JP2005290710A - 排水器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】目皿の盗難や紛失を防止することができ、排水口付近の清掃作業性も良好な排水器具を提供する。
【解決手段】排水器具1は、洗面器の排水口に設置される略円筒状の排水口本体5の上面開口部5aに着脱可能な目皿6と、この目皿6の中心部を貫通する挿通孔6bにその軸心方向に移動可能に配置された支軸7と、支軸7の上端部に設けられた傘形状のカバー部材8と、支軸7の下端部に雄ねじ9で固定された角枠形状の係合部材10a,10bとを備えている。支軸7の下端部に固定された係合部材10a,10bは、排水口本体5内にその直径方向に設けられた十字状の係止部5bに昇降可能に係合させるための部材であり、これらの係合部材10a,10bに、支軸7を介して特定の動きを与えたときのみ、係合部材10a,10bを係止部5bに着脱することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、水溜め機能を有しない洗面器や手洗い器などの排水口に設けられる排水器具に関する。
公共施設の化粧室などには利用者が手や顔などを洗うための洗面所が併設されており、このような洗面所には給水設備付きの洗面器や手洗い器などが設置されている。これらの洗面器や手洗い器などの底部にある排水口には、手洗い時に誤って落下した指輪やコンタクトレンズあるいは固形異物などが排水管に流れ込むのを防止するため、複数の貫通孔を有する目皿が取り付けられている。
しかしながら、従来の目皿は、排水口を構成する部材から独立した部材であり、排水口に着脱可能な構造であったため、悪戯によって持ち去られたり、いつのまにか紛失したりすることが少なくなかった。
そこで、このような目皿の盗難や紛失を防止するため、排水口部材から目皿を取り外すことができないようにした「水槽底部への目皿の装着構造」が開発されている(例えば、特許文献1参照。)。この「水槽底部への目皿の装着構造」は、目皿に設けられた下軸部を排水口の中心部の円筒部内に上下摺動可能に嵌合させ、この下軸部の下端に設けられたストッパ部と円筒部下端との当接により、目皿の抜けを防止するものである。
このような構造とすることにより、目皿は、一定距離だけ昇降可能であって排水口部材から抜けないものとなるため、目皿の盗難や紛失を防止することができるだけでなく、清掃作業も比較的容易である。
特開平9−37975号公報(第3−6頁)
特許文献1に記載された「水槽底部への目皿の装着構造」の場合、排水口部材から目皿を取り外すことができないので、排水口内の清掃作業がやりにくい。また、目皿が破損した場合、目皿のみを交換することができず、排水口本体も交換する必要があるため、メンテナンス性が良くない。
また、特許文献1に記載された「水槽底部への目皿の装着構造」の場合、目皿の上面が開放された状態にあるため、目皿に捕集された髪の毛や異物が目につきやすく、外観性が悪い。また、目皿の貫通孔に異物を挿入するなどの悪戯を誘発しやすい。
本発明が解決しようとする課題は、目皿の盗難や紛失を防止することができ、排水口付近の清掃作業性も良好な排水器具を提供することにある。
本発明の排水器具は、洗面器の排水口に設置される略円筒状の排水口本体の上面開口部に着脱可能な目皿と、上端部が露出した状態で目皿に緩挿された支軸と、排水口本体内にその直径方向に設けられた十字状の係止部に着脱可能に係合させるため支軸の下端部に設けられた係合部材と、支軸を介して係合部材に特定の動きを与えたときのみ係合部材が係止部に着脱する特定着脱手段と、を備えたことを特徴とする。
ここで、緩挿とは、支軸がその軸心方向に移動可能およびその軸心中心に回転可能な状態に目皿を貫通している状態をいい、特定の動きとは、支軸の軸心方向の移動、前記軸心回りの回転、あるいはこれらの移動および回転を組み合わせた動きをいう。
このような構成とすることにより、本発明の排水器具は、排水口本体の開口部に着脱可能な目皿に上端部が露出した状態で緩挿された支軸の下端に係合部材が設けられた構造となる。したがって、目皿を上にした状態で排水口本体の開口部に係合部材を差し込み、支軸を介して係合部材に特定の動きを与えて、係合部材を排水口本体内の係止部に係合させた後、目皿を開口部に嵌入すれば、排水器具を排水口本体に装着することができる。
