JP3820283B2 - 車両用荷台の荷押え装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、荷を積載する荷台を有した車両において、荷台上に載置された荷をポールで押えるとともにポールのロックを解除して荷の荷重によりポールを倒して荷降ろしさせるようにした車両用荷台の荷押え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
荷を積載する車両としては、例えば、山間部などで使用される木材積載用の車両が知られている。図9に示すように、この車両1は、荷Wを積載する上面が平面状の荷台2を備えている。荷台2には、荷台2上に載置された荷Wを押える荷押え装置Sが荷台2の前後に一対設けられている。
従来、この荷押え装置Sは、例えば、図9に示すように、荷台2上に車幅方向に沿って設置された棒状のベース3と、ベース3の両端部に設けられベース3を介して荷台2上に載置された荷Wを押えるポール4と、ベース3の少なくとも一端部に設けられポール4を荷降ろし方向に離脱可能に保持する保持部5と、保持部5に設けられポール4の離脱を不能にするロック解除可能なロック部材6と、ベース3の他端部側に操作レバー7aを有するとともにベース3の側部に設けられ該操作レバー7aの操作によりロック部材6をロック位置及びロック解除位置へ移動させるロック部材移動機構7とを備えて構成されている。
【0003】
ロック部材6は、ベース3に回動可能に軸支され回動させられてロック位置でポール3に設けた係合凹部6aに係合し、この係合が解除されてロック解除位置に位置させられる。
ロック部材移動機構7は、ロック部材6の軸に設けられロック部材6を回動させるためのクランク板7bと、ベース3の長手方向に沿って進退動可能に配設されるとともに先端部がクランク板7bに連結され基端部が操作レバー7aに連係されるロッド7cとを備え、操作レバー7aの回動操作によりロッド7cを引っ張ってロック部材6を係合凹部6aに係合させてロックし、操作レバー7aの回動操作によりロッド7cを押してロック部材6を係合凹部6aから外してロック解除するようにしている。
そして、荷Wを降ろすときは、例えば、荷Wとして丸太を積載している場合で説明すると、まず安全ピン8を取り外し、操作レバー7aのロック解除により、荷Wの荷重によってポール3の基端部を外に飛び出させ、ポール3間に張られたチェーン9で流下を押え、これにより、荷Wを転落させて、荷降ろしを行なわせるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような従来の車両用荷台の荷押え装置Sにあっては、ロック部材移動機構7の操作レバー7aやロッド7cが、万一荷積み後に損傷する等故障したような場合には、ロック部材6の係合が容易には解除されないようにしても、少なからず、荷降ろし時に安全ピン8を外した途端に、ロック部材6が回動してロック解除される虞があり、安全ピン8の取外し操作は荷台2の近傍で行わなければならないので、万一、ロック部材6のロックが解除されると、瞬時にポール3及び荷Wが落下して、作業者が荷Wにぶつかったり、荷Wの下敷きになることがあり、そのため、異常によるロック部材6のロック解除の確率をより一層低くし、より安全を確実にしたいという要請があった。
【0005】
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、ロック部材移動機構の異常によるロック部材のロック解除の確率をより一層低くし、安全の確実性の向上を図った車両用荷台の荷押え装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するため、本発明の車両用荷台の荷押え装置は、荷を積載する荷台を有した車両の当該荷台上に車幅方向に沿って設置された棒状のベースと、該ベースの両端部に設けられ該ベースを介して上記荷台上に載置された荷を押えるポールと、上記ベースの少なくとも一端部に設けられ上記ポールを荷降ろし方向に離脱可能に保持する保持部と、該保持部に設けられ該ポールの離脱を不能にするためのロック位置及び離脱を可能にするためのロック解除位置の2位置に移動可能なロック部材と、上記ベースの他端部側に操作レバーを有するとともに該ベースの側部に設けられ上記操作レバーの開閉操作により上記ロック部材をロック位置及びロック解除位置へ移動させるロック部材移動機構とを備えた車両用荷台の荷押え装置において、
【0007】
