JP3820350B2 - 折戸 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、折戸に係り、例えば、室内外を連通させるための大きな開口部に設けられる折戸に関する。
【0002】
【背景技術】
近年、建物の室外にテラスやバルコニ(デッキ)などを備えた外部空間を設け、この外部空間を利用してガーデニング等を楽しむことが盛んである。
この外部空間は建物内のリビングルームなどの居室空間と連通させることが多く、このために建物には大きな開口部が設けられ、開口部にはガラス障子を有するサッシ窓が取り付けられる。
【0003】
サッシ窓としては、複数の障子を備えた引違い窓の場合の他、開口部の略全域を開放できるようにした大型の折戸を採用することもある。
折戸は通常、回動自在に連結された一対の障子を有しているが、上述のような大きな開口部用としては、これらの障子を複数組(例えば2組)備えているものもある。
【0004】
そのような大きな開口部用の折戸では、例えば、折り畳まれる一対の障子を2組備えた外折れ式(折られた障子が室外側に突出する形式)でいえば、各組の障子同士が連結框を介して左右に連結されており、連結框の室内側の取付部には各障子の谷折り側に位置するようにハンドルが設けられ、このハンドルを回動させることで折戸のグレモン(クレモンという場合もある)錠等の施錠および解錠が行えるようになっている。
【0005】
ところで、障子を折り畳むと、障子間の狭小空間(谷折り側の空間)に位置するハンドルの大きさや向きによっては、ハンドルと各障子とが衝突し、障子にはめ込まれたガラス面材等が破損するおそれがある。
そこで、ハンドルと障子との衝突を防止するための構造が要求されるが、この構造の一つとして、実用新案登録第2572335号公報に記載のものが知られている。
【0006】
この公報記載の構造は、連結框と障子との継手部分を改良したものであって、押出形材からなる連結框側には、押出成形時に軸部が一体に設けられ、障子側の同じく押出形材からなる竪框には、押出成形時に前記軸部と同心を成して回動するガイド円が一体に設けられ、軸部と連結框の本体側とを連結する腕部にガイド円に設けられた当接部が当接する構造である。
この構造によれば、障子を折り畳むことでガイド円の当接部が回動し、所定量回動した後に当接部と連結框側の腕部とが当接し、よって障子の折れ量が規制されてハンドルと障子との衝突を防止できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記公報記載の構造では、継手部分が障子の折れ量を規制する構造になっており、障子の回動中心に極近い位置で障子側の当接部が連結框側の腕部に当接するため、当接した際の衝撃力や、当接状態にある障子が風等に煽られことで加わる押圧力が、継手部分に及ぼす影響は極めて大きい。このため、障子を折り畳む際の勢いや風の強さなどによっては、腕部や当接部が変形して障子の折れ量を正確に規制することが困難になり、障子のガラス面材とハンドル等の他部品との衝突を確実に防止できない可能性がある。
【0008】
また、継手部分を構成する連結框側の軸部および腕部、障子側のガイド円および当接部は、それぞれ押出成形時に一体に形成されているため、太陽光の直射等によって連結框や障子に熱反りが生じると、継手部分も熱反りによって変形する。つまり、この点でも、障子側の当接部と連結框側の腕部とが良好に当接しないことが考えられ、ガラス面材と他部品との衝突を確実に防止できない可能性がある。
【0009】
しかも、ガイド円が軸部を同心として回動するため、前述の衝撃力や押圧力等の外力、あるいは熱反りで継手部分が変形すると、障子側のガイド円の回動が良好に行われず、障子をスムーズに折り畳むことができない可能性もある。
【0010】
本発明の目的は、障子と他部品との衝突を確実に防止でき、かつ障子をスムーズに折り畳むことができる折戸を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の折戸は、窓枠内に配置された少なくとも一対の障子と、これらの障子の間に配置されて当該障子同士を折り畳み可能に連結する連結框とを備えた折戸であって、前記連結框には、当該連結框とは別体のピース状に形成され、かつ折り畳まれた前記障子の谷折り側の面に当接して当該障子の折れ量を規制する振れ止め部材が設けられていることを特徴とする。
【0012】