支軸は排水口本体に対して昇降、回転可能であるが、支軸を介して係合部材に特定の動きを与えない限り、排水口本体内の係止部から係合部材が離脱しないので、目皿の盗難や紛失を防止することができる。なお、支軸および係合部材は一体的構造であるため、排水口本体内の係止部に係合部材を着脱する場合、目皿の上方に露出する支軸を手動操作することによって係合部材に特定の動きを与えることができる。このため、特定着脱手段の着脱操作を知っている関係者、例えば、施工業者や清掃担当者であれば容易に着脱操作をすることができる。
この場合、前記係合部材は、係止部の一部が嵌入離脱可能な凹部を有するものとし、前記特定着脱手段として、支軸を介して係合部材を支軸中心に回転させたときのみ係止部の一部が嵌入離脱可能な位置に凹部を設けることができる。このような構成とすれば、目皿を上にした状態で排水口本体の開口部に係合部材を差し込み、支軸を介して係合部材を回転させ凹部に係止部を嵌入させた後、目皿を排水口本体の開口部に嵌入すれば、排水器具を排水口本体に装着することができる。装着後は、支軸を介して係合部材を支軸中心に逆回転させない限り、排水口本体の係止部から係合部材が離脱することはないので、目皿の盗難や紛失を有効に防止することができる。
この場合、一対の係合部材を排水口本体の軸心を挟んで互いに対向するように配置することもできる。このような配置とすれば、複数の係合部材が係止部に係合されるため、より確実な係合状態を得ることができる
一方、前記係合部材は、係止部の一部が通過可能な切欠部を有し、切欠部を通過して係止部の一部が挿通された状態で昇降可能なものとし、特定着脱手段として、支軸を介して係合部材をその最上位置と最下位置の間に保持して支軸中心に回転させたときのみ係止部の一部が通過可能な位置に切欠部を設けることもできる。
このような構成とすれば、当該排水器具は、排水口本体の開口部に着脱可能な目皿に先端部が露出した状態で緩挿された支軸の下端部に係合部材が設けられた構造となる。したがって、目皿を上にした状態で係合部材を排水口本体の開口部から内部に差し込み、支軸を介して係合部材に特定の動きを与えて、係合部材を排水口本体内の係止部に係合させた後、目皿を排水口本体の開口部に嵌入すれば、排水水器具が排水口本体に装着される。
支軸は排水口本体に対して昇降可能であるが、支軸を介して係合部材に特定の動きを与えない限り、排水口本体内の係止部から係合部材が離脱しないので、目皿の盗難や紛失を防止することができる。また、露出した支軸の上端部を手動操作して係合部材に特定の動きを与えれば、係合部材が排水口本体内の係止部から離脱して、排水器具を排水口本体から取り外すことができるため、排水口本体の清掃作業性も良好である。
また、前記係合部材をその最上位置と最下位置の間の特定高さに保持した不安定な状態で支軸を軸心中心に回転させたときのみ、当該係合部材が係止部に着脱可能となるため、特定着脱手段の着脱機能が関係者以外の不特定人に容易に気付かれることがなくなり、目皿の盗難や紛失をより確実に防止することができる。
この場合、一対の前記係合部材を排水口本体の軸心を挟んで互いに対向するように配置することが望ましい。このような配置とすれば、複数の係合部材が係止部に係合されるため、より確実な係止状態を得ることができるほか、支軸を昇降させる際の安定性、操作性も向上する。
ここで、前記支軸の上端部に傘形状のカバー部材を設けることもできる。このような構成とすれば、目皿の上方に傘形状のカバー部材が位置し、目皿の上面部分がカバー部材で覆われた状態となるため、目皿に捕集された髪の毛や異物が目につき難くなり、外観性が向上する。さらに、カバー部材は支軸とともに昇降可能、回転可能であるため、操作性も向上し、排水口付近の清掃作業性も良好である。
さらに、係合部材を支軸に着脱可能な構造とすることもできる。このような構造とすれば、排水口本体から取り外した排水器具を、さらに、目皿と、その他の部材(カバー部材付きの支軸、係合部材)とに分解することが可能となるため、排水器具自体の清掃性、メンテナンス性が向上する。
