JP2008207175A - 浄水器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】蛇口から原水を受け入れる浄水器本体2と、浄水器本体2に着脱自在に設けられ原水を浄化する浄水カートリッジ4とを備えた浄水器において、浄水カートリッジ4の下面から延出する浄水出口48と、浄水器本体2に設けられ浄水カートリッジ4を上方から装着可能なベース部11と、ベース部11の上面から浄水器本体2の下面に貫通する案内孔21とを備え、浄水カートリッジ4をベース部11に装着することで、浄水出口48が案内孔21を介して浄水器本体2の下面に露出することを特徴とする。
【選択図】図2
Description
この従来の浄水器では、カートリッジの下面に出口管路が設けられており、カートリッジの交換によって出口管路も同時に交換されることとなるため、出口管路を定期的に洗浄しなくても出口管路を清潔に保つことができるようになっている。
また、カートリッジの落下を防止すべく、例えばカートリッジを浄水器本体の上面で支持した場合、カートリッジが剥離方向に変位するのを防止することができるものの、カートリッジ下面に出口管路を設けるスペースが確保されていないため、通常は、浄水器本体側に出口管路を設けるか又はカートリッジの出口管路を迂回させて下方に導くことになる。そして、前者の浄水器本体の下面に出口管路を設けた場合には、実質的に出口管路の交換ができなくなるので、出口管路を清潔に保つためには定期的にメンテナンスを行う必要があり、後者のカートリッジの出口管路を迂回させて下方に導く場合には、浄水器の外面に管路が配索されるので外観品質が低下してしまう。
また、浄水カートリッジの下面から出口管路が延出して設けられていることで、浄水カートリッジの交換時に出口管路も同時に交換されることとなるため、浄水カートリッジを交換する度に出口管路が新しくなり、したがって、出口管路の洗浄などのメンテナンスの頻度を低減することができる効果がある。
さらに、浄水カートリッジに設けられた出口管路を迂回させることなしに案内通路を通じて浄水器本体の下面に直接導くことができるため、通常使用時に使用者から出口管路が見えることがなく外観品質を向上させることができる。
また、入口管路と出口管路とが二重管を呈しているので、出口管路と入口管路とを離間して設けた場合と比較してシールを簡単な構造で構成することが可能になるとともに、浄水カートリッジの中心軸に対して略対称な構造にすることができるため、部品形状が複雑化するのを防止できる効果がある。
さらに、二重管により浄水カートリッジの出口管路と入口管路とが一箇所に集約されるため、浄水カートリッジの接続機構および装着部の接続機構をコンパクトに形成することができる効果がある。
さらに、前後対称な位置で浄水カートリッジを装着部に装着することができるため、浄水カートリッジを2通りの位置で装着することができ、したがって、1通りの位置でしか装着できない場合よりも容易に装着することができる効果がある。
また、浄水カートリッジを取り外す際には、シール部材が縦面と対抗した状態からテーパ面に対抗した状態になった時点で、原水供給口の縦面と入口管路との間で押しつぶされていたシール部材が復元しようとしてテーパ面の垂直方向に浄水カートリッジを持ち上げるため、浄水カートリッジの取り外しを容易に行うことができる効果がある。
また、弁体150が略円筒状に形成されていることで、例えば、従来のロータリー弁では、弁体の内部に個別に通路が形成されていることで形状が複雑になったり、複数の部品を組み合わせたりしているため部品点数が増加したりする問題があったが、簡単な形状でロータリー弁を構成することができるとともに組み立てが容易になるため、組み立て作業の負担を軽減できるとともにコストの増加を抑制することができる。
また、略円筒状の弁体150の軸線をケース本体5の長手方向に沿って配置しているため、ケース本体5の前後方向の寸法を抑制することが可能となり、更なる設計自由度の向上を図ることができる。
図8〜10に示すように、ベース部11の溝31内に設けられたバヨネット接続部35は、案内孔21の中心に対して点対称に形成された一対の爪60,60を備えている。この爪60,60はそれぞれ浄水器本体2の前後位置に配置されており、溝31の外側の内周面59の上部から内側に向かってバヨネットの回転角度が60°〜90°(例えば、図8中ではθ=80°程度)となる範囲に渡って突出して形成されている。
さらに、浄水カートリッジ4に設けられた浄水出口48が案内孔21を通じて浄水器1の下面に露出されるため、外観品質を向上させることができる。
また、必要に応じて開口端部53を下部ケーシング5bよりも下方に突出して設けてもよく、このようにした場合、開口端部53周縁に液溜りが生じるのを確実に防止することが可能となる。