このような本発明においては、障子の折れ量を規制する振れ止め部材を連結框および障子の継手部分とは別体に設けるうえ、この振れ止め部材を各障子の谷折り側の面に当接させるので、当該継手部分としては継手本来の機能のみを有していればよく、当接時の衝撃力および風による押圧力が加わらない構造や、熱反りに影響されない構造が容易に実現可能である。
従って、継手部分に加わる外力および熱反りの排除により、継手部分が格段に変形しにくくなるから、障子の折れ量が正確に規制されて障子と他部品との衝突が確実に防止されるうえ、障子の折り畳みがスムーズになる。以上により、前記目的が達成される。
【0013】
また、本発明の折戸では、前記振れ止め部材の見付け方向の両側に、折り畳まれた前記一対の障子の谷折り側の面に当接する当接面をそれぞれ設けることが望ましい。
このような構成では、一つの振れ止め部材にそれぞれの障子が当接するようになるから、振れ止め部材の個数が少なくてすみ、連結框への振れ止め部材の取付作業が容易になる。
【0014】
さらに、この際、前記振れ止め部材を、前記両側の当接面が設けられた部材本体と、この部材本体から突出して前記連結框に固定される固定部とを含んで構成し、前記部材本体の各当接面を、加わる外力が同一軸線状で、かつ互いに反対方向に作用するように設けることが望ましい。
このような構成によれば、障子間に挟持される振れ止め部材では、両側からの障子の当接により加わる外力が同一軸線状で、かつ互いに反対方向に作用し、この外力が何ら固定部ひいては連結框側に影響しない。このため、障子を勢いよく折り畳んだり、折り畳まれた障子が突風で煽られた場合でも、連結框から振れ止め部材が外れる心配がなく、また、連結框が外力の影響で変形することもない。
【0015】
そして、本発明の折戸では、前記連結框の前記谷折り側には長手方向に沿った係止片を設け、この係止片には前記連結框と前記障子とを連結する継手部材の上下両側に位置した前記振れ止め部材を固定するとともに、前記継手部材の露出防止用のカバーを嵌合し、上下の前記振れ止め部材には前記カバーの上下両端が係止される係止部を設けてもよい。
このような構成では、連結框と障子との連結を継手部材で連結するが、この継手部材はカバーによって覆われるため、見た目が損なわれるおそれがない。また、このカバーは連結框に固定された振れ止め部材の係止部で確実に係止されるので、連結框へのカバーの取付状態が良好に維持され、外れ防止に有効である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る折戸1を示す内観図、図2は、折戸1を示す縦断面図、図3は、折戸1が閉じられた状態を示す横断面図であって、図5(A)での右端側を示す図、図4は、折戸1が開けられた状態を示す横断面図であって、図5(B)での右端側を示す図、図5(A)、(B)は、折戸1が閉じた状態および一部開いた状態を模式的に示す平面図である。
【0017】
折戸1は、建物の開口部に固定される窓枠10と、この窓枠10内に配置される4枚の障子20と、障子20の室内側に配置された網戸50とを備えており、これらの障子20のうちの隣接し合う障子20A,20Bが連結框30で連結され、中央の2枚の障子20Bの対向部分には召合せ框40が設けられている。そして、折戸1は障子20A,20Bが室外側に突出するように折り畳まる外折れ式である。
【0018】
窓枠10は、上枠11と、下枠12と、左右の縦枠13とを四周枠組みして構成されている。
上枠11には、召合せ框40の上部に取り付けられた摺動部材41と嵌合する凹溝14が設けられ、下枠12には、召合せ框40の下部に取り付けられた戸車42が転動するガイドレール15が設けられ、これによって召合せ框40は窓枠10内で見付け方向に移動することが可能になっている。
【0019】
障子20は、上框21と、下框22と、左右の竪框23とを四周枠組みした内部に複層のガラス面材24を配置して構成されている。
両側の障子20Aでは、一方の竪框23がヒンジ60を介して縦枠13に回動自在に取り付けられ、他方の竪框23がヒンジ60を介して連結框30に回動自在に取り付けられている。
中央の障子20Bでは、一方の竪框23がヒンジ60を介して召合せ框40に回動自在に取り付けられ、他方の竪框23がヒンジ60を介して連結框30に回動自在に取り付けられている。
