JP3823183B2 - レンジフード用のドレンネジ - Google Patents

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Description

この発明は、なべやフライパン等の調理器によって煮炊きしたときに発生する油煙を含む排気(この排気中には水蒸気も、ガスレンジであれば排気ガスも含まれる)を、排気ダクトを介して屋外に排出するにあたって、内部に取り付けられたフィルターによって、排気中の油煙を捕捉して液化することにより当該フィルターから流下する油とし、この油を受けて貯める油貯めをフィルターの下流側に取り付けるようにしたレンジフードに使用されるドレンネジに関するものである。
台所や調理場においては、なべやプライパン等の種々な調理器によって煮炊きをするため、ガス燃焼による排気ガスや、油煙や臭気を含んだ蒸気等が排気となって放出される。このような排気中に含まれている「油煙」は、これが液化したとき、台所の壁や調理機器、さらには屋外に導出されている排気ダクトから垂れて外壁を汚す原因となるものであり、早期にしかも纏めて処理する必要がある。
そこで、台所での煮炊きがなされる調理器の上方を覆って、立ち上ってくる排気を捕捉し、この排気を纏めて排気ダクトから屋外に排出するレンジフードが開発された。そして、このレンジフード内にフィルターを取り付けて、このフィルターによって、調理器等から立ち上ってくる排気中の油煙を捕捉して液化するとともに、当該フィルターから流下する油を受けて貯める油貯めをフィルターの下流側に取り付けるようにすることも、例えば特許文献1あるいは特許文献2において提案されているのである。
特開2000−46391号公報、要約、代表図 特開平7−253233号公報、要約、代表図
特許文献1に記載された「レンジフードファン用の遠心送風機」では、その要約の記載からすると、「油を溜まるはしから排出し、騒音発生もなく、胴部と側板との溶接や加締による固定部の油をも排出するレンジフードファン用の遠心送風機を提供する」ことを目的として、図8に示すように、「ファンケーシング11の胴部11a下端部における高圧力エリアSサイドの低圧力エリアS1各々に一個づつ若しくは複数個のオイル抜き孔3を開孔する。そのオイル抜き孔3を胴部11aの縁に切欠状に開孔すると油抜き効果が更に向上する」ようにしたものである。
しかしながら、この特許文献1のレンジフードでは、「油を溜まるはしから排出」するものであるため、「オイル抜き孔3」にホースを取り付ける等しておかないと、捕捉された油が周囲を汚すことになると考えられる。つまり、「オイル抜き孔3」は、「油を溜まるはしから排出」するものであるから、その対策を施しておかなければならないものであり、仮にホースを使用した場合には、これがレンジフードのデザインを損なうだけでなく、その端から出る油の処理をも考えなければならない。
以上のことは、特許文献2に記載の「フィルター及びレンジフード」についてもいえる。この特許文献2に記載されている発明は、「内部の隙間に油が溜まらないように排出することができるようにする」ことを目的としてなされたもので、図9にも示すように、「一方の面材2aに吸入孔1aを設けると共に他方の面材2bに排出孔1bを形成する。この一対の面材2a、2bを隙間を介して対向させて結合する。少なくとも一方の面材2aの周端部の全長に亘って周片3を設けると共に周片3の先端を他方の面材2bの周端部にまで延設する。周片3の下端に面材2a、2b間の隙間と外部とに開口する油抜き口4を形成する。面材2a、2b間の隙間で除去した油成分を油抜き口4から排出することができる」という構成を有したものである。
すなわち、この特許文献2に記載されている「フィルター及びレンジフード」では、「周片3の下端に面材2a、2b間の隙間と外部とに開口する油抜き口4を形成」しておいて、この油抜き口4から「面材2a、2b間の隙間で除去した油成分を排出する」ようにしたものであり、「油抜き口4」にホースを取り付ける等しておかないと、捕捉された油が周囲を汚すことになると考えられる。つまり、「油抜き口4」は、油を排出するものであるから、排出された油の対策を施しておかなければならないものであり、仮にホースを使用した場合には、これがレンジフードのデザインを損なうだけでなく、その端から出る油の処理をも考えなければならない。
そこで、本発明者は、フィルターで捕捉された油の処理を、レンジフードのデザインを損なうことなく、しかも簡単な操作で容易に行えるようにするにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
