JP3823684B2 - 空気調和機、その制御ユニット、表示パネル及び空気調和機の制御ユニットの製造方法 - Google Patents

空気調和機、その制御ユニット、表示パネル及び空気調和機の制御ユニットの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、空気調和に係る駆動ユニットを主制御部で駆動制御するとともに、複数の種類の表示パネルを互いに交換可能に取り付けて主制御部での表示制御により当該表示パネルの表示制御を行うようにされた空気調和機、その制御ユニット、表示パネル及び空気調和機の制御ユニットの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気調和機においては、近年のニーズの多様化及び電子技術の発展に伴い、送風制御、冷房/暖房の切り換え及び設定温度の指定等の様々な操作制御が可能となっている。
【0003】
これらの操作制御は、通常は操作者が有線式または無線式の操作制御盤(リモートコントローラ)を通じて実施する。図5は有線式の操作制御盤の例を示す図である。図5のように、一般的な操作制御盤においては、所定の回路基板1上に搭載された主制御部としてのMPU(マイクロプロセッサユニット)2によって、圧縮機や送風機等の種々の駆動ユニット(図示せず)の駆動制御を指示するようになっている。このMPU2は、内蔵の記憶部(ROM:図示せず)内に格納されたソフトウェアプログラムに従って動作するもので、所定のスイッチ部3でのスイッチング操作に基づいて、MPU2が所定の通信回路4を通じて各駆動ユニットに制御信号を送信するようになっている。
【0004】
このようにMPU2によって各駆動ユニットを制御する際、通常はその制御状況を、液晶表示板や有機EL(エレクトロ・ルミネッセント)表示板等を使用した所定の表示パネル5に表示する。
【0005】
図6及び図7は、日本国内に向けて出荷される(日本国内向け仕様の)空気調和機用の日本語表示式の表示パネル5aを示している。この表示パネル5aはセグメント表示式の液晶表示板を使用したものであり、MPU2での制御状況を、日本語文字や記号、あるいはゲージ表示のための擬似的指針像として表示すべく、種々の形状のセグメント6を明暗切り換えするようになっている。具体的には、各セグメント6毎に、ネマチック式、スメクチック式またはコレステリック式の液晶層を挟んで、例えば前面側に透明な陽極電極を形成するとともに背面側に陰極電極を形成し、各セグメント6の陽極電極には図6のような陽極配線7を通じてセグメント6毎に所定の正の電圧を印加し、また陰極電極には図7のような陰極配線8を通じて共通に接地することで、陽極電極に正の電圧を与えたセグメント6の液晶層の分子配列を変化させて光透過性を変化させる(明暗切り換えする)ようになっている。
【0006】
一方、図8は、海外に向けて出荷される(海外向け仕様の)空気調和機用の表示パネル5bの表示例を示す図である。この表示パネル5bも図6及び図7に示した表示パネル5aと同様の基本構造を有する液晶表示板を使用しているが、セグメント9の形状として日本語文字を一切使用していない点で、図6及び図7に示した表示パネル5aとは異なる構成を採っている。
【0007】
このように、空気調和機の出荷先によって仕様の異なる表示パネル5a,5bを適宜選択して、回路基板1上に搭載するようになっている。
【0008】
尚、図6〜図8中の符号10は、図5に示した回路基板1上のプリント配線11に結線される接続端子を示している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、MPU2で各駆動ユニットの駆動制御の指示を行う場合、日本国内向けの空気調和機と海外向けの空気調和機とでは、駆動制御の方法が異なる場合がある。
【0010】
例えば、国によっては、日本国内とは異なり、何らかの外部的要因によって主電源が瞬断されることが多いことがある。このような国においては、空気調和機の作動中に一定時間毎に各駆動ユニットの制御状況を所定の書き換え可能な不揮発性メモリに格納し、電源の瞬断後の空気調和機の作動再開時に、書き換え可能な不揮発性メモリに格納された制御状況を呼び出して、瞬断前の制御状況を回復することが行われる。
【0011】
また、日本国内向け仕様の空気調和機においては、日本の気候に適合した基準温度を基準にして、温度の自動調整を行うことが行われる一方、海外向け仕様の空気調和機においては、出荷対象となる国が特定されない限り、不特定多数の全ての国の気候に適合した基準温度を設定することが困難であるため、日本国内向け仕様の基準温度の設定を無効にして、適宜手入力で適正温度を設定できるようにするなどのことも行われている。
【0012】