ヒンジ60のうち、連結框30と竪框23とを連結する本発明に係る継手部材としてのヒンジ60は、竪框23側に固定される回動片のみを備えたタイプであり、連結框30側には当該ヒンジ60の軸材が挿通される円筒部が押出成形時に一体に形成されている。
【0020】
以上のような構成によれば、折戸1を開けるにあたって障子20A,20Bが折り畳まれる時には、障子20A,20Bは縦枠13、召合せ框40、および連結框30に対して同時に回動しながら室外側に突出するとともに、障子20Bが召合せ框40と共に障子20A側に寄せられ、この結果、連結框30が窓枠10から室外側に離間する。
【0021】
ここで、窓枠10の上枠11、下枠12、縦枠13、障子20の上框21、下框22、竪框23は、図2で示す上枠11を代表して説明すれば、アルミの押出形材からなる室内部材111と、同様にアルミの押出形材からなる室外部材112と、これらの室内外部材111,112を連結する樹脂製の断熱部材113とで構成された断熱アルミ形材製である。ただし、本発明の折戸は、このような断熱アルミ形材からなる枠や框を有する断熱サッシである必要はなく、一般的なアルミの押出形材のみからなる枠や框を使用したもの、さらには、樹脂製や木製の枠および框を使用したものであってもよい。
【0022】
なお、連結框30は通常のアルミの押出形材であるが、図3に示すように、折戸1が閉められた状態では、この連結框30は両側の障子20の竪框23やこれに取り付けられたシール部材23A同士の密着によって外気から遮断されており、連結框30に結露が生じにくくなっている。
また、連結框30の室内側に設けられた二条の係止片31には、上下に連続したアルミの押出形材からなるカバー32がワンタッチ式で嵌め込まれており、このカバー32で連結框30およびヒンジ60の室内側が覆われている。
【0023】
このような折戸1において、連結框30の室内側に設けられた取付部33にはハンドル70が取り付けられている。
ハンドル70は、図1、図4に拡大して示すように、連結框30の長手方向に沿った棒状である。このハンドル70は、図示しない駆動機構を介して連結框30内のグレモン錠に連結されており、グレモン錠の施解錠時に回動させることが可能に構成されている。また、ハンドル70は、折戸1が閉じられている状態でいえば、先端が下方に向いた状態とされ、グレモン錠を解錠して開ける際には、図1に二点鎖線で示すように、先端を持ち上げるようにして、ほぼ水平に近い角度まで回動される。
【0024】
以下には、本実施形態での最も特徴的な構成を説明する。
図1、図3、および図5において、連結框30の上端側および下端側には、合成樹脂製のピース材からなる振れ止め部材80が設けられている。
振れ止め部材80は、連結框30の両側の障子20A,20Bが折り畳まれた時に、各障子20A,20Bとハンドル70とが衝突しないように当該障子20A,20Bの折れ量を規制する部材である。
【0025】
具体的には、上端側の振れ止め部材80は、図6、図7に拡大して示すように、折り畳まれた障子20A,20B(二点鎖線)の谷折り側の空間内に位置する部材本体81と、部材本体81から見込み方向の室外側に突出した固定部82とで構成さている。
【0026】
部材本体81の見付け方向の両側には、見込み方向に沿った鉛直な端面からなる当接面83が設けられ、これらの当接面83には、障子20A,20Bを構成する竪框23の谷折り側の面が当接する。
固定部82は、連結框30の前記係止片31間に嵌合されており、コ字形状の支持部材90を介して連結框30に固定されている。すなわち、この支持部材90は、係止片31間に配置されて横方向からのビス91で固定され、固定部82が支持部材90の上面に載置されて上方からのビス84で固定される。
【0027】
また、部材本体81と固定部82との境界部分には、見付け方向に沿った溝状の係止部85が設けられており、この係止部85にはカバー32の上端が嵌め込まれている。
なお、以上には、上端側の振れ止め部材80および支持部材90について説明したが、下端側の振れ止め部材80および図示しない支持部材も同様であり、上端側の各部材を上下逆にすることでそのまま用いることが可能である。
【0028】
このような振れ止め部材80を用いる結果、障子20A,20Bは、連結框30に対して約90°回動して折り畳まれ、その折れ量が規制される。
そして、このことにより、障子20A,20Bが折り畳まれた状態では、風等によって障子20A,20Bが煽られても、召合せ框40が見付け方向の中央側に移動しない限り、障子20A,20Bの折れ量が維持され、障子20A,20Bの振れが確実に防止される。