洗面器の排水口に設置される略円筒状の排水口本体の上面開口部に着脱可能な目皿と、上端部が露出した状態で目皿に緩挿された支軸と、排水口本体内にその直径方向に設けられた十字状の係止部に着脱可能に係合させるため支軸の下端部に設けられた係合部材と、支軸を介して係合部材に特定の動きを与えたときのみ係合部材が係止部に着脱する特定着脱手段と、を備えたことにより、目皿の盗難や紛失を防止することができ、排水口付近の清掃作業性が良好となる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態である排水器具について詳しく説明する。図1は本発明の実施の形態である排水器具を洗面器に取り付けた状態で示す正面図であり、図2は図1に示す排水器具の斜視図であり、図3は図1に示す排水器具の分解斜視図であり、図4,図5は図2におけるA−A線断面図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態の排水器具1は、オーバーフロー通水路3を有する洗面器2の排水口4にパッキン13およびナット14で設置される略円筒状の排水口本体5の上面開口部5aに着脱可能な目皿6と、この目皿6の中心部を貫通する挿通孔6bにその軸心方向に移動可能に配置された支軸7と、支軸7の上端部に設けられた傘形状のカバー部材8と、支軸7の下端に雄ねじ9で固定された係合部材10a,10bとを備えている。係合部材10a,10bは角枠形状であり、それぞれの一部に切欠部11a,11bが設けられている。
目皿6には、その軸心方向に貫通する複数の貫通孔6aが、中心部にある挿通孔6bの回りに等間隔に配置され、目皿の側壁外周にはOリング12が装着されている。排水口本体5の側壁には、オーバーフロー通水路3を経由して流れてくる排水を導入するための開口部5cが軸心を挟んで互いに対向する位置に開設されている。また、目皿6の貫通孔6aおよび開口部5cから排水口本体5に流れ込んだ排水を外部へ送給するための排水管15が排水口本体5の下端に接続されている。
支軸7の下端に固定された係合部材10a,10bは、排水口本体5内にその直径方向に設けられた十字状の係止部5bに昇降可能に係合させるための部材である。そして、これらの係合部材10a,10bに、支軸7を介して、後述する特定の動きを与えたときのみ、これらの係合部材10a,10bが係止部5bに着脱する特定着脱手段として、それぞれ係止部5bが通過可能な切欠部11a,11bが設けられている。また、カバー部材8と目皿6との距離を一定に保つため、支軸7のカバー部材8寄りの部分には、挿通孔6bの内径より外径の大きなストッパ部7a(図5参照)が設けられている。
このように、本実施形態の排水器具1は、洗面器2の排水口4に取り付けられた排水口本体5の上面開口部5aに着脱可能な目皿6の挿通孔6bを支軸7が移動可能および回転可能に貫通し、この支軸7の上端部に傘形状のカバー部材8、下端部に係合部材10a,10bが設けられた構造となる。
したがって、図3に示すように、カバー部材8を真上にした状態で真下に向けた係合部材10a,10bを排水口本体5の上面開口部5aから内部に差し込み、係合部材10a,10bの切欠部11a,11bが、係止部5bと同じ高さになるまで係合部材10a,10bを下降させ、その状態を保ちながら係合部材10a,10bを支軸7を中心に平面視で時計回りに回転させると、それぞれの切欠部11a,11bが係止部5bを通過して、角枠形状の係合部材10a,10bの内部に係止部5bが位置する。
この後、係合部材10a,10bをそのまま下降させると、係合部材10a,10b内に係止部5bが位置した状態で切欠部11a,11bが係止部5bより下へ移動する。この後、目皿6を上面開口部5aに嵌入させれば、支軸7のストッパ部7aが目皿6の挿通孔6bの上面に位置した時点で支軸7が保持され、排水器具1の装着が完了する。
このように、係合部材10a,10bを排水口本体5の上面開口部5aから一定深さまで内部に差し込んで時計回りに回転させた後、そのまま下降させるという特定の動きを与えることにより、係合部材10a,10bを排水口本体5内の係止部5bに係合させ、目皿6を上面開口部5aに嵌入させれば、図2および図4に示す状態で排水器具1を排水口本体5に取り付けることができる。また、このような取付操作は、カバー部材8を手指で掴んで支軸7を動かすことによって行うことができる。
排水口本体5に取り付けられた排水器具1においては、図4に示すように、ストッパ部7aにより、目皿6から一定距離上方にカバー部材8が位置する状態が保たれるため、洗面器2(図1参照)内の水は目皿6とカバー部材8との隙間を経由して排水口本体5内へ流入することができる。
図4に示すように、カバー部材8は支軸7とともに昇降可能であるが、カバー部材8を手指で操作して係合部材10a,10bに対して前述した特定の動きと逆の動きを与えない限り、係合部材10a,10bは、排水口本体5内の係止部5bから離脱することがないので、目皿6やその他の部材の盗難や紛失を防止することができる。