上記ロック部材移動機構を、先端部が上記ロック部材に連結され基端部が上記ベースの長手方向途中位置に位置するように上記ベースの長手方向に沿って進退動可能に配設される第一ロッドと、基端部が上記操作レバーに連係され先端部が上記ベースの長手方向途中位置に位置するように上記ベースの長手方向に沿って進退動可能に配設される第二ロッドと、上記途中位置に設けられ上記第一ロッドの基端部と上記第二ロッドの先端部とを連結するとともに上記第一ロッド及び第二ロッドが上記操作レバーの開閉操作により移動させられて上記ロック部材がロック位置に位置させられたとき上記第一ロッドを拘束する連結機構とを備えて構成したものである。
【0008】
また、本発明の車両用荷台の荷押え装置は、上記ロック部材移動機構を、先端部が上記ロック部材に連結され基端部が上記ベースの長手方向途中位置に位置するように上記ベースの長手方向に沿って進退動可能に配設されるとともに進出時に該ロック部材をロック位置に位置させ後退時に該ロック部材をロック解除位置に位置させる第一ロッドと、基端部が上記操作レバーに連係され先端部が上記ベースの長手方向途中位置に位置するように上記ベースの長手方向に沿って進退動可能に配設されるとともに上記レバー操作の閉時に進出し開時に後退する第二ロッドと、上記途中位置に設けられ上記第一ロッドの基端部と上記第二ロッドの先端部とを連結する連結機構とを備えて構成し、
上記連結機構を、上記ベースの途中位置で該ベースに回転可能に軸支されるリンクを設け、該リンクの左右回転の思案点が形成されるように上記第一ロッドの基端部を該リンクに軸支し、上記リンクの思案点を越えた一方向回転時に該リンクの回転を停止させ上記第一ロッドを進出状態で拘束するストッパ部材を設け、上記第二ロッドの後退時に上記リンクがその思案点を越えた他方向回転を行ない上記第一ロッドを後退させるように上記第二ロッドの先端部を上記リンクに軸支して構成している。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係る車両用荷台の荷押え装置について詳細に説明する。尚、上記と同様のものには同一の符号を付して説明する。
図1乃至図8に示すように、実施の形態に係る車両用荷台の荷押え装置Sは、上記と同様に、荷Wとして木材を積載する車両1に適用されるものである。この車両1は、荷Wを積載する上面が平面状の荷台2を備えている。実施の形態に係る荷押え装置Sは、図1に示すように、荷台2上で車両の前後に一対設けられている。
【0010】
実施の形態に係る荷押え装置Sにおいて、10は荷台2上に車幅方向に沿って設置され矩形筒状に形成された棒状のベース、11はベース10の両端部に設けられベース10を介して荷台2上に載置された荷Wを押えるポールであって矩形筒状に形成されている。
12はベース10の一端部10aに設けられポール11を荷降ろし方向に離脱可能に保持する一方の保持部、13はベース10の他端部10bに設けられポール11をその基端部を差し込んで保持する他方の保持部である。
詳しくは、上記一方の保持部12は、図2,図3,図6及び図7に示すように、ポール11の荷台2側を押える固定板12a,ポール11の下端を支持する板状の支持板12bを備えている。15は固定板12aに設けられポール11の一方側を押える側部部材、16は固定板12aに設けられポール11の他方側を押える側部部材である。
【0011】
17は、図2,図3,図6及び図7に示すように、保持部12に設けられポール11の離脱を阻止する離脱阻止位置A及びポール11に押圧されてポール11の離脱を許容する離脱許容位置Bの2位置に移動可能なストッパである。このストッパ17は、両側部部材15,16の前面間に亘るロッドで形成され、離脱するポール11に押圧されて離脱阻止位置A(図6(a)及び図7(a))から離脱許容位置B(図6(b)及び図7(b))に移動可能になるよう保持部12の一方の側部部材15に連結体17aを介して回動可能に設けられている。
【0012】
18は一方の保持部12に設けられポール11の離脱を解除可能にロックするロック部材である。
ロック部材18は、図2,図3,図6及び図7に示すように、ストッパ17の離脱阻止位置Aでストッパ17の他端に係合してストッパ17をロックするロック位置L(図6(a)及び図7(a))及び係合が解除されるロック解除位置F(図6(b)及び図7(b))の2位置に移動可能に設けられている。ロック部材18は、ロック位置Lで係合する係合凹部18aを有し、他方の側部部材16の一対の板状体間に介装されて左右方向の軸19に軸支されている。また、係合凹部18aの形状は、ストッパ17が係合した状態では、ポール11にかかる荷重によってロック部材18を係合方向に回転させるような分力が作用するよう形成されている。
【0013】
