JP2002288187A - 情報蓄積システム、情報提示システム、電子メール配信システム、情報蓄積方法、情報提示方法、電子メール配信方法及び情報処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

情報蓄積システム、情報提示システム、電子メール配信システム、情報蓄積方法、情報提示方法、電子メール配信方法及び情報処理プログラムを記録した記録媒体

Info

Publication number
JP2002288187A
JP2002288187A JP2001085956A JP2001085956A JP2002288187A JP 2002288187 A JP2002288187 A JP 2002288187A JP 2001085956 A JP2001085956 A JP 2001085956A JP 2001085956 A JP2001085956 A JP 2001085956A JP 2002288187 A JP2002288187 A JP 2002288187A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
user
database
mail
user profile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001085956A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoichi Sato
亮一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001085956A priority Critical patent/JP2002288187A/ja
Publication of JP2002288187A publication Critical patent/JP2002288187A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 電子メールによって気軽に情報の発信を行
い、またユーザ・プロフィルを利用することによってコ
ミュニティ内の嗜好を同じくする不特定多数のメンバー
と情報を容易に共有することができる情報蓄積システ
ム、情報提示システム、電子メール配信システム、情報
蓄積方法、情報提示方法、電子メール配信方法及び情報
処理プログラムを記録した記録媒体を提供する。 【解決手段】 ユーザからの情報を電子メールで受け付
けるメール受付部10、受け付けた情報の内容を解析
し、意味ベクトルデータ化する情報内容解析部11、解
析の際に必要に応じて参照される内容解析用辞書12、
情報を格納する情報DB21及びこれを管理する情報D
B管理部20、情報の解析結果を格納する意味ベクトル
DB31及びこれを管理する意味ベクトル管理部30、
ユーザの発信する情報をもとにユーザの嗜好をプロフィ
ルとして格納するユーザ・プロフィルDB41を備えて
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報蓄積・提示を
行うサーバの情報蓄積システム、情報提示システム、電
子メール配信システム、情報蓄積方法、情報提示方法、
電子メール配信方法及び情報処理プログラムを記録した
記録媒体に係り、特に、コミュニティなどの小集団にお
いてメールを手段とする簡便な方法で情報の収集・蓄積
を行い、これを閲覧するユーザには関心の高い情報をフ
ィルタリングして提示する手法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットの発展している現在、T
Vやラジオ、広告等でホームページのURL(Uniform
Resource Locator)や問い合わせ用の電子メールアドレ
スを表示したり、やりとりしたりすることが数多くあ
る。一般に、URLは長い英数文字列であり、また電子
メールアドレスもURLまではいかないもののやはり長
く、一度聞いたり見ただけでは覚えられないものであ
る。これらを解決するためにWEB上では検索サービス
が発達している。
【0003】情報技術の進歩とインターネットの普及に
よりエンドユーザが多種多様な電子化情報を容易に取得
できる環境が整ってきた。しかし、大量の電子化情報の
氾濫は人間が管理可能な量を遥かに超え、欲しい情報を
見つけだすのが困難な状況も生んでいる。こうした状況
に対応し、コンピュータによって情報を取捨選択するシ
ステムが開発・実用化されてさている。例えば、キーワ
ードマッチングによる検索エンジンや、ユーザの関心に
沿って情報を取捨選択する情報フィルタリング及び情報
フィルタリングを用いた情報ナビゲーションなどであ
る。
【0004】情報フィルタリングを用いてデータベース
(以下、DBと略記する)からユーザに関心のあるもの
だけを選択して提示する技術の一例としては、特開平1
1−15840号公報記載の情報提示システムがある。
この公報によればユーザの嗜好を表現するユーザ・プロ
フィルに従ってDB中の記事をフィルタリング(選別)
してユーザに提示するため、ユーザにとって関心の薄
い、従って見る価値のない情報を提示しないようにでき
るため、ユーザを情報の氾濫から守ることができる。ま
た、ユーザの閲覧履歴に従ってプロフィルにフィードバ
ックをかけたり、他者のプロフィルを用いたフィルタリ
ングも行えるため、時間と共に変化するユーザの嗜好や
世間の流行に合わせた情報フィルタリングが可能になっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】情報技術の進歩はエン
ドユーザによる情報発信やコミュニティにおける情報共
有を容易にしてきた。その手段として用いられるのは電
子メール、メーリングリスト、ニュースグループ、掲示
板、ホームページなどである。小規模なコミュニティで
あれば電子メールやメーリングリストだけでも情報発信
や情報共有という目的には十分であるが、コミュニティ
の規模が大きくなると特定の嗜好を持つユーザを特定す
るのがやや困難となり、受信者を特定する必要のある電
子メール中心のシステムではうまく機能しなくなる。
【0006】このような場合にはサーバ型の開かれたシ
ステムが有効な手段となり、上記公報で開示されている
技術と組み合わせて用いることにより情報の氾濫という
問題を回避しつつエンドユーザは嗜好に合った情報を入
手・共有することが可能となる。
【0007】しかしながら、ユーザの嗜好によるフィル
タリングだけでは情報の質を判断することができないた
め、関連する情報のうち質の高い情報を優先的に見たい
という要求には応えられなかった。また、サーバ型のシ
ステムでは電子メールによる情報発信に比べ、一般に維
持・管理にコストがかかるという問題もある。
【0008】さらに、期限が迫った講演会の情報など、
鮮度が重視される情報の伝達には、ユーザが積極的にア
クセスしない限り伝わらないサーバ型のシステムより
は、電子メールのようにユーザの手元まで配信するシス
テムの方が向いていると考えられ、このような用途で特
定のテーマについて関心のあるユーザを選択し積極的に
情報発信する仕組みは有効である。
【0009】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たものであって、コミュニティにおける情報発信・情報
共有の手段として、個々人がそれぞれホーム・ページを
運用するなどの手間をかけることなく、電子メールによ
って気軽に情報の発信を行うことができる情報蓄積シス
テム、情報提示システム、電子メール配信システム、情
報蓄積方法、情報提示方法、電子メール配信方法及び情
報処理プログラムを記録した記録媒体を提供することを
目的としている。
【0010】また、本発明は、ユーザ・プロフィルを利
用することによってコミュニティ内の嗜好を同じくする
不特定多数のメンバーと情報を容易に共有することがで
きる情報蓄積システム、情報提示システム、電子メール
配信システム、情報蓄積方法、情報提示方法、電子メー
ル配信方法及び情報処理プログラムを記録した記録媒体
を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の情報蓄積システ
ムは、情報を電子メールで受け入れるメール受付手段
と、情報の意味内容を解析し、意味ベクトルデータ化す
る情報内容解析手段と、情報を蓄積する情報データベー
スと、意味ベクトルデータを蓄積する意味ベクトルデー
タベースと、前記メール受付手段で受け入れられた情報
を前記情報データベースに蓄積するとともに、前記情報
データベースに蓄積された情報と関連付けて意味ベクト
ルデータ化された前記情報内容解析結果を前記意味ベク
トルデータベースに蓄積するデータベース管理手段とを
備えることを特徴としている。
【0012】また、本発明の情報蓄積システムは、ユー
ザの嗜好を示す情報を意味ベクトルデータ化されたユー
ザ・プロフィルとして蓄積するユーザ・プロフィルデー
タベースと、前記ユーザ・プロフィルデータベースに対
して前記情報内容解析結果をもとに情報提供者のユーザ
・プロフィルを蓄積するユーザ・プロフィルデータベー
ス管理手段とをさらに備えることを特徴としている。
【0013】また、本発明の情報蓄積システムは、情報
提示した情報に対するユーザからの評価を受け入れる情
報評価受付手段と、前記情報評価を前記情報データベー
スに蓄積された情報と関連付けて蓄積するお薦め情報デ
ータベースとをさらに備えることを特徴としている。
【0014】また、本発明の情報蓄積システムは、情報
提示した情報に対するユーザからの評価を受け入れる情
報評価受付手段と、前記情報評価を前記情報データベー
スに蓄積された情報と関連付けて蓄積するお薦め情報デ
ータベースと、ユーザの情報評価をもとに前記ユーザ・
プロフィルデータベースに対して情報評価者のユーザ・
プロフィルを蓄積する情報評価手段とをさらに備えるこ
とを特徴としている。
