光出力をモニタするPD6と、PD6のモニタ値の変動量をもとに発光素子5の長期出力変動量を一定に保つためのAPC11から成る。演算部12は、EA光変調器4の電界吸収量と発光素子後方出力光強度の差分をとり、その値の変動量に応じた発光素子駆動電流量を算出する。PD6により検出される発光素子後方出力光強度は、発光素子駆動電流量の変動により変化し、また、電界吸収量モニタ25で検出されるEA光変調器の電界吸収量は、発光素子5の出力光と駆動部8のEA光変調器駆動点設定値の変動により変化するので、PD6の出力値と電界吸収量モニタ25の出力値の両者の差分をとることにより、EA光変調器駆動点設定値の変動分のみが検出できる。よって、駆動電流源10にEA光変調器駆動点設定値の変動分に対応する電流量を印加することにより、αパラメータの制御のためにEA光変調器駆動点を変化させた際でも、変調光出力7を一定に保つことが可能となる。
実際の調整時においては、発光素子の駆動電流量が小さいほど伝送ペナルティは小さくなるので、変調光出力7が仕様内で最小となるように駆動電流源10を設定しておくことが、αパラメータ制御のためのバイアス・振幅制御9調整幅を大きくする点で望ましい。
図7には、第二の発明の光送信器の構成を示す。本発明においては、駆動部8は両相出力を有し、その片方の出力にEA光変調器バイアス制御機能を有するものとする。駆動部8出力のEA光変調器バイアス制御機能を有する側の駆動電圧値の平均レベル13Vdataと、EA光変調器バイアス制御機能を有さない側の駆動電圧値の平均レベル14Vbarと、発光素子5の後方出力量を検出するためのPD6の電圧値Vpdは、演算部12に入力される。ここで、Vdataは発光素子駆動電流量と駆動部のEA光変調器駆動点設定値の変動により変化し、VbarはEA光変調器駆動点設定値の変動により変化し、Vpdは発光素子駆動電流量の変動により変化する。よって、(数1)が成り立つ。
このときにcは、ある光出力のもとに一定値をとる。
図8には、実際にEA/DFB集積化光源を搭載した光送信器を用いて、EA光変調器の駆動点を変動させたときに光出力が一定(0dBm)となるよう発光素子駆動電流値IFを調整した際のVdata,Vbar,Vpdの値を測定した結果を示す。図中のVOH,VOLはそれぞれEA光変調器駆動点のハイレベル、ローレベルを示す。図より、|Vdata|+|Vbar|−|Vpd|はおよそ1055〜1070[mV]程度となるので、回路では、演算部12の計算値が常に一定値となるよう制御をかければよいことがわかる。
図9には、本発明における光送信器を適用した光伝送システムの構成例を示す。図の様に光伝送システムは、光信号を出力する光送信器1と、光送信器1から出力された光信号を伝送する光ファイバ3と、光ファイバ3を介して光信号を受信する光受信器2から構成される。光送信器1はαパラメータを制御するボリューム端子24を有し、αパラメータを制御するために使用する。この時αパラメータを制御した際でも光送信器1の光出力の大きさは変化しないので、光送信器の光出力仕様を満たしたまま、システムに最適なαパラメータを設定することが可能となる。
また本発明では、例えば、図10に示す光アンプもしくは分散補償器もしくは光アンプと分散補償器の両方を用いた光伝送システムにも適用可能である。あらかじめ光アンプ21,21’の出力を任意の値に調整した際に適正な動作範囲となるよう光送信器の出力を設定し、分散補償器22の分散補償量を含んだ光伝送システム全体に適性となる光送信器1のαパラメータをボリューム端子24により調整する。この時光送信器の光出力は常に一定となるため、光アンプ入力強度が小さくなりすぎることにより起こる伝送波形のS/N比の劣化や、光アンプ入力強度が大きくなりすぎることにより起こるSPM(Self Phase Modulation;自己位相変調)の効果は発生しない。なお、図9や図10におけるボリューム端子24は、他の実施例の図におけるバイアス・振幅制御部9に印可する電圧を調整する部分を示す。
以上、本発明により、任意の光伝送システムの構成において、光送信器の光出力仕様を満たしたまま、最適なαパラメータを設定することが可能となる。さらに、長期の光素子特性の経年劣化変動に対するチャープと光出力の自動補償が可能となる。
また、上記発明において光出力変動量のモニタは後方出力に限らず、前方においてモニタする事によっても実現可能であり、その設置場所については光送信器内部、もしくは光伝送システム上のいずれでも実現可能である。光出力変動量のモニタ部を光伝送システム上に設置した場合、その設置場所は光アンプ入力側もしくは出力側、分散補償器入力側もしくは出力側のいずれでも実現可能である。