このように、日本国内向け仕様と海外向け仕様とで、MPU2は各駆動ユニットに対して異なった駆動制御の指示を行うようになっているため、従来では、MPU2内で特定の端子Tjをプルアップしておき、例えば、日本国内向け仕様の操作制御盤の場合には、図9のように端子Tjをジャンパ線12で接地してロー電位にする一方、海外向け仕様の操作制御盤の場合には、図9に示したジャンパ線12を省略し、図10のように端子Tjを開放してこれをハイ電位にしていた。即ち、MPU2の特定の端子Tjとグランド(GND)との間にジャンパ線12を介装するか否かで、MPU2の各駆動ユニットに対する駆動制御の指示機能を切り換えることで、同一の回路基板1を日本国内向け仕様と海外向け仕様の両方に容易に有効利用することが行われていた。
【0013】
しかしながら、このように出荷先の別に応じてジャンパ線12の有無を変更する場合は、ジャンパ線12を取り付けた回路基板1(図5及び図9参照)と、ジャンパ線12を省略した回路基板1(図10参照)の少なくとも2種類の回路基板1を予め在庫しておき、ジャンパ線12を取り付けた日本国内向け仕様の回路基板1には、図6及び図7に示した日本国内向け仕様の表示パネル5aを搭載する一方、ジャンパ線12を省略した海外向け仕様の回路基板1には、図8に示した海外向け仕様の表示パネル5bを搭載しなければならず、その在庫管理が煩雑となっていた。
【0014】
また、そもそもジャンパ線12を回路基板1上に取付ける工程自体を省き、製造工程上の効率化を向上させたいという要請もあった。
【0015】
ここでは、有線式の操作制御盤について説明したが、無線式の操作制御盤や、例えば空気調和機の室内機内に設置されたその他のMPU(主制御部)を有する種々の制御ユニットについても同様である。
【0016】
そこで、この発明の課題は、仕様の異なる制御ユニットにおいてその仕様に応じて主制御部の機能を切り換える際に、ジャンパ線の取付けを必要としない空気調和機、その制御ユニット、表示パネル及び空気調和機の制御ユニットの製造方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、空気調和に係る所定の制御信号を生成する主制御部と、前記制御信号に基づいて所定の駆動を行う駆動ユニットと、前記主制御部の表示制御により前記駆動ユニットの駆動状況を複数の異なる態様で表示する表示パネルとを備え、前記表示パネルは、所定電位に保持された所定電位保持端子と、前記態様を前記主制御部に伝達するための態様識別用端子と、前記態様を当該態様以外の他の態様から識別するために前記態様識別用端子の電位を前記所定電位に保持すべく前記所定電位保持端子と前記態様識別用端子との間を短絡して形成されるジャンパ線とを備え、前記主制御部は、前記表示パネルの前記態様識別用端子に接続される仕様判断用端子を有し、当該仕様判断用端子の電位が前記所定電位になっている場合に、前記表示パネルに前記ジャンパ線が備えられているものとして当該態様に対応した所定仕様で前記空気調和が行われている旨を判断する一方、前記仕様判断用端子の電位が前記所定電位以外の他の電位になっている場合に、前記表示パネルに前記ジャンパ線が備えられていないものとして前記他の態様に対応した他の仕様で前記空気調和が行われている旨を判断する仕様判断手段と、前記仕様判断手段で得られた前記所定仕様または前記他の仕様のいずれか一方の判断結果に基づいて、当該判断結果に対応する前記駆動ユニットの駆動制御を行う駆動制御手段とを備えるものである。
【0018】
請求項3に記載の発明は、空気調和に係る所定の制御信号を所定の駆動ユニットに送信するとともに、前記制御信号に対応して表示を行う空気調和機の制御ユニットであって、前記駆動ユニットの駆動状況を前記空気調和機の異なる複数の仕様に対応してそれぞれ異なる態様で表示する表示パネルと、前記制御信号を生成するとともに、前記表示パネルを前記駆動ユニットの駆動状況に応じて表示制御する主制御部とを備え、前記表示パネルは、所定電位に保持された所定電位保持端子と、前記態様を前記主制御部に伝達するための態様識別用端子と、前記態様を当該態様以外の他の態様から識別するために前記態様識別用端子の電位を前記所定電位に保持すべく前記所定電位保持端子と前記態様識別用端子との間を短絡して形成されるジャンパ線とを備え、前記主制御部は、前記表示パネルの前記態様識別用端子に接続される仕様判断用端子を有し、当該仕様判断用端子の電位が前記所定電位になっている場合に、前記表示パネルに前記ジャンパ線が備えられているものとして当該態様に対応した所定仕様で前記空気調和が行われている旨を判断する一方、前記仕様判断用端子の電位が前記所定電位以外の他の電位になっている場合に、前記表示パネルに前記ジャンパ線が備えられていないものとして前記他の態様に対応した他の仕様で前記空気調和が行われている旨を判断する仕様判断手段と、前記仕様判断手段で得られた前記所定仕様または前記他の仕様のいずれか一方の判断結果に基づいて、当該判断結果に対応する前記駆動ユニットの駆動制御を行う駆動制御手段とを備えるものである。
【0019】
請求項2及び請求項4に記載の発明は、前記所定電位は接地電位であり、前記表示パネルの前記態様識別用端子及び前記主制御部の前記仕様判断用端子は、所定のプルアップ手段によりプルアップされるものである。
