JP2011208486A

JP2011208486A - 洗面及び手洗用ボウル等の排水栓装置

Info

Publication number: JP2011208486A
Application number: JP2010093478A
Authority: JP
Inventors: Hirotaka Ito; 弘貴伊藤
Original assignee: Japan Alpha Co Ltd
Current assignee: Japan Alpha Co Ltd
Priority date: 2010-03-30
Filing date: 2010-03-30
Publication date: 2011-10-20
Anticipated expiration: 2030-03-30
Also published as: JP5633840B2

Abstract

【課題】下流に向かい口径を漸次縮径した排水口が形成されたボウルでは、ボウルが陶器である場合、口径を漸次縮径した排水口の寸法精度が出し難くばらつくため、そのような排水口に排水栓を位置させるとは座りが悪く、また、密着が良くなく、栓体の開閉に支障を来たすことになる。そして、排水口の下端部内周側に嵌入凹部を設けてその上方に覆部を形成し、排水管継手との接続がされるようにしても、その継目に水垢等が溜り、汚れを生じて見栄えがよくない。
【解決手段】排水口が、下流に向かい口径を漸次縮径して形成され、その排水口の下端部を排水管継手へ接続される排水口金具と締付ナットとで挟持する洗面及び手洗用ボウル等において、栓体が排水口金具とで排水の開閉をする位置に設けられ、該栓体には、その上面と下面とにそれぞれ上支柱と下支柱とを形成し、排水口を覆う蓋体が上支柱を介して備えられている洗面及び手洗用ボウルの排水栓装置である。
【選択図】図１

Description

本発明は、排水口が下流に向かい口径を漸次縮径して形成され、その排水口の下端部を排水管継手へ接続される排水口金具と締付ナットとで挟持する洗面及び手洗用ボウル等における排水栓装置に係るものである。

従来、排水栓装置は、洗面及び手洗用ボウル等の排水口が排水口穴に排水口金具を挿通し、締付ナットの螺合で排水口穴を挟持して形成され、このような排水口に排水栓が設けられたものである。
しかし、この排水口は、排水口金具のフランジ部がボウル底面に露出されており、ボウル底面とこのフランジ部との境目にゴミが溜り易く、そして汚れ易く、目立ち易いので、頻繁に掃除しなければならなかった。

そこで、下流に向かい口径が漸次縮径される排水口にし、その下端部内周側に嵌入凹部を設け、その上方に覆部を形成して、該嵌入凹部に排水管継手の上端部が嵌入され、一方、該排水管継手にはフランジ部が形成され、該フランジ部でボウル下面を支持固定するようにしている。
そして、このような口径が漸次縮径される排水口に排水栓を位置させるものであって、排水口下端部と排水管継手との境目が見えないようにしたものである（特許文献１）。

特開２００９−７９３８４

排水口穴に排水口金具を挿通し、該排水口金具と締付ナットとで挟持する排水口にあっては、排水口金具が露出され、その上、該排水口金具とボウルとの境目が汚れ易く、見栄えがよくない。
また、排水口が、下流に向かい口径を漸次縮径して形成され、その下端部の嵌入凹部に排水管継手を嵌入接続した、このような口径を漸次縮径した排水口に排水栓を位置させている排水栓装置は、ボウルが陶器である場合には、口径を漸次縮径した排水口の寸法精度が出し難くてばらつき、ばらつきのある排水口は排水栓の座りが悪く、密着にも不足を生じ、支障のない排水栓の開閉が困難する。

そこで、本発明は、下流に向かい口径を漸次縮径して形成され、その排水口の下端部を排水口金具と締付ナットとで挟持する洗面及び手洗用ボウル等にし、下流に向かい口径を漸次縮径する排水口の下端部に位置する排水口金具は、一応、隠れて見え難くなっているが、−層、排水口金具を見えないようにするため、排水口を覆う蓋体が排水の流れを妨げないよう栓体に備えられる排水栓装置を得ることにある。

本発明の洗面及び手洗用ボウル等の排水栓装置は、排水口が、下流に向かい口径を漸次縮径して形成され、その排水口の下端部を排水管継手へ接続される排水口金具と締付ナットとで挟持する洗面及び手洗用ボウル等において、栓体が排水口金具とで排水の開閉をする位置に設けられ、該栓体には、その上面と下面とにそれぞれ上支柱と下支柱とを形成し、排水口を覆う蓋体が該栓体の上支柱を介して備えられているものである。

本発明の洗面及び手洗用ボウル等の排水栓装置は、レリースワイヤの作動部が支持部材によって排水管内に支持固定され、該作動部の作動で昇降する栓体には、その下支柱に栓体及び蓋体の昇降をガイドするヘアーキャッチャーが組まれているものである。

本発明の洗面及び手洗用ボウル等の排水栓装置は、ヘアーキャッチャーが、捕集ネットと支持筒体とでなり、該支時筒体の上端方には、その筒体内に栓体の下支柱が弾性リング介在させて装填され、支持筒体の下端方には、レリースワイヤの作動部外周側を摺動するガイド部が形成されており、遠隔操作による作動部のシャフトの出没作動に伴ない、ヘアーキャッチャーが支持筒体のガイド部によって作動部を摺動ガイドして昇降されると共に栓体及び蓋体が昇降されるものである。

