JP3822603B2 - 管結合構造 - Google Patents

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Description

本発明は、浴槽への給湯、浴槽水の追焚循環や洗濯機等への給水等に用いられる循環口の連結や水管等の連結に用いられる管結合構造に関する。
従来、浴槽への給湯や浴槽水の追焚循環は、浴槽の壁面部に形成された循環口を通して行われており、浴槽水を洗濯等に再利用する場合、その循環口に取り付けられた循環具に外部ホースを連結して浴槽水を取り出すことが行われている。
浴槽内の循環部品には合成樹脂が使用されているが、管路間の連結には連結部に形成されたねじが用いられている。
浴槽の循環口の循環パイプユニットに関する特許文献として、次のようなものが存在する。
特開平10−111024号公報
洗濯等の外部給水のために、外部ホース以外の部品を着脱することは非常に面倒であり、その着脱のために浴槽側の循環口部の構造が複雑化する。また、浴槽内の突出部が大きくなると、入浴者に違和感を与えることになる。また、工事担当者からすれば、施工が容易であることが望ましい。また、給湯時、熱い湯が入浴者側に噴出することは不快感を生じさせ、安全性を高める上からも回避する必要がある。また、浴槽水を追焚して外部に給水する場合、浴槽内の湯垢等を取り除くことが必要である。また、循環口は浴槽底面より高い位置に形成されており、循環口から浴槽水を引き込む場合、循環口より低位の浴槽水を利用することができない。また、循環口アダプタの吸引口と出湯口を共通にした場合、湯垢を遮断するフィルタを設置しても、浴槽水の吸引とは水流方向が変わる出湯時には、フィルタに付着した湯垢が浴槽側に戻って不快感を生じさせるという不都合がある。
また、連結部にねじを多用することは、連結部を強固にする反面、ねじ込み作業に手間取り、施工時間が長くなるという不都合がある。
特許文献1は、斯かる課題やその解決手段を開示したものではなく、特許文献1に開示された構成ではワンタッチで管結合を実現することはできない。
そこで、本発明は、ワンタッチで結合を可能にした管結合構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、挿入管部と該挿入管部に挿入される被挿入管部とを備え、前記挿入管部と前記被挿入管部とを結合する管結合構造であって、前記挿入管部の周面に円周方向に前記挿入管部の直径より大なる外径の円環状又は円弧状に形成された第1の突部と、前記挿入管部に前記第1の突部と直交方向に前記第1の突部の幅より長くかつ前記第1の突部の高さと同一又は同等の高さに形成された第2の突部と、前記被挿入管部の内壁面に円周方向に形成され、前記被挿入管部に前記挿入管部が挿入された際に前記第1の突部が嵌め込まれる凹部と、前記挿入管部の前記第1の突部に対応する前記被挿入管部の開口部の位置に対応し、前記挿入管部の挿入方向に形成された2つのスリットの間に形成され、前記挿入管部の挿入によって前記第2の突部に当たり前記被挿入管部の直径方向に押し広げられる挿入案内部とを備え、前記被挿入管部に対する前記挿入管部の挿入により、前記挿入案内部が前記第2の突部によって押し広げられ、かつ前記被挿入管部の前記凹部に前記挿入管部の前記第1の突部が嵌め込まれることにより、前記挿入管部と前記被挿入管部とを結合させる構成である。
また、本発明は、浴槽に給湯し又は前記浴槽中の水を追焚回路に循環させる循環パイプユニットに直接又は間接的に連結される循環口アダプタの分岐管部に挿入管部と該挿入管部に挿入される被挿入管部とを備え、前記挿入管部と前記被挿入管部とを結合する管結合構造であって、前記挿入管部の周面に円周方向に前記挿入管部の直径より大なる外径の円環状又は円弧状に形成された第1の突部と、前記挿入管部に前記第1の突部と直交方向に前記第1の突部の幅より長くかつ前記第1の突部の高さと同一又は同等の高さに形成された第2の突部と、前記被挿入管部の内壁面に円周方向に形成され、前記