【0020】
請求項5に記載の発明は、空気調和機の複数の異なる仕様に対応して前記空気調和機の運転状況をそれぞれ異なる態様で表示する表示パネルであって、所定のジャンパ線の有無により、前記空気調和機の複数の異なる仕様に対応して前記空気調和機の運転状況をそれぞれ異なる態様で表示するものである。但し前記ジャンパ線は前記表示パネル内に設けられる。
【0021】
請求項6に記載の発明は、表示パネルであって、所定電位に保持された所定電位保持端子と、前記態様を外部に伝達するための態様識別用端子と、前記態様を当該態様以外の他の態様から識別するために前記態様識別用端子の電位を前記所定電位に保持すべく前記所定電位保持端子と前記態様識別用端子との間を短絡して形成されるジャンパ線とを備えるものである。
【0023】
請求項に記載の発明は、前記所定電位は接地電位であり、前記表示パネルの前記態様識別用端子は、所定のプルアップ手段によりプルアップされるものである。
【0024】
請求項に記載の発明は、空気調和に係る所定の制御信号を所定の主制御部で生成して所定の駆動ユニットに送信するとともに、前記制御信号に対応して前記主制御部での制御に基づいて表示を行う空気調和機の制御ユニットの製造方法であって、前記空気調和機の所定仕様に対応する第1の表示形象と、第1の所定電位保持端子及び第1の態様識別用端子とを形成するとともに、前記第1の所定電位保持端子と前記第1の態様識別用端子とを短絡するジャンパ線を形成して、第1の表示パネルを形成する第1の工程と、前記空気調和機の他の仕様に対応する第2の表示形象と、互いに結線されない第2の所定電位保持端子及び第2の態様識別用端子とを形成して、第2の表示パネルを形成する第2の工程と、前記主制御部を形成する第3の工程と、回路基板上に前記主制御部を搭載する第4の工程と、前記回路基板上に、第1の表示パネル及び第2の表示パネルのいずれか一方を選択して搭載する第5の工程とを備え、前記第3の工程は、前記第1及び第2の前記態様識別用端子のいずれか一方に接続される仕様判断用端子を前記主制御部に形成する工程と、前記仕様判断用端子の電位が前記所定電位になっている場合に、前記第1の表示パネルが前記回路基板上に搭載されているものとして当該空気調和機が前記所定仕様である旨を判断する一方、前記仕様判断用端子の電位が前記所定電位以外の他の電位になっている場合に、前記第2の表示パネルが前記回路基板上に搭載されているものとして当該空気調和機が前記他の仕様である旨を判断する仕様判断手段を前記主制御部に形成する工程と、前記仕様判断手段で得られる前記所定仕様または前記他の仕様のいずれか一方の判断結果に基づいて、当該判断結果に対応する前記駆動ユニットの駆動制御を行う駆動制御手段を前記主制御部に形成する工程とを備えるものである。
【0025】
請求項に記載の発明は、前記所定電位は接地電位であり、前記回路基板または前記主制御部に、前記仕様判断用端子をプルアップするプルアップ手段を形成する工程をさらに備えるものである。
【0026】
【作用】
請求項1ないし請求項に記載の発明では、表示パネルは、ジャンパ線の有無によって空気調和機の複数の異なる仕様に対応してそれぞれ異なる態様で表示する。そして、例えば請求項2、請求項4、請求項及び請求項のように、態様識別用端子をプルアップ手段でプルアップした場合に、この態様識別用端子に接続される仕様判断用端子の電位がジャンパ線を通じて電位保持端子の接地電位に短絡されているか否かを主制御部で判断し、この判断結果に基づいて、主制御部が空気調和機の仕様の別を識別する。これにより、所定仕様に対応した表示パネルと他の仕様に対応した表示パネルとを適宜選択して実装するだけで、主制御部が駆動ユニットに対する制御の仕様を切り換えることが可能となり、従来のように回路基板上にジャンパ線を形成して所定仕様を他の仕様から識別する必要がなくなる。
【0027】
【発明の実施の形態】
<構成>
図1はこの発明の一の実施の形態に係る空気調和機を示す図である。この空気調和機は、圧縮機、送風機及び除湿機等の種々の駆動ユニット20a,20b・・・に対して、所定の制御ユニット21から通信回線22を通じて制御信号を送信することで温度調整や湿度調整等の空気調整を行うものである。
【0028】
制御ユニット21は、例えば室内の壁面等に設置される操作制御盤(有線式リモートコントローラ)であって、回路基板24上に搭載された主制御部25と、この主制御部25に対して操作者が空気調整についての様々な設定条件を操作指示するためのスイッチ部26と、主制御部25から出力される制御信号を所定の通信プロトコルに適合させて通信回線22を通じて各駆動ユニット20a,20b・・・に送信する通信回路27と、主制御部25による各駆動ユニット20a,20b・・・の制御状況を表示する表示パネル28(28a,28b)とを備える。尚、表示パネル28としては、後述する2種の表示パネル28a,28bのいずれか一方が選択されて採用されるが、制御ユニット21に備えられたものを表示パネル28として表記して説明する。
