JP3820541B2 - 炊飯器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は炊飯器の蒸気放出部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
炊飯器は内釜内に収容された水、米などを加熱手段により加熱し、内釜内の水を沸騰させて炊飯を行う。ここで、炊飯中には内釜内に蒸気が充満し、この蒸気圧が所定の圧力以上に上昇すると、これを外部に放出する必要があるため、蒸気放出手段として蒸気放出装置が蓋体に設けられている。
【0003】
図7は従来の炊飯器を示す縦断面図、図8はその炊飯器の蒸気放出装置を示す縦断面図である。
図において、蒸気放出装置は、炊飯器本体41に開閉自在に装着された蓋体42に形成された収容部43と、この収容部43に蓋体42の上面側から着脱可能に収容された蒸気口ユニット50とからなる。
【0004】
蒸気口ユニット50は蒸気口ケース55と蒸気口カバー58で構成される。蒸気口ケース55は上面が開口し、その上端にネジ部51が形成され、下部に突部52が形成されて、その底部から内釜44内に連通する案内筒53を有し、案内筒53上端部に内釜44内の蒸気圧が所定の圧力以上に上昇したときにその圧力で開放してその蒸気を吐出させる弁機能54を有する。蒸気口カバー58はその上面に蒸気排出口57を有し、蒸気口ケース55の上端に形成したネジ部51にパッキン56を介して螺合している。
【0005】
59は突部52の底部に設けられ、突部52内に溜まったおねば液を内釜44内に戻す逆止弁であり、60は蒸気口ユニット50の突部52が嵌入し、内釜44からの蒸気漏れを防止するパッキンである。
【0006】
以上のように構成された蒸気口ユニット50は、炊飯を繰り返すことにより内部におねばの残滓が残留するため、時々取り外して蒸気口ユニット50を清掃する。まず、蒸気口ユニット50の外周を指で押さえて、蓋体42の上方へ引き抜く。次に蒸気口カバー58を反時計方向へ廻してネジ部51の螺合を外して蒸気口ケース55と蒸気口カバー58に分解し、その後、内部を清掃する。
【0007】
清掃が終了すると、蒸気口カバー58を蒸気口ケース55のネジ部51に合わせて時計方向に廻し、パッキン56を締め付けて螺合し、蒸気口ユニット50を組み立てる。その後、蒸気口ユニット50の突部52を蓋体42の収容部43内に挿入し、パッキン60で密閉保持する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の炊飯器では、蒸気放出装置の蒸気口ユニット50の清掃後において、蒸気口ケース55と蒸気口カバー58を螺合し、組み立てた時にネジ部51の締め付けが緩い状態でも収容部43内に取り付けることができ、この場合には蒸気口ケース55と蒸気口カバー58がパッキン56により密閉されない不完全組立の状態で炊飯することになり、パッキン56部より蒸気漏れを発生して所定の圧力を得られず、美味しいご飯を炊くことができなくなるという問題点があった。
また、蒸気口ケース55と蒸気口カバー58がネジ部51で螺合されるため、蒸気口ユニット50の分解組立作業に手間を要するという問題点があった。
【0009】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、蒸気口ユニットの不完全組立を防止し、分解・組立を容易にでき、美味しいご飯を炊くことができる炊飯器を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る炊飯器においては、内釜を収容する炊飯器本体と、この炊飯器本体の開口部を開閉する蓋体と、前記炊飯器本体内に収容される有底筒状の内釜と、前記内釜を加熱する加熱手段と、前記蓋体に設けられた前記内釜と連通する連通穴に、着脱自在に装着される蒸気口ユニットとを備え
前記蒸気口ユニットは、下ケースと、この下ケースと嵌合する上ケースと、この上ケースと前記下ケースを開閉自在に軸支したヒンジ部と、係止突起を有する係止片と、この係止片を回転可能に支持する回転軸と、前記上ケースを上側から押圧したときに前記係止突起に係合する係合部とを備え、前記ヒンジ部に対向して前記下ケースと前記上ケースを係止するロック機構と、前記下ケースの下側の前記ロック機構近傍に前記蓋体の連通穴に挿入する突出部を備えたものである。