【0015】本発明の情報提示システムは、上記情報蓄
積システムから情報を引き出す情報提示システムであっ
て、ユーザからの情報提示要求に対して、該当ユーザの
嗜好を示す情報を前記ユーザ・プロファイルデータベー
スから取り出して前記意味ベクトルデータベースの情報
と比較し、前記情報データベースから該ユーザの嗜好に
合った情報を抽出する抽出手段と、抽出された情報をユ
ーザに提示する提示手段とを備えることを特徴としてい
る。
【0016】また、より好ましくは、ユーザに提示する
ために抽出された情報に対して前記お薦め情報データベ
ースの情報評価を参照し、情報評価が高いと判断される
度合いに応じて、ユーザに情報提示を行う際の提示順位
を上げるものであってもよい。
【0017】本発明の電子メール配信システムは、上記
情報蓄積システムを使って電子メールを配信する電子メ
ール配信システムであって、情報発信者からのメールを
受け入れるメール受付手段と、前記メールで受け入れた
情報の意味内容を解析し、意味ベクトルデータ化する情
報内容解析手段と、コミュニティを形成するユーザの嗜
好を示す情報をユーザ・プロフィルとして格納するユー
ザ・プロフィルデータベースと、コミュニティを形成す
るユーザのメール・アドレスを格納するメール・アドレ
スデータベースと、前記情報内容解析結果をもとに前記
ユーザ・プロフィルデータベースを参照して前記情報に
対して関心を持つと判断されるユーザを特定し、前記メ
ール・アドレスデータベースから該当ユーザのメール・
アドレスを抽出する配信アドレス抽出手段と、前記抽出
されたメール・アドレス宛に前記受け入れたメールの内
容をメールで配信するメール配信手段とを備えることを
特徴としている。
【0018】本発明の情報蓄積方法は、情報をメールで
受け入れる過程と、前記メールで受け入れた情報の内容
を解析し、意味ベクトルデータ化する過程と、前記情報
を情報データベースに蓄積する過程と、前記情報データ
ベースに蓄積された情報と関連付けて前記意味ベクトル
データ化された情報内容解析結果を意味ベクトルデータ
ベースに蓄積する過程とを含み、前記メールで受け入れ
られた情報をもとに自動的に情報データベース及びこれ
に関連付けられた意味ベクトルデータベースを構築する
ことを特徴としている。
【0019】本発明の情報蓄積方法は、ユーザの嗜好を
示す情報を蓄積するユーザ・プロフィルデータベースに
対して前記情報内容解析結果をもとに情報提供者のユー
ザ・プロフィルの構築又はフィードバックを行う過程を
さらに含み、前記メールで受け入れられた情報をもとに
自動的に情報データベース及びこれに関連づけられた意
味ベクトルデータベースを構築し、情報提供者のユーザ
・プロフィル構築又はフィードバックを行うことを特徴
としている。
【0020】本発明の情報蓄積方法は、上記情報蓄積シ
ステムに蓄積された情報に品質情報を付加する情報蓄積
方法であって、ユーザに情報提示された情報に対する評
価を受け入れる過程と、前記情報評価を前記情報データ
ベースの情報に関連付けてお薦め情報データベースに蓄
積する過程とを有することを特徴としている。
【0021】本発明の情報蓄積方法は、上記情報蓄積シ
ステムに蓄積された情報に品質情報を付加する情報蓄積
方法であって、ユーザに情報提示された情報に対する評
価を受け入れる過程と、前記情報評価を前記情報データ
ベースの情報に関連付けてお薦め情報データベースに蓄
積する過程と、前記情報評価をもとにユーザ・プロフィ
ルデータベースに対して情報評価者のユーザ・プロフィ
ルの構築又はフィードバックを行う過程とを含み、ユー
ザの情報評価に対して自動的に情報データベースに対す
る評価情報蓄積とユーザ・プロフィルの構築又はフィー
ドバックが行われることを特徴としている。
【0022】本発明の情報提示方法は、上記情報蓄積シ
ステムから情報を引き出す情報提示方法であって、ユー
ザからの情報提示要求に対して、該当ユーザの嗜好を示
す情報をユーザ・プロファイルデータベースから取り出
して前記意味ベクトルデータベースの情報と比較し、前
記情報データベースから該ユーザの嗜好に合った情報を
抽出する過程と、抽出された前記情報をユーザに提示す
る過程とを含み、ユーザの情報提示要求に対して自動的
にユーザの嗜好に合った情報提示を行うことを特徴とし
ている。
【0023】本発明の情報提示方法は、ユーザに提示す
るために抽出された情報に対して前記お薦め情報データ
ベースの情報評価を参照し、情報評価が高いと判断され
るものはユーザに情報提示を行う際に提示順位を上げる
過程をさらに含み、ユーザの情報提示要求に対して自動
的にユーザの嗜好に合った情報を選択し、情報の品質の
高いものを優先的に情報提示することを特徴としてい
る。
【0024】本発明の電子メール配信方法は、上記情報
蓄積システムを使って電子メールを配信する電子メール
配信方法であって、情報発信者からのメールを受け入れ
る過程と、前記メールで受け入れた情報の内容を解析す
る過程と、前記情報内容解析結果をもとに前記ユーザ・
プロフィルデータベースを参照して前記情報に対して関
心を持つと判断されるユーザを特定し、メール・アドレ
スデータベースから該当ユーザのメール・アドレスを抽
出する過程と、前記抽出されたメール・アドレス宛に前
記情報をメールで配信する過程とを含み、発信された情
報が自動的にその情報を嗜好するユーザに配信されるこ
とを特徴としている。
【0025】また、本発明は、コンピュータを、情報を
電子メールで受け入れるメール受付手段と、情報の意味
内容を解析し、意味ベクトルデータ化する情報内容解析
手段と、情報を蓄積する情報データベースと、意味ベク
トルデータを蓄積する意味ベクトルデータベースと、前
記メール受付手段で受け入れられた情報を前記情報デー
タベースに蓄積するとともに、前記情報データベースに
蓄積された情報と関連付けて意味ベクトルデータ化され
た前記情報内容解析結果を前記意味ベクトルデータベー
スに蓄積するデータベース管理手段とを備える情報蓄積
システムとして機能させるためのプログラムを記録した
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体
である。
【0026】また、本発明は、コンピュータを、上記情
報蓄積システムから情報を引き出す情報提示システムで
あって、ユーザからの情報提示要求に対して、該当ユー
ザの嗜好を示す情報を前記ユーザ・プロファイルデータ
ベースから取り出して前記意味ベクトルデータベースの
情報と比較し、前記情報データベースから該ユーザの嗜
好に合った情報を抽出する抽出手段と、抽出された情報
をユーザに提示する提示手段とを備える情報提示システ
ムとして機能させるためのプログラムを記録したことを
特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
る。
【0027】また、本発明は、コンピュータを、上記情
報蓄積システムを使って電子メールを配信する電子メー
ル配信システムであって、発信者が受信者を特定するこ
となしに発信したメールで受け入れるメール受付手段
と、前記メールで受け入れた情報の意味内容を解析し、
意味ベクトルデータ化する情報内容解析手段と、コミュ
ニティを形成するユーザの嗜好を示す情報をユーザ・プ
ロフィルとして格納するユーザ・プロフィルデータベー
スと、コミュニティを形成するユーザのメール・アドレ
スを格納するメール・アドレスデータベースと、前記情
報内容解析結果をもとに前記ユーザ・プロフィルデータ
ベースを参照して前記情報に対して関心を持つと判断さ
れるユーザを特定し、前記メール・アドレスデータベー
スから該当ユーザのメール・アドレスを抽出する配信ア
ドレス抽出手段と、前記抽出されたメール・アドレス宛
に前記受け入れたメールの内容をメールで配信するメー
ル配信手段とを備える電子メール配信システムとして機
能させるためのプログラムを記録したことを特徴とする
コンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好適な情報蓄積システム、情報提示システム、情
報蓄積方法及び情報提示方法の実施の形態について詳細
に説明する。 第1の実施の形態 図1は、本発明の第1の実施の形態の情報蓄積・提示シ
ステムの基本構成を示すブロック図である。情報蓄積・
提示システムとして、電子メール端末に適用した例であ
る。
【0029】図1において、90はパーソナルコンピュ
ータ等の利用者端末であり、利用者端末90は通信網8
0を介してサーバ100(情報蓄積システム,情報提示
システム)に接続されている。通信網80は、例えばイ
ンターネット網であり、インターネット網は世界中に張
り巡らされたアナログ及びデジタル回線網で、この回線
を介して他の端末とメールの送受信を行う。通信網80
のアクセス回線としてはFTTH(Fiber To The Hom
e)、HFC(Hybrid Fiber Coax:光同軸ケーブル)、
及びADSL(Asymmetric DigitalSubscriber Line)
等の大容量回線が利用可能である。
【0030】サーバ100は、情報発信・情報共有した
い内容を電子メールで受け入れるメール受付部10(メ
ール受付手段)、受け入れた情報の意味内容を解析し、
意味ベクトルデータ化する情報内容解析部11(情報内
容解析手段)、解析の際に必要に応じて参照される内容
解析用辞書12、受け入れた情報を蓄積する情報DB2
1(情報データベース)、情報DB21を蓄積する情報
DB管理部20、意味ベクトルデータ化された情報の解
析結果を格納する意味ベクトルDB31(意味ベクトル
データベース)、意味ベクトルDB31を管理する意味
ベクトル管理部30(意味ベクトルデータベース管理手
段)、受け入れた情報の意味内容からユーザの嗜好をユ
ーザ・プロフィルとして構築若しくはフィードバックし
て格納するユーザ・プロフィルDB41(ユーザ・プロ
フィルデータベース)、ユーザ・プロフィルDB41を
管理するユーザ・プロフィル管理部40(ユーザ・プロ
