JP3826507B2 - 殺菌水供給装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被浄化装置に殺菌水を供給する殺菌水による浄化装置及び便器浄化装置に関する。
【0002】
【従来技術】
被浄化装置に殺菌水を供給する殺菌水による浄化装置として、本出願人は、先に特願8ー56712なるものを出願している。
【0003】
これは、殺菌水供給路に備えられた開閉弁に開信号を送ることにより、殺菌水供給を開始させる構成であるが、この構成において、所定の予定時刻になると自動的に開信号を出力するタイマー手段を備えたものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、何等かの要因により予定時刻通りに殺菌水供給が行われないと、被浄化装置が浄化されず汚れが普段より大きくなってしまうことが予想される。
【0005】
しかしながら、この状態で汚れの原因を究明しようとしても、予定時刻通りに殺菌水供給が行われなかったためなのか、その他の原因なのか知るよしがなく、対策を立てることが難しかった。
【0006】
また、別の問題として、小便器の洗浄装置を例に取ると、予定時刻通りに殺菌水供給しても、その直後に小便器が使用されると、殺菌水が置換されてしまい殺菌効果が低下することがあった。
【0007】
本発明は、例えば予定時刻通りに殺菌水供給が行われた否かを把握することにより、予定時刻通りに行われなかった場合などの対策を適切に行えるようにすることを第1の目的とし、殺菌水の被供給装置に供給されたばかりの殺菌水が置換されることを防止することを第2の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
本発明は、対象部位に対して所定量の殺菌水供給を行う制御手段と、予定時間経過又は予定時刻になると制御手段を作動させるタイマー制御手段と、予定時間経過又は予定時刻に殺菌水の供給状況を記憶する記憶手段とを設けたため、殺菌水の供給が行われなかった場合、記憶内容に基づき何等かの対応を行うことができる。
【0009】
記憶手段は、好適には、予定時間経過又は予定時刻の前後の時間帯の殺菌水の供給状況を記憶することが望ましい。
【0010】
好適な実施形態として、記憶手段の記憶内容を報知する報知手段を備えれば、対象部位の汚れの原因が、殺菌水の供給が行われなかったためなのか、その他の原因なのかが把握できる。
【0011】
さらに詳細に原因究明するためには、殺菌水の供給が行われなかった場合、その回数やその発生頻度、さらには対象部位が例えば便器の場合、殺菌水供給直後に便器が使用されなかったか、等について記憶するようにすればよい。
【0012】
別の好適な実施形態としては、記憶手段の記憶内容に基づき、殺菌水供給に関する制御の内容を変更することができる。
【0013】
すなわち、例えば予定時刻等に殺菌水の供給が行われなかったことが記憶されている場合、次回の殺菌水供給時に多量の殺菌水供給を行い、汚れ促進の低減を試みるのである。
【0014】
他の好適な実施形態としては、記憶手段の記憶内容に基づき、予定時刻等を変更することができる。
【0015】
即ち、例えば殺菌水の供給が行われなかったことが記憶されている場合次回の殺菌水供給時までの間隔を短縮して、汚れ促進の低減を試みるのである。
【0016】
また、本発明は、好適な実施形態として、以上の各種構成を便器殺菌装置に適用することにより、何等かの原因により便器が普段よりも汚れていたとしても、その原因究明が容易であるばかりか、その対策を自動的に行うことができるのである。
【0017】
本発明は、また、対象部位に殺菌水供給することにより、対象部位の菌の繁殖を防止してなる殺菌水供給装置において、所定のタイミングがくると、対象部位の菌数を所定値以下にすべく、対象部位に殺菌水供給開始する殺菌水供給手段と、このタイミング後の所定の時期に、対象部位の菌の繁殖度合を所定値以下にすることが可能か否か検知する検知手段と、この検知手段が可能でないことを検知した場合、所定の対策を施す対策手段と、を備えることにより、例えば何らかの原因により、所定のタイミングになっても殺菌水供給できない場合であっても、それを検知することによって適切な対策を施すことができるのである。