【0011】
また、前記蓋体に前記蒸気口ユニットを収容する凹状の収容部を形成し、前記収容部に前記蒸気口ユニットを収納した時に、前記ロック機構を前記収容部の側壁に近接して配置すると共に、前記ヒンジ部を前記収容部の側壁から所定の空隙を設けて配置するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1を示す炊飯器の縦断面図、図2はその炊飯器の平面図、図3はその炊飯器の蒸気口ユニットの縦断面図、図4はその蒸気口ユニットの側面図、図5はその蒸気口ユニットの開放状態を示す縦断面図、図6はその蒸気口ユニットが蓋体にセットされた状態を示す要部縦断面図であり、(a)は蒸気口ユニットが半閉状態で蓋体にセットされた場合を示し、(b)は蒸気口ユニットが完閉状態で蓋体にセットされた場合を示す。
【0013】
図において、1は上部に開口部を有する炊飯器本体、2は上蓋3、下蓋4及び内蓋5からなり、炊飯器本体1の上部開口部を開閉する蓋体であり、上蓋3には平面形状が略楕円形の凹部からなる収容部3aが設けられており、収容部3aには後述する蒸気口ユニット10が着脱自在に収容される。この収容部3aの底部の前部側(以下、図1の炊飯器の配置において、紙面に向って左側を前部側、右側を後部側という)には、後述の蒸気口ユニット10の連結部14が嵌入する貫通穴3bが設けられている。
【0014】
また、貫通穴3bの直下には下蓋4の連結穴4aが設けられており、貫通穴3bと連結穴4aとの間に環状のシール部材4bが配設され、シール部材4bの下端部は内蓋5の内面に密接している。なお、貫通穴3bおよび連結穴4aは連通穴を示す。
さらに、連結穴4aの直下には内蓋5の凹部5aが形成され、この凹部5aには複数の蒸気孔5bが設けられている。また、内蓋5の外周縁には、シールパッキン5cが設けられ、内釜6の外周縁に密接している。
蓋体2内と後述の内釜6内は、シール部材4bとシールパッキン5cにより隔離されている。
【0015】
6は水、米などが収納され炊飯器本体1内に収容される有底筒状の内釜、7は内釜6を発熱して炊飯するための電磁誘導コイル、8は制御部、9は操作部である。10は蓋体2に着脱自在に取り付けられた蒸気口ユニットであり、以下、蒸気口ユニットについて図3〜図5に基づいて詳細に説明する。
【0016】
蒸気口ユニット10は、開閉自在な下ケース11と上ケース25から構成されている。下ケース11は底部12と周壁13により平面形状が円形でほぼ皿状に形成されており、底部12の前部側には蓋体2の貫通穴3b及び連結穴4aに挿入される円筒状の連結部14が突設されている。なお、連結部14は突出部を示す。
15は連結部14の底部の前部側に立設され、蒸気口ユニット10の内部と内釜6とを連通し、内釜6からのおねばを含む蒸気を蒸気口ユニット10内に導く案内筒で、蒸気口ユニット10の空間部に突出形成されている。16は案内筒15の下部に開口して内蓋5の凹部5aに設けた蒸気孔5bを介して内釜6に連通する蒸気入口である。
【0017】
17は連結部14内において案内筒15の後部側に形成されたおねばが溜る溜り凹部である。なお、下ケース11の底部12は溜り凹部17におねばが溜り易いように、後部側から溜り凹部17に向って下降する傾斜面となっている。18は溜り凹部17の底部に設けた開口部で、その周縁部には蒸気口ユニット10内と内蓋5の蒸気孔5bを介して内釜6と連通する複数のおねば戻し穴19が設けられており、このおねば戻し穴19は開口部18に上下動可能に設けられた開閉弁20により開閉される。
【0018】
開閉弁20は頭部20a、柱部20b及び基板20cからなり、柱部20bの外径は開口部18の内径より小さく、かつ、溜り凹部17の底部の厚みより長く形成されており、頭部20aの外径は開口部18の内径より大きく、内釜6内の内圧が低いときは下降して開口部18の上面周縁に係止して脱落を防止し、かつ、おねば戻し穴19を開口状態に保持する。また、基板20cの外径は開口部18の内径より大きく、炊飯中、すなわち、内釜6内の内圧が高いときは上昇してその上面が開口部18の下面周縁に当接し、おねば戻し穴19を閉塞する。なお、この開閉弁20は耐熱性を有し、経年変化しにくい例えばシリコンゴムの如き材料からなり、頭部20a側から開口部18に嵌入される。