すなわち、本発明の目的とするところは、フィルターで捕捉された油の処理を、レンジフードのデザインを損なうことなく、しかも簡単な操作で容易に行えるようにすることのできるドレンネジを簡単な構成によって提供することにある。
以上の課題を解決するために、まず、請求項1に係る発明の採った手段は、後述する最良形態の説明中において使用する符号を付して説明すると、
「内部に取り付けられたフィルター14または15によって、調理器等から立ち上ってくる排気中の油煙を捕捉して液化することにより当該フィルター14または15から流下する油とし、この油を受けて貯める油貯め16をフィルター14または15の下流側に取り付けるようにしたレンジフード10において使用されるドレンネジ20であって、
油貯め16の一部に流出口18を形成したネジ止め部17を形成し、
ドレンネジ20を、ネジ止め部17にネジ込み及びネジ戻し可能に取り付けたネジ本体21と、このネジ本体21の中心に形成した油排出口22と、この油排出口22と油貯め16内とを流出口18を介して連通させるべくネジ本体21に形成した連通孔23とにより構成したことを特徴とするレンジフード10用のドレンネジ20」
である。
すなわち、この請求項1のドレンネジ20は、レンジフード10を構成してこれらの内部に組み付けてあるフード内フィルタ14またはファン内フィルタ15、あるいはこれらフード内フィルタ14及びファン内フィルタ15の両方に適用されるものであり、図4に示すネジ込み位置にあるときは、フード内フィルタ14またはファン内フィルタ15から流下してきた油を油貯め16内に一定期間貯めることができるようにし、図5に示すネジ戻し位置にあるときは、油貯め16内に貯まっている油を、その油排出口22から外部に排出できるようにするものである。
このドレンネジ20が適用されるべきレンジフード10は、図1に示すように、調理器上に配置されて立ち上ってきた排気を捕集するフード本体11と、このフード本体11の内側に配置されて排気中の油煙の一次液化を行うフード内フィルタ14と、このフード内フィルタ14の奥に配置されてフード本体11によって捕捉した排気を排気ダクト13から屋外に排出するためのファン12とを備えたものである。
つまり、このレンジフード10は、図示しないファンモータが回転すると、その回転軸に取付けてあったファン12が回転して、当該ファン12のケース本体に形成してある排気吸引口から、レンジフード10のフード本体11によって捕集された油煙を含む排気が吸引され始める。このとき、油煙を含む排気中の油煙の一部は、フード本体11内のフード内フィルタ14によって一次的に捕捉され、残部はファン12を構成しているファン内フィルタ15によって最終捕捉されるのである。
以上のようにして、ファン12の回転によってフード本体11を介してレンジフード10内に吸引された油煙を含む排気の大部分は、フード内フィルタ14及びファン内フィルタ15を通過しながらファン12によって排気ダクト13側へと送られるのである。つまり、各フード内フィルタ14及びファン内フィルタ15は例えば金属の網体によって形成してあるから、流れている油煙を含む排気は、各網目を通してフード内フィルタ14及びファン内フィルタ15の内側から外側へ、あるいはその逆へと十分通過するのである。
以上のようなフード内フィルタ14及びファン内フィルタ15の表面を流れ、あるいはこれを通過する油煙を含む排気は、当然フード内フィルタ14及びファン内フィルタ15の各網目に接触または通過することになるから、排気中に含まれていた油煙は液化し、フード内フィルタ14またはファン内フィルタ15によって捕捉されることになるのである。捕捉された油煙は、フード内フィルタ14またはファン内フィルタ15によって液化され、流体化した油となってフード内フィルタ14またはファン内フィルタ15の下流側に設けた油貯め16内に向けて流下しここに溜められることになる。
さて、ドレンネジ20であるが、このドレンネジ20は、上述したように、図4に示すネジ込み位置にあるときは、フード内フィルタ14またはファン内フィルタ15から流下してきた油を油貯め16内に一定期間貯めることができるようにするものであった。つまり、このドレンネジ20がネジ込みによって取り付けられているのは、図4に示すように、フード内フィルタ14またはファン内フィルタ15の下流側に設置されている油貯め16のネジ止め部17であり、このときには、ネジ止め部17に形成してある流出口18は、ドレンネジ20を構成しているドレン本体21の主ネジ部21aによって閉じられた状態にある。従って、フード内フィルタ14またはファン内フィルタ15から流下してくる油は、ドレンネジ20によって言わば栓がされた油貯め16内にしっかりと貯められることになるのである。