被挿入管部に前記挿入管部が挿入された際に前記第1の突部が嵌め込まれる凹部と、前記挿入管部の前記第1の突部に対応する前記被挿入管部の開口部の位置に対応し、前記挿入管部の挿入方向に形成された2つのスリットの間に形成され、前記挿入管部の挿入によって前記第2の突部に当たり前記被挿入管部の直径方向に押し広げられる挿入案内部とを備え、前記被挿入管部に対する前記挿入管部の挿入により、前記挿入案内部が前記第2の突部によって押し広げられ、かつ前記被挿入管部の前記凹部に前記挿入管部の前記第1の突部が嵌め込まれることにより、前記挿入管部と前記被挿入管部とを結合させる構成である。
また、これら管結合構造において、前記被挿入管部は合成樹脂で形成され、前記挿入案内部が前記合成樹脂が持つ弾性で前記挿入管部の挿入により押し広げられる構成としてもよい。
斯かる構成によれば、挿入管部の第2の突部を被挿入管部の挿入案内部に合わせ、挿入管部を被挿入管部に挿入すると、第2の突部によって例えば、径小に形成されている挿入案内部が押し広げられて挿入管部の第1の突部が被挿入管部の凹部に嵌合する。この状態で被挿入管部の挿入案内部と挿入管部の第2の突部との周面方向の位置を変更することで、挿入案内部と第2の突部との係合状態が外れて凹部及び第1の突部による係合に変化し、挿入管部と被挿入管部とが強固に連結される。また、両者の結合を解除するには、挿入管部の第2の突部を被挿入管部の挿入案内部に合わせて両者間に引張り力を作用させることで、両者を外すことができる。
以上説明したように、本発明によれば、ワンタッチで結合を可能にした管結合構造を提供でき、施工の容易性とともにメンテナンスの簡易化を図ることができる。
本発明の実施形態について、図1及び図2を参照して詳細に説明する。図1は循環口アダプタの正面図、図2はその右側面図を示している。
この循環口アダプタは、外装部材として長円形のカバー2によって被覆され、このカバー2に形成された円形の窓部4には浴槽水を吸引する吸引部6が形成され、この吸引部6には回動によって着脱可能なキャップ8が取り付けられている。カバー2には固定位置を表す突部10、キャップ8の離脱位置を表す指示手段として三角形状の突部12が形成され、キャップ8の中央にはその回動位置を表す指示手段として矢印状の突部14が形成されている。また、キャップ8には複数の吸引口16が放射状に形成され、各吸引口16には濾過手段として金網等からなるフィルタ18が取り付けられている。
そして、カバー2の側面部にはカバー片20を取り除いてU字形の窓部22が形成されており、この窓部22には分岐管部24の第1の連結管部26が突出している。この連結管部26には外部ホース28が取り付けられ、連結管部26から吐出する浴槽水が洗濯等に供される。
また、図2に示すように、浴槽30の側壁に形成された循環口32に貫通させた循環パイプユニット34には循環口アダプタの背面部に突出した循環連結部36がねじ部38によって固定され、この循環連結部36に貫通させた循環連結パイプ40とともに循環路を形成している。即ち、循環口アダプタは図示しない給湯源である給湯回路に連結されるとともに、図示しない追焚回路に連結されており、この循環口アダプタを通して浴槽30への給湯や、浴槽水の追焚循環等が行われる。そして、この循環口アダプタでは、吸引部6が循環口32より下側、即ち、浴槽30の底面側に垂下されて配置されているため、循環口32より低い水位の浴槽水を吸い上げることができ、浴槽水の再利用効率を高めることができる。
次に、図3〜図5にはこの循環口アダプタのカバー2が示され、図3はカバー片20を切り離す前のカバー2の側面図、図4はカバー片20を切り離す前のカバー2の背面図、図5は図4のV−V線断面図を示している。