【0029】
回路基板24は、主制御部25、スイッチ部26、通信回路27及び表示パネル28といった各部位間を接続するための配線31〜33が印刷されたプリント配線基板である。特に、この回路基板24上の主制御部25と表示パネル28とを結ぶ配線33は、駆動電流供給用配線33aと、プルアップ抵抗(プルアップ手段)Rpを介して電源Vccに接続されるとともに表示パネル28の態様識別用端子41に接続される仕様識別用配線33bと、表示パネル28の接地端子(所定電位保持端子)42を接地するための接地用配線33cとが含まれる。
【0030】
通信回路27は、図1の如く、主制御部25から配線32を通じて与えられたディジタル信号を増幅して通信回線22に送出する増幅回路(図示せず)や、各駆動ユニット20a,20b・・・から通信回線22を通じて与えられた駆動状況等の情報を降圧して配線32を通じて主制御部25に出力するレギュレータ(図示せず)等を備える。
【0031】
主制御部25は、書き換え可能な不揮発性メモリ(記憶部:図示せず)が内蔵されたMPU(マイクロプロセッサユニット)であり、図2の如く、スイッチ部26から配線31を通じて与えられた制御状況に基づいて各駆動ユニット20a,20b・・・の駆動制御に係る制御信号を生成し、この制御信号を配線32を通じて通信回路27に出力する駆動制御部(駆動制御手段)25aを有する。
【0032】
また、主制御部25は、通信回路27及び配線32を通じて、各駆動ユニット20a,20b・・・の駆動状況等を示す種々の情報を受信する駆動状況受信部25bを有する。
【0033】
さらに、主制御部25は、上記の駆動状況受信部25bにより受信した各駆動ユニット20a,20b・・・の駆動状況と、上記の駆動制御部25aにより主制御部25自身が生成した制御信号とに基づいて、表示パネル28に対して各駆動ユニット20a,20b・・・の駆動状況に係る表示を指示する表示制御部25cを有している。
【0034】
ここで、上記した駆動制御部25aは、この制御ユニット21を搭載する空気調和機が日本国内向け仕様であるか、あるいは海外向け仕様であるかによって、各駆動ユニット20a,20b・・・に対して異なった制御信号を送信するようになっている。
【0035】
例えば、この制御ユニット21が海外向け仕様の空気調和機に搭載される場合には、空気調和機の作動中に一定時間毎に各駆動ユニットの制御状況を記憶部に逐一更新的に格納しておく一方、日本国内向け仕様の空気調和機に搭載される場合には、かかる記憶部への逐一の制御状況の更新的格納を禁止するように定義付けされている。これは、主電源の瞬断の可能性がある海外での使用の場合に、瞬断後の作動再開時に瞬断前の制御状況を迅速に再現するためである。
【0036】
また、例えば、この制御ユニット21が日本国内向け仕様の空気調和機に搭載される場合には、日本の気候に適合した基準温度を基準にして、温度の自動調整を行う機能を付与しておく一方、海外向け仕様の空気調和機に搭載される場合には、日本国内向け仕様の基準温度の設定を無効にして、例えば適宜手入力で適正温度を設定するように定義付けされている。
【0037】
そして、この主制御部25は、仕様識別用配線33bを通じて表示パネル28に接続された仕様判断用端子Tgを有しており、この仕様判断用端子Tgをプルアップ抵抗Rpでプルアップしつつ、この仕様判断用端子Tgが接地されてロー電位になっている場合に、当該制御ユニット21が日本国内向け仕様の空気調和機に搭載されている旨を判断する一方、仕様判断用端子Tgがプルアップされたままハイ電位になっている場合に、当該制御ユニット21が海外向け仕様の空気調和機に搭載されている旨を判断する出荷先判断部(仕様判断手段)25dを有している。
【0038】
これら駆動制御部25a、駆動状況受信部25b、表示制御部25c及び出荷先判断部25dは、記憶部内に予め格納された所定のソフトウェアプログラムによって規律される機能要素として実現される。
【0039】
スイッチ部26は、押しボタン式スイッチまたはスライド式スイッチ等の所定のスイッチ機構(図示せず)が操作された際に当該操作に係るアナログ式の制御状況をディジタル信号に変換して主制御部25に送信するA/D変換器等を有するものである。
【0040】
表示パネル28としては、一般的なセグメント表示式液晶表示板(LCD)が使用され、図3に示した日本国内向け仕様に対応した態様で表示する第1の表示パネル28aと、図4に示した海外向け仕様に対応した態様で表示する第2の表示パネル28bとが適宜選択されて使用される。いずれの表示パネル28a,28bも、それぞれに予め形成された所定の表示セグメント(表示形象)35a,35bの明暗を切り換えて種々の制御状況に係る情報の表示を行うものであるが、第1の表示パネル28aに形成される表示セグメント35aが日本語文字の形状であるのに対し、第2の表示パネル28bに形成される表示セグメント35bには日本語の文字が一切使用されていない点で、両者は異なった表示態様で表示するように設計されている。各表示セグメント35a,35bは、それぞれの形状に対応して平行に配置された陽極電極と陰極電極と、これらの間に配置された液晶層とが備えられ、陽極電極は図示しない所定の陽極配線を通じて陽極端子37に接続され、陰極電極は所定の陰極配線39を通じて陰極端子38に接続されている。
