JP3824720B2 - 通話記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話網及び電話機に接続されて使用される通話記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の半導体技術の進歩に伴い、電話機の多機能化が進み、不在時に、メッセージを記憶しておくことが出来る電話機(いわゆる、留守番電話)が実用化されている。また、通話内容を記録できる電話機も実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、構内交換機に接続されて使用されるような電話機(いわゆる、内線用電話機)には、そのような記録機能が設けられていないため、例えば、本人以外の者が応答した結果、本人に誤って内容が通知されるといったような、不都合が生ずる場合が多かった。
【0004】
なお、内線用電話機の代わりに多機能電話機を取付けることも可能であるが、従来の電話機は、短時間の通話内容を記録することしかできないものであったため、そのような構成としても、電話による打ち合わせ内容等、長時間に渡る通話内容を記録することができないという問題があった。また、幾つかの通話に関するデータが保存されている場合には、順々に、各通話内容を確認していかなければならず、仕事場での使用に適した機器になっていなかった。
【0005】
そこで、本発明の課題は、メッセージの記録機能を有さない電話機と組み合わせることによって、従来の多機能電話機よりも、多量のデータ(通話内容)を記録できる機器が構築できる通話記録装置を提供することにある。
【0006】
また、本発明の他の課題は、通話内容を、分類して記録でき、かつ、所望の分類に属する通話内容だけを再生できる通話記録装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、電話機と電話網に接続される通話記録装置を、(イ)情報を記録するためのディスク媒体と、(ロ)電話機からの信号を電話網に中継するとともに、電話網からの信号を電話機に中継する中継手段と、(ハ)この中継手段によって中継される信号に基づき、電話機が通話状態になっったことを検出する検出手段と、(ニ)この検出手段によって通話状態になったことが検出された際に、中継手段によって中継される信号に応じた情報を、ディスク媒体へ記録する処理である記録処理を開始する記録処理開始手段と、(ホ)中継手段によって中継される信号に基づき通話が終了したか否かを判断し、通話が終了したときに、記録処理を終了する記録処理終了手段と、(ヘ)ディスク媒体に記憶された情報を出力する出力手段とによって実現する。
【0008】
このように、本発明による第1の通話記録装置によれば、大量の情報が記憶可能な、例えば、ハードディスクのようなディスク媒体に、通話内容が記録されるため、従来に比して、より多くの通話内容を保存しておくことが出来る。また、使いなれている電話機に接続するだけで、その電話機にメッセージ記録機能が付加されることになるので、電話機自体を交換する場合に比して、覚えなければならない操作手順が少ない。このため、すぐに、操作方法を取得できることにもなる。
【0009】
また、本発明の第2の通話記録装置は、(イ)情報を記録するためのディスク媒体と、(ロ)電話機からの信号を電話網に中継するとともに、電話網からの信号を電話機に中継する中継手段と、(ハ)通話内容の記録を指示するための指示手段と、(ニ)中継手段によって中継される信号に基づき、電話機が通話状態になっったことを検出する検出手段と、(ホ)この検出手段によって通話状態になったことが検出されたときに、中継手段によって中継される信号に応じた情報が記憶されたファイルを、ディスク媒体に作成する処理である記録処理を開始する記録処理開始手段と、(へ)記録処理の実行中に、指示手段による指示がなされたか否かを判定する記録指示判定手段と、(ト)中継手段によって中継される信号に基づき通話の終了を判定する通話終了判定手段と、(チ)この通話終了判定手段によって通話が終了したと判定されたときに、記録処理を終了するとともに、記録指示判定手段によって通話内容の記録が指示されたと判定されていた場合には、記録処理によって作成されたファイルに所定規則に従った内容を有し、かつ、ディスク媒体に記憶されているファイルのファイル名とは異なるファイル名を与え、記録指示判定手段によって通話内容の記録が指示されていないと判定されていた場合には、記録処理によって作成されたファイルに所定規則に従った内容を有さない、予め定められた特定のファイル名を与える記録処理終了手段と、(リ)所定規則に従った内容を有するファイル名が与えられて、ディスク媒体に記憶されているファイルの内容を再生する再生手段とを備える。
【0010】
すなわち、本発明の第2の通話記録装置では、記録指示手段によって記録が指示された場合だけに、その指示時点よりも前の通話内容をも含む通話内容が、既に存在しているファイルとは、別のファイル名を有するファイルとして記憶される。そして、記録が指示されなかった場合には、次の記録時に内容が書き換えられる形態で(特定のファイル名で)、ファイルが作成される。このため、この通話記録装置によれば、ディスク媒体の記憶容量を極めて有効に利用した形で、通話内容を記録することが出来ることになる。
【0011】
本発明の第2の通話記録装置を構成する際には、指示手段として、ボックス情報と関連づけて通話内容の記録を指示するための手段を用いるとともに、記録処理終了手段として、記録指示判定手段によって通話内容の記録が指示されたと判定されていた場合には、記録処理によって作成されたファイルに、指示手段による指示されたボックス情報に対応し、かつ、所定規則に従った内容を有するファイル名を与える手段を用い、再生手段として、ボックス情報が入力された際に、そのボックス情報に対応し、かつ、所定規則に従った内容を有するファイル名が与えられてディスク媒体に記憶されているファイルの内容を再生する手段を用いることが望ましい。
【0012】
このような構成を有する通話記録装置によれば、予め、通話内容の記録を指示する際に、その通話内容に応じたボックス情報を与えておけば、相互に関連する通話内容だけを、再生手段によって再生できることになる。すなわち、本通話記録装置を用いれば、通話内容を分類して記録でき、しかも、その分類に応じた通話内容だけを再生できることになる。