フィルデータベース管理手段)、特定のユーザに提示す
る情報を選択するためにユーザ・プロフィルDB41と
意味ベクトルDB31と情報DB21を参照してフィル
タリングを実行する表示情報抽出部71(抽出手段)、
及び抽出した情報をユーザに提示する情報提示部70
(提示手段)から構成される。ユーザ・プロフィルDB
41の例については、図5及び図6により後述する。以
下、上述のように構成された情報蓄積・提示システムの
動作を説明する。
【0031】図2は、ユーザからの情報を電子メールで
受け入れ、これをサーバ100のDBに蓄積する手順を
示すフローチャートであり、図中、Sはフローの各ステ
ップを示す。ユーザは、利用者端末90を操作して通信
網80を経由して特定のアドレス宛の電子メールとして
情報を発信する。情報の記述方法は通常人対人でやりと
りされる非定型の自然言語でも、またXML(Extensib
le Markup Language)などによる構造化された言語でも
構わない。サーバ100では、電子メールで発信された
情報をメール受付部10により受け入れる(ステップS
11)。
【0032】受け入れた情報は、情報内容解析部11で
情報の中身が解析され、情報内容を示す意味ベクトルを
生成する(ステップS12)。意味ベクトルは、単語や
文章の意味を数値ベクトルで表現する一つの手法であ
り、検索対象の特徴を記述する要素(ここでは、コア又
はコア単語という)との関係をベクトル表現したもので
ある。例えば、意味表現のために100種類のコアとな
る単語を用意した場合、ある単語や文章がこれら100
個のコア単語と関係が「有る」「無い」を「0」、
「1」で表し、100次元のベクトルとして単語や文章
の意味表現とするものである。生成された意味ベクトル
の距離と、単語含有率による距離の両方の方法を使って
検索結果のランキングを行い、意味の近いものから提示
する。具体的に説明すると、いま、基本単語「旅行」
「ツアー」に対し、100個のコア単語(政治、計画、
機械、移動、…)が定義されている。このコア単語に合
致するものに「1」を立て、そうでないものは「0」と
する。
【0033】 「旅行」 (政治、計画、機械、移動、数学、娯楽、経験、…) (0、 1、 0、 1、 0、 1、 1 、…) 「ツアー」(政治、計画、機械、移動、数学、娯楽、経験、…) (0、 1、 0、 1、 0、 1、 1 、…) このように「旅行」「ツアー」の100次元の意味ベク
トルは、[0,1,0,1,0,1,1,…]となり、両者はほとんど
ベクトルが一致するので同じ意味の単語と判断する。ま
た、次式(1)〜(3)に従ってユーザの要求文と検索
対象の意味ベクトルによる距離SViと、単語含有率に
よる距離SWiの両方を用いて検索結果の総合距離Si
を求め、検索結果のランキングを行い意味の近いものか
ら表示する。
【0034】
【数1】
【0035】なお、この技術の詳細に関しては特開平1
0−55372号公報に開示されている。図2のフロー
に戻って、情報内容の解析が終了すると、解析された情
報は情報DB管理部20に渡され、情報DB21の中で
ユニークなIDを付けて格納・管理され、また生成され
た意味ベクトルにも対応する情報と同じIDが付けられ
て意味ベクトル管理部30を通じて意味ベクトルDB3
1で格納・管理される(ステップS13)。
【0036】図3は、ユーザからの情報を電子メールで
受け入れ、これをサーバ100のDBに蓄積する手順を
示すフローチャートであり、ユーザ・プロフィルが未生
成の場合はこれを生成し、既に作成済みの場合はこれに
フィードバックをかける手順を追加したフローである。
図3において、ステップS21乃至S23は、図2のス
テップS11乃至S13とそれぞれ同様の処理であるの
でこれらのステップの説明は省略する。
【0037】この後、電子メールで情報を送ってきたユ
ーザのユーザ・プロフィルがユーザ・プロフィルDB4
1に存在するか否かをチェックする(ステップS2
4)。ユーザ・プロフィルが存在しない場合、ユーザ・
プロフィル管理部40は、このユーザのユーザ・プロフ
ィルをユーザ・プロフィルDB41上に作成して本フロ
ーを終了する(ステップS25)。ユーザ・プロフィル
の記述形式について、ここでは規定しないが、例えば先
の意味ベクトルをそのままユーザ・プロフィルとして用
いることもできるし、また情報をジャンル分けして、各
ジャンルごとにユーザの嗜好を表す意味ベクトルを定義
する、などの方法が考えられる。ユーザ・プロフィルD
Bの具体例については、図5及び図6により後述する。
【0038】上記ステップS24でユーザ・プロフィル
が存在する場合、情報の意味ベクトルをユーザ・プロフ
ィルにフィードバックする(ステップS26)。フィー
ドバックの方法は、ユーザ・プロフィルの構造に依存す
るためここで規定しないが、ユーザ・プロフィルも意味
ベクトルと同じ構造で構成されている場合、単純なフィ
ードバック方法として、情報の意味ベクトルをユーザ・
プロフィルに加算して正規化する、等の方法が考えられ
る。
【0039】図4は、ユーザ・プロフィルを用いてユー
ザに情報提供を行う手順を示すフローである。ユーザが
サーバ100のURLにアクセスするなど情報提供を要
求するアクションを起こすと、サーバ100はユーザを
特定し、このユーザのユーザ・プロフィルをユーザ・プ
ロフィルDB41から取り出す(ステップS31)。取
り出したユーザ・プロフィルを意味ベクトルDB31中
のデータと比較して類似度順にあらかじめ設定された件
数分だけ抽出し、IDをもとに対応する情報を情報DB
21から抽出する(ステップS32)。ユーザ・プロフ
ィルと意味ベクトルDB31中のデータの比較方法につ
いて、ここでは規定しないが、どちらも同じ有限個の単
語に基づいたベクトル表現を用いている場合は、共通す
る単語に立っているビットの数をカウントすることによ
って容易に類似度の比較を行うことができる。
【0040】抽出された情報は、ユーザ・プロフィルと
の類似度順にランキングされ(ステップS33)、情報
提示部70により結果がユーザに提示される(ステップ
S34)。上述したように、ユーザ・プロフィルの記述
形式について、図2のフローで述べた意味ベクトルをそ
のままユーザ・プロフィルとして用いることもできる。
この場合、ユーザ・プロフィルの意味ベクトルは、10
0次元の意味ベクトルが適用される。本実施の形態で
は、意味ベクトルDB31とは異なる記述形式のユーザ
・プロフィルの意味ベクトルを定義する。
【0041】図5は、ユーザ・プロフィルDB41の構
成例を示す図であり、ユーザの嗜好(興味)の有無を示
すテーブルの一例を表す。TV番組のジャンルを用い
て、ユーザの嗜好を嗜好ベクトル(13次元のベクト
ル)を構成した例である。図5に示すように、情報を1
3のジャンル(「ジャンル1:ワイドショー」「ジャン
ル2:音楽」「ジャンル3:社会」…)にジャンル分け
し、ユーザID(「0001」「0002」…)毎に、興味があ
るジャンルの有無を表す。興味がある場合は、このテー
ブルにおいて○印で示されている。例えば、ユーザID
が「0001」のユーザは、「ジャンル1:ワイドショー」
「ジャンル4:スポーツ」「ジャンル6:ドラマ」「ジ
ャンル11:映画」に興味(嗜好)を持ち、ユーザID
が「0002」のユーザは、「ジャンル2:音楽」「ジャン
ル3:社会」「ジャンル5:ニュース」「ジャンル8:
教養」に興味(嗜好)を持つ。
【0042】このようにユーザ・プロフィルDB41
は、ユーザ毎に嗜好の有無を「1」「0」で表した13
次元のベクトルによりユーザの嗜好プロフィルが定義さ
れる。図5のテーブルにおける興味の有無の設定は、ユ
ーザがいままでにアクセスした情報の履歴から自動的に
作成する。例えば、アクセスした履歴をクラスタリング
(自己組織化)した結果、あるユーザが「スポーツ」や
「映画」に関する履歴など、類似した意味ベクトルを持
つ履歴を分類し、多くの履歴が分類されたクラスタはユ
ーザの興味が集中していると判断してテーブルにおける
興味があるジャンルを「1:有る」とする。あるいは、
図5に示すテーブルの項目をユーザに提示してユーザ自
身によってチェックして作成する態様でもよい。
【0043】図6は、図5のテーブルに基づいて作成し
たユーザ・プロフィルDB41の内部表現の一例を示す
図であり、ユーザ毎に嗜好の有無を「1」「0」で表し
た13次元のベクトルを持っている。図6に示すよう
に、ユーザ・プロフィルは、各ユーザ毎に、ユーザID
とその13のジャンルを順に「1」「0」で示すベクト
ル表現となっている。例えば、図5のユーザIDが「00
01」のユーザは、"0001">1001010000100</TasteValu
e>であり、「0002」のユーザは、"0002">01101001000
00</TasteValue>である。
【0044】いま、あるユーザのユーザ・プロフィル
が、上記ユーザ・プロフィルDB41に存在する場合、
情報の意味ベクトルをユーザ・プロフィルにフィードバ
ックする。フィードバックの方法としては、例えば、情
報の意味ベクトルをユーザ・プロフィルに加算して正規
化する。これにより、図5及び図6のユーザ・プロフィ
ルDB41の例では、情報DB21及び意味ベクトルD
B31を基に得られた意味ベクトルに、さらにユーザの
嗜好が反映されたユーザ・プロフィルが構築される。例
えば、図5に示すユーザIDが「0001」のユーザと「00
02」のユーザとは、図6に示すようにユーザ・プロフィ
ルにおいて、嗜好ベクトル表現が異なっているため、意
味ベクトルDB31の情報と比較したとき、該当ユーザ
の嗜好にあった情報を抽出し、ユーザに提示することが
できる。図5の例では、ユーザIDが「0001」のユーザ
においては、このユーザの好みである「ジャンル1:ワ
イドショー」「ジャンル4:スポーツ」「ジャンル6:
ドラマ」「ジャンル11:映画」についての情報が、よ
り優先して提示されることになる。一方、ユーザIDが
