JP3825720B2 - 情報空間提供システム及び方法 - Google Patents

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    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はユーザが情報供給部に対してアクセスするための情報空間をネットワーク上に提供するシステム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワーク、特にインターネット(公衆通信回線網)の伝送路を介して、パーソナルコンピュータ等からなるユーザ端末装置によりアクセス可能なサイトに「コミュニケーションツール」や「情報収集ツール」が配設され、利用されている。コミュニケーションツールとして、代表的なものは、BBS(Bulletin Board System)及びChatである。情報収集ツールとして代表的なものは、検索エンジンである。
【0003】
BBSはネットワーク上のHTTP(Hypertext transfer Protocol)サーバ上でCGI(Common Gateway Interface)によって構成される。利用者は通常ブラウザでアクセスし、テキストで文章を投稿する。不特定多数がそこへ文章を投稿することにより、コミュニケーションが成立する。BBSはそのCGIによって多少のバリエーションがあるが、コミュニケーションのリアルタイム性が低い;リアルタイム性が低い為、逆に時間の束縛は少ない;ログの閲覧が容易である、等の特徴を有する。
【0004】
一般的にBBSは同じ趣味を持つ者同士がコミュニケーションを行う場として使用されるが、どういう用途で使用されるかは、そのBBS提供者に任されている。またその提供方法も千差万別である。リアルタイム性が低いことは、時間を束縛されないという意味では利点でもあるのだが、即応性を求めるユーザにとっては大きな欠点である。また、自分に有用なBBSを広大なインターネット空間の中から能動的に探す必要があり、探したとしても最適なBBSが確実に存在する保証は無いという欠点もある。
【0005】
Chatとはネットワークを介し不特定多数の人がリアルタイムで会話をするシステムである。HTTPサーバ上のCGIで実現される例もあれば、専用のサーバとクライアントで実現される例もある。Chatの種類としては、会話をテキストのみで行うシステムと、「アバター」と呼ばれる自分の代わりとなる人格がネットワーク上の仮想空間で対話するシステムとがある。
【0006】
通常のChatの場合、テキストベースでのコミュニケーションを不特定多数の間で行う。1988年にフィンランドで開発され、1990年には日本でも利用が開始されたネットワークリアルタイムIRC(Internet Relay Chat)等が一般的に使われている。テキストベースの情報のやり取りなので、ネットワークへの情報伝送量が少なくてすみ、ブロードバンドなネットワーク環境を要求されない。簡易に使用できるのが利点であるが、テキストのみのコミュニケーションなので、細かな感情やニュアンスまで伝わらないといった欠点がある。
【0007】
一方、アバターを用いたChatの場合、アバターという自分の行動を代理する化身がネットワーク上の仮想空間で活動し、他者とコミュニケーションを取る。これによってテキストのみでは伝えきれないニュアンスなどの伝達も可能となる。この種のシステムとして、現在幾つかのサイトが存在し、これ等は、提供側が仮想空間を構築し、その中をアバターが活動し、コミュニティーを形成するというものである。
【0008】
アバターを用いたChatとしては、2次元の仮想空間を使用した2D(2次元)Chatと、3次元の仮想空間を使用した3D(3次元)Chatとがある。アバターを用いた2DChat及び3DChatは、世界が2D(2次元)で構築されているか3Dで構築されているか、その世界が広いか狭いか、アバターの種類が多いか少ないか、という違いはある。しかし、これ等の2DChat及び3DChatは、基本的に同じ考え方で構築された世界である。
【0009】
現存のChatは、あくまで提供側が構築した世界の中でのみしか活動できず、また自分がコミュニケーションを取りたい相手がその場にいるとは限らないという点が欠点である。総合的に、Chatはリアルタイム性の高いBBSということもできる。つまり広大なインターネット空間で自分に適したChatサイトを探さなければならない、最適なChatがあるかどうかはわからないという欠点もそのまま引き継いでいる。
【0010】
検索エンジンとは、キーワードを入力し、インターネット上のそのキーワードに関連するサイトを収集するものである。仕組みとしては、検索エンジンが内部にサイトのデータベースを保有し、その中を指定されたワードで検索する。データベース作成では、ロボットが周期的にインターネット上から情報を収集するタイプと、サイト作成者が能動的にエンジンに登録するタイプがある。
【0011】
検索エンジンはインターネット上のサイトを検索する機能を持つのみであり、それ以外の手段で求める情報を収集することはできない。個人が単独で調査をする場合にはある程度有効ではあるが、情報収集の手段としては十分ではないと考えられる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ユーザが情報を収集するのに最適な情報空間をネットワーク上に提供することが可能なシステム及び方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の視点は、ネットワーク上に情報空間を提供するシステムであって、
複数のユーザに対して選択的に情報の交換を行うユーザ仲介部と、
複数の情報供給部に対して選択的に情報の交換を行う供給仲介部と、
前記情報供給部と複数のキー記号との対応関係を示すテーブルと、情報空間を形成するための複数の画像材料とを含む基本データを記憶する基本データ管理部と、
各ユーザの検索対象を表すキー記号が入力されるのに応答し、前記テーブルを参照して前記キー記号に関連する情報供給部と、これを代表する画像材料とを前記基本データから選択し、選択した画像材料を使用して前記キー記号に対応する情報空間を形成する空間プロデューサと、各情報空間内に対応のユーザの行動を代理するキャラクタを配置した状態で、前記ユーザ仲介部を介して各情報空間を対応のユーザに提供すると共に、対応のユーザが、各情報空間内の画像材料を選択することにより、前記供給仲介部を介して任意の情報供給部に選択的にアクセスできるように、情報空間を運営する空間マネージャと、を含む空間管理部と、を具備することを特徴とする。
【0014】
本発明の第2の視点は、複数のユーザに対して選択的に情報の交換を行うユーザ仲介部と、複数の情報供給部に対して選択的に情報の交換を行う供給仲介部と、を有するシステムを用いてネットワーク上に情報空間を提供する方法であって、
前記情報供給部と複数のキー記号との対応関係を示すテーブルと、情報空間を形成するための複数の画像材料とを含む基本データを記憶する工程と、
