JP3827066B2 - 不揮発性半導体記憶装置およびその制御方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高電圧発生用の昇圧回路と、その電圧を一定レベルに保つための基準電圧発生回路を備えた不揮発性半導体記憶装置およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、フラッシュメモリに代表される書き換え可能な不揮発性半導体記憶装置は、携帯電話、プリンター、ネットワーク機器等の様々な機器に搭載され、その市場を広げている。以下、不揮発性半導体記憶装置の代表として、フラッシュメモリについて説明する。
【0003】
フラッシュメモリとは、一般に、図4に示すようなメモリセルを複数個、同一基板上に形成したものを言う。図4中、1および2は拡散領域であり、各々メモリセルのドレイン領域とソース領域を構成する。4は電荷を保持するためのフローティングゲートであり、酸化膜3および5により電気的に完全に絶縁された状態となっている。6は酸化膜5の上に形成されたコントロールゲートである。このコントロールゲート26に加える電圧によりフローティングゲート4への電荷の注入(プログラムまたはデータの書き込み、以下プログラムと称する)およびフローティングゲート4からの電荷の引き抜き(データの消去)が行われ、さらにフローティングゲート4に蓄えられた電荷情報を読み出す際のメモリセルの選択も行われる。
【0004】
一般的には、電荷(電子)のやり取りは、上述した酸化膜3を通るトンネル電流か、または活性化されたホットエレクトロンによって行われるため、酸化膜3はトンネル膜とも呼ばれる。この酸化膜3を通してフローティングゲート4に注入された電荷は、特別な電界が加えられなければ半永久的に保存されるため、フラッシュメモリに書き込まれた情報は、特別な保持用電圧を与えなくても長期間保存される。
【0005】
上述したように、フラッシュメモリへのプログラムまたは消去は、ホットエレクトロンまたはトンネル電流によって行われるため、コントロールゲート、ドレイン領域およびソース領域には高電圧が印加される。この高電圧は、通常、フラッシュメモリの電源電圧VCCよりも高い。フラッシュメモリの容量が数Mビット程度までの場合には、この高電圧は外部VPP端子から供給されていた。このため、フラッシュメモリを用いたシステムには通常の電源VCCの他に、プログラムまたは消去のために使用される高い電圧の電源VPPが要求されていた。このVPPは、通常は12V程度である。
【0006】
しかし、近年において普及が著しい携帯機器では、このような高い電圧の電源をVCC以外に持つことは困難である。このため、最近のフラッシュメモリでは、昇圧回路を内蔵し、この昇圧回路を用いて内部高電圧を発生させることが一般的になっている。ごく最近では、1.8Vの電圧で動作する単一電源フラッシュメモリも登場している。フラッシュメモリのメモリセルの種類にも依存するが、一般的には内部の高電圧としては10V以上が必要となるため、このような機器では1.8Vの電源電圧から内部で必要とされる10V以上の電圧を昇圧回路で発生させている。
【0007】
次に、従来のフラッシュメモリセルにプログラムを行う場合の処理について、図5を参照しながら説明する。ここでは、ホットエレクトロンを用いてプログラムを行う、チャンネル・ホットエレクトロン・インジェクション型のメモリセルを用いて説明する。
【0008】
図5中、12はフラッシュメモリセルであり、それを複数個マトリックス状に配置したものがフラッシュメモリセルアレイ11である。フラッシュメモリセル12のドレインはビット線14に接続され、ビット線14はY−デコーダ17に接続されている。フラッシュメモリセル12のゲートはワード線13に接続され、ワード線13はX−デコーダ16に接続されている。フラッシュメモリセル12のソースはソース線15に接続され、ソース線15はソーススイッチ18に接続されている。ソーススイッチ18は、フラッシュメモリのデータ消去を行う際にメモリセルアレイ11内のフラッシュメモリセル12のソース線15に高電圧を印加し、プログラムまたは読み出しの際にはソース線15をGNDに接続している。