「0002」のユーザでは、「ジャンル2:音楽」「ジャン
ル3:社会」「ジャンル5:ニュース」「ジャンル8:
教養」についての情報が、より優先して提示されること
になる。したがって、ユーザの情報提示要求に対して、
各ユーザの嗜好に合った情報提示を行うことができる。
【0045】電子メールを用いてユーザに情報提供を行
う例について具体的に説明する。ユーザがサーバ100
のURLにアクセスするなど情報提供を要求するアクシ
ョンを起こした場合、例えば、ユーザから「格安のブラ
ジル旅行は?」という情報提供要求があると、情報内容
解析部11は、内容解析用辞書12を用いて「格安」
「ブラジル」「旅行」の各キーワードを抽出し、上述し
た意味ベクトルを用いた検索により、意味ベクトルDB
31中のデータと比較して類似度順にあらかじめ設定さ
れた件数分だけ抽出し、IDをもとに対応する情報を情
報DB21から抽出する。同時に、サーバ100はユー
ザを特定し、図5のユーザ・プロフィルDB41から該
当するユーザのユーザ・プロフィルを取り出し、取り出
したユーザ・プロフィルをもとにユーザの嗜好を類似度
順ランキングに反映させる。したがって、抽出された情
報は、ユーザ・プロフィルとの類似度順にランキングさ
れ、ユーザの好みが反映された情報がより優先されて提
示される。
【0046】上記の例では、ユーザから「格安のブラジ
ル旅行は?」という情報提供要求があると、「ブラジ
ル」と「南米」、「旅行」と「ツアー」など単語は違っ
ても一番近い単語が上位にランキングされる。情報提供
要求したユーザが、ユーザID「0002」の「ジャンル
8:教養」の嗜好を持つユーザや、ユーザID「0003」
の「ジャンル9:趣味」の嗜好を持つユーザの場合は、
ユーザID「0001」のユーザによる情報提供要求の場合
よりも「教養」又は「趣味」に関連する単語がより上位
にランキングされる、あるいは該当件数がより多く抽出
される。次に、本情報蓄積・提示システムによる実際の
情報蓄積及び情報提示の具体例について詳細に説明す
る。
【0047】図1のサーバ100のメール受付部10に
以下のような情報が入力された場合を例にとる。 『ABCD社は往年の人気ゲーム「スペースインベーダ
ー」を情報携帯端末(PDA)「サウルス(Sauru
s)」向けにカスタマイズし提供すると発表した。』 いま、内容解析用辞書12は、この文章に含まれる単語
としては「ABCD社」「ゲーム」「情報携帯端末」
「サウルス」「発表」の5単語とその意味ベクトルが格
納されているものとし、各々の意味ベクトルが10次元
の以下のような値を持つとする。
【0048】 ABCD社 0000011111 ゲーム 0001100000 情報携帯端末 0000111000 サウルス 0000111010 発表 1000000000
【0049】情報内容解析部11は、文章を受け取る
と、パーサーにより文章から単語を切り出し、個々の単
語が内容解析用辞書12に登録されているか否かを照合
する。内容解析用辞書12に載っている単語について
は、その意味ベクトルを逐次足し合わせ、最後に意味ベ
クトルの総和を正規化してこの文章全体の意味ベクトル
と定義する。上記の場合、文章中の5単語について意味
ベクトルが得られたことになるため、これらの総和は
「1001333121」という値となり、ここでは正
規化の方法として単純に1以上のものはすべて1にす
る、というルールを採用したとすると、最終的にこの文
章の意味ベクトルは「1001111111」という1
0次元の正規化された形で表示されることになる。
【0050】本情報蓄積・提示システムによる情報蓄積
方法は、メールで受け入れた情報に基づく意味ベクトル
データ化された情報内容解析結果を、一方では情報DB
21に蓄積し、他方では意味ベクトルDB31に意味ベ
クトル化して相互に関連付けして蓄積するものである。
【0051】上記の例では、以下のような内容がそれぞ
れのDBに蓄積される。ここでは、上記情報にはID=
101という番号が与えられたとすると、情報DB21
に格納されたデータは、図7(a)に、また、意味ベク
トルDB31に格納されたデータは、図7(b)にそれ
ぞれ示される。
【0052】各DBの関連付けは、共通のIDにより行
われる。DBにデータを投入する際に、相互のDBの中
でユニークかつ共通のIDを振るようにすればよいの
で、実装する場合の現実的な方法としては情報内容解析
部11がシーケンシャルな番号を管理しておいて、情報
DB21の管理部20と意味ベクトルDB31の管理部
30に同じ番号(ここでは101番)で情報と意味ベク
トルの書き込みをそれぞれ依頼した後、次に来る情報の
ためにシーケンシャル番号を1だけカウントアップする
ようにする。以上は、本情報蓄積・提示システムによる
情報蓄積方法であるが、情報蓄積されている情報は以下
のようにして提示される。
【0053】いま、ユーザが「ABCD社の新製品発
表」という検索文で情報提示要求をしたとする。この質
問文も意味ベクトル変換する。この処理は、サーバ10
0側の内容解析用辞書12を使って行ってもよいし、ユ
ーザ側のPCでやっても構わない。ここでは、内容解析
用辞書12に「ABCD社」「新製品」「発表」という
単語が登録されており、それぞれの意味ベクトルが下記
のように表されるものとする。なお、「ABCD社」
「発表」については上述した例と同じ値である。
【0054】 ABCD社 0000011111 新製品 1000000001 発表 1000000000
【0055】上述した例と同様にして、この質問文に含
まれる単語の意味ベクトル総和を計算し、「20000
11112」を得る。これを正規化すると「10000
11111」という値となる。表示情報抽出部71は、
「1000011111」に最も近い意味ベクトルを持
つデータを探すよう意味ベクトル管理部30に依頼す
る。意味ベクトル管理部30は、意味ベクトルDB31
を検索してID=101のデータが、一致度合いが80
%で最も高いスコアであると判定すると、この「ID=
101」を回答として表示情報抽出部71に返す。表示
情報抽出部71は、続いて情報DB管理部20に「ID
=101」のデータを寄こすよう依頼する。その結果、
該当する文章が検索・抽出され、情報提示部70により
ユーザに提示される。
【0056】また、本情報蓄積・提示システムでは、ユ
ーザ・プロフィルも意味ベクトル化して持っているた
め、上記「ABCD社の新製品発表」に興味を持つユー
ザのプロフィルを「1000011111」という意味
ベクトルで表現できることになる。いま、このユーザの
ユーザIDが100003であるとすれば、ユーザプロ
フィルDB41の中身は図7(c)に示すようになる。
なお、ユーザ・プロフィルを意味ベクトル化せずに、ユ
ーザが興味を持つ単語の集合として持つこともできる。
この場合、「ABCD社」「新製品」「発表」などとな
る。しかし、この方法では、プロフィルを用いた検索を
実行する場合に、これらの単語から動的に意味ベクトル
を生成する処理が必要となる。
【0057】上記の例において、ユーザ・プロフィルを
基にランキング順位や抽出件数を変える場合の動作は、
以下のようになる。上記ユーザID=100003のユ
ーザから自分の嗜好にあったお薦め情報を見たいという
要求があった場合、サーバ100ではユーザプロフィル
管理部40にユーザID=100003であるユーザの
プロフィルを探すよう依頼する。このユーザのプロフィ
ル(すなわち、意味ベクトル)が取得できると、次に例
えば「この意味ベクトルに近いもの上位10件を検索せ
よ」というような検索依頼を意味ベクトル管理部30に
出す。意味ベクトル管理部30は、依頼に応じて与えら
れたプロフィルに近いデータを意味ベクトルDB31中
で探し、上位10件のIDを回答する。続いて、この1
0件の情報そのものを情報DB管理部20に依頼して取
り出し、これをユーザに提示する。なお、意味ベクトル
同士の「距離」は、2つのベクトルの同じビット位置の
ゼロ位置がいくつ共通化で表し、共通度が高いほど「近
い」ということになる。
【0058】以上のように、本実施の形態の情報蓄積・
提示システムは、ユーザからの情報を電子メールで受け
付けるメール受付部10、受け付けた情報の内容を解析
し、意味ベクトルデータ化する情報内容解析部11、解
析の際に必要に応じて参照される内容解析用辞書12、
情報を格納する情報DB21及びこれを管理する情報D
B管理部20、情報の解析結果を格納する意味ベクトル
DB31及びこれを管理する意味ベクトル管理部30、
ユーザの発信する情報をもとにユーザの嗜好をプロフィ
ルとして格納するユーザ・プロフィルDB41及びこれ
を管理するユーザ・プロフィル管理部40、ユーザに表
示すべき情報を抽出する表示情報抽出部71、抽出され
た情報をユーザに提示する情報提示部70を備えて構成
したので、メールで受け入れられた情報をもとに自動的
に情報DB21及びこれに関連付けられた意味ベクトル
DB31を構築し、情報提供者のユーザ・プロフィル構
築若しくはフィードバックを行うことができ、ユーザの
情報提示要求に対して自動的にユーザの嗜好に合った情
報提示を行うことができる。
【0059】したがって、コミュニティにおける情報発
信・情報共有の手段として、個々人がそれぞれホーム・
ページを運用するなどの手間をかけることなく、電子メ
ールによって気軽に情報の発信を行い、またユーザ・プ
ロフィルを利用することによってコミュニティ内の嗜好
を同じくする不特定多数のメンバーと情報を容易に共有
することができる。
【0060】第2の実施の形態 図8は、本発明の第2の実施の形態の情報蓄積・提示シ
ステムの基本構成を示すブロック図である。図1と同一
構成部分には同一符号を付して重複箇所の説明を省略す
る。
【0061】図8において、サーバ110は、さらに、
ユーザによる情報の評価結果であるお薦め情報を蓄積す
るお薦め情報DB51(お薦め情報データベース)、お
薦め情報DB51を管理するお薦め情報管理部50、ユ
ーザに提示した情報に対する評価結果を受け入れる情報