【0018】
このような検知手段の実施形態としては、前記タイミングに遅れずに殺菌水供給開始されるか否かに応じて、前記検知を行う態様が可能であるが、その原因が断水等の原水供給異常の場合は、前記タイミングに遅れずに原水が供給されるか否かに応じて、前記検知を行うことができる。
【0019】
一方、その原因が開閉弁の場合は、前記タイミングに遅れずにこの開閉弁が開くか否かに応じて、前記検知を行うことができるが、より詳細には、停電の場合、断線等による開閉弁の異常毎に検知することができる。
【0020】
検知手段の他の実施形態として、供給する殺菌水の殺菌機能が所定値以上か否かに応じて、前記検知を行う態様が可能であるが、その原因が電解槽異常等の殺菌物質生成機能の異常の場合は、この殺菌物質を生成する機能が所定値以上か否かに応じて、前記検知を行うことができる。
【0021】
一方、その原因が塩素不足等の原料物質不足の場合は、原料物質の供給量が所定値以上か否かに応じて、前記検知を行うことができる。また、その原因が不純物過剰の場合は、原料物質の供給量が所定値以上か否かに応じて、前記検知を行うことができる。
【0022】
次に、本発明における対策手段の実施形態としては、前記検知手段が可能でないと検知した場合、その旨報知する態様をとることができる。
【0023】
また、対策手段の他の実施形態としては、前記検知手段が可能でないことを検知した場合、その旨記憶し、その後前記検知手段が可能であると検知した場合、前記記憶内容を加味して殺菌水供給を行うことができる。これは好適には、殺菌水供給量の増加によってなされる。
【0024】
対策手段の別の実施形態としては、前記殺菌水供給手段とは他に、前記対象部位に対して洗浄水を供給する洗浄水供給手段を備えるとともに、前記対策手段は、前記検知手段が可能でないことを検知した場合、その旨を加味して洗浄水供給を行うことにより、殺菌水供給による効果が得られない場合には、次善の策として対象部位を洗浄することにより、菌の繁殖度合を抑止することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
第1図は、本発明の実施形態としての便器浄化装置の全体構成図であり、小便器1と給水配管2とが、開閉弁3を介して接続されており、小便器1は排水管4からの悪臭等を遮断するための貯溜部5を具備しており、開閉弁3は便器自動洗浄システム6により開閉制御されるようになっている。
【0026】
便器自動洗浄システム6は、図示しない赤外線等の人体検知装置を備え、小便器1の前から人が去ると開閉弁3を開いて小便器1に通水し、通水後所定時間経過すると、開閉弁3を閉じるものである。
【0027】
本実施形態では、さらに開閉弁3より上流側の給水配管2から分岐して、開閉弁3下流側の給水配管2に合流するバイパス配管7を備えており、バイパス配管7には、上流側開閉弁8、電解槽9、液だめ部10、圧送ポンプ11、下流側開閉弁12が備えられている。
【0028】
電解槽9は図示しない1対の電極を備え、この電極に通電することによって、電極間を通過する水道水を電気分解し、遊離塩素含有水を生成させる。
【0029】
液だめ部10は、電解槽9を通過した液体を貯溜するもので、大気開放型タンクにより形成されており、その液位が所定の高水位(HL)に達したことを検知するための上部フロートSW10aと、その液位が所定の低水位(LL)に低下したことを検知するための下部フロートSW10bとが備えられている。
【0030】
圧送ポンプ11は、液だめ部10に貯溜している液体を、その下流側のバイパス配管7を介して小便器1に送出するために設けられている。
【0031】
さらに、これらバイパス配管7に備えられた各負荷を制御するための制御装置13が設けられており、この制御装置13は、所定のトリガ信号により、上流側開閉弁8を開くとともに電解槽9に通電して遊離塩素含有水を生成させ、遊離塩素含有水が液だめ部10に所定の高水位(HL)まで貯溜されると、上流側開閉弁8を閉じるとともに電解槽9への通電停止する。
【0032】