【0041】
また、各表示パネル28a,28bには、回路基板24上の仕様識別用配線33bに接続されて、制御ユニット21に搭載された表示パネル28がいかなる態様で表示するかを主制御部25に伝達するための1個の態様識別用端子41と、回路基板24上の接地用配線33cに接続される1個の接地端子(所定電位保持端子)42とが形成されている。態様識別用端子41及び接地端子42は各表示セグメント35a,35bの陽極電極及び陰極電極には結線されない。そして、図3に示した日本国内向け仕様の第1の表示パネル28aの内部においては、態様識別用端子41と接地端子42とがジャンパ線43により互いに接続される一方、図4に示した海外向け仕様の第2の表示パネル28bにおいては、態様識別用端子41と接地端子42とは互いに非結線とされている。
【0042】
そして、制御ユニット21に搭載された表示パネル28の陽極端子37は回路基板24上の駆動電流供給用配線33aに接続され、態様識別用端子41は仕様識別用配線33bに接続され、陰極端子38及び接地端子42は回路基板24上の接地用配線33cに共通に接続される。
【0043】
<動作>
まず、日本国内向け仕様の空気調和機の製造方法について説明する。
【0044】
ここでは、始めに、第1の表示パネル28aの態様識別用端子41と接地端子42との間を、予めジャンパ線43で短絡させておく。
【0045】
そして、プルアップ抵抗Rp及び配線31〜33がパターン形成された回路基板24上に、主制御部25、スイッチ部26、及び通信回路27を実装しておき、この状態の回路基板24に、図3に示した第1の表示パネル28aを搭載する。このとき、表示パネル28aの陽極端子37を回路基板24上の駆動電流供給用配線33aに接続し、態様識別用端子41を仕様識別用配線33bに接続するとともに、陰極端子38及び接地端子42を回路基板24上の接地用配線33cに接続し、制御ユニット21を完成させる。
【0046】
さらに、この制御ユニット21の通信回路27を通信回線22に接続し、この通信回線22に各駆動ユニット20a,20b・・・を接続して、図1に示した空気調和機を完成させる。
【0047】
次に、この日本国内向け仕様の空気調和機を使用する場合の動作について説明する。
【0048】
まず、制御ユニット21の回路基板24上で電源Vccに接続されたプルアップ抵抗Rpによりプルアップされた仕様識別用配線33bは、第1の表示パネル28aの態様識別用端子41、ジャンパ線43、接地端子42及び接地用配線33cを通じて接地されているため、その接地電位(ロー電位)が主制御部25の出荷先判断部25dに入力される。これに基づいて、出荷先判断部25dは、表示パネル28の表示態様が日本国内向け仕様に対応しているところの第1の表示パネル28aであることを認識し、ひいては当該制御ユニット21が日本国内向け仕様の空気調和機に搭載されている旨を判断する。
【0049】
操作者がスイッチ部26を操作すると、このスイッチ部26から配線31を通じて操作信号が主制御部25の駆動制御部25a(図2)に入力される。駆動制御部25aは、スイッチ部26からの制御状況に基づいて種々の制御信号を生成する。この際、出荷先判断部25dでの判断結果に基づいて、予め設定しておいた日本国内向け仕様の制御信号を生成する。そして、この制御信号を配線32及び通信回路27を通じて通信回線22に送出し、種々の駆動ユニット20a,20b・・・に駆動制御の指示を与える。また、このときの各駆動ユニット20a,20b・・・の駆動状況は、当該各駆動ユニット20a,20b・・・から通信回線22、通信回路27及び配線32を経て主制御部25の駆動状況受信部25bに与えられる。
【0050】
そして、主制御部25の表示制御部25cは、駆動制御部25aでの各駆動ユニット20a,20b・・・の駆動制御の状況と、各駆動ユニット20a,20b・・・から駆動状況受信部25bに与えた駆動状況の情報とに基づいて、駆動電流供給用配線33aを適宜選択して所定の電圧を印加する。電圧が印加された駆動電流供給用配線33aは、第1の表示パネル28aの陽極端子37及び陽極配線を通じて所望の陽極電極の電圧を上昇させ、これにより表示セグメント35aの液晶層に電界を与えることで各表示セグメント35aの表示を行う。
【0051】
次に、海外向け仕様の空気調和機の製造方法について説明する。尚、海外向け仕様の第2の表示パネル28bの態様識別用端子41と接地端子42との間は、日本国内向け仕様の第1の表示パネル28aと異なり、ジャンパ線(図3中の符号43参照)は省略されている。
【0052】