【0009】
ソース電圧制御回路24は消去動作時にイネーブル信号27が活性化されると基準電圧発生回路31で発生された基準電圧29を基準として、昇圧回路30で発生された高電圧28を所定の電圧まで降圧してソーススイッチ18へ供給する。
【0010】
ソーススイッチ18は、消去時にソース電圧制御回路24にて発生する消去電圧21を、メモリセルアレイ11内のメモリセルの共通ソース線15に印加する。また、ソーススイッチ18は、プログラム時にはソース線15をGNDレベルに維持する機能も有している。
【0011】
ビット線電圧制御回路22はプログラム時にフラッシュメモリセル12のドレイン電圧を制御するための回路であり、イネーブル信号25が活性化されると基準電圧発生回路31で発生された基準電圧29を基準として、昇圧回路30で発生された高電圧28を所定の電圧まで降圧してY−デコーダ17に供給する。Y−デコーダ17では、メモリセルアレイ11から所望のフラッシュメモリセル12を選択して、そのドレインにビット線電圧制御回路22で発生されたプログラム電圧19を印加する。ワード線電圧制御回路23はプログラム時にフラッシュメモリセル12のゲート電圧を制御するための回路であり、イネーブル信号26が活性化されると基準電圧発生回路31で発生された基準電圧29を基準として、昇圧回路30で発生された高電圧28を所定の電圧まで降圧してX−デコーダ16に供給する。X−デコーダ16では、メモリセルアレイ11から所望のフラッシュメモリセル12を選択して、そのゲートにワード線電圧制御回路23で発生されたプログラム電圧20を印加する。
【0012】
昇圧回路30は基準電圧発生回路31からの基準電圧29を基準として、プログラムおよび消去に必要な高電圧を生成する。この昇圧回路30はイネーブル信号33により活性化される。また、基準電圧発生回路31はイネーブル信号32が入力されると活性化され、電源電圧VCCから安定した基準電圧29を生成する。
【0013】
次に、このように構成された従来のフラッシュメモリセルにおける、プログラム(データ書き込み)時の主要な信号の遷移について、図6を参照しながら説明する。プログラムは、システムからフラッシュメモリにプログラムコマンドを書き込むことによって開始される。プログラムコマンドが入力されると、フラッシュメモリ内部のロジック回路(コマンド・ユーザー・インターフェイス:CUI)がそれをプログラムコマンドと認識し、フラッシュメモリ内部の自動プログラムアルゴリズム処理を行う制御回路である、ライト・ステート・マシーン(WSM)にプログラム開始の指令を出す。WSMは、WSM内部に予め記憶されたアルゴリズムを元に、フラッシュメモリセルへのプログラム処理を行う。なお、WSMおよびCUIは本明細書では図示していない。
【0014】
WSMがプログラム処理を開始すると(図6中、A点)、まず、基準電圧発生回路31がイネーブル信号32によって活性化され、基準電圧29が発生される。そして、基準電圧29が安定したところで(図6中、B点)、昇圧回路30がイネーブル信号33によって活性化され、動作を始める。それとほぼ同時に、ビット線電圧制御回路22およびワード線電圧制御回路23が動作を開始し、その出力19、20が安定点に達する。ワード線電圧制御回路23の出力20が安定点に到達すると、X−デコーダ16がワード線13の選択を開始し、ワード線13にワード線電圧制御回路23で安定化された電圧が伝えられる。ワード線13の電圧が安定したところで、Y−デコーダ17が動作を開始し、ビット線14にビット線電圧制御回路22で安定化された電圧が印加される(図6中、C点)。このような電圧印加状態で、フラッシュメモリセル12のドレインからソースに電流が流れ、ドレイン近傍で発生したホットエレクトロンがフラッシュメモリセル12のフローティングゲートに注入されてフラッシュメモリセル12がプログラムされる。
【0015】
ここで、ビット線14に電圧を印加する期間T3(図6中、C点からD点までの期間)は予め決められており、これが完了したのち、フラッシュメモリセル12はWSMによりベリファイされ、正しくプログラムが実行されたか否かが検証される。以上がプログラム時の動作である。