各ユーザの検索対象を表すキー記号が入力されるのに応答し、前記テーブルを参照して前記キー記号に関連する情報供給部と、これを代表する画像材料とを前記基本データから選択し、選択した画像材料を使用して前記キー記号に対応する情報空間を形成する工程と、
各情報空間内に対応のユーザの行動を代理するキャラクタを配置した状態で、前記ユーザ仲介部を介して各情報空間を対応のユーザに提供すると共に、対応のユーザが、各情報空間内の画像材料を選択することにより、前記供給仲介部を介して任意の情報供給部に選択的にアクセスできるように、情報空間を運営する工程と、
を具備することを特徴とする。
【0015】
更に、本発明の実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が省略されることで発明が抽出された場合、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照して以下に説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
【0017】
図1は本発明の第1の実施の形態に係る情報空間提供システムと、ユーザ側の端末と、情報供給部との関係の基本的な概念を示すブロック図である。
【0018】
本実施の形態において、情報空間を提供するシステム20は、ネットワーク12、特にインターネット(公衆通信回線網)の伝送路を介して、パーソナルコンピュータ等からなるユーザ端末装置14によりアクセス可能なサイトに配設される。このため、情報空間提供システム20のホストコンピュータは、複数のユーザに対して選択的に情報の交換を行う窓口となるユーザ仲介部22を有し、これがネットワーク12に接続される。
【0019】
また、情報空間提供システム20は、複数の情報供給部18に対して選択的に情報の交換を行う窓口となる供給仲介部24を有する。各情報供給部18は、例えば、現在インターネット上でアクセス可能な情報サイトのようなもので、夫々独自のコンテンツを有する。供給仲介部24は、専用或いは公衆ネットワーク16の伝送路を介して情報供給部18に接続される。ユーザ仲介部22側のネットワーク12と、供給仲介部24側のネットワーク16とは同じ物であっても、別の物であってもよい。
【0020】
情報空間をネットワーク上に提供するのに必要な基本的なデータを管理するため、情報空間提供システム20には、基本データ管理部26が配設される。基本データ管理部26に対応して、情報空間提供システム20の記憶部40には、基本データファイル42が形成される。基本データファイル42内は、情報供給部18と情報供給部18のコンテンツを表す複数のキー記号(例えば単語)との対応関係を示すテーブルや、情報空間を形成するための複数の画像材料等を含む基本データが記憶される。
【0021】
基本データファイル42内の基本データを更新するため、情報空間提供システム20には、データ更新部28が配設される。データ更新部28は、供給仲介部24及びネットワーク16を介して情報供給部18を定期的または不定期的に巡回する。もし、情報供給部18のコンテンツ等に変化があった場合、データ更新部28は、情報供給部18とキー記号との対応関係を示すテーブル等の基本データを変更する。
【0022】
基本データファイル42内の基本データを利用してユーザに情報空間を提供するため、情報空間提供システム20には、空間検索部32及び空間管理部34が配設される。空間管理部34に対応して、情報空間提供システム20の記憶部40には、空間管理ファイル44が形成される。空間管理ファイル44内には、後述の態様で形成される情報空間の状態、情報空間とキー記号との関係等が記憶される。
【0023】
空間管理部34は、情報空間を形成する空間プロデューサ35と、情報空間を運営する空間マネージャ36とを含む。また、空間検索部32及び空間管理部34には翻訳手段31が付設される。翻訳手段31は、ユーザにより端末装置14からユーザ仲介部22を介して検索対象を表すキーデータ、例えば単語、絵、音を上述の基本データに登録されたキー記号に翻訳する。
【0024】
翻訳手段31によりキーデータが翻訳されてキー記号が得られると、空間検索部32は、空間管理ファイル44に記憶された複数の既存情報空間から、キー記号に対応または関連する空間を検索する。空間検索部32は、該当する空間を見出した場合、見出した空間をこのキー記号に対応する情報空間として空間管理部34に通知する。空間検索部32は、該当する空間を見出せない場合、このキー記号に対応する情報空間を形成するように空間管理部34に指示する。
【0025】
情報空間を形成する場合、空間プロデューサ35にキー記号が入力される。空間プロデューサ35は、基本データファイル42内の上述の対応関係を示すテーブルを参照してキー記号に関連する情報供給部18と、これを代表する画像材料とを基本データから選択する。そして、選択した画像材料を使用してキー記号に対応する情報空間を形成する。
【0026】
このようにして形成された情報空間は、空間マネージャ36により空間管理ファイル44内に記憶される。また、空間マネージャ36は、各情報空間内に対応のユーザの行動を代理するキャラクタ例えばアバター(仮想人格)を配置した状態で、ユーザ仲介部22を介して各情報空間を対応のユーザに提供する。各情報空間において、ユーザは、画像内の画像材料を選択することにより、供給仲介部24を介して任意の情報供給部18に選択的にアクセスできる。
【0027】
図2は、第1の実施の形態における、空間プロデューサ35によって形成され、空間マネージャ36によってユーザに提供される3次元空間からなる情報空間の一例を示す図である。図2に示すように、各情報供給部18を代表する画像材料である建物64が、各広場62a〜62cを中心に放射線状に配列される。建物64には添え書き65が付され、これにより、ユーザは、建物64がどのような内容(コンテンツ)の情報供給部18を代表するものであるかを理解することができる。各ユーザは、自身を代表するキャラクタ(例えば、アバター66a)を介して建物64を訪れることにより、その建物64が有する情報を閲覧することができる。
【0028】
画像材料(図2の例では主に建物64)は、各ユーザが選択した仕様(鮮度、マッチ度、重要度、人気度)に従って、且つキー記号に対する関連性の高いものほど手前に大きく表示される。空間管理部34は、情報空間がキー記号に適合した雰囲気を有するように、キー記号に応じて、各情報供給部を代表する画像材料として異なる画像材料を割り当てることができる。なお、画像材料として、現実に存在する空間から取込んだ画像材料(建物、木、山、川等)を使用することもできる。
【0029】
図2に示すように、この情報空間には、複数のユーザを夫々代表する複数のアバター66a〜66dが配置される。このように同じ情報空間内に配置されたアバターは、それ等が代表するユーザが同じ或いは関連性が高い検索対象に興味を持っていることを示している。これ等のアバター同士は、共通の情報空間内で相互に対話し(即ち、空間管理部34及びユーザ仲介部22を介して通信し)、情報を交換することができる。