この場合も、日本国内向け仕様の空気調和機の製造時と同様に、プルアップ抵抗Rp及び配線31〜33がパターン形成された回路基板24上に、主制御部25、スイッチ部26、及び通信回路27を実装する。その後、図4に示した海外向け仕様の第2の表示パネル28bを搭載する。このとき、表示パネル28bの陽極端子37を回路基板24上の駆動電流供給用配線33aに接続し、態様識別用端子41を仕様識別用配線33bに接続するとともに、陰極端子38及び接地端子42を回路基板24上の接地用配線33cに接続し、制御ユニット21を完成させる。かかる状態で、この制御ユニット21の通信回路27を、駆動ユニット20a,20b・・・に接続された通信回線22に接続し、空気調和機を完成させる。
【0053】
次に、この海外向け仕様の空気調和機を使用する場合の動作について説明する。
【0054】
まず、制御ユニット21の回路基板24上で電源Vccに接続されたプルアップ抵抗Rpによりプルアップされた仕様識別用配線33bは、第2の表示パネル28b内において態様識別用端子41と接地端子42とが非結線であるため、電源Vccのハイ電位に保持されており、このハイ電位が主制御部25の出荷先判断部25dに入力される。これに基づいて、出荷先判断部25dは、表示パネル28の表示態様が海外向け仕様に対応しているところの第2の表示パネル28aであることを認識し、ひいては当該制御ユニット21が海外向け仕様の空気調和機に搭載されている旨を判断する。
【0055】
操作者がスイッチ部26を操作すると、主制御部25の駆動制御部25aは、スイッチ部26からの操作信号に基づいて種々の制御信号を生成する。この際、出荷先判断部25dでの判断結果に基づいて、予め設定しておいた海外向け仕様の制御信号を生成する。そして、この制御信号を通信回路27に出力し、通信回線22を通じて各駆動ユニット20a,20b・・・に送信する。
【0056】
主制御部25の表示制御部25cは、駆動制御部25aでの各駆動ユニット20a,20b・・・の駆動制御の状況と、各駆動ユニット20a,20b・・・から駆動状況受信部25bに与えられた駆動状況の情報とに基づいて、駆動電流供給用配線33aを通じて第2の表示パネル28bの各表示セグメント35aの表示制御を行う。
【0057】
以上のように、日本国内向け仕様と海外向け仕様とで各駆動ユニット20a,20b・・・の制御仕様が異なる場合に、日本国内向け仕様の第1の表示パネル28aと海外向け仕様の第2の表示パネル28bとを適宜選択して実装するだけで、主制御部25が日本国内向け仕様の制御と海外向け仕様の制御とを切り換えることが可能となるので、日本国内向け仕様の制御ユニット21を製造する際に回路基板24上に従来のようなジャンパ線(図5及び図9中の符号12)を接続する必要がなくなり、製造工程が簡易となる。また、従来のように、予めジャンパ線(図5及び図9中の符号12)を接続した回路基板とジャンパ線を省略した回路基板とをそれぞれ在庫しておく必要がなくなるので、制御ユニット21の製造時の取り扱いが容易になる。
【0058】
尚、上記実施の形態において、日本国内向け仕様の第1の表示パネル28a内にジャンパ線43を形成し、海外向け仕様の第2の表示パネル28bでジャンパ線を省略するようにしていたが、逆に、海外向け仕様の第2の表示パネル28b内にジャンパ線43を形成し、日本国内向け仕様の第1の表示パネル28aでジャンパ線を省略してもよい。
【0059】
また、上記実施の形態では、日本国内向け仕様と海外向け仕様とで駆動ユニット20a,20b・・・の制御を異ならせると共に異なる表示パネル28a,28bを実装する例について説明したが、この他、例えば駆動ユニット20a,20b・・・の駆動制御の機能を違えた仕様の異なる全ての空気調和機において、それぞれの使用に対応した個別の表示パネルを実装する場合に、回路基板24上でジャンパ線の取付をすることなく、表示パネル内のジャンパ線の有無により主制御部25側で使用の違いを判断できる。
【0060】
また、上記実施の形態では、表示パネル28a,28b内での単一のジャンパ線43の有無によって、主制御部25が日本国内向け仕様と海外向け仕様の2つの選択枝のうちのいずれかを選択していたが、表示パネルが3種類以上のなかから選択される場合は、2個以上のジャンパ線の有無の組合せにより主制御部25が3種類以上の選択枝のうちのいずれかを選択してもよい。この場合、n個のジャンパ線の形成の有無の組合せにより、主制御部25では最大で2nの選択枝を選択できることになる。
【0061】
さらに、上記実施の形態では、制御ユニット21として有線式リモートコントローラ(操作制御盤)を例に挙げて説明したが、その他、無線式リモートコントローラであってもよく、あるいは、例えば表示パネル28(28a,28b)が設置されて且つ主制御部25を内蔵した室内機本体内の制御ユニット21に適用してもよい。
【0062】