【0016】
このフラッシュメモリのプログラム時において、ワード線電圧およびビット線電圧は、内部トランジスタのブレークダウンやフラッシュメモリセルの信頼性低下を防ぐために、極めて正確にコントロールされる必要がある。従って、ビット線電圧制御回路22やワード線電圧制御回路23の基準となる基準電圧29としては、電源電圧、温度や製造プロセスによる変動が少ない、高い精度が要求される。
【0017】
次に、このような正確な基準電圧29を発生するための基準電圧発生回路について、図7を参照しながら説明する。一般に、基準電圧の発生にはバンドギャップ回路が用いられることが多い。このバンドギャップ回路は、シリコンのPN接合のバンドギャップ電圧を利用した基準電圧発生回路であるが、フラッシュメモリではフラッシュメモリセルを用いた基準電圧発生回路を用いる方が有利であるため、ここではフラッシュメモリセルを用いた基準電圧発生回路を示している。これは、フラッシュメモリセルを用いることにより、ウェハ完了後にフラッシュメモリセルの閾値を調整することができ、基準電圧のプロセス依存(前半工程(ウェハ工程の完了まで)への依存)を最小にすることができるからである。
【0018】
図中、51および52は同一サイズのフラッシュメモリセルである。また、53および54はフラッシュメモリセル51および52の閾値電圧が経時変化しないように、フラッシュメモリセル51、52のドレイン電圧を調整するためのバイアストランジスタであり、その出力はフラッシュメモリ51、52のドレインに接続される。55および56はロード(負荷)となるPチャネル型トランジスタである。トランジスタ55のドレインはトランジスタ55と56の両方のゲートに接続され、トランジスタ56のドレインは出力(基準電圧)29の電圧を直接制御する出力トランジスタ57のゲートに接続されている。また、60および61は出力29の電圧を分割してフラッシュメモリセル51のゲートにフィードバックをかけるための抵抗である。
【0019】
ここで、フラッシュメモリセル51の閾値をフラッシュメモリセル52の閾値よりも低く設定しておくと、図8に示すようにフラッシュメモリセル51を流れる電流I1とフラッシュメモリセル52に流れる電流I2が同じとなる交点Eにおいて、この回路は安定状態になる。よって、ウェハ工程が完了した時点で、フラッシュメモリセル51および52の各々の閾値Vthを微調整することにより、ウェハ特性に依存することなく所望の基準電圧を得ることが可能となる。
【0020】
上記回路では、フラッシュメモリセル51、52およびロードであるトランジスタ55、56の両方に電流を流し、かつ、出力トランジスタ57の閾値による出力低下をなくすために、この回路の電源となるノード59には、少なくとも4V〜5V程度の電圧が必要になる。しかし、最近のフラッシュメモリでは、電源電圧は3Vまたは1.8Vが一般的になってきており、電源電圧VCCをそのままこの回路に供給することは不可能であるため、基準電圧発生回路31内の昇圧回路58を用いて、ノード59の電圧を電源電圧以上に昇圧する必要がある。この昇圧回路58は、WSMから出力されるプログラム開始を示す命令信号62を受けて、1.8V〜3Vの電源電圧から基準電圧発生に必要な4V〜5V程度の電圧への昇圧を開始する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記図7に示した昇圧回路58がノード59に充電を開始し、ノード59が所定の電圧(4V〜5V程度)に到達するためには、数μs程度の時間が必要となる。そして、この期間、図5の昇圧回路30は基準電圧が定まっていないために電圧発生を開始せず、待ち時間となっている(図8中のT1)。一般に、フラッシュメモリのバイト単位のプログラム時間は、ダイナミックRAMの書き込み時間と比べてほぼ2桁程度長くなっており、このような待ち時間により、さらにプログラム時間を増大させている。特に、フラッシュメモリの電源電圧が低くなるほど、この待ち時間は大きくなり、プログラム時間を益々増大させることになる。
【0022】