勿論、このドレンネジ20は、図1または図2に示すように、目立たない小さなものであるから、レンジフード10のデザインを損なうことがないだけでなく、油貯め16内に油をしっかりと貯めるから、レンジフード10内やその下側の調理台等を油によって汚すことを防止しているのである。
さて、油貯め16内に油が一定量貯まったときには、このドレンネジ20を、図5に示すネジ戻し位置に戻すのである。そうすると、このドレンネジ20を構成しているドレン本体21の主ネジ部21aと補助ネジ部21bとの間に位置している周溝23aが、図5に示すように、ネジ止め部17に形成してある流出口18と同じ位置となり、この周溝23aに連通している各連通孔23を介して、ドレン本体21の中心に形成してある油排出口22と油貯め16内とが連通することになる。勿論、油貯め16内は大気中に露出しているから、油貯め16内に貯まっていた油は、図5中の矢印にて示すように、ドレンネジ20の油排出口22から外部に排出されることになるのである。なお、この油の排出時には、油排出口22の下端に油を受ける容器を用意しておくとよいものであり、その用意するタイミングは、ドレンネジ20をつまみ部21cによってネジ戻しするときであることは言うまでもない。
従って、この請求項1に係るドレンネジ20は、その下端に露出しているつまみ部21cを回すことにより、油貯め16のネジ止め部17に対するネジ込みまたはネジ戻しが簡単に行えるのであり、フィルター14または15で捕捉された油の処理を、レンジフード10のデザインを損なうことなく、しかも簡単な操作で容易に行えるものとなっているのである。
上記課題を解決するために、請求項2に係る発明の採った手段は、上記請求項1に記載のレンジフード10用のドレンネジ20について、
「ネジ本体21の内端に、ドレンネジ20をネジ戻したときにネジ止め部17の内端17aに当接する抜け止め部材24を取り付けて、当該ドレンネジ20のネジ止め部17に対する抜け止めをするようにしたこと」
である。
すなわち、このドレンネジ20は、図4及び図5に示すように、ネジ本体21の内端に抜け止め部材24を取り付けたものであり、ドレンネジ20をネジ戻したときに、抜け止め部材24が、図5に示すように、ネジ止め部17の内端17aに当接するようにしたものである。この抜け止め部材24がネジ止め部17の内端17aに当接すれば、当該ドレンネジ20のそれ以上のネジ戻しが行えないことになるから、当該ドレンネジ20のネジ止め部17からの不用意な抜けが防止されるのである。
従って、この請求項2に係るドレンネジ20は、上記請求項1のそれと同様な機能を発揮することは勿論、不用意な操作によるネジ止め部17からの抜けが防止されるものとなっているのである。
上記課題を解決するために、請求項3に係る発明の採った手段は、上記請求項1または請求項2に記載のレンジフード10用のドレンネジ20について、
「ネジ本体21の連通孔23より内側に、ネジ止め部17にネジ込み可能な補助ネジ部21bを形成したこと」
である。
すなわち、この請求項3のドレンネジ20は、図5にも示すように、ドレン本体21の内端側(通常は上端となる)に、ネジ止め部17に螺合し得るネジを切った補助ネジ部21bを形成したものであり、この補助ネジ部21bは、ドレンネジ20のネジ戻しの最終段階においてネジ止め部17に螺合するため、ドレン本体21の中心に形成してある油排出口22が鉛直方向となるように維持することになるのである。
従って、この請求項3に係るドレンネジ20は、上記請求項1または請求項2のそれと同様な機能を発揮することは勿論、ドレンネジ20のネジ戻し時に、その位置が鉛直方向となるように維持されて、ネジ止め部17に対するコジレを防止するとともに、次のネジ込み操作が安定して行えるようにもなっているのである。
以上詳述した通り、本発明においては、
「油貯め16の一部に流出口18を形成したネジ止め部17を形成し、
ドレンネジ20を、ネジ止め部17にネジ込み及びネジ戻し可能に取り付けたネジ本体21と、このネジ本体21の中心に形成した油排出口22と、この油排出口22と油貯め16内とを流出口18を介して連通させるべくネジ本体21に形成した連通孔23とにより構成したこと」