さらにまた、上記実施の形態では、仕様判断用端子Tg、仕様識別用配線33b及び態様識別用端子41を回路基板24上のプルアップ抵抗Rpによりプルアップしていたが、主制御部25の内部でプルアップするようにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】
請求項1ないし請求項に記載の発明によれば、表示パネルが、ジャンパ線の有無によって空気調和機の複数の異なる仕様に対応してそれぞれ異なる態様で表示するので、例えば請求項2、請求項4、請求項及び請求項のように、態様識別用端子をプルアップ手段でプルアップした場合に、この態様識別用端子に接続される仕様判断用端子の電位がジャンパ線を通じて電位保持端子の接地電位に短絡されているか否かを主制御部で判断することで、この制御ユニットが搭載される空気調和機が所定仕様である旨を識別できるようにしているので、所定仕様に対応した表示パネルと他の仕様に対応した表示パネルとを適宜選択して実装するだけで、主制御部が駆動ユニットに対する制御の仕様を切り換えることが可能となる。したがって、従来のように回路基板上にジャンパ線を形成して所定仕様を他の仕様から識別する必要がなくなり、ジャンパ線を回路基板上に形成する工程を省略できる。しかも、従来のようにジャンパ線を形成した回路基板とジャンパ線を省略した回路基板とをそれぞれ別途に在庫しておく必要がなくなるので、制御ユニットの製造時の取り扱いが容易になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態に係る空気調和機を示すブロック図である。
【図2】この発明の一の実施の形態に係る空気調和機の制御ユニットを示すブロック図である。
【図3】この発明の一の実施の形態に係る空気調和機に使用される日本国内向け仕様の第1の表示パネルを示す図である。
【図4】この発明の一の実施の形態に係る空気調和機に使用される海外向け仕様の第2の表示パネルを示す図である。
【図5】従来の空気調和機の制御ユニットを示すブロック図である。
【図6】従来の日本国内向け仕様の空気調和機に搭載される日本語表示式の表示パネルの例を示す図である。
【図7】従来の日本国内向け仕様の空気調和機に搭載される日本語表示式の表示パネルの例を示す図である。
【図8】従来の海外向け仕様の空気調和機に搭載される表示パネルの表示例を示す図である。
【図9】回路基板上にジャンパ線を取り付けた状態を示す図である。
【図10】回路基板上でジャンパ線を省略した状態を示す図である。
【符号の説明】
20a,20b 駆動ユニット,21 制御ユニット,22 通信回線,24回路基板,25 主制御部,25a 駆動制御部,25b 駆動状況受信部,25c 表示制御部,25d 出荷先判断部,26 スイッチ部,27 通信回路,28(28a,28b) 表示パネル,35a,35b 表示セグメント,41 態様識別用端子,42 接地端子,43 ジャンパ線,Rp プルアップ抵抗,Tg 仕様判断用端子,Vcc 電源

Claims (9)

  1. 空気調和に係る所定の制御信号を生成する主制御部と、前記制御信号に基づいて所定の駆動を行う駆動ユニットと、
    前記主制御部の表示制御により前記駆動ユニットの駆動状況を複数の異なる態様で表示する表示パネルと
    を備え、
    前記表示パネルは、
    所定電位に保持された所定電位保持端子と、
    前記態様を前記主制御部に伝達するための態様識別用端子と、
    前記態様を当該態様以外の他の態様から識別するために前記態様識別用端子の電位を前記所定電位に保持すべく前記所定電位保持端子と前記態様識別用端子との間を短絡して形成されるジャンパ線と
    を備え、
    前記主制御部は、
    前記表示パネルの前記態様識別用端子に接続される仕様判断用端子を有し、当該仕様判断用端子の電位が前記所定電位になっている場合に、前記表示パネルに前記ジャンパ線が備えられているものとして当該態様に対応した所定仕様で前記空気調和が行われている旨を判断する一方、前記仕様判断用端子の電位が前記所定電位以外の他の電位になっている場合に、前記表示パネルに前記ジャンパ線が備えられていないものとして前記他の態様に対応した他の仕様で前記空気調和が行われている旨を判断する仕様判断手段と、
    前記仕様判断手段で得られた前記所定仕様または前記他の仕様のいずれか一方の判断結果に基づいて、当該判断結果に対応する前記駆動ユニットの駆動制御を行う駆動制御手段と
    を備える空気調和機。
  2. 請求項1に記載の空気調和機であって、
    前記所定電位は接地電位であり、
    前記表示パネルの前記態様識別用端子及び前記主制御部の前記仕様判断用端子は、所定のプルアップ手段によりプルアップされることを特徴とする空気調和機。
  3. 空気調和に係る所定の制御信号を所定の駆動ユニットに送信するとともに、前記制御信号に対応して表示を行う空気調和機の制御ユニットであって、
    前記駆動ユニットの駆動状況を前記空気調和機の異なる複数の仕様に対応してそれぞれ異なる態様で表示する表示パネルと、
    前記制御信号を生成するとともに、前記表示パネルを前記駆動ユニットの駆動状況に応じて表示制御する主制御部と