【0019】
21は溜り凹部17と後部側周壁13とのほぼ中間部において、蒸気の流れ方向(下ケース11の前後方向)に対して直交して立設された下障壁で、その中央部が後部側に突出した平面形状がほぼく字状に形成され、また、その両側端部と周壁13との間に開口部(図示せず)が形成されている。
【0020】
22は周壁13の上端近傍の後部側から後方に突設した一対の下ケースヒンジ、この下ケースヒンジ22の下面は、下ケース11の外底面より所定の距離(取り外す時、使用者が指を挿入できる程度)に設けてある。
23はロック機構であり、下ケースヒンジ22と対向する周壁13の前部側から前方に設けられ、上部に係止突起23aを有する係止片23bと、この係止片23bを回転可能に支持する周壁13の凹部24に設けた回転軸23cと、係止片23bの下部に設けたバネ23dにより構成されており、係止突起23aはバネ23dにより常時周壁13側へ付勢されている。
【0021】
上ケース25は天板26と周壁27により平面形状が円形の逆皿状に形成されており、天板26の後部側端部には円弧状の蒸気口28が設けられている。なお、この蒸気口28の形状は、円弧状に限定するものではない。29は天板26の前部側に設けられた円筒状の環状障壁(以下、第1の上障壁という)で、下ケース11と上ケース25を結合したときに案内筒15の上部を囲撓し、その下端部には内釜6内の圧力が所定圧力以上となると移動するボール30を保持する断面形状がフロート状のボール受け31が着脱可能に取付けられている。このボール受け31の底部には下ケース11の案内筒15に連通する穴31aと、蒸気を排出する複数の排出穴31bが設けられている。
【0022】
32は蒸気の流れ方向と直交して、下ケース11と上ケース25を結合したときに、下ケース11の下障壁21の前部側で、かつ下障壁21に近接して天板26に設けられた第2の上障壁で、その上端部は第1の上障壁29の後部側の下端部とほぼ等しく形成されており、また、天板26に沿って、下ケース11と上ケース25を結合したときに、その下端部が下ケース11の下障壁21の上端部より上方に位置する開口部33が形成されている。なお、この開口部33の開口面積は、案内筒15の開口面積より大きく形成されている。
【0023】
34は下障壁21の後部側において、第2の上障壁32と蒸気口28との間において天板26に設けた第3の上障壁で、その下端部は、第2の上障壁32に設けた開口部33の上端部より下方に位置するように形成されている。
35は第1の上障壁29と第2の上障壁32の間に天板26に設けた第4の上障壁である。36は周壁27の内側に設けられた凹溝で、弾性を有する中空の環状パッキン37が装着される。なお、上ケース25の天板26は、蒸気口28に向って下方傾斜に形成することが望ましい。
【0024】
38はヒンジ部を示すヒンジ機構であり、周壁27より後部側から後方に突設した上ケースヒンジ38aと、下ケース11の下ケースヒンジ22とにより下ケース11と上ケース25を回転可能に支持した回転軸38bにより構成されている。39は周壁27の前部側に設けた凹状に形成したロック機構23の係止突起23aと係合する凹状の係合部である。
【0025】
上記のような蒸気口ユニット10は、図1に示すように、蓋体2の収容部3a内に収容してその連結部14を上蓋3に設けた貫通穴3bから下蓋4の連結穴4aにシール部材4bを介して挿入し、取り付ける。このとき、連結部14はシール部材4bにより気密に保持され、連結部14の下面は内蓋5に設けた凹部5aと対向する。この時、蒸気口ユニット10のヒンジ機構38の下ケースヒンジ22の底部は、前記蓋体2の収容部3a面と間に指が入るような所定の間隙を保持して取付けられる。
【0026】
次に、蒸気口ユニット10の蓋体3への着脱について、図3、図5、図6に基づいて説明する。
図3において蓋体2にセットされている蒸気口ユニット10は、使用者が蓋体2の収容部3aの後部側から、指を蒸気口ユニット10のヒンジ機構38と収容部3aの間に入れ、ヒンジ機構38側を押し上げると、蒸気口ユニット10の前部側のロック機構23の係止片23bが収容部3aの前部側の壁に当接する。さらにヒンジ機構38側を押し上げると、収容部3aの前部側の壁に当接した係止片23bを支点として回動し、連結部14がシール部材4bから抜けて蒸気口ユニット10は蓋体2から取り外される。