にその主な特徴があり、これにより、フィルター14または15で捕捉された油の処理を、レンジフード10のデザインを損なうことなく、しかも簡単な操作で容易に行えるようにすることのできるドレンネジ20を簡単な構成によって提供することができたのである。
次に、上述した各請求項に係る発明を、図面に示した最良の形態に係るドレンネジ20について説明すると、この最良形態のドレンネジ20は、上記各請求項の発明の全てを実質的に含むものである。
さて、図1には、本発明に係るドレンネジ20を適用したレンジフード10を、台所の天井に近接した状態で取り付けた台所の様子が示してあり、この台所では、壁に接した状態で設置したガスレンジまたは電磁調理機等の調理機器によって、なべやフライパン等の調理器を加熱するようにしていて、各調理器から発生した油煙を含む排気の捕捉は、レンジフード10内に設けてあるファン12による油煙を含む排気の吸引、及び排気ダクト13からの外部への排出によって促進されるものである。
つまり、本発明に係るドレンネジ20が適用されるべきレンジフード10は、図1に示すように、調理器上に配置されて立ち上ってきた排気を捕集するフード本体11と、このフード本体11の内側に配置されて排気中の油煙の一次液化を行うフード内フィルタ14と、このフード内フィルタ14の奥に配置されてフード本体11によって捕集した排気を排気ダクト13から屋外に排出するためのファン12と、このファン12内に吸引された排気中の油煙を捕捉して液化する、つまり二次液化を行うファン内フィルタ15を備えたものである。
本最良形態のファン12は、図1〜図3に示したように、一部にて排気ダクト13に接続されて、内部に排気通路を形成するケース本体と、このケース本体内の隔壁に支持されて、回転軸上にファン12を取り付けたファンモータと、ケース本体の、フード本体11内に開口する部分に形成した排気吸引口とにより構成するとともに、ケース本体11の下方内部に、前記排気を透過し得る網体によって形成したファン内フィルタ15を有したものである。なお、このファン12のケース本体の排出口内には、排気ダクト13を通して侵入してくる外気を遮断するダンパが設けてある。
このファン12は、ファンモータの回転軸方向に延在する多数のブレードを設けた所謂「シロッコファン」であり、かつ、各ブレードは、各排気吸引口に向うに従って外側に傾斜するようにしてある。このようにファン12を構成することによって、当該ファン12による吸引力を高めるとともに、油煙を含む排気の送りに伴う騒音の発生をも防止するようにしたものである。
なお、ファン12のケース本体の下方には、図1及び図2に示したように、開閉蓋が開閉自在に設けてあり、この開閉蓋は蝶番によってケース本体に取付けたものである。そして、この開閉蓋の内側に、ファン内フィルタ15を着脱自在に設けたものである。
勿論、本最良形態に係るレンジフード10では、図1に示したように、そのフード本体11内に露出することになるフード内フィルタ14が設けてある。このフード内フィルタ14は、フード本体11に対して着脱自在に取付てあり、そのメンテナンスが必要なときは、このフード本体11から取り外されるものである。このフード内フィルタ14及び上述したファン12内のファン内フィルタ15は、金属の網あるいはパンチングメタルによって形成したものである。
両フード内フィルタ14及びファン内フィルタ15は、網目を有するものであるから、両者間での油煙を含む排気の移動は自在であることは言うまでもない。このことは、仮にフード本体11内に油煙を含む排気の乱流が生じたとしても、この乱流は各網目を通して自由に移動するから、実質的には定常的な乱流とはならない。そして、このような油煙を含む排気の網目の通過、あるいはフード内フィルタ14及びファン内フィルタ15の表面への接触によって、油煙を含む排気中の油煙は、フード内フィルタ14またはファン内フィルタ15によって捕捉されて液化するのである。液化した油煙、つまり油は、フード内フィルタ14及びファン内フィルタ15を伝って流下し、これらのフード内フィルタ14及びファン内フィルタ15の下流側に設けてある油貯め16内に流下するのである。
油貯め16は、フード内フィルタ14やファン内フィルタ15の下方に位置する部分に設けたものであり、図4〜図6に示した形状を有したものである。すなわち、この油貯め16の底面には、垂直に立ち上がるネジ止め部17が形成してあり、このネジ止め部17内には、本発明に係るドレンネジ20のネジ込みやネジ戻しが行えるネジが切ってある。そして、このネジ止め部17の側面には、当該油貯め16内の油を外部に排出するための流出口18が形成してある。なお、この油貯め16の上端は、後述する抜け止め部材24が当接することになる内端17aとしてある。