【0030】
例えば、典型的な例として、第1及び第2のユーザの検索対象を表すキー記号が互いに関連するものであり、且つ第1のユーザのための第1の情報空間が既に形成されて空間マネージャ36で運営されている場合がある。この場合、空間検索部32は、第2のユーザのキー記号から第1の情報空間の存在を見出し、その旨を空間管理部34に通知する。この通知に基づいて、空間マネージャ36は、第2のユーザに対して第1のアバターが既に配置された第1の情報空間を割り当て、これに第2のユーザを代表する第2のアバターを追加配置した状態で、第2のユーザに提供する。
【0031】
また、図2に示すように、この情報空間は、複数の広場が62a〜62cが道68によって接続されることにより構成される。各広場62a〜62cは、1つのキー記号に基づいて形成された情報空間単位を表す。空間マネージャ36は、互いに関連する複数のキー記号に基づいて形成された複数の情報空間単位を道(接続部)68を介して互いに接続する。各ユーザを代表するアバター66a〜66dは道68に沿って移動することにより、興味の感じるままに自由に広場(情報空間単位)62a〜62c間を行き来することができる。
【0032】
各広場62a〜62cを接続する道68において、各建物64が代表する情報供給部18の内容(コンテンツ)は漸次変化する。例えば、第1及び第2のキー記号に基づいて形成された第1及び第2の広場62a、62bを接続する道68において、第1の広場62aから第2の広場62bに近づくに連れ、各建物64が代表するコンテンツは、第1のキー記号に対する関連性が減少し、第2キー記号に対する関連性が増加するようになる。
【0033】
また、各広場62a〜62cを接続する道(接続部)68は、道68の使用頻度によって、その幅、構成、雰囲気等を変化させることができる。例えば、アバター66a〜66dが、第1及び第3の広場62a、62cを接続する道68を往来する回数が多い場合、この道68の入口が見やすくなる或いは幅が広がる等の変化が生じる。
【0034】
次に、本発明の第2の実施の形態に係る情報空間提供システムについて説明を行う。図3は第2の実施の形態に係る情報空間提供システム80を示すブロック図である。図3に示す各部分と、第1の実施の形態における各部分との対応関係は次の通りである。
【0035】
エステートサーバ82:情報供給部18、
ウォーカ84:ユーザ仲介部22で各ユーザを担当するエージェント、
トラベラ86:データ更新部28、
ワールドゲートサーバ88:翻訳手段31、空間検索部32、
シティサーバ92:空間管理部34で各シティを担当するエージェント、
材料データベース94:基本データファイル42、
シティデータベース96:空間管理ファイル44。
【0036】
図4は、第2の実施の形態における、ユーザが調べたいことに関するシティに接続するまでのフローを示す図である。先ず、ユーザは、調べたいことに関するキーデータをウォーカ84に入力し、ウォーカ84はこのキーデータをワールドゲートサーバ88に伝える(工程S1)。ワールドゲートサーバ88は、このキーデータに基づいて、材料データベース94に存在するキー記号との対応関係が判別できるか、シティデータベース96に対応するシティが存在するか、等を検索する(工程S2)。材料データベース94に存在するキー記号との対応関係が判別できない場合(工程S2の「NO1」)、その旨がユーザに伝達され、キーデータの再入力が求められる。
【0037】
欲しい情報に関するシティがシティデータベース96にある場合(工程S2の「YES」)、ワールドゲートサーバ88はこれをウォーカ84を介してユーザに伝達する(工程S3)。ユーザが、指定されたシティでOKであれば、そのシティへの接続を要求する(工程S4)。この要求は、ワールドゲートサーバ88からシティを担当するシティサーバ92に伝達される。シティサーバ92は、このシティを対応のユーザのウォーカ84に接続し(工程S5)、このユーザ側の端末にこのシティの描画を行う(工程S6)。ユーザはこのシティを介してシティサーバ92に入力を行うことにより(工程S7)、必要な情報をエステートサーバ82等から取り出すことができる(工程S8)。
【0038】
一方、欲しい情報に関するシティがシティデータベース96にない場合(工程S2の「NO2」)、ワールドゲートサーバ88は、あるシティサーバ92に新しくシティを運営するよう指示する。指示されたシティサーバ92は、材料データベース94から材料を収集し、新しいシティを形成する(工程S11)。この新しいシティはシティデータベース96に登録される(工程S12)。ワールドゲートサーバ88はこれをウォーカ84を介してユーザに伝達する(工程S3)。ユーザが、形成されたシティでOKであれば、そのシティへの接続を要求する(工程S4)。以降は、上述の工程S5〜工程S8と同様となる。
【0039】
なお、トラベラ86は、エステートサーバ82を定期的に巡回する(工程S21)。もし、エステートサーバ82のコンテンツ等に変化があった場合、トラベラ86は、材料データベース94に記憶されたエステートサーバ82とキー記号との対応関係等を変更する(工程S22)。
【0040】
即ち、ユーザが知りたい情報に関して調査を開始すると、ワールドゲートサーバ88はまずその情報に関するシティが既に存在しているかどうかを判定する。既存のシティに関する情報はシティデータベース96で管理されており、これを検索することで判定を可能にしている。該当するシティが既に存在している場合、そのシティを管理しているシティサーバ92にウォーカ84を繋ぐことで、ユーザは自分の知りたい情報の揃ったシティに入ることができる。既存のシティではユーザの知りたい情報が提供できないとワールドゲートサーバ88が判断した場合、その情報で構成されたシティを新たに形成することになる。
【0041】
図5は、第2の実施の形態における、ユーザが調べたいことに関するシティに接続するまでのフローを示す図である。上述のように、ユーザがキーデータを入力し(工程S1)、これに基づいて、ワールドゲートサーバ88は、シティデータベース96に対応するシティが存在するかを検索する(工程S2)。一方、トラベラ86はネットワーク上のエステートサーバ82のコンテンツを定期的に観察しており、夫々のネットワークアドレス、概要をデータベースとして持っている(材料データベース94)。
【0042】
対応するシティがシティデータベース96にない場合(工程S2の「NO2」)、ワールドゲートサーバ88は、あるシティサーバ92に新しくシティを運営するよう指示する。シティサーバ92は、シティを形成する際、ユーザが興味を持っている内容に近いコンテンツ群を材料データベース94から選び出す(工程S31)。更に、シティサーバ92は、その各コンテンツの概要(どんな種類か等)を適宜エステートサーバ82から取り込む(工程S32)。
【0043】