【0027】
その後、ロック機構23の係止片23bを前部側へ引くと、係止突起23aは上ケース25の係合部39からはずれ、上ケース25は図5の様に開放することができる。開放された上ケース25に取付けられているボール受け31を第1の上障壁29から取りはずしボール30、ボール受け31を分解し、分解された蒸気口ユニット10内及びボール30、ボール受け31を清掃する。
清掃後、ボール30、ボール受け31を上ケース25の第1の上障壁29に取付けて、上ケース25をヒンジ機構38の回転軸38bを中心として回動し、ロック機構23部近傍を押圧すると上ケース25の係合部39は係止片23bの係止突起23aに係止されて蒸気口ユニット10が組立てられる。この蒸気口ユニット10を蓋体2の収容部3a内に収容し、上部より押圧すると、連結部14はシール部材4b内に嵌入される。
【0028】
次に、図6の上ケース25が半閉状態、すなわち、上ケース25の係合部39がロック機構23の係止片23bの係止突起23aに係合していない状態で、蒸気口ユニット10を蓋体2へセットする場合について説明する。
図6(a)の状態において、蒸気口ユニット10の連結部14をシール部材4bの開口部にセットして矢印方向より押圧すると、連結部14がシール部材4bに嵌入され、下ケース11の底面が収容部3a面に当接し、さらに押圧すると、上ケース25の係合部39は係止片23bの係止突起23aに係合して蒸気口ユニット10の蓋体2へのセットが完了する。
これにより、上ケース25が半閉状態であっても蓋体2へセットすることにより、上ケース25を確実に全閉状態にすることができる。
【0029】
次に、上記のような蒸気口ユニット10を取付けた炊飯器により炊飯する場合の蒸気口ユニット10の作用について説明する。
水と米を入れた内釜6を炊飯器本体1内に収容して蓋体2を閉じ、操作部9に設けた電源スイッチをONすると、電磁誘導コイル7の作用によって内釜6が加熱され、内釜6内の水が沸騰するとおねばを含んだ蒸気が発生する。このとき、内釜6の内圧が上昇しているため、蒸気口ユニット10の開閉弁20は、押上げられておねば戻し穴19を閉塞しており、このため、おねばを含む蒸気は蒸気入口16から案内筒15を通って蒸気口ユニット10内に導かれる。
【0030】
案内筒15を出たおねばを含む蒸気は内釜6内の圧力によってボール30を押し上げ移動すると蒸気は排出穴31bを通過し、蒸気口ユニット10内を蒸気口28に向かって拡散していき、この間におねばと蒸気が分離されて蒸気は蒸気口28から外部に放出され、おねばは溜り凹部17に溜る。
【0031】
このように、おねばを含む蒸気は、案内筒15から蒸気口28に至る空間内で蒸気とおねばが分離するため、案内筒15と蒸気口28間の距離は長い方が分離し易い。本発明においては、おねばを含む蒸気は、案内筒15を出てから第1の上障壁29、第4の上障壁35、第2の上障壁32、下障壁21及び第3の上障壁34に衝突し、蛇行しながら流れるため案内筒15と蒸気口28間の距離がさらに長くなり、より確実に分離される。この場合、下障壁21より後部側に落下したおねばは、下ケース11の底部12が溜り凹部17に向って低くなるように傾斜しており、かつ、下障壁21は中央部が後部側に突出するほほく字状に形成されているので、下障壁21の両側端面に沿って流動し、両側の開口部を通って溜り凹部17に流入する。
【0032】
その後、加熱が停止して内釜6の内圧が低下すると、開閉弁20は、自重及びおねばの重量によって下降し、おねば戻し穴19を開口する。これにより、溜り凹部17内に溜ったおねばは、おねば戻し穴19から内蓋5の凹部5aに設けた蒸気孔5bを介して内釜6内に落下する。おねばが内釜6内のご飯に戻ることにより、おねばに含まれるおいしさの成分がご飯に与えられて、つやや粘りのあるおいしいご飯を炊くことができる。
【0033】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0034】