また、目皿6の上方に傘形状のカバー部材8が常に位置し、目皿6の上面が覆われた状態となっているため、目皿6に捕集された髪の毛や異物が目につき難く、外観性も優れている。さらに、カバー部材8は支軸7とともに排水口本体5に対して昇降可能および回転可能であるため、図5に示すようにカバー部材8を持ち上げれば、目皿6上に溜まった異物や落下物を簡単に除去することができ、排水口付近の清掃作業性も極めて良好である。
さらに、係合部材10a,10bに前述した特定の動きと逆の動きを与えて係合部材10a,10bを排水口本体5内の係止部5bから離脱させれば、排水器具1を排水口本体5から取り外すことができるため、排水口本体5の清掃作業性も良好である。
なお、カバー部材8、支軸7および係合部材10a,10bは一体的構造をなしているため、排水口本体5内の係止部5bに係合部材10a,10bを着脱する場合、目皿6の上方に位置するカバー部材8を手で掴んで特定の昇降操作および回転操作を行えば、支軸7を介して係合部材10a,10bに係合方向あるいは離脱方向の特定の動きを与えることができる。したがって、このような特定着脱手段の着脱操作を知っている関係者、例えば、施工業者や清掃担当者であれば容易に着脱操作をすることができる。
本実施形態では、前述したように、係合部材10a,10bとして、排水口本体5の係止部5bの一部が通過可能な切欠部11a,11bを有し、切欠部11a,11bを通過して係止部5bの一部が挿通された状態で昇降可能な角枠形状の係合部材10a,10bを設けている。また、前記特定着脱手段として、この係合部材10a,10bをその最上位置(図5の状態)と最下位置(図4の状態)の間に保持して支軸7を中心に回転させたときのみ係止部5bの一部が通過可能な位置に切欠部11a,11bを設けている。
したがって、係合部材10a,10bをその最上位置と最下位置の間に保持した不安定な状態で支軸7を中心に回転させたときのみ、係合部材10a,10bが係止部5bに着脱可能である。このため、特定着脱手段の着脱機能が関係者以外の不特定人に容易に気づかれることがなく、目皿6の盗難や紛失をより確実に防止することができる。
また、一対の係合部材10a,10bは同じ形状であり、排水口本体5の軸心を挟んで互いに対向するように配置しているため、複数の係合部材10a,10bが係止部5bに係合されることとなり、確実な係止状態を得ることができるだけでなく、カバー部材8を昇降させる際の安定性、操作性も良好である。
さらに、係合部材10a,10bは雄ねじ9を用いて支軸7に着脱可能に固定されているため、排水口本体5から取り外した排水器具1を、さらに、目皿6と、カバー部材8つきの支軸7と、係合部材10a,10bとに分解することができるため、排水器具1自体の清掃性、メンテナンス性も優れている。
本実施形態では係合部材10a,10bは、それぞれ切欠部11a,11bを有する角枠形状であるが、この形状に限定するものではないので、係止部5bの一部が通過可能な切欠部を有するものであれば、丸枠形状、楕円枠形状、長円枠形状、不定形枠形状などとすることもできる。
次に、図6〜図8を参照して、本発明のその他の実施の形態である排水器具20,30について説明する。なお、図6〜図8において、図1〜図5の符号と同じ符号を付している部材は、前述した排水器具1の構成部材と同じ機能、効果を発揮する部分であり、説明を省略する。
図6に示す排水器具20においては、支軸27の上端部27aが露出した状態で目皿6の挿通孔6bに昇降可能および回転可能に緩挿されている。上端部27aは、挿通孔6bの内径よりも広がったフランジ形状をなしているので、図6に示すように、支軸27は、その上端部27aが目皿6の上面から突出した状態に保たれている。
排水口本体5に対する排水器具20の装着、離脱手順および機能などは、排水器具1と同様であり、上端部27aを手指で掴んで昇降、回転操作することにより支軸27を介して係合部材10a,10bに特定の動きを与えることができる。排水器具20の場合、上部カバー部材8(図4参照)がないので、目皿6上面の清掃がしやすく、上部カバー部材8と排水口本体5の上面開口部5aとの隙間に異物が挟まることもない。その他の機能、効果などは排水器具1と同様である。
一方、図7,図8に示す排水器具30においては、支軸37の下端部に、排水器具1における係合部材10a,10bの代わりに係合部材31a,31bを取り付けている。係合部材31a,31bはそれぞれ、係止部5bの一部が嵌入離脱可能な凹部32a,32bを有しており、特定着脱手段として、支軸37を介して係合部材31a,31bを支軸37中心に回転させたときのみ係止部5bの一部が嵌入離脱可能な位置に凹部32a,32bを設けている。