次に、ユーザが入力した検索キーデータそのものの意味処理を行い、そのキーデータにふさわしいシティの雰囲気を計算する(工程S33)。これには、材料データベース94内の雰囲気ファイルを使用する。雰囲気ファイルは辞書になっており、夫々の単語にふさわしい建物の形状、色、表層(texture等)、音楽等が対応づけられている。シティを形成する際にこれらの情報を使用することで、より外見的にふさわしいシティを形成することができる。コンテンツによっては自身の建物定義が全くなされていない場合が考えられ、この場合は建物そのものも雰囲気ファイルの情報から自動形成することができる。
【0044】
次に、シティ上での建物の配置を決定する(工程S34)。シティサーバ92は選んできたコンテンツに対し何らかの判断基準(そのコンテンツのHit数等)で優先順位付けを行い、その順番どおりに配置する。これによって、ユーザにとって目的のコンテンツである可能性の高い順に整列されたシティを歩くことが可能となる。
【0045】
次に、シティデータベース96をチェックし、新しいシティと親和性が高いシティが既存のシティに存在するかどうかのチェックを行う(工程S35)。親和性の高いシティがあれば、そこへの道(シティリンク)が形成される。親和性の高いシティ同士が有機的に繋がることで、ユーザにとってより有益なシティ並みが提供できることになる。
【0046】
次に、シティサーバ92は、以上のように調製されたシティに関する情報を、更新情報としてシティデータベース96に記録する。そして、シティサーバ92は、対応するユーザのウォーカ84にこのシティを提供する(工程S36)。
【0047】
図6は、第2の実施の形態における、情報空間単位であるシティ同士の接続の原理を示す図である。シティ(広場を中心とした建物群)C1〜C3同士を結ぶ道に配置される建物は、複数の情報を含んだ物となる。シティC1〜C3は、夫々、異なる第1乃至第3キー記号に関する情報を有する。また、道L12、L23、L13、及びL123は、夫々、第1及び第2キー記号、第2及び第3キー記号、第1及び第3キー記号、及び第1乃至第3キー記号に関する情報を有する。
【0048】
例えば、図6図示のようにシティ同士が連結されている場合、第1キー記号に関する情報を有するシティC1と第2キー記号に関する情報を有するシティC2を結ぶ道L12上には第1及び第2キー記号の双方に関連した内容の建物が並ぶ。その並び順は、シティC1に近い建物ほど、第1キー記号に関する情報を多く第2キー記号に関する情報の少ない建物になる。逆にシティC2に近づけば近づくほど、第1キー記号に関する情報よりも第2キー記号に関する情報の方が多くなり、最後は、第2キー記号に関する情報のみからなる建物から構成されるシティC2へと繋がるようになる。
【0049】
図7は、第2の実施の形態における、情報空間単位であるシティ内の典型的な建物の配置の基本概念を示す図である。第1キー記号に関する情報を有するシティC1は広場を中心に形成される。広場には、第2、第3、及び第4キー記号に関する情報を有するシティに夫々向かう道L12、L13、及びL14が接続される。領域R12、R13、R14、及びR134は、夫々、第1及び第2キー記号、第1及び第3キー記号、第1及び第4キー記号、及び第1、第3及び第4キー記号に関する情報を有する。
【0050】
シティC1において、建物は広場を中心に配置されており、これ等には第1キー記号に関する情報が多く含まれる。典型的には、優先順位が高い建物ほど広場周辺の中心部に配置され、情報が薄くなるに従って(優先順位が低くなるに従って)周辺に配置される。このため、図7に示すように、第1キー記号に関する情報が放射状に広がる形で配置される。
【0051】
図8は、第2の実施の形態における、材料データベース94及びシティデータベース96を更新するフローを示す図である。材料データベース94には、エステートサーバ82のネットワークアドレス、そのコンテンツの概略、優先度情報が格納される。各サイト情報は何らかのポリシでカテゴリ化(例えばtree状)されており、ユーザが欲しいと思った情報がそのカテゴリと完全にマッチした場合、すぐさま、そのカテゴリ中のサイトにアクセスできる。
【0052】
トラベラ86は定期的にネットワーク上のエステートサーバ82を巡回し、チェックする(工程S41)。例えば、新たなエステートサーバ82(コンテンツ)が発見された場合は材料データベース94に登録し、既存のエステートサーバ82がすでになくなっていた場合は消去する。新たなエステートサーバ82が発見された場合、そのコンテンツが何に関するものなのか、意味処理をかけてそれが登録されるにふさわしいカテゴリを判定する(工程S42)。判定の結果、既存のカテゴリにマッチした場合はそこに登録される。既存のどのカテゴリにも当てはまらない場合、新たなカテゴリが形成される。
【0053】
新たなカテゴリの発見が、ユーザからの入力時に起きる場合もある(工程S44)。この場合、新たなカテゴリ形成(工程S45)、新規のシティ形成(工程S46)とが同時に発生し、材料データベース94及びシティデータベース96が更新される。
【0054】
シティデータベース96には、現在存在しているシティの名前、そのシティが他のどのシティと繋がっているか、等の情報が格納される。シティデータベース96は新規のシティが形成された時、あるいはシティ内部の構成が変化した時、更には他のシティとの接続状態が切り替わった時等に更新される。大幅な更新のきっかけとなるのは、ユーザのリクエストによって新たなシティが形成された場合である。この場合、形成されたシティとその接続情報がシティデータベース96に追加格納される。
【0055】
更に、より発展的に、シティサーバ92による監視によって情報統計的にシティデータベース96の更新が行われる。即ち、シティサーバ92は、シティにいる各ユーザ(キャラクタ、例えばアバター)の動きを観察し、ユーザの興味が当初のキー記号からどの程度脇道にそれてきているかを観察する(工程S48)。シティサーバ92は、その結果に基づいて、随時シティデータベース96内の情報を更新する。例えば、ユーザの興味が変化していることが分かった場合、これに従って、情報空間単位であるシティ同士の接続状態を強めるまたは弱める、或いは、シティ同士の新たな接続を形成する(工程S49)。
【0056】
図9は、第2の実施の形態における、シティ同士の接続状態を統計的に更新する具体的な例を示す図である。ここで、第1キー記号に関する情報を有するシティC1にいる大抵のユーザが第2キー記号に関する情報を有するシティC2に、移動していくということが統計結果から検出されとする。この場合、シティC1からシティC2への接続を何らかの方法で強める処置を行う。例えば、図9に示すように、シティC2への道L12を太くする、或いは、シティC2への道L12を目立たせて行きやすくする。これによって、実績に基づいたシティ同士の親和性接続が可能となる。逆にシティC2に行く人がほとんどいない場合は接続を弱体化させ、あるスレッショルドを下回った場合は接続を切る。これらの更新情報はシティデータベース96に反映される。
【0057】