本発明は、このような従来技術の課題を解決するべくなされたものであり、プログラム時間を短縮化することができる不揮発性半導体記憶装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】
本発明の不揮発性半導体記憶装置は、メモリセルに対してデータを書き込みまたは消去する際に外部電源電圧よりも高い電圧を発生させるために使用される昇圧回路を有する不揮発性半導体記憶装置において、前記データの書き込み時に活性化されて、前記外部電源電圧を用いて第1の基準電圧を生成する第1の基準電圧発生回路と、前記データの書き込み時に活性化されて、前記外部電源電圧を用いて該外部電源電圧よりも高い内部電圧を生成し、該内部電圧を用いて前記第1の基準電圧よりも高い第2の基準電圧を生成する第2の基準電圧発生回路と、前記第1の基準電圧発生回路の出力と前記第2の基準電圧発生回路の出力のいずれか一方を選択して前記昇圧回路の基準電圧入力端子に供給する選択回路とを有し、前記第1の基準電圧発生回路は、出力レベルが前記第1の基準電圧で安定するまでの時間が、前記第2の基準電圧発生回路における出力レベルが前記第2の基準電圧で安定するまでの時間よりも速く、前記選択回路は、前記データの書き込み時において、前記第1の基準電圧発生回路の出力を選択し、前記昇圧回路は、前記第1の基準電圧発生回路の出力が安定した時点で活性化され、前記選択回路は、前記昇圧回路が活性化された後に前記第2の基準電圧発生回路にて生成される前記第2の基準電圧が安定すると、前記第1の基準電圧発生回路の出力に代えて該第2の基準電圧発生回路の出力を選択し、前記昇圧回路の出力が前記第2の基準電圧よりも高い所定電圧に到達した時点で、該昇圧回路の出力が前記メモリセルに印加されることを特徴とし、そのことにより上記目的が達成される。
【0024】
また、本発明は、請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置を制御する方法であって、データを書き込む際の高電圧を必要とする動作の開始に伴い、前記選択回路が前記第1の基準電圧発生回路の出力を選択して前記昇圧回路の基準電圧入力端子に接続すると共に、該第1の基準電圧発生回路および前記第2の基準電圧発生回路を活性化する工程と、次に、前記第1の基準電圧発生回路の出力レベルが前記第1の基準電圧で安定した時点で前記昇圧回路を活性化して昇圧動作を開始する工程と、その後、前記第2の基準電圧発生回路の出力レベルが前記第2の基準電圧で安定した時点で前記選択回路が前記第2の基準電圧発生回路の出力を選択してその出力電圧を前記昇圧回路の基準電圧入力端子に供給する工程と、その後に、前記昇圧回路の出力が前記第2の基準電圧よりも高い所定電圧に到達した時点で、該昇圧回路の出力をメモリセルに印加する工程と、を包含することを特徴とし、そのことにより上記目的が達成される。
【0027】
以下に、本発明の作用について説明する。
【0028】
本発明にあっては、第1の基準電圧発生回路で生成される基準電圧と第2の基準電圧発生回路で生成される基準電圧のいずれか一方を選択回路により選択して昇圧回路の基準電圧入力端子に供給することが可能である。
【0029】
データ書き込み(プログラム)の高電圧を必要とする動作の開始に伴い、変動量は大きいが基準電圧の出力レベルが安定するまでの時間が速い第1の基準電圧発生回路の出力を昇圧回路の基準電圧入力端子に接続し、その基準電圧が安定した時点で昇圧動作を開始させる。その後、昇圧回路の出力電圧が安定する時点付近では、変動量は少ないが基準電圧の出力レベルが安定するまでの時間が速い第2の基準電圧発生回路も十分安定した出力レベルに達しているので、第2の基準電圧発生回路の出力を昇圧回路の基準電圧入力端子に接続し、変動の少ない基準電圧を供給する。これにより、従来の不揮発性半導体記憶装置において必要であった図6中の待ち時間T1を短縮して、プログラム時間の短縮化を図ることが可能となる。
【0030】