制御装置13は、その後、下流側開閉弁12を開くとともに圧送ポンプ11を駆動して、液だめ部10に貯溜されている遊離塩素含有水を小便器1に供給した後、液だめ部10の液位が所定の低水位(LL)に低下すると、下流側開閉弁12を閉じるとともに圧送ポンプ11を停止せしめるのである。
【0033】
このようにして小便器1に供給された遊離塩素含有水は、小便器1の内壁面を殺菌洗浄するととともに、貯溜部5に貯溜されることにより雑菌の繁殖を防止するのである。
【0034】
次に、本実施形態を複数の小便器1a〜1cに適用した形態を図2に示し、図1と異なる点のみ説明する。
【0035】
すなわち、圧送ポンプ11より下流側のバイパス配管7は、分岐管7a〜7cに分岐しており、各分岐管7a〜7cは、下流側開閉弁12a〜12cを介して小便器1a〜1cに接続されているのである。
【0036】
尚、図2においては、説明の都合上、便器自動洗浄システム6により制御される開閉弁3、及び開閉弁3が設置されている給水配管2は図示を省略している。
【0037】
次に、図3は本実施形態を複数の小便器1a〜1cに適用した形態の外観図である。
【0038】
すなわち、トイレ内に設置されたパネル14前面に小便器1a〜1cが配置されており、パネル14背面に配置された制御基板により、制御装置13が構成される。
【0039】
また、パネル14前面には、制御装置13に接続された動作確認SW15が配置されるとともに、制御基板に対応する位置には、7セグメントのLEDからなる表示部16が配置されている。
【0040】
以上の構成を有する便器浄化装置において、制御装置13が行う制御について図4、5に示すタイムチャートを用いて詳細に説明する。
【0041】
まずは、バイパス配管7a〜7c内を水道水で満たすための動作について、図4を用いて説明する。
【0042】
[水道水貯溜動作]
すなわち、予め決められた予定時刻になると、上流側開閉弁8が開かれ、液だめ部10に貯溜を開始するのであるが、この際、電解槽9の電極には通電が行われないため、液だめ部10には水道水が貯溜される。
【0043】
やがて、液だめ部10の液位が4.35リットルに達したことを上部フロートSW10aのオンにより検知すると、ディレー時間tx(1sec)経過後、上流側開閉弁8を閉じて貯溜を終了する。
【0044】
ここで、ディレー時間txは、液だめ部10内の一時的な波立ちにより、上部フロートSW10aが短時間にオンオフを繰り返したとしても、上流側開閉弁8が短時間に開閉を繰り返さないように設けられているのである。
【0045】
[水道水放流動作]
続いて、上流側開閉弁8を閉じてから1sec経過後、最も遠い小便器1cに対応する下流側開閉弁12cを開き、ディレー時間t2(500msec)経過後、圧送ポンプ11を駆動して、液だめ部10からバイパス配管7cへの放流を開始する。
【0046】
ここで、ディレー時間t2は、完全に開いていない下流側開閉弁12cに対して、圧送ポンプ11の圧力がかかることを防止するために設けられているのである。
【0047】
やがて、液だめ部10の液位が0.35リットルまで低下したことを下部フロートSW10bのオフにより検知すると、ディレー時間t3(1sec)経過後、圧送ポンプ11を停止させ、100msec後に下流側開閉弁12cを閉じる。
【0048】
ここで、ディレー時間t3を設けている理由は、ディレー時間txと同様に、圧送ポンプ11が短時間に駆動/停止を繰り返さないようにするためであり、100msecの理由は、ディレー時間t2と同様に、圧送ポンプ11の吐出圧が完全になくなってから下流側開閉弁12cを閉じるためである。
【0049】
[水道水貯溜・放流動作繰り返し]
そして、下流側開閉弁12cを閉じてから1sec後、再び上流側開閉弁8を開いて、上記貯溜・放流動作をバイパス配管7b、7aに対して繰り返して行い、動作を終了する。
【0050】
以上の動作の終了時点では、バイパス配管7a〜7c内を全て水道水で満たすことによって、バイパス配管7a〜7c内の死水を置換することができるのである。
【0051】
続いて、小便器1a〜1cを殺菌水で洗浄し、各小便器のトラップ5a〜5c(図示せず)に殺菌水を貯溜するための動作について、図5を用いて説明する。
【0052】
[殺菌水貯溜/通電動作]