排水口が、下流に向かい口径を漸次縮径して形成され、その排水口の下端部を締付ナットとで挟持する排水口金具は、口径を漸次縮径した排水口の下端部に位置する為に見え難くなっている。しかし、見え難くしたものの、ボウルと排水口金具との境目にゴミが溜り、水垢等での汚れが目立ち見苦しくなる可能性がある。そこで、排水口を覆う蓋体が設けられ、これら汚れを隠して見栄え良くすることが出来る。
更に、排水口が、寸法精度を出し難い陶器等のボウルである場合、排水口の寸法にばらつきがあっても、栓体とで排水の開閉がされるのは排水口金具であって、下流に向かい口径を漸次縮径した下端部に位置して見難くされた排水口金具が、寸法精度を出し易く、栓体の排水口金具との座りがよくできるので、密閉性による容易な且つ正確な開閉をすることができる。

また、レリースワイヤの作動部が支持部材によって排水管継手内に支持固定され、該作動部の作動で昇降する栓体には、その下支柱に栓体及び蓋体の昇降をガイドするヘアーキャッチャーが組まれているので、遠隔操作により栓体の開閉、及び栓体と蓋体の昇降が円滑に、そして、安定した形態で出来、全く違和感なく使用できる。

口径を漸次縮径したその排水口の下端部が、排水口金具と締付ナットとで挟持されている洗面及び手洗用ボウル等の排水栓装置における蓋体が備えられた栓体の開閉状態を示す状態図である。

本発明の洗面及び手洗用ボウル等の排水栓装置は、図１に示す如く、洗面及び手洗用ボウル１が、下流に向かい口径を漸次縮径して形成した排水口２を設け、該排水口の下端部２１が排水口金具３と締付ナット４とによって挟持締着されている。遠隔操作するレリースワイヤ８の作動部８１が支持部材７によって支持固定され、該作動部の作動で昇降する栓体１０には、その下面に下支柱１３を、上面に上支柱１２を形成し、排水口２を覆う蓋体１１が該栓体の上支柱１２を介して備えられている。

本発明の洗面及び手洗用ボウル等の排水栓装置は、レリースワイヤ８の作動部８１が支持部材７によって排水管継手５内に支持固定され、該作動部の作動で昇降する栓体１０には、その下支柱１３に栓体１０及び蓋体１１の昇降をガイドするヘアーキャッチャー９が組まれている。

本発明の洗面及び手洗用ボウル等の排水栓装置は、ヘアーキャッチャー９が捕集ネットと支持筒体９１とでなり、該支時筒体の上端方には、その筒体内に栓体１０の下支柱１３が弾性リング１４を介在させて装填され、支持筒体９１の下端方には、レリースワイヤ８の作動部８１外周側を摺動するガイド部９３が形成されており、遠隔操作による作動部８１のシャフト８１１の出没作動に伴ない、ヘアーキャッチャー９が支持筒体９１のガイド部９３によって作動部８１を摺動ガイドして昇降されると共に栓体１０及び蓋体１１が昇降される。

レリースワイヤ８による遠隔操作で作動部８１のシャフト８１１が押出されると、栓体１０の下支柱１３を装着し、作動部８１の外側を摺動するヘアーキャッチャー９の支持筒体９１が押上げられ、該ヘアーキャッチャー９によって栓体１０及び蓋体１１の昇降がガイドされる。そして、ヘアーキャッチャー９の支持筒体９１に装着された下支柱１３によって栓体１０を上げ、それと同時に、上支柱１２を介して蓋体１１が上げられ、一層、排水口２より離間させることになり、排水の流れを易くする。

本発明の洗面及び手洗用ボウル等の排水栓装置は、栓体１０が下流に向かい口径を漸次縮径して形成された排水口２の下端部を排水口金具３と締付ナット４とで挟持し、該排水口金具が、口径を漸次縮径して形成した排水口２の下端部２１に位置するので、排水口金具３と排水口２との境目に溜るゴミや水垢で生じる汚れ等を、一応は見え難くしているが、栓体１０に支柱１２を介して備えられた排水口２を覆う蓋体１１をもって全く見えないように隠すことができ、見栄えよくできることになる。
しかも、排水口金具３は、寸法精度を出し易いので、栓体１０の座りがよく、密着もよく、よって、確実で正確な開閉ができる。

１洗面及び手洗用ボウル
２排水口
２１下端部
３排水口金具
４締付ナット
５排水管継手
６締結ナット
７支持部材
８レリースワイヤ
８１作動部
８１１シャフト
９ヘアーキャッチャー
９１支持筒体
９２捕集ネット
９３ガイド部
１０栓体
１１蓋体
１２上支柱
１３下支柱
１４弾性リング

Claims

排水口が、下流に向かい口径を漸次縮径して形成され、その排水口の下端部を排水管継手へ接続される排水口金具と締付ナットとで挟持する洗面及び手洗用ボウル等において、栓体が排水口金具とで排水の開閉をする位置に設けられ、該栓体には、その上面と下面とにそれぞれ上支柱と下支柱とを形成し、排水口を覆う蓋体が該栓体の上支柱を介して備えられていることを特徴とする洗面及び手洗用ボウル等の排水栓装置。
レリースワイヤの作動部が支持部材によって排水管継手内に支持固定され、該作動部の作動で昇降する栓体には、その下支柱に栓体及び蓋体の昇降をガイドするヘアーキャッチャーが組まれていることを特徴とする請求項１記載の洗面及び手洗用ボウル等の排水栓装置。
ヘアーキャッチャーが、捕集ネットと支持筒体とでなり、該支時筒体の上端方には、その筒体内に栓体の下支柱が弾性リングを介在させて装填され、支持筒体の下端方には、レリースワイヤの作動部外周側を摺動するガイド部が形成されており、遠隔操作による作動部のシャフトの出没作動に伴ない、ヘアーキャッチャーが支持筒体のガイド部によって作動部を摺動ガイドして昇降されると共に栓体及び蓋体が昇降されることを特徴とする請求項２記載の洗面及び手洗用ボウル等の排水栓装置。