さらに、上記第1の基準電圧発生回路により生成される基準電圧を、第2の基準電圧発生回路により生成される基準電圧よりも電圧値が低くなるように設定することにより、昇圧回路の出力が規定値をオーバーして昇圧されることがないため、安全性を確保することが可能である。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0032】
図1は本発明の不揮発性半導体記憶装置の一実施形態であるフラッシュメモリの構成を示すブロック図である。図1中、111はフラッシュメモリセルアレイ、112はフラッシュメモリセルであり、116はX−デコーダ、117はY−デコーダ、118はソーススイッチ、122はビット線電圧制御回路、123はワード線電圧制御回路、124はソース電圧制御回路、130はプログラム用またはデータ消去用の高電圧を発生する昇圧回路、131は基準電圧発生回路であり、これらは図5に示した従来技術におけるフラッシュメモリセルアレイ11、フラッシュメモリセル12、X−デコーダ16、Y−デコーダ17、ソーススイッチ18、ビット線電圧制御回路22、ワード線電圧制御回路23、ソース電圧制御回路24、昇圧回路30および基準電圧発生回路32と同様の回路構成となっている。
【0033】
すなわち、フラッシュメモリセル112を複数個マトリックス状に配置したものがフラッシュメモリセルアレイ11であり、フラッシュメモリセル112のドレインはビット線114に接続され、ビット線114はY−デコーダ117に接続されている。フラッシュメモリセル112のゲートはワード線113に接続され、ワード線113はX−デコーダ116に接続されている。フラッシュメモリセル112のソースはソース線115に接続され、ソース線115はソーススイッチ118に接続されている。ソーススイッチ118は、フラッシュメモリのデータ消去を行う際にメモリセルアレイ111内のフラッシュメモリセル112のソース線115に高電圧を印加し、プログラムまたは読み出しの際にはソース線115をGNDに接続している。
【0034】
ソース電圧制御回路124は消去動作時にイネーブル信号127が活性化されると基準電圧発生回路で発生された基準電圧129を基準として、昇圧回路130で発生された高電圧128を所定の電圧まで降圧してソーススイッチ118へ供給する。ビット線電圧制御回路122はプログラム時にフラッシュメモリセル112のドレイン電圧を制御するための回路であり、イネーブル信号125が活性化されると基準電圧発生回路で発生された基準電圧129を基準として、昇圧回路130で発生された高電圧128を所定の電圧まで降圧してY−デコーダ117に供給する。Y−デコーダ117では、メモリセルアレイ111から所望のフラッシュメモリセル112を選択して、そのドレインにビット線電圧制御回路122で発生されたプログラム電圧119を印加する。ワード線電圧制御回路123はプログラム時にフラッシュメモリセル112のゲート電圧を制御するための回路であり、イネーブル信号126が活性化されると基準電圧発生回路で発生された基準電圧129を基準として、昇圧回路130で発生された高電圧128を所定の電圧まで降圧してX−デコーダ116に供給する。X−デコーダ116では、メモリセルアレイ111から所望のフラッシュメモリセル112を選択して、そのゲートにワード線電圧制御回路123で発生されたプログラム電圧120を印加する。
【0035】
昇圧回路130は基準電圧発生回路からの基準電圧129を基準として、プログラムおよび消去に必要な高電圧を生成する。この昇圧回路130はイネーブル信号133により活性化される。また、基準電圧発生回路131はイネーブル信号132が入力されると活性化され、電源電圧VCCから安定した基準電圧136を生成する。
【0036】
本実施形態のフラッシュメモリにおいては、さらに、基準電圧発生回路として、上記基準電圧発生回路131の他に、基準電圧発生回路134を備えている。この基準電圧発生回路134はイネーブル信号135が入力されると活性化され、電源電圧VCCから安定した基準電圧137を生成する。そして、この第1の基準電圧発生回路134で生成された基準電圧137と第2の基準電圧発生回路131で生成された基準電圧136を選択するためのマルチプレクサ138を備えている。
【0037】