【0013】
また、第2の通話記録装置を構成する際には、中継手段によって中継が開始された信号が、電話機に対する呼び出し信号であったときに、電話機からのオフフック信号の出力の監視を開始し、所定時間の間、オフフック信号が検出されなかった場合に、電話網に対して、オフフック信号を出力するオフフック信号出力手段と、オフフック信号出力手段によるオフフック信号の出力がなされたときに、電話網から中継手段に入力される信号に応じた情報が記憶されたファイルを、ディスク媒体上に作成する処理である第2記録処理を開始する第2記録処理開始手段と、中継手段に、電話網から入力される信号に基づき、電話網からの信号入力の終了を判定する信号入力終了判定手段と、この信号入力終了判定手段によって信号入力が終了したと判定されたときに、第2記録処理を終了するとともに、第2記録処理によって作成されたファイルに所定規則に従った内容を有するファイル名を与える第2記録処理終了手段とを、付加することが望ましい。
【0014】
このように、第2の通話記録装置を構成した場合、いわゆる、留守番電話としての機能もが、付加されることになる。
また、オフフック信号出力手段等を付加する場合には、指示手段として、ボックス情報と関連づけて通話内容の記録を指示するための手段を用い、記録処理終了手段として、記録指示判定手段によって通話内容の記録が指示されたと判定されていた場合には、記録処理によって作成されたファイルに、指示手段による指示されたボックス情報に対応し、かつ、所定規則に従った内容を有するファイル名を与える手段を用い、第2記録処理終了手段として、第2記録処理によって作成されたファイルに、予め定められたボックス情報に対応し、かつ、所定規則に従った内容を有するファイル名を与える手段と用い、再生手段として、ボックス情報が入力された際に、そのボックス情報に対応し、かつ、所定規則に従った内容を有するファイル名が与えられてディスク媒体に記憶されているファイルの内容を再生する手段を用いることが出来る。
【0015】
このように通話記録装置を構成した場合には、不在時にかかってきた電話の内容が、ある特定のボックス情報に対応づけて記録される装置であって、各ボックス情報に対応づけられた通話内容だけを選択的に再生できる通話記録装置が得られることになる。
【0016】
また、オフフック信号出力手段等を付加する場合には、指示手段として、ボックス情報と関連づけて通話内容の記録を指示するための手段を用い、記録処理終了手段として、記録指示判定手段によって通話内容の記録が指示されたと判定されていた場合には、記録処理によって作成されたファイルに、指示手段による指示されたボックス情報に対応し、かつ、所定規則に従った内容を有するファイル名を与える手段を用い、第2記録処理終了手段として、第2記録処理によって作成されたファイルに、第2記録処理の開始時に中継手段に対して電話網から入力された信号に基づき特定されたボックス情報に対応し、かつ、所定規則に従った内容を有するファイル名を与える手段と用い、再生手段として、ボックス情報が入力された際に、そのボックス情報に対応し、かつ、所定規則に従った内容を有するファイル名が与えられてディスク媒体に記憶されているファイルの内容を再生する手段を用いることも出来る。
【0017】
このように通話記録装置を構成した場合には、不在時にかかってきた電話の内容をも、分類して記録でき、しかも、その分類に応じた内容だけを再生できる通話記録装置が得られることになる。
【0018】
また、第2の通話記録装置を構成する際には、再生手段として、ファイルの内容を音声として出力するためのスピーカと、ファイルの内容をスピーカ及び電話機のいずれかに供給するための選択供給手段を有する手段を採用することが出来る。
【0019】
このような再生手段を採用した場合には、通話内容を、多人数で同時に聞くことも、電話機の受話器によって、一人で聞くこともできる通話記録装置が得られることになる。また、そのような再生手段を採用するに際して、電話機から中継手段にオフフック信号が入力されたときに、ファイルの内容を電話機に供給するように再生手段を構築しておけば、受話器を取り上げただけで、通話内容の出力先がスピーカから受話器に切り替わる通話記録装置が得られることになる。
【0020】
また、ディスク媒体に記憶されたファイルの内容を、外部装置に対して出力するためのインターフェイス手段を付加しておけば、通話内容の加工等が容易に行える通話記録装置が得られることになる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
<第1実施形態>
図1に、本発明の第1実施形態による通話記録装置の構成を示す。図示したように、第1実施形態の通話記録装置10は、CPU11と、ROM(READ ONLY MEMORY)12とRAM(RANDOM ACCESS MEMORY)13とハードディスクドライブ(HDD)14とスイッチ部15とインターフェイス回路(I/F)16と中継器17と音声出力部18を主な構成要素として備える。音声出力部18を除く各部は、バス19によって相互に接続されており、アンプとスピーカからなる回路である音声出力部18は、中継器17と接続されている。
【0022】
本通話記録装置は、電話機と電話網との間に挿入されて使用される装置であり、その使用時には、電話機20及び電話網が、ケーブルおよびコネクタを用いて、中継器17に接続される。
【0023】
中継器17は、A/D変換器とD/A変換器を中心として構成されている。このうち、A/D変換器は、電話網および電話機20から入力されるアナログ信号(音声信号)をデジタル信号に変換するために用いられており、A/D変換器の出力が、バス19上に供給されるようになっている。また、D/A変換器は、バス19から供給されるデジタル信号を、アナログ信号に変換する(音声信号に戻す)ために用いられている。
【0024】