このカバー2の上部側面部には左右に切り離し可能なU字形のカバー片20が形成されており、このカバー片20はその周囲部に細い溝部42及び透孔44を形成して区画したものであり、溝部42による薄肉及び透孔44によって容易にカバー2から切り離すことができる。図1及び図2に示す循環口アダプタのカバー2では、右側のカバー片20が切り離されて窓部22が形成されている。また、このカバー2の前面側に形成された円形の窓部4の内側にはフランジ部43が形成されている。また、カバー2の下側部には水を吐出させるための窓部45が形成されている。この実施例では、傾斜を成す切り落としによって窓部45が形成されている。
また、カバー2の背面上部中央には、分岐管部24と係合する係合部46が形成されるとともに、突壁部48が形成されている。係合凹部46は円筒状突部によって形成され、その内部に分岐管部24の一部が挿入されて係合する。また、カバー2の背面には、分岐管部24の一部と係合する係合手段として突壁部48を挟んで一対の把持片50、52が突設されている。把持片50、52は、例えば、合成樹脂で形成されているカバー2と一体成形され、合成樹脂が持つ弾性を備えているので、把持片50、52の間隔を分岐管部24の外径より僅かに狭くすることにより、把持片50、52間に適当な弾性力によって分岐管部24を強固に把持することができる。これによって、分岐管部24にカバー2が固定される。この実施例では、各把持片50、52及びカバー2を補強するため、リブ54が形成され、各リブ54は図5に示すように、カバー2の肉厚より高く形成されている。また、窓部4の上側縁部には本体部側と分岐管部24との結合部分を収容する切欠凹部56が形成されている。
次に、分岐管部24及び本体部について、図6〜図9を参照して説明する。図6は分岐管部24及び本体部、図7は図6の VII−VII 線断面、図8は本体部の分解構造、図9はキャップ及び本体部を示している。
この循環口アダプタは、図6に示すように、カバー2の内部に分岐管部24とこの分岐管部24に連結された本体部58が収納されている。分岐管部24には循環連結部36に固定するための手段として円形碗状の固定盤60が設けられ、連結管部26、27の分岐部分にはカバー2の係合凹部46に挿入されてカバー2と分岐管部24とを係合させるための係合突部59が形成されている。また、固定盤60の背面側に循環連結部36が挿入され、固定盤60の背面部には図7に示すように、円筒状の嵌合突部61が突設され、この嵌合突部61はその径小部分にOリング63を介在させて循環連結部36に挿入されて固定されている。そして、この固定盤60には循環連結部36の複数の固定部に対応した角度間隔で複数の透孔62が形成され、この透孔62から固定ねじ64を締め付けることにより、分岐管部24が強固に固定される。
また、この分岐管部24の固定盤60の中心部には、図7に示すように、背面側に循環連結パイプ40が突設され、この循環連結パイプ40と連通している第1の連結管部26が形成されているとともに、連結管部26内で循環連結パイプ40の外側の通路と分離されて循環パイプユニット34と連通する第2の連結管部27が形成され、連結管部26、27は所定の角度例えば、80度の角度で形成されている。これら連結管部26、27の先端部には小径部分には外部ホース28や本体部58とを水密状態で連結するため、Oリング66が取り付けられている。この実施例では、連結管部26が開放され、連結管部27側に本体部58が連結されているが、循環連結部36に対して固定盤60を連結管部26が下方になるように取り付けることにより、連結管部26に本体部58を取り付けることができ、固定盤60の取付け角度の変更によって連結管部26又は連結管部27に本体部58を選択的に連結することができる。また、連結管部26、27は円筒形であり、固定盤60の前面側からの張出しを最小限にするため、固定盤60には連結管部26、27に対応して切欠部68、70が形成され、循環口アダプタのコンパクト化に寄与している。
そして、本体部58には連結管部27と連結される嵌合連結部72に2つの分離された通路として、浴槽30の浴槽水を吸い上げるときに用いる吸引通路74と、循環連結パイプ40側の水を浴槽30側に流し込むときに用いる吐出通路76とが形成され、この吐出通路76は吐出口77に連通している。本体部58は複数の固定突部78及びねじ80を用いて固定された前面遮蔽板82によって閉塞され、この前面遮蔽板82には吸引通路74に連通する吸引口83、85が形成されるとともに、ねじ80を貫通するための透孔87が形成されている。