評価受付部72(情報評価受付手段)、情報の評価をお
薦め情報DB51及びユーザ・プロフィルDB41それ
ぞれの管理部50,40に伝え、結果を反映させる情報
評価反映部73(情報評価手段)が追加されて構成され
る。
【0062】本実施の形態の表示情報抽出部71は、ユ
ーザ・プロフィルDB41、意味ベクトルDB31及び
情報DB21を参照して表示すべき情報を抽出した後、
お薦め情報DB51を参照して情報の質が高いと判断さ
れる度合いに応じて表示ランキングを調整する機能をさ
らに備える。お薦め情報DB51の具体例については、
図11及び図12により後述する。以下、上述のように
構成された情報蓄積・提示システムの動作を説明する。
【0063】図9は、ユーザによる情報評価をサーバ1
00側のDBに反映させる手順を示すフローチャートで
ある。情報提示部70は、ユーザに情報を提示すると同
時に、提示した情報に対するユーザの評価を入力しても
らうインタフェースを提供するように作ることが可能で
ある。例えば、情報提示画面の一部に「GOOD」とい
うボタンを表示し、表示中の情報がユーザの嗜好に合っ
ている、若しくはユーザにとって非常に役に立つもので
ある場合にこのボタンを押してもらうように構成するこ
とができる。あるいは「GOOD」「BAD」という2
つのボタンを設けたり、5段階評価してもらうなど、評
価の方法は任意である。ユーザがこうした手段により提
示された情報の評価を行うと情報評価受付部72はこれ
を受け入れ、情報評価結果とともに評価された情報と評
価したユーザの情報を情報評価反映部73に渡す(ステ
ップS41)。
【0064】情報評価反映部73では、情報評価結果を
お薦め情報管理部50及びユーザ・プロフィル管理部4
0に渡し、お薦め情報DB51及びユーザ・プロフィル
DB41に反映させる(ステップS42)。情報評価結
果をお薦め情報DB51に反映させる方法についてはこ
こでは規定しないが、例えばお薦め情報DB51が評価
された情報のIDとカウンタというデータ構造で構成さ
れている場合は、評価された情報IDのカウンタを評価
結果に応じて加減算する、などの方法が考えられる。情
報評価結果をユーザ・プロフィルDB41に反映させる
方法についてはここでは規定しないが、図3のステップ
S26の処理に準じて目的を達成することができる。
【0065】図10は、ユーザ・プロフィル及びお薦め
情報を用いてユーザに情報提供を行う手順を示すフロー
チャートである。図10において、ステップS51乃至
S53の手順は、図4のステップS31乃至S33の手
順とそれぞれ同様であるのでこれらのステップの説明は
省略する。
【0066】ステップS53のあと、抽出された情報か
ら一つが取り出され、この情報に関するお薦め情報がお
薦め情報DB51に含まれているか否か調べられる(ス
テップS54)。もしこの情報に関するデータがお薦め
情報DB51に含まれていれば(ステップS55のYE
S)、お薦めの評価の度合いに応じてステップS53で
ランキングした該当情報の順位を増減させる(ステップ
S56)。
【0067】ステップS56の後、及びステップS55
でNOの場合はステップS57の処理に進み、抽出した
情報のすべてについて一連の処理が行われるようにステ
ップS54の処理に戻って処理を続ける(ステップS5
7のNO)。抽出した情報のすべてについて処理が終了
すると(ステップS57のYES)、情報提示部70に
より情報をユーザに提示して本フローを終了する(ステ
ップS58)。
【0068】図11は、お薦め情報DB51の構成例を
示す図であり、ユーザの嗜好に合っている、若しくはユ
ーザにとって非常に役に立つお薦め情報を示す管理テー
ブルの一例を表す。ここでは、映画などのコンテンツを
視聴して、「良い」若しくは「好きだ」と思ったときに
「Good」ボタンを押してもらうことで、コンテンツ
の人気を評価するように構成したシステムの例である。
【0069】図11に示すように、コンテンツID毎
に、コンテンツタイトル、総視聴回数、「Good」ボ
タンが押された回数をテーブルで管理する。図12は、
図11の管理テーブルに基づいて記述したお薦め情報D
B51の内部表現の一例を示す図である。
【0070】ユーザによるコンテンツの視聴、及び「G
ood」ボタンの操作によって、情報評価結果が、図1
1に示す管理テーブルのお薦め情報DB51に反映され
る。図11では、コンテンツID毎の総視聴回数、「G
ood」ボタンが押された回数のカウントにより集計さ
れる。
【0071】情報を抽出し、この情報に関するお薦め情
報がお薦め情報DB51に含まれていれば、お薦めの評
価の度合いに応じて、意味ベクトルでランキングした該
当情報の順位を増減させる。これにより、図11及び図
12のお薦め情報DB51の例では、映画などの評価や
人気の高いものを優先的に情報提示することができる。
【0072】以上のように、本実施の形態の情報蓄積・
提示システムは、ユーザによる情報の評価結果を格納す
るお薦め情報DB51、ユーザによる情報の評価結果を
受け入れる情報評価受付部72、情報の評価結果に基づ
いてお薦め情報DB51とユーザ・プロフィルDB41
に適当なデータの反映を行う情報評価反映部73とを備
え、表示情報抽出部71は、ユーザ・プロフィルDB4
1と意味ベクトルDB31と情報DB21を参照して表
示すべき情報を抽出した後、お薦め情報DB51を参照
して情報の質が高いと判断される度合いに応じて表示ラ
ンキングを調整するように構成したので、ユーザの情報
評価に対して自動的に情報DB21に対する評価情報蓄
積とユーザ・プロフィルの構築若しくはフィードバック
が行われることになり、ユーザの情報提示要求に対して
自動的にユーザの嗜好に合った情報を選択し、情報の品
質の高いものを優先的に情報提示することができる。こ
れにより、情報蓄積システムに蓄積された情報に品質情
報を適切に付加することができ、ユーザの嗜好や世間の
流行に合わせた情報フィルタリング(選択)が可能にな
り、第1の実施の形態の効果をより一層高め、実効を図
ることができる。なお、本実施の形態では、ユーザ・プ
ロフィルDB41と、お薦め情報DB51とを備える例
について説明したが、お薦め情報DB51のみを備える
ものであってもよいことは言うまでもない。
【0073】第3の実施の形態 図13は、本発明の第3の実施の形態の電子メール配信
システムの基本構成を示すブロック図である。図1と同
一構成部分には同一符号を付して重複箇所の説明を省略
する。
【0074】図13において、利用者端末90は通信網
80を介してサーバ120(電子メール配信システム)
に接続されている。サーバ120は、情報発信・情報共
有したい内容を電子メールで受け入れるメール受付部1
0、受け入れた情報の意味内容を解析する情報内容解析
部11、解析の際に必要に応じて参照される内容解析用
辞書12、コミュニティを形成するユーザの嗜好をユー
ザ・プロフィルとして格納するユーザ・プロフィルDB
41、ユーザ・プロフィルDB41を管理するユーザ・
プロフィル管理部40、ユーザの電子メールアドレスを
格納するメール・アドレスDB61(メール・アドレス
データベース)、メール・アドレスDB61を管理する
メール・アドレス管理部60、受け入れたメールの情報
内容の解析結果とユーザ・プロフィルDB41とメール
・アドレスDB61とを参照して配信すべきユーザの電
子メール・アドレスを抽出する配信アドレス抽出部75
(配信アドレス抽出手段)、及び抽出されたメール・ア
ドレス宛にメール配信を行うメール配信部74(メール
配信手段)から構成される。
【0075】以下、上述のように構成された電子メール
配信システムの動作を説明する。図14は、ユーザから
の情報を電子メールで受け入れ、この情報に関心を持つ
と思われるユーザをサーバ100が抽出し、自動的にメ
ール配信を行う手順を示すフローチャートである。
【0076】図14において、ステップS61及びS6
2は、図2のステップS11及びS12と同様の手順で
あるのでこれらのステップの説明は省略する。ステップ
S62で生成された意味ベクトルをユーザ・プロフィル
DB41中のデータと比較し、この意味ベクトルに近い
プロフィルを持つユーザを抽出し、抽出されたユーザの
電子メール・アドレスをメール・アドレスDB61から
取得する(ステップS63)。意味ベクトルをユーザ・
プロフィルDB41中のデータと比較する方法について
はここでは規定しないが、図4のステップS32の手順
に準じた処理で目的を達することができる。メール配信
部74では、抽出された電子メールアドレス宛にS61
で受け入れた電子メールの内容をコピーして配信して本
フローを終了する(ステップS64)。
【0077】以上のように、本実施の形態の電子メール
配信システムは、情報発信・情報共有したい内容を電子
メールで受け入れるメール受付部10、受け入れた情報
の意味内容を解析する情報内容解析部11、コミュニテ
ィを形成するユーザの嗜好をユーザ・プロフィルとして
格納するユーザ・プロフィルDB41、コミュニティを
形成するユーザのメール・アドレスを格納するメール・
アドレスDB61、受け入れたメールの情報内容解析結
果とユーザ・プロフィルDB41とメール・アドレスD
B61とを参照して配信すべきユーザのアドレスを抽出
する配信アドレス抽出部75、受け入れたメールの内容
を抽出されたユーザ宛にメール配信するメール配信部7
4とを備えて構成したので、発信された情報が自動的に
その情報を嗜好するユーザに配信することができる。し
たがって、コミュニティにおける情報発信・情報共有の
手段として、個々人がそれぞれホーム・ページを運用す
るなどの手間をかけることなく、電子メールによって気
軽に情報の発信が行え、またユーザ・プロフィルを利用
することによってコミュニティ内の嗜好を同じくする不
特定多数のメンバーと情報を容易に共有することができ
る。
【0078】なお、本発明の情報蓄積・提示システム