すなわち、上記動作が終了してから10sec後、電解槽9の電極への電源に通電開始し、100msec後に上流側開閉弁8を開き、その10msec後に電極の印加電圧に対するPWM制御を開始し、液だめ部10への殺菌水の貯溜を開始する。
【0053】
ここで、予め電極への電源に通電している理由は、上流側開閉弁8を開いた時にすぐにPWM制御が開始できるようにするためである。
【0054】
また、PWM制御とは、遊離塩素含有水の濃度を一定に保つためのもので、制御装置13から出力されるパルス幅を変更して電極の印加電圧を調整することにより、電極間の通電電流を一定に保つものである。
【0055】
やがて、液だめ部10の液位が4.35リットルに達したことを上部フロートSW10aのオンにより検知すると、ディレー時間tx(1sec)経過後、PWM制御を終了して上流側開閉弁8を閉じて、殺菌水の貯溜を終了する。
【0056】
そして、10msec後に電極の電源への通電を終了し、さらに10msec後には電極間を短絡させて、電極の滞留電荷の放電を開始する。
【0057】
ここで、ディレー時間txは、上流側開閉弁8が短時間に開閉を繰り返さないようにするためだけでなく、電極の通電開始/終了及び放電が、短時間に繰り返されないように設けられているのである。
【0058】
尚、電極間短絡による電極の滞留電荷の放電は、電極へのスケール付着防止である。
【0059】
[殺菌水放流動作]
続いて、上流側開閉弁8を閉じてから1sec経過後、最も遠い小便器1cに対応する下流側開閉弁12cを開くが、それ以降の動作は前述した[水道水放流動作]と全く同じであり、下流側開閉弁12cを閉じて動作を終了する。
【0060】
以上の動作の終了時点では、バイパス配管7a〜7cの共用部分を殺菌水で満たすことによって、この共用部分内の滞留水道水を置換することができるのである。
【0061】
[殺菌水貯溜/通電・放流動作繰り返し]
そして、下流側開閉弁12cを閉じてから10sec後、電極間短絡による放電を終了して電極への電源へ通電開始し、その10msec後に再び上流側開閉弁8を開くとともにPWM制御を開始し、上記殺菌水貯溜/通電・放流動作をバイパス配管7aから7cまで3×2回繰り返して行い、動作を終了する。
【0062】
ここで、7回目の動作における電極間短絡による放電を、6回目までの放電に比べて20sec長く行うことによって、電極へのスケール付着防止を確実に行うことができる。
【0063】
以上の動作の終了時点では、小便器1a〜1cが殺菌水で洗浄されるとともに、各小便器のトラップ5a〜5cに殺菌水が貯溜されているのである。
【0064】
続いて、制御装置13が行う他の制御について、図6に示すフローチャートに基づき説明する。
【0065】
すなわち、図示しない時刻設定SWにより時刻設定したか確認し(S1)、時刻設定していれば、48時間タイマーT1をスタートさせる(S2)。
【0066】
その後、予定時刻になったか確認し(S3)、予定時刻になっていなければ、T1タイマーが48時間を越えたか確認し(S4)、48時間を越えていれば、表示部16に例えば”0d”と表示させ(S5)、48時間を越えていなければ、ステップS3に戻って処理を継続する。
【0067】
一方、ステップS3で予定時刻になっていれば、図4、図5に示した殺菌水洗浄動作を開始する(S6)。
【0068】
ここで、本実施形態では、予定時刻は、3時と22時との2回設定される。なぜなら、上述した殺菌水洗浄動作の直後に小便器が使用されるのは、殺菌水の無駄となり望ましくないため、上述した殺菌水洗浄動作は小便器の使用頻度が低いときに行う方が良いのであるが、特に複数便器の浄化装置の場合、オフィスビル等の夜間は人が殆ど居ない非住宅建物に設けられることが多く、そうすると、8時から17時までを就業時間とすれば、前後に余裕を持たせて、22時から3時までは人が存在せず便器の無使用時間帯とみても現実的には差しつかえないからである。
【0069】
そして、22時の殺菌水洗浄動作によって、それまでの便器使用による汚れに対して迅速に対処できるとともに、3時の殺菌水洗浄動作によって殺菌水を補充し、それ以降の便器使用による汚れを予防するのである。尚、本実施形態では、22時に供給した殺菌水の殺菌機能持続時間に基づき、5時間後の3時に2回目の供給を行っているが、季節等により殺菌機能持続時間が変化する場合には、5時間後より短くしたり長くしたりしても良い。