さらに、浄水カートリッジ4の内側容器54に吸着剤である活性炭Cと濾過膜である中空糸Fとを収容した場合について説明したが、これに限られるものではなく、いずれか一方のみを設けるようにしたり、他の薬剤等を加えたりしてもよい。さらに、吸着剤は活性炭Cに限られず、濾過膜は中空糸Fに限られるものではない。
2 浄水器本体
3 蛇口
4 浄水カートリッジ
11 ベース部(装着部)
12 通路
13 ロータリー弁(切換弁)
14 原水吐出ポート(ポート)
15 シャワー吐出ポート(ポート)
16 原水供給ポート(ポート)
21 案内孔(案内通路)
23 縦壁
25 原水供給口
29 テーパ面
35,51 バヨネット接続部
43 窓
45 原水入口(入口管路)
47,49 Oリング(シール部材)
48 浄水出口
53 開口端部
60,70 爪(爪部)
64 傾斜面(案内面)
116 回転軸
150 弁体
150a 下部壁部(壁部)
154〜156 孔
161〜163 孔(連通孔)
164 凸部
Claims (10)
- 蛇口から原水を受け入れる浄水器本体と、該浄水器本体に着脱自在に設けられ前記原水を浄化する浄水カートリッジとを備えた浄水器において、前記浄水カートリッジは、下面から延出する出口管路を備え、前記浄水器本体は、前記浄水カートリッジを上方から装着可能な装着部を備え、該装着部は、前記出口管路を挿通して該出口管路の開口端部を前記浄水器本体の下面に露出可能な案内通路を備えていることを特徴とする浄水器。
- 前記浄水カートリッジは、該浄水カートリッジの中心軸と重なる位置に軸線を有した入口管路と、該入口管路の内側を通る前記出口管路とからなる二重管を備え、前記装着部は、前記案内通路の上部に該案内通路よりも拡径して形成され、且つ、前記入口管路が接続可能な原水供給口を備えていることを特徴とする請求項1に記載の浄水器。
- 前記浄水カートリッジは、回転角が60°〜90°に設定されたバヨネット接続部を介して前後対称な位置で前記装着部に装着可能に構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の浄水器。
- 前記浄水カートリッジの側壁には、前記浄水カートリッジの装着状態で前記浄水カートリッジの前方側または後方側に配置され、浄水カートリッジの内部を目視可能な窓が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の浄水器。
- 前記出口管路の開口端部の周縁と前記入口管路の周縁とには、それぞれシール部材が設けられていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の浄水器。
- 前記案内通路には、前記原水供給口よりも低い位置に、前記出口管路の前記シール部材に密接する縦壁を備えていることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の浄水器。
- 前記原水供給口の内周面は、前記シール部材に密接する縦面と、前記原水供給口の上周縁に設けられたテーパ面とを備えていることを特徴とする請求項5または6に記載の浄水器。
- 前記装着部のバヨネット接続部と、前記浄水カートリッジのバヨネット接続部とは、相対的な回動によって係合および係合解除が可能な爪部を備え、前記装着部は、前記爪部が係合解除となる位置で前記装着部と前記浄水カートリッジとが離間する方向に前記浄水カートリッジの爪部を変位させる案内面を備えていることを特徴とする請求項3〜7のいずれかに記載の浄水器。
- 前記浄水器本体内に、原水を受け入れる原水受入口から原水を連通させる通路と、複数のポートと、
前記原水受入口から連通する通路との連通状態を回転する弁体により選択的に切り換える切換弁とが設けられ、
前記切換弁の弁体は、前記浄水器本体の中央断面上に回転軸を有した切換操作手段に連係して前記複数のポートと対向した状態で前記回転軸の周方向に沿って変位する壁部を備え、
該壁部は、前記切換操作手段の操作位置に対応する前記回転軸の回転位置に応じて前記複数のポートのうちいずれか一つのポートと連通する孔を、各ポート毎に備えることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の浄水器。 - 前記原水受入口から連通する通路を前記切換弁の上方に配置するとともに、前記複数のポートを前記切換弁の下方に配置し、前記壁部の孔と前記複数のポートとの間に帯状に一体成形されたシール部材を設け、該シール部材の前記各ポートの配置に対応する位置に連通孔を設け、該連通孔の周縁に前記壁部側へ突出する凸部を設けたことを特徴とする請求項9に記載の浄水器。
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