そして、本体部58には吸引通路74及び吐出通路76を区画分離するための囲壁84、86が形成され、吸引通路74側には一対の軸受部88によって弁体92、一対の軸受部90によって弁体94が開閉可能に取り付けられ、また、吐出通路76側には一対の軸受部96によって弁体98が開閉可能に取り付けられている。弁体92、94は、各軸受部88、90によって回動可能に支持される軸部100に板状の弁板102が形成されるとともに、前面遮蔽板82に当たって弁板102を吸引通路74側に形成された弁座部104に当接させる支持手段として支持片106が形成されている。弁体92、94は弾性材料として例えば、ゴムで形成されており、この弾性を利用して支持片106を以て弁座部104に弁板102を当接させて吸引時以外は常閉弁として機能し、吸引時、水の圧力を利用して弁板102が弁座部104から離れ、水の吸引を可能にする。吐出時、その吐出力によって弁板102が弁座部104側に圧接状態となり、吸引通路74が吐出通路76と分離状態となる。
また、弁体98も同様に、一対の軸受部96によって回動可能に支持される軸部108に板状の弁板110が形成されるとともに、前面遮蔽板82に当たって弁板110を吐出通路76側に形成された弁座部112に当接させる支持手段として一対の支持片114が形成されている。弁体98も同様に弾性材料として例えば、ゴムで形成されており、この弾性を利用して支持片114を以て弁座部112に弁板110を当接させて吐出時以外は常閉弁として機能し、吐出時、水の圧力を利用して弁板110が弁座部112から離れ、水の吐出を可能にする。吸引時、その吸引力によって弁板110は弁座部112側に圧接状態となり、吐出通路76が吸引通路74と分離状態となる。
そして、本体部58の背面部には浴槽30の内壁面に当接させて本体部58を浴槽30の内壁面と平行に維持するための支持手段として支持突部116が本体部58と一体に形成されている。また、本体部58の周面部にはフランジ部118が形成されているとともに、カバー2の窓部4側のフランジ部43の内側に係止させる係止突部120がフランジ部118より高く形成されている。そして、本体部58の前面側の周壁部には選択的に複数の溝部122が形成され、この溝部122の一部が本体部58の前面側に挿入部124として開放されている。これに対し、キャップ8の内周面部には溝部122に係合させる複数の突部126が形成されている。即ち、キャップ8の突部126を本体部58の挿入部124に合わせることにより、本体部58にキャップ8を被せ、キャップ8と本体部58とを反対方向に回転させ、突部126を溝部122の終点まで移動させることにより、キャップ8と本体部58とを結合することができる。
次に、本発明の管結合構造の実施形態について、図10〜図13を参照して説明する。図10は分岐管部24側の連結部、図11は本体部58側の連結部、図12及び図13は両者の着脱を示している。
挿入管部である、分岐管部24側の連結管部26、27は、図10の(A)及び(B)に示すように、先端部を径小にし、その中途部に凹部128が形成されて水密手段であるOリング66が嵌合されている。また、凹部128より後方の位置に第1の突部として環状の係止突部130が形成されるとともに、この係止突部130と直交する方向に第2の突部として係合案内部132が選択的に形成されている。この実施例の係合案内部132は、直径方向の二箇所に形成されており、係止突部130と同一の高さである。また、この実施例では、係止突部130を環状としたが、所定の角度間隔で円弧状としてもよい。