図10は、第2の実施の形態における、シティ内部の構成を統計的に更新する具体的な例を示す図である。シティの中でユーザが良く行く建物(コンテンツ)は中心部側に再配置され、あまり訪れない建物(コンテンツ)はシティの外側に再配置される。これは、よく訪問を受ける建物ほど、必要な情報で詰まっていることを示していると推定されるからである。例えば、図10に示すように、シティC1で人気のある建物PBの優先順位を高くし、中心部側に移動させる。この更新を行うことによって、常にユーザに対して、シティの中心部に自分の求めている建物(コンテンツ)が存在する可能性が高い状態を提供できるため、ユーザは主にシティの中心部を歩くだけでよいことになる。
【0058】
図11は、第2の実施の形態における、材料データベース内の雰囲気ファイルを利用した情報空間の具体的な例を示す図である。
【0059】
ユーザから入力された検索キーデータ(キー記号に翻訳される)に対して夫々シティを形成するため、そのシティ自体の外観がそのキー記号にふさわしい雰囲気を感じさせるものになっていることが望ましい。このため、よりそれらしい雰囲気を出すためのデータとして雰囲気ファイルが用意される。雰囲気ファイルには、各単語にふさわしい色、表層情報(texture等)、音、音楽、建物形状が格納される。雰囲気ファイルは辞書になっており、全ての単語に対して上記情報が付加される。
【0060】
雰囲気ファイルに登録されていない新規キーデータがユーザから入力された場合、その時点では「default」が戻され、「default」の雰囲気で包まれたシティが形成される。その後、何らかの方法でその新規キーデータに対し概念処理を行い、その新規キーデータにふさわしい各種情報が付加される。
【0061】
例えば、「中華料理」に関して調べたいと思った人がいた場合、雰囲気ファイルが正しく利用すると図11に示すようなシティが形成される。的確な雰囲気を常に演出することでユーザに的確な認識を提供できる。
【0062】
図12は、第2の実施の形態における、通信のフローを示す図である。本実施の形態に係る情報空間提供システム80において、情報の交換を行うため、シティ内で、ユーザを代表するアバター同士の会話、アバターの感情表現や動作、アバターと物との対話、等の通信が行われる。
【0063】
先ず、ユーザがウォーカ84を介して(工程S61)、情報(自アバターの発言、建物の選択等)をシティサーバ92に入力する(工程S62)。何もしないのも動作のひとつとする。シティサーバ92は、入力の内で建物に関係する事項を建物に代表されるエステートサーバ82に通知する(工程S63)。エステートサーバ82は、関係するユーザのウォーカ(アバター)84に情報を提供する(工程S64)。
【0064】
また、シティサーバ92は、アバターに関係する事項をアバターに代表されるユーザのウォーカ84に通知する(工程S65)。これに対して、ウォーカ84は、上述のように、ユーザの動作をシティサーバ92に通知する(工程S62)。即ち、これにより、ユーザを代表するアバター同士がシティサーバ92を介して互いに会話をすることができる。
【0065】
図13は、第2の実施の形態における、シティの描画処理のフローを示す図である。ウォーカ84は、調べたい情報に関連した建物や、同じ興味を持った他アバターを、ユーザの端末の画面上に3次元描画し、必要な情報が取り出しやすい環境を形成する。このため、ウォーカ84には以下のような情報が提供される。
シティ同士の接続情報:これはシティサーバ92から提供される。
シティ全体の情報、建物の位置情報、建物以外のもの(地面、道路、木等)の位置、画像情報:これ等はシティサーバ92から提供される。
各建物の情報、外側の形状、表層等の情報:材料データベース94から或いはエステートサーバの情報をシティサーバ92経由で提供(シティサーバ92が変更を加える場合もある)される。
建物内のコンテンツ情報:エステートサーバから提供される。
他クライアントの情報、他アバターの位置、動作、会話、特徴等の情報:シティサーバ92から提供される。
【0066】
これらの情報は、図13のような流れで提供され、描画が行われる。即ち、先ず、ユーザがウォーカ84を介して(工程S71)、情報(キー記号、自アバターの移動、建物の選択等)をシティサーバ92に入力する(工程S72)。シティサーバ92は、描画に必要な建物やアバターを選択する。シティサーバ92は、描画に必要な建物が代表するエステートサーバへ関連の情報を通知する(工程S73)。
【0067】
エステートサーバ82は、ウォーカ84と通信し、描画に必要な情報(典型的には自アバターが建物の敷地内に入った後に必要な情報)を提供する(工程S74)。また、エステートサーバ82は、町の雰囲気形成のためにシティサーバ92へも必要な情報(形状、表層等)を通知する(工程S75)。シティサーバ92は、シティの雰囲気形成を行った上で、町描画に必要な情報をウォーカ84へ提供する(工程S76)。シティサーバ92は、他アバターの動作に関しても同様な通信を行う。ウォーカ84は、自アバターとシティの地面や壁等の固定物との関係を考慮し、描画を行う(工程S77)。
【0068】
図14(a)、(b)は、夫々、第2の実施の形態における、シティ同士の接続に関する基本的概念と、描画例とを示す図である。
【0069】
図14(a)に示すように、シティC1〜C3内部は3次元空間として形成されているが、シティ同士の接続は、図14(a)のようになり、全体として、3次元空間的に矛盾なく表示することは難しい。しかし、図14(b)に示すように、接続部分の周辺を自アバターSAの位置に応じて連続的に描画することで、シームレスな接続を実現できる。
【0070】
図15は、第2の実施の形態における、情報空間の表示例を示す図である。この表示例は、描画される建物や情報(コンテンツの説明)の一部をウインドウ表示して、ユーザに必要な情報を効率よく提供できるようにするものである。図15はある事象に対する検索を行った後の形成された世界の様子を示す。各コンテンツ(each set of contents)は建物や看板、木等の構造物として表現され、その世界のなかを歩き回ることによって情報を収集することができる。道はある事象(図の例では「ネットワーク」)に関連した情報の世界に繋がっており、そこに向かうことでその事象に関するコンテンツによって構築された世界に行くことができる。
【0071】
コンテンツはある種の言語(html、xml、或いは将来確立される何かしらの世界記述言語)により記述される。サーバに接続したクライアントはその言語の意味を解釈し、その世界の様子をこの例ではグラフィカルに表示している。各コンテンツの詳細な情報はグラフィカルに、あるいはテキスト、音声によって表示される。世界に接続したユーザは夫々のコンテンツの情報をキーボードやマウス、音声等の入力により得ることができる。
【0072】
コンテンツは基本的に検索した事象の重要性のある順に道に沿って並べられている。3次元空間で構成された世界では手前のコンテンツは重要度が高く、奥の情報ほど重要度が低くなっている。3次元で表現された空間では手前のコンテンツほど、画面を広く使って表示される。このため、図15に示されるように、手前の情報ほど大きく詳細に表示され、奥のものほど簡単に表示される。