図2(a)〜図2(d)に、上記第1の基準電圧発生回路134の回路例を示す。例えば図2(a)の例では、抵抗152および抵抗153によって電源電圧が抵抗分割され、ノード155から基準電圧が出力される。Pチャネル型トランジスタ151はスイッチ用トランジスタであり、入力154がLになったときにノード155からの電圧が有効になる。この回路は、ノード155が抵抗分割されているため、温度やIC製造時の前半工程における変動の影響を受けることはないが、電源電圧の変動には影響を受ける。
【0038】
図2(d)は第1の基準電圧発生回路134の他の例であり、IC内の寄生バイポーラトランジスタを利用したNPNトランジスタ157と158を用いている。この回路例では、信号160がLになると、Pチャネル型トランジスタ156が導通し、抵抗159を介して電流がノード161に供給される。そして、ノード161がPN接合耐圧の2倍を超えたときにバイポーラトランジスタ157および158が導通し、ノード161の電圧が安定する。バイポーラトランジスタのベースエミッタ間の接触電位は、0.6V程度なので、ノード162は、約0.6V、ノード161はの電位は約1.2Vとなる。この回路は、電源電圧の変動の影響は受け難いが、温度とIC製造時の前半工程における変動の影響を受ける。
【0039】
図2(b)の回路は図2(a)の抵抗152、153をダイオード接続したPチャネル型トランジスタに置き換えたものである。この図2(b)の回路は、図2(a)とほとんど同じ動作をするが、図2(a)の抵抗の代りにPチャネル型トランジスタを用いているため、レイアウト面積を抑えることができる。
【0040】
図2(c)の回路は、図2(d)の抵抗159とバイポーラトランジスタ157、158の位置を入れ替えたものである。この場合、基準電圧は、Vcc電圧からバイポーラトランジスタ2段分の接触電位1.2Vを差し引いた電圧となる。この図2(c)の回路は、電源電圧の影響をかなり受けるが、上記回路例の中で基準電圧の発生スピードが最も速い。
【0041】
以上のように、図2(a)から図2(d)に示した第1の基準電圧発生回路134の回路例の特徴は、発生させる基準電圧が電源電圧、温度、IC製造時の前半工程等の影響を受けるため、第2の基準電圧発生回路131(従来例で用いていた基準電圧発生回路31)で発生させる基準電圧よりも変動量が大きいが、基準電圧の出力レベルが安定するまでの時間は、第2の基準電圧発生回路131よりもかなり短くできるということである。実際に、昇圧回路とフラッシュメモリセルを用いた第2の基準電圧発生回路131から出力される基準電圧が安定するための時間は500ns〜1μs程度必要であるが、図2(a)から図2(d)に示したような回路構成の第1の基準電圧発生回路134ではドライブする基準電圧線に寄生する寄生容量にも依存するものの、100ns以下で安定させることが可能である。
【0042】
次に、このように構成された本実施形態のフラッシュメモリセルにおける、プログラム(データ書き込み)時の主要な信号の遷移について、図3を参照しながら説明する。プログラム処理が開始される(図3中、A点)と同時に、第1の基準電圧発生回路134のイネーブル信号135と第2の基準電圧発生回路131のイネーブル信号132が共にアクティブになり、第1の基準電圧発生回路134からは基準電圧137が出力されて安定になる(図3中、B点)。マルチプレクサ138は、プログラム処理の開始時点(図3中、A点)から既に基準電圧137を選択してノード129に出力しており、この時点では、第2の基準電圧発生回路131の出力136は選択されていない。
【0043】
第1の基準電圧発生回路134からの基準電圧137が安定したところで(図3中、B点)、昇圧回路130のイネーブル信号133がアクティブになり、基準電圧137を基準にとして昇圧回路130が昇圧動作を始める。昇圧回路130からの出力128が安定点に到達するまでには少し時間が必要であるため、その出力が安定する時点(図3中、C点)付近では、すでに第2の基準電圧発生回路131で生成される基準電圧136は、十分安定したレベルに到達している。
【0044】