【0070】
ステップS6に戻って、その後、殺菌水洗浄動作が正常に終了したか確認し(S7)、正常に終了していれば、T1タイマーをリセットして(S8)ステップS2に戻り、正常に終了していなければ、初期値0のカウンターをカウントアップし(S9)、ステップS4に至る。
【0071】
ここで、カウンターのカウント値は、EEPROM等の不揮発性メモリに記憶され、例えば、ステップS5で表示部16に”0d”が表示されている最中に、図3に示した動作確認SW15を操作することにより、表示部16に表示することができる。
【0072】
したがって、殺菌水洗浄動作が正常に終了していない状態が、48時間継続した場合、”0d”表示によってその旨を知ることができるとともに、その際、動作確認SW15を操作することにより、過去に発生した正常に終了していない殺菌水洗浄動作の全回数を知ることができるのである。
【0073】
また、ステップS7における殺菌水洗浄動作が正常に終了したかの判断は、下流側開閉弁12a〜12cについて、図7に示す処理を各々行うものである。
【0074】
すなわち、まず、下流側開閉弁への開信号が有るか確認し(S101)、開信号が有るとT2タイマーをスタートし(S102)、T2タイマーがカウントアップする前にフロートSW10a、10bが共にオフするか確認し(S103、S104)、T2タイマーがカウントアップすると、異常と判定する(S105)ものである。
【0075】
この図7と同様に、殺菌水供給路の異常判定処理を示すフローチャートを図8に示す。
【0076】
まず、設定された殺菌水供給時刻になると電解洗浄(プレ洗浄)を開始し(S301)、タイマーT1及びT2をセットする(S302)。なお、この実施形態では、タイマーT1は150秒、タイマーT2は5分経過するとカウントアップするように設定している。さら開閉弁8を開動作させて(S303)、タイマーT1がカウントアップしたか否かを確認する(S304)。タイマーT1がカウントアップしていなければ、フロートSW10bがオンするか確認し(S305)、オンしていなければフロートSW10aがオンするか確認する(S306)。オンしていなければ、S304のステップに戻り、再びタイマーT1がカウントアップしたか否かを確認する。ここで、タイマーT1がカウントアップしていなければ上記ステップを繰り返すが、タイマーT1がカウントアップしていれば、給水異常と判断し、給水異常モードフラグK=1に設定して(S307)、開閉弁8を閉動作させ(S308)、異常待機モードに入り表示部16に゛09゛を表示する(S309)。また、S305でフロートSW10bがオンであれば、フロートSW10aがオンするか確認する(S310)。フロートSW10aがオンであれば、正常と判断し、開閉弁8を閉動作させ(S311)、一連のステップを終了する。一方、S310でフロートSW10aがオンしていなければ、タイマーT2がカウントアップしたか否かを確認し(S312)、タイマーT2がカウントアップすれば、フロートSW10aの故障と判断し(S313)、開閉弁8を閉動作させて(S314)、異常待機モードに入り表示部16に゛08゛を表示する(S315)。さらに、S306でフロートSW10aがオンでなければ、フロートSW10bの故障と判断し(S316)、開閉弁8を閉動作させて(S317)、異常待機モードに入り表示部16に゛07゛を表示する(S318)。
【0077】
なお、上記実施の形態ではタイマーT1は150秒、タイマーT2は5分経過するとカウントアップするように設定している場合について説明したが、タイマーT1、T2は任意に設定できるものであり、上記実施の形態に限定されるものではない。
【0078】
以上の図7、図8は、殺菌水供給路の異常判定として、専ら給水異常(断水)を判定するものであったが、殺菌水供給路の異常としては、開閉弁8、12の異常も考えられる。
【0079】
このような開閉弁異常の要因として考えられる停電の場合、回路中のハーネス等に断線が生じた場合について、各判定処理を図9、図10に示す。
【0080】