は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得
ることは勿論である。例えば、上述したような利用者端
末を用いたクライアント/サーバに適用することもでき
るが、これには限定されず、全ての装置に適用可能であ
る。また、本実施の形態に係る情報蓄積・提示システム
が、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯情
報端末やパーソナルコンピュータのデータ通信機能とし
て組み込まれたものでもよい。
【0079】さらに、上記情報蓄積・提示システムを構
成する各処理部等の種類、データベース、データベース
に蓄積されるデータの種類などは前述した実施形態に限
られない。例えば、各データベースとデータベース管理
手段は、機能的に分かれていればよく、ハード的に2つ
に分かれている必要はない。
【0080】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、コミュニティにおける情報発信・情報共有の手段と
して、個々人がそれぞれホーム・ページを運用するなど
の手間をかけることなく、電子メールによって気軽に情
報の発信が行え、またユーザ・プロフィルを利用するこ
とによってコミュニティ内の嗜好を同じくする不特定多
数のメンバーと情報を容易に共有することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の情報蓄積・提示シ
ステムの基本構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態の情報蓄積・提示システムのユー
ザからの情報を電子メールで受け入れ、これをサーバの
DBに蓄積する手順を示すフローチャートである。
【図3】本実施の形態の情報蓄積・提示システムのユー
ザからの情報を電子メールで受け入れ、これをサーバの
DBに蓄積する手順を示すフローチャートである。
【図4】本実施の形態の情報蓄積・提示システムのユー
ザ・プロフィルを用いてユーザに情報提供を行う手順を
示すフローである。
【図5】本実施の形態の情報蓄積・提示システムのユー
ザ・プロフィルDBの構成例を示す図である。
【図6】本実施の形態の情報蓄積・提示システムのユー
ザ・プロフィルDBの内部表現の一例を示す図である。
【図7】本実施の形態の情報蓄積・提示システムの情報
DB、意味ベクトルDB及びユーザ・プロフィルの具体
例を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態の情報蓄積・提示シ
ステムの基本構成を示すブロック図である。
【図9】本実施の形態の情報蓄積・提示システムのユー
ザによる情報評価をサーバ側のDBに反映させる手順を
示すフローチャートである。
【図10】本実施の形態の情報蓄積・提示システムのユ
ーザ・プロフィル及びお薦め情報を用いてユーザに情報
提供を行う手順を示すフローチャートである。
【図11】本実施の形態の情報蓄積・提示システムのお
薦め情報DBの構成例を示す図である。
【図12】本実施の形態の情報蓄積・提示システムのお
薦め情報DBの内部表現の一例を示す図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態の電子メール配信
システムの基本構成を示すブロック図である。
【図14】本実施の形態の電子メール配信システムのユ
ーザからの情報を電子メールで受け入れ、この情報に関
心を持つと思われるユーザをサーバが抽出し、自動的に
メール配信を行う手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 メール受付部(メール受付手段) 11 情報内容解析部(情報内容解析手段) 12 内容解析用辞書 20 情報DB管理部 21 情報DB(情報データベース) 30 意味ベクトル管理部(意味ベクトルデータベース
管理手段) 31 意味ベクトルDB(意味ベクトルデータベース) 40 ユーザ・プロフィル管理部(ユーザ・プロフィル
データベース管理手段) 41 ユーザ・プロフィルDB(ユーザ・プロフィルデ
ータベース) 50 お薦め情報管理部 51 お薦め情報DB(お薦め情報データベース) 60 メール・アドレス管理部 61 メール・アドレスDB(メール・アドレスデータ
ベース) 70 情報提示部(提示手段) 71 表示情報抽出部(表示情報抽出手段) 72 情報評価受付部(情報評価受付手段) 73 情報評価反映部(情報評価手段) 74 メール配信部(メール配信手段) 75 配信アドレス抽出部(配信アドレス抽出手段) 80 通信網 90 利用者端末 100,110,120 サーバ(情報蓄積システム,
情報提示システム,電子メール配信システム)

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を電子メールで受け入れるメール受
    付手段と、 情報の意味内容を解析し、意味ベクトルデータ化する情
    報内容解析手段と、 情報を蓄積する情報データベースと、 意味ベクトルデータを蓄積する意味ベクトルデータベー
    スと、 前記メール受付手段で受け入れられた情報を前記情報デ
    ータベースに蓄積するとともに、前記情報データベース
    に蓄積された情報と関連付けて意味ベクトルデータ化さ
    れた前記情報内容解析結果を前記意味ベクトルデータベ
    ースに蓄積するデータベース管理手段とを備えることを
    特徴とする情報蓄積システム。
  2. 【請求項2】 さらに、ユーザの嗜好を示す情報を意味
    ベクトルデータ化されたユーザ・プロフィルとして蓄積
    するユーザ・プロフィルデータベースと、 前記ユーザ・プロフィルデータベースに対して前記情報
    内容解析結果をもとに情報提供者のユーザ・プロフィル
    を蓄積するユーザ・プロフィルデータベース管理手段と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の情報蓄積シス
    テム。
  3. 【請求項3】 さらに、情報提示した情報に対するユー
    ザからの評価を受け入れる情報評価受付手段と、 前記情報評価を前記情報データベースに蓄積された情報
    と関連付けて蓄積するお薦め情報データベースとを備え
    ることを特徴とする請求項2記載の情報蓄積システム。
  4. 【請求項4】 さらに、情報提示した情報に対するユー
    ザからの評価を受け入れる情報評価受付手段と、 前記情報評価を前記情報データベースに蓄積された情報
    と関連付けて蓄積するお薦め情報データベースと、 ユーザの情報評価をもとに前記ユーザ・プロフィルデー
    タベースに対して情報評価者のユーザ・プロフィルを蓄
    積する情報評価手段とを備えることを特徴とする請求項
    2記載の情報蓄積システム。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至4のいずれか一項に記載の
    情報蓄積システムから情報を引き出す情報提示システム
    であって、 ユーザからの情報提示要求に対して、該当ユーザの嗜好
    を示す情報を前記ユーザ・プロファイルデータベースか
    ら取り出して前記意味ベクトルデータベースの情報と比
    較し、前記情報データベースから該ユーザの嗜好に合っ
    た情報を抽出する抽出手段と、 抽出された情報をユーザに提示する提示手段とを備える
    ことを特徴とする情報提示システム。
  6. 【請求項6】 ユーザに提示するために抽出された情報
    に対して前記お薦め情報データベースの情報評価を参照
    し、情報評価が高いと判断される度合いに応じて、ユー
    ザに情報提示を行う際の提示順位を上げることを特徴と
    する請求項5記載の情報提示システム。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の
    情報蓄積システムを使って電子メールを配信する電子メ
    ール配信システムであって、 情報発信者からのメールを受け入れるメール受付手段
    と、 前記メールで受け入れた情報の意味内容を解析し、意味
    ベクトルデータ化する情報内容解析手段と、 コミュニティを形成するユーザの嗜好を示す情報をユー
    ザ・プロフィルとして格納するユーザ・プロフィルデー
    タベースと、 コミュニティを形成するユーザのメール・アドレスを格
    納するメール・アドレスデータベースと、 前記情報内容解析結果をもとに前記ユーザ・プロフィル
    データベースを参照して前記情報に対して関心を持つと
    判断されるユーザを特定し、前記メール・アドレスデー
    タベースから該当ユーザのメール・アドレスを抽出する
    配信アドレス抽出手段と、 前記抽出されたメール・アドレス宛に前記受け入れたメ
    ールの内容をメールで配信するメール配信手段とを備え
    ることを特徴とする電子メール配信システム。
  8. 【請求項8】 情報をメールで受け入れる過程と、 前記メールで受け入れた情報の内容を解析し、意味ベク
    トルデータ化する過程と、 前記情報を情報データベースに蓄積する過程と、 前記情報データベースに蓄積された情報と関連付けて前
    記意味ベクトルデータ化された情報内容解析結果を意味
    ベクトルデータベースに蓄積する過程とを含み、 前記メールで受け入れられた情報をもとに自動的に情報
    データベース及びこれに関連付けられた意味ベクトルデ
    ータベースを構築することを特徴とするコンピュータに
    よる情報蓄積方法。
  9. 【請求項9】 ユーザの嗜好を示す情報を蓄積するユー
    ザ・プロフィルデータベースに対して前記情報内容解析
    結果をもとに情報提供者のユーザ・プロフィルの構築又
    はフィードバックを行う過程をさらに含み、 前記メールで受け入れられた情報をもとに自動的に情報