【0073】
図15に示す表示例において、メインウインドウ151は、情報空間提供システム80からの情報やコマンド入力等に用いる。道152は各世界(シティ、広場)へと繋がっている。コンテンツ情報ウインドウ153は、コンテンツ(この場合は建物)に関する情報を表示するウインドウである。道案内ウインドウ154は、道がどの場所につづいているのかを表示するウインドウである。ポインタによって詳細155を表示可能とすることにより、ユーザが興味を持った情報に対して、より詳細な内容を表示することができる。その他にユーザの支援となるためのツール156(時計、位置等や、「戻る」、「ブックマーク」のキーボタン)も表示することができる。
【0074】
図16は、第2の実施の形態における、情報空間の他の表示例を示す図である。この表示例は、情報空間を介して行うユーザ間のコミュニケーションに関する。情報空間提供を受けたユーザは、アバターを通してコミュニケーションをとることができる。コミュニケーション手段としては、現在あるテキストを用いたチャットや音声でのやり取り等を用いる。図16はユーザとのやり取りについてアバターを通して行ったときの様子を示す。
【0075】
ある検索キーの情報について構築された世界を一人で捜索する必要はなく、自分より詳しい人に聞いたり、他ユーザとともにコンテンツを探したり、他ユーザとともに、訪れたりすることも可能である。そのため、従来のウェブブラウジングに比べ、より短時間でかつ有益な情報を手に入れることができる。他ユーザとのやり取りはキーボードによるテキストや音声により入力され、画面にテキストや音声によって出力される。情報空間内にいるユーザ同士はたとえ自分の隣、声のとどく範囲にいなくてもコミュニケーションをとることができる。また、任意ユーザの見ている視界を任意の人に転送することもできる。
【0076】
図16に示す表示例において、メインウインドウ161は、情報空間提供システム80からの情報やチャット等のためのテキスト入力に用いる。アバター162は他ユーザを代表するアバターである。他ユーザのしゃべった言葉は吹き出し163のようなテキストで、または音声で出力される。ポインタによって詳細164を表示可能とすることにより、ユーザが興味を持った情報に対して、より詳細な内容を表示することができる。コンテンツ情報ウインドウ165は、コンテンツに関する情報を表示するウインドウである。
【0077】
他ユーザとの交流や、情報をより引き出しやすくするため、情報空間には、以下のサモン、テレポート、グループゲート、リプレイポストような支援機能を配設することができる。
【0078】
[サモン、テレポート、グループゲート]
情報空間は、仮想的な世界であるので、実際視覚で距離があるようにユーザが感じても、それはコンテンツを重要度順、系統別に配置するために存在しているだけである。即ち、情報空間内の距離は、移動するための距離、歩く速さ等には意味がない。サモン、テレポート、グループゲートは複数のユーザである情報について共同で調べる支援を行うための機能である。
【0079】
サモン:例えば、ある検索キーによって形成された空間を複数人で夫々別れて捜索をしたときに、その複数人のうちの一人が目的のコンテンツを発見した場合に関する。この場合、他ユーザは全く違う場所にいる。現実世界では携帯電話等を利用して目的地の場所まで道順を説明したり、共通でわかっている場所にいったん集まったりする必要がある。しかしそれは、集まるまでの時間を無駄にすることになってしまう。サモンは、他ユーザの合意を得ることにより、他のユーザを自分の近くに呼び出す機能である。これにより、集合するための余計なオーバーヘッドを軽減することができる。
【0080】
テレポート:サモンに似ているが機能的には逆で、任意のユーザ(自分も含む)をあるコンテンツや空間等に移動させる機能である。自分に使えば、自分のお気に入りのコンテンツにいっきに飛ぶことができる。他ユーザに使えば、行きたい場所の説明をわざわざする必要なくその場所に移動させることもできる。
【0081】
グループゲート:テレポートを集団に適用した機能であり、個人ではなく集団を任意の場所に移動させるものである。
【0082】
[リプレイポスト]
シティのある場所での出来事、会話等を、時間を超えてユーザに見せたり、情報として提供したりすることができるものの総称である。図17は、第2の実施の形態における、リプレイポスト171を含んだ情報空間の表示例を示す図である。自アバターの問い合わせ(問い合わせウインドウ172)に対して、リプレイポスト171は過去の記録を回答(回答ウインドウ173)する。リプレイポスト171は以下のような特徴を有する。
【0083】
アバターの会話、動作等を記憶:出来事をそのまま記憶する。会話等を整理して、データベース化する。
形は非限定:出来事や会話の内容等にふさわしい形状をしている。
シティサーバ92上で管理:建物は複数のシティでの存在が可能であるが、リプレイポストは、ひとつずつしか存在しない。各建物もリプレイポストから情報を取得でき、建物の更新に使用できる。シティの中に何かしらの形態で存在しており、情報を提供してくれるので、ひとつの建物として見ることもできる。
【0084】
ユーザへの情報の提供方法は、例えば、以下の通りである。
リプレイ:過去の出来事をそのまま見せ、対話はできない。
タイムトラベル:自分がその時間に行き、会話のみ聞ける。
サーチ:ユーザの望む情報だけを提供する。
【0085】
第2の実施の形態に係る情報空間提供システム80で扱うコンテンツは、次の3種類の方法で表示する。(a)現在あるようなホームページのような、テキストと2次元グラフィックスとを表示する。この場合、現行のhtml、xml等をそのまま表示してもかまわない。(b)グラフィカルにコンテンツを表示する。(c)リアルタイムの映像を使用し、グラフィカルにコンテンツを表示(実世界との連動)する。
【0086】
図18は、第2の実施の形態における、情報空間ISと実世界RWとの連動の基本概念を示す図である。図18において、ある店181が実世界RWに存在し、その店181の中の情報(商品182や人183を含む画像等)がカメラ184によってリアルタイムで取り込まれる。これに対して、情報空間提供システム80の情報空間(仮想空間)ISにも、店181に対応する建物186が配設される。
【0087】
情報空間提供システム80は、アバター187が仮想空間上の建物186に入った場合、リアルタイムで取り込んでいる実世界RWの情報を元に、アバター187の視点から見た店181内の画像に合成しなおす。この際、実世界RWの店181内にいる人183と、情報空間ISのユーザとの対話も可能となる。例えば、実世界RWにいる人183が、ウォーカ84を内蔵したシースルータイプのヘッドマウントディスプレイ185及びマイク等を装着することにより、これが実現可能となる。
【0088】
情報空間上で、店内の商品をオンラインショッピングした場合、実際の商品とは別に、情報空間上で使用可能なデータを受け取るようにすることができる。例えば、洋服をオンラインショッピングで購入した場合、実際の洋服とは別に、その洋服と同じ洋服(ただし電子データ)を情報空間上で受け取り、その服をアバターに着せることができる。