【0029】
そして、この際、部材本体81の見込み方向に沿った鉛直な各当接面83は、見込み方向に対して直行する方向である見付け方向に対向しているため、各当接面83に加わる障子20A,20B当接時の外力(図6中の矢印参照)は、当該当接面83の対向方向(見付け方向)に沿った同一軸線状で、かつ互いに向き合う(反対方向)に作用し、このため、部材本体81を単純に圧縮させる方向の外力以外は一切加わらない。
【0030】
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)折戸1では、障子20A,20Bの折れ量を規制する振れ止め部材80が連結框30および障子20A,20Bを連結するヒンジ60とは別体に設けられているので、障子20A,20Bを折り畳んだ際の衝撃力や、障子20A,20Bが風で煽られることで生じる押圧力は、継手部分を構成するヒンジ60および縦框23側の円筒部に加わることがなく、それらの継手部分の変形を有効に防止できる。
また、竪框23の円筒部は、竪框23の押出成形時に一体に形成されるが、この円筒部が挿入されるヒンジ60の軸部は、連結框30の押出成形時に一体に形成されたものではないから、このような軸部に相当する部分までが押出成形によって一体に形成された従来に比べれば、熱反り等の影響を受けにくくでき、この点からも継手部分の変形を防止できる。
以上により、障子20A,20Bの振れ量を振れ止め部材80で確実かつ正確に規制でき、障子20A,20Bとハンドル70等との衝突を防止できるとともに、障子20A,20Bの折り畳みをスムーズに行うことができる。
【0031】
(2)振れ止め部材80の見付け方向の両側には、障子20A,20Bと当接する当接面83がそれぞれ設けられているので、障子20A用の振れ止め部材と障子20B用の振れ止め部材とを個別に用意する必要がなく、部材点数を低減でき、また、その取付作業も容易にできる。
【0032】
(3)振れ止め部材80では、両側の当接面83に障子20A,20Bが当接した際の衝撃力は、部材本体81を圧縮する方向にのみ作用して相殺され、見込み方向への分力が一切生じないので、障子20A,20Bを誤って勢いよく折り畳んだ場合、あるいは突風によって障子20A,20Bが大きく煽られた場合でも、その時に生じる衝撃力や押圧力で振れ止め部材80の固定部82が室内側に引っ張られたり、室外側に押圧される心配がなく、従って、連結框30の本体部分の変形も防止できる。
【0033】
(4)連結框30の係止片31にはカバー32が嵌合し、このカバー32によってヒンジ60等の継手部分が覆われるから、この継ぎ手部分が室内側に露出することがなく、折戸1としての内観を良好にできる。
また、上下の振れ止め部材80には、そのカバー32の上下端が係止される係止部85が設けられているので、係止片31にワンタッチ式で嵌合されたカバー32が容易に外れるのを防止でき、振れ止め部材80に障子20A,20Bが勢いよく当接した際にも、係止片31とカバー32との嵌合状態が良好に維持され、カバー32が連結框30から外れるのを有効に防止できる。
【0034】
(5)折戸1のハンドル70は、下方に向いた先端を持ち上げるようにして、ほぼ水平に近い角度まで回動させる構造であるから、いずれの回動位置でも障子20A,20B側にはみ出すことがなく、障子20A,20Bとハンドル70との衝突をより確実に防止できる。
【0035】
(6)また、ハンドル70の太さに対し、振れ止め部材80の幅が十分に大きいので、障子20A,20Bを折り畳んだ状態では、障子20A,20Bとハンドル70との間に十分な隙間を形成できる。このため、振れ止め部材80の当接面83が何らかの理由によって変形あるいは欠損等し、障子20A,20Bの回動角度が90°を多少越えるような事態になっても、障子20A,20Bが即座にハンドル70と衝突する心配がない。
【0036】
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではない。
例えば、前記実施形態の振れ止め部材80には、カバー32の上下端が係止される溝状の係止部85が設けられていたが、このような係止部85は段差状に設けられていてもよい。また、このような係止部85がない場合でも、本発明に含まれる。