さらに、中継器17内には、D/A変換器の出力を、音声出力部19と電話機20のいずれかに供給するための切替回路と、A/D変換器及びD/A変換器を、電話網あるいは電話機20と接続するための切替回路が設けられている。このうち、後者の切替回路は、通話記録装置10に電源が投入されていないとき、電話網と電話機20とを直結するように機能する回路となっている(中継器17内に点線で表示)。また、通話記録装置10に電源が投入された後、当該切替回路は、電話網と電話機20との間の状態に応じて、電話網と電話機20のいずれか一方とA/D変換器あるいはD/A変換器を接続したり、電話網と電話機20との間で授受されている信号をA/D変換器に供給したりする。前者の切替回路の役割についての説明は、後述する。
【0025】
HDD14は、中継器17内のA/D変換器が出力するデジタル信号を、ファイル化して記憶するための機器である。スイッチ部15は、留守番モード設定/解除ボタン、保存指示ボタン、再生指示ボタン、消去指示ボタンと名付けた4個の押しボタンと、いずれかの押しボタンが押下されたときに、その押しボタンの種類に応じた信号を、バス19を介して、CPU11に通知する電子回路からなる。
【0026】
I/F16は、主に、HDD14内に記憶されたファイルの内容を、パーソナルコンピュータなどの外部装置に転送する場合に用いられる、データ転送のタイミング制御を行うための回路である。なお、ファイルの内容の転送を行う場合、その転送に先駆けて、スイッチ部15に設けられた押しボタンを押下した際に、CPU11に通知される情報に相当する情報が、I/F16を介して、外部装置からCPU11に与えられる。この動作の詳細に関しては後述する。
【0027】
CPU11は、ROM12に格納されているプログラムに従って、各部を統合的に制御する制御回路である。その際、CPU11は、その制御に必要とされるデータを記憶しておくために、RAM13を使用する。
【0028】
以下、図2及び図3を用いて、CPU11による制御手順を具体的に説明する。なお、これらの図のうち、図2は、CPU11の全体的な制御手順を示した流れ図であり、図示した流れは、通話記録装置10に電源が投入された際に開始される。また、図3は、図2に示した制御手順中で実行される通話内容再生処理時におけるCPU11の制御手順を示した流れ図である。
【0029】
図2に示したように、電源が投入された際、CPU11は、各種のイベントの発生の監視を開始する(ステップS101)。このステップで、CPU11が、その発生を監視するイベントには、留守番モード設定/解除ボタンの押下、再生指示ボタンの押下、電話器20の状態の変化がある。
【0030】
これらのイベントうち、留守番モード設定/解除ボタンの押下を検出した際(ステップS101;設定/解除)、CPU11は、動作モードの変更を行う(ステップS102)。なお、本通話記録装置10には、動作モードとして、留守番モードと通常モードが用意されており、このステップS102において、CPU11は、留守番モード設定/解除ボタンが押下されたことを検出する前の動作モードが通常モードであった場合には、動作モードを留守番モードに変更する。また、留守番モード設定/解除ボタン検出以前の動作モードが留守番モードであった場合には、動作モードを通常モードに変更する。さらに、具体的に言えば、本通話記録装置10は、RAM13の所定の記憶領域に保持されているフラグデータに基づき、動作モードが判別されるように構成してあり、このステップにおいて、CPU11は、そのフラグデータの値を、他方の動作モードを表すものに書き換えることによって動作モードを変更する。
【0031】
このように、留守番モード設定/解除ボタンが押下された際、CPU11は、動作モードの変更を行う。そして、ステップS101に戻り、各種のイベントの発生の監視を再開する。なお、本通話記録装置10は、電源投入時の動作モードが、通常モードとなるように構成してある。
【0032】
再生指示ボタンの押下を検出した場合(ステップS101;再生)、CPU11は、通話内容再生処理を実行する(ステップS103)。
図3に示してあるように、通話内容再生処理開始時、CPU11は、まず、HDD14内に、アナログ信号(音声信号)をA/D変換した結果が記録されたファイルである通話内容ファイルが記憶されているか否かを判断する(ステップS201)。通話内容ファイルの作成手順に関しての詳細は後述するが、通話内容ファイルには、所定の規則に従って生成されたファイル名が与えられており、ステップS201において、CPU11は、当該規則に従ったファイル名を有するファイルを検索することによって、通話内容ファイルの有無を判定する。
【0033】
そして、通話内容ファイルが存在していなかった場合(ステップS201;N)、CPU11は、通話内容再生処理を終了し、図2のステップS101に戻る。これに対して、少なくとも1つの通話内容ファイルが、HDD14内に存在していた場合(ステップS201;Y)、CPU11は、通話内容ファイルを、その作成時刻順で順に再生していく処理(各通話内容ファイルの内容を、中継器17内のD/A変換器を介して音声出力部18に供給する処理)である順次再生処理を開始する(ステップS202)。また、順次再生処理を開始するとともに、消去指示ボタンの押下、再生指示ボタンの押下、電話機20からのオフフック(あるいはオンフック)信号の入力、順次再生処理の完了といった4種のイベントの発生を監視する処理も開始する(ステップS203)。
【0034】
消去指示ボタンが押下されたことを検出した場合(ステップS203;消去指示)、CPU11は、その時点において、内容を中継器17に供給しているファイルを、HDD14内から消去する(ステップS204)。その後、順次再生処理によって再生を行うファイルを次のファイルに変更し(ステップS205)、ステップS203に戻る。また、再生指示ボタンが押下されたことを検出した場合(ステップS203;再生)、CPU11は、ステップS204を実行することなく、ステップS205に進む。
【0035】
すなわち、CPU11は、消去指示ボタンが押下された際には、再生中の通話内容ファイルを消去した後に、次の通話内容ファイルの再生を開始し、再生指示ボタンが押下された際には、再生を中断して(ファイルの消去を行うことなく)、次の通話内容ファイルの再生を開始する。
【0036】