【0089】
上述の第1及び第2の実施の形態に係る情報空間提供システムによれば、下記のような利点が得られる。
【0090】
BBS、Chatではリアルタイム/非リアルタイムでのコミュニケーションは実現しているが、その話題の提供は参加者、運営者に任されている。また自分に最適なBBS、Chatは存在しない可能性もあり、自分がコミュニケーションを取りたい相手に出会える保証はどこにもない。
【0091】
これに対して、本発明の実施の形態に係る情報空間提供システムによれば、指定したキーワードに関連した情報空間を自動的に生成し、同様なキーワードに興味を持つ人を自動的に同一の空間内に配置する。つまり、最適なコミュニケーションの場を自動的に生成する。これによって、容易に、しかも即座に自分と同じ興味を持つ相手とリアルタイムなコミュニケーションを取ることができる。BBSやChatのように、求める世界が存在しないという事は有りえない。また、限定された世界でしか行動できない従来の3DChatと異なり、既に存在するサイトを取り込んで世界を随時構築するので、無限の広がりを持つ空間で行動することが可能となる。
【0092】
情報収集ツールという点から見ると、検索エンジンはインターネット上の情報を収集することのみが可能である。その情報は検索を行った単独の人にしか提供されず、またそれ以上の情報を得る手段もない。
【0093】
これに対して、本発明の実施の形態に係る情報空間提供システムによれば、検索と同時に同様なキーワードに興味を持った人を同じ世界に配置するので、収集したい情報を他者からも聞くことが可能となる。また、グラフィカルな情報空間で検索した情報を表現することで、検索情報をよりわかりやすく他者と共有することができる。このように、動的に情報空間を生成することによって、従来のツールよりも有効にコミュニケーション、情報収集を行うことができる。
【0094】
本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
【0095】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ユーザが情報を収集するのに最適な情報空間をネットワーク上に提供することが可能なシステム及び方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る情報空間提供システムと、ユーザ側の端末と、情報供給部との関係の基本的な概念を示すブロック図。
【図2】第1の実施の形態における、ユーザに提供される3次元空間からなる情報空間の一例を示す図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る情報空間提供システムを示すブロック図。
【図4】第2の実施の形態における、ユーザが調べたいことに関するシティに接続するまでのフローを示す図である。
【図5】第2の実施の形態における、ユーザが調べたいことに関するシティに接続するまでのフローを示す図。
【図6】第2の実施の形態における、情報空間単位であるシティ同士の接続の原理を示す図。
【図7】第2の実施の形態における、情報空間単位であるシティ内の典型的な建物の配置の基本概念を示す図。
【図8】第2の実施の形態における、材料データベース及びシティデータベースを更新するフローを示す図。
【図9】第2の実施の形態における、シティ同士の接続状態を統計的に更新する具体的な例を示す図。
【図10】第2の実施の形態における、シティ内部の構成を統計的に更新する具体的な例を示す図。
【図11】第2の実施の形態における、材料データベース内の雰囲気ファイルを利用した情報空間の具体的な例を示す図。
【図12】第2の実施の形態における、通信のフローを示す図。
【図13】第2の実施の形態における、シティの描画処理のフローを示す図。
【図14】(a)、(b)は、夫々、第2の実施の形態における、シティ同士の接続に関する基本的概念と、描画例とを示す図。
【図15】第2の実施の形態における、情報空間の表示例を示す図。
【図16】第2の実施の形態における、情報空間の他の表示例を示す図。
【図17】第2の実施の形態における、リプレイポストを含んだ情報空間の表示例を示す図。
【図18】第2の実施の形態における、情報空間と実世界との連動の基本概念を示す図。
【符号の説明】
12…ネットワーク
14…ユーザ端末装置
16…ネットワーク
18…情報供給部
20…情報空間提供システム(ホストシステム)
22…ユーザ仲介部
24…供給仲介部
26…基本データ管理部
28…データ更新部
31…翻訳手段
32…空間検索部
34…空間管理部
35…空間プロデューサ
36…空間マネージャ
40…記憶部
42…基本データファイル
44…空間管理ファイル
80…情報空間提供システム
82…エステートサーバ
84…ウォーカ
86…トラベラ
88…ワールドゲートサーバ
92…シティサーバ
94…材料データベース
96…シティデータベース

Claims (20)

  1. ネットワーク上に情報空間を提供するシステムであって、
    夫々の端末装置を介してアクセスする複数のユーザに対して情報の交換を行う窓口として、前記ネットワークに接続されたユーザ仲介部と、
    複数の情報供給部に対して情報の交換を行うための窓口として、専用或いは公衆ネットワークを介して前記情報供給部に接続された供給仲介部と、
    前記情報供給部と複数のキー記号との対応関係を示すテーブルと、情報空間を形成するための複数の画像材料とを含む基本データを記憶する基本データ管理部と、
    空間管理部であって、
    各ユーザの検索対象を表すキー記号が入力されるのに応答し、前記テーブルを参照して前記キー記号に関連する情報供給部と、前記キー記号を代表する画像材料とを前記基本データから選択し、選択した画像材料を使用して前記キー記号に対応する情報空間を形成する空間プロデューサと、
    各情報空間内に対応のユーザの行動を代理するキャラクタを配置した状態で、前記ユーザ仲介部を介して各情報空間を対応のユーザの端末装置に提供すると共に、対応のユーザが、各情報空間内の画像材料を選択することにより、前記供給仲介部を介して任意の情報供給部に選択的にアクセスできるように、情報空間を運営する空間マネージャと、
    を含む空間管理部と、
    前記キー記号が入力されるのに応答し、前記空間管理部に記憶された複数の既存情報空間から、前記キー記号に対応または関連する空間を検索する空間検索部と、
    を具備し、
    前記空間検索部は、或るユーザによって入力された指定キー記号に該当する空間を前記複数の既存情報空間内に見出した場合、見出した空間を前記指定キー記号に対応する情報空間として前記空間管理部に通知し、前記空間管理部は、この見出した空間を前記空間マネージャによって前記或るユーザの端末装置に提供することと、