通常、商用電源の電圧は一般的に−141Vから+141Vまで周期的に変化し、この商用電源が0V付近では制御装置13内に設けられたマイコンのポートP01はHiとなり、それ以外の電圧ではポートP01はLoとなる。したがって、図9において、まず、マイコンのポートP01がHiか否かを確認し(S401)、HiでなければHiになるまで待機し、Hiであれば停電検出タイマーをセットする(S402)。次にマイコンのポートP01がLoか否かを確認し(S403)、Loであれば通常動作を行うが(S407)、Loでなければ停電検出タイマーが0か否かを確認する(S404)。停電検出タイマーが0でなければ正常と判断され、S403のステップに戻るが、停電検出タイマーが0であれば、停電であることが検知され(S405)、各制御信号を安全側へ切り替えて、マイコンの動作を停止させる(S406)。
【0081】
次に、図10を用いて回路中のハーネス等に断線が生じたの場合の検知方法を以下に説明する。
【0082】
通水時、マイコン31のポートP04からHi信号が出力されるとトランジスタTr1がオンし、RY1のコイルに+12Vの電圧が印加されて、RY1のリレーがオンして開閉弁8が開動作する。その際、トランジスタTr1が正常にオンしてRY1に通電されていると、トランジスタTr2のコレクタの電圧P03がLoからHiに変化するが、トランジスタTr1が正常にオンせず、RY1に通電されていないと、トランジスタTr2のコレクタの電圧P03がLoのままであり、断線検出等の異常を検知できる。
【0083】
さらに、回路中のハーネス等に断線が生じた場合の他の検知方法を図11を用いて以下に説明する。
【0084】
通水時、マイコン31のポートP06からHi信号が出力されるとトランジスタTr1がオンし、開閉弁8が開動作する。その際、抵抗r1に電流が流れるために電流の値に依存した電圧が生じるが、その電圧の値をマイコン31のポートP05に取り込み、電流値を算出することにより、開閉弁8に通電されているか否かを判断できる。つまり、その電流値が0であれば、上記図10の説明同様に、断線検出等の異常を検知できる。開閉弁3、12の回路も同様の検知方法にて断線検出等の異常を検知できる。
【0085】
以上の異常判定処理は、殺菌水供給できない場合の通水できない部分に着目したものであったが、通水は正常でも殺菌水中の殺菌機能(次亜塩素酸濃度)が正常でない場合が考えられる。
【0086】
すなわち、殺菌水を電解槽により生成する形態では、電解槽電源に異常が生じた場合、電解槽へ供給される原水中の殺菌水生成のための原料物質濃度(塩素)が上昇または低下した場合が考えられ、電解槽電源に異常が生じた場合、電解槽へ供給される原水中の殺菌水生成のための原料物質濃度(塩素)が上昇、低下した場合の検知方法について、図12、13を用いて以下に説明する。
【0087】
図12において、電解槽9の電極間の電流検出回路2、電圧検出回路3によりマイコンのポートP07、P08に取り込む。なお、RY1は極性切換用リレーであり、r1は電流検出用の抵抗である。
【0088】
以下、図13を用いて、電解槽電源の異常検知方法を説明する。
【0089】
まず、電圧検出回路3により検出された電圧が1V以下か否かを確認し(S501)、電圧が1V以下であれば、その状態が所定時間(例えば10秒間)継続するか否かを確認する(S507)。所定時間経過しなければ再びS501の戻るが、所定時間経過すると、電解槽9もしくはコントローラ側のショートエラーと判断し(S508)、表示部16に゛01゛を表示する(S509)。また、S501で電圧検出回路3により検出された電圧が1V以下でなければ、次に電圧が4V以下か否かを確認し(S502)、電圧が4V以下であれば電流検出回路2により検出された電流が1.2A以下か否かを確認する(S510)。電流が1.2A以下であれば、その状態が所定時間(例えば10秒間)継続するか否かを確認し(S511)、所定時間経過しなければ再びS501の戻るが、所定時間経過すると、電解槽電源異常と判断し(S512)、表示部16に゛02゛を表示する(S513)。S510で電流検出回路2により検出された電流が1.2A以下でない場合については後述する。
【0090】