また、電話機20からのオフフック信号の入力を検出した場合(ステップS203;オフフック)、CPU11は、中継器17内の切替器を制御することによって、D/A変換器からの信号が電話機20に供給されるようにし(ステップS206)、ステップS203に戻る。すなわち、電話機20の受話器が持ち上げられた際、CPU11は、通話内容ファイルの内容が、音声出力部16のスピーカではなく、電話機20の受話器から出力されるように中継器17を制御する。
【0037】
なお、図示は省略したが、オフフックを検出した後に実行されるステップS203では、オフフック信号の代わりにオンフック信号の入力が検出される。そして、オンフック信号の入力が検出されたときには、D/A変換器からの信号が音声出力部18に供給されるように中継器17が制御される。すなわち、電話機20の受話器が戻された場合、通話内容ファイルの内容が、音声出力部16のスピーカから出力されるように、中継器17が制御される。
【0038】
そして、CPU11は、順次再生処理の終了を検出した際(ステップS203;全ファイル再生完了)に、通話内容再生処理を終了し、図2のステップS101に戻る。
【0039】
ステップS101において、CPU11が検出する電話機の状態変化に関するイベントとしては、(a)電話機の通話状態への遷移と、(b)電話網からの呼び出し信号の入力開始後、オフフック信号が入力されない状態の所定時間継続、といった2種のイベントがある。このうち、後者のイベントは、動作モードが留守番モードであるときのみに分岐条件として扱われ、前者のイベントは、動作モードに依らず分岐条件として扱われる。
【0040】
すなわち、電話機20に対して、電話がかかってきたときに、加入者が所定時間応答しなかった場合(受話器を取り上げなかった場合)を考える。動作モードが留守番モードに設定されているときに、このような状況が発生した場合、CPU11は、ステップS110への分岐を実行する。これに対して、動作モードが通常モードにあるときに、上記状況が発生した場合、CPU11は、ステップS110の実行を開始せず、ステップS101を実行しつづける(受話器が取り上げられるのを待機しつづける)。
【0041】
そして、電話機20が通話状態となる場合には、電話機20から他の電話機に電話をかけた結果として通話状態となる場合と、電話機20に電話がかかってきた結果として通話状態になる場合とがあるが、CPU11は、いずれの場合であっても、通話状態になったとき(ステップS101;通話状態)には、通話内容(電話網と電話機20との間で授受されるアナログ信号のA/D変換結果)を、HDD14内に記録する処理を開始する(ステップS104)。また、それと同時に、保存指示ボタンの押下と通話の終了の監視を開始する(ステップS105)。なお、CPU11は、保存指示ボタンが押下されたか否かの判定を、スイッチ部15からの信号に基づき行い、通話が終了したか否かの判定を、電話網と電話機20間で授受される信号のA/D変換結果に基づき行う。
【0042】
そして、通話が終了したことを検出した際(ステップS106;Y)、CPU11は、記録を行っていたファイルをクローズする(ステップS107)。ただし、このクローズの際、CPU11は、そのファイルに、順次再生処理(通話内容再生処理)時に再生対象とはならない、予め定められた特定のファイル名を与える。なお、当該ファイルの作成中に、HDD14内にデータの記憶余地が無くなった場合、CPU11は、最も作成日時が過去の通話内容ファイルを、HDD14内から消去する。
【0043】
ファイルのクローズ後、CPU11は、ステップS105で開始した監視の結果に基づき、通話が終了するまでの間に、保存指示ボタンが押下されたか否かを判断(ステップS108)する。そして、保存指示ボタンが押下されていなかった場合(ステップS108;N)には、ステップS101に戻る。一方、保存指示ボタンが押下されていた場合(ステップS108;Y)、CPU11は、ステップS107でクローズしたファイルのファイル名を、順次再生処理の対象となるファイル名に変更し(ステップS109)、ステップS101に戻る。具体的には、CPU11は、ステップ109において使用するファイル名を、既にHDD14内に存在している通話内容ファイルのファイル名と一致しないように、しかも、順次再生処理の対象となるように、所定の規則に従って決定する。
【0044】
すなわち、CPU11は、保存指示ボタンによって保存(記録)が指示された場合だけに、その指示時点よりも前の通話内容をも含む通話内容を、既に存在しているファイルとは、別のファイル名を有するファイルとして記憶する。そして、保存指示されなかった場合には、記録を行ったファイルに、次の記録時に内容が書き換えられるファイル名を与えたままにしておく。このように、本通話記録装置10によれば、HDD14の記憶容量を極めて有効に利用した形で、通話内容の記録(ファイル化)が行われる。
【0045】
また、留守番モードに設定されているときに、電話網からの呼び出し信号の入力開始後、オフフック信号が入力されない状態が所定時間継続したことを検出した際(ステップS101;留守録開始条件)、CPU11は、電話網に対して、オフフック信号と応答メッセージを出力する(ステップS110)。すなわち、CPU11は、受話器を取り上げた際に、電話機から出力される信号と同じ信号を電話網に対して出力した後に、「ただいま留守にしております。メッセージを入力して下さい。」といった応答メッセージを電話網に対して出力する。オフフック信号並びに応答メッセージの基となるデータは、HDD14に記録されており、CPU11は、当該データを中継器17に供給することによって、ステップS110の処理を実行する。なお、詳細の説明は省略するが、本通話記録装置10には、応答メッセージの内容を更新するための機能も設けられており、スイッチ部15に設けられている保存指示ボタンと再生指示ボタンを同時に押下されたときに、当該機能が開始される。
【0046】
オフフック信号等の出力後、CPU11は、電話網から入力される音声信号をデジタル化したデータ(通話内容)を、HDD14に記録する処理を開始する(ステップS111)。また、CPU11は、通話終了の監視をも開始(ステップS112)する。そして、通話の終了を検出したとき(ステップS113;Y)に、CPU11は、既にHDD14内に存在しているファイル名とは異なり、しかも、順次再生処理の再生対象となるファイル名を与えて通話内容ファイルをクローズ(ステップS114)する。その後、CPU11は、ステップS101に戻る。