この時点(図3中、C点)で、マルチプレクサ138の選択信号139が変化し、それまで第1の基準電圧発生回路134からの基準電圧137を選択してノード129に出力していたものを、第2の基準電圧発生回路131からの基準電圧136を選択してノード129に出力するように切り替える。基準電圧136は、上述したように電源電圧、温度、ICの製造条件等の変化やばらつきに対して影響を受けずに安定しているため、正確な基準電圧が昇圧回路130の基準電圧として用いられることになる。
【0045】
このように、図3中のC点で昇圧回路130の基準電圧が基準電圧137から136に切り替えられるため、昇圧回路130の出力電圧128はより正確な電圧にコントロールされる。しかし、C点ではすでに出力電圧128はプログラム動作を実効するために十分高い電圧まで昇圧されているため、その変動に必要な時間は十分に短く抑えられ、図3中のD点で最終的に安定した電位に到達する。このD点でのプログラムパルスがメモリセルのドレインに印加され、実際のプログラムが実行される。
【0046】
本実施形態によれば、昇圧回路130はまず、第1の基準電圧発生回路134からの立ち上がりの早い基準電圧137を基準として昇圧動作を開始し、次に第2の基準電圧発生回路131からの立ち上がりは遅いが正確な基準電圧136を基準として昇圧を完了し、最終電位に到達する。これにより、従来問題となっていた昇圧回路の待ち時間(図8の時間T1)を短縮してプログラム時間を短くすることができる。
【0047】
さらに、図2に示した第1の基準電圧回路134で生成される基準電圧137の設定値を、デバイスの仕様値における温度範囲や電源電圧範囲の中で、第2の基準電圧発生回路131で生成される基準電圧136の設定値よりも必ず低くなるように設定しておくことにより、昇圧回路130の出力129がオーバー規定値以上の電圧に昇圧することが無くなるため、安全性に優れた設計を行うことができる。
【0048】
なお、図2は簡単な基準電圧発生回路の一例を示しているのみであって、他の手法の基準電圧発生回路を用いてもよい。また、図2中の回路の電源電圧をVCCではなく、他の電圧を用いてもよく、例えばフラッシュメモリの読み出しを行うときに使用する昇圧回路(本明細書では図示していない)から出力される電圧を用いてもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、昇圧回路の待ち時間を短縮して不揮発性半導体記憶装置のプログラム時間の短縮化を図ることができる。特に、最近では、不揮発性半導体記憶装置の電源電圧が低くなり、プログラムに要する高電圧が安定するまでの時間が無視できなくなっているため、本発明の効果は顕著なものになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるフラッシュメモリの構成を示すブロック図である。
【図2】(a)〜(d)は、本発明の一実施形態であるフラッシュメモリにおける第1の基準電圧発生回路の例を示す回路図である。
【図3】本発明の一実施形態であるフラッシュメモリの動作を説明するためのタイミング図である。
【図4】一般的なフラッシュメモリセルの構成を示す断面図である。
【図5】従来のフラッシュメモリの構成を示すブロック図である。
【図6】従来のフラッシュメモリの動作を説明するためのタイミング図である。
【図7】従来の基準電圧発生回路を示す回路図である。
【図8】基準電圧発生回路の特性を説明するための図である。
【符号の説明】
1、2 拡散領域
3、5 酸化膜
4 フローティングゲート
6 コントロールゲート
11、111、 フラッシュメモリセルアレイ
12、112 フラッシュメモリセル
13、113 ワード線
14、114 ビット線
15、115 ソース線
16、116 X−デコーダ
17、117 Y−デコーダ
18、118 ソーススイッチ
19、119 ビット線電圧制御回路の出力
20、120 ワード線電圧制御回路の出力
21、121 ソース電圧制御回路の出力
22、122 ビット線電圧制御回路
23、123 ワード線電圧制御回路
24、124 ソース電圧制御回路
25、125 ビット線電圧制御回路のイネーブル信号