また、S502で電圧検出回路3により検出された電圧が4V以下でなければ、次に電圧が40V以上か否かを確認し(S503)、電圧が40V以上でなければS502にもどるが、電圧が40V以上であれば、電流検出回路2により検出された電流が0.5A以上か否かを確認する(S504)。電流が0.5A以上でなければ、その状態が所定時間(例えば10秒間)継続するか否かを確認する(S517)。所定時間経過しなければ再びS501の戻るが、所定時間経過すると、電解槽電源もしくはコントローラ側のオープンエラーと判断し(S518)、表示部16に゛04゛を表示する(S519)。また、S504で電流検出回路2により検出された電流が0.5A以上であれば、さらに電流が1.2A以上か否かを確認し(S505)、電流が1.2A以上であれば、通電終了したか否かを確認して(S506)、通電終了していなければS501に戻り、通電終了していれば、一連の処理を終了する。また、S505で電流が1.2A以上でない場合についての説明は以下にする。
【0091】
次に、電解槽へ供給される原水中の殺菌水生成のための原料物質濃度(塩素)が上昇、低下した場合の検知方法について図13を用いて説明する。
【0092】
S510で電流検出回路2により検出された電流が1.2A以下でない場合、その状態が所定時間(例えば10秒間)継続するか否かを確認する(S514)。所定時間経過しなければ再びS501の戻るが、所定時間経過すると、電解槽へ供給される原水の水質エラーと判断し(S515)、表示部16に゛03゛を表示する(S516)。この際電解槽へ供給される原水中のイオン濃度が異常に高い場合であり、原料物質濃度(塩素)が上昇するが、殺菌水生成のための不純物も多く含まれているため、目標とする殺菌水を生成することができないことがある。また、S505で電流検出回路2により検出された電流が1.2A以下でない場合も同様に、その状態が所定時間(例えば10秒間)継続するか否かを確認する(S520)。所定時間経過しなければ再びS501の戻るが、所定時間経過すると、電解槽へ供給される原水の水質エラーと判断し(S521)、表示部16に゛05゛を表示する(S521)。この際電解槽へ供給される原水中の殺菌水生成のための原料物質濃度(塩素)が低下しており、殺菌水生成のための原料物質濃度(塩素)が上昇したときと同様に、目標とする殺菌水を生成することができない。
【0093】
これら各種判定結果に基づく対策は、図6、図8、図13では報知機能であったが、別の実施形態として、断水から復帰した場合の対策を一例として図14に示す。
【0094】
まず、図8で説明した給水異常モードフラグK=1であるか否かを確認し(S601)、K=1の場合は殺菌水供給カウンタN=2に設定し(S602)、給水異常モードフラグK=1でなければ殺菌水供給カウンタN=1に設定する(S608)。次に殺菌水によるプレ洗浄を実行し、次に本洗浄を実行した後(S604)、殺菌水供給カウンタN=Nー1を演算し(S605)、殺菌水供給カウンタN=0か否かを確認する(S606)。殺菌水供給カウンタN=0でなければS604に戻り、さらに本洗浄を実行する。S606で殺菌水供給カウンタN=0であれば、給水異常モードフラグK=0にリセットし(S607)、本処理を終了する。したがって、給水異常モードフラグK=1であれば本洗浄を2回繰り返すことにより、各種機能異常中に菌が増殖しても各種機能復帰後に殺菌水供給量を通常より大きくするため、菌の増殖を速やかに抑制できる。
【0095】
また、図14とは別の実施形態として本洗浄による殺菌水供給時間を長く設定することにより、各種機能異常中に菌が増殖しても、その間洗浄水を通常よりも多く供給するため、菌増殖度合を低く抑えることができる。
【0096】
また、前述した殺菌水供給路の異常から復帰しない場合は、便器自動洗浄システム6による自動洗浄時間を長く設定するようにしてもよい。
【0097】
以上の実施形態では、3時と22時との1日2回の予定時刻になると、殺菌水供給していたが、他の実施形態として、小便器の使用頻度が低い時期を予測し、その時期に殺菌水供給しても良い。
【0098】