これに対し、被挿入管部である、本体部58の嵌合連結部72には、図11の(A)〜(C)に示すように、開口部側に段階的に径大になる径大部134、136が段部を設けて形成され、径大部136には複数のスリット138が形成され、連結管部26又は連結管部27の挿入の案内をする挿入案内手段として、幅の狭い複数の挿入案内片140が係合案内部132に対応して形成されている。そして、径大部136には、連結管部26又は連結管部27の係止突部130に係合する係止凹部142が形成されている。径大部136の開口縁部には連結管部26又は連結管部27の挿入を容易にするためのテーパ面144が形成されている。
このような構成とすれば、図12の(A)及び(B)に示すように、挿入案内片140の位置に係合案内部132を合わせて連結管部26又は連結管部27を矢印A方向に嵌合連結部72に押し込むと、係合案内部132によって矢印Bで示す方向に挿入案内片140が押し広げられることにより、連結管部26又は連結管部27が嵌合連結部72の終点、即ち、係止凹部142に係止突部130が係合され、連結管部26又は連結管部27が嵌合連結部72に連結される。この状態で図13の(C)及び(D)に示すように、連結管部26又は連結管部27を矢印Cで示す方向に数度だけ回動すると、係合案内部132がスリット138に挿入されて挿入案内片140が合成樹脂が持つ弾性によって復帰し、連結管部26又は連結管部27の係止突部130が嵌合連結部72の係止凹部142に係止され、両者の離脱が阻止される。
また、この状態から矢印Cと反対方向に連結管部26又は連結管部27を回動して図12の(A)及び(B)に示す状態にすれば、係合案内部132で挿入案内片140が矢印B方向に押し広げられ、連結管部26又は連結管部27と嵌合連結部72とを離脱させる方向、即ち、矢印D方向に力を加えることで、両者を容易に引き離すことができる。
そして、循環口アダプタの水流動作について、図14〜図16を参照して説明する。循環パイプユニット34側から浴槽30側に給水される場合には、図14の矢印で示すように、分岐管部24の連結管部27を通じて本体部58の吐出通路76側を経て弁体98を押し下げ、吐出口77を通じて浴槽30に水が流れ込む。このとき、弁体92、94は水圧により閉止状態となり、吸引口83、85側に水が流れることはない。このため、給湯時に本体部58の前面側に熱湯が流れることがなく、安全性が高い給湯を行うことができるとともに、吸引通路74と吐出通路76とを分離した結果、吸引時にキャップ8のフィルタ18に付着した湯垢等が給湯時に浴槽30に戻されることがなく、不快感を生じることがない。
また、浴槽水を引き込む場合には、図15及び図16の矢印で示すように、吸引口83、85から吸引通路74に浴槽水が流れ、弁体92、94が開かれることにより、吸引通路74を経て嵌合連結部72から分岐管部24の連結管部27に流れ込み、図示しない追焚回路を経て循環パイプユニット34から分岐管部24の連結管部26に流れ、連結された外部ホース28を通じて洗濯機等に浴槽水が供給される。このとき、本体部58にはキャップ8が取り付けられ、このキャップ8のフィルタ18によって湯垢等の流出を防止できる。湯垢等の付着したキャップ8は、本体部58から回動させて容易に取り外し、洗浄することができる。この場合、本体部58が循環口32より低い位置に設置されているので、浴槽30の循環口32より低い水位の浴槽水までも吸引することができ、浴槽水の利用効率を高めることができる。
なお、上記実施例では分岐管部24の連結管部26を外部給水に使用したが、連結管部26を本体部58に連結させて連結管部27側を外部給水に利用することができ、連結管部26、27は浴槽30の取付け位置等に対応し、固定盤60の取付け角度に応じて所望の方向に設定することができる。この場合、循環パイプユニット34側の給水系及び追焚系の水流方向を連結管部26、27の使用形態、即ち、取付け方向に対応して変更設定することは言うまでもない。
本発明の管結合構造は、ワンタッチで結合できる構成であり、施工の容易性とともにメンテナンスの簡易化を図ることができるので、循環口アダプタと水管との結合等、広く管結合に適用でき、有用である。