20はロック部材移動機構であって、図2乃至図5に示すように、ベース10の他端部10b側に操作レバー21を有するとともにベース10の側部に設けられ操作レバー21の開閉操作によりロック部材18をロック位置L及びロック解除位置Fへ移動させる。
操作レバー21は、支持ブラケット22を介して荷台2面に沿って回動可能にベース10に支持されており、図2に示すように、回動させられてベース10に沿う開位置K及び回動させられてベース10から離間する閉位置Hに位置させられる。
23は操作レバー21の閉位置Hで、ベース10から突設した突出部24aの孔(図示せず)と該操作レバー21の孔(図示せず)とに挿通させられて操作レバー21を閉位置Hに拘束する拘束ピンである。図2に示すように、24は前後の操作レバー21間に架設される索体であって、一方の操作レバー21の開動作を他方の操作レバー21に伝達し、同期して作動を行なわせるためのものである。
【0014】
また、ロック部材移動機構20において、25はネジに機構により長さ調整可能な第一ロッドであって、先端部25aがロック部材18に軸27により連結され基端部25bがベース10の長手方向途中位置Tに位置するようにベース10の長手方向に沿って進退動可能に配設されるとともに進出時にロック部材18をロック位置Lに位置させ後退時にロック部材18をロック解除位置Fに位置させる。
26はネジに機構により長さ調整可能な第二ロッドであって、基端部26bが操作レバー21に連係され先端部26aがベース10の長手方向途中位置Tに位置するようにベース10の長手方向に沿って進退動可能に配設されている。第二ロッド26は、その基端部26bが操作レバー21の回動に追従して回動するアーム27に軸支されており、操作レバー21の閉時に進出し開時に後退する。
【0015】
30は途中位置Tに設けられ第一ロッド25の基端部25bと第二ロッド26の先端部26aとを連結する連結機構である。
この連結機構30は、図4及び図5に示すように、ベース10の途中位置Tにおいて、ベース10に断面L字状の取付ブラケット31を介して回転可能に回転軸32に軸支されるリンク33を備えている。このリンク33に左右回転の思案点Pが形成されるように、第一ロッド25の基端部25bがリンク33に軸34で軸支されている。そして、リンク33の思案点Pを越えた一方向(図5中R1方向)回転時にリンク33の回転を停止させ、第一ロッド25を進出状態で拘束するストッパ部材35が設けられている。このストッパ部材35は、上記取付ブラケット31のベース10から突出する突出壁で構成されている。
また、第二ロッド26の後退時に上記リンク33がその思案点Pを越えた他方向(図5中R2方向)回転を行ない第一ロッド25を後退させるように、第二ロッド26の先端部26aがリンク33に軸36で軸支されている。
【0016】
尚、図2,図6及び図7に示すように、37は他方の側部部材16に着脱可能に設けられた安全ピンであり、他方の側部部材16に開設した孔と、ロック部材18に開設した孔とに挿通され、この挿通された装着時にロック位置Lにあるロック部材18の移動を規制するものである。
38はワイヤやチェーン等からなる索体であって、図3及び図8に示すように、左右に対峙するポール11の先端間を連結している。
【0017】
従って、この車両1によって、例えば、荷Wとして丸太の積み降ろしを行うときは、以下のようにする。荷Wを積むときは、先ず、一方の保持部12において、ロック部材移動機構20の操作レバー21を閉位置Hにする。これにより、第二ロッド26が進出し、連結機構30のリンク33が図5中R1方向に回動するとともに、このリンク33の回動によって、第一ロッド25が進出し、ロック部材18をロック位置Lに位置させる。この場合、リンク33は、その思案点Pを越えて一方向(R1方向)に回転し、ストッパ部材35に当接して停止させられる。
そして、図6(a)及び図7(a)に示すように、ポール11を保持部12に立てて保持し、ストッパ17を回動させて離脱阻止位置Aに位置させて、ロック位置Lにあるロック部材18の係合凹部18aに係合させる。また、拘束ピン23を装着して操作レバー21を拘束するとともに、安全ピン37を装着してロック部材18を拘束する。これにより、ポール11は、離脱不能に保持部12に保持される。
また、他方の保持部13において、ポール11を立ててこれに保持する。
【0018】
この状態において、図8(a)に示すように、荷Wを積む。荷Wが積まれた状態では、荷Wはベース10を介して荷台2に載置されるとともに、ポール11によって押さえられる。そして、索体38を、ポール11間に掛け渡し、結着する。このような状態で、荷Wを車両1により搬送する。この場合、ロック部材18は、ロック部材移動機構20に連結されて押さえられているので、ストッパ17及びポール11のロックが確実に行われる。