【0047】
すなわち、CPU11は、留守番モードが設定されている状態下、所定時間以上、呼び出し信号の入力が続いた場合、自動的に、通話記録装置10と電話機20へ電話をかけている電話機との間を通話状態とし、その電話機から入力されるメッセージを、再生指示ボタンの押下によって再生される形態で記憶する。
【0048】
次に、I/F16の使用方法を説明する。例えば、HDD14内に記憶されている通話内容ファイルの読出を行う際、外部装置から、I/F16を介して、I/F16に通話内容ファイルの内容を出力すべきことを指示する制御情報をCPU11に与える。当該制御情報が与えられた場合、CPU11は、再生指示ボタン押下時に中継器17に対して出力していたデータを、I/F16から出力する処理を開始する。また、上記制御情報よりも用途は狭いが、本通話記録装置10は、再生指示ボタン、保存指示ボタン、留守番モード設定/解除ボタン、消去指示ボタン相当の制御情報も、I/F16から受け付けられるように構成されており、そのような制御情報を受信した場合、CPU11は、各ボタン押下時と全く同じ制御を実行する。
【0049】
このように、第1実施形態の通話記録装置を、内線用の電話機などと組み合わせれば、HDDに通話内容が記録されるため、既存の多機能電話機を使用する場合に比して、より多くの通話内容を保存しておくことが出来る。また、使いなれている電話機に接続するだけで、その電話機に、通話内容を記録する機能が付加されることになる。このため、電話機自体を交換する場合に比して、覚えなければならない操作手順が少なく、すぐに、操作方法を取得できることにもなる。
【0050】
<第2実施形態>
第2実施形態の通話記録装置の構成、動作は、第1実施形態の通話記録装置と類似している箇所が多いため、ここでは、第1実施形態の通話記録装置と、構成、動作が異なる部分のみを説明することにする。
【0051】
第1実施形態の通話記録装置は、4つのボタンが設けられたスイッチ部16を備えた装置であった。これに対して、第2実施形態の通話記録装置は、留守番モード設定/解除ボタンと再生指示ボタンと消去指示ボタンと、0ないし9の数値が付された10個のボックスボタンとが設けられたスイッチ部を備える。
【0052】
以下、図4及び図5を用いて、第2実施形態の通話記録装置内のCPUの制御手順を説明する。なお、図4、5に示した流れ図は、それぞれ、図2、3に示した流れ図に相当するものとなっている。
【0053】
図4に示したステップのうち、ステップS301ないしS309において、CPUは、それぞれ、図2のステップS101ないしS109と同様の処理を実行する。ただし、ステップS305では、保存指示ボタンの押下の監視を開始する代わりに、ボックスボタンの押下の監視を開始する。また、ステップS308では、保存指示ボタンの押下がなされているか否かではなく、いずれかのボックスボタンの押下がなされているか否かの判断を行う。そして、ステップS309では、単に順次再生処理の対象となるファイル名を与えるのではなく、押下されたボックスボタンに対応し、かつ、既にHDD内に作成されているファイル名とは異なるファイル名を与える。すなわち、CPUは、ステップS304ないしステップS309の処理によって、通話内容の保存指示のために押下されたボックスボタンに応じたファイル名を有し、通話内容が記録された通話内容ファイルを、HDD内に作成する。
【0054】
また、留守番モードに設定されているときに、電話網からの呼び出し信号の入力開始後、オフフック信号が入力されない状態が所定時間継続したことを検出した際(ステップS301;留守録開始条件)、CPUは、第1実施形態と同様に、電話網に対して、オフフック信号と応答メッセージを出力する(ステップS310)。ただし、この際、CPUは、「記録を行うボックスを、いずれかのプッシュボタンを押下することによって指定して下さい。」といったメッセージを含む応答メッセージを出力する。なお、本装置に接続された電話機に対して電話をかけている者が、プッシュボタン形式の電話機を用いている場合(トーン信号の電話網への供給が可能な場合)には、このメッセージに従って、0〜9のいずれかのプッシュボタンを押下することになる。また、トーン信号の供給が可能でない場合には、即座に、メッセージの入力を開始する。
【0055】
応答メッセージ等の出力後、CPUは、電話網から入力される音声信号をデジタル化したデータ(通話内容)を、HDDに記録する処理を開始する(ステップS311)。それと同時に、CPUは、プッシュボタンの押下(通話網からのトーン信号の入力)の監視と、通話終了の監視を開始(ステップS312)する。なお、CPUは、プッシュボタンの押下(トーン信号の入力)の監視を、一定時間の間だけ行う。
【0056】
そして、通話の終了を検出したとき(ステップS313;Y)に、プッシュボタンが押下されたことを検出していなかった場合(ステップS314;N)には、記録したファイルのファイル名をデフォルトのボックスに属する(デフォルトのボックスボタンに対応する)ファイル名であって、HDD内の他の通話内容ファイルとは異なるファイル名に変更する(ステップS315)。すなわち、トーン信号を出力する機能を有さない電話機から、メッセージが入力された場合、CPUは、その内容を、デフォルトのボックスボタンに対応づけて、HDD内に記録する。
【0057】
一方、通話の終了を検出したとき(ステップS313;Y)に、プッシュボタンが押下されたことを検出していた場合(ステップS314;Y)には、記録したファイルのファイル名を、押下されたプッシュボタンの数値が、選択されたボックスボタンの数値であるとして、そのボックスボタンに対応するファイル名であって、HDD内の他の通話内容ファイルとは異なるファイル名に変更する(ステップS316)。すなわち、トーン信号が最初に入力された場合、CPUは、そのトーン信号から特定される数値を、選択されたボックスボタンとして扱い、そのボックスボタンに対応するファイル名を有する通話内容ファイルを作成する。
また、ステップS303で実行される通話内容再生処理時、CPUは、図5に示した処理を実行する。図示してあるように、CPUは、ステップS403ないしS408では、それぞれ、ステップS201ないしS206と同様の処理を実行する。ただし、CPUは、それらのステップを実行する前に、再生ボックス選択指示メッセージの出力(ステップS401)と、いずれかのボックスボタンの押下を待機する処理(ステップS402)を実行する。