図11には、図6に示す本発明の具体的な構成例を示す。電界吸収量モニタをEA光変調器のすぐ下側VEA点から取る事により、EA光変調器自体が持つ抵抗値分の電圧シフト分の影響を受けず、純粋にIph変動分をモニタすることができる。
図12には、図7に示す本発明の具体的な構成例を示す。駆動部からの出力のうちバイアス制御機能を有さない方は駆動部自身の特性インピーダンスに対応した抵抗にて終端する。Vdata,Vbarをモニタする地点については高周波特性に影響を与えないようコイルを用いて接することが望ましい。
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、任意の光伝送システムに最適となるように光送信器のαパラメータを設定した際でも変調光出力を一定とすることができる。また、光素子特性の経年劣化変動に対する自動補償が可能となるため、光送信器の調整作業の簡易化と任意の光伝送システムへの適用性の拡大、さらに、高信頼度な光送信器及び光伝送システムの実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】EA光変調器のαパラメータと規格化光出力比特性の変調器印加電圧に対する測定結果例を示す。
【図2】関連する光送信器のブロック図を示す。
【図3】関連する別の光送信器のブロック図を示す。
【図4】関連する別の光送信器のブロック図を示す。
【図5】本発明の光送信器の概略を示す。
【図6】本発明の第一の実施例の光送信器のブロック図を示す。
【図7】本発明の第二の実施例の光送信器のブロック図を示す。
【図8】本発明の第二の実施例の光送信器における調整パラメータの実測例を示す。
【図9】本発明の光送信器を適用した光伝送システムのブロック図を示す。
【図10】本発明の光送信器を適用した光伝送システムのブロック図を示す。
【図11】本発明の第一の実施例の光送信器の具体的な構成例を示す。
【図12】本発明の第二の実施例の光送信器の具体的な構成例を示す。
【符号の説明】
1…光送信器、2…光受信器、3…光伝送ファイバ、4…EA光変調器、5…光源あるいは発光素子、6…受光素子あるいはフォトダイオード、7…変調光出力、8…駆動部、9…バイアス・振幅制御部、10…発光素子駆動電流源、11…APC(Auto Power Control)部、12…演算部、13…駆動部データ正相出力部、14…駆動部データ逆相出力部、15…光カプラ、16…フォトダイオード、17…EA光変調器、18…アナログ・デジタル変換器、19…マイコン、20…ディジタル・アナログ変換器、21…光アンプ、22…分散補償器、23…データ信号入力、24…ボリューム端子、25…電界吸収量モニタ、26…設定情報伝達部。
書類名

Claims (2)

  1. 駆動電流源に従い光を発振する発光素子と、
    上記発光素子の一方の出力光を変調し、変調光を出力する電界吸収型外部変調器と、
    上記電界吸収型外部変調器を印加電圧で駆動する駆動部と、
    上記駆動部のバイアス電圧と電圧振幅を決定するバイアス・振幅制御部と、
    上記発光素子の他方の出力光をモニタする受光素子と、
    上記電界吸収型外部変調器への印加電圧量をモニタする電界吸収量モニタ部と、
    上記受光素子のモニタ値によって上記駆動電流源を制御し、上記発光素子の出力光を一定に保つ自動光出力制御部とを有する光送信器であって、
    上記電界吸収量モニタ部からの値と上記受光素子のモニタ値とを入力とし、両者の差分を用いて上記駆動電流源を制御する演算部を有することを特徴とする光送信器。
  2. 駆動電流源に従い光を発振する発光素子と、上記発光素子の一方の出力光を変調し、変調光を出力する電界吸収型外部変調器と、上記電界吸収型外部変調器を印加電圧で駆動する駆動部と、上記駆動部のバイアス電圧と電圧振幅を決定するバイアス・振幅制御部と、上記発光素子の他方の出力光をモニタする受光素子と、上記電界吸収型外部変調器への印加電圧量をモニタする電界吸収量モニタ部と、上記受光素子のモニタ値によって上記駆動電流源を制御し、上記発光素子の出力光を一定に保つ自動光出力制御部とで構成され、上記電界吸収量モニタ部からの値と上記受光素子のモニタ値とを入力とし、両者の差分を用いて上記駆動電流源を制御する演算部を有する光送信器と、
    上記変調光を受信する光受信器とを有することを特徴とする光伝送システム。
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