蒸気口ユニットは、下ケースと、この下ケースと嵌合する上ケースと、この上ケースと前記下ケースを開閉自在に軸支したヒンジ部と、係止突起を有する係止片と、この係止片を回転可能に支持する回転軸と、前記上ケースを上側から押圧したときに前記係止突起に係合する係合部とを備え、前記ヒンジ部に対向して前記下ケースと前記上ケースを係止するロック機構と、前記下ケースの下側の前記ロック機構近傍に前記蓋体の連通穴に挿入する突出部とを備えたので、蒸気口ユニットを蓋体に装着する時には、蒸気口ユニットの上ケースが半開き状態でもロック機構近傍への押圧により、上ケースと下ケースが確実に係止されるので、蒸気口ユニットからの蒸気漏れの発生が無く、美味しいご飯を炊くことができるとともに、蒸気口ユニットの分解・組立が容易に行える。
【0035】
また、蓋体に蒸気口ユニットを収容する凹状の収容部を形成し、収容部に蒸気口ユニットを収納した時に、ロック機構を収容部の側壁に近接して配置すると共に、ヒンジ部を前記収容部の側壁から所定の空隙を設けて配置するので、蓋体からの蒸気口ユニットの取りはずしも容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す炊飯器の縦断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1を示す炊飯器の平面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1を示す炊飯器の蒸気口ユニットの縦断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1を示す炊飯器の蒸気口ユニットの側面図である。
【図5】 この発明の実施の形態1を示す炊飯器の蒸気口ユニットの縦断面図である
【図6】 この発明の実施の形態1を示す炊飯器の蒸気口ユニットが蓋体にセットされた状態を示す要部縦断面図である。
【図7】 従来の炊飯器を示す縦断面図である。
【図8】 従来の炊飯器の蒸気放出装置を示す縦断面図である。
【符号の名称】
1 炊飯器本体、 2 蓋体、 3 上蓋、 3a 収容部、 3b 貫通穴4 下蓋、 4a 連結穴、 4b シール部材、 5 内蓋、 5a 凹部、 5b 蒸気孔、 5c シールパッキン、 6 内釜、 7 電磁誘導コイル、 8 制御部、 9 操作部、 10 蒸気口ユニット、 11 下ケース、 12 底部、 14 連結部、 15 案内筒、 16 蒸気入口、 17溜り凹部、 18 開口部、 19 おねば戻し穴、 20 開閉弁、 20a 頭部、 20b 柱部、 20c 基板、 21 下障壁、 22 下ケースヒンジ、 23 ロック機構、 23a 係止突起、 23b 係止片、 23c 回転軸、 23d バネ、 24 凹部、 25 上ケース、 26 天板、 27 周壁、 28 蒸気口、 29 円筒状の環状障壁(第1の上障壁)、 30 ボール、 31 ボール受け、31a 穴、 31b 排出穴、 32 第2の上障壁、 33 開口部、 34 第3の上障壁、 35 第4の上障壁、 36 凹溝、 37 環状パッキン、 38 ヒンジ機構、 38a上ケースヒンジ、 38b 回転軸、 39 係合部。

Claims (2)

  1. 内釜を収容する炊飯器本体と、
    この炊飯器本体の開口部を開閉する蓋体と、
    前記炊飯器本体内に収容される有底筒状の内釜と、
    前記内釜を加熱する加熱手段と、
    前記蓋体に設けられた前記内釜と連通する連通穴に、着脱自在に装着される蒸気口ユニットとを備えた炊飯器において、
    前記蒸気口ユニットは、
    下ケースと、
    この下ケースと嵌合する上ケースと、
    この上ケースと前記下ケースを開閉自在に軸支したヒンジ部と、
    係止突起を有する係止片と、この係止片を回転可能に支持する回転軸と、前記上ケースを上側から押圧したときに前記係止突起に係合する係合部とを備え、前記ヒンジ部に対向して前記下ケースと前記上ケースを係止するロック機構と、
    前記下ケースの下側の前記ロック機構近傍に前記蓋体の連通穴に挿入する突出部とを備えたことを特徴とする炊飯器。
  2. 前記蓋体に前記蒸気口ユニットを収容する凹状の収容部を形成し、前記収容部に前記蒸気口ユニットを収容した時に、前記ロック機構を前記収容部の側壁に近接して配置すると共に、前記ヒンジ部を前記収容部の側壁から所定の空隙を設けて配置することを特徴とする請求項1記載の炊飯器。
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