これを図15に基づき説明するが、ここで小便器の使用頻度が低い時期を選んだのは、洗浄水により殺菌水が置換される恐れが少ないのと、殺菌水供給が人目につきにくいためによる。ここでは、3日間の小便器の使用頻度データをもとに小便器の使用頻度が低い時期を予測する方法について説明する。
【0099】
1日を24ブロックの時間帯に分割し、それぞれ人が小便器を使用したか否かを人体検知センサ(US)等により検知する。人が使用したことを検知していないブロックにはカウンタに1増加し、人が使用したブロックにはカウンタをリセット、すなわち0が代入される。すなわち、前日カウンタが1であったブロックに人が使用すればカウンタは0になり、人が使用しなければカウンタは2になる。このようにして、3日間カウンタを演算し、3日目にカウンタが3であるブロックを未使用ブロック、つまり、小便器の使用頻度が低い時期(図15では0〜5、21〜23のブロックが該当)と認識する。
【0100】
また、図15の実施形態との他に、単に小便器の未使用時間が2時間経過すると、小便器の使用頻度が低い時期であると見做すこともできる。すなわち、例えばオフィス設置の小便器であれば、オフィスに人がいる時間帯には、2時間も未使用時間が継続することは考えられないからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態としての便器浄化装置の全体構成図
【図2】本発明の実施形態を複数の小便器に適用した図
【図3】同実施形態の外観図
【図4】本発明の殺菌水供給前の、水道水供給動作を示すタイムチャート
【図5】本発明の殺菌水供給動作を示すタイムチャート
【図6】制御装置13が行う他の制御を示すフローチャート
【図7】同フローチャートにおける殺菌水供給路の異常判定処理を示す図
【図8】同殺菌水供給路の異常判定処理を示す図
【図9】同殺菌水供給路の異常判定処理を示す図
【図10】同殺菌水供給路の開閉弁動作回路図
【図11】同殺菌水供給路の別の開閉弁動作回路図
【図12】電解槽電源回路図
【図13】同電解槽電源回路の異常判定処理を示す図
【図14】制御装置13が行う別の制御を示すフローチャート
【図15】小便器の使用実績学習の説明図
【符号の説明】
1…小便器
7…バイパス配管
9…電解槽
10…液だめ部
Claims (8)
- 殺菌水供給手段から対象部位へ殺菌水を供給する殺菌水供給装置において、対象部位に対して所定量の殺菌水供給を行う制御手段と、予定時間経過又は予定時刻になると、前記制御手段を作動させるタイマー制御手段と、前記予定時間経過又は予定時刻における前記殺菌水の供給状況を記憶する記憶手段と、を設けたことを特徴とする殺菌水供給装置。
- 前記記憶手段の記憶内容を報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の殺菌水供給装置。
- 前記記憶手段は、前記予定時間経過又は予定時刻に殺菌水の供給が行われなかった場合、その回数を記憶することを特徴とする請求項1、2記載の殺菌水供給装置。
- 前記制御手段は、前記記憶手段の記憶内容に基づき、殺菌水供給に関する制御の内容を変更することを特徴とする請求項1記載の殺菌水供給装置。
- 前記制御手段は、前記予定時間経過又は予定時刻に前記殺菌水の供給が行われなかったことが記憶されている場合、次回の制御手段作動時の前記所定量を大きくすることを特徴とする請求項4記載の殺菌水供給装置。
- 前記タイマー手段は、前記記憶手段の記憶内容に基づき、前記予定時間経過又は予定時刻を変更することを特徴とする請求項1記載の殺菌水供給装置。
- 前記タイマー手段は、前記予定時間経過又は予定時刻に前記殺菌水の供給が行われなかったことが記憶されている場合、次回の予定時刻を早くすることを特徴とする請求項6記載の殺菌水供給装置。
- 前記対象部位が、便器装置である請求項1〜7記載の殺菌水供給装置。
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- 1997-07-19 JP JP20976897A patent/JP3826507B2/ja not_active Expired - Lifetime
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