そして、振れ止め部材80は、障子20A,20Bの両方が当接するように構成されていたが、本発明に係る振れ止め部材としては、障子20Aが当接する振れ止め部材と、障子20Bが当接する振れ止め部材とを個別に設けてもよい。
【0037】
また、振れ止め部材80の当接面83にゴムやスポンジ等のクッション材を貼設してもよく、こうすることにより、障子20A,20Bの竪框23が振れ止め部材80に勢いよく当接した場合でも、竪框23などの傷や変形を防止でき、さらには当接時の音も小さく抑えることができる。
その他、振れ止め部材の部材本体や固定部の具体的な形状等は、障子20A,20Bの折れ量をどの程度に設定するかや、連結框30側の被固定部分の形状等を勘案して任意に決められてよい。
振れ止め部材の材質も同様に任意であり、例えば、木材等であってもよい。
【0038】
さらに、前記実施形態では、連結框30の上下両側に振れ止め部材80が取り付けられていたが、振れ止め部材の取付位置や取付個数も任意であり、その実施にあたって適宜変更可能である。
【0039】
前期実施形態において、障子20A,20Bと連結框30とを連結するヒンジ60は、回動片が一片だけのタイプであったが、回動片を二片有するヒンジを用いてもよい。
このようにすれば、連結框23の円筒部を押出成形で一体に設ける必要がなく、熱反りの影響を一層受けにくくできる。
【0040】
前記実施形態の折戸1は、一対の障子20A,20Bを2組備えていたが、1組だけ備えた場合でもよく、3組以上設けた場合でも、本発明に含まれる。
【0041】
前記実施形態の折戸1では、障子20A,20Bが鉛直な回動軸で回動して折り畳まれる構造であったが、水平な回動軸で折り畳まれるように構成し、それらを上下方向に上げ下げする方向に折り畳む構造にしてもよい。そして、このような場合には、振れ止め部材は連結框30の見付け方向の両側等に設けられる。
【0042】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明の折戸によれば、障子と他部品との衝突を確実に防止でき、かつ障子をスムーズに折り畳むことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る折戸を示す内観図である。
【図2】前記実施形態の折戸を示す縦断面図である。
【図3】前記実施形態の折戸を示す横断面図である。
【図4】前記実施形態の折戸が開けられた状態を示す横断面図である。
【図5】前記実施形態の折戸の開閉状態を模式的に示す平面図である。
【図6】前記実施形態の要部を拡大して示す横断面図である。
【図7】前記実施形態の要部を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1…折戸、20,20A,20B…障子、30…連結框、31…係止片、32…カバー、60…継手部材であるヒンジ、80…振れ止め部材、81…部材本体、82…固定部、83…当接面、85…係止部。
Claims (4)
- 窓枠内に配置された少なくとも一対の障子と、これらの障子の間に配置されて当該障子同士を折り畳み可能に連結する連結框とを備えた折戸であって、
前記連結框には、当該連結框とは別体のピース状に形成され、かつ折り畳まれた前記障子の谷折り側の面に当接して当該障子の折れ量を規制する振れ止め部材が設けられている折戸。 - 前記振れ止め部材の見付け方向の両側には、折り畳まれた前記一対の障子の谷折り側の面に当接する当接面がそれぞれ設けられている請求項1に記載の折戸。
- 前記振れ止め部材は、前記両側の当接面が設けられた部材本体と、この部材本体から突出して前記連結框に固定される固定部とを含んで構成され、前記部材本体の各当接面は、加わる外力が同一軸線状で、かつ互いに反対方向に作用するように設けられている請求項2に記載の折戸。
- 前記連結框の前記谷折り側には長手方向に沿った係止片が設けられ、この係止片には前記連結框と前記障子とを連結する継手部材の上下両側に位置した前記振れ止め部材が固定されるとともに、前記継手部材の露出を防止するカバーが嵌合され、上下の前記振れ止め部材には前記カバーの上下両端が係止される係止部が設けられている請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の折戸。
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