    前記空間検索部は、前記指定キー記号に該当する空間を前記複数の既存情報空間内に見出せない場合、前記指定キー記号に対応する情報空間を新たに形成するように前記空間管理部に指示し、前記空間管理部は、前記指定キー記号に対応する新たな情報空間を前記空間プロデューサによって形成すると共に、この新たな情報空間を前記空間マネージャによって前記或るユーザの端末装置に提供することと、
    を特徴とする情報空間提供システム。
  2. 前記空間管理部は、ユーザがコマンド入力に用いる画面をユーザの端末装置に提供し、
    ここで、前記画面は画像材料を用いた空間を3次元表示し且つこの空間内に前記キー記号を表示したものであることを特徴とする請求項1に記載の情報空間提供システム。
  3. 前記情報供給部を定期的または不定期的に巡回し、前記情報供給部の変化に基づいて前記基本データを更新するデータ更新部を更に具備することを特徴とする請求項1または2に記載の情報空間提供システム。
  4. 前記空間管理部は、互いに関連するキー記号の発信元である複数のユーザを代表する複数のキャラクタを、共通の情報空間内に配置することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の情報空間提供システム。
  5. 前記情報空間において、前記複数のキャラクタ同士が相互に対話できることを特徴とする請求項4に記載の情報空間提供システム。
  6. 前記空間管理部は、各情報空間を以前に訪れたユーザを代表するキャラクタの会話或いは行動を記録し且つ再生する機能を有することを特徴とする請求項5に記載の情報空間提供システム。
  7. 前記空間管理部は、互いに関連する複数のキー記号に基づいて夫々形成された複数の情報空間単位を、各ユーザの行動を代理するキャラクタが移動可能な画像上の接続部を介して互いに接続した状態で対応のユーザに提供することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の情報空間提供システム。
  8. 前記空間管理部は、第1及び第2キー記号に基づいて形成された第1及び第2情報空間を接続する接続部に沿って前記第1及び第2キー記号に共通して関連性を有する画像材料を選択して配置し、且つ前記第1情報空間から前記第2情報空間に近づくに連れ、前記第1キー記号に対する関連性が減少し、前記第2キー記号に対する関連性が増加するように変化するように設定することを特徴とする請求項7に記載の情報空間提供システム。
  9. 前記空間管理部は、前記接続部の使用頻度によって前記接続部を変化させることを特徴とする請求項7に記載の情報空間提供システム。
  10. 前記空間管理部は、キー記号に応じて、各情報供給部を代表する画像材料として異なる画像材料を割り当てることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の情報空間提供システム。
  11. 前記情報空間において、各ユーザが選択した仕様に従って画像材料が配置されることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の情報空間提供システム。
  12. 前記情報空間は3次元表示されることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の情報空間提供システム。
  13. 前記情報空間において、キー記号に対する関連性が高い情報供給部を代表する画像材料ほど、手前に大きく表示されることを特徴とする請求項12に記載の情報空間提供システム。
  14. 前記情報空間は、前記画像材料を用いて、広場を中心に建物を放射線状に配置したものとして表現されることを特徴とする請求項13に記載の情報空間提供システム。
  15. 前記画像材料は現実に存在する空間から取込んだ画像材料を含むことを特徴とする請求項12に記載の情報空間提供システム。
  16. 前記情報空間において、前記情報供給部を説明する文章がウインドウ表示されることを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載の情報空間提供システム。
  17. 前記空間管理部に、前記ユーザ仲介部を介して各ユーザから入力される、単語、絵、音からなる群から選択されたキーデータを前記キー記号に翻訳する翻訳手段が付設されることを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載の情報空間提供システム。
  18. 夫々の端末装置を介してアクセスする複数のユーザに対して情報の交換を行う窓口として、前記ネットワークに接続されたユーザ仲介部と、複数の情報供給部に対して情報の交換を行うための窓口として、専用或いは公衆ネットワークを介して前記情報供給部に接続された供給仲介部と、を有する情報空間提供システムを用いてネットワーク上に情報空間を提供する方法であって、
    前記情報供給部と複数のキー記号との対応関係を示すテーブルと、情報空間を形成するための複数の画像材料とを含む基本データを前記システムに記憶する工程と、
    前記システムに各ユーザの検索対象を表すキー記号が入力されるのに応答し、前記テーブルを参照して前記キー記号に関連する情報供給部と前記キー記号を代表する画像材料とを前記基本データから選択し、選択した画像材料を使用して前記キー記号に対応する情報空間を形成する処理を前記システムによって行う工程と、
    各情報空間内に対応のユーザの行動を代理するキャラクタを配置した状態で、前記ユーザ仲介部を介して各情報空間を対応のユーザの端末装置に提供すると共に、対応のユーザが、各情報空間内の画像材料を選択することにより、前記供給仲介部を介して任意の情報供給部に選択的にアクセスできるように、前記システムによって情報空間を運営する工程と、
    前記キー記号が入力されるのに応答し、前記システムに記憶された複数の既存情報空間から、前記キー記号に対応または関連する空間を前記システムによって検索する工程と、
    を具備し、
    或るユーザによって入力された指定キー記号に該当する空間を前記複数の既存情報空間内に見出した場合、見出した空間を前記指定キー記号に対応する情報空間として前記或るユーザの端末装置に提供し、
    前記指定キー記号に該当する空間を前記複数の既存情報空間内に見出せない場合、前記指定キー記号に対応する情報空間を新たに形成すると共に、この新たな情報空間を前記或るユーザの端末装置に提供する
    処理を前記システムによって行うことを特徴とする情報空間提供方法。
  19. 前記情報供給部を定期的または不定期的に巡回し、前記情報供給部の変化に基づいて前記基本データを更新する処理を前記システムによって行う工程を更に具備することを特徴とする請求項18に記載の情報空間提供方法。
  20. 互いに関連するキー記号を入力した複数のユーザを代表する複数のキャラクタを、共通の情報空間内に配置する処理を前記システムによって行う工程を更に具備することを特徴とする請求項18または19に記載の情報空間提供方法。
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