この状態において、万一、操作レバー21あるいは第二ロッド26が損傷していて車両1の振動等で破損したような場合、ポール11に係る荷重によってロック部材18を介して第一ロッド25が引っ張られ、リンク33が回転しようとしても、その回転方向がリンク33の思案点Pを越えた一方向(R1方向)側であってストッパ部材35で停止させられる方向であることから、第一ロッド25が移動してロック部材18の係合を解除することはなく、そのため、安全が確実に確保される。
尚、仮に、第一ロッド25自身に異常があっても、ロック部材18にはポール11に係る荷重によって係合方向に回転させるような分力が作用するので、容易にロック解除は行なわれない。
【0019】
次に、所要の場所で荷Wを下ろすときは、先ず安全ピン37を外す。この状態で、万一、操作レバー21あるいは第二ロッド26が損傷していて車両1の振動等で破損してたような場合でも、上記のように第一ロッド25が移動してロック部材18の係合を解除することはなく、そのため、ポール11及び荷Wが落下して、作業者が荷Wにぶつかったり、荷Wの下敷きになる事態が防止される。尚、同様に、第一ロッド25自身に異常があっても、ロック部材18にはポール11に係る荷重によって係合方向に回転させるような分力が作用するので、容易にロック解除は行なわれない。
【0020】
次に、操作レバー21の拘束ピン23を外し、操作レバー21を回動させて開位置Kに位置させる。これにより、第二ロッド26が後退し、連結機構30のリンク33が図5中R2方向に回動するとともに、このリンク33の回動によって、第一ロッド25が後退し、ロック部材18をロック解除位置Fに位置させる。この場合、図2に示すように、一方の操作レバー21の開動作を行なえば良い。これにより、索体24を介して他方の操作レバー21も同期して開動作させられる。
この状態では、図6(b)及び図7(b)に示すように、ポール11が荷Wの荷重により外側に押され、これにより、ストッパ17が回動して離脱許容位置Bに位置させられるとともに、ポール11の離脱を阻止するものがなくなるので、図8(b)に示すように、ポール11が保持部12から離脱するとともに、荷Wが落下していき、荷降ろしが行われる。この場合、ポール11は索体38に連結されているので、荷Wの上側に相対的に位置させられ、そのため、荷Wの下敷きになる事態が防止される。
【0021】
この荷降ろしに際しては、安全ピン37を外して、操作レバー21を操作するだけで良いので、操作が極めて簡単に行われる。荷降ろしの際には、荷台2から離れた遠隔に作業者が位置することができ、荷Wが落下してきても、作業者が荷Wにぶつかったり、荷Wの下敷きになる事態が防止され、安全が確実に確保される。
そして、再び、荷Wを積むときには、上記と同様にポール11を保持部12に保持させて行なえば良い。
【0022】
尚、上記実施の形態において、第一ロッド25と第二ロッド26との長さの比は適宜に定めて良い。この場合、できるだけ、第一ロッド25の長さを短くすることが、損傷に対するロック部材18への直接的影響を低減できるので、望ましい。また、上記実施の形態においては、一方のポール11のみを離脱可能にしたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、ベース10の両側のポール11を離脱可能にして、左右いずれにも荷降ろしができるようにして良い。この場合には、ベース10にロック部材移動機構20を左右対称に設ければ良い。
また、上記実施の形態では、本発明を木材積載用の車両1に適用したが、必ずしもこれに限らず、トラック等の種々の車両1に適用して良いことは勿論である。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の車両用荷台の荷押え装置によれば、ロック部材移動機構を、第一ロッド及び第二ロッドの二つのロッドで操作レバーの操作力をロック部材に伝達するようにし、第一ロッド及び第二ロッドをロック部材がロック位置に位置させられたとき第二ロッドを拘束する連結機構で連結したので、万一、ロック部材移動機構の操作レバーやロッドが損傷しても、連結機構の前後でその影響を分断でき、従来のように移動機構全般に影響が及ぶことがないので、それだけ、異常時のロック部材のロック解除の確率をより一層低くし、安全の確実性の向上を図ることができる。
【0024】