循環口アダプタの実施例を示す正面図である 循環口アダプタの右側面図である。 カバー片を切り離す前のカバーを示す側面図である。 カバー片を切り離す前のカバーを示す背面図である。 図4のV−V線断面図である。 分岐管部及び本体部を示す図である。 図6の VII−VII 線断面図である。 本体部の分解構造を示す図である。 キャップ及び本体部を示す図である。 本発明の管結合構造の実施形態に係る分岐管部側の連結部を示す図である。 管結合構造における本体部側の連結部を示す図である。 分岐管部の連結管部と本体部の嵌合連結部との着脱を示す図である。 分岐管部の連結管部と本体部の嵌合連結部との着脱を示す図である。 浴槽への給水動作を示す図である。 浴槽水の吸引動作を示す図である。 浴槽水の吸引動作を示す図である。
符号の説明
26 第1の連結管部(挿入管部)
27 第2の連結管部(挿入管部)
72 嵌合連結部(被挿入管部)
130 係止突部(第1の突部)
132 係合案内部(第2の突部)
138 スリット
140 挿入案内片(挿入案内部)
142 係止凹部

Claims (3)

  1. 挿入管部と該挿入管部に挿入される被挿入管部とを備え、前記挿入管部と前記被挿入管部とを結合する管結合構造であって、
    前記挿入管部の周面に円周方向に前記挿入管部の直径より大なる外径の円環状又は円弧状に形成された第1の突部と、
    前記挿入管部に前記第1の突部と直交方向に前記第1の突部の幅より長くかつ前記第1の突部の高さと同一又は同等の高さに形成された第2の突部と、
    前記被挿入管部の内壁面に円周方向に形成され、前記被挿入管部に前記挿入管部が挿入された際に前記第1の突部が嵌め込まれる凹部と、
    前記挿入管部の前記第1の突部に対応する前記被挿入管部の開口部の位置に対応し、前記挿入管部の挿入方向に形成された2つのスリットの間に形成され、前記挿入管部の挿入によって前記第2の突部に当たり前記被挿入管部の直径方向に押し広げられる挿入案内部と、
    を備え、前記被挿入管部に対する前記挿入管部の挿入により、前記挿入案内部が前記第2の突部によって押し広げられ、かつ前記被挿入管部の前記凹部に前記挿入管部の前記第1の突部が嵌め込まれることにより、前記挿入管部と前記被挿入管部とを結合させることを特徴とする管結合構造。
  2. 浴槽に給湯し又は前記浴槽中の水を追焚回路に循環させる循環パイプユニットに直接又は間接的に連結される循環口アダプタの分岐管部に挿入管部と該挿入管部に挿入される被挿入管部とを備え、前記挿入管部と前記被挿入管部とを結合する管結合構造であって、
    前記挿入管部の周面に円周方向に前記挿入管部の直径より大なる外径の円環状又は円弧状に形成された第1の突部と、
    前記挿入管部に前記第1の突部と直交方向に前記第1の突部の幅より長くかつ前記第1の突部の高さと同一又は同等の高さに形成された第2の突部と、
    前記被挿入管部の内壁面に円周方向に形成され、前記被挿入管部に前記挿入管部が挿入された際に前記第1の突部が嵌め込まれる凹部と、
    前記挿入管部の前記第1の突部に対応する前記被挿入管部の開口部の位置に対応し、前記挿入管部の挿入方向に形成された2つのスリットの間に形成され、前記挿入管部の挿入によって前記第2の突部に当たり前記被挿入管部の直径方向に押し広げられる挿入案内部と、
    を備え、前記被挿入管部に対する前記挿入管部の挿入により、前記挿入案内部が前記第2の突部によって押し広げられ、かつ前記被挿入管部の前記凹部に前記挿入管部の前記第1の突部が嵌め込まれることにより、前記挿入管部と前記被挿入管部とを結合させることを特徴とする管結合構造。
  3. 請求項1又は請求項2の管結合構造において、
    前記被挿入管部は合成樹脂で形成され、前記挿入案内部が前記合成樹脂が持つ弾性で前記挿入管部の挿入により押し広げられ且つ復帰する構成であることを特徴とする管結合構造。
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