    を備え、
    前記表示パネルは、
    所定電位に保持された所定電位保持端子と、
    前記態様を前記主制御部に伝達するための態様識別用端子と、
    前記態様を当該態様以外の他の態様から識別するために前記態様識別用端子の電位を前記所定電位に保持すべく前記所定電位保持端子と前記態様識別用端子との間を短絡して形成されるジャンパ線と
    を備え、
    前記主制御部は、
    前記表示パネルの前記態様識別用端子に接続される仕様判断用端子を有し、当該仕様判断用端子の電位が前記所定電位になっている場合に、前記表示パネルに前記ジャンパ線が備えられているものとして当該態様に対応した所定仕様で前記空気調和が行われている旨を判断する一方、前記仕様判断用端子の電位が前記所定電位以外の他の電位になっている場合に、前記表示パネルに前記ジャンパ線が備えられていないものとして前記他の態様に対応した他の仕様で前記空気調和が行われている旨を判断する仕様判断手段と、
    前記仕様判断手段で得られた前記所定仕様または前記他の仕様のいずれか一方の判断結果に基づいて、当該判断結果に対応する前記駆動ユニットの駆動制御を行う駆動制御手段と
    を備える空気調和機の制御ユニット。
  4. 請求項3に記載の空気調和機の制御ユニットであって、
    前記所定電位は接地電位であり、
    前記表示パネルの前記態様識別用端子及び前記主制御部の前記仕様判断用端子は、所定のプルアップ手段によりプルアップされることを特徴とする空気調和機の制御ユニット。
  5. 空気調和機の複数の異なる仕様に対応して前記空気調和機の運転状況をそれぞれ異なる態様で表示する表示パネルであって、
    所定のジャンパ線の有無により、前記空気調和機の複数の異なる仕様に対応して前記空気調和機の運転状況をそれぞれ異なる態様で表示し、
    前記ジャンパ線は前記表示パネル内に設けられることを特徴とする表示パネル。
  6. 請求項5に記載の表示パネルであって、
    所定電位に保持された所定電位保持端子と、
    前記態様を外部に伝達するための態様識別用端子と、
    前記態様を当該態様以外の他の態様から識別するために前記態様識別用端子の電位を前記所定電位に保持すべく前記所定電位保持端子と前記態様識別用端子との間を短絡して形成されるジャンパ線と
    を備える表示パネル。
  7. 求項6に記載の表示パネルであって、
    前記所定電位は接地電位であり、
    前記表示パネルの前記態様識別用端子は、所定のプルアップ手段によりプルアップされることを特徴とする表示パネル。
  8. 空気調和に係る所定の制御信号を所定の主制御部で生成して所定の駆動ユニットに送信するとともに、前記制御信号に対応して前記主制御部での制御に基づいて表示を行う空気調和機の制御ユニットの製造方法であって、
    前記空気調和機の所定仕様に対応する第1の表示形象と、第1の所定電位保持端子及び第1の態様識別用端子とを形成するとともに、前記第1の所定電位保持端子と前記第1の態様識別用端子とを短絡するジャンパ線を形成して、第1の表示パネルを形成する第1の工程と、
    前記空気調和機の他の仕様に対応する第2の表示形象と、互いに結線されない第2の所定電位保持端子及び第2の態様識別用端子とを形成して、第2の表示パネルを形成する第2の工程と、
    前記主制御部を形成する第3の工程と、
    回路基板上に前記主制御部を搭載する第4の工程と、
    前記回路基板上に、第1の表示パネル及び第2の表示パネルのいずれか一方を選択して搭載する第5の工程と
    を備え、
    前記第3の工程は、
    前記第1及び第2の前記態様識別用端子のいずれか一方に接続される仕様判断用端子を前記主制御部に形成する工程と、
    前記仕様判断用端子の電位が前記所定電位になっている場合に、前記第1の表示パネルが前記回路基板上に搭載されているものとして当該空気調和機が前記所定仕様である旨を判断する一方、前記仕様判断用端子の電位が前記所定電位以外の他の電位になっている場合に、前記第2の表示パネルが前記回路基板上に搭載されているものとして当該空気調和機が前記他の仕様である旨を判断する仕様判断手段を前記主制御部に形成する工程と、
    前記仕様判断手段で得られる前記所定仕様または前記他の仕様のいずれか一方の判断結果に基づいて、当該判断結果に対応する前記駆動ユニットの駆動制御を行う駆動制御手段を前記主制御部に形成する工程と
    を備える空気調和機の制御ユニットの製造方法。
  9. 請求項8に記載の空気調和機の制御ユニットの製造方法であって、
    前記所定電位は接地電位であり、
    前記回路基板または前記主制御部に、前記仕様判断用端子をプルアップするプルアップ手段を形成する工程をさらに備える空気調和機の制御ユニットの製造方法。
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