また、連結機構を、リンクの左右回転の思案点が形成されるようにして、第一ロッドを軸支した場合には、簡易な機構で確実にロック部材をロック位置に拘束できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る車両用荷台の荷押え装置をこれが用いられる車両とともに示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る車両用荷台の荷押え装置を示す平面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る車両用荷台の荷押え装置を示す正面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る車両用荷台の荷押え装置の連結機構を示す要部斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る車両用荷台の荷押え装置の連結機構を示す要部図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る車両用荷台の荷押え装置の作用を示す要部図であり、(a)はロック時の状態を示す図、(b)はロック解除時の状態を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る車両用荷台の荷押え装置の作用を示す要部図であり、(a)はロック時の状態を示す平面図、(b)はロック解除時の状態を示す平面図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る車両用荷台の荷押え装置の作用を車両の状態とともに示す図であり、(a)は荷積み時の状態を示す図、(b)は荷降ろし時の状態を示す図である。
【図9】従来の車両用荷台の荷押え装置の一例を示す正面図である。
【符号の説明】
S 荷押え装置
W 荷
1 車両
2 荷台
10 ベース
11 ポール
12 保持部
13 保持部
17 ストッパ
A 離脱阻止位置
B 離脱許容位置
18 ロック部材
L ロック位置
F ロック解除位置
18a 係合凹部
20 ロック部材移動機構
21 操作レバー
K 開位置
H 閉位置
25 第一ロッド
25a 先端部
25b 基端部
T 途中位置
26 第二ロッド
26a 先端部
26b 基端部
30 連結機構
31 取付ブラケット
33 リンク
P 思案点
35 ストッパ部材
Claims (1)
- 荷を積載する荷台を有した車両の当該荷台上に車幅方向に沿って設置された棒状のベースと、該ベースの両端部に設けられ該ベースを介して上記荷台上に載置された荷を押えるポールと、上記ベースの少なくとも一端部に設けられ上記ポールを荷降ろし方向に離脱可能に保持する保持部と、該保持部に設けられ該ポールの離脱を不能にするためのロック位置及び離脱を可能にするためのロック解除位置の2位置に移動可能なロック部材と、上記ベースの他端部側に操作レバーを有するとともに該ベースの側部に設けられ上記操作レバーの開閉操作により上記ロック部材をロック位置及びロック解除位置へ移動させるロック部材移動機構とを備えた車両用荷台の荷押え装置において、
上記ロック部材移動機構を、先端部が上記ロック部材に連結され基端部が上記ベースの長手方向途中位置に位置するように上記ベースの長手方向に沿って進退動可能に配設されるとともに進出時に該ロック部材をロック位置に位置させ後退時に該ロック部材をロック解除位置に位置させる第一ロッドと、基端部が上記操作レバーに連係され先端部が上記ベースの長手方向途中位置に位置するように上記ベースの長手方向に沿って進退動可能に配設されるとともに上記レバー操作の閉時に進出し開時に後退する第二ロッドと、上記途中位置に設けられ上記第一ロッドの基端部と上記第二ロッドの先端部とを連結する連結機構とを備えて構成し、
上記連結機構を、上記ベースの途中位置で該ベースに回転可能に軸支されるリンクを設け、該リンクの左右回転の思案点が形成されるように上記第一ロッドの基端部を該リンクに軸支し、上記リンクの思案点を越えた一方向回転時に該リンクの回転を停止させ上記第一ロッドを進出状態で拘束するストッパ部材を設け、上記第二ロッドの後退時に上記リンクがその思案点を越えた他方向回転を行ない上記第一ロッドを後退させるように上記第二ロッドの先端部を上記リンクに軸支して構成したことを特徴とする車両用荷台の荷押え装置。
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- 1996-05-17 JP JP12313496A patent/JP3820283B2/ja not_active Expired - Lifetime
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