さて、本発明に係るドレンネジ20は、上記した油貯め16に対してネジ込みまたはネジ戻しされるものであり、図6及び図7に示したように、ネジ止め部17にネジ込み及びネジ戻し可能に取り付けたネジ本体21と、このネジ本体21の中心に形成した油排出口22と、この油排出口22と油貯め16内とを流出口18を介して連通させるべくネジ本体21に形成した連通孔23とにより構成したものである。
中心に油排出口22が形成してあるドレン本体21の外周には、その基本部分に、ネジ止め部17内のネジに螺合し得る主ネジ部21aが形成してあり、この主ネジ部21aの図示上側には周溝23aが形成してある。そして、この周溝23aの上側には補助ネジ部21bが形成してあって、この補助ネジ部21bもネジ止め部17内に螺合するものである。なお、当該ドレン本体21の下端には、ドレン本体21全体の指による摘みと回転とを容易に行えるようにするためのつまみ部21cが形成してある。
ドレン本体21の中心に形成してある油排出口22に対しては、周溝23a内に開口する2つの連通孔23が連通するようにしてあり、これらの連通孔23は、周溝23aがネジ止め部17側の流出口18に位置したとき、油貯め16内と油排出口22とを連通させることになるものである。なお、油貯め16の下面とドレン本体21のつまみ部21cとの間には、油漏れを防止するためのパッキング25が配置される。
また、本最良形態のドレンネジ20では、そのドレン本体21の内端、つまり上端には、抜け止め部材24が固定ネジ24a及びワッシャ24bによって取り付けられるものである。この抜け止め部材24は、当該ドレンネジ20を大きくネジ戻ししたときに、図5に示したように、ネジ止め部17の内端17aに当接して、ドレンネジ20全体のネジ止め部17からの抜け止めを果たすものである。
本発明に係るドレンネジを適用したレンジフードの側面図である。 同レンジフード内に組み込んであるファンの拡大側面図である。 同ファンの底面図である。 図3に示したファンの油貯めまたはフード本体内のフード内フィルタ14の下流側に設けた油貯めに本発明に係るドレンネジをネジ込んだ状態を示す拡大断面図である。 同油貯めから本発明に係るドレンネジをネジ戻した状態を示す拡大断面図である。 同ドレンネジの拡大分解図である。 同ドレンネジを構成しているドレン本体を示すもので、(イ)は正面図、(ロ)は断面図、(ハ)はつまみ部側からみた底面図である。 従来の技術を示す部分断面図である。 従来の他の技術を示すもので、(a)〜(c)のそれぞれは面材の部分断面図である。
符号の説明
10 レンジフード
11 フード本体
12 ファン
13 排気ダクト
14 フード内フィルタ
15 ファン内フィルタ
16 油貯め
17 ネジ止め部
17a 内端
18 流出口
20 ドレンネジ
21 ドレン本体
21a 主ネジ部
21b 補助ネジ部
21c つまみ部
22 油排出口
23 連通孔
23a 周溝
24 抜け止め部材
24a 固定ネジ
24b ワッシャ
25 パッキング

Claims (3)

  1. 内部に取り付けられたフィルターによって、調理器等から立ち上ってくる排気中の油煙を捕捉して液化することにより当該フィルターから流下する油とし、この油を受けて貯める油貯めを前記フィルターの下流側に取り付けるようにしたレンジフードにおいて使用されるドレンネジであって、
    前記油貯めの一部に流出口を形成したネジ止め部を形成し、
    前記ドレンネジを、前記ネジ止め部にネジ込み及びネジ戻し可能に取り付けたネジ本体と、このネジ本体の中心に形成した油排出口と、この油排出口と前記油貯め内とを前記流出口を介して連通させるべく前記ネジ本体に形成した連通孔とにより構成したことを特徴とするレンジフード用のドレンネジ。
  2. 前記ネジ本体の内端に、前記ドレンネジをネジ戻したときに前記ネジ止め部の内端に当接する抜け止め部材を取り付けて、当該ドレンネジの前記ネジ止め部に対する抜け止めをするようにしたことを特徴とする請求項1に記載のレンジフード用のドレンネジ。
  3. 前記ネジ本体の前記連通孔より内側に、前記ネジ止め部にネジ込み可能な補助ネジ部を形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレンジフード用のドレンネジ。
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