【0058】
ここで、再生ボックス選択指示メッセージとは、「再生を行うボックスを指定して下さい。」といったメッセージであり、CPUは、応答メッセージ出力時と同様に、HDD内に記憶されているデータを、中継器を介して、音声出力部に供給することによって、ステップS401を実行する。
【0059】
そして、いずれかのボックスボタンが押下されたことを検出した際(ステップS402;Y)に、CPUは、ステップS403からの処理を実行する。また、CPUは、ステップS403を実行する際に、単なる通話内容ファイルではなく、押下されたボックスボタンに関係する通話内容ファイルの有無を判定する。そして、そのような通話内容ファイルが存在していた場合(ステップS403;Y)、その押下されたボックスボタンに関係する(指定されたボックスに関する)通話内容ファイルに対象を限定して、それ以後の処理を実行する。すなわち、CPUは、図5に示した通話内容再生処理において、ステップS402で押下を検出したボックスボタンに関係する通話内容ファイルの再生あるいは消去のみを行う。
【0060】
このように、第2実施形態の通話記録装置を用いて、通話内容の保存を指示する際に、その通話内容に応じたボックスボタンを押下しておけば、再生指示ボタン並びにいずれかのボックスボタンを押下することによって、必要とする種類の通話内容だけを再生できることになる
<変形形態>
各実施形態の通話記録装置は、各種の変形が可能である。例えば、第2実施形態の通話記録装置は、ファイル名によって、通話内容ファイルの分類が行われるように構成されているが、各ボックスボタンに対して、いわゆる、ディレクトリを作成しておき、ボックスボタンが選択された際、そのボックボタンに対応するディレクトリ内に、通話内容ファイルが記憶されるように装置を構成しても良い。また、第2実施形態の通話記録装置は、ボックスの選択のために、ボックスボタンを設けてあるが、電話機のプッシュボタンをボックスボタンの代わりに用いられるように装置を構成することも出来る。さらに、第2実施形態の通話記録装置では、留守番電話として機能する際にも、ボックスが選択されるように構成してあるが、ボックスを選択するための処理(ステップS401、S402)が行われないようにするとともに、留守番電話として機能する際には、メッセージが、特定のボックス(ボタン)に対応づけて記録されるように装置を構成しても良い。
【0061】
また、各実施形態の通話記録装置は、HDDを用いて構成されているが、通話内容を記録するために使用可能な機器は、HDDに限られるものではなく、例えば、フロッピディスクや、光磁気ディスク等を用いても良いことは当然である。
【0062】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明による通話記録装置によれば、ディスク媒体に、通話内容が記録されるため、従来の多機能電話機に比して、より多くの通話内容を保存しておくことが出来る。また、使いなれている電話機に接続するだけで、その電話機に通話内容の記録機能が付加されることになるので、電話機自体を交換する場合に比して、覚えなければならない操作手順が少ない。このため、すぐに、操作方法を取得できることにもなる。
【0063】
また、ボックス情報を用いて通話内容が記録される形態の、本発明による通話記録装置によれば、多種の通話内容を、その内容に応じて分類して記録でき、しかも、1つの分類に関係する通話内容だけを再生できるので、必要な情報を速やかに取り出せることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による通話記録装置の構成図である。
【図2】第1実施形態の通話記録装置(CPU)の全体的な動作手順を示した流れ図である。
【図3】図2に示した流れ図中で実行される通話内容再生処理時における、通話記録装置(CPU)の動作手順を示した流れ図である。
【図4】第2実施形態の通話記録装置(CPU)の全体的な動作手順を示した流れ図である。
【図5】図4に示した流れ図中で実行される通話内容再生処理時における、通話記録装置(CPU)の動作手順を示した流れ図である。
【符号の説明】
10 通話記録装置
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 ハードディスクドライブ(HDD)
15 スイッチ部
16 インターフェイス回路(I/F)
17 中継器
18 音声出力部
19 バス

Claims (9)

  1. 電話機と電話網に接続される通話記録装置であって、
    情報を記録するためのディスク媒体と、
    前記電話機からの信号を前記電話網に中継するとともに、前記電話網からの信号を前記電話機に中継する中継手段と、
    通話内容の記録を指示するための指示手段と、
    前記中継手段によって中継される信号に基づき、前記電話機が通話状態になったことを検出する検出手段と、
    この検出手段によって通話状態になったことが検出されたときに、前記中継手段によって中継される信号に応じた情報が記憶されたファイルを、前記ディスク媒体に作成する処理である記録処理を開始する記録処理開始手段と、
    前記記録処理の実行中に、前記指示手段による指示がなされたか否かを判定する記録指示判定手段と、
    前記中継手段によって中継される信号に基づき通話の終了を判定する通話終了判定手段と、
    この通話終了判定手段によって通話が終了したと判定されたときに、前記記録処理を終了するとともに、前記記録指示判定手段によって通話内容の記録が指示されたと判定されていた場合には、記録処理によって作成されたファイルに所定規則に従った内容を有し、かつ、前記ディスク媒体に記憶されているファイルのファイル名とは異なるファイル名を与え、前記記録指示判定手段によって通話内容の記録が指示されていないと判定されていた場合には、記録処理によって作成されたファイルに前記所定規則に従った内容を有さない、予め定められた特定のファイル名を与える記録処理終了手段と、
    前記所定規則に従った内容を有するファイル名が与えられて、前記ディスク媒体に記憶されているファイルの内容を再生する再生手段と、