    データベース及びこれに関連づけられた意味ベクトルデ
    ータベースを構築し、情報提供者のユーザ・プロフィル
    構築又はフィードバックを行うことを特徴とする請求項
    8記載のコンピュータによる情報蓄積方法。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至4のいずれか一項に記載
    の情報蓄積システムに蓄積された情報に品質情報を付加
    する情報蓄積方法であって、 ユーザに情報提示された情報に対する評価を受け入れる
    過程と、 前記情報評価を前記情報データベースの情報に関連付け
    てお薦め情報データベースに蓄積する過程とを有するこ
    とを特徴とする情報蓄積方法。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至4のいずれか一項に記載
    の情報蓄積システムに蓄積された情報に品質情報を付加
    する情報蓄積方法であって、 ユーザに情報提示された情報に対する評価を受け入れる
    過程と、 前記情報評価を前記情報データベースの情報に関連付け
    てお薦め情報データベースに蓄積する過程と、 前記情報評価をもとにユーザ・プロフィルデータベース
    に対して情報評価者のユーザ・プロフィルの構築又はフ
    ィードバックを行う過程とを含み、 ユーザの情報評価に対して自動的に情報データベースに
    対する評価情報蓄積とユーザ・プロフィルの構築又はフ
    ィードバックが行われることを特徴とする情報蓄積方
    法。
  12. 【請求項12】 請求項2乃至4のいずれか一項に記載
    の情報蓄積システムから情報を引き出す情報提示方法で
    あって、 ユーザからの情報提示要求に対して、該当ユーザの嗜好
    を示す情報をユーザ・プロファイルデータベースから取
    り出して前記意味ベクトルデータベースの情報と比較
    し、前記情報データベースから該ユーザの嗜好に合った
    情報を抽出する過程と、 抽出された前記情報をユーザに提示する過程とを含み、 ユーザの情報提示要求に対して自動的にユーザの嗜好に
    合った情報提示を行うことを特徴とする情報提示方法。
  13. 【請求項13】 ユーザに提示するために抽出された情
    報に対して前記お薦め情報データベースの情報評価を参
    照し、情報評価が高いと判断されるものはユーザに情報
    提示を行う際に提示順位を上げる過程をさらに含み、 ユーザの情報提示要求に対して自動的にユーザの嗜好に
    合った情報を選択し、情報の品質の高いものを優先的に
    情報提示することを特徴とする請求項12記載のコンピ
    ュータによる情報提示方法。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至4のいずれか一項に記載
    の情報蓄積システムを使って電子メールを配信する電子
    メール配信方法であって、 情報発信者からのメールを受け入れる過程と、 前記メールで受け入れた情報の内容を解析する過程と、 前記情報内容解析結果をもとに前記ユーザ・プロフィル
    データベースを参照して前記情報に対して関心を持つと
    判断されるユーザを特定し、メール・アドレスデータベ
    ースから該当ユーザのメール・アドレスを抽出する過程
    と、前記抽出されたメール・アドレス宛に前記情報をメ
    ールで配信する過程とを含み、 発信された情報が自動的にその情報を嗜好するユーザに
    配信されることを特徴とするコンピュータによる電子メ
    ール配信方法。
  15. 【請求項15】 コンピュータを、情報を電子メールで
    受け入れるメール受付手段と、情報の意味内容を解析
    し、意味ベクトルデータ化する情報内容解析手段と、情
    報を蓄積する情報データベースと、意味ベクトルデータ
    を蓄積する意味ベクトルデータベースと、前記メール受
    付手段で受け入れられた情報を前記情報データベースに
    蓄積するとともに、前記情報データベースに蓄積された
    情報と関連付けて意味ベクトルデータ化された前記情報
    内容解析結果を前記意味ベクトルデータベースに蓄積す
    るデータベース管理手段とを備える情報蓄積システムと
    して機能させるためのプログラムを記録したことを特徴
    とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. 【請求項16】 コンピュータを、請求項2乃至4のい
    ずれか一項に記載の情報蓄積システムから情報を引き出
    す情報提示システムであって、ユーザからの情報提示要
    求に対して、該当ユーザの嗜好を示す情報を前記ユーザ
    ・プロファイルデータベースから取り出して前記意味ベ
    クトルデータベースの情報と比較し、前記情報データベ
    ースから該ユーザの嗜好に合った情報を抽出する抽出手
    段と、抽出された情報をユーザに提示する提示手段とを
    備える情報提示システムとして機能させるためのプログ
    ラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  17. 【請求項17】 コンピュータを、請求項1乃至4のい
    ずれか一項に記載の情報蓄積システムを使って電子メー
    ルを配信する電子メール配信システムであって、発信者
    が受信者を特定することなしに発信したメールで受け入
    れるメール受付手段と、前記メールで受け入れた情報の
    意味内容を解析し、意味ベクトルデータ化する情報内容
    解析手段と、コミュニティを形成するユーザの嗜好を示
    す情報をユーザ・プロフィルとして格納するユーザ・プ
    ロフィルデータベースと、コミュニティを形成するユー
    ザのメール・アドレスを格納するメール・アドレスデー
    タベースと、前記情報内容解析結果をもとに前記ユーザ
    ・プロフィルデータベースを参照して前記情報に対して
    関心を持つと判断されるユーザを特定し、前記メール・
    アドレスデータベースから該当ユーザのメール・アドレ
    スを抽出する配信アドレス抽出手段と、前記抽出された
    メール・アドレス宛に前記受け入れたメールの内容をメ
    ールで配信するメール配信手段とを備える電子メール配
    信システムとして機能させるためのプログラムを記録し
    たことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
JP2001085956A 2001-03-23 2001-03-23 情報蓄積システム、情報提示システム、電子メール配信システム、情報蓄積方法、情報提示方法、電子メール配信方法及び情報処理プログラムを記録した記録媒体 Pending JP2002288187A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001085956A JP2002288187A (ja) 2001-03-23 2001-03-23 情報蓄積システム、情報提示システム、電子メール配信システム、情報蓄積方法、情報提示方法、電子メール配信方法及び情報処理プログラムを記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001085956A JP2002288187A (ja) 2001-03-23 2001-03-23 情報蓄積システム、情報提示システム、電子メール配信システム、情報蓄積方法、情報提示方法、電子メール配信方法及び情報処理プログラムを記録した記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002288187A true JP2002288187A (ja) 2002-10-04

Family

ID=18941397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001085956A Pending JP2002288187A (ja) 2001-03-23 2001-03-23 情報蓄積システム、情報提示システム、電子メール配信システム、情報蓄積方法、情報提示方法、電子メール配信方法及び情報処理プログラムを記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002288187A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1585048A1 (en) * 2004-04-07 2005-10-12 Sony Corporation Information-processing apparatus, information-processing methods and programs
JP2006065387A (ja) * 2004-08-24 2006-03-09 Fuji Xerox Co Ltd テキスト文検索装置、テキスト文検索方法、及びテキスト文検索プログラム
JP2009522624A (ja) * 2006-01-05 2009-06-11 泓九 趙 広告情報提供システム及び広告情報提供方法
JP2010509872A (ja) * 2006-11-08 2010-03-25 イーパルズ インコーポレイテッド 意味ネットワークにおけるノードの動的特性化
JP2012123827A (ja) * 2009-01-20 2012-06-28 Disney Enterprises Inc 共有オンライン環境におけるカスタマイズされた体験用のシステム及び方法
JP2016091535A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社東芝 アイテム推薦装置、アイテム推薦方法およびプログラム