26、126 ワード線電圧制御回路のイネーブル信号
27、127 ソース電圧制御回路のイネーブル信号
28、128 昇圧回路で発生された高電圧
29 従来の基準電圧発生回路で発生された基準電圧
30、130 昇圧回路
31 従来の基準電圧発生回路
32 従来の基準電圧発生回路のイネーブル信号
33、133 昇圧回路のイネーブル信号
51、52 フラッシュメモリセル
53、54 バイアストランジスタ
55、56 Pチャネル型トランジスタ
57 出力トランジスタ
58 昇圧回路
59 ノード
60、61 抵抗
62 プログラム開始命令
129 マルチプレクサで選択された基準電圧
131 第2の基準電圧発生回路
132 第2の基準電圧発生回路のイネーブル信号
134 第1の基準電圧発生回路
135 第1の基準電圧発生回路のイネーブル信号
136 第2の基準電圧発生回路で発生された基準電圧
137 第1の基準電圧発生回路で発生された基準電圧
138 マルチプレクサ
139 マルチプレクサのイネーブル信号
151、156 Pチャネル型トランジスタ
152、153、159 抵抗
154、160 Pチャネル型トランジスタの入力
155、161、162 ノード
157、158 バイポーラトランジスタ

Claims (2)

  1. メモリセルに対してデータを書き込みまたは消去する際に外部電源電圧よりも高い電圧を発生させるために使用される昇圧回路を有する不揮発性半導体記憶装置において、
    前記データの書き込み時に活性化されて、前記外部電源電圧を用いて第1の基準電圧を生成する第1の基準電圧発生回路と、
    前記データの書き込み時に活性化されて、前記外部電源電圧を用いて該外部電源電圧よりも高い内部電圧を生成し、該内部電圧を用いて前記第1の基準電圧よりも高い第2の基準電圧を生成する第2の基準電圧発生回路と、
    前記第1の基準電圧発生回路の出力と前記第2の基準電圧発生回路の出力のいずれか一方を選択して前記昇圧回路の基準電圧入力端子に供給する選択回路とを有し、
    前記第1の基準電圧発生回路は、出力レベルが前記第1の基準電圧で安定するまでの時間が、前記第2の基準電圧発生回路における出力レベルが前記第2の基準電圧で安定するまでの時間よりも速く、
    前記選択回路は、前記データの書き込み時において、前記第1の基準電圧発生回路の出力を選択し、
    前記昇圧回路は、前記第1の基準電圧発生回路の出力が安定した時点で活性化され、
    前記選択回路は、前記昇圧回路が活性化された後に前記第2の基準電圧発生回路にて生成される前記第2の基準電圧が安定すると、前記第1の基準電圧発生回路の出力に代えて該第2の基準電圧発生回路の出力を選択し、
    前記昇圧回路の出力が前記第2の基準電圧よりも高い所定電圧に到達した時点で、該昇圧回路の出力が前記メモリセルに印加されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置を制御する方法であって、
    データを書き込む際の高電圧を必要とする動作の開始に伴い、前記選択回路が前記第1の基準電圧発生回路の出力を選択して前記昇圧回路の基準電圧入力端子に接続すると共に、該第1の基準電圧発生回路および前記第2の基準電圧発生回路を活性化する工程と
    次に、前記第1の基準電圧発生回路の出力レベルが前記第1の基準電圧で安定した時点で前記昇圧回路を活性化して昇圧動作を開始する工程と
    その後、前記第2の基準電圧発生回路の出力レベル前記第2の基準電圧で安定した時点で前記選択回路が前記第2の基準電圧発生回路の出力を選択してその出力電圧を前記昇圧回路の基準電圧入力端子に供給する工程と、
    その後に、前記昇圧回路の出力が前記第2の基準電圧よりも高い所定電圧に到達した時点で、該昇圧回路の出力をメモリセルに印加する工程と、
    を包含することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の制御方法。
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