    前記中継手段によって中継が開始された信号が、前記電話機に対する呼び出し信号であったときに、前記電話機からのオフフック信号の出力の監視を開始し、所定時間の間、オフフック信号が検出されなかった場合に、前記電話網に対して、オフフック信号を出力するオフフック信号出力手段と、
    前記オフフック信号出力手段によるオフフック信号の出力がなされたときに、前記電話網から前記中継手段に入力される信号に応じた情報が記憶されたファイルを、前記ディスク媒体上に作成する処理である第2記録処理を開始する第2記録処理開始手段と、
    前記中継手段に、前記電話網から入力される信号に基づき、前記電話網からの信号入力の終了を判定する信号入力終了判定手段と、
    この信号入力終了判定手段によって信号入力が終了したと判定されたときに、前記第2記録処理を終了するとともに、前記第2記録処理によって作成されたファイルに所定規則に従った内容を有するファイル名を与える第2記録処理終了手段と、
    前記ディスク媒体に記憶されたファイルの内容を、外部装置に対して出力するためのインターフェイス手段と、を備え、
    前記指示手段は、ボックス情報と関連付けて通話内容の記録を指示するための手段であり、
    前記記録処理終了手段は、前記記録指示判定手段によって通話内容の記録が指示されたと判定されていた場合には、前記記録処理によって作成されたファイルに、前記指示手段による指示されたボックス情報に対応し、かつ、所定規則に従った内容を有するファイル名を与え、
    前記第2記録処理終了手段は、前記第2記録処理によって作成されたファイルに、予め定められたボックス情報に対応し、かつ、前記所定規則に従った内容を有するファイル名を与え、
    前記再生手段は、ボックス情報が入力された際に、そのボックス情報に対応し、かつ、前記所定規則に従った内容を有するファイル名が与えられて前記ディスク媒体に記憶されているファイルの内容を再生すると共に、前記インターフェイス手段を介した前記外部装置から出された出力指示を受けて前記ファイルの内容を再生することを特徴とする通話記録装置。
  2. 電話機と電話網に接続される通話記録装置であって、
    情報を記録するためのディスク媒体と、
    前記電話機からの信号を前記電話網に中継するとともに、前記電話網からの信号を前記電話機に中継する中継手段と、
    通話内容の記録を指示するための指示手段と、
    前記中継手段によって中継される信号に基づき、前記電話機が通話状態になったことを検出する検出手段と、
    この検出手段によって通話状態になったことが検出されたときに、前記中継手段によって中継される信号に応じた情報が記憶されたファイルを、前記ディスク媒体に作成する処理である記録処理を開始する記録処理開始手段と、
    前記記録処理の実行中に、前記指示手段による指示がなされたか否かを判定する記録指示判定手段と、
    前記中継手段によって中継される信号に基づき通話の終了を判定する通話終了判定手段と、
    この通話終了判定手段によって通話が終了したと判定されたときに、前記記録処理を終了するとともに、前記記録指示判定手段によって通話内容の記録が指示されたと判定されていた場合には、記録処理によって作成されたファイルに所定規則に従った内容を有し、かつ、前記ディスク媒体に記憶されているファイルのファイル名とは異なるファイル名を与え、前記記録指示判定手段によって通話内容の記録が指示されていないと判定されていた場合には、記録処理によって作成されたファイルに前記所定規則に従った内容を有さない、予め定められた特定のファイル名を与える記録処理終了手段と、
    前記所定規則に従った内容を有するファイル名が与えられて、前記ディスク媒体に記憶されているファイルの内容を再生する再生手段と、
    前記中継手段によって中継が開始された信号が、前記電話機に対する呼び出し信号であったときに、前記電話機からのオフフック信号の出力の監視を開始し、所定時間の間、オフフック信号が検出されなかった場合に、前記電話網に対して、オフフック信号を出力するオフフック信号出力手段と、
    前記オフフック信号出力手段によるオフフック信号の出力がなされたときに、前記電話網から前記中継手段に入力される信号に応じた情報が記憶されたファイルを、前記ディスク媒体上に作成する処理である第2記録処理を開始する第2記録処理開始手段と、
    前記中継手段に、前記電話網から入力される信号に基づき、前記電話網からの信号入力の終了を判定する信号入力終了判定手段と、
    この信号入力終了判定手段によって信号入力が終了したと判定されたときに、前記第2記録処理を終了するとともに、前記第2記録処理によって作成されたファイルに所定規則に従った内容を有するファイル名を与える第2記録処理終了手段と、
    前記ディスク媒体に記憶されたファイルの内容を、外部装置に対して出力するためのインターフェイス手段と、を備え、
    前記指示手段は、ボックス情報と関連づけて通話内容の記録を指示するための手段であり、
    前記記録処理終了手段は、前記記録指示判定手段によって通話内容の記録が指示されたと判定されていた場合には、前記記録処理によって作成されたファイルに、前記指示手段による指示されたボックス情報に対応し、かつ、所定規則に従った内容を有するファイル名を与え、
    前記第2記録処理終了手段は、前記第2記録処理によって作成されたファイルに、前記第2記録処理の開始時に前記中継手段に対して前記電話網から入力された信号に基づき特定されたボックス情報に対応し、かつ、前記所定規則に従った内容を有するファイル名を与え、
    前記再生手段は、ボックス情報が入力された際に、そのボックス情報に対応し、かつ、前記所定規則に従った内容を有するファイル名が与えられて前記ディスク媒体に記憶されているファイルの内容を再生すると共に、前記インターフェイス手段を介した前記外部装置から出された出力指示を受けて前記ファイルの内容を再生することを特徴とする通話記録装置。
  3. 前記再生手段は、ファイルの内容を音声として出力するためのスピーカと、
    前記ファイルの内容を前記スピーカ及び前記電話機のいずれかに供給するための選択供給手段を有することを特徴とする請求項2記載の通話記録装置。