US9620028B2 (en) 2006-11-08 2017-04-11 Cricket Media, Inc. Method and system for developing process, project or problem-based learning systems within a semantic collaborative social network
US10089364B2 (en) 2014-10-31 2018-10-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Item recommendation device, item recommendation method, and computer program product

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7707268B2 (en) 2004-04-07 2010-04-27 Sony Corporation Information-processing apparatus, information-processing methods and programs
CN100403299C (zh) * 2004-04-07 2008-07-16 索尼株式会社 信息处理设备、信息处理方法
EP1585048A1 (en) * 2004-04-07 2005-10-12 Sony Corporation Information-processing apparatus, information-processing methods and programs
JP2006065387A (ja) * 2004-08-24 2006-03-09 Fuji Xerox Co Ltd テキスト文検索装置、テキスト文検索方法、及びテキスト文検索プログラム
JP4534666B2 (ja) * 2004-08-24 2010-09-01 富士ゼロックス株式会社 テキスト文検索装置及びテキスト文検索プログラム
JP2009522624A (ja) * 2006-01-05 2009-06-11 泓九 趙 広告情報提供システム及び広告情報提供方法
JP2010509872A (ja) * 2006-11-08 2010-03-25 イーパルズ インコーポレイテッド 意味ネットワークにおけるノードの動的特性化
US9620028B2 (en) 2006-11-08 2017-04-11 Cricket Media, Inc. Method and system for developing process, project or problem-based learning systems within a semantic collaborative social network
US9928753B2 (en) 2006-11-08 2018-03-27 Cricket Media, Inc. Dynamic characterization of nodes in a semantic network for desired functions such as search, discovery, matching, content delivery, and synchronization of activity and information
US10547698B2 (en) 2006-11-08 2020-01-28 Cricket Media, Inc. Dynamic characterization of nodes in a semantic network for desired functions such as search, discovery, matching, content delivery, and synchronization of activity and information
US10636315B1 (en) 2006-11-08 2020-04-28 Cricket Media, Inc. Method and system for developing process, project or problem-based learning systems within a semantic collaborative social network
US10999383B2 (en) 2006-11-08 2021-05-04 Cricket Media, Inc. System for synchronizing nodes on a network
JP2012123827A (ja) * 2009-01-20 2012-06-28 Disney Enterprises Inc 共有オンライン環境におけるカスタマイズされた体験用のシステム及び方法
JP2016091535A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社東芝 アイテム推薦装置、アイテム推薦方法およびプログラム
US10089364B2 (en) 2014-10-31 2018-10-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Item recommendation device, item recommendation method, and computer program product

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10275503B2 (en) Predictive information retrieval
US8639826B2 (en) Providing personalized resources on-demand over a broadband network to consumer device applications
US9338520B2 (en) System and method for applying a database to video multimedia
US9047340B2 (en) Electronic previous search results log
US7870197B2 (en) System and method to facilitate real-time communications and content sharing among users over a network
US9355185B2 (en) Infinite browse
US10353915B2 (en) Customizing tracking changes to user content in an online social network
US8209618B2 (en) Method of sharing multi-media content among users in a global computer network
US20140164521A1 (en) Tracking Changes to User Content in an Online Social Network
US20150120722A1 (en) Method and system for providing multimedia content recommendations
US20070106627A1 (en) Social discovery systems and methods
KR20090100430A (ko) 질문에 대한 답변 얻기
JP2007529822A (ja) 信頼性ネットワークからのユーザ注釈を一体化したサーチシステム及び方法
US20030149580A1 (en) Customized interaction with computer network resources
WO2009135187A1 (en) Method and apparatus for providing dynamic playlists and tag-tuning of multimedia objects
CN102165441A (zh) 用于分级媒体共享频道的方法、系统以及设备
CN111782919A (zh) 在线文档的处理方法、装置、计算机设备及存储介质
JP2002288187A (ja) 情報蓄積システム、情報提示システム、電子メール配信システム、情報蓄積方法、情報提示方法、電子メール配信方法及び情報処理プログラムを記録した記録媒体
JP4346276B2 (ja) 情報検索システム、情報検索装置、情報検索方法、および情報検索プログラム
US20210312009A1 (en) Content aggregation and data streaming through unified application functionalities
Kang et al. CloudIoT-based Jukebox Platform: A Music Player for Mobile Users in Café
Coyle et al. Supplementing Case-based Recommenders with Context Data.
JP2002259427A (ja) 利用者嗜好反映型検索方法及びその実施装置並びにその処理プログラムと記録媒体
JP2002297657A (ja) 情報提供システム及び方法並びに情報提供用プログラム及びプログラムを記録した記録媒体。
AU2022218220A1 (en) Systems, apparatus and methods for topic extraction from digital media and real-time display of digital content relating to one or more extracted topics