このような構成とすれば、目皿6を上にした状態で排水口本体5の上面開口部5aに係合部材31a,31bを差し込み、支軸37を介して係合部材31a,31bを回転させそれぞれの凹部32a,32bに係止部5bを嵌入させた後、目皿6を排水口本体5の上面開口部5aに嵌入すれば、排水器具30を排水口本体5に装着することができる。
排水器具30を排水口本体5に装着した後は、カバー部材8を手指で掴んで支軸37を介して係合部材31a,31bを支軸37中心に逆回転させない限り、排水口本体5の係止部5bから係合部材31a,31bが離脱することはないので、目皿6などの盗難や紛失を有効に防止することができる。その他の機能、効果などは排水器具1と同様である。
また、一対の係合部材31a,31bは同じ形状であり、排水口本体5の軸心を挟んで互いに対向するように配置しているため、複数の係合部材31a,31bがそれぞれ係止部5bに係合されることとなり、確実な係止状態を得ることができる。
さらに、係合部材31a,31bは雄ねじ9を用いて支軸7に着脱可能に固定されているため、排水口本体5から取り外した排水器具1を、さらに、目皿6と、カバー部材8付きの支軸7と、係合部材31a,31bとに分解することができるため、排水器具1自体の清掃性、メンテナンス性も優れている。
なお、本実施形態においては、係合部材31a,31bに設けられた凹部32a,32bは、図8に示すようにコ字状の湾形状をなしているが、この形状に限定するものではないので、係止部5bの一部が嵌入離脱可能な形状であれば、その他の形状とすることもできる。
本発明の排水器具は、水溜め機能を有しない洗面器や手洗い器などの排水口に取り付けて使用することができる。
本発明の実施の形態である排水器具を洗面器に取り付けた状態で示す正面図である。 図1に示す排水器具の斜視図である。 図1に示す排水器具の分解斜視図である。 図2におけるA−A線断面図である。 図2におけるA−A線断面図である。 その他の実施の形態である排水器具を示す垂直断面図である。 その他の実施の形態である排水器具を示す垂直断面図である。 図7におけるB−B線断面図である。
符号の説明
1,20,30 排水器具
2 洗面器
3 オーバーフロー通水路
4 排水口
5 排水口本体
5a 上面開口部
5b 係止部
5c 開口部
6 目皿
6a 貫通孔
6b 挿通孔
7,27,37 支軸
7a ストッパ部
8 カバー部材
9 雄ねじ
10a,10b,31a,31b 係合部材
11a,11b 切欠部
12 Oリング
13 パッキン
14 ナット
15 排水管
27a 上端部
32a,32b 凹部

Claims (6)

  1. 洗面器の排水口に設置される略円筒状の排水口本体の上面開口部に着脱可能な目皿と、上端部が露出した状態で前記目皿に緩挿された支軸と、前記排水口本体内にその直径方向に設けられた十字状の係止部に着脱可能に係合させるため前記支軸の下端部に設けられた係合部材と、前記支軸を介して前記係合部材に特定の動きを与えたときのみ前記係合部材が前記係止部に着脱する特定着脱手段と、を備えたことを特徴とする排水器具。
  2. 前記係合部材は、前記係止部の一部が嵌入離脱可能な凹部を有し、前記特定着脱手段として、前記支軸を介して前記係合部材を前記支軸中心に回転させたときのみ前記係止部の一部が嵌入離脱可能な位置に前記凹部を設けた請求項1記載の排水器具。
  3. 前記係合部材は、前記係止部の一部が通過可能な切欠部を有し、前記切欠部を通過して前記係止部の一部が挿通された状態で昇降可能であり、前記特定着脱手段として、前記支軸を介して前記係合部材をその最上位置と最下位置の間に保持して前記支軸中心に回転させたときのみ前記係止部の一部が通過可能な位置に前記切欠部を設けた請求項1記載の排水器具。
  4. 一対の前記係合部材を前記排水口本体の軸心を挟んで互いに対向するように配置した請求項2または3記載の排水器具。
  5. 前記支軸の上端部に傘形状のカバー部材を設けた請求項1〜4のいずれかに記載の排水器具。
  6. 前記係合部材が前記支軸に着脱可能である請求項1〜5のいずれかに記載の排水器具。
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