  4. 電話機と電話網に接続される通話記録装置であって、
    情報を記録するためのディスク媒体と、
    前記電話機からの信号を前記電話網に中継するとともに、前記電話網からの信号を前記電話機に中継する中継手段と、
    通話内容の記録を指示するための指示手段と、
    前記中継手段によって中継される信号に基づき、前記電話機が通話状態になったことを検出する検出手段と、
    この検出手段によって通話状態になったことが検出されたときに、前記中継手段によって中継される信号に応じた情報が記憶されたファイルを、前記ディスク媒体に作成する処理である記録処理を開始する記録処理開始手段と、
    前記記録処理の実行中に、前記指示手段による指示がなされたか否かを判定する記録指示判定手段と、
    前記中継手段によって中継される信号に基づき通話の終了を判定する通話終了判定手段と、
    この通話終了判定手段によって通話が終了したと判定されたときに、前記記録処理を終了するとともに、前記記録指示判定手段によって通話内容の記録が指示されたと判定されていた場合には、記録処理によって作成されたファイルに所定規則に従った内容を有し、かつ、前記ディスク媒体に記憶されているファイルのファイル名とは異なるファイル名を与え、前記記録指示判定手段によって通話内容の記録が指示されていないと判定されていた場合には、記録処理によって作成されたファイルに前記所定規則に従った内容を有さない、予め定められた特定のファイル名を与える記録処理終了手段と、
    前記所定規則に従った内容を有するファイル名が与えられて、前記ディスク媒体に記憶されているファイルの内容を再生する再生手段と、
    前記ディスク媒体に記憶されたファイルの内容を、外部装置に対して出力するためのインターフェイス手段と、を備え、
    前記再生手段は、ファイルの内容を音声として出力するためのスピーカと、
    前記ファイルの内容を前記スピーカ及び前記電話機のいずれかに供給するための選択供給手段を有し、
    前記インターフェイス手段を介した前記外部装置から出された出力指示を受けて前記ファイルの内容を再生することを特徴とする通話記録装置。
  5. 前記指示手段は、ボックス情報と関連づけて通話内容の記録を指示するための手段であり、前記記録処理終了手段は、前記記録指示判定手段によって通話内容の記録が指示されたと判定されていた場合には、前記記録処理によって作成されたファイルに、前記指示手段による指示されたボックス情報に対応し、かつ、所定規則に従った内容を有するファイル名を与え、前記第2記録処理終了手段は、前記第2記録処理によって作成されたファイルに、予め定められたボックス情報に対応し、かつ、前記所定規則に従った内容を有するファイル名を与え、前記再生手段は、ボックス情報が入力された際に、そのボックス情報に対応し、かつ、前記所定規則に従った内容を有するファイル名が与えられて前記ディスク媒体に記憶されているファイルの内容を再生することを特徴とする請求項4に記載の通話記録装置。
  6. 前記再生手段は、前記電話機から中継手段にオフフック信号が入力されたときに、ファイルの内容を前記電話機に供給することを特徴とする請求項3から請求項5のいずれかに記載の通話記録装置。
  7. 前記所定規則は、再生処理順序であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の通話記録装置。
  8. 電話機と電話網に接続される通話記録装置であって、
    情報を記録するためのディスク媒体と、
    前記電話機からの信号を前記電話網に中継するとともに、前記電話網からの信号を前記電話機に中継する中継手段と、
    通話内容の記録を指示するための指示手段と、
    前記中継手段によって中継される信号に基づき、前記電話機が通話状態になったことを検出する検出手段と、
    この検出手段によって通話状態になったことが検出されたときに、前記中継手段によって中継される信号に応じた情報が記憶されたファイルを、前記ディスク媒体に作成する処理である記録処理を開始する記録処理開始手段と、
    前記記録処理の実行中に、前記指示手段による指示がなされたか否かを判定する記録指示判定手段と、
    前記中継手段によって中継される信号に基づき通話の終了を判定する通話終了判定手段と、
    この通話終了判定手段によって通話が終了したと判定されたときに、前記記録処理を終了するとともに、前記記録指示判定手段によって通話内容の記録が指示されたと判定されていた場合には、記録処理によって作成されたファイルに所定規則に従った内容を有し、かつ、前記ディスク媒体に記憶されているファイルのファイル名とは異なるファイル名を与え、前記記録指示判定手段によって通話内容の記録が指示されていないと判定されていた場合には、記録処理によって作成されたファイルに前記所定規則に従った内容を有さない、予め定められた特定のファイル名を与える記録処理終了手段と、
    前記所定規則に従った内容を有するファイル名が与えられて、前記ディスク媒体に記憶されているファイルの内容を再生する再生手段と、
    前記ディスク媒体に記憶されたファイルの内容を、外部装置に対して出力するためのインターフェイス手段と、を備え
    前記再生手段は、前記インターフェイス手段を介した前記外部装置から出された出力指示を受けて前記ファイルの内容を再生することを特徴とする通話記録装置。
  9. 前記指示手段は、ボックス情報と関連付けて通話内容の記録を指示するための手段であり、
    前記記録処理終了手段は、前記記録指示判定手段によって通話内容の記録が指示されたと判定されていた場合には、前記記録処理によって作成されたファイルに、前記指示手段による指示されたボックス情報に対応し、かつ、所定規則に従った内容を有するファイル名を与え、
    前記再生手段は、ボックス情報が入力された際に、そのボックス情報に対応し、かつ、前記所定規則に従った内容を有するファイル名が与えられて前記ディスク媒体に記憶されているファイルの内容を再生することを特徴とする請求項8に記載の通話記録装置。
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